JP2000141123A - スローアウェイチップならびに回転切削工具、および金型形成方法 - Google Patents
スローアウェイチップならびに回転切削工具、および金型形成方法Info
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- JP2000141123A JP2000141123A JP31746398A JP31746398A JP2000141123A JP 2000141123 A JP2000141123 A JP 2000141123A JP 31746398 A JP31746398 A JP 31746398A JP 31746398 A JP31746398 A JP 31746398A JP 2000141123 A JP2000141123 A JP 2000141123A
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- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
- B23C5/109—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft with removable cutting inserts
Abstract
を形成する場合と立壁部を形成する場合の切削負荷が大
きく変化しないようにして、切削効率の向上を図ること
ができるスローアウェイチップならびに回転切削工具を
提供する。 【解決手段】 スローアウェイチップ1は、所定の長さ
を有する第1切れ刃11と、回転軸線Cに関して第1切
れ刃11の径方向外側に第1切れ刃11と連続するよう
に配置され、第1切れ刃11の長さL1よりも小さい曲
率半径R1を有するように形成された第2切れ刃12
と、を備えており、回転切削工具に含まれるチップボデ
ーBに取付けられた際に、第1切れ刃11に所定の切込
み角θ3が形成される。チップボデーBを回転軸線C回
りに回転駆動すると共に回転軸線Cを平行移動させるこ
とにより、切削対象に平面部とこの平面部に対して所定
の角度を有する立壁部とを連続して形成する。
Description
ップならびに回転切削工具、および金型形成方法に関
し、さらに詳しくは、切削対象に平面部とこの平面部に
対して所定の角度を有する立壁部を連続して形成するよ
うに切削加工するために回転切削工具に含まれるチップ
ボデーに着脱可能に取付けられるスローアウェイチップ
ならびに回転切削工具、および、ブロック状の素型材を
回転切削工具により切削加工することにより金型を形成
する方法に関するものである。
行う場合には、一般に、回転切削工具が用いられる。こ
れらの回転切削工具は、ボデーと切れ刃が一体に形成さ
れたものや、切れ刃が形成されたチップを溶接或はろう
付け等によってチップボデーに固定したものの他、切れ
刃が形成されたスローアウェイチップをボルトやくさび
機構等によってチップボデーに対して着脱可能に取付け
られるものがある。一般にスローアウェイチップは、す
くい面が略三角形や四角形に形成された板状のものであ
ることが多い。これらの回転切削工具のチップ或はスロ
ーアウェイチップ(以下、チップと総称する)の切れ刃
は、チップのすくい面と逃げ面との稜線の少なくとも一
辺に、その辺のほぼ全長にわたるように直線状に形成さ
れている。
例を示したものである。図14に示された回転切削工具
TJ1は、チップ41に形成された切れ刃42が切削対
象Wの表面に対して所定の切り込み角θ5を有するよう
に設けられており、回転軸線CをXおよびY方向に平行
に移動するようにして切削対象Wの表面を全面にわたっ
て平面切削する。このような回転切削工具TJ1では、
チップ41の辺に切れ刃42がほぼ直線状に形成されて
いるために切削負荷が大きく、切削負荷が回転軸線の径
方向に加わって所謂横振れが発生するので切込量Zpを
比較的大きくとることができず、また、チップ41の旋
回径φd1よりもチップボデーBJ1の外径φd2が大
きい所謂フルバックと呼ばれる形式のものが使用され
る。したがって、このような回転切削工具TJ1では、
切削対象Wに平面切削を行って平面部Whを形成するの
みで、平面部Whに対して所定の角度を有する立壁部W
vを形成することはない。
2は、チップ46に形成された切れ刃47が切削対象の
表面に対して平行となるように、そして、チップ46が
チップボデーBJ2の外周から回転軸線Cに関して径方
向に突出するように設けられたもので、切削対象Wを切
削加工する際には、回転軸線Cがその軸方向(Z方向)
に移動される。このような回転切削工具TJ2では、切
削負荷が回転軸線方向に加わることにより、図14に示
した回転切削工具等とは異なって、横振れが発生するこ
とがないために切込量Zpを大きく設定することができ
る。また、切込量Zpを小さく設定することにより、Z
方向とXまたはYのいずれかの方向のとの複合した斜め
の方向に平行移動することも可能ではある。しかしなが
ら、この回転切削工具TJ2では、切れ刃47が切削対
象Wに対して平行に配置されていることにより回転切削
