JPH0644614U - 作業車の変速操作構造 - Google Patents
作業車の変速操作構造Info
- Publication number
- JPH0644614U JPH0644614U JP8219892U JP8219892U JPH0644614U JP H0644614 U JPH0644614 U JP H0644614U JP 8219892 U JP8219892 U JP 8219892U JP 8219892 U JP8219892 U JP 8219892U JP H0644614 U JPH0644614 U JP H0644614U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pedal
- work vehicle
- machine body
- lateral outer
- stepping surface
- Prior art date
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- Pending
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- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 走行速度を前進側と後進側に無段階に変速操
作可能な天秤式の変速ペダルを横軸芯周りに揺動可能に
備えた作業車の変速操作構造であって、ペダル操作が楽
に、且つ、安定良く操作し得るようにする。 【構成】 変速ペダル4をその前部が車体横外方に延出
された平面視略逆L字型に形成すると共に、その変速ペ
ダル4の踏込み面を、機体横外端側が機体横内端側より
も上方に位置する傾斜姿勢に構成し、さらに、変速ペダ
ル4の前部に形成した前進側踏込み面4aの横外側部
に、スベリ止め用突起5を設けてある。
作可能な天秤式の変速ペダルを横軸芯周りに揺動可能に
備えた作業車の変速操作構造であって、ペダル操作が楽
に、且つ、安定良く操作し得るようにする。 【構成】 変速ペダル4をその前部が車体横外方に延出
された平面視略逆L字型に形成すると共に、その変速ペ
ダル4の踏込み面を、機体横外端側が機体横内端側より
も上方に位置する傾斜姿勢に構成し、さらに、変速ペダ
ル4の前部に形成した前進側踏込み面4aの横外側部
に、スベリ止め用突起5を設けてある。
Description
【0001】
本考案は、乗用芝刈機やトラクタ等の作業車の変速操作構造に関し、詳しくは 、走行速度を前進側と後進側に無段階に変速操作可能な天秤式の変速ペダルを横 軸芯周りに揺動可能に備えた作業車の変速操作構造に関する。
【0002】
従来、作業車の変速ペダルは、実開平2−102833号公報に示されるよう に、横軸芯周りに揺動操作自在で、且つ、前進側の踏込み面と後進側の踏込み面 が一体的に構成されたもの、又は、前進側の踏込み面と後進側の踏込み面が前後 方向で分離された構造のものであった。
【0003】
前進側の踏込み面と後進側の踏込み面が一体的に構成された変速ペダルは、ペ ダル全体に足を載せた状態で、前進側に操作する場合は、爪先に力を入れ乍ら踵 を浮かせ気味に操作しなければならず、これとは反対に、後進側に操作する場合 は、踵に力を入れ乍ら爪先を浮かせ気味に操作しなければならず、その為、ペダ ル操作が疲労を招き易いのみならず、不整地走行時に機体がバウンドした場合、 前進走行状態中に突然後進操作されることにも成り兼ねない不都合がある。 他方、前進側の踏込み面と後進側の踏込み面が前後方向で分離された変速ペダ ルは、前進側に操作する場合は、踵をステップに付けた状態で、これとは反対に 、後進側に操作する場合には、爪先をステップに付けた状態で操作し得ることか ら、疲労少なく安定した状態で操作し得る利点を有するものの、前進側の踏込み 面と後進側の踏込み面が前後方向で比較的離れていることから、ペダルの配設ス ペースに問題がある。 そして、前者構造の変速ペダル、並びに、後者構造の変速ペダルの何れもの、 後進操作時に、踵でペダルを踏み込んで後進速度を調節する為、微妙な速度調節 が得られ難く、また、変速ペダルの踏込み面が、その外端部と内端部が同レベル の姿勢で配設されたペダルである為、ペダルに載せた足が横外側方に滑り易い不 都合があった。 本考案は、変速ペダルの形状、構造を工夫して、ペダル操作が楽に、且つ、安 定良く、しかも、微妙な後進速度調節が行ない易いようにすることを目的とする 。
【0004】
上記目的を達成するための本考案の特徴構成は、横軸芯周りに揺動操作自在な 天秤式の変速ペダルを、その前部が車体横外方に延出された平面視略逆L字型に 構成すると共に、その変速ペダルの踏込み面を、機体横外端側が機体横内端側よ りも上方に位置する傾斜姿勢に構成し、更に、変速ペダルの前部に形成した前進 側踏込み面の横外側部に、スベリ止め用突起を設た点にある。
【0005】
図1に示すように、前進操作、後進操作、何れの場合にも、ステップに踵を付 けた安定姿勢で操作できる。 又、後進操作は、爪先で操作し得ることから、微妙な速度調節が行ない易い。 又、前進側の踏込み面と後進側の踏込み面は前後方向で近接していることから 、ペダル配設のスペースが小さくて済む。 又、ペダルは、その踏込み面の横外端側が高くされた傾斜姿勢であるから、ペ ダルに載せた足が横外側方に滑ることが抑制され、又、前進操作時には、前進側 踏込み面の横外側部に設けた突起にて、確実に阻止されることとなる。
【0006】
