JP2512995B2 - スロ―アウエイチップ - Google Patents

スロ―アウエイチップ

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JP2512995B2 JP15137588A JP15137588A JP2512995B2 JP 2512995 B2 JP2512995 B2 JP 2512995B2 JP 15137588 A JP15137588 A JP 15137588A JP 15137588 A JP15137588 A JP 15137588A JP 2512995 B2 JP2512995 B2 JP 2512995B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、特に鉄とアルミニウムとの複合材の切削
に用いて好適なスローアウエイチツプに関するものであ
る。
[従来の技術] 近年、各種機器類の構成部材として互いに異なる金属
を一体的に鋳造し、あるいは一方の金属に他方の金属を
嵌め込んだ多様な複合材が用いられている。
第24図および第25図は、この種の複合材の一例を示す
もので、この複合材Wはアルミニウム2内に鋳鉄1を鋳
込んだ円柱状のものである。このような複合材Wを規定
の外径寸法まで仕上げるには、第26図に示すように、上
記複合材Wをその軸線O回りに回転させつつこれら互い
に異なる金属である鋳鉄1およびアルミニウム2を、バ
イトホルダ4に装着した一のスローアウエイチツプ(以
下、チツプと略称する。)3により同時に切削して行く
必要がある。
[発明が解決しようとする課題] ところが一般に、鋳鉄1の切削において切刃のチツピ
ング防止の観点から充分な刃先強度が要求されるのに対
し、アルミニウム2の切削においてはむしろ耐溶着性の
観点から切れ味の良さが要求されている。このため、こ
のような複合材Wの切削に用いるチツプ3を選択するに
ついては、これら鋳鉄1とアルミニウム2との被切削性
の相異から、様々な問題があった。
すなわち、第27図および第29図に示すような切刃5に
ホーニングを施したチツプ6を用いた場合には、鋳鉄1
の切削には何等問題はないが、アルミニウム2の切削時
に切刃5に溶着を生じ、この結果被削材Wの面精度を著
しく悪化させてしまうという欠点があった。
これに対して、第28図および第30図に示すような切刃
7にホーニングを施していないチツプ8を用いた場合に
は、逆にアルミニウム2の切削には問題はないが、鋳鉄
1の切削時の切刃7にチツピングを発生してしまうとい
う欠点があった。ちなみに、このチツプ8で切刃7のチ
ツピングを生じることなく上記複合材Wの切削を行うに
は、切り込みを0.02mm〜0.05mm程度のごく僅かな量とせ
ざるを得ず、加工能率の面から到底実用的とはいい難か
った。
この発明は、上記問題点を解決することを目的とする
ものである。
[課題を解決するための手段] この発明のチップは、すくい面の稜線部に、ホーニン
グが施されている第一の切刃とホーニングが施されてい
ない第二の切刃を順次設けるとともに、第二の切刃を第
一の切刃より、すくい面中央部からの距離が大きくなる
ように、突出させたものである。
第一の切刃および第二の切刃は、いずれも凸曲線状の
切刃である。
また、他の発明は、多角形の形状をなし、すくい面の
稜線部に形成されたホーニングが施されている主切刃の
一端部に、ホーニングが施されている第一の切刃を形成
し、この第一の切刃の他端側に平面視で段部を介してホ
ーニングが施されていない第二の切刃を設けるととも
に、第一の切刃および第二の切刃の少なくともいずれか
一方を直線状の切刃によって形成したものである。
第一の切刃に対する第二の切刃の突出量が、主切刃の
長手方向に沿う寸法差又はすくい面中央部からの距離の
差によって設定され、この突出量は、0.01mm〜0.1mmの
範囲内である。
また、他の発明は、多角形の形状をなし、すくい面の
稜線部に形成されたホーニングが施されている主切刃の
一端部に、平面視でこの主切刃と鈍角をなしホーニング
が施されている第一の切刃を形成し、この第一の切刃の
他端部に平面視でこの第一の切刃と鈍角をなしかつホー
ニングが施されていない第二の切刃を設けるとともに、
