JPH0724189Y2 - 工具クランプ装置 - Google Patents

工具クランプ装置

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JPH0724189Y2
JPH0724189Y2 JP1990017277U JP1727790U JPH0724189Y2 JP H0724189 Y2 JPH0724189 Y2 JP H0724189Y2 JP 1990017277 U JP1990017277 U JP 1990017277U JP 1727790 U JP1727790 U JP 1727790U JP H0724189 Y2 JPH0724189 Y2 JP H0724189Y2
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JP
Japan
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positioning pin
turret
tool
tool holder
shank
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JP1990017277U
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和雄 一村
富男 藤沢
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Okuma Corp
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Okuma Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は、工具が取り付けられたツールホルダをタレッ
トへ装着する工具クランプ装置に関する。
ロ 従来技術 上記クランプ装置においては、通例、ツールホルダに基
準穴が、タレットには位置決め用ピンが設けられ、ツー
ルホルダのシャンク部をタレットに設けたシャンク穴へ
嵌装する場合には、基準穴と位置決め用ピンとが合致す
るようにして取り付け姿勢を決定している。そしてシャ
ンク穴へ嵌装されたシャンク部には、セレーション等の
クランプ溝が設けられ、例えば楔式のクランプ駒でシャ
ンク軸方向に引き込みクランプさせる手段が採用されて
いる。
ハ 考案が解決しようとする課題 シャンクから刃先までが長い工具を使用すると、タレッ
トインデックス時、工具の慣性力がクランプ力を上回っ
て位置決めピンと基準穴との嵌め合い公差分工具の位置
にずれが生じ、満足できる加工精度を得ることが困難で
あった。
尚、従来において、例えば特開昭62-173130号公報に
は、クランピングロッドとホルダーとの噛合部を斜状に
形成し、クランピングロッドの押圧力でホルダをクラン
プする技術が開示されているが、クランピングロッドは
そのロッド自身を押圧位置に自己保持する機能を備えて
いないので、ホルダが緩まないようにするには、クラン
ピングロッドを他の手段で固定する必要がある。
そのようにすると、クランプ機構の部品数が増えて構成
が複雑化するばかりでなく、部品数の増加に伴ってそれ
らの加工公差を総合した分のずれが発生し、それがホル
ダの位置決め精度に悪影響を及ぼす結果を招いてしま
う。
ニ 課題を解決するための手段 本考案は、クランプ力の向上を図り、ホルダの位置ずれ
を防止した工具クランプ装置であって、その構成は、ツ
ールホルダとタレット相互間のいずれか一方に、回動可
能な偏心位置決めピンを設けると共に、他方にその偏心
位置決めピンを挿入可能な挿入穴を設け、偏心位置決め
ピンの回動操作によりピンの外周面で挿入穴の内周壁が
押圧され、偏心位置決めピンがそのピン自身の押圧力に
より操作位置に自己保持されることにある。
ホ 作用 偏心位置決めピンを回動操作してピンの外周面を挿入穴
の内周壁に押圧すれば、基準穴と挿入穴とには、位置決
めピンと偏心位置決めピンとにより互いに相反する方向
へ突っ張り力が作用し、ツールホルダは定位置へ強力な
拘束力によりに固定される。
このとき、偏心位置決めピンは、そのピン自身の押圧力
で操作位置に自己保持されて戻る虞れがないから、簡単
な構成でツールホルダを定位置に強固且つ確実にクラン
プできる。
ヘ 実施例 本考案に係る工具クランプ装置の実施例を図面に従って
説明する。
1はツールホルダであり、このツールホルダ1の表面に
は刃具2が取り付けられていると共に、裏側にはクラン
プ用のシャンク3が突出している。シャンク3の突出際
に近接した位置には基準穴4が設けられ、その基準穴4
の近傍位置には、表裏方向へ貫通した軸挿通孔5が穿設
され、その軸挿通孔5に、偏心位置決めピンである偏心
軸6が貫挿されている。偏心軸6は、表側に六角ボルト
頭6aが露出し、裏側へ突出した部分がカム状の偏心軸部
6bになっている。シャンク3の外周には、軸心と直交す
る二本の平行した溝7が形成され、その溝7は断面セレ
