JP3799697B2 - トラクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トラクタに関し、操作レバーをフェンダー上面から突出させないようにして、果樹園での作業時のように枝葉がフェンダー上面に接しても操作レバーに引っ掛らないようにするものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
トラクタでは、主変速レバーや副変速レバー、ポジションレバー、更にはPTOレバー等の多くの操作レバーを、操縦席の横側のフェンダーとの間に配置する形態が多く、これらの操作レバーの先端グリップ部が大きくフェンダー上面に突出していると、果樹園での果樹下で作業するとき、垂れ下っている枝葉がフェンダー面に接触すると、この操作レバーに引っ掛って邪魔になり易い。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ミッションケース(15)内の主、副変速ギヤの変速クラッチを入り切りする主、副変速レバー(16、8A)及びPTOギヤを切替操作するPTOレバー(8B)を備え、作業機を昇降させるポジションレバー(8C)及び作業機の制御位置を一定位置に維持するよう設定するオートレバー(8D)を備えるトラクタにおいて、フロアパネル(11)で左右連結され、左右の後車輪(1 , 1)上を覆うフェンダー(2L , 2R)の操縦席(3)側に、このフェンダー(2 , 2)との一体成形により、又はフェンダー(2L,2R)に形成する切欠、乃至打抜穴への嵌合により、前後方向に沿って窪ませたレバーガイド面(4L,4R)を形成するとともに、このレバーガイド面(4L , 4R)にレバーガイド穴(5A,5B,5C,5D)を設け、前記レバーガイド面のうち左右一方のレバーガイド面(4L)には、前記副変速レバー(8A)、PTOレバー(8B)をミッションケース(15)に設けるレバー軸(21)回りに前後操作可能に設けると共に、副変 速レバー(8A)はトラクタの停止中にグリップ部(6A)がフェンダー(2L)の上縁(7L)より突出しギヤシフトによってトラクタを発進するときにはフェンダー(2L)の上縁(7L)より下方へ位置するよう設定すると共に、PTOレバー(8B)のグリップ部(6B)がフェンダー(2L)上縁(7L)よりも低位に設定し、左右他方のレバーガイド面(4R)には、前記ポジションレバー(8C)及び前記オートレバー(8D)をレバー軸(26)回りに前後に回動可能に設けると共に、これらのグリップ部(6C , 6D)はフェンダー(2R)上縁(7R)よりも低位に設定し、一方主変速レバー(16)は、左右のフェンダー(2)を連結するフロアパネル(11)部に設けられ途中連結フランジ18を介在しグリップ(17)部は操縦席(3)の前側中央部位置に配置される構成としたトラクタの構成とする。
【0004】
【発明の効果】
トラクタを走行させながら作業を行うときは、副変速レバー(8A)やPTOレバー(8B)、あるいはポジションレバー(8C)、オートレバー(8D)がフェンダー(2)のレバーガイド面(4L , 4R)に沿ってレバー軸(21)(26)回りに前後回動操作される。このときこれら操作レバー(8A,8B,8C)のグリップ(6A,6B,6C)部はフェンダー上縁(7L,7R)から上側に大きく突出しないため、邪魔にならず、とくに果樹園での作業のように枝葉等が垂れ下がってフェンダー(2L,2R)上縁(7L,7R)に接触し易い場合でも、該グリップ(6A,6B,6C)の突出が少いために引っ掛ったり、絡みつき等が少い。構成においても、フェンダー(2L,2R)に窪みをつけてレバーガイド面(4L,4R)を形成して、操作レバー(8A,8B,8C)を短かくするものであるから簡単、容易である。
副変速レバー(8A)は、トラクタの停止中にグリップ部(6A)がフェンダー(2L)の上縁(7L)より突出しギヤシフトによってトラクタを発進するときにはフェンダー(2L)上縁(7L)よりも低位にできる。
更に、主変速レバー(16)が、操縦席(3)の前側中央部に位置できる。
【0005】
【発明の実施の形態】
トラクタは、ステアリングハンドル9によって操向自在の前車輪10と、後車輪1とを、前部のボンネット12下に搭載のエンジンによって伝動して走行する四輪走行形態で、左右後車輪1の上部に亘ってフェンダー2を設け、この左右のフェンダー2間をフロアパネル11で連結して、車体上部に取付けている。13は安全フレームである。14は車体後部のリフトアームで昇降されるロアリンクで、三点リンク機構の一部を構成し、後部に各種作業機を装着できる。
【0006】
前記フェンダー2は操縦席3の左右両側部に配置されるため、操縦者の左手側にあたる左側フェンダー2Lと右手側にあたる右側フェンダー2Rとし、同様にレバーガイド面4、フェンダー上縁7等も、左側レバーガイド面4L、右側レバーガイド面4R、左側フェンダー上縁7L、右側フェンダー上縁7Rとし、又、前記操作レバー8としては、副変速レバー8A、PTOレバー8B、ポジションレバー8C、及び耕深制御を入り切りするオートレバー8D等がある。これら副変速レバー8AやPTOレバー8B等は、左側フェンダー2Lのレバーガイド面4Lに配置され、ポジションレバー8Cやオートレバー8D等は、右側フェンダー2Rのレバーガイド面4Rに配置される。
【0007】
