JP4586512B2 - 工具締結機構 - Google Patents
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Description
締結力を強固にするために、たとえば締結ボルトの数を増加したりすると、締結機構が複雑になり、切削ヘッドとアダプタの交換作業に多大な時間を労力が掛かるとともに、その加工コストが高くなるといった問題があった。
また、切削ヘッドとアダプタを着脱可能にしたものでは、その取付精度が重要であり、取り付ける度に工作機械の主軸端との相対位置がずれると、加工精度を保つことができないので、切削ヘッドの着脱による繰り返し精度が高いことが要求される。
すなわち、この特許文献1記載の工具締結機構では、アダプタの先端部には円錐台状の突起部が設けられ、切刃を有する切削ヘッドの後端側には突起部と嵌合される取付穴が設けられている。突起部にはその外周部に軸心を挟んで対称に2つの溝状の大きな切欠部が形成され、この2つの切欠部の底面部に貫通するボルト孔が形成されている。
また、切削ヘッドの後端部に設けられた取付穴には、クランプピースと係合可能な内周溝が形成され、内周溝の工具後端側には、クランプピースの傾斜面と同じ傾斜角で傾斜面が設けられている。
上記の構成の工具締結機構では、左右ネジを回転させる作業のみで、切削ヘッドとアダプタの着脱が可能であり、切削ヘッドの交換作業の時間と労力を削減することができる。また、切削ヘッドがアダプタ側に引き寄せられて固定されるので、比較的強固に切削ヘッドとアダプタとを締結することができる。
図1に切削ヘッドとアダプタとが締結された状態を示す。図2、図3にクランプネジとクランプピースとガイドピンが装着された突起部を示す。図4から図6に切削ヘッドとしてフライスカッターを示す。図7、図8にアダプタを示す。図9にクランプネジを、図10から図17に本実施の形態で使用されるクランプピースを示す。
また、工具本体22の後端面外周側には、後端側と外周側に開口された位置合わせ用の溝34が形成されている。
アダプタ41の先端部には、突起部43が形成されており、突起部43は、アダプタ41の軸線Lと同軸上で先端が僅かに縮径されたテーパー状で、その先端面が軸線Lと直交する平面状とされ、外形が略円錐台状に形成されている。
この収容孔部45は、ボルト孔44の軸線Mと同軸をなし、該ボルト孔44よりも大径の断面円形の孔とされている。各収容孔部45の突起部径方向内側の底面はボルト孔44の軸線Mに対して直交する平面状に形成されており、その底面の突起部後端側には、ボルト孔44の軸線Mと平行に径方向内側に向けて、ガイドピン46が固定されるピン孔47が形成されている。
また、突起部43の周りのアダプタ41先端面には、位置合わせ用の凸部50が取り付けられている。
この傾斜面63には、前記ネジ孔62の一部が開口されるとともに、このネジ孔62の開口部の周囲に、つまりボルト孔44の中心線との交差部分周辺に凹部64が設けられ、凹部64の外側部分の傾斜面63が押圧面65とされている。
また、略L字状に切り欠かれることにより傾斜面63に連なるように形成されたクランプピース61A、61Bの底面側の壁面66には、ガイドピン46が挿通されるピン挿通穴67が軸線Nと平行に設けられている。
なお、ネジ孔62に左ネジが形成されたクランプピース61Aの底部には、該クランプピース61Aが突起部43に装着された際に突起部先端側に位置する部分に面取り部68が設けられている。
また、クランプネジ51の締め付けトルクを適正な値とすることで、フライスカッター21がアダプタ41側に引き込まれ、強固に締結されるので、フライスカッター21とアダプタ41との取付剛性が高くなり、工作機械にて切削加工を行なった際の加工精度を良好にすることができる。
クランプピース61A、61Bとクランプネジ51とを突起部43に取り付ける際に、クランプネジ51を突起部43に設けられたボルト孔44に挿通した後にクランプネジ51の両端にクランプピース61A、61Bを回転させて螺着させればよいので、クランプピース61A、61Bとクランプネジ51とを突起部43に取り付ける作業の時間と労力を大幅に節減することができるとともに、これらの部品のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、アダプタに突起部を、切削ヘッドに取付穴を設けたもので説明したが、逆にアダプタに取付穴を、切削ヘッドに突起部を設けたものでもよい。また、アダプタの後端部に工作機械の主軸端との取付部を設けたもので説明したが、直接主軸端に装着されない構造であってもよい。
また、クランプネジ51の締め込みトルクは、切削ヘッドの形状や切削条件等を考慮して適当な値を選択することが望ましい。
31 取付穴
32 円周溝
33 貫通穴
41 アダプタ
43 突起部
44 ボルト孔
45 収容孔部
46 ガイドピン(ピン)
47 ピン孔
51 クランプネジ
52 雄ネジ部
