JP5309820B2 - 切削インサートおよびインサート着脱式転削工具 - Google Patents

切削インサートおよびインサート着脱式転削工具 Download PDF

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Description

本発明は、三角形平板状をなして、上面または下面と側面とが交差するエッジ部により主切刃が形成される切削インサート、およびこの切削インサートが着脱可能に装着されるインサート着脱式転削工具に関するものである。
従来、被削材を切削加工する際に使用される切削工具として、軸線回りに回転される工具本体の先端部外周に切刃を有する切削インサートを着脱可能に装着したインサート着脱式転削工具が知られている。
この種のインサート着脱式転削工具には、切削インサートが四角形平板状をなし、上下にある四角形面と側面とが交差するエッジ部によって主切刃が設けられ、四角形面の周りの4つの側面の1つがすくい面とされた、いわゆる縦刃の切削インサートを用いたものがある。
このように縦刃の四角形平面状の切削インサートを用いた切削工具にあっては、すくい角を確保する必要性から、アキシャルレーキ角がネガティブ(マイナス)ならざるを得ず、このため、切りくずの排出性が悪いという問題があった。このような問題に対処するものとして、近年、縦型の三角形平面状の切削インサートを用いた切削工具が提案されている(特許文献1参照)。
このような構成の切削工具では、切削インサートの上面または下面と側面が交差するエッジ部により構成される主切刃のうち隣接するものどうしが60度の角度を持って交差するので、アキシャルレーキ角をポジティブに設定することができ、切りくずを良好に排出することができる。
国際公開第2007/149035号パンフレット
特許文献1に記載されたような縦型の三角形平面状の切削インサートを用いたインサート着脱式転削工具では、クランプ時において、切削インサートに設けられる複数の拘束面が、工具本体の当接面に強く押し付けられることによって、工具本体に対する切削インサートの相対移動が規制される。このクランプ時において、拘束面の交差角が約60度と狭い角度しか設定されておらず、拘束面同士が交差する角部付近で充分な耐力を有していない。また、切削に供される主切刃の背面にある2つの拘束面しか利用することができない。このため、上記インサート着脱式転削工具においては、工具本体に対して切削インサートを強い力でクランプすることが難しいという課題があった。
本発明は、このような背景の下になされたもので、上述のように縦刃の三角形平面状の切削インサートを、工具本体に対して高剛性でクランプすることが可能な切削インサート、およびかかる切削インサートを装着したインサート着脱式転削工具を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の切削インサートは、外形が三角形平板状に形成されていて、上面、下面及び3つの側面を有し、上記上面と上記側面が交差するエッジ部と上記下面と上記側面が交差するエッジ部により主切刃が形成され、隣接する上記側面どうしが交差するエッジ部により副切刃が形成され、上記側面の厚さ方向中間部分に、当該切削インサートが工具本体に取り付けられるときに上記工具本体の取付座の当接面に当接されて上記工具本体に対する当該切削インサートの相対移動を拘束する拘束面が形成され、 上記拘束面は、厚み方向からみた外観形状が概略正三角形状をなすとともに、それら各辺の中央部分が外方へ膨らむように形成され、この膨らんだ辺の中央部分とそれに隣接する概略正三角形の角部とが直線状に結ばれることで、6角形とされ、上記主切刃は、当該切削インサートの厚み方向から見て凸曲線状をなすように形成れていることを特徴とする。
このような構成の切削インサートにおいては、上述のように側面の厚さ方向中間部分に形成される拘束面が、厚み方向からみて外観形状を6角形とされているので、隣接する拘束面同士の交差角を広くとることができる。このため、拘束面同士が交差する角部近傍においても、比較的高い耐力を有することとなり、高剛性のクランプが行える。