工具TJ2の回転軸線Cを単にXおよびY方向に平行移
動させることができないために、切削対象Wを平面切削
することができず、立壁部Wvを形成することしかでき
ない。
されているように、多角形平板状をなし、平板の厚さ方
向に対向する上下面の稜辺部のうち、少なくともいずれ
か一の稜辺部に主切刃が形成されると共に、上記上下面
の周囲に配置される側面に、上記主切刃に達するすくい
面が形成されてなるスローアウェイチップにおいて、上
記すくい面を、互いの交差稜線が上記主切刃に達する凸
稜線を描くように交差する複数の構成面によって多段面
状に形成し、これら各構成面と、上記主切刃に連なる上
記上下面のいずれか一方との交差角を互いに異なる角度
に設定したことを特徴とするスローアウェイチップが知
られている。このスローアウェイチップにおける作用に
あっては、「工具先端側に位置する構成面から工具基端
側に位置する構成面に向かうに従って、すくい面の軸方
向すくい角が段階的に大きくなる。また、これら構成面
の上面または下面との交差角が互いに異なる角度とされ
ているので、上記すくい面の軸方向すくい角が工具先端
側から基端側に向かうに従って段階的に変化する。この
ため、例えば、すくい面を構成する構成面のうち、工具
先端側に位置する構成面側の上記交差角を工具基端側の
構成面の交差角よりも小さくすれば、主切刃の径方向す
くい角が工具先端側で大きくなって切れ味が向上し、同
時に工具基端側ではすくい角が大きくなって刃先硬度が
向上する。逆に、工具先端側の構成面の交差角を大きく
すれば、主切刃の工具先端側の刃先角が大きくなって刃
先強度が向上し、同時に工具基端側の径方向すくい角が
大きくなって切れ味が向上する。上記各構成面の上面ま
たは下面に対する交差角を適宜変化させることにより、
チップの主切刃の必要な部分の強度を確保しつつ、すく
い面の径方向すくい角および軸方向すくい角を部分的に
大きくして、主切刃全体での切削抵抗を減少させること
ができる。」等と記載されている。
転切削工具TJ3は、チップ51のすくい面53がほぼ
円形状に形成された板状のもので、切れ刃52がチップ
の全周にわたって形成されており、チップボデーBの外
周から回転軸線Cに関して径方向に突出するように、通
常はスローアウェイチップとしてくさび機構等によって
チップボデーBに着脱可能に取付けられるものである。
そして、切削対象Wを切削加工する際には、回転軸線C
をX,Y方向に平行およびその軸方向(Z方向)に移動
させて、切削対象Wに平面部Whとこの平面部Whに対
して所定の角度を有する立壁部Wvとを連続して形成す
るように切削加工することができる。すくい面53がほ
ぼ円形状に形成されたチップ51は、切削加工時に全周
にわたって形成された切り刃52のうちの最大で4分の
1が使用されるにとどまるために切削負荷が少なく、ま
たチップボデーBに対して切れ刃52の位相(切削対象
Wに接するチップ52の位置)を変更させるように取付
けることによって切れ味を保つことができる。
削工具を用いて、切削対象となるブロック状の素型材W
を切削加工して平面部Whとこれに連続する立壁部Wv
により構成される凹凸形状を有する製品を成形するため
の金型を形成する場合には、図9に参照されるように、
型彫盤Mに回転切削工具Tを取付け、型彫盤Mに素型材
Wを固定し、素型材Wと回転切削工具Tを相対的に所定
の方向に移動させる。図16および図17に示した回転
切削工具TB3を型彫盤Mに取付けた場合には、図10
および図11に参照されるように、Z方向に関して同じ
位置(Zp1)で回転切削工具TB3の回転軸線Cを素
型材Wに対してXおよびY方向に平行移動させ、次い
で、Z方向に関して順次同じ位置(Zp2,Zp3,・・
・・・ Zpn)で回転切削工具TB3の回転軸線Cを素型
材Wに対してXおよびY方向に平行移動させ(以下、こ
の切削加工方法を「等高線切削加工方法」という)、最
終荒取り形状Fまで切削加工する。型彫盤Mは、固定さ
れた素型材Wの外形面を基準面として、回転切削工具T
が基準面からどれだけ進んだかを基に所定形状に形成す
るよう制御される。素型材Wは、型彫盤の形成精度や回
転切削工具の位置精度、切削加工された面の面粗度、素
型材の歪量等に基づいて決定された残り代を最終仕上げ
形状に加味した最終荒取り形状Fまで、複数設けられた
チップ41,46,51の切れ刃によって切削加工され
た後に、仕上げ切削や放電加工によって製品を成形し得
る最終仕上げ形状に仕上げられることにより金型が形成
される。
金属等の材料を溶融化し、鋳型に鋳込んで冷却して凝固
させることによりブロック状の塊とするのが一般的であ
るが、凝固する際の冷却速度の差から素型材の内部に残
留応力が発生する。この残留応力が発生した状態の素型
材の内部を切削加工することにより金型を形成すると、
素型材は、内部が切削されて残留応力が解放されること
により基準面となる外形が変形する(図6を参照)。そ
のため、金型を形成する場合には、素型材に仮の基準面
を形成し(図5を参照)、ブロック状の素型材の残留応
力を除去し得るように最終荒取り形状に残り代を加えた
形状まで素型材の内部を荒取り加工し(図6を参照)、