第一の切刃および第二の切刃の少なくともいずれか一方
を直線状の切刃によって形成したものである。
第一の切刃のホーニングを、その幅寸法が主切刃側か
ら第二の切刃側に向けて漸次小さくなるように形成し
た。
主切刃のホーニングを、その幅寸法が第一の切刃側か
ら他端側に向けて漸次小さくなるように形成した。
[作用] 上記構成のチツプにあっては、複合材の切削を行う
と、いずれもチツプの送りにしたがって先ずホーニング
されて強度に優れる第一の切刃によって荒切削が行なわ
れ、ついで第一の切刃の直後に位置する耐溶着性に優れ
る第二の切刃によって仕上げ切削される。このため、上
記複合材を深切り込みでかつ優れた仕上げ面精度で切削
加工することができる。さらに、第一の切刃に対する第
二の切刃の突出量を適宜設定することにより、第二の切
刃におけるチツピングの発生が防止される。
[実施例] 第1図〜第5図は、この発明のチツプの一例を示すも
のである。
第1図〜第3図において、このチツプ10は超硬合金等
からなる外観略正方形の板状のもので、中央部には取付
孔10aが突設されている。このチツプ10は、平坦な下面1
1が着座面とされるとともに上面12がすくい面とされて
おり、上面12の角稜線部には切刃13が形成されている。
また、これら切刃13間のコーナー部14には、それぞれ切
刃13に連なり、かつ凸曲線状をなす第一の切刃15と第二
の切刃16がこのチツプ10の送り方向Fの前方側から後方
側に向けて順次形成されている。
ここで、第一の切刃15にはホーニングが施されてお
り、他方第二の切刃16にはホーニングが施されていな
い。そして、これら第一および第二の切刃15、16は、第
二の切刃16の先端部を第一の切刃15の先端部よりも切り
込み方向側に図中Xで示す量だけ突出させて形成されて
いる(すなわち、取付孔10aを有するすくい面中央部か
らの距離の差がXとされる)。
この突出量Xの適正範囲については、被削材の種類や
切削条件等により多少異なるが、0.01mm〜0.1mmの範囲
内にすることが望ましく、さらに鋳鉄1を鋳込んだアル
ミニウム2からなる複合材の通常の切削加工にあって
は、0.02mm〜0.05mmの範囲内に設定することが好まし
い。上記突出量Xが0.01mmに満たないと、後述する上記
切刃16による仕上げ切削が十分に行なわれず、よって仕
上げ面精度の向上が望めないからであり、他方0.1mmを
越えると上記切刃16が突出し過ぎてチツピングを生じる
恐れがあるからである。
以上の構成からなるチツプ10を、第4図および第5図
に示すように、バイトホルダに装着して上記複合材Wの
切削を行うと、チツプ10の送りにしたがい、先ずホーニ
ングされて強度に優れる第一の切刃15によって荒切削が
行なわれる。そして、第一の切刃15で削られた面は、引
き続いて上記第一の切刃15の直後に位置する耐溶着性に
優れる第二の切刃16によって仕上げ切削されてゆく。
したがって、このようなチツプ10によれば、鋳鉄1と
アルミニウム2からなる複合材Wを深切り込みでかつ優
れた仕上げ面精度で切削加工することができ、よってこ
の種の複合材を合理的な送り速度で切削加工することが
できる。さらに、第一の切刃15に対する第二の切刃16の
突出量Xを上述した0.01mm〜0.1mmの範囲内である適宜
量に設定すれば、上記第二の切刃16にチツピングを生じ
ることもない。
[他の実施例I] 第6図〜第8図は、この発明のチツプの第二実施例を
示すもので、このチツプ20は、超硬合金等からなる外観
略正方形の板状のいわゆるポジテイブ・チツプである。
このチツプ20は、平坦な下面21が着座面とされるとと
もに上面22がすくい面とされており、上面22の各稜線部
にはホーニングが施された主切刃23が形成されている。
そして、これら主切刃23間のコーナー部24には、各々主
切刃23の先端部23aに鈍角をなして連なり、かつ同様の
ホーニングが施された直線状の第一の切刃25が形成され
ている。また、この第一の切刃25の先端側には、段部26
を介してホーニングが施されていない直線状の第二の切
刃27が形成されている。そして、第二の切刃27の先端部
は、隣接する主切刃23の基端部23bに連なっている。
ここで、第一の切刃25と第二の切刃27との間の離間寸
法Xについても、被削材の種類や切削条件等により多少
