JPH0623378Y2 - 切削工具用のロケータ - Google Patents

切削工具用のロケータ

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JPH0623378Y2
JPH0623378Y2 JP5828488U JP5828488U JPH0623378Y2 JP H0623378 Y2 JPH0623378 Y2 JP H0623378Y2 JP 5828488 U JP5828488 U JP 5828488U JP 5828488 U JP5828488 U JP 5828488U JP H0623378 Y2 JPH0623378 Y2 JP H0623378Y2
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JP
Japan
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locator
screw
cylinder
mounting groove
locator body
Prior art date
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Application number
JP5828488U
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JPH01163013U (ja
Inventor
昭宏 藤本
文夫 猪口
和之 宇野
Original Assignee
東芝タンガロイ株式会社
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Publication date
Application filed by 東芝タンガロイ株式会社 filed Critical 東芝タンガロイ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、正面フライスなどに組込まれる微調整可能な
切削工具用のロケータに関する。
(従来の技術) 従来、切削用のロケータは、正面フライス、ボーリング
カッタなどに組込まれるもので、例えば微調整機構を備
えたものとして実公昭62-10027号公報などにみられるも
のが開示されている。そして、この公報にみられるもの
は、切刃チップをねじ止めしたカートリッジの後端面側
に位置調整用の楔を設け、これによってカートリッジに
備えられた切刃チップの位置調整を行なうようにしたも
のである。この場合、カートリッジによる方式は、正面
フライス本体の軸方向長さが充分にあるため、取付け溝
内にカートリッジおよび調整用楔を位置させることがで
きるものである。
これに対し、正面フライス本体の軸方向長さがそれほど
ないものについては、例えば実開昭59-151616号公報に
みられるように薄板状の小さなロケータを取付け溝内に
位置させている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前述した調整用の楔による微調整機構
は、切刃チップをねじ止めできるような厚さを有するカ
ートリッジに適用できる機構であり、薄板状の小さなロ
ケータには適用できないという問題点があった。また、
前述したロケータ方式の場合は、スペース等の関係から
調整機構が備えられていないため、コンパクトな調整機
構付きのロケータの開発が要望されているという問題点
があった。
このようなことから、本考案では、薄板状のロケータに
も適用できるようにロケータ本体に微調整機構が内蔵さ
れるようにした切削工具用のロケータを提供しようとす
るものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、切削工具本
体に設けられた止り溝状の取付け溝内では、締付けねじ
によって略矩形板状を呈するロケータ本体が取付けられ
るとともに、取付け溝の止り壁に直交する方向における
切刃位置が微調整されるようにロケータ本体にシリンダ
および調整ねじが内蔵されるように改善された切削工具
用のロケータを提供するものである。
そして、前記ロケータ本体は、その外周側面には、前記
締付けねじが挿入される取付け穴が底面に向って貫通す
るように設けられ、その長手方向には、後端面側に前記
シリンダを受入れ、しかも前記取付け穴に対して連通す
るように略直交した受入れ穴および先端面側に調整ねじ
を受入れるねじ穴がそれぞれ連通して設けられ、さらに
先端側の一側面には、スローアウェイチップを受入れる
チップ座が設けられるようになっているものである。
また、前記締付けねじは、ロケータ本体の取付け穴から
挿入され、そのねじ部分が取付け溝内のねじ穴内にねじ
込まれたときには、ロケータ本体を取付け溝内に固定で
きるようになっているものである。
さらに、前記シリンダは、その中間部位には、前記締付
けねじのねじ部分が遊嵌する貫通穴を備えているととも
に、ロケータ本体の受入れ穴内では、軸方向に摺動可能
な非回転体となり、その一端面がロケータ本体の後端面
から突出して取付け溝の止り壁に当接されるようになっ
ているものである。
また、前記調整ねじは、ロケータ本体の先端面からねじ
込まれ、その導入端が前記シリンダの端面に当接される
ようにしたものである。
(作用) 本考案における切削工具用のロケータは、ロケータ本体
に内蔵されたシリンダおよび調整ねじが協働して切刃位
置の微調整を行なうものである。
すなわち、調整ねじを回転すれば、その先端がシリンダ
を押圧し、その押圧作用によって、ロケータ本体が取付
け溝の止り壁に対して前進、後退する。したがって、こ
の前進,後退作用によって、ロケータ本体のチップ座内
に受入れられたスローアウェイチップが微調整されるも
のである。
(実施例) 以下、本考案切削工具用のロケータにおける一実施例に
ついて説明する。
第1図乃至第3図において、(1)は、略矩形板状をなす
切削工具用のロケータであり、このロケータ(1)は、第
4図および第5図で示されるように、切削工具本体(10)
に設けられた止り溝状の取付け溝(11)内で締付けねじ
(2)によって取付けられるものである。この場合、締付
けねじ(2)は、ロケータ本体(3)の外周側面(3a)に設けら
れた取付け穴(4)から嵌挿され、取付け溝(11)の底面(11
a)のねじ穴(12)にねじ込まれるものである。
そして、このロケータ本体(3)の一側面には、スローア
ウェイチップ(5)を受入れるチップ座(5a)が設けられ、
前述した締付けねじ(2)によって取付けられる前に、ス
ローアウェイチップ(5)の刃先位置が微調整される。こ
の微調整は、前記取付け溝(11)の止り壁(11b)方向で行
なわれるものであり、具体的には、シリンダ(6)および
調整ねじ(7)によって行なわれる。
すなわち、これらのシリンダ(6)および調整ねじ(7)は、
ロケータ本体(3)の長手方向に連設された受入れ穴(8)お
よびねじ穴(9)内にそれぞれ内蔵されるものである。そ
して、このシリンダ(6)の中央部位には、貫通穴(6a)が
設けられており、この貫通穴(6a)に対しては、前述した
締付けねじ(2)のねじ部分が通抜けて、取付け溝(11)の