この残留応力が除去された素型材の外形に基準面を新た
に形成するよう加工し(図7を参照)、その後、最終荒
取り形状まで素型材の内部を荒取り加工する(図8を参
照)ことが従来から行われていた。
13号公報に開示されたスローアウェイチップにあって
は、主切り刃の必要な部分の刃先強度を確保してその欠
損を防止しつつ、主切刃の切れ味を向上させると共に、
切屑の排出性を向上させて切削抵抗の軽減を図ることが
できるというものであって、図14や図15に示した回
転切削工具TJ1,TJ2と同様に、切削対象Wに平面
部Whとこの平面部Whに対して所定の角度を有する立
壁部Wvとを連続して形成するように切削加工すること
はできないものであった。
削工具TJ3にあっては、切削対象Wに平面部Whを形
成するように切削加工する場合には、図14に示したチ
ップ41の切れ刃42がその辺の全長にわたって直線状
に形成されたような他の従来の回転切削工具と比較して
切削負荷が少ない。しかしながら、回転切削工具TJ3
は、図16に示すように、平面部Whを形成する場合に
おけるチップ51の切れ刃52の切削対象Wに接触する
長さJhに比べて、図17に示すように、立壁部Wvを
形成する場合における切れ刃52の切削対象Wに接触す
る長さJvが長くなり、これに伴って切削抵抗も増大す
る。そのため、平面部Whを形成する場合の回転切削工
具TJ3の回転軸線C回りの回転駆動速度を立壁部Wv
を形成する場合に合わせて低く設定しなければならず、
切削速度等の効率を向上させることができないという問
題があった。また、立壁部Wvを形成する場合に切れ刃
52の接触する長さJvが長くなることに伴って被接触
対象Wの切り屑の幅も広くなる。そのために切り屑が設
定通りにカールすることが困難となり排出性が低下する
こととなる。切り屑の排出性が低下すると、チップ51
と切削対象Wとの間に切り屑が介在し、回転切削工具T
J3の回転駆動負荷が大きくなって振動が生じたり、切
削対象Wの切削表面の品質が低下するという問題があっ
た。
転切削工具TJ3を回転軸線C回りに回転させて立壁部
Wvを形成する場合には、各チップ51の切れ刃52に
よって断続的に切削加工することにより、回転切削工具
を支持しているアーバが撓む傾向にある。そして、図1
8および図19に示すように、切削対象Wに接触するチ
ップ51の数は、回転切削工具TJ3の回転軸線C回り
の回転位相によって異なり、したがって切削負荷も異な
ることになる。すなわち、切削対象Wに接触するチップ
51の数が多い場合には切削負荷も瞬間的に大きくな
り、また、切削対象Wに接触するチップ51の数が少な
い場合には切削負荷も瞬間的に減少する。このように切
削負荷の瞬間的な変化も、回転切削工具TJ3が取付け
られているアーバA等(図9を参照)を撓ませる原因と
なる。このようにしてアーバAが撓むと、その反力も加
わってチップ51の切れ刃52の切削対象Wに対する切
り込み量が大きく変化し、切削対象Wの切削表面に切れ
刃の食い込み形状が発生して面粗度が悪化したり、チッ
プ51の切れ刃52に欠損が生じる等の問題があった。
の素型材から金型を形成する際に、上述したように瞬間
的に切削抵抗が変化することによって面粗度が悪化する
場合には、加味する残り代の量を多く設定しなければな
らず、最終仕上げ形状や最終荒取り形状のような形成し
ようとする形状と、この形状に残り代を加味した形状と
の差が大きいために金型を形成するための手間がかか
り、効率が悪いという問題があった。
で、簡単な構成で切削対象を切削加工して平面部を形成
する場合と立壁部を形成する場合の切削負荷が大きく変
化しないようにすることができ、もって、切削効率の向
上を図ることができるスローアウェイチップならびに回
転切削工具を提供することを目的とする。また、本発明
は、金型の形成しようとする形状に加味する残り代を小
さく設定することができ、もって、効率よく金型を形成
することができる金型形成方法を提供することを目的と
する。
スローアウェイチップは、上記目的を達成するため、回
転切削工具に含まれるチップボデーに対して着脱可能に
取付けられ、チップボデーを回転軸線回りに回転駆動す
ると共に回転軸線を平行移動させることにより、切削対
象に平面部とこの平面部に対して所定の角度を有する立
壁部とを連続して形成することが可能なように切削加工
するスローアウェイチップであって、所定の長さを有す
る第1切れ刃と、回転軸線に関して第1切れ刃の径方向
外側に第1切れ刃と連続するように配置され、第1切れ
刃の長さよりも小さい曲率半径を有するように形成され
た第2切れ刃と、を備え、チップボデーに取付けられた
際に、前記第1切れ刃に所定の切込み角が形成されると
共に、チップボデーの外周から突出するようにしたこと
を特徴とするものである。
上記目的を達成するため、回転軸線回りに回転駆動され
ると共に、回転軸線を平行移動させることにより、切削
対象に平面部とこの平面部に対して所定の角度を有する
立壁部とを連続して形成することが可能なように切削加
工する回転切削工具であって、チップボデーに、所定の
長さおよび切込み角を有する第1切れ刃と、回転軸線に
関して第1切れ刃の径方向外側に第1切れ刃と連続する
