JPH0644564Y2 - スローアウエイチツプのクランプホルダ - Google Patents

スローアウエイチツプのクランプホルダ

Info

Publication number
JPH0644564Y2
JPH0644564Y2 JP1988071609U JP7160988U JPH0644564Y2 JP H0644564 Y2 JPH0644564 Y2 JP H0644564Y2 JP 1988071609 U JP1988071609 U JP 1988071609U JP 7160988 U JP7160988 U JP 7160988U JP H0644564 Y2 JPH0644564 Y2 JP H0644564Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
throw
tip
away tip
chip
mounting seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988071609U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01175104U (ja
Inventor
幸一 池永
政衛 石井
亘隆 畠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP1988071609U priority Critical patent/JPH0644564Y2/ja
Publication of JPH01175104U publication Critical patent/JPH01175104U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0644564Y2 publication Critical patent/JPH0644564Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、スローアウエイチツプをクランプするため
のクランプホルダに関するものである。
「従来の技術」 従来、この種のクランプホルダとしては、たとえば、バ
イトホルダとして、第4図に示すものが知られていた。
すなわち、このバイトホルダAの先端部には、上面が切
り欠かれてチツプ取付座Bが形成されている。このチツ
プ取付座Bは、2つの側面B1、B2と底面B3とで構成され
ており、そして側面B1と側面B2とはく字状に位置してい
る。側面B1と側面B2のなす角度はたとえば160°程度と
されている。Cはクランプレバーを収容するためのレバ
ー収納孔、Dはクランプネジの挿通孔である。
このように構成されたバイトホルダAには、第5図に示
すように、偏六角板状(トリゴン型)のスローアウエイ
チツプEが、底面B3に載置され、そしてその側面のうち
の2面がそれぞれ、クランプネジFによって押圧変位せ
しめられるクランプレバーGによって、側面B1、B2に押
し当てられて固定される。
「考案が解決しようとする課題」 ところで、上記のようなバイトホルダAにあっては、第
5図においてX方向あるいはY方向に切削力が働くと、
側面B1と側面B2とのなす角度が160°と大きいため、ス
ローアウエイチツプEが動き易く、したがって被削材の
寸法不良が発生し易かった。またクランプレバーGに大
きな負担がかかり損傷し易かった。
この考案は、上記事情に鑑みなされたもので、その目的
とするところは、切削中にスローアウエイチツプが動か
ないように固定することができ、また、固定具にかかる
負荷を低減することができるスローアウエイチツプのク
ランプホルダを提供することにある。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、この考案のスローアウェイ
チップのクランプホルダは、先端部に側面と底面とを有
するチップ取付座が形成され、上記底面上に載置された
スローアウェイチップが固定具によってその側面を上記
側面に押し当てられて上記チップ取付座に固定されるス
ローアウェイチップのクランプホルダにおいて、上記チ
ップ取付座の側面を、順次配置された一の面と二の面と
三の面の3つの面によって形成し、かつ、上記一の面と
上記二の面とのなす角度あるいは上記二の面と上記三の
面とのなす角度の少なくともいずれか一方を鈍角に形成
するとともに、これら3つの面を、そのうち2つの面に
スローアウェイチップの2側面を当接させた状態で、他
の1つの面とこの面に対向するスローアウェイチップの
側面との間に隙間が形成され、かつ固定具によって上記
スローアウェイチップの2側面を上記2つの面に押し当
てた状態で、これら2つの面の少なくともいずれか一方
が弾性変形して上記他の1つの面とこの面に対向する上
記スローアウェイチップの側面とが密着するように形成
したことを特徴とするものである。
「実施例」 以下、この考案のスローアウエイチツプのクランプホル
ダをバイトホルダに適用した場合の一実施例を第1図な
いし第3図に基づいて説明する。
第1図ないし第3図において、符号1はバイトホルダで
あって、このバイトホルダ1の先端部には、上面が切り
欠かれてチツプ取付座2が形成されている。このチツプ
取付座2は、側面(一の面)2a、側面(二の面)2b、側
面(三の面)2cと底面2dとで構成されている。側面2aと
側面2bとのなす角度は160°の鈍角とされ、また側面2b
と側面2cとのなす角度は80°の鋭角とされている。スロ
ーアウエイチツプをその各側面を側面2a、2cに当接させ
た状態で、側面2bとこの側面2bに対向するスローアウエ
イチツプの側面との間に若干隙間が形成されるように、
側面2bは少し奥の位置に形成されている。側面2cと端面
1aとの間の幅は狭く形成されており、これにより、固定
具によって、スローアウエイチツプの側面を側面2a、2c
に押し当てた状態で、側面2bとこの側面2bに対向するス
ローアウエイチツプの側面とが密着するように、側面2c
が若干弾性変形する。側面2aと側面2bとの接する個所お
よび側面2bと側面2cとの接する個所にはそれぞれ、半円
柱状の凹所2e、2fが形成されている。3はチツプ取付座
2の底面2dに形成されているレバー収容孔、4はクラン
プネジの挿通孔である。
