JP3000484B2 - 透明性を有する包装用積層シート - Google Patents

透明性を有する包装用積層シート

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JP3000484B2
JP3000484B2 JP3018189A JP1818991A JP3000484B2 JP 3000484 B2 JP3000484 B2 JP 3000484B2 JP 3018189 A JP3018189 A JP 3018189A JP 1818991 A JP1818991 A JP 1818991A JP 3000484 B2 JP3000484 B2 JP 3000484B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明性とガスや水蒸気
に対するバリヤー性とフレキシブル性とを具備し、か
つ、耐屈曲性に対して優れた性質を有する包装用積層シ
ートに関する。
【0002】
【従来の技術】医薬品や食品等の嫌気性物質の包装に
は、アルミニウム箔やアルミニウム蒸着フィルムをバリ
ヤー層とする積層シートが利用されているが、これらの
積層シートによる包装体は、包装体内に封入されている
内填物の状態を外部から透視し得ない。
【0003】このため、ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム等に対して無機酸化物の薄膜層を形成した複合フ
ィルムをバリヤー層を有する積層シートが、透明性とガ
スバリヤー性とを兼備する積層シートとして提案されて
いる(実開昭63−64638号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のポリエチレンテ
レフタレートフィルム等に対して無機酸化物の薄膜層を
形成させた複合フィルムをバリヤー層とする積層シート
は、バリヤー層における無機酸化物の薄膜層が固くて脆
いものであることから、特に軟包装の包装体の包装用材
として利用する場合には、該包装体を得る成形工程中に
受ける折り曲げ加工工程で、また、チューブ容器のよう
な包装体の場合には、チューブの押し出し操作が繰り返
して行なわれるチューブ容器の使用の途中で、無機酸化
物の薄膜層にクラックが発生し、このクラックに水分が
侵入し、これが無機酸化物の薄膜層の脱落に繋る等によ
り、包装体のバリヤー性能が大幅に低下するという問題
がある。
【0005】これに対して本発明は、透明性とガスや水
蒸気に対するバリヤー性とフレキシブル性とを具備し、
しかも、耐屈曲性においても優れた性質を有する包装用
積層シート、及び、該包装用積層シートが容器胴部成形
用素材として利用されている押出しチューブ容器を提供
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本第1の発明の透明性を
有する包装用積層シートは、−OH基を有する樹脂による
熱可塑性樹脂フィルムと、該フィルムに対して形成され
ている無機酸化物の薄膜層と、ガスバリヤー性の熱可塑
性樹脂フィルムとによる複合フィルム層と、この複合フ
ィルム層の少なくとも片面に形成されているヒートシー
ラント層とを有する透明な積層シートからなる。
【0007】本第2の発明の透明性を有する包装用積層
シートは、本第1の発明の包装用積層シートの構成にお
いて、ガスバリヤー性の熱可塑性樹脂フィルムとして、
ポリ塩化ビニリデン樹脂,ポリ塩化ビニリデン共重合体
樹脂,ポリアクリロニトリル樹脂,ビニルアルコール樹
脂,エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂あるいは
ポリアミド樹脂によるフィルム、または、これらの樹脂
による塗工層を具備する熱可塑性樹脂フィルムが利用さ
れている。
【0008】本発明の透明性を有する包装用積層シート
において、無機酸化物の薄膜層が形成されるところの−
OH基を有する樹脂による熱可塑性樹脂フィルムには、例
えば、ポリビニルアルコールやエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体等による熱可塑性樹脂フィルムが利用され
る。
【0009】無機酸化物の薄膜層を形成する際の基材と
なる前述の−OH基を有する樹脂による熱可塑性樹脂フィ
ルムは、該樹脂による単一のフィルムであっても、ある
いは、−OH基を有する樹脂のコーティング層が形成され