ように配置され、第1切れ刃の長さよりも小さい曲率半
径を有すると共にその外周から突出するように形成され
た第2切れ刃と、を一体に形成したことを特徴とするも
のである。
ップまたは回転切削工具は、上記目的を達成するため、
請求項1または請求項2に記載の発明において、回転軸
線に関して第1切れ刃の径方向内側に配置され第1切れ
刃と連続する副切れ刃を備えたことを特徴とするもので
ある。
ップまたは回転切削工具は、上記目的を達成するため、
請求項3に記載の発明において、副切れ刃が、回転切削
工具が取付けられたアーバの撓みを防止する押え部とし
て機能するものであることを特徴とするものである。
上記目的を達成するため、ブロック状の素型材を回転切
削工具により荒取り加工する金型形成方法であって、所
定の長さおよび切込み角を有する第1切れ刃と、回転軸
線に関して第1切れ刃の径方向外側に第1切れ刃と連続
するように配置され、第1切れ刃の長さよりも小さい曲
率半径を有すると共にその外周に突出するように形成さ
れた第2切れ刃と、回転軸線に関して第1切れ刃の径方
向内側に配置され第1切れ刃と連続する副切れ刃と、を
有する回転切削工具を、回転軸線回りに回転駆動しなが
ら切削対象に対して所定の切込量を有する状態でその回
転軸線を平行に移動させ、切削対象に平面部とこの平面
部に対して連続し所定の角度を有する立壁部とにより構
成された荒取り形状まで荒取り加工することを特徴とす
るものである。
ップでは、第1切れ刃が所定の切込み角を形成し、少な
くとも第1切れ刃の外側に連続して配置された第2切れ
刃がチップボデーの外周から突出するように、チップボ
デーに取付けられる。回転切削工具を回転軸回りに回転
駆動させた状態で、所定の切り込み量で回転軸線を平行
移動させて切削対象に平面部とこの平面部に対して所定
の角度を有する立壁部とを連続して形成する。第1切れ
刃が所定の切り込み角を形成し、これに連続して外側に
形成された第2切れ刃が曲率半径を有していることによ
り、切削対象に平面部を形成する場合と、この平面部に
対して所定の角度を有する立壁部を連続して形成する場
合とにおける切れ刃の切削対象に対する接触する長さ、
およびこれに基づく切削抵抗が両場合で大きく変わるこ
とがなく、したがって、平面部を形成する場合の回転切
削工具の回転軸線回りの回転駆動速度を、立壁部を形成
する場合に合わせて低く設定する必要がない。
は、回転切削工具を回転軸回りに回転駆動させた状態
で、所定の切り込み量で回転軸線を平行移動させて切削
対象に平面部とこの平面部に対して所定の角度を有する
立壁部とを連続して形成する。第1切れ刃が所定の切り
込み角を形成し、これに連続して外側に形成された第2
切れ刃が曲率半径を有していることにより、切削対象に
平面部を形成する場合と、この平面部に対して所定の角
度を有する立壁部を連続して形成する場合とにおける切
れ刃の切削対象に対する接触する長さ、およびこれに基
づく切削抵抗が両場合で大きく変わることがなく、した
がって、平面部を形成する場合の回転切削工具の回転軸
線回りの回転駆動速度を、立壁部を形成する場合に合わ
せて低く設定する必要がない。
ップまたは回転切削工具では、第1切れ刃と連続する副
切れ刃が回転軸方向の切り込みを可能とし、所謂ヘリカ
ル加工を行うことが可能となる。
ップまたは回転切削工具では、立ち壁部を形成する際
に、切削抵抗の変化によって回転切削工具が取付けられ
たアーバが撓むのを、副切れ刃が切削対象の表面に接触
することにより押え部として機能し、アーバの撓みを防
止して切削対象の表面に傷が付くのを阻止する。
は、回転切削工具を回転軸回りに回転駆動させた状態
で、所定の切り込み量で回転軸線を平行移動させて素型
材に平面部とこの平面部に対して所定の角度を有する立
壁部とを連続して形成する。第1切れ刃が所定の切り込
み角を形成し、これに連続して外側に形成された第2切
れ刃が曲率半径を有していることにより、切削対象に平
面部を形成する場合と、この平面部に対して所定の角度
を有する立壁部を連続して形成する場合とにおける切れ
刃の切削対象に対する接触する長さ、およびこれに基づ
く切削抵抗が両場合で大きく変わることがない。また、
第1切れ刃と連続する副切れ刃を備えたことにより、切
削対象に立壁部を形成する際に切削抵抗を受けて回転切
削工具を支持するアーバが撓む傾向にあるが、副切れ刃
が切削対象の表面をわずかに切削することにより押え部
として機能するため、回転工具を支持するアーバの撓み
や切削対象の表面の傷付きが防止される。このため、回
転切削工具を支持するアーバが撓むことによる面粗度の
悪化が抑止される。したがって、形成しようとする形状
に加味する残り代を大きく設定する必要がない。
実施の一形態を、主に図1〜図3に基づいて詳細に説明
する。図において同一符号は同一部分または相当部分と
する。本発明のスローアウェイチップ1は、概略、回転
切削工具Tに含まれるチップボデーBに対して着脱可能
に取付けられ、チップボデーBを回転軸線C回りに回転
駆動すると共に回転軸線Cを平行移動させることによ
り、切削対象Wに平面部Whとこの平面部Whに対して
所定の角度を有する立壁部Wvとを連続して形成するこ