また、切削に用いる主切刃の背面側(工具回転方向とは逆側)にある3つの拘束面を利用して、切削インサートを工具本体に固定することができ、この点においても、高剛性のクランプが行える。ちなみに、厚み方向からみた外観形状が三角形の拘束面を有する場合、クランプに際し、主切刃の背面側にある2つの拘束面しか利用することができず、強いクランプが行えない。
また、上記切削インサートにおいて、上記側面の上面及び下面側には、それぞれ上記主切刃に沿って凹溝状をなすブレーカ溝が形成されていてもよい。また、上記切削インサートにおいては、上記上面と上記側面が交差するエッジ部と上記下面と上記側面が交差するエッジ部に、上記主切刃と、該主切刃に隣接する上記副切刃の逃げ面強化部を形成することにより、副切刃の背面を主切刃のすくい面と分離し、副切刃のくさび角を大きくとることができる。このため、副切刃の耐欠損性を向上させることができる。
また、上記切削インサートにおいては、上記主切刃から当該切削インサートの中心に向かって延びて上記上面または上記下面に形成される逃げ面が捩れて形成され、当該切削インサートが上記工具本体に取り付けられるときに、上記主切刃のいずれの部位であっても逃げ角が一定になるように形成することにより、主切刃に対しても耐欠損性を向上させることができる。
ちなみに、この種従来の一般的な縦型の切削インサートを用いる場合、インサート厚みが大きくなることから、主切刃が芯上がりとなるため、逃げ角が大きくなってしまい、耐欠損性に劣っていた。
また、上記切削インサートにおいては、上記主切刃と副切刃と間のコーナー部に、それら主切刃と副切刃とに交差するチャンファーまたは凸曲面を形成することにより、主切刃と副切刃と間のコーナー部近傍の副切刃や主切刃の切刃強度のさらなる向上を図って、耐欠損性を一層高めることが可能となる。
また、上記切削インサートにおいては、上記三角形面の上面及び下面に、互いに異なるコーナー指標を設けることにより、これらコーナー指標に基づいて、例えばコーナー指標が隣接する主切刃や副切刃が未使用か、使用済みかを判別することができ、使用済みのこれら切刃が再び使用されてしまったり、逆に切刃が未使用のまま切削インサートが廃棄されたりするのを防ぐことができる。
また、本発明のインサート着脱式転削工具においては、軸線回りに回転される工具本体を有し、該工具本体の先端外周部に形成された取付座に、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の切削インサートが、上記上面又は下面のうち一方を上記工具本体外周側に向けるとともに、一の上記主切刃を工具回転方向側に向けて着脱可能に取り付けられ、上記工具本体の上記取付座には、上記6角形に形成された拘束面のうちの3つ面がそれぞれ当接される当接面が形成されていることを特徴としており、これにより、切削インサートの拘束面を3つの当接面にそれぞれ突き当てることによって、高剛性のクランプが行える。
本発明によれば、隣接する拘束面同士の交差角を広くとることができ、拘束面同士が交差する部分においても、比較的高い耐力を有することとなり、高剛性のクランプが行える。また、切削に用いる主切刃の背面側にある3つの拘束面を利用して、切削インサートを工具本体に固定することができ、この点においても、高剛性のクランプが行える。この結果、切削インサートがもともと有する切れ味を最大限発揮させることができ、しかも切削インサートの長寿命化を図ることもできる。
図1ないし図7は、本発明の一実施形態の切削インサート1を示すものであり、図8ないし図11は、この切削インサート1を取り付けた本発明の一実施形態のインサート着脱式転削工具(フライスカッタ)を示すものである。
本実施形態の切削インサート1は上述した縦刃の切削インサートであって、超硬合金等の硬質材料によって構成され、その外形が三角形平板状、より具体的には概略正三角形平板状をなしている。そして、切削インサート1は、概略正三角形状とされた上面2a及び下面2bと、これらの上面2a及び下面2bの周囲に配置されて、これら上面2a及び下面2bに交差する3つの側面3を有している。
上記上面2a及び下面2bの中央には、切削インサート1をその厚さ方向(図3における上下方向)に貫通する取付孔4が開口されており、この取付孔4の中心線Cは略正三角形状とされた上面2a及び下面2bの中心を通ってそれら上面及び下面に交差(直交)するように配設されている。また、本実施形態の切削インサート1は、後述する指標を除いて、この中心線C回りに120°ずつ回転対称形状とされるとともに、上下面を反転させたときにも対称形状となるように形成されている。
