JPH0118247Y2 - - Google Patents

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JPH0118247Y2
JPH0118247Y2 JP1520284U JP1520284U JPH0118247Y2 JP H0118247 Y2 JPH0118247 Y2 JP H0118247Y2 JP 1520284 U JP1520284 U JP 1520284U JP 1520284 U JP1520284 U JP 1520284U JP H0118247 Y2 JPH0118247 Y2 JP H0118247Y2
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、スローアウエイ式切削工具におけ
るスローアウエイチツプのクランプ機構に関する
ものである。
従来より、スローアウエイ式切削工具における
スローアウエイチツプのクランプ機構として、第
1図および第2図に示すものが知られている。
第1図に示した機構は、工具本体1のチツプ座
2上に載せたスローアウエイチツプ3を、駒4に
よつてチツプ座2の底面2aに押え付けるクラン
プオンタイプのもので、駒4とチツプ3とが面接
触となることから安定した固定が行え、接触面積
を増大させることによつて十分な固定強度を得る
ことができるという長所があるが、反面、駒4の
固定用のねじ5がチツプ座2から離れた位置とな
ることから、機構全体として寸法が大になり易
く、またチツプ3をチツプ座2の壁面2b方向に
付勢する押え力が生じないため、切刃精度を高め
るためには、ねじ5による締め付けが完了するま
でチツプ3を壁面2bに当接させておく手段を別
に講じなければならず、取付作業が面倒になると
いう短所がある。
一方、第2図に示した機構は、チツプ3にボル
ト挿通孔6を形成しておくとともにチツプ座2の
底面2aにねじ孔7を形成しておき、チツプ3を
直接チツプ座2にねじ止めするスクリユーオンタ
イプのもので、第1図のものと比較して機構全体
がコンパクトになるという長所があり、また、図
示の如くボルト挿通孔6にテーパ部6aを設け、
かつねじ孔7はボルト挿通孔6に対して壁面2b
側に中心位置をずらし、さらにチツプ固定用のね
じ部材8はその頭部の下部に前記テーパ部6aに
当接するテーパ面8aを設けた構成とすれば、ね
じ部材8をねじ込んでテーパ面8aとテーパ部6
aとが接触し始めるとチツプ3にはチツプ座2の
下面2aおよび壁面2bのそれぞれの方向に押え
力が生ずることとなり、単にねじ部材8をねじ込
むという作業だけでチツプ3の固定と高精度な位
置決めとが同時になされることとなり、取り付け
作業が容易になるという長所も得られる。ところ
が、このスクリユーオンタイプのものは、ねじ部
材8とチツプ3との接触が点または線接触となる
ため十分な固定強度が得にくく、また接触してい
る点または線に強大な力が作用するために、第3
図に示す如く、ねじ部材8の頭部が当初の接触部
と逆方向(図で矢印イ方向)に曲がりやすく、こ
の変形によつてねじ部材8が抜けなくなるなどの
不都合が生ずる虞れがあつた。
この考案は、前記事情を考慮してなされたもの
で、前述のような2通りのクランプ機構のそれぞ
れの長所を兼ね備えたクランプ機構、すなわち、
機種全体としてコンパクトにでき、しかも十分な
固定強度が得られ、さらにチツプを固定する作業
によつて自動的にチツプを正確にチツプ座に位置
決めすることができ、切刃の精度を高めるために
特別の操作を要しないクランプ機構を得ることを
目的とする。
以下、本考案を第4図〜第7図に示した一実施
例に基づいて説明する。
この考案では、工具本体10の先端に形成され
るチツプ座11およびスローアウエイチツプ(以
下、チツプと略す)12の形状については、従来
のスクリユーオンタイプのものと同様である。
すなわち、チツプ座11は、スローアウエイチ
ツプ12の下面12aを位置決めする平坦な底面
11aと、該底面11aの後端(第4図で右端)
に起立し、チツプ12の側面12bを位置決めす
る壁面11bとを有しており、底面11aには、
垂直にねじ孔11cが穿設されている。そして、
チツプ12には、その上面12cから下面12a
に向けて貫通し、下面12a側に近づくに従つて
径が小さくなるボルト挿通孔12dが形成されて
いる。このボルト挿通孔12dとねじ孔11cと
は、チツプ12の下面12aおよび側面12bが
チツプ座11の底面11aおよび壁面11bに密
着した状態、すなわち、チツプ12がチツプ座1
1に位置決めされた状態で、ねじ孔11cの中心
軸線l1がボルト挿通孔12dの中心軸線l2に対し