とが可能なように切削加工するスローアウェイチップ1
であって、所定の長さを有する第1切れ刃11と、回転
軸線Cに関して第1切れ刃11の径方向外側に第1切れ
刃11と連続するように配置され、第1切れ刃11の長
さL1よりも小さい曲率半径R1を有するように形成さ
れた第2切れ刃12と、を備え、チップボデーBに取付
けられた際に前記第1切れ刃11に所定の切込み角θ3
が形成されるようにしたものである。
はコレットA(図9を参照)に取付けられて回転切削工
具Tを構成し、回転軸線C回りに回転駆動されながら所
定の切込み量で回転軸線Cが切削対象Wと相対的に平行
移動される。チップボデーBには、スローアウェイチッ
プ1によって切削対象Wを切削加工する際に、各スロー
アウェイチップ1と切削対象Wとの間にクーラントを供
給するための通路32がチップポケット33に開口する
ように設けられている。チップボデーBには、スローア
ウェイチップ1を支持するための支持面34,35が周
方向に等間隔で複数(図3に示した実施の形態では5箇
所)配置形成されており、図2および図3に示すよう
に、各スローアウェイチップ1をそれぞれ取付け固定す
るための手段としてのくさび機構30が設けられてい
る。チップボデーBに対してスローアウェチップ1を取
付け固定するための手段は、くさび機構30に限定され
ることなく、例えば図1中の鎖線で示されているよう
に、スローアウェチップ1の略中央に孔31を形成し、
この孔31にビス等の締結部材(図示は省略する)を挿
通して締めつけることによってスローアウェチップ1を
チップボデーBに取付け固定する等、他の取付け固定手
段を採用することもできる。
1は、超硬合金等の公知の素材を平板状に形成したもの
で、厚さ方向に対向する面のうちのチップボデーBの回
転駆動される方向前方に配置される側の面がすくい面1
0を構成する。すくい面10は、この実施の形態の場
合、略四角または八角形等、多角形となるように形成さ
れている。また、スローアウェイチップ1の第1および
第2切れ刃11,12が形成された辺の側面16,17
は、すくい面10に対して鋭角となるように所定の角度
で傾斜するよう形成されており、逃げ面を構成してい
る。すなわち、すくい面10と逃げ面16,17との間
の稜線第1切れ刃11が形成されると共に、この第1切
れ刃11の、チップボデーBに取付けられたときにその
回転軸線Cに関して径方向外側に配置される側に連続し
て第2切れ刃12が形成されている。
と対角線上に位置する角部13をはさんで隣接する2つ
の側面14,15は、チップボデーBの支持面34,3
5と衝合するよう形成されている。側面14,15が支
持面34,35と衝合されることにより、スローアウェ
イチップ1は、第1切れ刃11が回転軸線Cに直交する
面に対して所定の切り込み角θ3を形成すると共に、す
くい面が所定のアキシャルレーキθ1およびラジアルレ
ーキθ4を形成する等、設定された所定の姿勢に位置決
めされ、この状態でくさび機構30によって取付け固定
される。また、スローアウェイチップ1の回転軸線Cの
径方向の長さ(幅)は、チップボデーBに位置決め固定
された際に、少なくとも第2切れ刃12がチップボデー
Bの径方向外側に突出するよう設定されている。
の、チップボデーBに取付けられたときにその回転軸線
Cに関して径方向内側に配置される部分には、わずかな
曲率半径を有するコーナ18を介して連続し、回転軸線
Cに直交する面に対して所定の切り込み角を有するよう
に、長さL2を有する副切れ刃19が形成されている。
副切れ刃19は、回転軸線Cに直交する面に対して所定
の切り込み角を有していることにより、その径方向内側
端と切削対象Wの表面との間にわずかな間隔L3が形成
される。この場合にあっては、図4に示すように、回転
切削工具Tを公転させながらZ方向に移動させることに
よって、金型を形成するだけでなく、例えば回転切削工
具の旋回径Dt以上の径Dwを有するの孔Whを形成す
るような所謂ヘリカル加工を行うこともできる。
ェイチップ1の第2切れ刃から連続する側辺20は、切
削対象Wに形成する立壁部Wvと干渉しないように、回
転軸線Cに関して径方向内側にわずかに傾斜するよう形
成されており、この側辺20の端部とスローアウェイチ
ップ1の最大旋回径を形成する径方向最外側との間には
わずかな間隔L4が形成されている。
プ1は、すくい面10の一辺にのみ第1切れ刃11を形
成することに限定されることなく、各辺に所定の長さL
1および切込み角θ3を有するように第1切れ刃11を
形成することができ、これと同様に、コーナ18を介し
て副切れ刃19を各辺にそれぞれ形成することもでき
る。この場合にあっては、副切れ刃19のにげ面を構成
する側面24が側面14と同様にチップボデーBの支持
面34と衝合される衝合面として機能し得るように形成
されていることが望ましい。このように構成することに
より、一辺の第1および/または第2切れ刃11,12
の切削能力が低下した場合には、スローアウェイチップ
1を新たなものに交換することなく、異なる辺の第1お
よび第2切れ刃11,12によって切削対象Wを切削加
工するように向きを変えて取付けることができる。