このような概略正三角形状とされた上下面2a、2bと側面3とが交差するエッジ部Eにより主切刃5が形成されているとともに、周方向に隣接する上記側面3同士が交差するエッジ部Fにより副切刃6が形成されている。副切刃6は該副切刃6に隣接する主切刃5に対し、後述するコーナー部9を介して連なって形成されている。ここで、本実施形態は、上述のように縦刃の切削インサートであるので、2つの上面2aあるいは下面2bは、それぞれ主切刃5の逃げ面とされるとともに、側面3にはこの主切刃5と副切刃6のすくい面が形成される。
なお、本実施形態では、図2に示されるように、各概略三角形状の上下面2a、2bに対してそれぞれ上記中心線C方向から見て、それら上下面2a、2bと側面3のエッジ部Eの反時計回り方向側の端部を一端部Eaとしたとき、主切刃5は、その一端部Eaからエッジ部Eに沿って時計回り方向側の他端部Eb側に向けて延びて形成されている。
エッジ部Eの他端部Ebには、主切刃5のすくい面に対して凸となる逃げ面強化部7が形成されている。逃げ面強化部7は、エッジ部Eの他端部Ebの副切刃6の逃げ面(副逃げ面)とされるもので、図3に示されるように、副切刃6から該副切刃の反時計側に隣接する主切刃5の他端に向けて三角形状をなすように平坦状に形成されている。すなわち、上下面2a、2bと側面3とが交差する一のエッジ部Eに形成された主切刃5について、この主切刃5の一端側に連なる副切刃6の上記逃げ面強化部7は、一のエッジ部Eと上記一端部Eaで交差する他のエッジ部Eの他端部側において、この他のエッジ部Eに形成された主切刃5の他端部側におけるすくい面とは分離して平坦状に形成されている。
また、本実施形態の切削インサート1は上述のように反転対称であるので、図3に示すように1つの側面3においては、上下面2a、2bと側面3とが交差するエッジ部E同士が、その一端部Eaと他端部Ebとを反対側に位置される。
ここで、本実施形態では、上記側面3の両上下面2a、2b側には上記主切刃5に沿って凹溝状のブレーカ溝3Aがそれぞれ形成されるとともに、これらのブレーカ溝3Aの間には、該ブレーカ溝3Aに対して凸となる突出部3Bが形成されている。この突出部3Bは、図4に示すように、厚み方向からみた外観形状が6角形とされている。すなわち、突出部3Bの厚み方向からみた外観形状は、概略正三角形状をなすとともに、それら各辺の中央部分が外方へ若干膨らむように形成され、この膨らんだ辺の中央部分とそれに隣接する概略正三角形の角部とが直線状に結ばれることで、6角形とされている。突出部3Bは、実際には6角柱形状をなしており、それらの側面は拘束面8とされる。拘束面8は、当該切削インサート1が工具本体に取り付けられるときに、工具本体の取付座12の当接面に当接されて、工具本体に対する切削インサートの相対移動を拘束する機能を果たす。拘束面8同士がなす最も狭い角度θaは、65°〜90°の範囲とされるのが望ましく、本実施形態では70°に設定されている。
また、ブレーカ溝3Aは、その底面の主切刃5に直交する断面が、主切刃5から上記厚さ方向に上記突出部3B側に向かうに従い一旦凹んだ後に立ち上がって該突出部3Bに至る凹円弧等の凹曲線状をなしていて、このブレーカ溝3Aの底面が実質的に主切刃5のすくい面とされている。従って、主切刃5には正のすくい角が与えられる。さらに、主切刃5は、上記中心線Cに沿った方向からみて、図2や図4に示したように外側に凸となる凸曲線状をなしており、ブレーカ溝3Aも主切刃に沿った方向には上記底面がこの凸曲線に沿って凸曲するように形成されている。
上面2aまたは下面2bと側面3とが交差するエッジ部Eの一端部Eaにおいて、上記主切刃5に連なる副切刃6は、上記側面3に対向する方向から見て図3に示すように主切刃5と略直交する方向に延びている。また、この副切刃6に連なって形成される上記逃げ面強化部7は、副切刃6から離間するに従い僅かに後退するように形成されていて、所望の逃げ角が付されるようになっている。なお、上記エッジ部Eの主切刃5の他端における上記ブレーカ溝3Aの底面からこの逃げ面強化部7にかけての背面は、このブレーカ溝3Aの底面から凹曲線のまま上記逃げ面強化部7に至る凹曲面とされている。
