JP2548757Y2 - 回路基板用電気コネクタ - Google Patents

回路基板用電気コネクタ

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JP2548757Y2
JP2548757Y2 JP1206793U JP1206793U JP2548757Y2 JP 2548757 Y2 JP2548757 Y2 JP 2548757Y2 JP 1206793 U JP1206793 U JP 1206793U JP 1206793 U JP1206793 U JP 1206793U JP 2548757 Y2 JP2548757 Y2 JP 2548757Y2
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良三 小山
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Hirose Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は回路基板用電気コネクタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回路基板に複数の電気コネクタを高密度
に取りつけたいという要請は高い。例えば、回路基板の
側縁部に複数の小型の電気コネクタを密に配列し、回路
基板に平行な方向から上記電気コネクタにカード等の相
手部材を挿入接続することがある。
【0003】図4に示す例では、電気コネクタ20は回
路基板25上に配列され固定金具21により該回路基板
25に固定されている。該固定金具21は帯状体をその
長手方向にて屈曲成形して略逆U字状としたもので、図
示のごとくハウジング22に取りつけられたときに、両
脚部21Aの先端が少なくとも回路基板25の厚さ寸法
だけハウジング22の下面よりも下方に突出する寸法に
作られていて、上記脚部21Aが回路基板25の取付孔
25Aに挿入されることにより上記コネクタ20が回路
基板25に固定される。
【0004】使用に際しては、上記コネクタ20は回路
基板25に可能な限り密な状態で複数箇取りつけられ
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
図4に示すコネクタにあっては、複数のコネクタを回路
基板上に配列する場合、図5に示すごとくそれらの固定
金具の脚部が一直線上に位置するようになる。したがっ
て、隣接せる二つのコネクタ20,20の脚部21A,
21Aは近接するようになるので、そのための取付孔2
5A,25Aは回路基板の強度低下を許容範囲に留める
べく所定寸法Aだけ隔てて穿設される。すなわち、上記
回路基板上にN個だけコネクタを配列する場合には、コ
ネクタの幅寸法をBとしたときに、N×Bの他に(N−
1)×Aだけ余分に空間を要することとなる。これは、
回路基板上に高密度にコネクタを実装したいという要請
に逆行する。
【0006】また、回路基板には通常コネクタの接触子
の挿入のために縦及び横方向に定ピッチをなすように、
挿入孔(スルーホール)が穿設されている。しかし、上
記コネクタを配列したときには、脚部のための取付孔は
一方向にA,Bの二種のピッチに穿設されている必要が
ある。その場合、すでに定ピッチで用意されている上記
挿入孔が取付孔として使用できないことが多く、したが
って、別途取付孔を穿設せねばならない。
【0007】次に、上記コネクタが回路基板の面に平行
な方向(図5においては上下方向)で相手部材と結合す
る形式のものである場合、コネクタにはその結合時に上
記複数の取付孔を結ぶ線まわりのモーメントが作用す
る。しかしながら、一つのコネクタの両脚部は上記結合
方向に対して同位置にあるために、このモーメントを支
えるに十分でなく、接触子に力が加わり該接触子が変形
したり接触不良を起こしたりする。
【0008】本考案は、かかる従来のコネクタがかかえ
ていた問題を解決し、高密度実装が可能で相手部材との
結合時にも十分な強度をもつ固定金具を備えた回路基板
用電気コネクタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、上記目
的は、略直方体をなす絶縁ハウジングの下面にて回路基
板上に配され、該ハウジングに取りつけられて該ハウジ
ングの両側面に沿って下方に延出する取付脚により上記
