JP2872712B2 - 切削工具のスローアウェイチップのクランプ構造 - Google Patents

切削工具のスローアウェイチップのクランプ構造

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B27/00Tools for turning or boring machines; Tools of a similar kind in general; Accessories therefor
    • B23B27/04Cutting-off tools

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、特にホルダー先端上面の溝にチップを嵌め
て保持する切削工具のスローアウェイチップのクランプ
構造に関するものである。
「従来の技術および発明が解決しようとする課題」 従来の切削工具のスローアウェイチップのクランプ構
造は、第13・14図に示すようにホルダー101先端上面の
断面V字状の溝にチップ102を嵌めて載置し、チップ102
をクランプ部材103で挟持しクランプ部材103をボルト10
4でホルダー101に螺締している。チップ102はクランプ
部材103がボルト104により締め付けられるためその下面
前端で押さえ付けられる。クランプ部材103が、ボルト1
04の挿通孔105を中心にして回らないようにクランプ部
材103の下面後端側に回り止め溝106を刻設し、その回り
止め溝106をホルダー101上面に突出させたピン107に嵌
合させている。
クランプ部材103の回り止め溝106とホルダー101のピ
ン107との間には、加工上どうしても僅かなクリアラン
スが存在する。ボルト104を締め込む際、回り止め溝106
とピン107との間にクリアランスが存在しクランプ部材1
03先端下面にはチップ102を面接触により押さえている
ため、チップ102を第15図のようにホルダー101と平行に
押さえきれず、クランプ部材103が第16図に示す若干回
動した状態でチップ102を押さえ付けることとなり、ワ
ークの溝加工を行うときクランプ部材103先端がワーク
と干渉して溝加工が不可能になる。
「課題を解決するための手段および作用」 そこで、本発明は、上記の事情に鑑み、クランプ部材
をボルトで締結する際、クランプ部材が少しも回らない
ようにしてチップを固定できるようにクランプ部材の下
面両側にそれぞれ内面が下方に行くに従って外側に位置
するテーパー内面で且つそのテーパー内面は円弧凸面で
ある位置決め片を突設し、クランプ部材の位置決め片に
対向するホルダーの上面両側にそれぞれ下方に行くに従
って外側に位置するテーパー外面で且つそのテーパー外
面は円弧凹面に形成し、前記クランプ部材の位置決め片
のテーパー内面間の角度と、クランプ部材のテーパー外
面間の角度とを同じに設定し、クランプ部材の位置決め
片のテーパー内面の円弧凸面の円弧が、ホルダーのテー
パー外面の円弧凹面の円弧より小さく設定したものであ
り、クランプ部材をボルトにより締め込むと、クランプ
部材はホルダーのテーパー外面に案内されクランプ部材
のテーパー内面の円弧凸面はホルダーのテーパー外面の
円弧凹面に、線接触となりクリアランスがないため、ク
ランプ部材を回転させることなくチップを保持する。
「実施例」 本発明を第1図から第9図に示す具体的な一実施例に
基づいて詳細に説明する。
第1図にその全体の概要を示すようにホルダー1先端
上面の断面V字状の溝にチップ2を嵌めて載置し、チッ
プ2をクランプ部材3で挟持しクランプ部材3をボルト
4でホルダー1に螺締する。
ホルダー1は、第2図から第5図に示すように、先端
部は溝加工ができるチップ2を支持する突状で刃状の支
持片11で、後端部は旋盤の刃物台で保持するシャンク部
12で、支持片11とシャンク部12との接続部にクランプ部
材3の受台部13を形成する。
支持片11はチップ2で溝加工ができるように突状で刃
状であって、さらに上面は第5図に示すように断面V字
状溝14に形成し、チップ2にすくい角ができるように先
端側が高く後端側が低い約10°程度の傾斜面15に形成す
る。
シャンク部12は断面正方形で刃物台で保持できる長さ
に設定する。
チップ2は第1図に示すように概略四角柱状である
が、その底面(図示せず)は前記第5図に示すV字状溝
14に嵌まるV字突状に形成する。
受台部13は、クランプ部材3を螺締して前記チップ2
をクランプ部材3と支持片11との間で挟持するために、
中央に垂直状にネジ孔17を刻設し、後端両側のシャンク
部12寄りに、下方に行くに従って外側に位置するテーパ
ー外面18・18を形成し、且つそのテーパー外面18・18は
円弧凹面に形成する。テーパー外面18とテーパー外面18
間の角度α(第4図参照)は例えば90°であって、その
テーパー外面18・18の円弧凹面の円弧R1・R1(第2図参
照)は例えば2.5mmである。
クランプ部材3はボルト4でホルダー1に螺締してチ
ップ2を保持するもので、第6図から第9図に示す。
クランプ部材3の基片21中央にはボルト4を挿通させ
るボルト孔22を貫設し、基片21からチップ2を押さえる
ために、基片21より細長い押え片23を突出させ、この押
え片23の先端下面はチップ2が押さえられるように傾斜
面24に形成する。基片21の後端下面両側に、それぞれ内
面が下方に行くに従って外側に位置するテーパー内面25
・25で且つそのテーパー内面25・25は円弧凸面に形成し
