JP2002052415A - スローアウェイチップ及びスローアウェイ式切削工具 - Google Patents

スローアウェイチップ及びスローアウェイ式切削工具

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JP2002052415A
JP2002052415A JP2001036131A JP2001036131A JP2002052415A JP 2002052415 A JP2002052415 A JP 2002052415A JP 2001036131 A JP2001036131 A JP 2001036131A JP 2001036131 A JP2001036131 A JP 2001036131A JP 2002052415 A JP2002052415 A JP 2002052415A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スローアウェイチップの切刃強度を確保しつ
つ切れ味の低下を低減する。 【解決手段】 チップ1は略四角形板状で、上面にそれ
ぞれ非平行な2対の切刃を第一及び第二短刃6、7と第
一及び第二長刃8、9とする。第一短刃6を挟む2つの
コーナー刃10、12のコーナー角は90°以下とし、
他のコーナー刃11は90°以下、コーナー刃13は鈍
角とする。第一長刃8の第四コーナー刃13の寄りの部
分、及び第二長刃9の第二コーナー刃11寄りの部分
に、それぞれ強化部15を形成する。工具本体21の先
端側に突出する2枚の同一チップの一つは第二長刃9を
正面刃とし且つ第一短刃6を外周刃とし、且つ第二長刃
9の強化部15を工具内周側に位置させる。他は第一短
刃6を正面刃とし且つ第一長刃8を外周刃とし、且つ第
一長刃8の強化部15を工具基端側に位置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スローアウェイチ
ップ(以下、チップということがある)及びこのスロー
アウェイチップが装着されるエンドミル等のスローアウ
ェイ式切削工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数枚、例えば2枚の平行四辺形
板状のスローアウェイチップが工具本体の先端に装着さ
れてなり、突き加工可能なスローアウェイ式エンドミル
では、工具本体の先端に装着されるチップのうち、一方
のチップは長刃を正面刃とし短刃を外周刃とするように
配置し、他方のチップは短刃を正面刃とし長刃を外周刃
とするように配置したものがある。この場合、2枚のス
ローアウェイチップが同形同大であるとチップの管理や
交換使用などに便利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなエンドミルでは、各スローアウェイチップの外周刃
には、各切刃において工具本体を回転軸線回りに回転さ
せた際に、2枚のチップの外周刃の回転軌跡が重なる部
分(二枚刃となる部分)と重ならない部分(単刃となる
部分)とができる。切刃において単刃となる部分は、二
枚刃となる部分に比べて被削材の切削時に大きな切削抵
抗を受けて損傷しやすい。本発明は、このような実情に
鑑みて、切刃強度を確保しつつ、切れ味の低下を低減し
たスローアウェイチップ及びこれを用いた切削工具を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスローアウ
ェイチップ(1,40)は、略四角形板状をなしてい
て、一の面(3)の隣り合う一方の2つのコーナー刃
(10,12)のコーナー角が90°以下とされ、これ
らコーナー刃をそれぞれ含む対向する一方の2つの稜辺
が非平行な切刃(8,9)とされてなり、これら切刃
(8,9)は長刃とされ、他の対向する2つの切刃
(6,7)は短刃とされ、長刃(8,9)において、そ
れぞれ他方のコーナー刃(13,11)寄りの部分は、
他の部分よりも切刃強度が向上された強化部(15)と
されていることを特徴とする。このようなスローアウェ
イチップを複数枚用い、一方のコーナー刃(10,1
2)を先端外周側に位置するように工具本体の先端にそ
れぞれ配置し、一方のスローアウェイチップが短刃
(6)を外周刃、長刃(9)を正面刃とし、他方のスロ
ーアウェイチップが長刃(8)を外周刃、短刃(6)を
正面刃として配置した場合には、他方のスローアウェイ
チップにおいて長刃(8)の工具基端側の部分、即ち他
方のコーナー刃(13)寄りの部分が単刃となる。本発
明のスローアウェイチップでは、上記のように配置構成
した場合に、単刃となる部分に強化部(15)を位置さ
せることで、単刃となる部分の切刃強度を確保すること
ができる。そして、このように単刃となる部分の切刃強
度を確保しつつ、二枚刃となる部分には切刃形状の制限
を加えずに済むので、この部分では切れ味を重視した切
刃形状として、切れ味の低下を低減することができる。
【0005】この強化部(15)は、例えば長刃(8,
9)において、他の部分よりもすくい角を小さくするこ
とによって構成することができる。また、スローアウェ
イチップを切刃に丸ホーニングが施されたものとして、
強化部を、長刃(8,9)の他の部分よりも刃先の曲率
半径を大きくとることによって構成してもよい。これ以
外にも、スローアウェイチップの前記一の面(3)に、
切刃に連なるランド部(14)を形成し、強化部を、長
刃(8,9)の他の部分よりもランド部(14)の幅を
大きくとることによって構成してもよい。長刃(8,
9)の強化部を上記いずれかの構成とすることで、強化
部の刃先強度を、長刃(8,9)の他の部分に比べて増
すことができる。ここで、強化部は、上記の各構成を複
数組み合わせた構成としてもよい。また、スローアウェ
イチップにおいて、前記一の面の他方の2つのコーナー
刃の一方が90°以下のコーナー角を有し、このコーナ
ー刃(11)を含む長刃(9)において、前記一方のコ
ーナー刃(10,12)の一つであるコーナー刃(1
2)を含む端部に、コーナー刃(12)に近づくにつれ
て一の面(3)の内側に後退するよう他の部分に対して
傾斜される副切刃(97)を形成してもよい。副切刃
(97)は、長刃(9)を正面刃として使用したときに
仕上げ切削に用いることができ、また長刃(9)を外周
刃として使用したときにはこの長刃(9)の他の部分に
対して工具本体の内周側に逃げていて被削材の切削に作