ている複合フィルムであっても良く、無機酸化物の薄膜
層の形成適性の点からは、−OH基を有する樹脂を押し出
し製膜して得られる単層のフィルムが好適である。ま
た、無機酸化物の薄膜層の蒸着効率、すなわち、無機酸
化物の薄膜層の厚さに対するガスバリヤー性の高さの点
からすると、ポリビニルアルコールフィルムが最も好適
であり、ポリビニルアルコールフィルムを基材とする場
合には、耐屈曲性においても好ましい結果が得られる。
【0010】−OH基を有する樹脂による熱可塑性樹脂フ
ィルムに対して形成されている無機酸化物の薄膜層は、
例えば、酸化錫,酸化亜鉛,酸化珪素,酸化インジュウ
ム,酸化チタン,酸化アルミニウム等による厚さ50〜
2000オングストローム、好ましくは400〜100
0オングストローム程度のものであり、例えば、真空蒸
着,スパッタリング,化学蒸着等によって形成される。
なお、酸化珪素による薄膜層を利用する場合に、着色が
極めて少なくしかも高バリヤー性の積層シートが得られ
る。
【0011】前述の無機酸化物の薄膜層を有する熱可塑
性樹脂フィルムに積層されるガスバリヤー性の熱可塑性
樹脂フィルムとしては、例えば、ポリ塩化ビニリデン樹
脂,ポリ塩化ビニリデン共重合体樹脂,ポリアクリロニ
トリル樹脂,ビニルアルコール樹脂,エチレン−ビニル
アルコール共重合体樹脂あるいはポリアミド樹脂による
フィルム、または、これらの樹脂による塗工層を具備す
る熱可塑性樹脂フィルム等からなる厚さ5〜50μ程度
のものが利用され、好ましくは、酸素透過度が30cc/
m2・day ・atm 以下のものが利用される。
【0012】本発明の透明性を有する包装用積層シート
が、例えばパウチタイプの包装用材として利用される場
合には、前述の−OH基を有する樹脂による熱可塑性樹脂
フィルムと該フィルムに対して形成されている無機酸化
物の薄膜層とガスバリヤー性の熱可塑性樹脂フィルムと
による複合フィルム層に対して、さらに少なくとも片側
に、例えば、低密度ポリエチレン,中密度ポリエチレ
ン,線状低密度ポリエチレン,アイオノマー,カルボキ
シル基変性ポリオレフィン系樹脂,ポリプロピレン,ポ
リエステル等の耐薬品性と透明性とを兼備する単一層ま
たは複合層からなる厚さ60〜200μ程度のヒートシ
ーラント層が積層される。
【0013】また、本発明の透明性を有する包装用積層
シートが、例えば押出しチューブ容器の胴部成形用素材
として利用される場合には、−OH基を有する樹脂による
熱可塑性樹脂フィルムと該フィルムに対して形成されて
いる無機酸化物の薄膜層とガスバリヤー性の熱可塑性樹
脂フィルムとによる複合フィルム層に対して、該複合フ
ィルム層の上,下両外側面に、例えば、低密度ポリエチ
レン,中密度ポリエチレン,線状低密度ポリエチレン,
アイオノマー,カルボキシル基変性ポリオレフィン系樹
脂,ポリプロピレン,ポリエステル等の耐薬品性と透明
性とを兼備する単一層または複合層からなる厚さ60〜
200μ程度のヒートシーラント層が積層される。
【0014】本発明の包装用積層シートが、水分の多い
内填物の包装用材として利用される場合には、無機酸化
物の薄膜層と水蒸気バリヤー性の熱可塑性樹脂層との関
係において、水蒸気バリヤー性の熱可塑性樹脂層側が内
填物に近い方に位置するようにして利用され、また、乾
燥状態にある内填物の包装用材として利用される場合に
は、無機酸化物の薄膜層側が内填物に近い方に位置する
ようにして利用される。
【0015】以上の構成からなる本発明の透明性を有す
る包装用積層シートは、押出しラミートあるいは接着剤
を利用するドライラミネート等の通常の積層工程によっ
て得られる。
【0016】
【実施例】本発明の透明性を有する包装用積層シートの
具体的な構成を製造実施例を以って説明する。
【0017】実施例1 厚さ15μの延伸ポリビニルアルコールフィルムに対し
て、厚さ500オングストロームの酸化珪素の蒸着層を
真空蒸着によって形成した後、該延伸ポリビニルアルコ
ールフィルムにおける酸化珪素の蒸着層面に、厚さ3μ
のポリ塩化ビニリデンのコート層を有する厚さ12μの
2軸延伸ポリエステルフィルムを、酸化珪素の蒸着層面
とポリ塩化ビニリデンのコート層とが接するようにし
て、ウレタン系接着剤を利用して積層し、さらに、その
上,下の両面に対して、厚さ150μの低密度ポリエチ
レン樹脂フィルムをウレタン系接着剤を利用して積層す
ることにより、本発明の1実施例品である透明性を有す
る包装用積層シートを得た。
【0018】比較例1 実施例1の積層構成による包装用積層シートにおいて、