た位置決め片26・26を突設する。テーパー内面25とテー
パー内面間の角度β(第9図参照)は、前記テーパー外
面18間の角度βと同じ90°に設定し、そのテーパー内面
25・25の円弧凸面の円弧R2・R2(第9図参照)は、前記
円弧凹面の円弧R1・R1より小さい1.5mmに設定する。
このホルダー1にチップ2を固定するには、第1図に
示すように、先ず、ホルダー1の支持片11のV字溝14に
チップ2を嵌めて載置し、次にクランプ部材2を、その
位置決め片26・26をホルダー1のテーパー外面18・18に
案内させて受台部13に載置し、ボルト4をクランプ部材
2の挿通孔22に挿通させホルダー1のネジ孔17に螺着さ
せて締め込むと、クランプ部材3の位置決め片26・26は
テーパー外面18・18の円弧凹面に円弧凸面が線状で当接
しながら締め込まれるに従ってチップ2を保持する。も
し、テーパー面に円弧の凹凸面がなければ、テーパーど
うしが面接触して固定されボルト4を締め込んでもチッ
プ2をクランプ部材3でもって保持できなくなる。
このようにしてなる切削工具で、溝加工によりチップ
が折損したときには、ボルト4を緩めチップ2を取り外
し、新たなチップ2をV字状溝14に載置し、再びクラン
プ部材3の位置決め片26・26をホルダー1のテーパー外
面18・18に案内させてボルト4を締め込んで使用する。
上記では、内面が下方に行くに従って外側に位置する
テーパー内面を有するクランプ部材3と、上面両側を下
方に行くに従って外側に位置するテーパー外面を有する
ホルダー1とよりなるクランプ構造、すなわち、クラン
プ部材3が凹状、ホルダー1が凸状の例について述べた
が、 第10図に示すように、クランプ部材33が凸状でホルダ
ー31が凹状に形成してもよい。
また、第11図に示すように、凹状のクランプ部材43の
テーパー内面を円弧凹面46に形成し、凸状のホルダー41
のテーパー外面を円弧凸面47に形成してもよい。
さらに、第12図に示すように、凸状のクランプ部材53
のテーパー外面を円弧凹面56に形成し、凹状のホルダー
51のテーパー内面を円弧凸面57に形成してもよい。
「発明の効果」 本発明は、上述のように、ホルダー先端上面に載置し
たチップを、ボルトによりホルダーに螺締するクランプ
部材で挟持してなる切削工具において、上記クランプ部
材に備える基片の下面左右両側に、内面を下方に向けて
末広のテーパー押面とする一対の位置決め片を突設し、
上記ホルダーには、上記テーパー押面と当接するテーパ
ー受面を上面左右両側に形成して構造であって、上記テ
ーパー押面とテーパー受面はそれぞれ相対応するように
前後方向の凸状円弧或いは凹状円弧を有するとともに、
前記テーパー角を同じに設定し、且つ、上記凸状円弧を
上記凹状円弧より小さく設定したことを特徴とする切削
工具のスローアウェイチップのクランプ構造であるの
で、クランプ部材をボルトで締め込む際、クランプ部材
が回るようなことはなく、クランプ部材の位置決め片が
ホルダーのテーパー外面に線状で当接しているので、強
固に且つ正確に位置決めすることができ、溝入れ加工な
どの際、クランプ部材がワークに干渉するようなことは
全くない。また、溝入れ加工以外にも外径、内径、端面
ネジ切り、フライス加工にも本発明のクランプ機構が適
用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1〜10図は本発明の具体的一実施例で、第1図はその
全体の概要を示す斜視図、第2〜6図はホルダーを示
し、第2図はその正面図、第3図は第2図の平面図、第
4図は第2図の左側面図、第5図は第2図のV断面図、
第6〜9図はホルダー部材を示し、第6図はその正面
図、第7図は第6図の平面図、第8図は第6図の左側面
図、第9図は第6図の右側面図、第10図はクランプ部材
を凸状にホルダーを凹状に形成した例の概略正面図、第
11図および第12図はクランプ部材のテーパー面を円弧凹
面にホルダーのテーパー面を円弧凸面に形成した例の概
略正面図、第13図は従来の切削工具のスローアウェイチ
ップのクランプ構造を示す正面図、第14図は第13図の右
側面図、第15図はクランプ部材をホルダーに正確に取付
けた状態の平面図、第16図はクランプ部材がホルダーに
対し若干回った状態を示す平面図である。 1……ホルダー 2……チップ 3……クランプ部材 4……ボルト 25……テーパー内面 R2……円弧凸面の円弧 26……位置決め片 18……テーパー外面 R1……円弧凹面の円弧

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホルダー先端上面に載置したチップを、ボ
    ルトによりホルダーに螺締するクランプ部材で挟持して
    なる切削工具において、上記クランプ部材に備える基片
    の下面左右両側に、内面を下方に向けて末広のテーパー
    押面とする一対の位置決め片を突設し、上記ホルダーに
    は、上記テーパー押面と当接するテーパー受面を上面左
    右両側に形成した構造であって、上記テーパー押面とテ
    ーパー受面はそれぞれ相対応するように前後方向の凸状
    円弧或いは凹状円弧を有するとともに、前記テーパー角
    を同じに設定し、且つ、上記凸状円弧を上記凹状円弧よ
    り小さく設定したことを特徴とする切削工具のスローア
    ウェイチップのクランプ構造。
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