用しないので、長刃(9)を外周刃として使用した際の
副切刃(97)の摩耗の進行を防止して、正面刃として
使用する際の副切刃の切れ味を確保することができる。
【0006】本発明に係るスローアウェイ式切削工具
は、工具本体の先端に、それぞれ先端側に切刃が突出し
て配置された複数のスローアウェイチップが装着されて
なるスローアウェイ式切削工具において、複数のスロー
アウェイチップは請求項1乃至5のいずれか記載の同一
のスローアウェイチップ(1,40,96)とされ、こ
れら複数のスローアウェイチップの一つは長刃(9)を
正面刃、短刃(6)を外周刃として配置され、他は短刃
(6)を正面刃、長刃(8)を外周刃として、且つ長刃
(8)において前記一つのスローアウェイチップの外周
刃である短刃(6)と回転軌跡が重複しない部分に強化
部(15)を位置させて配置されていることを特徴とす
る。このようなスローアウェイ式切削工具は、工具本体
の先端に配置されるスローアウェイチップの一つは長刃
(9)を正面刃、短刃(6)を外周刃として配置され、
他のスローアウェイチップは、短刃(6)を正面刃、長
刃(8)を外周刃として配置されており、この配置構成
では長刃(8)の工具基端側の部分が単刃となる。本発
明のスローアウェイ式切削工具では、長刃(8,9)に
強化部(15)が形成されるスローアウェイチップを、
単刃となる位置に強化部(15)が位置するように配置
構成してなるので、単刃となる部分の切刃強度を確保す
ることができる。そして、このように単刃となる部分の
切刃強度を確保しつつ、二枚刃となる部分には切刃形状
の制限を加えずに済むので、この部分では切れ味を重視
した切刃形状として、切れ味の低下を低減することがで
きる。また、いずれかのスローアウェイチップの切刃が
欠損したり摩耗したりした場合でも、同一のスローアウ
ェイチップを交換して装着すればよく、交換用チップも
1種類保管すれば済むから、チップの製造コスト及び切
削工具のランニングコストが低廉になる。
【0007】また、工具本体には前記一つのスローアウ
ェイチップの基端側に長刃を外周刃とする同一のスロー
アウェイチップが配置されて、工具本体を回転軸線回り
に回転させた際に各外周刃の回転軌跡が重なるように
し、且つこれらスローアウェイチップは、それぞれ外周
刃において他の外周刃と回転軌跡が重複しない位置に前
記強化部が位置するように配置されていてもよい。この
ような配置では、各スローアウェイチップにおいて、長
刃を外周刃とするスローアウェイチップでは、それぞれ
外周刃に二枚刃となる部分と単刃となる部分とが生じる
が、この単刃となる部分には強化部が位置することにな
るので、スローアウェイチップにおいて単刃となる部分
の切刃強度を確保することができる。また長刃(8,
9)において二枚刃となる部分には切刃形状に制限を加
えずに済み、この部分は例えば切れ味を重視した切刃形
状とすることもできるので、この部分では切れ味の低下
が低減される。
【0008】本発明に係るスローアウェイ式切削工具
は、工具本体の先端に、それぞれ先端側に切刃が突出し
て配置された複数のスローアウェイチップが装着されて
なるスローアウェイ式切削工具において、複数のスロー
アウェイチップは請求項5記載の同一のスローアウェイ
チップ(96)とされ、これら複数のスローアウェイチ
ップの一つは副切刃(97)を有する長刃(9)を正面
刃、短刃(6)を外周刃とし、且つ長刃(9)は、副切
刃(97)を長刃(9)の他の部分よりも工具先端側に
突出させて配置され、工具本体には前記スローアウェイ
チップの基端側に長刃(8,9)を外周刃とする同一の
スローアウェイチップが配置されて、前記工具本体を回
転軸線回りに回転させた際に前記各外周刃の回転軌跡が
重なるようにし、且つこれらスローアウェイチップはそ
れぞれ前記外周刃において前記他の外周刃と回転軌跡が
重複しない部分に前記強化部(15)が位置するように
配置されており、他のチップについて長刃(9)を外周
刃とした場合、副切刃(97)を長刃(9)の他の部分
よりも工具内周側に位置させて被削材の切削に作用しな
いように配置されていることを特徴とする。副切刃(9
7)は、長刃(9)を正面刃として使用したときに仕上
げ切削に用いることができ、また長刃(9)を外周刃と
して使用したときにはこの長刃(9)の他の部分に対し
て工具本体の内周側に逃げていて被削材の切削に作用し
ないので、長刃(9)を外周刃として使用した際の副切
刃(97)の摩耗の進行を防止して、正面刃として使用
する際の副切刃の切れ味を確保することができる。ま
た、このスローアウェイ式切削工具において最も工具本
体の基端側に位置するスローアウェイチップの外周刃と
して、副切刃(97)が形成されていない切刃(8)を
使用することで、切刃(9)に副切刃(97)を形成し
つつ、スローアウェイ式切削工具の最大切り込み深さを
確保することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】〔第一の実施の形態〕以下、本発
明の第一の実施の形態によるスローアウェイチップ及び
スローアウェイ式エンドミルを添付図面により説明す
る。図1、図2は第一の実施の形態によるスローアウェ
イチップを示すもので、図3乃至図5は第一の実施の形
態によるスローアウェイ式エンドミルを示すものであ
る。図1はスローアウェイチップの平面図、図2は図1
に示すスローアウェイチップの各部の断面形状を示す断
面図であって、(a)は図1のA−A線断面図、(b)
は図1のB−B線断面図、図3は図1に示すスローアウ
ェイチップを装着したエンドミルの要部側面図、図4は
図3に示すエンドミルの正面図、図5は図3に示すエン
ドミルを外周刃側から見た要部側面図である。図1及び
図2に示す実施の形態によるスローアウェイチップ(以
下、チップということがある)1は、略四角形板状とさ
れ、着座面をなす下面2に対向して上面3が設けられ、
4つの側面4は下面2から上面3に向けて正角の傾斜角
(逃げ角)を以て漸次外側に傾斜して設けられていて、
ポジチップとされている。チップ1には、上面3の中央
部から下面2を貫通してボルト止め用の挿通孔5が穿孔
されている。
【0010】チップ1の上面3と下面2とは略平行平板
状とされ、上面3における4つの稜辺において、対向す
る各一対の稜辺は短刃と長刃とされ、短刃を構成する2
枚の切刃の一方は比較的長い第一短刃6とされ、他方は