このように構成されたバイトホルダ1には、次のように
して、偏六角板状(トリゴン型)のスローアウエイチツ
プ5が固定される(第2図および第3図参照)。
第2図および第3図において、符号6は、レバー収容孔
3に装入されたL字状のクランプレバー(固定具)であ
って、その一端6aは底面2dより外方に突出しており、ま
た他端6bは挿通孔4にねじ込まれたクランプネジ7によ
って押圧変位せしめられる。
まず、チツプ取付座2の底面2d上にスローアウエイチツ
プ5を、その側面5a、5cをそれぞれチツプ取付座2の側
面2a、2cに当接し、かつ中央取付孔5dにクランプレバー
6の一端6aを挿入した状態で載置する。このとき、側面
2bとスローアウエイチツプ5の側面5bとの間には隙間が
ある。
次に、クランプネジ7を回転して締め込む。このように
すると、クランプレバー6がその屈曲部6cを支点として
回動しスローアウエイチツプ5の中央取付孔5dの内周を
押圧して、スローアウエイチツプ5の側面5a、5cをそれ
ぞれ側面2a、2cに押し当てる。この押圧力によって、側
面2cが弾性変形し、スローアウエイチツプの側面5bと側
面2bとが密着する。
上記のようなバイトホルダ1にあっては、第2図におい
てX方向あるいはY方向に切削力が働いた場合でも、ス
ローアウエイチツプ5が側面2a、側面2bとともに側面2c
に当接されて拘束されるので、従来のように切削中にス
ローアウエイチツプ5が動いたりすることがなく、した
がって被削材の寸法不良を招きにくい。また、側面2a、
2bとともに側面2cが切削力の一部を受けるので、クラン
プレバー6にかかる負荷を低減することができるため、
クランプレバー6の損傷を招きにくい。
さらに、側面2aと側面2cがスローアウェイチップの側面
5a、5cに当接するように加工すればよいので、側面2a、
2b、2cが当接するように加工する場合に比べて加工が容
易であり、かつ一層確実にスローアウェイチップ5の側
面5a、5b、5cをチップ取付座2の側面2a、2b、2cに密着
させて、スローアウェイチップの動きを効果的に抑える
ことができる。すなわち、3つの側面2a、2b、2cすべて
をスローアウェイチップ5の側面5a、5b、5cに当接させ
ようとするとチップ取付座2を形成するのに高い成形精
度が要求され、このような精度が得られない場合には、
チップ取付座2のいずれかの側面とスローアウェイチッ
プ5の側面との間に隙間が生じてスローアウェイチップ
5がガタつき、上述した効果が得られなくなってしま
う。これに対して上記バイトホルダ1によれば、このよ
うな高い成形精度を要さずとも、側面2cが弾性変形する
ことでチップ取付座2の側面2a、2b、2cがスローアウェ
イチップ5の側面5a、5b、5cに確実に密着してスローア
ウェイチップ5を拘束するため、上記効果とが相俟って
被削材の寸法不良をより効果的に防止することができる
のである。
なお、上記実施例では側面2cを弾性変形可能に形成した
が、側面2aを弾性変形可能に形成してもよいし、あるい
は側面2a、2cをともに弾性変形可能に形成してもよい。
また、上記実施例ではチップ取付座2の側面2a、2cにス
ローアウェイチップ5の側面5a、5cを当接させた状態
で、側面2bと側面5bとの間に隙間が形成されるようにし
たが、クランプレバー6によるスローアウェイチップ5
の押圧方向および弾性変形するチップ取付座2の側面に
よっては、側面2aと側面5aとの間や側面2cと側面5cとの
間に隙間が形成されるようにしてもよい。
さらに、上記実施例ではチップ取付座2の側面2aと側面
2bとのなす角度を鈍角に形成したが、側面2bと側面2cと
のなす角度を鈍角に形成してもよく、またスローアウェ
イチップの形状によっては両方の角度を鈍角に形成して
もよい。
また、上記実施例ではクランプレバー6を用いてスロー
アウエイチツプ5を固定したが、これに限らず、偏心ピ
ン等によって固定するようにしてもよい。
また、上記実施例においては、この考案をバイトホルダ
に適用した場合を示したが、これに限らずボーリングバ
ーなどに適用したものであってもよい。
「考案の効果」 以上説明したように、この考案のスローアウエイチツプ
のクランプホルダにあっては、スローアウエイチツプが
3つの面に当接されて拘束されるため、切削中に切削力
でスローアウエイチツプが動いたりすることがなく、し
たがって、被削材の寸法不良を招きにくい。また、固定
具にかかる負荷を低減することができるため、これらの
部品の損傷を招きにくい。
また、側面のうち2つの面がスローアウエイチツプの側
面に当接するように加工すればよいので、3つの面が当
接するように加工する場合に比べて加工が容易であり、
かつより確実にチップ取付座の側面にスローアウェイチ
ップを密着させてその動きを防止し、被削材の寸法不良
を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案のスローアウエイチツプ
のクランプホルダの一実施例を示す図であって、第1図
はバイトホルダの斜視図、第2図はスローアウエイチツ
プを固定した状態のバイトホルダの平面図、第3図は同
バイトホルダの断面図である。 第4図および第5図は従来例を示す図であって、第4図
はバイトホルダの斜視図、第5図はスローアウエイチツ
プを固定した状態のバイトホルダの平面図である。 1……バイトホルダ、 2……チツプ取付座、 2a……側面(一の面)、 2b……側面(二の面)、 2c……側面(三の面)、 2d……底面、 5……スローアウエイチツプ、 6……クランプレバー(固定具)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭45−34553(JP,B2) 特公 昭58−30085(JP,B2) 実公 昭62−18322(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部に側面と底面とを有するチップ取付
    座が形成され、上記底面上に載置されたスローアウェイ
    チップが固定具によってその側面を上記側面に押し当て
    られて上記チップ取付座に固定されるスローアウェイチ
    ップのクランプホルダにおいて、 上記チップ取付座の側面を、順次配置された一の面と二