異なるが、カツター本体に所定のアキシヤルレーキ角を
付されて装着された状態において、第1図〜第3図に示
したものと同様の理由から、0.01mm〜0.1mmの範囲内に
なるように設定することが望ましく、さらに上記鋳鉄1
をアルミニウム2に鋳込んだ複合材Wの通常の切削加工
にあっては、同様にして0.02mm〜0.05mmの範囲内になる
ように設定することが好ましい。
上記構成からなるチツプ20にあっても、第一実施例に
示したものと同様の作用効果を得ることができる。
[他の実施例II] 第9図〜第11図は、この発明のチツプの第三実施例を
示すもので、このチツプ30は、ホーニング31が形成され
た主切刃32を有するポジテイブ・チツプである。
このチツプ30の主切刃32の先端部においてこれと交差
する稜線部には、上記主切刃32側から所定の長さBだけ
所定の幅Lで角度αのホーニングが施されることによ
り、第一の切刃33が形成されている。そして、第一の切
刃33の先端側には、段部34を介してホーニングが施され
ていない第二の切刃35が形成されている。なお、上記段
部34は切屑の排出性からも滑らかな凹曲面状に形成する
のが好ましい。
以上の構成からなるチツプ30は、カツター本体(図示
せず)にアキシヤルレーキ角Aおよび正面逃げ角Nを付
させて装着されて使用される。この場合において、カツ
ター本体における第一の切刃33と第二の切刃35との軸線
方向の離間距離寸法X1は、次式で与えられる。
X1={tan(A+N)−tanA}・Ltanα・cosA ちなみに、A=20゜,N=10゜,L=0.12mm,α=25゜
とすると、上式から離間寸法X1は0.011mmになる。
この結果、この例のチツプ30によっても、上述した第
一実施例におけるチツプ10と同様の作用効果を得ること
ができる。
[他の実施例III] 第12図〜第14図は、この発明のチツプの第四実施例を
示すものである。
このチツプ40は外観略正方形状のポジテイブ・チツプ
で、上面の各稜線部には角度αのホーニング41が施さ
れた主切刃42が形成されている。そして、これら主切刃
42の間のコーナー部のもともとホーニングが施されてい
ない稜線部は、その主切刃42側の略半分の部分が、この
稜線部に対して主切刃42側にβ傾斜した方向に沿って
角度αのホーニングが施されている。
これにより、主切刃42の先端部には、主切刃42と鈍角
をなしかつホーニング43が施された直線状の第一の切刃
44と、この第一の切刃44と角度(180゜−δ)を間に
挟んで交差するホーニングが施されていない長さW1の直
線状の第二の切刃45とが形成されている。そして、第一
の切刃44のホーニング43は、その幅寸法が主切刃42側か
ら第二の切刃45に向けて漸次小さくなるように形成され
ている。
この例のチツプ40によれば、第一〜第三実施例に示し
たものと同様の作用効果を得ることができるほか、さら
にその製造が容易であるとともに、第一の切刃44のホー
ニング43の幅寸法が第二の切刃45に近付くに従って小さ
くなるため、より優れた仕上げ面精度の切削加工を行う
ことが可能となる。
[他の実施例IV] 第15図は、この発明のチツプの第五実施例を示すもの
であり、この例のチツプ50は第四実施例に示したチツプ
の主切刃のホーニングを、その幅寸法が先端側から基端
側(他端側、すなわち他のコーナー部側)に向けて漸次
小さくなるようにγの角度を付けて形成したものであ
る。
この例のチツプ50によれば、第四実施例に示したもの
より主切刃51の長さが短くなるため、相対的に第二の切
刃52の長さをより長く確保することができる。
なお、上記実施例においては、本発明のチツプを正方
形のチツプ10,20,30,40,50に適用した例について説明し
たがこれに限るものではなく、第16図に示すような、ホ
ーニングが施されている主切刃61の先端部に、ホーニン
グが施されている直線状の第一の切刃62と、ホーニング
が施されていない直線状の第二の切刃63とが、段部64を
介して形成された三角形状のチツプ60であってもよい。
また、平行四辺形や菱形あるいは長方形、その他の各種
多角形でもよく、さらに稜線部の一部分だけに上述した
ような第一および第二の切刃を形成したものであっても
よい。
また、上記実施例にあっては、いずれも第一の切刃お