比較的短い第二短刃7とされている。長刃を構成する他
の対向する2辺は例えば第一短刃6より長い第一長刃8
と第二長刃9とされている。しかも対向する第一短刃6
と第二短刃7は互いに非平行とされ、他の対向する第一
及び第二長刃8,9も非平行とされている。上面3が各
切刃6,7,8,9のすくい面とされ、各側面4が逃げ
面とされている。さらに、上面3には、その全周にわた
って、各切刃に連なるランド部14が形成されている。
そして、上面3の一方の対角方向の第一コーナー刃1
0,第二コーナー刃11は、第一短刃6及び第一長刃
8,第二短刃7及び第二長刃9が交差してそれぞれ形成
され、そのコーナー角がそれぞれ90°以下、好ましく
は鋭角とされ、他方の対角方向の第一短刃6及び第二長
刃9からなる第三コーナー刃12は90°以下、好まし
くは鋭角、第二短刃7及び第一長刃8からなる第四コー
ナー刃13のコーナー角は鈍角とされている。また、第
一乃至第三コーナー刃10,11,12のコーナー角は
等しくても等しくなくても良い。
【0011】このスローアウェイチップ1において、第
一長刃8の第四コーナー刃13寄りの部分、及び第二長
刃9の第二コーナー刃11寄りの部分には、それぞれ強
化部15が形成されている。第一長刃8に形成される強
化部15は、例えば図2(a)の断面図に示すように、
第一長刃8において第四コーナー刃13寄りの部分にお
けるランド部14のすくい角γ1(第一すくい角)、及
び上面3のすくい角γ2(第二すくい角)を、それぞれ
第一長刃8の他の部分におけるランド部14のすくい角
γ3及び上面3のすくい角γ4(図2(b)参照)より
も小さい角度とすることによって構成されるものであ
る。同様に、第二長刃9においても、強化部15は、第
二コーナー刃11寄りの部分におけるランド部14のす
くい角γ1及び上面3のすくい角γ2を、それぞれ第二
長刃9の他の部分におけるランド部14のすくい角γ3
及び上面3のすくい角γ4よりも小さい角度とすること
によって構成されている(図示せず)。強化部15は、
このようにすくい角を他の部分よりも小さい角度とする
ことで、刃先の肉厚を大きくして、この部分の切刃強度
を向上させたものである。ここで、第一長刃8と第二長
刃9とで、強化部同士、または強化部以外の部分同士の
第一、第二すくい角は同一角度としてもよく、またそれ
ぞれ異なる角度とすることもできる。
【0012】本実施の形態によるスローアウェイチップ
1は上述のように構成されており、次にこのスローアウ
ェイチップ1が複数枚装着されたエンドミル20につい
て図3乃至図5により説明する。エンドミル20の工具
本体21の先端部において、その回転中心をなす回転軸
線Oに対して略対向して断面略扇形に切り欠かれた二つ
の凹溝22,23が設けられている。各凹溝22,23
は工具本体21の長さ方向の中途部外周面から先端面2
1aにかけて切り欠かれて形成され、一方の凹溝22の
回転方向を向く面にチップ取付座24aが形成され、他
方の凹溝23の回転方向を向く面にもチップ取付座24
bが形成されている。そして、一方のチップ取付座24
aには、上述のスローアウェイチップ1が第二長刃9を
正面刃として工具本体21の先端面21aから先端側に
突出させて装着され、これを主チップ1Aとする。他方
のチップ取付座24bには、スローアウェイチップ1が
第一短刃6を正面刃として工具本体21の先端面21a
から先端側に突出させて装着され、これを副チップ1B
とする。このような配置構成では、主チップ1Aの正面
刃である第二長刃9の強化部15は、正面刃において工
具内周側に位置している。また、副チップ1Bの外周刃
である第一長刃8の強化部15は、外周刃において工具
基端側に位置している。尚、主チップ1Aのように第一
及び第二長刃8,9を回転軸線Oに交差させる方向に配
置した状態を横方向配置、副チップ1Bのように第一及
び第二長刃8,9を回転軸線Oに沿う方向に配置した状
態を縦方向配置とする。
【0013】主チップ1Aは、第三コーナー刃12が先
端外周側に配置され、第一短刃6が工具本体21の外周
面に沿って突出して回転軸線Oと略平行になるように配
置されて外周刃とされているために、工具本体21の先
端面21aから先端側に突出する第二長刃9は外周側か
ら回転軸線O方向に向かうに従って漸次基端側に近づく
よう回転軸線Oに対して角度α(例えばα=5°)を以
て傾斜され、第二長刃9の他端の鋭角を成す第二コーナ
ー刃11が回転軸線Oと反対側に位置し、第二短刃7が
回転軸線Oと交差している。また副チップ1Bは、第一
コーナー刃10が先端外側に配置され、第一長刃8が工
具本体21の外周面に沿って突出して回転軸線Oと略平
行になるように配置されて外周刃とされているために、
工具本体21の先端面21aから先端側に突出する第一
短刃6は外周側から回転軸線O方向に向かうに従って漸
次基端側に近づくよう角度β(例えばβ=7〜10°、
β=αも可)を以て傾斜され、他端の第三コーナー刃1
2が回転軸線Oから外側に離間している。そのため、両
チップ1A,1Bの内側に位置する第二短刃7及び第二
長刃9そしてその側面4,4は先端側から基端側に向け
て漸次回転軸線Oから離れる方向に外側に傾斜してい
る。
【0014】また主チップ1Aと副チップ1Bは、各外
周刃をなす第一短刃6と第一長刃8について、図5に示
すようにアキシャルレーキ角がポジになるように装着さ
れている(図5では第一長刃8のみを示す)。また図4
に示すように、主チップ1Aは正面刃をなす第二長刃9
が回転軸線Oを中心とする半径線上に位置するものと
し、ラジアルレーキ角は0°とされ、副チップ1Bは正
面刃をなす第一短刃6が芯上がりをなす位置にあり、ラ
ジアルレーキ角は負角とされている。
【0015】本実施の形態によるスローアウェイチップ
1及びエンドミル20は上述のように構成されているか
ら、工具本体21を回転軸線Oを中心に回転させて被削
材を切削すれば、工具本体21の先端側に突出する第二
長刃9と第一短刃6の外周側のコーナー刃12,10で
被削材に食い付いて切り込み切削が行われる。これらコ
ーナー刃12,10近傍の領域は回転軸線O付近と比較
して高速回転しているから食い付き時の切削抵抗が小さ
く欠損などを起こすことなく切り込み切削できる。更に
工具本体21を回転軸線O方向先端側に送ることで、そ
の回転軌跡が重なる第二長刃9と第一短刃6によってド