なお、本実施形態では、この副切刃6の逃げ面強化部7と主切刃5のエッジ部の一端部Ea側においてその逃げ面となる上面2aまたは下面2bとの間に、上面2aまたは下面2bの上記エッジ部の他端部Eb側を面取りするようにしてチャンファー面9aが形成されている。これにより、エッジ部の他端部Ebには、主切刃5と副切刃6が交差するコーナー部9に、主切刃5と副切刃6とに鈍角に交差するチャンファーが形成され、副切刃6はこのチャンファーを介して主切刃5に連ねられている。
一方、主切刃5の逃げ面とされる上下面2a、2bにおける取付孔4の開口部の周りは、中心線Cに垂直な略正三角形の平坦面1Aとされている。上下面2a、2bのエッジ部E側には、このエッジ部E側に向かうに従い上記厚さ方向に後退するように傾斜する逃げ面5aが、各エッジ部Eに形成された主切刃5および逃げ面強化部7に沿うように略一定幅で形成されている。
逃げ面5aは、上下面2a、2bと側面3とが交差する一のエッジ部Eに沿ってねじれて形成され、これにより、当該切削インサート1が工具本体に取り付けられるときに、主切刃5のいずれの部位であっても、逃げ角が一定になるようになっている。
すなわち、図9に示されるように、縦刃の切削インサートでは、工具本体に取り付けた場合、一の主切刃5において、工具本体の先端側から工具本体の後端側に向かうに従い、主切刃5の各部位の位置が、工具回転方向逆側へ後退する。したがって、主切刃におけるいずれの部位においても、主切刃の逃げ角を一定にするためには、主切刃の部位に応じて逃げ面の角度を設定する必要がある。
本実施形態では、図5〜図7に示すように、エッジ部Eの一端部Ea側に近い位置での主切刃5の逃げ面5aの傾斜角(切削インサート1の中心線Cに対する傾斜角)θbを例えば80.6°、エッジ部Eの略中央位置での主切刃5の逃げ面5aの傾斜角θcを例えば81.92°、エッジ部Eの他端部Eb側に近い位置での主切刃5の逃げ面5aの傾斜角θdを例えば83.7°というように設定している。つまり、主切刃5において、エッジ部Eの一端部Eaから他端部Eb側に向かうに従い、逃げ面5aの傾斜角を漸次大きくなるように設定している。
また、このように主切刃5の逃げ面5aの傾斜角を主切刃の各部位に合わせて異ならせるのに対応して、主切刃5のすくい面5bの傾斜角(切削インサートの中心線Cに対する傾斜角)も主切刃5の部位に合わせて変えている。
本実施形態では、エッジ部Eの一端部Ea側に近い位置での主切刃5のすくい面5bの傾斜角θb2を例えば27.05°、エッジ部Eの略中央位置での主切刃5のすくい面5bの傾斜角θc2を例えば25.45°、エッジ部Eの他端部Eb側に近い位置での主切刃5のすくい面5bの傾斜角θd2を例えば23.42°というように設定している。つまり、主切刃5において、エッジ部Eの一端部Eaから他端部Eb側に向かうに従い、すくい面5bの傾斜角を漸次小さくなるように設定している。
このように主切刃の部位に合わせて、主切刃5の逃げ面5aの傾斜角並びに主切刃5のすくい面5bの傾斜角を変えることで、主切刃5のくさび角をほぼ一定になるようにしている。
さらに、三角形をなす上下面2a、2bの各角部近傍には、上下面2a、2bの合計6つの角部同士で互いに異なるコーナー指標10が設けられている。これらコーナー指標10は、本実施形態では、角部の位置を、図2に示すように二重円の個数の違いとして表示しており、上記角部近傍に刻設あるいは突設されることにより表示している。ただし、本実施形態では、上面2aに一つの角部から周回りに沿って他の角部に向かう方向に順に、1個、2個、3個の二重円が形成されており、下面2bには図示していないが、上記1個〜3個と表示した角部の表裏反対の角部からやはり周回りに沿って他の角部に向かう方向に順に、4個、5個、6個の二重円が形成されている。
このような切削インサート1は、同形同大のものが複数、図8ないし図11に示すようなインサート着脱式転削工具に着脱可能に取り付けられて転削加工に使用される。このインサート着脱式転削工具は、その工具本体11が軸線Oを中心として先端側(図9において下側)が一段拡径した概略円盤状をなすものであって、この工具本体11の後端部が工作機械の主軸端に取り付けられることにより軸線O回りに工具回転方向Tに回転させられる一方、工具本体11の先端部外周には、複数(本実施形態では5つ)のチップポケット11Aが周方向に等間隔に形成されるとともに、これらのチップポケット11Aに連なってその工具回転方向Tを向く壁面と工具本体11の先端面とに開口するように形成されたインサート取付座12に、それぞれ上記切削インサート1が取り付けられる。