ーション形状を呈している。
8はタレットであり、その工具取り付け面の外周際に
は、前記ツールホルダ1の裏側に突出したシャンク3を
嵌装させるシャンク穴9が形成され、タレット8の周面
には、そのシャンク穴9に直交し、且つ一部が重なり合
ったクランプ駒挿入穴10が設けられている。クランプ駒
挿入穴10にはクランプ駒11が、前記クランプ駒挿入穴10
と同軸延長上に形成されているねじ穴との螺合作動で進
退可能に挿入され、クランプ駒11に形成された前記溝7
に対応する突条11aとの噛み合い作動で、ツールホルダ
1がタレット8にクランプされるようになっている。
又タレット8の工具取り付け面には、前記基準穴4に対
応した位置に位置決めピン12が、又偏心軸の対応位置に
挿入穴13が形成されている。この挿入穴13は、前記偏心
軸部6bがある角度では遊挿状態にあり、回動させると周
面が内壁面に接触し、更に回動させれば圧接する関係に
なっている。
このように形成された工具クランプ装置は、ツールホル
ダ側に設けた基準穴4をタレット側に設けた位置決めピ
ン12と合致させると共に、ツールホルダ側に設けた偏心
軸6をクレット側に設けた挿入穴13と合致させ、ツール
ホルダのシャンク3をタレットに設けたシャンク穴9へ
嵌装してそのシャンク部をクランプ駒で固定させた後、
偏心軸6の六角ボルト頭6aを回動操作して偏心軸部6bの
外周面を挿入穴の内周壁に押圧し、基準穴と挿入穴と
に、位置決めピンと偏心軸とにより互いに相反する方向
へ突っ張り力を作用させる。それにより偏心軸6が操作
位置に自己保持され、ツールホルダはタレットへ強固に
固定される。
上記実施例はツールホルダ側に偏心軸を、タレット側に
挿通穴を設けたものを説明したが、その逆の、ツールホ
ルダ側に挿通孔を、タレット側に偏心軸を設けることも
できる。そして位置決めピンと偏心軸との関係は、シャ
ンクの回転中心を軸とする円の接線上に配置されるのが
最も効率が良いが、必ずしもそのような配置関係とする
ことを要しない。
尚本考案において、クランプ駒でシャンクをクランプさ
せる機構は、DIN69880に準じた前記実施例に限定される
ものではない。
ト 効果 本考案によれば、飛び出しの大きな工具をタレットに取
り付けてインデックスさせても、刃先の位置決めを、簡
単な構成により確実で且つ強固にクランプできるので、
精度の高い加工ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る工具クランプ装置を示したもので、
第1図はタレットとツールホルダとの関連を示す斜視
図、第2図はツールホルダを裏側から見た斜視図、第3
図はクランプ状態の説明図である。 1……ツールホルダ、2……刃具、3……シャンク、4
……基準穴、5……軸挿通孔、6……偏心軸、6a……六
角ボルト頭、6b……偏心軸部、7……溝、8……タレッ
ト、9……シャンク穴、10……クランプ駒挿入穴、11…
…クランプ駒、11a……突条、12……位置決めピン、13
……挿入穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ツールホルダ側に設けた基準穴をタレット
    側に設けられた位置決めピンに合致させてツールホルダ
    のシャンク部をタレットに設けられたシャンク穴へ嵌装
    して固定させる工具クランプ装置において、ツールホル
    ダとタレット相互間のいずれか一方に、回動可能な偏心
    位置決めピンを設けると共に、他方にその偏心位置決め
    ピンを挿入可能な挿入穴を設け、偏心位置決めピンの回
    動操作によりピンの外周面で挿入穴の内周壁が押圧さ
    れ、偏心位置決めピンがそのピン自身の押圧力で操作位
    置に自己保持される工具クランプ装置。
JP1990017277U 1990-02-22 1990-02-22 工具クランプ装置 Expired - Fee Related JPH0724189Y2 (ja)

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JPH03109734U JPH03109734U (ja) 1991-11-11
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100435776B1 (ko) * 2001-12-06 2004-06-12 이더블유에스 코리아 주식회사 회전공구홀더
JP4586512B2 (ja) * 2004-11-29 2010-11-24 三菱マテリアル株式会社 工具締結機構
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JPS62173130A (ja) * 1986-01-23 1987-07-30 Yamazaki Mazak Corp 工作機械における工具保持構造

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