JP2530991Y2 - プリント基板のシャーシへの固定構造 - Google Patents

プリント基板のシャーシへの固定構造

Info

Publication number
JP2530991Y2
JP2530991Y2 JP4462991U JP4462991U JP2530991Y2 JP 2530991 Y2 JP2530991 Y2 JP 2530991Y2 JP 4462991 U JP4462991 U JP 4462991U JP 4462991 U JP4462991 U JP 4462991U JP 2530991 Y2 JP2530991 Y2 JP 2530991Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printed circuit
chassis
printed
board
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4462991U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04130484U (ja
Inventor
健能 池浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP4462991U priority Critical patent/JP2530991Y2/ja
Publication of JPH04130484U publication Critical patent/JPH04130484U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2530991Y2 publication Critical patent/JP2530991Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば高圧電源装置
等の電気機器において、プリント基板を金属製のシャー
シに固定する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の固定構造の従来例を図5に示
す。
【0003】この例では、2枚のプリント基板2a、2
bを互いに何本かのリード線3で接続しておき、そして
各プリント基板2a、2bの突部21、22を、矢印
A、Bのように、金属製でL型のシャーシ4のスリット
41、42にそれぞれ挿入し、その後両プリント基板2
a、2bの他端側をビス(図示省略)でシャーシ4に固
定する構造をしている。23、24はビスを通す穴、4
3、44はビスと螺合するねじ穴である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記固定構
造においては、シャーシ4のスリット41、42に各
プリント基板2a、2bの突部21、22を挿入する
際、各プリント基板2a、2bが別々に動き、組立が困
難である、プリント基板2a、2bをシャーシ4に固
定するためのビスの数が多く(上記例では4本)、その
締め付けに手間がかかるため、コスト的に高くなる、
プリント基板2a、2bの取り付けの際、リード線3を
何度も屈曲させることになり、それが原因でリード線3
に断線等が起こりやすく、そのため接続の信頼性に欠け
る、という問題がある。
【0005】そこでこの考案は、2枚のプリント基板間
の接続の信頼性が高く、しかもこれらのプリント基板を
シャーシに対して容易にかつ確実に固定することができ
る固定構造を提供することを主たる目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案の固定構造は、2枚のプリント基板を互い
にコネクタでL型に接続しており、かつその内の一方の
プリント基板の両端部および他方のプリント基板の一端
部に突部をそれぞれ設けており、更にL型のシャーシの
一方の面の両端部および他方の面の一端部に、前記プリ
ント基板が嵌まるスリットをそれぞれ有する基板保持部
をそれぞれ一対ずつ設けており、そしてこのようなシャ
ーシの各基板保持部に前記2枚のプリント基板の各突部
の両端部付近をそれぞれ嵌め込んで係合させていること
を特徴とする。
【0007】
【作用】上記構造によれば、2枚のプリント基板をコネ
クタで接続しているので、シャーシへの固定の際に各プ
リント基板が別々に動くことがなく固定が容易になると
共に、リード線のように断線等の恐れも無いので両プリ
ント基板間の接続の信頼性も向上する。また、シャーシ
に対する2枚のプリント基板の固定は、各プリント基板
をシャーシの基板保持部に嵌め込んで係合させることで
実現しているので、プリント基板の固定は容易であるが
十分な強度が得られる。
【0008】
【実施例】図1は、この考案に係る固定構造の一例を示
す分解斜視図である。
【0009】この実施例においては、2枚のプリント基
板5a、5bを互いにコネクタ6でL型に接続してい
る。コネクタ6は、一組以上あれば良く、図示例のよう
に二組に限るものではない。また、一方のプリント基板
5aの両端部に突部51、52を、他方のプリント基板
5bの一端部に突部53をそれぞれ設けている。更にこ
の実施例では、各プリント基板5a、5bの外側辺部に
V字型の切欠き部54、55をそれぞれ設けており、か
つプリント基板5bの他端部隅にビス8を通す穴57を
一つ設けている。
【0010】一方、金属製でL型のシャーシ7の一方の
面(即ちプリント基板5aに対応する面)の両端部に、
プリント基板5aが嵌まるスリットを有する基板保持部
71、72を一対ずつ設けており、他方の面(即ちプリ
ント基板5bに対応する面)の一端部に、プリント基板
5bが嵌まるスリットを有する一対の基板保持部73を
設けている。また、プリント基板5bの他端部の隅にビ
ス8と螺合するねじ穴77を一つ設けている。
【0011】更にこの実施例では、シャーシ7の各面の
外側辺部に、前記各プリント基板5a、5bの切欠き部
54、55と係合する基板保持部74、75をそれぞれ
設けており、かつ一方の面の下部に、基板5bの奥の辺
を挿入する基板保持部76を設けている。
【0012】所要部をより詳しく説明すると、基板保持
部72は、図2に示すように、縦方向に前述したスリッ
ト721を有しており、その幅はそこに基板5aがほぼ
きっちり嵌まる程度にしている。またこの例では、スリ
ット721に沿ってガイド部722を手前側に突き出し
ている。これとは反対側の基板保持部71、73もこれ
と同様の構造をしているが、それらのガイド部はこのガ
イド部722より長くして、基板5a、5bの挿入性を
向上させている。これについては後で更に説明する。
【0013】基板保持部75は、図3に示すように、横
方向にスリット751を有しており、その幅はそこに基
板5bがほぼきっちり嵌まる程度にしている。またこの
例では、上の押え部753と下の押え部752との間に
奥行き差xをつけて、基板5bの挿入性を向上させてい
る。これについては後で更に説明する。この押え部75
2、753の奥行きa、bとプリント基板5bの切欠き
部55の奥行きcとの関係は、a>c>bとしている。
【0014】基板保持部76は、図4に示すように、シ
ャーシ7から二つの突部761、762を互いの間に隙
間763をあけて切り起こしたものであり、この隙間7
63の幅はそこにプリント基板5bがほぼきっちり嵌ま