このインサート取付座12は、図11にハッチングを付して示すように、工具本体11の外周側を向く略三角形の底面12Aと、この底面から工具本体11の先端部の外周面に至る工具回転方向Tを向く斜め上向き壁面12B、同工具回転方向を向く斜め下向き壁面12C、及び同工具回転方向を向く他の斜め下向き壁面12Dとを有し、底面12Aの中央にはネジ孔12Eが穿設されている。
また、壁面12B,12C、12Dには、その底面12Aと交差する隅部に沿って凹部12Fが形成される一方、この凹部12Fの工具本体11外周面側には、切削インサート1の側面3の上記拘束面8に当接可能な突条の当接面12Gが形成されている。
このように形成されたインサート取付座12に、切削インサート1は、その上面2aまたは下面2bのうちの一方を工具本体11の外周側に向けるとともに、この一方の面の一のエッジ部Eの一端部Eaを工具本体11の先端に突出させ、かつこの一のエッジ部Eに形成された主切刃5を工具回転方向T側に向けて着座させられる。このとき、図11にハッチングを付して示すように、上面2aまたは下面2bのうち他方の面は、その平坦面1Aがインサート取付座12の底面12Aに密着させられるとともに、上記一のエッジ部Eとは工具回転方向の逆側であって下側を向く側面3に形成された拘束面8が壁面12Bの突条の当接面12Gの上記突端面に当接させられ、また、上記一のエッジ部Eとは工具回転方向の逆側であって上側を向く側面3に形成された拘束面8,8が壁面12C、12Dの突条の当接面12Gにそれぞれ当接させられ、上記取付孔4に挿通されたクランプネジ13が上記ネジ孔12Eにねじ込まれることにより、切削インサート1はインサート取付座12に着脱可能に装着される。
そして、こうしてインサート取付座12に装着された切削インサート1においては、その上記一のエッジ部Eに形成された主切刃5が工具本体11の最外周に位置するように上面2aまたは下面3bに外周の逃げ角が与えられるとともに、上記一のエッジ部Eの一端部Eaにおいてこの主切刃5に連なる副切刃6が、工具本体11の最先端において軸線Oに垂直な平面上に位置するように上記逃げ面強化部7に正面の逃げ角が与えられる。勿論、複数の切削インサート1同士においては、これら主切刃5や副切刃6の回転軌跡が一致するように、すなわち複数の切削インサート1は軸線O回りに所定の角度(本実施形態では72°)ずつ回転対称に配設される。
このようにインサート着脱式転削工具に取り付けられて使用される上記切削インサート1では、側面3の厚さ方向中間部分に形成される拘束面8が、厚み方向からみて外観形状を6角形とされているので、主切刃5が基本的に三角形状をなすように配置されているにも拘わらず、拘束面8同士の交差角θaを広くとることができる。このため、拘束面同士が交差する角部近傍においても、比較的高い耐力を有することとなり、結果的に、高剛性のクランプが行える。
また、上記切削インサート1では、切削に用いる主切刃5の背面側(工具回転方向Tの逆側)にある3つの拘束面8を利用して、当該切削インサート1を工具本体11に固定することができる。この点においても、高剛性のクランプが実現できる。ちなみに、拘束面8が、厚み方向からみた外観形状が三角形の場合、クランプに際し、主切刃5の背面側にある2つの拘束面しか利用することができず、この場合、強いクランプは望めない。
さらに、このような切削インサート1を上述のように着脱可能に取り付けたインサート着脱式転削工具によれば、また、上面2aまたは下面2bと側面3が交差するエッジ部Eに、主切刃5のほか、該主切刃5の他端側(時計方向)に隣接する副切刃6の逃げ面強化部7を形成することにより、副切刃6の背面を主切刃5のすくい面と分離させている。つまり、副切刃6の背面(時計方向)において主切刃5のすくい面を形成する凹部を潰して平坦状に形成している。この結果、副切刃6のくさび角を大きくとることができ、副切刃6の耐欠損性を向上させることができる。