部Wvは、それぞれ、主に第1および第2切れ刃11,
12によって切削加工されるため、素型材Wの切り屑が
カールしやすい幅に形成するように、すなわち、切り屑
の排出性を向上させることができるように、第1切れ刃
の長さL1および第2切れ刃の曲率半径R1を任意に設
定することができる。さらに、本発明のスローアウェイ
チップ1は、上述した実施の形態に限定されることな
く、例えばすくい面10の形状が三角形または六角形
等、四角形または八角形以外の多角形となるように成形
することもできる。
よって切削対象の立ち壁部を切削加工するチップ51の
数が異なる回転切削工具によって断続的に切削加工して
立ち壁部を形成する場合に、切削抵抗の違いによってア
ーバAが撓む傾向にあるが、本発明のスローアウェイチ
ップ1は、副切れ刃19を形成することで、アーバAの
撓みを抑制する効果があり、後述するように押え部とし
て機能する。この場合においては、副切れ刃19の径方
向内側端と切削対象Wの表面との間に形成される間隔L
3を極力小さくすることが望ましい。
デーBに着脱可能に取付けられるスローアウェイチップ
1の場合によって説明してきたが、本発明はこの実施の
形態に限定されることなく、以上に説明したように第1
および第2切れ刃11,12等が形成されたチップを溶
接或はろう付け等によってチップボデーBに固定し、あ
るいは、以上に説明したように形成された第1および第
2切れ刃11,12等をチップボデーBに一体に形成し
た所謂ソリッドタイプの回転切削工具とすることもでき
る(図示は省略する)。
態を、上述したように構成されたスローアウェイチップ
1をチップボデーBに取付けてなる回転切削工具Tを用
いた場合によって詳細に説明する。本発明の金型形成方
法は、概略、切削対象であるブロック状の素型材Wを回
転切削工具Tにより荒取り加工する金型形成方法であっ
て、所定の長さL1および切込み角θ3を有する第1切
れ刃11と、回転軸線Cに関して第1切れ刃11の径方
向外側に第1切れ刃11と連続するように配置され、第
1切れ刃11の長さL3よりも小さい曲率半径R1を有
すると共にその外周に突出するように形成された第2切
れ刃12とを有する回転切削工具Tを回転軸線C回りに
回転駆動しながら、素型材Wに対してZ方向に所定の切
込量を有する状態でその回転軸線CをX,Y方向に平行
に移動させ、素型材Wに平面部Whとこの平面部Whに
対して連続し所定の角度を有する立壁部Wvとにより構
成された荒取り形状Fまで荒取り加工するものである。
たはコレットAに回転切削工具Tが取付けられると共
に、切削対象となる素型材Wが支持されており、回転切
削工具Tと素型材Wとが相対的に移動可能となってい
る。この実施の形態では図10および図11に示すよう
に、回転切削工具Tは、素型材Wの表面を所定の切込み
量だけ切削加工するように回転駆動されながらZ方向に
前進され、このZ方向の位置上でXおよびY方向に回転
軸線Cを往復して平行移動させるように加工経路Pが制
御される。上述したように、回転切削工具Tが副切れ刃
19を有する場合には、回転切削工具Tを回転駆動しな
がら素型材Wの表面に対して所定の切り込み量までZ方
向に移動させて切削加工を開始させることもできる。
表面を切削して、図5に示すように、素型材Wの各外形
面を仮基準面SF1となるように形成する。次いで、図
10および図11に示すように、回転工具Tを回転起動
しながら、その回転軸線Cを最終荒取り形状Fに応じて
XおよびY方向に位置Zp1上で往復平行移動させる。
そして、位置Zp1上での切削加工が完了すると、回転
切削工具は、再び所定の切り込み量だけZ方向に前進移
動してZ方向に関して順次同じ位置(Zp2,Zp3,
・・・・・ Zpn)でXおよびY方向に回転軸線の平行移動
を繰り返す等高線切削加工方法により、素型材Pの内部
を最終荒取り形状Fに残り代αを加えた形状Fαまで一
旦切削加工する。
よって残留応力から解放されて、図6に示すように仮の
基準面SF1が形成された状態から変形することとな
る。そこで、図7に示すように、最終荒取り形状Fに残
り代αを加えた形状Fαまで一旦切削加工して残留応力
を除去した後に、素型材Wの外形面を切削加工して新た
な基準面SF2を形成し、図8に示すように、基準面S
F2を型彫盤Mに支持して基準面SF2に基づいて最終
荒取り形状Fまで素型材Wの内部を再度等高線切削加工
方法により荒取り加工する。残留応力を除去した後に形
成された新たな基準面SF2に基づいて最終荒取り形状
Fまで切削加工するために、素型材Wの歪量も最終仕上
げ形状に加味する必要がない。
削工具Tの回転軸線CのX,Y方向の移動軌跡、すなわ
ち加工経路Pを示したものである。加工経路P1および
P2では主に第1切れ刃11によって素型材Wに平面切
削加工が行われて平面部Whが形成され、加工経路P3
では第1切れ刃に加えて第2切れ刃によって加工経路P
1およびP2で形成された平面部Whに対して所定の角
度を有する立壁部Wvが平面部Whと連続するように形
成される。図12に示すように、平面部Whを形成する
場合のスローアウェイチップ1の第1および第2切れ刃