上記構成の結果、ペダル操作が疲労少なく安定姿勢で操作し得る。又、ペダル 配設スペースが小さいため、小型の機種に適用できる。更に、微妙な後進速度が 得られ易く、しかも、ペダルに載せた足が横外側方に滑り難く操作が行ない易い 。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図5に、フロントマウント型乗用芝刈機を示し、この乗用芝刈機は、左右一対 の駆動前輪1a、及び、左右一対の操向用後輪1bを備えた車体フレームFの前 部にステアリングハンドル2aと運転座席2bとを備えた操縦部2を、後部にエ ンジンEを配備し、そして、車体フレームFの前部に昇降リンク機構Rを介して モーアMを昇降自在に装着してある。 前記走行車体は、操縦ステップ3上に配置された走行用変速ペダル4によって 静油圧式無段変速装置(図示せず)を変速操作し、機体の前進及び後進の無段変 速と停止の各走行状態を現出するように構成されている。 図1乃至図3に示すように、前記変速ペダル4は、横軸芯P周りに揺動自在な 天秤式の変速ペダルであって、走行停止となる中立位置に復帰可能に構成されて おり、又、前部が車体横外方に延出された平面視略逆L字型で、且つ、側面視V 字型に屈曲された形状に構成されており、前進側の踏込み面4aを踏み込むと前 進走行状態が、後進側の踏込み面4bを踏み込むと後進走行状態が夫々得られる ように、しかも、踏み込み量が多くなるに従って走行速度が増速されるように構 成されている。
【0008】 前記変速ペダル4は、金属製のペダル本体4Aに滑り止め用のゴム4Bを焼き 付け固着してあり、そのゴム4Bの、前進側踏込み面4aの横外側部にスベリ止 め用突起5を設けてある。そして、前記ペダル本体4Aは、アーム4Cに対して 機体横外端側が機体横内端側よりも上方に位置する傾斜姿勢に取付けられている 。 前記変速ペダル4は、前進操作、並びに、後進操作、何れの場合も足の踵をス テップ3に乗せ付けて、爪先で操作することとなる。 そして、前記変速ペダル4の右横側部には、ブレーキペダル6が配設されてい る。 図3及び図4に示すように、変速ペダル4と静油圧式無段変速装置とを連係す る連係ロッド7の途中には、連係ロッド7に対する保護ステー8を設けてあり、 この保護ステー8を利用して、ペダル操作時の連係ロッド7の撓みを抑制すべく 構成してある。
【0009】 〔別実施例〕 上記実施例においては、ペダル本体4Aを、アーム4Cに対して傾斜姿勢に取 付けて、ペダルの踏込み面を機体横外端側が機体横内端側よりも上方に位置する 傾斜姿勢に構成したが、ペダル本体4Aを、アーム4Cに対して垂直に取付けて 、上面を傾斜面に構成しても良い。 又、本考案を農用トラクタや運搬車に適用可能である。
【0010】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】変速ペダルに対する踏込み状態を示す平面図
【図2】操縦部の縦断背面図
【図3】変速ペダルの側面図
【図4】連係ロッドの保護ステーを示す縦断面図
【図5】乗用芝刈機全体の側面図
4 変速ペダル 4a 前進側踏込み面 5 スベリ止め用突起
Claims (1)
- 【請求項1】 走行速度を前進側と後進側に無段階に変
速操作可能な天秤式の変速ペダル(4)を横軸芯周りに
揺動可能に備えた作業車の変速操作構造であって、前記
変速ペダル(4)を、その前部が車体横外方に延出され
た平面視略逆L字型に形成すると共に、その変速ペダル
(4)の踏込み面を、機体横外端側が機体横内端側より
も上方に位置する傾斜姿勢に構成し、さらに、変速ペダ
ル(4)の前部に形成した前進側踏込み面(4a)の横
外側部に、スベリ止め用突起(5)を設けてある作業車
の変速操作構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8219892U JPH0644614U (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 作業車の変速操作構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8219892U JPH0644614U (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 作業車の変速操作構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0644614U true JPH0644614U (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=13767734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8219892U Pending JPH0644614U (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 作業車の変速操作構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644614U (ja) |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP8219892U patent/JPH0644614U/ja active Pending
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