また、上記切削インサート1においては、主切刃5から当該切削インサート1の中心に向かって延びて上面2aまたは下面2bに形成される逃げ面5aが捩れて形成され、当該切削インサート1が工具本体11に取り付けられるときに、主切刃5のいずれの部位であっても逃げ角が一定になるように形成している。これにより、主切刃5に対しても耐欠損性を向上させることができる。
加えて、この実施形態では、このように主切刃5の部位に合わせて、主切刃5のすくい面5bの傾斜角も変えており、これにより、主切刃5のくさび角をほぼ一定とすることができる。この点においても、主切刃5に対する耐欠損性を向上させることができる。この結果、切り込み深さの小さい切削時にも、良好な切れ味を発揮できる。
しかも、本実施形態の切削インサート1では、上面2aまたは下面2bの各角部に互いに異なるコーナー指標10が形成されており、これらのコーナー指標10に基づいて、6組の主切刃5および副切刃6を間違えることなくすべて使い切ることができる。すなわち、未使用の主切刃5および副切刃6が残されたまま切削インサート1が廃棄されたりすることがないので経済的であり、その一方で使用済みの主切刃5および副切刃6が再度使用されて所望の切削性能が得られなくなるようなこともない。なお、本実施形態では二重円の個数を異ならせるコーナー指標10を用いているが、同指標はこれに限られることなく、例えば1から6の数字や、aからfのアルファベット、その他の異なる表示をコーナー指標10として用いてもよい。
一方、上記実施形態の切削インサート1では、主切刃5が上記中心線C方向から見て凸曲線状をなすように形成されており、このような主切刃5の一端を工具本体11の先端に突出させた上記実施形態のインサート着脱式転削工具では、この主切刃5のアキシャルレーキ角が工具本体11の後端側に向かうに従い正角側に漸次大きくなってゆくため、後端側では主切刃5に鋭い切れ味を与えて切削抵抗の低減を図ることができる。そして、こうして主切刃5が凸状に張り出すことでその肉厚を大きく確保して切刃強度の向上を図ることができるので、先端側の上記エッジ部Eの一端部Eaの副切刃6に逃げ面強化部7が形成されることとも相俟って、この主切刃5についても耐欠損性を高めて一層長寿命の切削インサートを提供することが可能となる。
加えて、本実施形態の切削インサート1では、このようにインサート着脱式転削工具において工具本体11の先端に突出させられるエッジ部Eの一端部Eaに、この一端部で連なる主切刃5と副切刃6とに交差するコーナー部9にチャンファーが形成されており、これによって主切刃5に副切刃6が連なる部分に鋭利な角部が形成されるのを避けることができるので、かかる角部から欠損が生じてインサート寿命が短縮されてしまうのも防ぐことができる。
なお、本実施形態では、主切刃5と副切刃6とのコーナー部9が、平面状のチャンファー面9Aを形成することによって側面視直線状とされているが、チャンファー面9Aに代わって、例えば側面視が双曲線状、楕円状、アール状、あるいは直線を間に挟み両端がアール状になった凸曲面を形成し、このような凸曲面を主切刃5および副切刃6に鈍角に交差させたり、これら切刃に接するように形成してもよい。
さらにまた、本実施形態では、切削インサート1の側面3においてその上記2つの三角形面2側に、主切刃5に沿ってブレーカ溝3Aがそれぞれ形成されるとともに、これらのブレーカ溝3Aの間の部分は突出部3Bとされていて、この突出部3Bの突端面を拘束面8としてインサート取付座12の壁面12B,12C、12Dに形成された突条の当接面12Gに当接させて、切削インサート1がインサート着脱式転削具に取り付けられている。このため、上述のような凹溝状のブレーカ溝3Aが形成されていても、切削インサート1の取付安定性が損なわれることがなく、高精度の切削加工を安定して行うことができるとともに、このようなブレーカ溝3Aによって切削抵抗の一層の低減と切屑処理性の向上を図ることができる。
以上、本発明の実施形態である切削インサート1およびインサート着脱式転削工具について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、いわゆる右勝手のフライスカッタに装着される切削インサートとして説明したが、これに限定されることはなく、左勝手のフライスカッタに装着される切削インサートであっても良い。なお、左勝手の場合には、本実施形態とは捩れの向きが異なり、中心線C方向から見て、一方の正方形面2が他方の正方形面2に対して反時計回りに回転するように捩れた切削インサート1が使用されることになる。