11,12の素型材Wに接触している長さをKhとし、
図13に示すように、立壁部Wvを形成する場合の第1
および第2切れ刃11,12の素型材Wに接触している
長さをKvとして、両場合における接触長さの比の例を
具体的な数値で示すと、次式(1)の通りとなる。 Kh:Kv=1:1.1 ・・・・・・ (1) そして、両場合における接触長さによる切削負荷の比の
例を具体的な数値で示すと、次式(2)の通りとなる。 Kh:Kv=1:1.2〜1.3 ・・・・・・ (2)
ほぼ円形状に形成された従来のスローアウェイチップ5
1と比較するとにあっては、平面部Whを形成する場合
の切れ刃の素型材Wに接触している長さをJhとし、図
17に示すように、立壁部Wvを形成する際に切れ刃の
素型材Wに接触している長さをJvとして、両場合にお
ける接触長さの比の例を具体的な数値で示すと、次式
(3)の通りとなる。 Jh:Jv=1:1.8 ・・・・・・ (3) そして、両場合における接触長さによる切削負荷の比の
例を具体的な数値で示すと、次式(4)の通りとなる。 Jh:Jv=1:1.6〜1.7 ・・・・・・ (4)
16および図17に示された従来のスローアウェイチッ
プ51との立壁部Wvを形成する際の切削負荷を比較す
ると、Kh=Jhと仮定した場合、本発明によるスロー
アウェイチップの切削負荷が最低で1.2であるのに対
して、従来のスローアウェイチップの切削負荷が最大で
1.7である。この数値から、本発明によるスローアウ
ェイチップの切削負荷を従来のスローアウェイチップの
切削負荷に対して最大で約70パーセントに低減するこ
とができる。したがって、平面部Whを形成する場合の
回転切削工具Tの回転軸線C回りの回転駆動速度を立壁
部Wvを形成する場合に合わせて低く設定する必要性も
低減される。
回転工具Tが切削抵抗の変化により回転軸Cに対して径
方向の抵抗を受けアーバーAが撓み、所謂横振れが発生
する傾向にある。しかしながら、本発明では、アーバー
Aが撓みそうになると、副切れ刃19が切削対象Wの平
面部Wvに接触することにより押え部として機能しアー
バーA等の撓みを抑制して横振れをほぼ無くすことがで
きる。また、切削対象Wの平面部Wvに接触した副切れ
刃19は、素型材Wの表面をわずかに切削することとと
なり、その表面にへこみ等の傷が付くのを阻止すること
ができる。
の技術と比較して切削抵抗が低減し、アーバーA等の撓
みが抑制されて横振れがなくなるために、切削対象Wの
切削表面に切れ刃の食い込み形状を発生させることがな
く、素型材の表面の面粗度が格段に向上する。したがっ
て、上述した実施の形態では、回転切削工具Tを用いて
ブロック状の素型材Wから金型を形成する際に、切削加
工された表面の面粗度を除いた、型彫盤Mの形成精度や
回転切削工具Tの位置精度、素型材Wの歪量に基づいて
残り代αの量を設定し所望する形状に加味するだけで済
むので、残り代αの量を低減させることができる。すな
わち、最終荒取り仕上げ形状Fを最終仕上げ形状に近づ
けることができるので、金型を効率よく形成することが
できる。
有する第1切れ刃と、回転軸線に関して第1切れ刃の径
方向外側に第1切れ刃と連続するように配置され、第1
切れ刃の長さよりも小さい曲率半径を有するように形成
された第2切れ刃と、を備え、チップボデーに取付けら
れた際に前記第1切れ刃に所定の切込み角が形成される
ようにしたことにより、切削対象を切削加工して平面部
を形成する場合と立壁部を形成する場合の切削負荷が大
きく変化しないようにすることができ、もって、切削効
率の向上を図ることができるスローアウェイチップを提
供することができる。
び切込み角を有する第1切れ刃と、回転軸線に関して第
1切れ刃の径方向外側に第1切れ刃と連続するように配
置され、第1切れ刃の長さよりも小さい曲率半径を有す
るように形成された第2切れ刃と、を備えたことによ
り、切削対象を切削加工して平面部を形成する場合と立
壁部を形成する場合の切削負荷が大きく変化しないよう
にすることができ、もって、切削効率の向上を図ること
ができる回転切削工具を提供することができる。
て第1切れ刃の径方向内側に配置され第1切れ刃と連続
する副切れ刃を備えたことにより、切削対象に立壁部を
形成する際に切削抵抗を受けて回転切削工具が径方向に
撓む傾向にあるが、副切れ刃が切削対象の表面をわずか
に切削することにより押え部として機能するため、回転
工具の撓みや切削対象の表面の傷付きが防止される。ま
た、回転軸方向の切り込みが可能となり、所謂ヘリカル
加工を行うこともできる。
転切削工具が取付けられたアーバの撓みを防止する押え
部として機能するものとしたことにより、立ち壁部を形
成する際に、切削抵抗の変化によって回転切削工具が取
付けられたアーバが撓むのを、副切れ刃が切削対象の表
面に接触して押え部として機能するため、アーバの撓み
が防止され、切削対象の表面に傷が付くのを阻止するこ
とができる。
び切込み角を有する第1切れ刃と、回転軸線に関して第
1切れ刃の径方向外側に第1切れ刃と連続するように配
置され、第1切れ刃の長さよりも小さい曲率半径を有す
ると共にその外周に突出するように形成された第2切れ
刃と、回転軸線に関して第1切れ刃の径方向内側に配置