リルのように回転切削加工できる。また工具本体21を
横方向に送ることで、外周刃をなす第一短刃6及び第一
長刃8の2枚刃で外周切削し、第二長刃9及び第一短刃
6のコーナー刃12,10で仕上げ切削加工できる。或
いは外周刃をなす第一短刃6及び第一長刃8で肩削り加
工や溝加工等ができる。そして、いずれかのチップ1
A,1Bの切刃が欠損したり摩耗したりした場合でも、
同一のスローアウェイチップ1を交換して装着すればよ
い。
【0016】このようなエンドミル20では、上記の各
切削作業において、副チップ1Bの外周刃である第一長
刃8は、その工具基端側の部分が、主チップ1Aの外周
刃である第一短刃6の軌跡と重複せず、この部分は単刃
として被削材の切削を行うことになる。そして、これ以
外の部分では、両チップの外周刃は二枚刃として被削材
の切削を行うことになる。ここで、これら両チップにお
いて、単刃となる部分には強化部15が形成されてお
り、この部分の切刃強度が確保されている。そして、両
チップにおいてその他の部分は切刃形状に制限を加えず
に済むので、この部分では切れ味を重視した切刃形状と
して、切れ味の低下を低減することができる。
【0017】このように構成されるスローアウェイチッ
プ1及びエンドミル20によれば、各チップ1の外周刃
において、単刃となる部分に強化部15を位置させて切
刃強度を確保しつつ、二枚刃となる部分では切れ味を重
視した切刃形状とすることができるので、スローアウェ
イチップの切刃強度を確保しつつ、切れ味の低下を低減
することができる。さらに、複数の同一チップ1を異な
る取り付け角度、姿勢で工具本体21に装着して第二長
刃9と第一短刃6をそれぞれ正面刃とし、第一短刃6と
第一長刃8を外周刃として配置構成できる上に交換用チ
ップも1種類保管すれば済むから、チップの製造コスト
及び切削工具のランニングコストが低廉になる。しかも
少なくとも第一短刃6の両側の第一及び第三コーナー刃
10,12のコーナー角が90°以下、例えば鋭角とさ
れているから、主チップ1Aと副チップ1Bの先端外周
側のコーナー刃10,12を先端側に最も突出させた状
態で配置でき、コーナー刃10,12の切刃欠損を抑制
して回転軌跡の重なる2枚刃として配置できるから、切
削効率が良い。また、装着状態で主、副チップ1A,1
Bの内側の側面4が工具本体21の先端から基端側に向
けて漸次回転軸線Oから離れる方向に傾斜しているた
め、両チップ1A,1Bで挟まれた工具本体21の先端
中央部26の肉厚を回転軸線Oに沿って増大させて確保
でき、工具本体21の剛性を確保できる。
【0018】〔第二の実施の形態〕次に本発明の第二の
実施の形態を図6乃至図8により説明するが、上述の第
一の実施の形態と同一または同様の部分には同一の符号
を用いてその説明を省略する。図6は第二の実施の形態
によるスローアウェイ式エンドミルの側面図、図7は図
6に示すエンドミルのC方向側面図、図8は同じくD方
向側面図である。図6乃至図8に示す第二の実施の形態
によるスローアウェイ式エンドミル30は上述の第一の
実施の形態によるスローアウェイ式エンドミル20と同
一の構成を備えており、工具本体21の先端部におい
て、その回転中心をなす回転軸線Oに対して略対向して
断面略扇形に切り欠かれた二つの凹溝31,32が設け
られている。各凹溝31,32の先端側には回転方向を
向く面にチップ取付座24a、24bが形成され、それ
ぞれ主チップ1A、副チップ1Bが装着されている。こ
れらのチップ1A、1Bの配置構成は上述の第一の実施
の形態と同一である。
【0019】そして、一方の凹溝31には、主チップ1
Aの基端側に更にチップ取付座31aが形成され、上述
のスローアウェイチップ1が第三チップ1Cとして装着
されている。この第三チップ1Cは第二長刃9を外周刃
として工具本体21の外周面から径方向外側に突出させ
て回転軸線Oとほぼ平行に位置させ、先端側に第二短刃
7を向けて配置されている。この配置構成では、第三チ
ップ1Cの外周刃である第二長刃9の強化部15は、外
周刃において工具先端側に位置している。また、この第
二長刃9は、工具本体21の回転軸線Oを挟んで対向す
る位置にある副チップ1Bの外周刃をなす第一長刃8の
回転軌跡と重なるようにこの第一長刃8より基端側にず
らせて配置されている。しかもそれぞれ外周刃をなす主
チップ1Aの第一短刃6と第三チップ1Cの第二長刃9
とは先端側から基端側に向けて工具本体21の回転方向
後方側に捻れて配置されている。
【0020】次に、他方の凹溝32には、副チップ1B
の基端側に更にチップ取付座31bが形成され、上述の
スローアウェイチップ1が第四チップ1Dとして装着さ
れている。この第四チップ1Dは第一長刃8を外周刃と
して工具本体21の外周面から径方向外側に突出させて
回転軸線Oとほぼ平行に位置させ、先端側に第一短刃6
を向けて配置されている。この配置構成では、第四チッ
プ1Dの外周刃である第一長刃8の強化部15は、外周
刃において工具基端側に位置している。また、この第一
長刃8は、工具本体21の回転軸線Oを挟んで対向する
位置にある第三チップ1Cの外周刃をなす第二長刃9の
回転軌跡と重なるようにこの第二長刃9より基端側にず
らせて配置されている。しかもそれぞれ外周刃をなす副
チップ1Bの第一長刃8と第四チップ1Dの第一長刃8
とは先端側から基端側に向けて工具本体21の回転方向
後方側に捻れて配置されている。
【0021】このようなエンドミル30では、工具本体
21の先端に位置する主チップ1Aを第一短刃6が外周
刃をなすように横方向配置し、更に副チップ1Bを第一
長刃8が外周刃をなすように縦方向配置したから、第三
チップ1C及び第四チップ1Dをそれぞれ主チップ1A
及び副チップ1Bの基端側に各外周刃の回転軌跡が連続
するように配置できて深穴加工が行える。しかも各チッ
プ1A,1B,1C,1Dを同一のチップでこれを達成
できる。尚、チップ1の配置枚数は必ずしも4枚でなく
てもよく、3枚または5枚以上配置してもよい。しかも
主チップ1Aと第三チップ1Cとの配置関係により、主
チップ1Aの基端側に位置する第一長刃8は工具本体2
1の外周側から回転軸線O側に向かって漸次先端側に傾
斜配置され、第三チップ1Cは第二短刃7が外周側から
回転軸線O側に向かって基端側に傾斜しているために両
チップ1A,1C間の外周部分27を外周側から内側に
向かって肉厚を増大できるから、先端中央部26と共に