本発明の一実施形態の切削インサートを示す斜視図である。 図1に示す実施形態の上面を中心線C方向から見た平面図である。 図1に示す実施形態の切削インサートのIII方向から見た底面図である。 図3のIV―IV線に沿う断面図である。 図2のV−V線に沿う断面図である。 図2のVI−VI線に沿う断面図である。 図2のVII−VII線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態のインサート着脱式転削工具を示す斜視図である。 図8に示す実施形態の側面図である。 図8に示す実施形態の底面図である。 図8に示す実施形態のインサート着脱式転削工具の工具本体に、図1に示す実施形態の切削インサート1を取り付けるときの取付図である。
符号の説明
1 切削インサート
2a 三角形状の上面
2b 三角形状の下面
3 側面
3B 突出部
4 取付孔
5 主切刃
5a逃げ面
5bすくい面
6 副切刃
7 逃げ面強化部
8 拘束面
9 コーナー部
10 コーナー指標
11 工具本体
12 インサート取付座

Claims (7)

  1. 外形が三角形平板状に形成されていて、上面、下面及び3つの側面を有し、
    上記上面と上記側面が交差するエッジ部と上記下面と上記側面が交差するエッジ部により主切刃が形成され、
    隣接する上記側面どうしが交差するエッジ部により副切刃が形成され、
    上記側面の厚さ方向中間部分に、当該切削インサートが工具本体に取り付けられるときに上記工具本体の取付座の当接面に当接されて上記工具本体に対する当該切削インサートの相対移動を拘束する拘束面が形成され、
    上記拘束面は、厚み方向からみた外観形状が、概略正三角形状をなすとともにそれら各辺の中央部分が外方へ膨らむように形成され、この膨らんだ辺の中央部分とそれに隣接する概略正三角形の角部とが直線状に結ばれることで、6角形とされ、
    上記主切刃は、厚み方向から見て凸曲線状をなすように形成れていることを特徴とする切削インサート。
  2. 上記側面の上面及び下面側には、それぞれ上記主切刃に沿って凹溝状をなすブレーカ溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  3. 上記上面と上記側面が交差するエッジ部と上記下面と上記側面が交差するエッジ部には、上記主切刃と、該主切刃に隣接する上記副切刃の逃げ面強化部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の切削インサート。
  4. 上記主切刃から当該切削インサートの中心に向かって延びて上記上面または上記下面に形成される逃げ面が捩れて形成され、当該切削インサートが上記工具本体に取り付けられるときに、上記主切刃のいずれの部位であっても逃げ角が一定になるように形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の切削インサート。
  5. 上記主切刃と上記副切刃との間のコーナー部には、それら主切刃と副切刃とに交差するチャンファーまたは凸曲面が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の切削インサート。
  6. 上記上面及び上記下面には、互いに異なるコーナー指標が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の切削インサート。
  7. 軸線回りに回転される工具本体を有し、該工具本体の先端外周部に形成された取付座に、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の切削インサートが、上記上面又は下面のうち一方を上記工具本体外周側に向けるとともに、一の上記主切刃を工具回転方向側に向けて着脱可能に取り付けられ、
    上記工具本体の上記取付座には、上記6角形に形成された拘束面のうちの3つ面がそれぞれ当接される当接面が形成されていることを特徴とするインサート着脱式転削工具。
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