61 クランプピース
63 傾斜面
64 凹部
Claims (2)
- 切刃を備えた切削ヘッドをアダプタの先端に取り付けるための工具締結機構であって、
前記アダプタの先端部と前記切削ヘッドの後端部とのいずれか一方には突起部が設けられ、他方には前記突起部と嵌合される取付穴が設けられ、
前記突起部が突出する軸線方向の中央部には、該軸線と直交する断面に沿ってボルト孔が貫設されており、該ボルト孔には、両端にねじれの向きが異なる雄ネジ部が形成されたクランプネジが挿通され、該クランプネジの両端には、外形が略円筒状に形成された一対のクランプピースが螺着されており、前記突起部外周には、前記ボルト孔に連通して前記クランプピースが嵌挿される断面円形の収容孔部が設けられ、該収容孔部には前記ボルト孔の中心軸と平行にピンが固定されており、
前記クランプピースの突起部外周には、前記ボルト孔の中心線に直交する方向に延びて後端側を向き、外周側に向かうにしたがい漸次突起部先端側に近づく傾斜面が設けられ、前記傾斜面には、前記ボルト孔の中心線との交差部分周辺に凹部が設けられるとともに、前記クランプピースには前記ピンが挿通されるピン孔が設けられており、
前記取付穴の軸線方向中央部には、前記クランプピースに形成された傾斜面と係合可能な円周溝が形成され、前記取付穴から該取付穴が設けられる前記アダプタ先端部と前記切削ヘッド後端部のうちの他方の外周面にかけては、前記突起部を前記取付穴に嵌合した際に前記ボルト孔と連通するように開口される貫通穴が設けられていることを特徴とする工具締結機構。 - 請求項1に記載の工具締結機構において、
前記突起部は、前記突起部の先端の径が先端側に向けて漸次小さくなるテーパー状に形成されるとともに、前記取付穴は、該取付穴の開口部に向けて拡開されたテーパー穴とされていることを特徴とする工具締結機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004343772A JP4586512B2 (ja) | 2004-11-29 | 2004-11-29 | 工具締結機構 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004343772A JP4586512B2 (ja) | 2004-11-29 | 2004-11-29 | 工具締結機構 |
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JP2006150492A JP2006150492A (ja) | 2006-06-15 |
JP4586512B2 true JP4586512B2 (ja) | 2010-11-24 |
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ID=36629381
Family Applications (1)
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Citations (4)
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JPH03109734U (ja) * | 1990-02-22 | 1991-11-11 | ||
JPH0486105U (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-27 | ||
JPH09136204A (ja) * | 1995-11-13 | 1997-05-27 | Toshiba Tungaloy Co Ltd | 工具着脱装置 |
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2004
- 2004-11-29 JP JP2004343772A patent/JP4586512B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0362756U (ja) * | 1989-10-17 | 1991-06-19 | ||
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JPH0486105U (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-27 | ||
JPH09136204A (ja) * | 1995-11-13 | 1997-05-27 | Toshiba Tungaloy Co Ltd | 工具着脱装置 |
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JP2006150492A (ja) | 2006-06-15 |
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