厚さ2μのポリ塩化ビニリデンのコート層を有する厚さ
12μの2軸延伸ポリエステルフィルムの代わりに、ポ
リ塩化ビニリデンのコート層を形成する前の厚さ12μ
の2軸延伸ポリエステルフィルムを利用し、その他の構
成は全て実施例1の包装用積層シートの対応する部分と
同一の構成からなる比較のための包装用積層シートを得
た。
【0019】[試験1]前記実施例1及び比較例1によ
って得られた各包装用積層シートを利用し、内部に10
0gの水が封入されている10cm×15cmのパウチ
を作成した。
【0020】なお、実施例1の包装用積層シートによる
パウチは、酸化珪素の蒸着層とポリ塩化ビニリデンのコ
ート層との関係において、ポリ塩化ビニリデンのコート
層側がパウチ内の内填物側となるようにして作成されて
おり、また、比較例1の包装用積層シートによるパウチ
は、酸化珪素の蒸着層と2軸延伸ポリエステルフィルム
との関係において、2軸延伸ポリエステルフィルム側が
パウチ内の内填物側となるようにして作成されている。
【0021】前述の各パウチを60℃,0%RHの雰囲
気中に20日間放置した後にパウチ内の水分を計量する
ことにより、各包装用積層シートの水分透過量を測定し
たところ、実施例1による包装用積層シートは1.0g
/m 2・24hrs.であり、比較例1による包装用積
層シートは8.0g/m 2・24hrs.であった。
【0022】
【発明の作用】本発明の透明性を有する包装用積層シー
トは、−OH基を有する樹脂による熱可塑性樹脂フィルム
と該フィルムに対して形成されている無機酸化物の薄膜
層との間の積層強度が強固になることから、無機酸化物
の薄膜層の耐屈曲性が良好であり、しかも、該無機酸化
物の薄膜層を有する−OH基を有する樹脂による熱可塑性
樹脂フィルムに積層されているガスバリヤー性の熱可塑
性樹脂フィルムの存在が、−OH基を有する樹脂による熱
可塑性樹脂フィルムの吸湿を防止する作用を果たす。
【0023】すなわち、−OH基を有する樹脂による熱可
塑性樹脂フィルムは、水分を吸収し易く、しかも、吸湿
によって伸びが発生することにより、無機酸化物の薄膜
層にクラックが発生し易く、これが無機酸化物の薄膜層
の劣化に繋ることになる。しかしながら、本発明の透明
性を有する包装用積層シートにおいては、ガスバリヤー
性の熱可塑性樹脂フィルムの存在によって、−OH基を有
する樹脂による熱可塑性樹脂フィルムが過度に吸湿する
ようなことがなく、無機酸化物の薄膜層による適切なバ
スバリヤー性が恒久的に奏される。
【0024】
【発明の効果】本発明の透明性を有する包装用積層シー
トは、内填物の封入状態が外部から目視し得るような透
明性を有し、しかも、繰り返し屈曲を受けたり、あるい
は、包装用材が吸湿するような条件下で使用されても、
無機酸化物の薄膜層にピンホール等が発生するようなこ
とがなく、したがって、保存性能において優れた効果を
奏する包装体となる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−40245(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 65/40 B32B 7/10 B32B 9/00 B32B 27/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 −OH基を有する樹脂による熱可塑性樹
    脂フィルムと該フィルムに対して形成されている無機酸
    化物の薄膜層とガスバリヤー性の熱可塑性樹脂フィルム
    とによる複合フィルム層と、該複合フィルム層の少なく
    とも片面に形成されているヒートシーラント層とを具備
    することを特徴とする透明性を有する包装用積層シー
    ト。
  2. 【請求項2】 ガスバリヤー性の熱可塑性樹脂フィル
    ムが、ポリ塩化ビニリデン樹脂,ポリ塩化ビニリデン共
    重合体樹脂,ポリアクリロニトリル樹脂,ビニルアルコ
    ール樹脂,エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂あ
    るいはポリアミド樹脂によるフィルム、または、これら
    の樹脂による塗工層を具備する熱可塑性樹脂フィルムか
    らなる請求項1記載の透明性を有する包装用積層シー
    ト。
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