底面(11a)に設けられたねじ穴(12)にねじ込まれるよう
になっている。また、このシリンダ(6)は、非回転体と
するためピン(6b)によって位置決めされているものであ
る。
なお、前記スローアウェイチップ(5)は、取付け溝(11)
内で固定ねじ(13)を備えた楔片(14)によって固定され
る。この場合、楔片(14)は、スローアウェイチップ(5)
側に位置するいわゆる前楔方式を採っているが、反対側
に位置するいわゆる後楔方式でもよいものである。
しかして、前記シリンダ(6)は、その一端がロケータ本
体(3)の後端面から突出して取付け溝(11)の止り壁(11b)
に当接され、またその他端が調整ねじ(7)の導入端に当
接されるものである。そして、ロケータ本体(3)の先端
面側からねじ込まれた調整ねじ(7)を回転して、シリン
ダ(6)を押圧すればロケータ本体(3)が止り壁(11b)から
離れる方向に移動することになり微調整される。
また、調整ねじ(7)を逆に回転して、ロケータ本体(3)を
止り壁(11b)の方向に押圧しておけば、接近する方向に
移動することになり逆方向で微調整される。
なお、本考案は、正面フライス用のロケータ(1)に適用
したが、ボーリングカッタ等適宜の切削工具に適用でき
るものである。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したようにロケータ本体(3)内に非
回転体のシリンダ(6)および調整ねじ(7)を内蔵できるよ
うに構成されたものである。そして、前記シリンダ(6)
が取付け溝(11)の止り壁(11b)に当接される構成である
ため、微調整操作を確実にしかも容易に行えるという利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案切削工具用のロケータを示す正面図、
第2図は、平面図、第3図は、側面図、第4図は、正面
フライスの取付け溝内に配置された状態を示す要部の正
面図、第5図は、正面フライスに適用したときの一部分
解斜視図である。 (1)……ロケータ、(2)……締付けねじ (3)……ロケータ本体、(4)……取付け穴 (5)……スローアウェイチップ (5a)……チップ座、(6)……シリンダ (7)……調整ねじ、(8)……受入れ穴 (9)……ねじ穴、(10)……切削工具本体 (11)……取付け溝、(11a)……底面 (11b)……止り壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】切削工具本体(10)に設けられた止り溝状の
    取付け溝(11)内では、締付けねじ(2)によって略矩形板
    状を呈するロケータ本体(3)が取付けられるとともに、
    取付け溝(11)の止り壁(11b)に対する直交方向における
    切刃位置が微調整されるようにロケータ本体(3)にシリ
    ンダ(6)および調整ねじ(7)が内蔵されるようにした切削
    工具用のロケータにおいて、前記ロケータ本体(3)は、
    その外周側面には、前記締付けねじ(2)が挿入される取
    付け穴(4)が底面(11a)に向って貫通するように設けら
    れ、その長手方向には、後端面側に前記シリンダ(6)を
    受入れ、しかも前記取付け穴(4)に対して連通するよう
    に略直交した受入れ穴(8)および先端面側に調整ねじ(7)
    を受入れるねじ穴(9)がそれぞれ連通して設けられ、さ
    らに先端側の一側面には、スローアウェイチップ(5)を
    受入れるチップ座(5a)が設けられるようになっており、 前記締付けねじ(2)は、ロケータ本体(3)の取付け穴(4)
    から挿入され、そのねじ部分が取付け溝(11)内のねじ穴
    (12)内にねじ込まれたときには、ロケータ本体(3)を取
    付け溝(11)内に固定できるようになっており、 前記シリンダ(6)は、その中間部位には前記締付けねじ
    (2)のねじ部分が遊嵌する貫通穴(6a)を備えているとと
    もに、ロケータ本体(3)の受入れ穴(8)内では、軸方向に
    摺動可能な非回転体となり、その一端面がロケータ本体
    (3)の後端面から突出して取付け溝の止り壁(11b)に当接
    されるようになっており、 前記調整ねじ(7)は、ロケータ本体(3)の先端面からねじ
    込まれ、その導入端が前記シリンダ(6)の端面に当接さ
    れていることを特徴とする切削工具用のロケータ。
JP5828488U 1988-04-28 1988-04-28 切削工具用のロケータ Expired - Lifetime JPH0623378Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5828488U JPH0623378Y2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28 切削工具用のロケータ

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JP5828488U JPH0623378Y2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28 切削工具用のロケータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01163013U JPH01163013U (ja) 1989-11-14
JPH0623378Y2 true JPH0623378Y2 (ja) 1994-06-22

Family

ID=31284103

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5828488U Expired - Lifetime JPH0623378Y2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28 切削工具用のロケータ

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JP (1) JPH0623378Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE43350E1 (en) 1995-05-05 2012-05-08 Think Village-Kerfoot, Llc Microporous diffusion apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE43350E1 (en) 1995-05-05 2012-05-08 Think Village-Kerfoot, Llc Microporous diffusion apparatus

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Publication number Publication date
JPH01163013U (ja) 1989-11-14

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