工具本体21の切刃強度を確保できる。
【0022】そして、このエンドミル30を前述の各切
削作業に用いた場合に、副チップ1Bにおいて外周刃を
なす第一長刃8の工具基端側の部分、第三チップ1Cに
おいて外周刃をなす第二長刃9の工具先端側の部分、及
び第四チップ1Dにおいて外周刃をなす第一長刃8の工
具基端側の部分は、それぞれ他のチップの外周刃の軌跡
と重複せず、この部分はそれぞれ単刃として被削材の切
削を行うことになる。そして、各チップの外周刃におい
てこれ以外の部分は二枚刃として被削材の切削を行うこ
とになる。ここで、これら各チップにおいて、単刃とな
る部分には強化部15が形成されており、この部分の切
刃強度が確保されている。そして、各チップにおいてそ
の他の部分は切刃形状に制限を加えずに済むので、この
部分では切れ味を重視した切刃形状として、切れ味の低
下を低減することができる。
【0023】本第二の実施の形態によるエンドミル30
によれば、各スローアウェイチップ1の外周刃におい
て、単刃となる部分に強化部15を位置させて切刃強度
を確保しつつ、二枚刃となる部分では切れ味を重視した
切刃形状とすることができるので、スローアウェイチッ
プの切刃強度を確保しつつ、切れ味の低下を低減するこ
とができる。
【0024】〔第三の実施の形態〕次に本発明のスロー
アウェイチップの別の例を第三の実施の形態として図9
により説明するが、第一の実施の形態によるスローアウ
ェイチップ1と同一または同様な部分には同一の符号を
用いて説明する。図9(a)は本実施の形態によるスロ
ーアウェイチップの平面図、(b)は(a)に示すスロ
ーアウェイチップのE方向側面図、(c)は同じくF方
向側面図、(d)は同じくG方向側面図である。図9に
示す第三の実施の形態によるスローアウェイチップ(以
下、チップということがある)40は、略四角形板状と
され、着座面をなす下面2に対向する上面41は、第一
短刃6から対向する第二短刃7に向けて下面2との距離
が漸次小さくなるように傾斜して平面状に形成され、そ
のために第一長刃8と第二長刃9も第一短刃6側から第
二短刃7側に向けて傾斜する直線状の切刃になってい
る。そのため第二短刃7は下面2との距離が最も小さく
形成されている。また上下面41,2を貫通する挿通孔
5は下面2に略直交する方向に穿孔されている。或いは
上面41に直交させてもよい。当然ながらこのスローア
ウェイチップ40も、第一長刃8の第四コーナー刃13
寄りの部分、及び第二長刃9の第二コーナー刃11寄り
の部分には、強化部15が構成されている。
【0025】このようなチップ40をチップ1に代えて
上述のエンドミル30(20)に装着した場合、各チッ
プ40の各切刃のラジアルレーキ角やアキシャルレーキ
角を変えないように装着すれば、チップ裏面のチップ取
付座24a,24b、31a,31bの肉厚を大きくで
きて工具本体21の切刃強度を向上できる。図10に示
す主チップ40Aや図11に示す第三チップ40Cでは
チップ取付座24a、31aの第二短刃7側の肉厚を厚
くすることができる。またチップ40または1の着座面
(下面2)の姿勢を変えずにチップ取付座に装着する場
合には、図12に示すように第一短刃6が先端側に位置
している副チップ40B及び第四チップ40Dでは各外
周刃である第一長刃8のアキシャルレーキ角を大きくで
きて、外周切削の切れ味を向上できる。
【0026】第三の実施の形態によるチップ40の変形
例として図13に示す構成を備えていても良い。図13
(a)は本実施の形態によるスローアウェイチップの平
面図、(b)は(a)に示すスローアウェイチップのH
方向側面図、(c)は同じくI方向側面図、(d)は同
じくJ方向側面図、(e)は同じくK方向側面図であ
る。図13に示す変形例によるスローアウェイチップ4
3は、略四角形板状とされ、着座面をなす下面2に対向
する上面44はねじれ面に形成されており、そのために
第一短刃6,第二短刃7,第一長刃8,第二長刃9はそ
れぞれコーナー刃の一端から他端のコーナー刃に向けて
下面2との距離が漸次変化するようにそれぞれ任意の角
度で傾斜する直線状の切刃になっている。また上下面4
4,2を貫通する挿通孔5は下面2に略直交する方向に
穿孔されている。或いは上面44に直交させてもよい。
このような構成を採用すれば、各切刃の取り付け位置や
姿勢に応じて好適なラジアルレーキ角やアキシャルレー
キ角を設定できる。
【0027】尚、上面3,41,44にブレーカ溝を設
けてもよい。また、二枚のチップ1,1(40,40;
43,43)の各正面刃は芯上がりまたは芯下がりの位
置に配置されていてもよい。
【0028】また第一及び第三の実施の形態におけるチ
ップ1,40,43において、鋭角の第一乃至第三コー
ナー刃10,11、12のコーナー角は同一でも同一で
なくてもよい。尚、上述の第一及び第三の実施の形態、
変形例における各スローアウェイチップ1,40,43
において、各長刃8,9,短刃6,7を直線状とした
が、これに代えて凸曲線状または凹曲線状としてもよ
く、この場合、上面3,41,44は凸曲面や凹曲面で
も良い。また本発明によるスローアウェイチップは、エ
ンドミル30に限定されることなく他の種類の転削工具
や旋削工具等の各種切削工具にも装着することができ
る。
【0029】次に本発明の第四の実施の形態を図14及
び図15により説明するが、上述の第二の実施の形態と
同一または同様の部分には同一の符号を用いてその説明
を省略する。図14は第四の実施の形態によるスローア
ウェイチップの平面図、図15は第四の実施の形態によ
るスローアウェイ式エンドミルの側面図である。図14
に示すスローアウェイチップ96は、図1に示す第一の
実施の形態によるスローアウェイチップ1において、第
二長刃9の第三コーナー刃12を含む端部に、第三コー
ナー刃12に近づくにつれて一の面3の内側に後退する
よう他の部分に対して傾斜される副切刃97を形成した
ものである。第二長刃9の他の部分に対して、副切刃9
7は角度θ(例えばθ=5°)傾斜されている。
【0030】第四の実施の形態によるスローアウェイ式
エンドミル98は上述の第二の実施の形態によるスロー
アウェイ式エンドミル30と同一の構成を備えており、
チップ1に代えてチップ96を配置したものである。工
具本体21の先端部において、その回転中心をなす回転
軸線Oに対して略対向して断面略扇形に切り欠かれた二