て所要寸法(第4図にEで示す)だけ壁面11b
側に偏心するように設計されている。
以上の説明の如く、チツプ座11およびチツプ
12に関しては従来のものと略同等であるが、本
考案では、チツプ12が、ねじ部材13に外嵌し
たクランプ部材14によつてチツプ座11に固定
される構成となつている。
ねじ部材13としては、ねじ孔11cに対応し
た雄ねじ部を備えた市販の6角穴付きボルトが使
用されている。
また、クランプ部材14は、前記ボルト挿通孔
12dより大径の鍔部14aと、ボルト挿通孔1
2dより小さな径で鍔部14aの下部から突出し
た突出部14bとを備えている。これらの鍔部1
4aと突出部14bとは中心軸線が一致してお
り、該中心軸線に沿つてねじ部材13のねじ部1
3aを挿通させる貫通孔14cが設けられてい
る。
前記鍔部14aはチツプ12の上面12cを押
えつけるためのもので、その下面の外周側が当接
面14dとされている。また、突出部14bは、
ボルト挿通孔12dの壁面11b側の内周部に当
接することによつて、チツプ12をチツプ座11
の底面11aおよび壁面11bに押え付けるため
のもので、その下部外周にボルト挿通孔12dの
内周面に当接させるテーパ面14eが形成されて
いる。この突出部14bの外径および突出長は、
第5図に示したように、ねじ部材13をねじ込ん
で、テーパ面14eがボルト挿通孔12dの内周
面に当接し始めた時には、当接面14dとチツプ
12の上面12cとの間に適度の間隙Cが残され
ており、さらにねじ部材13をねじ込むと、当接
面14dがチツプ12の上面に当接し、かつ、こ
の状態では、突出部14bの壁面11b側の部分
だけがボルト挿通孔12dの内周面と当接するよ
うに、適宜に寸法が選定されている。
このような構造のクランプ部材14を使用した
機構であると、チツプ座11にチツプ12を載
せ、クランプ部材14を外嵌したねじ部材13を
チツプ座11のねじ孔11cにねじ込んでゆけ
ば、クランプ部材14の突出部14bがボルト挿
通孔12dに内接した時点で、チツプ12の下面
12aおよび側面12bをそれぞれチツプ座11
の底面11aおよび壁面11bに押し付ける力が
生じ、ねじ部材13のねじ込みによつて自動的に
チツプ12がチツプ座11に正確に位置決めされ
る。そして、第5図に示した間隙Cがゼロとなる
ように、さらにねじ部材13をねじ込めば、クラ
ンプ部材14の鍔部14aがチツプ12の上面1
2cを押え付けることとなり、チツプ12の固定
が完了する。この最後の固定状態では、間隙Cの
分をさらにねじ込んだことから、ねじ部材13は
壁面11bと逆方向に弾性変形しており、この弾
性変形の反力とねじ部材13の軸線方向の締付力
によつてチツプ12はチツプ座11の下面11a
および壁面11bに押え付けられて強固に固定さ
れることとなる。また、このような機構であれ
ば、クランプ部材14およびねじ部材13の配置
がチツプ12上で済むため、従来のクランプオン
タイプのものと比較してコンパクト化にもなる。
さらにクランプ部材14の鍔部14aは、ねじ部
材13による締付力を設定するストツパとしても
機能するため、ねじ部材13の締め過ぎによる破
損や過度の変形も防止されることとなる。
なお、前述の実施例では、ねじ部材13とクラ
ンプ部材14とを別体としたが、両者を一体に形
成することもできる。ただし、別体とした場合に
は、実施例の如く、ねじ部材13に市販品を使用
することが可能であり、これによつて部品の製作
コストの低減が図れ、また両者間に生じるすべり
によつて、ねじ部材13をねじ込む時の部材13
の回転力がチツプ12に作用しにくくなり、切刃
精度を高める上で好ましい状況となる。
また、前述の実施例においては、チツプ12に
形成するボルト挿通孔12dの内周面を曲面状と
したが、円錐状のテーパ面としてもよい。
さらに、前述の実施例では、工具本体10の先
端に直接チツプ座11が形成されている場合を例
にとつたが、第8図および第9図に示すように、
工具本体にねじ止めされるカートリツジ15にチ
ツプ座11が形成される、カートリツジ式工具に
も適用できることはもちろんである。
以上説明したように、本考案のクランプ機構
は、チツプにボルト挿通孔を設けて、該チツプ自
体をチツプ座にねじ止めする方式であるから、機
構の専有スペースがチツプの上面だけで済み、従
来のクランプオンタイプのものと比較して、機構
がコンパクト化される。また、前記ボルト挿通孔
に挿通させるねじ部材には、ボルト挿通孔の内周
面を押えてチツプをチツプ座の底面および壁面に
押し付ける突出部と、チツプの上面に面接触して
チツプをチツプ座の底面に押え付ける鍔部とが備
