JPH0644741U - 透明ガスバリヤ性袋体 - Google Patents

透明ガスバリヤ性袋体

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JPH0644741U
JPH0644741U JP8813792U JP8813792U JPH0644741U JP H0644741 U JPH0644741 U JP H0644741U JP 8813792 U JP8813792 U JP 8813792U JP 8813792 U JP8813792 U JP 8813792U JP H0644741 U JPH0644741 U JP H0644741U
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JP
Japan
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gas barrier
transparent
heat
bag body
silicon oxide
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Pending
Application number
JP8813792U
Other languages
English (en)
Inventor
重信 吉田
哲哉 久保田
Original Assignee
三菱化成株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】開閉が容易であり、また、繰り返し使用出来る
透明ガスバリヤ性袋体を提供する。 【構成】ヒートシール性樹脂層を含む積層シートの各ヒ
ートシール性樹脂層を重ね合わせて成る袋体において、
上記の積層シートは、透明なヒートシール性樹脂層
(1)と、ガスバリヤ性樹脂フィルム(2)の表面に珪
素酸化物薄膜(3)を蒸着して成る透明なガスバリヤ層
(4)とを含み、ガスバリヤ層(4)は、珪素酸化物薄
膜(3)を外側表面に位置させることなく配置されてお
り、そして、袋体の3方のみがヒートシールされて且つ
残りの1方には開閉自在のプラスチック製チャック
(6)が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、透明ガスバリヤ性袋体に関するものであり、詳しくは、開閉が容易 であり、また、繰り返し使用出来る透明ガスバリヤ性袋体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、袋体の3方のみがヒートシールされて且つ残りの1方には開閉自在のチ ャクが設けられている袋体は公知である。斯かる構造の袋体は、4方シール構造 の袋体に比して開閉が容易であり、また、繰り返し使用出来る利点がある。そし て、ガスバリヤ性を必要とする袋体には、アルミ箔をラミネートした包装材料が 使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、アルミ箔をラミネートした包装材料より成る袋体は、この袋体 に収納した内容物が見えない欠点がある。 本考案は、上記実情に鑑みなされたものであり、その目的は、開閉が容易であ り、また、繰り返し使用出来る透明ガスバリヤ性袋体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案の要旨は、ヒートシール性樹脂層を含む積層シートの各ヒー トシール性樹脂層を重ね合わせて成る袋体において、上記の積層シートは、透明 なヒートシール性樹脂層と、ガスバリヤ性樹脂フィルムの表面に珪素酸化物薄膜 を蒸着して成る透明なガスバリヤ層とを含み、ガスバリヤ層は、珪素酸化物薄膜 を外側表面に位置させることなく配置されており、そして、袋体の3方のみがヒ ートシールされて且つ残りの1方には開閉自在のプラスチック製チャックが設け られていることを特徴とする透明ガスバリヤ性袋体に存する。
【0005】
【実施例】 以下、添付図面に基づいて本考案の実施例を説明する。 図1は、本考案の透明ガスバリヤ性袋体の一例を示す全体説明図、図2は、本 考案の透明ガスバリヤ性袋体の要部の拡大断面説明図である。
【0006】 本考案の透明ガスバリヤ性袋体は、透明なヒートシール性樹脂層(1)と、ガ スバリヤ性樹脂フィルム(2)の表面に珪素酸化物薄膜(3)を蒸着して成る透 明なガスバリヤ層(4)とを含む積層シートから構成される。透明なヒートシー ル性樹脂層(1)は、特に制限はされないが、ポリエチレン樹脂フィルムにて構 成するのが好ましい。そして、その厚さは、通常、10〜100μmの範囲から 選ばれる。ガスバリヤ性樹脂フィルム(2)としては、ポリビニルアルコール、 エチレンビニルアルコールコーポリマー、ナイロンの群から選ばれた1種のフィ ルムにて構成するのが好ましい。そして、その厚さは、通常、10〜50μmの 範囲から選ばれる。
【0007】 珪素酸化物薄膜(3)は、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング 等の公知の方法に従ってガスバリヤ性樹脂フィルム(2)の表面に蒸着される。 珪素酸化物薄膜(3)の厚さは、通常、100〜3,000Åの範囲とするのが よい。ガスバリヤ性樹脂フィルム(2)と珪素酸化物薄膜(3)との密着性を高 めるため、必要に応じてアンカーコート剤を使用することも出来る。