つの凹溝31,32が設けられている。各凹溝31,3
2の先端側には回転方向を向く面にチップ取付座24
a、24bが形成され、それぞれ主チップ96A、副チ
ップ96Bが装着されている。これらのチップ96A、
96Bの配置構成は上述の第二の実施の形態におけるチ
ップ1A、1Bの配置構成と同一である。そして、上記
の配置構成では、チップ96Aの第二長刃9に形成され
る副切刃97は、第二長刃9の他の部分よりも工具本体
21の先端側に突出している。またチップ96Bの第二
長刃9は工具本体21の内周側に位置しており、切削に
作用しないようになっている。
【0031】そして、一方の凹溝31には、主チップ9
6Aの基端側に更にチップ取付座31aが形成され、上
述のスローアウェイチップ96が第三チップ96Cとし
て装着されている。この第三チップ96Cは第二長刃9
を外周刃として工具本体21の外周面から径方向外側に
突出させて回転軸線Oとほぼ平行に位置させ、先端側に
第二短刃7を向けて配置されている。この配置構成で
は、第三チップ96Cに形成される副切刃97は、第二
長刃9の他の部分に対して工具本体21の内周側に逃げ
ている。
【0032】次に、他方の凹溝32には、副チップ96
Bの基端側に更にチップ取付座31bが形成され、上述
のスローアウェイチップ96が第四チップ96Dとして
装着されている。この第四チップ96Dは第一長刃8を
外周刃として工具本体21の外周面から径方向外側に突
出させて回転軸線Oとほぼ平行に位置させ、先端側に第
一短刃6を向けて配置されている。この配置構成では、
チップ96Dの第二長刃9は工具本体21の内周側に位
置しており、切削に作用しないようになっている。
【0033】本第四の実施の形態によるエンドミル98
によれば、スローアウェイチップ96においてチップ9
6Aの副切刃97を仕上げ切削に使用することができ、
他のチップ96B,96C,96Dでは副切刃97は被
削材の切削に作用しない。このように、エンドミル98
においては、スローアウェイチップ96は、第二長刃9
を正面刃として使用した場合以外では副切刃97の摩耗
の進行が防止されるので、副切刃97の切れ味を確保す
ることができ、副切刃97を正面刃として被削材の仕上
げ加工を行った際に、良好な仕上げ面を得ることができ
る。また、最も工具本体21の基端側に位置するチップ
96Dにおいて、外周刃として副切刃97が形成されて
いない第一長刃8を使用するので、第二長刃9に副切刃
97を形成しつつ、スローアウェイ式切削工具の最大切
り込み深さSを確保することができる。尚、チップ96
の配置枚数は必ずしも4枚でなくてもよく、3枚または
5枚以上配置してもよい。また、上記第四の実施の形態
では、スローアウェイチップ96は、図1に示す第一の
実施の形態によるスローアウェイチップ1において第二
長刃9に副切刃97を形成したことで構成されるものと
したが、これに限らず、例えばスローアウェイチップ4
0または43のいずれかにおいて第二長刃9に副切刃9
7を形成することで構成してもよい。また、スローアウ
ェイチップ96は、エンドミル98に限らず、他のエン
ドミルに装着してもよい。
【0034】〔第五の実施の形態〕次に本発明のスロー
アウェイチップの別の例を第五の実施の形態として図1
6により説明するが、第一の実施の形態によるスローア
ウェイチップ1と同一または同様な部分には同一の符号
を用いて説明する。図16は本実施の形態のスローアウ
ェイチップの各部の断面形状を示す断面図であって、
(a)は、本実施の形態のスローアウェイチップにおい
て、第一の実施の形態によるスローアウェイチップのA
−A線断面図に相当する断面図、(b)は第一の実施の
形態によるスローアウェイチップのB−B線断面図に相
当する断面図である。図16に示す第五の実施の形態に
よるスローアウェイチップ(以下、チップということが
ある)100は、図1に示すスローアウェイチップ1と
ほぼ同形状をなし、各切刃には丸ホーニングが施される
ものである。そして、スローアウェイチップ1とは異な
り、第一、第二長刃8,9の強化部15を、他の部分に
対してすくい角を小さくした構成とするのではなく、以
下に述べる構成としたものである。
【0035】すなわち、第一長刃8の強化部15は、図
16(a)の断面図に示すように、第一長刃8において
第四コーナー刃13寄りの部分の刃先の曲率半径R1
を、第一長刃8の他の部分の刃先の曲率半径R2(図1
6(b)参照)よりも大きくとることによって構成され
るものである。同様に、第二長刃9においても、強化部
15は、第二コーナー刃11寄りの部分の刃先の曲率半
径R1を、第二長刃9の他の部分の刃先の曲率半径R2
よりも大きくとることによって構成されている(図示せ
ず)。強化部15は、このように刃先の曲率半径を他の
部分よりも大きくとることで、この部分の切刃強度を向
上させたものである。ここで、第一長刃8と第二長刃9
とで、強化部15同士の曲率半径R1、または強化部1
5以外の部分同士の曲率半径R2は同一としてもよく、
またそれぞれ異なる曲率半径とすることもできる。
【0036】〔第六の実施の形態〕次に本発明のスロー
アウェイチップの別の例を第六の実施の形態として図1
7により説明するが、第一の実施の形態によるスローア
ウェイチップ1と同一または同様な部分には同一の符号
を用いて説明する。図17は本実施の形態のスローアウ
ェイチップの各部の断面形状を示す断面図であって、
(a)は、本実施の形態のスローアウェイチップにおい
て、第一の実施の形態によるスローアウェイチップのA
−A線断面図に相当する断面図、(b)は第一の実施の
形態によるスローアウェイチップのB−B線断面図に相
当する断面図である。図17に示す第六の実施の形態に
よるスローアウェイチップ(以下、チップということが
ある)101は、図1に示すスローアウェイチップ1と
ほぼ同形状をなすものである。そして、スローアウェイ
チップ1とは異なり、第一、第二長刃8,9の強化部1
5を、他の部分に対してすくい角を小さくした構成とす
るのではなく、以下に述べるような構成としたものであ
る。
【0037】すなわち、第一長刃8の強化部15は、図
17(a)の断面図に示すように、第一長刃8において
第四コーナー刃13寄りの部分のランド部14の幅W1
を、第一長刃8の他の部分のランド部14の幅W2(図
17(b)参照)よりも大きくとることによって構成さ
れるものである。同様に、第二長刃9においても、強化