えられ、かつねじ込んでゆくと鍔部より先に突出
部がチツプを押える構成となつているから、該ね
じ部材をねじ込んでゆき、突出部がボルト挿通孔
の内周面に接触した状態になれば、チツプがチツ
プ座に正確に位置決めされ、さらにねじ込んで鍔
部がチツプの上面に当接する状態となればチツプ
が強固に固定されることとなる。換言すると、単
にねじ部材を締め付ける作業だけで、チツプを正
確に位置決めすることができ、かつ十分な固定強
度を得ることも可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ従来のクランプ
機構を示す断面図、第3図は第2図に示した機構
の不具合を示す説明図、第4図〜第7図は本考案
の一実施例を示したもので、第4図は分解図、第
5図は組立途中の側断面図、第6図は組立完了後
の側断面図、第7図は第6図における矢視図、
第8図および第9図はそれぞれ本考案の他の実施
例の側面図および平面図である。 10……工具本体、11……チツプ座、11a
……底面、11b……壁面、11c……ねじ孔、
12……チツプ、12a……下面、12b……側
面、12c……上面、12d……ボルト挿通孔、
13……ねじ部材、14……クランプ部材、14
a……鍔部、14b……突出部、14c……貫通
孔、14d……当接面、14e……テーパ面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スローアウエイチツプには、上面から下面に向
    けて徐々に径が小さくなるボルト挿通孔が設けら
    れ、一方、スローアウエイチツプが装着される工
    具本体のチツプ座は、前記スローアウエイチツプ
    の下面が接触する平坦な底面とスローアウエイチ
    ツプの側面が当接するように前記底面の後端に起
    立した壁面とを備えるとともに、前記ボルト挿通
    孔に対応するねじ孔が底面に形成され、前記ボル
    ト挿通孔に通したねじ部材によつてスローアウエ
    イチツプをチツプ座にねじ止めするスローアウエ
    イチツプのクランプ機構であつて、前記ねじ孔
    は、チツプ座に位置決めされるスローアウエイチ
    ツプのボルト挿通孔に対して中心軸線が壁面寄り
    に偏心して設けられ、前記ねじ部材はボルト挿通
    孔の壁面側の内周を押えて前記スローアウエイチ
    ツプをチツプ座の底面および壁面に押し付ける突
    出部と、前記スローアウエイチツプの上面を押え
    る鍔部とを備え、かつ前記突出部がボルト挿通孔
    に接触する位置において、前記鍔部がスローアウ
    エイチツプの上面から離間した位置に設定された
    ことを特徴とするスローアウエイチツプのクラン
    プ機構。
JP1520284U 1984-02-06 1984-02-06 スロ−アウエイチツプのクランプ機構 Granted JPS60127803U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1520284U JPS60127803U (ja) 1984-02-06 1984-02-06 スロ−アウエイチツプのクランプ機構

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JP1520284U JPS60127803U (ja) 1984-02-06 1984-02-06 スロ−アウエイチツプのクランプ機構

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Publication Number Publication Date
JPS60127803U JPS60127803U (ja) 1985-08-28
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JP1520284U Granted JPS60127803U (ja) 1984-02-06 1984-02-06 スロ−アウエイチツプのクランプ機構

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0644564Y2 (ja) * 1988-05-30 1994-11-16 三菱マテリアル株式会社 スローアウエイチツプのクランプホルダ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60127803U (ja) 1985-08-28

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