【0008】 積層シートにおいて、透明なガスバリヤ層(4)は、硅素酸化物薄膜(3)を 外側表面に位置させることなく配置される。斯かる層構成は、例えば、透明なガ スバリヤ層(4)の珪素酸化物薄膜(3)側に透明な樹脂層(5)を位置させ、 透明なガスバリヤ性樹脂フィルム(2)側に透明なヒートシール性樹脂層(1) を位置させて構成するのが好ましい。そして、上記の透明な樹脂層(5)は、ポ リプロピレンフィルム、特には、2軸延伸されたポリプロピレンフィルムにて構 成するのが好ましい。そして、その厚さは、5〜30μmの範囲から選ばれる。
【0009】 本考案の透明ガスバリヤ性袋体は、積層シートの各ヒートシール性樹脂層(1 )、(1)を重ね合わせ、3方のみがヒートシールされて且つ残りの1方には開 閉自在のプラスチック製チャック(6)が設けられる。プラスチック製チャック (6)は、一条の凹部(7)及びこれに嵌合する一条の凸部(8)をヒートシー ル性樹脂層(1)に熱圧着して構成することが出来る。なお、図中の記号(9) はヒートシール部を表す。
【0010】 因みに、30μmの未延伸ポリエチレンフィルムから成る透明なヒートシール 性樹脂層(1)、12μmのポリビニルアルコールフィルムとその片面に形成さ れた500Åの硅素酸化物薄膜から成る透明なガスバリヤ層(4)、20μmの 2軸延伸ポリプロピレンフィルムから成る透明な樹脂層(5)にて構成された積 層シートを包装材料とし、3方のみをヒートシールし、残りの1方には開閉自在 のプラスチック製チャックを設けた本考案の透明ガスバリヤ性袋体(10cm4 方の大きさ)に塩化カルシウム20gを入れて40℃−90%RHの状態で保管 し、重量変化の測定によって透湿度を測定した結果は、0.3g/m2 ・24H であった。
【0011】 一方、市販の防湿包装フィルム(2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル ム(12μm)/未延伸ポリエチレンフィルム(15μm)/アルミ箔(7μm )/未延伸ポリエチレンフィルム(20μm)の層構成)を使用して上記と同様 の構造に作成した袋体について、上記と同様の測定方法によって透湿度を測定し た結果は、0.2g/m2 ・24Hであった。
【0012】
【考案の効果】
本考案の透明ガスバリヤ性袋体は、透明なガスバリヤ層(4)がアルミ箔をラ ミネートした包装材料と同等のガスバリヤ性を有するため、内容物の吸湿、酸化 、変質、香りの飛散などを有効に防止することが出来る。また、透明であるため に内容物が見えないと言う問題はなく、しかも、開閉自在のプラスチック製チャ ック(6)を設けているため、開閉が容易であり、また、繰り返し使用出来る。 従って、ガスバリア性を必要とする食品、金属、プラスチック、薬品などの包装 、収納に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の透明ガスバリヤ性袋体の一例を示す全
体説明図である。
【図2】本考案の透明ガスバリヤ性袋体の要部の拡大断
面説明図である。
【符号の説明】
1:透明なヒートシール性樹脂層 2:ガスバリヤ性樹脂フィルム 3:珪素酸化物薄膜 4:ガスバリヤ層 5:透明な樹脂層 6:プラスチック製チャック 7:一条の凹部 8:一条の凸部 9:ヒートシール部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒートシール性樹脂層を含む積層シート
    の各ヒートシール性樹脂層を重ね合わせて成る袋体にお
    いて、上記の積層シートは、透明なヒートシール性樹脂
    層と、ガスバリヤ性樹脂フィルムの表面に珪素酸化物薄
    膜を蒸着して成る透明なガスバリヤ層とを含み、ガスバ
    リヤ層は、珪素酸化物薄膜を外側表面に位置させること
    なく配置されており、そして、袋体の3方のみがヒート
    シールされて且つ残りの1方には開閉自在のプラスチッ
    ク製チャックが設けられていることを特徴とする透明ガ
    スバリヤ性袋体。
JP8813792U 1992-11-30 1992-11-30 透明ガスバリヤ性袋体 Pending JPH0644741U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002187000A (ja) * 2001-09-11 2002-07-02 Sanyo Electric Co Ltd 被除去物の再利用方法および回収手段

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01176547A (ja) * 1987-12-30 1989-07-12 Nishibe Trading Service:Kk ジッパー付袋の製袋方法
JPH01184127A (ja) * 1988-01-18 1989-07-21 Mitsubishi Monsanto Chem Co ガスバリヤ性の優れた透明プラスチックフィルム
JPH01267036A (ja) * 1988-04-19 1989-10-24 Mitsubishi Monsanto Chem Co ガスバリヤ性の優れた透明プラスチックフィルム
JPH01267032A (ja) * 1988-04-19 1989-10-24 Mitsubishi Monsanto Chem Co ガスバリヤ性の優れた透明プラスチックフィルム

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990308