部15は、第二コーナー刃11寄りの部分のランド部1
4の幅W1を、第二長刃9の他の部分のランド部14の
幅W2よりも大きくとることによって構成されている
(図示せず)。強化部15は、このようにランド部14
の幅W1を他の部分よりも大きくとることで、この部分
の切刃強度を向上させたものである。ここで、第一長刃
8と第二長刃9とで、それぞれの強化部15におけるラ
ンド部14の幅W1、または強化部15以外の部分にお
けるランド部14の幅W2は同一としてもよく、またそ
れぞれ異なる幅とすることもできる。
【0038】なお、上記第三、第四の実施の形態におけ
るチップ40,43,96においては、強化部15を、
第一の実施の形態に示すスローアウェイチップ1の強化
部15と同様の構成によって形成した例を示したが、こ
れに限られることなく、強化部15の構成は、第一、第
五、第六の実施の形態に示すスローアウェイチップ1,
100,101のいずれの構成としてもよく、またこれ
らの構成を組み合わせたものとしてもよい。
【0039】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るスローアウ
ェイチップは、各チップの外周刃において、単刃となる
部分に強化部を位置させて被削材の切削を行うことで、
単刃となる部分の切刃強度を確保しつつ、二枚刃となる
部分では切れ味を重視した切刃形状とすることができる
ので、スローアウェイチップの切刃強度を確保しつつ、
切れ味の低下を低減することができる。また、一の面の
隣り合う一方の2つのコーナー刃のコーナー角が90°
以下とされ、これらコーナー刃をそれぞれ含む対向する
一方の2つの稜辺が非平行な切刃とされてなるから、こ
のような同一のスローアウェイチップを複数枚用い、一
方2つのコーナー刃を先端外周側に位置するように工具
本体の先端にそれぞれ配置した場合、正面刃と外周刃と
外周側のコーナー刃とを2枚刃として配置でき、欠損し
にくい上に切削効率が良く、チップの保管が容易でラン
ニングコスト等が低い。
【0040】また、切刃(9)に、コーナー刃(12)
に近づくにつれて後退するよう他の部分に対して傾斜さ
れる副切刃(97)を形成することで、切刃(9)を外
周刃として使用した際の副切刃(97)の摩耗の進行を
防止して、正面刃として使用する際の副切刃の切れ味を
確保することができる。これによって、正面刃による被
削材の仕上げ加工を施した際に、良好な仕上げ面を得る
ことができる。
【0041】本発明に係るスローアウェイ式切削工具で
は、複数のスローアウェイチップは請求項1乃至5のい
ずれか記載の同一のスローアウェイチップとされ、複数
のスローアウェイチップの一つは長刃を正面刃、短刃を
外周刃とし、且つ長刃の強化部を工具内周側に位置させ
て配置され、他は短刃を正面刃、長刃を外周刃として、
且つ長刃の強化部を工具基端側に位置させて配置されて
いる。このように構成されるスローアウェイ式切削工具
によれば、各チップの外周刃において、単刃となる部分
に強化部を位置させて切刃強度を確保しつつ、二枚刃と
なる部分では切れ味を重視した切刃形状とすることがで
きるので、スローアウェイチップの切刃強度を確保しつ
つ、切れ味の低下を低減することができる。
【0042】また工具本体には一つのスローアウェイチ
ップの基端側に長刃を外周刃とする同一のスローアウェ
イチップが配置されて、工具本体を回転軸線回りに回転
させた際に各外周刃の回転軌跡が重なるようにしたか
ら、同一のチップを工具本体の先端側から基端側に順次
重ねて各外周刃の回転軌跡を重ねることができて深穴加
工に採用できる。
【0043】本発明に係るスローアウェイ式切削工具で
は、長刃となる切刃(9)に前記副切刃(97)が形成
される複数の同一のスローアウェイチップを用い、工具
本体の先端側に突出する複数のスローアウェイチップの
一つは、長刃(9)を正面刃とし且つ短刃(6)を外周
刃とし、且つ長刃(9)が、副切刃(97)を長刃
(9)の他の部分よりも工具先端側に突出させて被削材
の切削に作用するように配置し、他は長刃(9)を工具
内周側に位置させるか、または長刃(9)を外周刃と
し、且つ長刃(9)が、副切刃(97)を長刃(9)の
他の部分よりも工具内周側に位置させて被削材の切削に
作用しないように配置したから、副切刃(97)は、切
刃(9)を外周刃として使用したときにはこの切刃の他
の部分に対して工具本体の内周側に逃げていて被削材の
切削に作用せず、切刃(9)を正面刃として使用したと
きにのみ切削に作用することになり、切刃(9)を外周
刃として使用した際の副切刃(97)の摩耗の進行を防
止して、正面刃として使用する際の副切刃の切れ味を確
保することができ、被削材の仕上げ加工を行った際に良
好な仕上げ面を得ることができる。また、このスローア
ウェイ式切削工具において最も工具本体の基端側に位置
する外周刃として、副切刃(97)が形成されていない
切刃(8)を使用することで、切刃(9)に副切刃(9
7)を形成しつつ、スローアウェイ式切削工具の最大切
り込み深さを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態によるスローアウ
ェイチップを示す平面図である。
【図2】 図1に示すスローアウェイチップの各部の断
面形状を示す断面図であって、(a)は図1のA−A線
断面図、(b)は図1のB−B線断面図である。
【図3】 図1に示すスローアウェイチップが二枚装着
されたエンドミルの要部側面図である。
【図4】 図3に示すエンドミルの正面図である。
【図5】 図3に示すエンドミルを外周刃の方向から見
た側面図である。
【図6】 本発明の第二の実施の形態によるエンドミル
の側面図である。
【図7】 図6に示すエンドミルをC方向から見た側面
図である。
【図8】 図6に示すエンドミルをD方向から見た側面
図である。
【図9】 本発明の第三の実施の形態によるスローアウ
ェイチップを示すもので、(a)は平面図、(b)は
(a)のチップをE方向から見た側面図、(c)は同じ
くF方向から見た側面図、(d)は同じくG方向から見
た側面図である。
【図10】 図9に示すスローアウェイチップが装着さ
れたエンドミルの正面図である。
【図11】 図10に示すエンドミルを一方の外周刃の
方向から見た側面図である。
【図12】 図10に示すエンドミルを他方の外周刃の
方向から見た側面図である。