よび第二の切刃が直線状のものについて説明したが、こ
れに限るものではなく、第17図に示すような第一の切刃
71が直線状で第二の切刃72が凸曲線状のチツプ70や、第
18図に示すような第一の切刃81が凸曲線状で第二の切刃
82が直線状のチツプ80であってもよい。さらには、第19
図に示すチツプ90のように、第12図〜第14図に示したチ
ツプ40の主切刃42と第一の切刃44との間に面取り部91を
形成したものや、第20部に示すチツプ95のように、上記
チツプ90の第二の切刃45の先端部にさらに面取り部96を
形成したものであってもよい。
また、上記実施例の説明においては、いずれも第4図
に示すように、チツプ10等をバイトホルダHに装着して
複合材Wを切削する場合の作用効果を示したが、これに
限るものではない。
すなわち、第21図および第22図に示すように、アルミ
ニウム2からなる角柱状の複合材Wの鋳鉄1が埋め込ま
れている面を第23図に示すような正面フライスで切削す
る場合にも、本発明に係るチツプ10等を用いることがで
きる。
すなわち第23図において、図中符号100は、外観略円
柱状をなすフライス本体を示すもので、このフライス本
体100の先端部には、円周方向に沿って複数のチツプ取
付座101が等間隔を隔てて形成されている。そして、各
チツプ取付座101に上述したチツプ10が、その主切刃13
を外周側に位置させ、主切刃13の先端側に第一の切刃15
を位置させるとともに、この第一の切刃15の先端側で、
かつ送り方向Fの後方側に第二の切刃17を位置させて着
脱自在に装着されている。
このような正面フライスで上記複合材Wの切削を行な
った、場合においても、チツプ10の送りにしたがい、先
ずホーニングされて強度に優れる第一の切刃15によって
荒切削が行なわれる。そして、第一の切刃15で削られた
面は引き続いて上記第一の切刃15の直後に位置する対溶
着性に優れる第二の切刃17によって仕上げ切削される。
したがって、このようなチツプ10を装着した正面フラ
イスにおいても、鋳鉄1とアルミニウム2からなる複合
材Wを深切り込みでかつ優れた仕上げ面精度で切削加工
することができる。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明のチツプは、すくい面の
稜線部に、ホーニングが施されている第一の切刃とホー
ニングが施されていない第二の切刃を順次(送り方向
に)設け、かつ第二の切刃を第一の切刃より、すくい面
中央部からの距離が大きくなるように(切込み方向側
に)、突出されたものであり、さらに上記第一の切刃お
よび第二の切刃をいずれも凸曲線状の切刃によって形成
し、あるいは上記第一の切刃他端側に平面視段部を介し
て第二の切刃を形成するとともに、これら第一および第
二の切刃の少なくともいずれか一方を直線状の切刃によ
って形成し、第二の切刃を第一の切刃より(切込み方向
側へ)0.01mm〜0.1mmの範囲内だけ突出させ又は上記第
一の切刃の他端側にこの第一の切刃と鈍角を挟んで上記
第二の切刃を設けるとともに、これら第一および第二の
切刃の少なくともいずれか一方を直線状の切刃によって
形成したものである。
よって、この発明のチツプによれば、これをバイトホ
ルダや正面フライス等の各種工具に装着することによ
り、特に鋳鉄とアルミニウムからなる複合材を、切刃に
チツピングを生じることなく深い切り込みでかつ優れた
仕上げ面精度で切削加工することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの発明のチツプの第一実施例を示す
もので、第1図は正面図、第2図は側面図、第3図は第
1図のA部拡大図、第4図は上記チツプをバイトホルダ
に装着した切削状態を示す概略図、第5図は第4図の切
削部を示す拡大図、第6図〜第8図はこの発明のチツプ
の第二実施例を示すもので、第6図は正面図、第7図は
側面図、第8図は切刃先端部の正面図、第9図〜第11図
はこの発明のチツプの第三実施例を示すもので、第9図
は切刃先端部の正面図、第10図は同側面図、第11図は同
平面図、第12図〜第14図はこの発明の第四実施例を示す
もので、第12図は正面図、第13図は側面図、第14図は切
削状態を示す概略図、第15図はこの発明のチツプの第五