され第1切れ刃と連続する副切れ刃と、を有する回転切
削工具を、回転軸線回りに回転駆動しながら素型材に対
して所定の切込量を有する状態でその回転軸線を平行に
移動させ、素型材に平面部とこの平面部に対して連続し
所定の角度を有する立壁部とにより構成された荒取り形
状まで荒取り加工することにより、切削対象に平面部を
形成する場合と、この平面部に対して所定の角度を有す
る立壁部を連続して形成する場合とにおける第1および
第2切れ刃の切削対象に対する接触する長さ、およびこ
れに基づく切削抵抗が両場合で大きく変わることがな
い。また、切削対象に立壁部を形成する際に切削抵抗を
受けて回転切削工具を支持するアーバが撓む傾向にある
が、副切れ刃が切削対象の表面をわずかに切削すること
により押え部として機能するため、回転工具を支持する
アーバの撓みや切削対象の表面の傷付きが防止される。
このため、回転切削工具を支持するアーバが撓むことに
よる面粗度の悪化が抑止される。したがって、形成しよ
うとする形状に加味する残り代を小さく設定することが
でき、もって効率よく金型を形成することができる金型
形成方法を提供することができる。
を示す正面図である。
ローアウェイチップの側面図である。
デーの正面図である。
う場合の説明図である。
明図である。
対象が変形した状態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
面図である。
る。
の正面図である。
る状態を示す説明図である。
る状態を示す説明図である。
る。
ある。
状態を示す説明図である。
状態を示す説明図である。
工具の回転軸線回りの回転位相によって多い場合を示す
説明図である。
工具の回転軸線回りの回転位相によって図18に示した
場合よりも少ない場合を示す説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 回転切削工具に含まれるチップボデーに
対して着脱可能に取付けられ、チップボデーを回転軸線
回りに回転駆動すると共に回転軸線を平行移動させるこ
とにより、切削対象に平面部とこの平面部に対して所定
の角度を有する立壁部とを連続して形成することが可能
なように切削加工するスローアウェイチップであって、 所定の長さを有する第1切れ刃と、回転軸線に関して第
1切れ刃の径方向外側に第1切れ刃と連続するように配
置され、第1切れ刃の長さよりも小さい曲率半径を有す
るように形成された第2切れ刃と、を備え、チップボデ
ーに取付けられた際に、前記第1切れ刃に所定の切込み
角が形成されると共に、チップボデーの外周から突出す
るようにしたことを特徴とするスローアウェイチップ。 - 【請求項2】 回転軸線回りに回転駆動されると共に、
回転軸線を平行移動させることにより、切削対象に平面
部とこの平面部に対して所定の角度を有する立壁部とを
連続して形成することが可能なように切削加工する回転
切削工具であって、 チップボデーに、所定の長さおよび切込み角を有する第
1切れ刃と、回転軸線に関して第1切れ刃の径方向外側
に第1切れ刃と連続するように配置され、第1切れ刃の
長さよりも小さい曲率半径を有すると共にその外周から
突出するように形成された第2切れ刃と、を一体に形成
したことを特徴とする回転切削工具。 - 【請求項3】 回転軸線に関して第1切れ刃の径方向内
側に配置され第1切れ刃と連続する副切れ刃を備えたこ
とを特徴とする請求項1記載のスローアウェイチップま
たは請求項2記載の回転切削工具。 - 【請求項4】 副切れ刃が、回転切削工具が取付けられ
たアーバの撓みを防止する押え部として機能するもので
あることを特徴とする請求項3記載のスローアウェイチ
ップまたは回転切削工具。 - 【請求項5】 ブロック状の素型材を回転切削工具によ
り荒取り加工する金型形成方法であって、 所定の長さおよび切込み角を有する第1切れ刃と、回転
軸線に関して第1切れ刃の径方向外側に第1切れ刃と連
続するように配置され、第1切れ刃の長さよりも小さい
曲率半径を有すると共にその外周に突出するように形成
された第2切れ刃と、回転軸線に関して第1切れ刃の径
方向内側に配置され第1切れ刃と連続する副切れ刃と、
を有する回転切削工具を、回転軸線回りに回転駆動しな
がら素型材に対して所定の切込量を有する状態でその回
転軸線を平行に移動させ、素型材に平面部とこの平面部
に対して連続し所定の角度を有する立壁部とにより構成
された荒取り形状まで荒取り加工することを特徴とする
金型形成方法。
Priority Applications (1)
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JP31746398A JP3676594B2 (ja) | 1998-11-09 | 1998-11-09 | スローアウェイチップならびに回転切削工具、および金型形成方法 |
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ID=18088516
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