【図13】 第三の実施の形態の変形例によるスローア
ウェイチップを示すもので、(a)は平面図、(b)は
(a)のチップをH方向から見た側面図、(c)は同じ
くI方向から見た側面図、(d)は同じくJ方向から見
た側面図、(e)は同じくK方向から見た側面図であ
る。
【図14】 本発明の第四の実施の形態によるスローア
ウェイチップを示す平面図である。
【図15】 本発明の第四の実施の形態によるエンドミ
ルの側面図である。
【図16】 本発明の第五の実施の形態のスローアウェ
イチップの各部の断面形状を示す断面図である。
【図17】 本発明の第六の実施の形態のスローアウェ
イチップの各部の断面形状を示す断面図である。
【符号の説明】
1,40,43,96,100,101 スローアウェ
イチップ 1A,40A,96A 主チップ 1B,40B,96B 副チップ 1C,40C,96C 第三チップ 1D,40D,96D 第四チップ 6 第一短刃 7 第二短刃 8 第一長刃 9 第二長刃 10 第一コーナー刃 11 第二コーナー刃 12 第三コーナー刃 13 第四コーナー刃 14 ランド部 15 強化部 20,30,98 エンドミル 21,31 工具本体 97 副切刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C022 KK03 KK06 KK12 KK14 KK23 KK25 LL01 LL02 LL03 MM06 MM11 3C046 CC00 CC02 CC06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略四角形板状をなしていて、一の面の隣
    り合う一方の2つのコーナー刃のコーナー角が90°以
    下とされ、これらコーナー刃をそれぞれ含む対向する一
    方の2つの稜辺が非平行な切刃とされてなり、 これら切刃は長刃とされ、他の対向する2つの切刃は短
    刃とされ、 前記長刃において、それぞれ他方のコーナー刃寄りの部
    分は、他の部分よりも切刃強度が向上された強化部とさ
    れていることを特徴とするスローアウェイチップ。
  2. 【請求項2】 前記長刃において、前記強化部は、前記
    長刃の他の部分よりもすくい角を小さくすることによっ
    て構成されていることを特徴とする請求項1記載のスロ
    ーアウェイチップ。
  3. 【請求項3】 前記各切刃には丸ホーニングが施されて
    おり、前記強化部は、前記長刃の他の部分よりも刃先の
    曲率半径を大きくとられることによって構成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のスローアウ
    ェイチップ。
  4. 【請求項4】 前記一の面には、前記各切刃に連なるラ
    ンド部が形成されており、 前記強化部は、前記長刃の他の部分よりも前記ランド部
    の幅が大きくとられることによって構成されていること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスロー
    アウェイチップ。
  5. 【請求項5】 前記一の面の他方の2つのコーナー刃の
    一方が90°以下のコーナー角を有し、 このコーナー刃を含む長刃において、前記一方のコーナ
    ー刃の一つを含む端部に、該コーナー刃に近づくにつれ
    て前記一の面の内側に後退するよう他の部分に対して傾
    斜される副切刃が形成されていることを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれかに記載のスローアウェイチップ。
  6. 【請求項6】 工具本体の先端に、それぞれ先端側に切
    刃が突出して配置された複数のスローアウェイチップが
    装着されてなるスローアウェイ式切削工具において、 前記複数のスローアウェイチップは請求項1乃至5のい
    ずれか記載の同一のスローアウェイチップとされ、 これら複数のスローアウェイチップの一つは長刃を正面
    刃、短刃を外周刃として配置され、 他は短刃を正面刃、長刃を外周刃として、且つ前記長刃
    において前記一つのスローアウェイチップの外周刃と回
    転軌跡が重複しない部分に前記強化部を位置させて配置
    されていることを特徴とするスローアウェイ式切削工
    具。
  7. 【請求項7】 前記工具本体には前記一つのスローアウ
    ェイチップの基端側に前記長刃を外周刃とする同一のス
    ローアウェイチップが配置されて、工具本体を回転軸線
    回りに回転させた際に前記各外周刃の回転軌跡が重なる
    ようにし、 且つこれらスローアウェイチップは、それぞれ前記外周
    刃において前記他の外周刃と回転軌跡が重複しない部分
    に前記強化部が位置するように配置されていることを特
    徴とする請求項6記載のスローアウェイ式切削工具。
  8. 【請求項8】 工具本体の先端に、それぞれ先端側に切
    刃が突出して配置された複数のスローアウェイチップが
    装着されてなるスローアウェイ式切削工具において、 前記複数のスローアウェイチップは請求項5記載の同一
    のスローアウェイチップとされ、 これら複数のスローアウェイチップの一つは前記副切刃
    を有する長刃を正面刃、短刃を外周刃とし、且つ前記副
    切刃を有する長刃は、前記副切刃を前記長刃の他の部分
    よりも工具先端側に突出させて配置され、他は短刃を正
    面刃、長刃を外周刃として配置され、 前記工具本体には前記スローアウェイチップの基端側に
    前記長刃を外周刃とする同一のスローアウェイチップが
    配置されて、前記工具本体を回転軸線回りに回転させた
    際に前記各外周刃の回転軌跡が重なるようにし、 且つこれらスローアウェイチップはそれぞれ前記外周刃
    において前記他の外周刃と回転軌跡が重複しない部分に
    前記強化部が位置するように配置されており、 他のチップについて前記副切刃を有する長刃を外周刃と
    した場合、前記副切刃を前記長刃の他の部分よりも工具
    内周側に位置させて被削材の切削に作用しないように配
    置されていることを特徴とするスローアウェイ式切削工
    具。
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