副変速レバー8Aは、ミッションケース15内の副変速ギヤの変速クラッチを入り切り操作するもので、前後に回動することによって変速位置を高速側に切替える。図3に示された副変速レバー8Aは、トラクタの停止中にグリップ部6Aがフェンダー2の上面より突出しているが、ギヤシフトを行ってトラクタを発進するときには、フェンダー2の上面より下方へ位置する構成となっている。PTOレバー8Bは、ミッションケース15内のPTO変速ギヤを切替操作するもので、前後回動することによってPTO軸の変速位置を高低に切替える。ポジションレバー8Cはリフトアームによって昇降される作業機の昇降させるものである。オートレバー8Dは作業機、例えばロータリ耕深装置の耕深制御位置を一定位置に維持するように設定するためのものである。
【0008】
前記ミッションケース15内の主変速ギヤの変速クラッチを入り切り操作する主変速レバー16が、操縦席3左側のフロアパネル11部に設けられ、グリップ17は操縦席3の前側中央部位置に配置される。この主変速レバー16は、途中部を連結フランジ18で着脱自在にしている。この主変速レバー16のグリップ17部を直上方に突出させて操作も行い易くするために、直立形態の主変速レバーに取替えできる構成としている。
【0009】
又、副変速レバー8AやPTOレバー8B等も連結フランジ19,20で着脱でき、グリップ6A,6B部をフェンダー上縁7Lから上方へ突出させる形態に切替えできる構成としている。21はこれら副変速レバー8A、PTOレバー8Bのレバー軸、22は主変速レバー16のレバー軸、26はポジションレバー8C、オートレバー8Dのレバー軸である。23はフェンダハンドルで、操縦者が乗降時に把持するもので、フェンダー上縁7L,7R上に前後方向に沿わせて設けられる。24はこのフェンダハンドル23の後端に取付けられたウインカランプである。
【0010】
左右のフェンダー2L,2Rのレバーガイド面4L,4Rは、後車輪1の内側のフロアパネル11に対する連結部上方から後車輪1上周面に亘って倒J字形状に湾曲して覆う形態の湾曲部を窪ませたもので、このレバーガイド面4L,4Rの内側端に沿って前後方向のレバーガイド穴5A,5B,5C,5Dを形成し、これらのレバーガイド穴5Aに前記副変速レバー8Aを通し、5BにはPTOレバー8Bを、5Cにはポジションレバー8Cを、又5Dにはオートレバー8Dを各々通して操作案内させる構成である。又、主変速レバー16はフロアパネル11のレバーガイド穴25に嵌合させて案内させる。
【0011】
前記各操作レバー8には、先端部に球形状のグリップ6を設けて、把持し易くしているが、このグリップ6の先端面を側面視でフェンダー上縁7よりも下位に設定するか、又は、フェンダー上縁7上に突出させてもこのグリップ6部のほゞ半分程度の突出量に設定する。又、前記フェンダー2L,2Rに形成されるレバーガイド面4L,4Rは、フェンダー全体として一体成形するもよいが、フェンダーに切欠、乃至打抜穴を形成しておき、この切欠部、乃至打抜穴部に窪ませたレバーガイド面4L,4Rを形成したフェンダー部分を嵌合させて着脱できる構成とするもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トラクタの側面図。
【図2】 その平面図。
【図3】 操作レバー部の側面図。
【図4】 フェンダー部の平面図。
【図5】 その右側面図。
【図6】 その左側面図。
【図7】 その正面図。
【符号の説明】
1 後車輪
2L フェンダー
2R フェンダー
3 操縦席
4L レバーガイド面
4R レバーガイド面
5A レバーガイド穴
5B レバーガイド穴
5C レバーガイド穴
5D レバーガイド穴
6A グリップ
6B グリップ
6C グリップ
6D グリップ
7L 上縁
7R 上縁
8 操作レバー
8A 副変速レバー
8B PTOレバー
8C ポジションレバー
8D オートレバー
11 フロアパネル
15 ミッションケース
16 主変速レバー
21 レバー軸
26 レバー軸

Claims (1)

  1. ミッションケース(15)内の主、副変速ギヤの変速クラッチを入り切りする主、副変速レバー(16、8A)及びPTOギヤを切替操作するPTOレバー(8B)を備え、作業機を昇降させるポジションレバー(8C)及び作業機の制御位置を一定位置に維持するよう設定するオートレバー(8D)を備えるトラクタにおいて、フロアパネル(11)で左右連結され、左右の後車輪(1 , 1)上を覆うフェンダー(2L , 2R)の操縦席(3)側に、このフェンダー(2 , 2)との一体成形により、又はフェンダー(2L,2R)に形成する切欠、乃至打抜穴への嵌合により、前後方向に沿って窪ませたレバーガイド面(4L,4R)を形成するとともに、このレバーガイド面(4L , 4R)にレバーガイド穴(5A,5B,5C,5D)を設け、前記レバーガイド面のうち左右一方のレバーガイド面(4L)には、前記副変速レバー(8A)、PTOレバー(8B)をミッションケース(15)に設けるレバー軸(21)回りに前後操作可能に設けると共に、副変速レバー(8A)はトラクタの停止中にグリップ部(6A)がフェンダー(2L)の上縁(7L)より突出しギヤシフトによってトラクタを発進するときにはフェンダー(2L)の上縁(7L)より下方へ位置するよう設定すると共に、PTOレバー(8B)のグリップ部(6B)がフェンダー(2L)上縁(7L)よりも低位に設定し、左右他方のレバーガイド面(4R)には、前記ポジションレバー(8C)及び前記オートレバー(8D)をレバー軸(26)回りに前後に回動可能に設けると共に、これらのグリップ部(6C , 6D)はフェンダー(2R)上縁(7R)よりも低位に設定し、一方主変速レバー(16)は、左右のフェンダー(2)を連結するフロアパネル(11)部に設けられ途中連結フランジ18を介在しグリップ(17)部は操縦席(3)の前側中央部位置に配置される構成としたトラクタ
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