JPH04130484U - プリント基板のシヤーシへの固定構造 - Google Patents

プリント基板のシヤーシへの固定構造

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JPH04130484U
JPH04130484U JP4462991U JP4462991U JPH04130484U JP H04130484 U JPH04130484 U JP H04130484U JP 4462991 U JP4462991 U JP 4462991U JP 4462991 U JP4462991 U JP 4462991U JP H04130484 U JPH04130484 U JP H04130484U
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board
circuit board
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健能 池浦
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株式会社村田製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2枚のプリント基板間の接続の信頼性が高
く、しかもこれらのプリント基板をシャーシに対して容
易にかつ確実に固定することができる固定構造を提供す
る。 【構成】 この固定構造では、2枚のプリント基板5
a、5bを互いにコネクタ6でL型に接続し、かつその
内の一方のプリント基板5aの両端部および他方のプリ
ント基板5bの一端部に突部51〜53をそれぞれ設け
ている。更に、L型のシャーシ7の一方の面の両端部お
よび他方の面の一端部に、プリント基板5a、5bが嵌
まるスリットをそれぞれ有する基板保持部71〜73を
それぞれ一対ずつ設けている。そしてこのようなシャー
シ7の各基板保持部71〜73にプリント基板5a、5
bの各突部51〜53の両端部付近をそれぞれ嵌め込ん
で係合させている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば高圧電源装置等の電気機器において、プリント基板を金属 製のシャーシに固定する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の固定構造の従来例を図5に示す。
【0003】 この例では、2枚のプリント基板2a、2bを互いに何本かのリード線3で接 続しておき、そして各プリント基板2a、2bの突部21、22を、矢印A、B のように、金属製でL型のシャーシ4のスリット41、42にそれぞれ挿入し、 その後両プリント基板2a、2bの他端側をビス(図示省略)でシャーシ4に固 定する構造をしている。23、24はビスを通す穴、43、44はビスと螺合す るねじ穴である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記固定構造においては、シャーシ4のスリット41、42に各 プリント基板2a、2bの突部21、22を挿入する際、各プリント基板2a、 2bが別々に動き、組立が困難である、プリント基板2a、2bをシャーシ4 に固定するためのビスの数が多く(上記例では4本)、その締め付けに手間がか かるため、コスト的に高くなる、プリント基板2a、2bの取り付けの際、リ ード線3を何度も屈曲させることになり、それが原因でリード線3に断線等が起 こりやすく、そのため接続の信頼性に欠ける、という問題がある。
【0005】 そこでこの考案は、2枚のプリント基板間の接続の信頼性が高く、しかもこれ らのプリント基板をシャーシに対して容易にかつ確実に固定することができる固 定構造を提供することを主たる目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案の固定構造は、2枚のプリント基板を互い にコネクタでL型に接続しており、かつその内の一方のプリント基板の両端部お よび他方のプリント基板の一端部に突部をそれぞれ設けており、更にL型のシャ ーシの一方の面の両端部および他方の面の一端部に、前記プリント基板が嵌まる スリットをそれぞれ有する基板保持部をそれぞれ一対ずつ設けており、そしてこ のようなシャーシの各基板保持部に前記2枚のプリント基板の各突部の両端部付 近をそれぞれ嵌め込んで係合させていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