回路基板に固定され、該回路基板の面に平行な方向で相
手部材と結合される電気コネクタにおいて、取付脚は略
逆U字状をなす固定金具の両脚部の先端部に形成され、
回路基板の面に縦及び横方向に定ピッチで穿設された接
触端子の挿入のための複数の挿入孔のうち縦及び横方向
に整数倍ピッチ離れた二つの挿入孔に対応する位置に上
記固定金具の両取付脚が設けられていることにより達成
される。
【0010】
【作用】かかる構成の本考案によれば、固定金具の二つ
の取付脚は、回路基板の面にて縦及び横方向に定ピッチ
で穿設された複数の挿入孔のうち縦及び横方向に整数倍
ピッチ離れた二つの挿入孔に挿入される。例えば、複数
のコネクタを横方向に配列して回路基板に取りつける場
合、一つの縦方向線上に設けられた隣接せる二つの挿入
孔の一方には一つのコネクタの取付脚が挿入され、他方
には隣接コネクタの取付脚が挿入される。したがって、
隣接せる二つのコネクタの接面せる側面での取付脚同士
は同一縦方向線上に位置するので、該二つのコネクタ間
には何ら隙間を要しない。
【0011】また、コネクタが相手部材と結合する際に
は、該コネクタに作用するモーメントは、二つの取付脚
が縦方向に位置をずらして挿入されているので、このモ
ーメントを十分に受けることができる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面にもとづき、本考案の実施例
を説明する。
【0013】図1は本考案の一実施例としての回路基板
用電気コネクタの概要構成を示す部分破断分解斜視図で
ある。
【0014】図1において、符号1は外形が略直方体を
なす絶縁材料からなるハウジングである。該ハウジング
1の前部には「コ」字をなしカード等の相手部材(図示
せず)を受け入れるための結合部2が突出形成されてい
て、その内側には相手部材を受け入れた際に該相手部材
の回路部と接触する複数の接触端子3が設けられてい
る。該複数の接触端子3は、上記ハウジング1内部にて
L字状に屈曲されていて下端に形成された結線部3Aが
ハウジング1の下部から突出している。この複数の接触
端子3の各結線部3Aは、コネクタの取付対象たる回路
基板4(図2参照)に縦方向及び横方向に定ピッチpで
穿設された複数の挿入孔4Aのいづれかに挿入可能な位
置に定められている(図1参照)。
【0015】上記ハウジング1の後部の上面近傍には後
述せる金属板から成る逆U字状の固定金具の頂部及び該
頂部に形成された係止片を後方から挿入するために、後
方に開口せるスリット状の係止溝5が形成されている。
また後部両側面は、上記固定金具の頂部及び係止片を上
記係止溝5に挿入した際に、該固定金具の両脚部を収め
るためにその板厚分だけ没した段部6が上記係止溝5に
連通して形成されている。そして、該段部6の面には、
上記固定金具の挿入の際に脚部に設けられたガイド爪を
案内するガイド溝7がハウジング1の後端にまで延びて
形成されている。
【0016】上記ハウジング1に取りつけられたコネク
タを回路基板4に固定するための固定金具8は、帯状金
属板を所定の形に成形後、逆U字状に屈曲されている。
該固定金具8は平坦な頂部8Aから前方に突出する係止
片9を有しており、該係止片8の両縁には該係止片9が
上記ハウジング1の係止溝5の両内縁と係止し合う鋸歯
状の係止歯10が設けられている。
【0017】上記固定金具8の両脚部11は中間部でそ
の面内にて互いに逆方向に変向されており、その下部に
は回路基板の挿入孔の2ピッチ(2p)分だけ互いに前
後(縦方向)にずれた位置で下方に延びる取付脚12,
12を有している。また、該二つの取付脚12,12は
横方向には4ピッチ(4p)分だけの間隔をもって設け
られている。該取付脚12はその基部12Aにてその板
厚tの分だけ脚部11の基部に対して外側に位置するよ
うに曲げられている。
【0018】上記脚部11の変向部分には若干内側に弯
曲されたガイド爪13が、上記ハウジングのガイド溝7
に比較的かたく挿入されるように設けられている。
【0019】かかる本実施例のコネクタは、次の要領で
組み立てられ、又使用される。 固定金具8のハウジング1への組み立てに際して
は、係止片9をハウジングの係止溝5に挿入する。この
挿入に伴い、固定金具8のガイド爪13はハウジング1
のガイド溝7に押入されるようにして案内される。上記
固定金具8は所定位置まで押し込まれ、係止片9はその