    の面と三の面の3つの面によって形成し、 かつ、上記一の面と上記二の面とのなす角度あるいは上
    記二の面と上記三の面とのなす角度の少なくともいずれ
    か一方を鈍角に形成するとともに、 これら3つの面を、そのうち2つの面にスローアウェイ
    チップの2側面を当接させた状態で、他の1つの面とこ
    の面に対向するスローアウェイチップの側面との間に隙
    間が形成され、かつ固定具によって上記スローアウェイ
    チップの2側面を上記2つの面に押し当てた状態で、こ
    れら2つの面の少なくともいずれか一方が弾性変形して
    上記他の1つの面とこの面に対向する上記スローアウェ
    イチップの側面とが密着するように形成したことを特徴
    とするスローアウェイチップのクランプホルダ。
JP1988071609U 1988-05-30 1988-05-30 スローアウエイチツプのクランプホルダ Expired - Lifetime JPH0644564Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988071609U JPH0644564Y2 (ja) 1988-05-30 1988-05-30 スローアウエイチツプのクランプホルダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988071609U JPH0644564Y2 (ja) 1988-05-30 1988-05-30 スローアウエイチツプのクランプホルダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01175104U JPH01175104U (ja) 1989-12-13
JPH0644564Y2 true JPH0644564Y2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=31296815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988071609U Expired - Lifetime JPH0644564Y2 (ja) 1988-05-30 1988-05-30 スローアウエイチツプのクランプホルダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0644564Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2675442B2 (ja) * 1991-02-21 1997-11-12 三洋電機株式会社 光記録再生装置
US8449224B2 (en) * 2007-08-30 2013-05-28 Kyocera Corporation Cutting tool and cutting method
JP5309820B2 (ja) * 2008-09-12 2013-10-09 三菱マテリアル株式会社 切削インサートおよびインサート着脱式転削工具

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL258809A (ja) * 1960-07-16
DE7721135U1 (de) * 1977-07-06 1979-01-04 Komet Stahlhalter- Und Werkzeugfabrik Robert Breuning Gmbh, 7122 Besigheim Bohrwerkzeug fuer bohrungen in metallvollmaterial von werkstuecken
SE7710434L (sv) * 1977-09-19 1979-03-20 Sandvik Ab Sker for spanskerande bearbetning
JPS5827636B2 (ja) * 1982-07-13 1983-06-10 株式会社 エルコ インタ−ナシヨナル 接続子組立体と回路基板の組立て方法
JPS60127803U (ja) * 1984-02-06 1985-08-28 三菱マテリアル株式会社 スロ−アウエイチツプのクランプ機構
JPH0311372Y2 (ja) * 1985-07-19 1991-03-19
JPS62168202U (ja) * 1986-04-16 1987-10-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01175104U (ja) 1989-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4462725A (en) Metal cutting tools with replacement insert
JP2007083390A (ja) ワークピースのクランプ装置
JPH0644564Y2 (ja) スローアウエイチツプのクランプホルダ
JPH0450121B2 (ja)
US4137000A (en) Cutting tool
JPH06126511A (ja) スローアウェイチップ
JPH0474123B2 (ja)
JPH0724189Y2 (ja) 工具クランプ装置
JP2555107Y2 (ja) スローアウェイ式切削工具
JP2003340614A (ja) 切削工具
JPH0248164Y2 (ja)
JPH08252714A (ja) スロアウェー式ボールエンドミル
JPS5848282B2 (ja) クランプ装置
JPH07195209A (ja) バイト固定装置
JPS63272438A (ja) クランプ装置
JPH065806U (ja) スローアウェイ式切削工具
JPS6325095Y2 (ja)
JPH0674204U (ja) スローアウェイチップの取付け構造
JP2872712B2 (ja) 切削工具のスローアウェイチップのクランプ構造
JPS5917549Y2 (ja) 固定用治具
JPH07314215A (ja) クランプ用部材
JPH0516011U (ja) スローアウエイ式切削工具
JPH045209Y2 (ja)
JPH0243634Y2 (ja)
JPH0217788Y2 (ja)