上記構造によれば、2枚のプリント基板をコネクタで接続しているので、シャ ーシへの固定の際に各プリント基板が別々に動くことがなく固定が容易になると 共に、リード線のように断線等の恐れも無いので両プリント基板間の接続の信頼 性も向上する。また、シャーシに対する2枚のプリント基板の固定は、各プリン ト基板をシャーシの基板保持部に嵌め込んで係合させることで実現しているので 、プリント基板の固定は容易であるが十分な強度が得られる。
【0008】
【実施例】
図1は、この考案に係る固定構造の一例を示す分解斜視図である。
【0009】 この実施例においては、2枚のプリント基板5a、5bを互いにコネクタ6で L型に接続している。コネクタ6は、一組以上あれば良く、図示例のように二組 に限るものではない。また、一方のプリント基板5aの両端部に突部51、52 を、他方のプリント基板5bの一端部に突部53をそれぞれ設けている。更にこ の実施例では、各プリント基板5a、5bの外側辺部にV字型の切欠き部54、 55をそれぞれ設けており、かつプリント基板5bの他端部隅にビス8を通す穴 57を一つ設けている。
【0010】 一方、金属製でL型のシャーシ7の一方の面(即ちプリント基板5aに対応す る面)の両端部に、プリント基板5aが嵌まるスリットを有する基板保持部71 、72を一対ずつ設けており、他方の面(即ちプリント基板5bに対応する面) の一端部に、プリント基板5bが嵌まるスリットを有する一対の基板保持部73 を設けている。また、プリント基板5bの他端部の隅にビス8と螺合するねじ穴 77を一つ設けている。
【0011】 更にこの実施例では、シャーシ7の各面の外側辺部に、前記各プリント基板5 a、5bの切欠き部54、55と係合する基板保持部74、75をそれぞれ設け ており、かつ一方の面の下部に、基板5bの奥の辺を挿入する基板保持部76を 設けている。
【0012】 所要部をより詳しく説明すると、基板保持部72は、図2に示すように、縦方 向に前述したスリット721を有しており、その幅はそこに基板5aがほぼきっ ちり嵌まる程度にしている。またこの例では、スリット721に沿ってガイド部 722を手前側に突き出している。これとは反対側の基板保持部71、73もこ れと同様の構造をしているが、それらのガイド部はこのガイド部722より長く して、基板5a、5bの挿入性を向上させている。これについては後で更に説明 する。
【0013】 基板保持部75は、図3に示すように、横方向にスリット751を有しており 、その幅はそこに基板5bがほぼきっちり嵌まる程度にしている。またこの例で は、上の押え部753と下の押え部752との間に奥行き差xをつけて、基板5 bの挿入性を向上させている。これについては後で更に説明する。この押え部7 52、753の奥行きa、bとプリント基板5bの切欠き部55の奥行きcとの 関係は、a>c>bとしている。
【0014】 基板保持部76は、図4に示すように、シャーシ7から二つの突部761、7 62を互いの間に隙間763をあけて切り起こしたものであり、この隙間763 の幅はそこにプリント基板5bがほぼきっちり嵌まる程度にしている。またこの 例では、上の突部761と下の突部762との間に段差(前へ突き出す寸法差) yをつけて、プリント基板5bの挿入性を向上させている。これについては後で 更に説明する。
【0015】 上記のようなプリント基板5a、5bをシャーシ7に固定する手順の例を示す と次のとおりである。
【0016】 まず、矢印Cで示すように、プリント基板5aの突部52の両端部付近をシャ ーシ7の基板保持部72のスリット721に挿入する。このとき、この例のよう にガイド部722を設けていると、それがプリント基板5aに対するガイドの働 きをするので、プリント基板5aを容易に挿入することができ挿入性が向上する 。
【0017】 上記とほぼ同時に、プリント基板5a、5bの各切欠き部54、55の一番深 い所にシャーシ7の基板保持部74、75を位置させ、プリント基板5bの奥の 辺を矢印Gで示すように基板保持部76の隙間763に挿入しながら、両プリン ト基板5a、5bをシャーシ7の両面にそれぞれ平行に沿わせる。このとき、基 板保持部76では上記段差yによって下の突部762が基板5bに対するガイド の働きをするので、基板5bを容易に挿入することができる。また、各基板保持 部74、75でも上記奥行き差xによって下の押え部752がプリント基板5a 、5bに対するガイドの働きをするので挿入性が向上する。
【0018】 次いで、上記状態で両プリント基板5a、5bを矢印Cとは反対側に少し後退 させて、矢印D、Eで示すように、各突部51、53の両端部付近をシャーシ7 の各基板保持部71、73のスリットにそれぞれ挿入する。このとき、他方の突 部52側は既に基板保持部72に固定されているため自由度が小さくて挿入しず らくなる恐れがあるが、この例では前述したようにこちら側の基板保持部71、 73のガイド部を長くしているので、プリント基板5a、5bをそれに当てがっ てスライドさせれば自然に基板保持部71、73のスリットに入るようになる。 従って挿入性が良い。またこのスライドによって、シャーシ7の各基板保持部7 4、75のスリットに、プリント基板5a、5bの各切欠き部54、55の斜め の辺が嵌まり込んで係合する。