実施例を示す正面図、第16図〜第20図はそれぞれこの発
明のチツプのその他の実施例を示す正面図、第21図およ
び第22図は複合材の形状を示すもので、第21図は正面
図、第22図は側面図、第23図はこの発明のチツプを正面
フライスに装着した例を示す縦断面図、 第24図および第25図は複合材の一例を示す図で、第24図
は正面図、第25図は側面図、第26図はその切削状態を示
す概略図、第27図〜第30図はそれぞれ従来のチツプを示
すもので、第27図および第28図は各々正面図、第29図は
第27図のP1−P1線視拡大断面図、第30図は第28図のP2
P2線視拡大断面図である。 1……鋳鉄、2……アルミニウム、 10,20,30,40,50,60,70,80,90,95……チツプ(スローア
ウエイチツプ)、 12,22……上面(すくい面)、 23,32,42,51,61……主切刃、 15,25,33,44,62,71,81……第一の切刃(ホーニング
有)、 16,27,35,45,52,63,72,82……第二の切刃(ホーニング
無)、 26,34,64……段部、 31,41,43……ホーニング、 X,X1……離間寸法、F……送り方向、 W……複合材(被削材)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池永 幸一 東京都品川区西品川1―27―20 三菱金 属株式会社東京製作所内 (56)参考文献 特開 平1−199702(JP,A) 実公 昭62−12504(JP,Y2)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】すくい面の稜線部に、ホーニングが施され
    ている第一の切刃とホーニングが施されていない第二の
    切刃を順次設けるとともに、上記第二の切刃を第一の切
    刃より、上記すくい面中央部からの距離が大きくなるよ
    うに、突出させたことを特徴とするスローアウェイチッ
    プ。
  2. 【請求項2】上記第一の切刃および第二の切刃は、いず
    れも凸曲線状の切刃であることを特徴とする請求項1に
    記載のスローアウェイチップ。
  3. 【請求項3】多角形の板状をなし、すくい面の稜線部に
    形成されたホーニングが施されている主切刃の一端部
    に、ホーニングが施されている第一の切刃を形成し、こ
    の第一の切刃の他端側に平面視で段部を介してホーニン
    グが施されていない第二の切刃を設けるとともに、上記
    第一の切刃および第二の切刃の少なくともいずれか一方
    を直線状の切刃によって形成したことを特徴とするスロ
    ーアウェイチップ。
  4. 【請求項4】上記第一の切刃に対する第二の切刃の突出
    量が、上記主切刃の長手方向に沿う寸法差又は上記すく
    い面中央部からの距離の差によって設定され、この突出
    量は、0.01mm〜0.1mmの範囲内であることを特徴とする
    請求項2または請求項3に記載のスローアウェイチッ
    プ。
  5. 【請求項5】多角形の板状をなし、すくい面の稜線部に
    形成されたホーニングが施されている主切刃の一端部
    に、平面視でこの主切刃と鈍角をなしホーニングが施さ
    れている第一の切刃を形成し、この第一の切刃の他端部
    に平面視でこの第一の切刃と鈍角をなしかつホーニング
    が施されていない第二の切刃を設けるとともに、上記第
    一の切刃および第二の切刃の少なくともいずれか一方を
    直線状の切刃によって形成したことを特徴とするスロー
    アウェイチップ。
  6. 【請求項6】上記第一の切刃のホーニングを、その幅寸
    法が上記主切刃側から上記第二の切刃側に向けて漸次小
    さくなるように形成したことを特徴とする請求項5に記
    載のスローアウェイチップ。
  7. 【請求項7】上記主切刃のホーニングを、その幅寸法が
    上記第一の切刃側から上記主切刃の他端側に向けて漸次
    小さくなるように形成したことを特徴とする請求項5ま
    たは請求項6に記載のスローアウェイチップ。
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