る程度にしている。またこの例では、上の突部761と
下の突部762との間に段差(前へ突き出す寸法差)y
をつけて、プリント基板5bの挿入性を向上させてい
る。これについては後で更に説明する。
【0015】上記のようなプリント基板5a、5bをシ
ャーシ7に固定する手順の例を示すと次のとおりであ
る。
【0016】まず、矢印Cで示すように、プリント基板
5aの突部52の両端部付近をシャーシ7の基板保持部
72のスリット721に挿入する。このとき、この例の
ようにガイド部722を設けていると、それがプリント
基板5aに対するガイドの働きをするので、プリント基
板5aを容易に挿入することができ挿入性が向上する。
【0017】上記とほぼ同時に、プリント基板5a、5
bの各切欠き部54、55の一番深い所にシャーシ7の
基板保持部74、75を位置させ、プリント基板5bの
奥の辺を矢印Gで示すように基板保持部76の隙間76
3に挿入しながら、両プリント基板5a、5bをシャー
シ7の両面にそれぞれ平行に沿わせる。このとき、基板
保持部76では上記段差yによって下の突部762が基
板5bに対するガイドの働きをするので、基板5bを容
易に挿入することができる。また、各基板保持部74、
75でも上記奥行き差xによって下の押え部752がプ
リント基板5a、5bに対するガイドの働きをするので
挿入性が向上する。
【0018】次いで、上記状態で両プリント基板5a、
5bを矢印Cとは反対側に少し後退させて、矢印D、E
で示すように、各突部51、53の両端部付近をシャー
シ7の各基板保持部71、73のスリットにそれぞれ挿
入する。このとき、他方の突部52側は既に基板保持部
72に固定されているため自由度が小さくて挿入しずら
くなる恐れがあるが、この例では前述したようにこちら
側の基板保持部71、73のガイド部を長くしているの
で、プリント基板5a、5bをそれに当てがってスライ
ドさせれば自然に基板保持部71、73のスリットに入
るようになる。従って挿入性が良い。またこのスライド
によって、シャーシ7の各基板保持部74、75のスリ
ットに、プリント基板5a、5bの各切欠き部54、5
5の斜めの辺が嵌まり込んで係合する。
【0019】以上によってプリント基板5a、5bはシ
ャーシ7の所定位置に固定される。そしてその後は、ビ
ス8をプリント基板5bの穴57を通してシャーシ7の
ねじ穴77にねじ込むことで、両プリント基板5a、5
bをより確実に固定することができる。またこれによっ
て、プリント基板5bの穴57の周りに設けたアースパ
ターンとシャーシ7とを電気的に接続してアースを取る
こともできる。
【0020】上記のような構造によれば、2枚のプリン
ト基板5a、5bの接続にコネクタ6を使用しているの
で、リード線接続の煩雑な作業が無くなり、またコネク
タ6はリード線と違って断線等の恐れが無く、しかもそ
れ自体にある程度の自由度(曲げ等に対する)があるの
で接続の信頼性も高い。
【0021】また、シャーシ7に対するプリント基板5
a、5bの嵌合は、コネクタ6によって両プリント基板
5a、5bが機械的に一体になっているので、どちらか
一方のプリント基板5a、5bを保持することにより容
易に行うことができる。しかも、各基板保持部71〜7
5でプリント基板5a、5bを係合させる方式を採用し
ているので、プリント基板5a、5bの固定は容易であ
るが、強度的には十分であり固定を確実に行うことがで
きる。
【0022】また、ビス8は、1個所を用いれば十分で
あり、その結果ビスの締め付けの手間が従来例に比べて
大幅に減るので、組立時間の短縮によるコストダウンも
可能になる。もっともこのビス8は、プリント基板5
a、5bの大きさによっては、あるいはプリント基板5
bとシャーシ7との電気的接続を他の手段で行うなら
ば、省略することも可能である。
【0023】なお、シャーシ7の基板保持部74〜76
は、それらを設けておけばプリント基板5a、5bの浮
きや撓み等を防止してプリント基板5a、5bをより確
実に固定することができるが、プリント基板5a、5b
の大きさ等によってはこれらの基板保持部74〜76を
設けなくて良い場合もある。
【0024】
【考案の効果】以上のようにこの考案によれば、2枚の
プリント基板をコネクタで接続しているので、シャーシ
への固定の際に各プリント基板が別々に動くことがなく
固定が容易になると共に、リード線のように断線等の恐
れが無いので両プリント基板間の接続の信頼性も向上す
る。
【0025】また、シャーシに対する2枚のプリント基
板の固定は、各プリント基板をシャーシの基板保持部に
嵌め込んで係合させることで実現しているので、プリン
ト基板の固定は容易であるが、強度的には十分であり固
定を確実に行うことができる。従って、固定用のビスの
数を少なくすることができ、それによって組立時間の短
縮によるコストダウンも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案に係る固定構造の一例を示す分解斜
視図である。
【図2】 図1中の基板保持部72付近を示す拡大図で
ある。
【図3】 図1中の基板保持部75付近を示す拡大図で
ある。
【図4】 図1中の基板保持部76付近を示す拡大図で
ある。
【図5】 従来の固定構造の一例を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
5a,5b プリント基板 51〜53 突部 6 コネクタ 7 シャーシ 71〜73 基板保持部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のプリント基板を金属製でL型のシ
    ャーシに固定する構造において、前記2枚のプリント基
    板を互いにコネクタでL型に接続しており、かつその内
    の一方のプリント基板の両端部および他方のプリント基
    板の一端部に突部をそれぞれ設けており、更に前記L型
    のシャーシの一方の面の両端部および他方の面の一端部
    に、前記プリント基板が嵌まるスリットをそれぞれ有す
    る基板保持部をそれぞれ一対ずつ設けており、そしてこ
    のようなシャーシの各基板保持部に前記2枚のプリント
    基板の各突部の両端部付近をそれぞれ嵌め込んで係合さ
    せていることを特徴とするプリント基板のシャーシへの
    固定構造。
JP4462991U 1991-05-17 1991-05-17 プリント基板のシャーシへの固定構造 Expired - Lifetime JP2530991Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4462991U JP2530991Y2 (ja) 1991-05-17 1991-05-17 プリント基板のシャーシへの固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4462991U JP2530991Y2 (ja) 1991-05-17 1991-05-17 プリント基板のシャーシへの固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04130484U JPH04130484U (ja) 1992-11-30
JP2530991Y2 true JP2530991Y2 (ja) 1997-04-02