係止歯10にて、またガイド爪13はその先端にてハウ
ジング1と互いに係止し合ってその位置が維持される。
かくして、固定金具8は図1における二点鎖線で示され
る位置にもたらされる。 ハウジングに上記要領で取りつけられた固定金具8
の二つの取付脚12及び複数の接触端子3の結線部3A
は、図1に示されるように、いづれも縦及び横方向に回
路基板の挿入孔と同じピッチpをもって位置づけられる
ようになる。 かかるコネクタを、図2及び図3に示すごとく、上
記取付脚12を回路基板の挿入孔4Aに挿入することに
より、該回路基板4に固定する。なお、その際、図2に
は図示されていないが、各接触端子3の結線部3Aも所
定の挿入孔に挿入され回路基板の回路部との半田結線に
備える。 次に、同一構成の他のコネクタを上記既設のコネク
タに隣接して回路基板4に同一要領で取りつける。その
際、図3にも示されるように、既設のコネクタの二つの
取付脚12は縦方向に2pそして横方向には4pだけず
れた位置で挿入孔4Aに挿入されており、また該取付脚
12はその板厚t分だけ外方に曲げられているので、上
記他のコネクタの一方の取付脚12’は上記既設コネク
タの近接側面における取付脚12と同一縦線上に位置す
るようになる。
【0020】かくして、隣接せるコネクタ同士、互いに
隙間なく密に配列される。本考案にあって両取付脚の位
置は互いに少なくとも挿入孔の1ピッチだけ縦及び横方
向にずれていれば十分であり、任意の整数ピッチずらす
ように設定できる。また、挿入孔は升目に配列されてい
なくとも千鳥状に位置していてもよい。
【0021】
【考案の効果】本考案は以上のごとく、二つの取付脚が
縦方向及び横方向にて回路基板の挿入孔の配列ピッチの
整数倍だけずれて位置しているようにしたので、複数の
コネクタを隙間なく配設できコネクタの高密度実装が可
能となると共に、既設の挿入孔をそのまま用いて取付作
業が簡単化されるという効果をもたらす。これに加えて
コネクタ挿抜時に該コネクタに回路基板と平行な力が作
用してもそれによるモーメントを縦横両方向に間隔をも
って配設された二つの取付脚がこれを受けるので、強度
が向上し接触端子の結線部に支障をきたすことがなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のコネクタの一部破断分解斜
視図である。
【図2】図1装置の取付金具の回路基板への取付時にお
ける正面図である。
【図3】図2の取付金具の取付脚の位置を回路基板上に
示す図である。
【図4】従来のコネクタの取付金具の回路基板への取付
時における正面図である。
【図5】図4の取付金具の取付脚の位置を回路基板上に
示す図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 4 回路基板 8 固定金具 11 脚部 12 取付脚 p 挿入孔のピッチ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略直方体をなす絶縁ハウジングの下面に
    て回路基板上に配され、該ハウジングに取りつけられて
    該ハウジングの両側面に沿って下方に延出する取付脚に
    より上記回路基板に固定され、該回路基板の面に平行な
    方向で相手部材と結合される電気コネクタにおいて、取
    付脚は略逆U字状をなす固定金具の両脚部の先端部に形
    成され、回路基板の面に縦及び横方向に定ピッチで穿設
    された接触端子の挿入のための複数の挿入孔のうち縦及
    び横方向に整数倍ピッチ離れた二つの挿入孔に対応する
    位置に上記固定金具の両取付脚が設けられていることを
    特徴とする回路基板用電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 取付脚はその厚さ寸法だけハウジングの
    側面から突出していることとする請求項1に記載の回路
    基板用電気コネクタ。
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JP2004348970A (ja) * 2003-04-16 2004-12-09 Fci Asia Technology Pte Ltd 電気コネクタ
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