【0019】 以上によってプリント基板5a、5bはシャーシ7の所定位置に固定される。 そしてその後は、ビス8をプリント基板5bの穴57を通してシャーシ7のねじ 穴77にねじ込むことで、両プリント基板5a、5bをより確実に固定すること ができる。またこれによって、プリント基板5bの穴57の周りに設けたアース パターンとシャーシ7とを電気的に接続してアースを取ることもできる。
【0020】 上記のような構造によれば、2枚のプリント基板5a、5bの接続にコネクタ 6を使用しているので、リード線接続の煩雑な作業が無くなり、またコネクタ6 はリード線と違って断線等の恐れが無く、しかもそれ自体にある程度の自由度( 曲げ等に対する)があるので接続の信頼性も高い。
【0021】 また、シャーシ7に対するプリント基板5a、5bの嵌合は、コネクタ6によ って両プリント基板5a、5bが機械的に一体になっているので、どちらか一方 のプリント基板5a、5bを保持することにより容易に行うことができる。しか も、各基板保持部71〜75でプリント基板5a、5bを係合させる方式を採用 しているので、プリント基板5a、5bの固定は容易であるが、強度的には十分 であり固定を確実に行うことができる。
【0022】 また、ビス8は、1個所を用いれば十分であり、その結果ビスの締め付けの手 間が従来例に比べて大幅に減るので、組立時間の短縮によるコストダウンも可能 になる。もっともこのビス8は、プリント基板5a、5bの大きさによっては、 あるいはプリント基板5bとシャーシ7との電気的接続を他の手段で行うならば 、省略することも可能である。
【0023】 なお、シャーシ7の基板保持部74〜76は、それらを設けておけばプリント 基板5a、5bの浮きや撓み等を防止してプリント基板5a、5bをより確実に 固定することができるが、プリント基板5a、5bの大きさ等によってはこれら の基板保持部74〜76を設けなくて良い場合もある。
【0024】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、2枚のプリント基板をコネクタで接続してい るので、シャーシへの固定の際に各プリント基板が別々に動くことがなく固定が 容易になると共に、リード線のように断線等の恐れが無いので両プリント基板間 の接続の信頼性も向上する。
【0025】 また、シャーシに対する2枚のプリント基板の固定は、各プリント基板をシャ ーシの基板保持部に嵌め込んで係合させることで実現しているので、プリント基 板の固定は容易であるが、強度的には十分であり固定を確実に行うことができる 。従って、固定用のビスの数を少なくすることができ、それによって組立時間の 短縮によるコストダウンも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案に係る固定構造の一例を示す分解斜
視図である。
【図2】 図1中の基板保持部72付近を示す拡大図で
ある。
【図3】 図1中の基板保持部75付近を示す拡大図で
ある。
【図4】 図1中の基板保持部76付近を示す拡大図で
ある。
【図5】 従来の固定構造の一例を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
5a,5b プリント基板 51〜53 突部 6 コネクタ 7 シャーシ 71〜73 基板保持部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のプリント基板を金属製でL型のシ
    ャーシに固定する構造において、前記2枚のプリント基
    板を互いにコネクタでL型に接続しており、かつその内
    の一方のプリント基板の両端部および他方のプリント基
    板の一端部に突部をそれぞれ設けており、更に前記L型
    のシャーシの一方の面の両端部および他方の面の一端部
    に、前記プリント基板が嵌まるスリットをそれぞれ有す
    る基板保持部をそれぞれ一対ずつ設けており、そしてこ
    のようなシャーシの各基板保持部に前記2枚のプリント
    基板の各突部の両端部付近をそれぞれ嵌め込んで係合さ
    せていることを特徴とするプリント基板のシャーシへの
    固定構造。
JP4462991U 1991-05-17 1991-05-17 プリント基板のシャーシへの固定構造 Expired - Lifetime JP2530991Y2 (ja)

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