Family

ID=31924706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4462991U Expired - Lifetime JP2530991Y2 (ja) 1991-05-17 1991-05-17 プリント基板のシャーシへの固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2530991Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04130484U (ja) 1992-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2704490B2 (ja) プリント回路板に電気コネクタを取り付ける保持機構
JPH0419744Y2 (ja)
JP2530991Y2 (ja) プリント基板のシャーシへの固定構造
JPH10228959A (ja) カードバス用コネクタとその使用方法
JP2533284Y2 (ja) 構成要素群支持体
CN210985007U (zh) 一种电连接器
JP3128568B2 (ja) 電気コネクタの実装構造及びその実装に用いる治具
JP3321223B2 (ja) 電気的コネクタ
JP2549644Y2 (ja) 電気コネクタ
KR100532146B1 (ko) 도킹-형태의 중간 커넥터
JP3066810B2 (ja) 電気コネクタ及び電気コネクタ組立体
JP2000068013A (ja) 変換コネクタ
JP2002216878A (ja) 基板用コネクタの取付け方法及び基板用コネクタ
JPH04308676A (ja) コネクタ
JP2597004Y2 (ja) サーフェスマウントコネクタ装置
JPH0134851Y2 (ja)
JP2002246126A (ja) 同軸ケーブル用f型接栓
JP2959094B2 (ja) 基板用コネクタ
JP2694141B2 (ja) 表面実装用ピンコネクター
JPH097716A (ja) 電気コネクタ
JPH051098Y2 (ja)
JP2596238Y2 (ja) アース端子接続構造
JP3164604B2 (ja) 電子部品接続用コネクタ
JPS5828371Y2 (ja) 回路接続素子
JP2000133350A (ja) 基板接続用コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term