JPH0243634Y2 - - Google Patents

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JPH0243634Y2
JPH0243634Y2 JP1986022661U JP2266186U JPH0243634Y2 JP H0243634 Y2 JPH0243634 Y2 JP H0243634Y2 JP 1986022661 U JP1986022661 U JP 1986022661U JP 2266186 U JP2266186 U JP 2266186U JP H0243634 Y2 JPH0243634 Y2 JP H0243634Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、工作物や工具などを工作プレート
上で挾持して固定する部材を工作プレートに取付
けるための取付具に関するものである。
[従来の技術] 第7図は、従来の取付具を示す正面図である。
取付具は、工作プレート面2上に載置される載置
部材10と、該載置部材10を工作プレート面2
側に押しつけて固定するための締着部材20とか
ら構成されている。載置部材10には、想像線で
示す挾持部材1を保持するための挾持部材保持部
11が設けられている。挾持部材1は、図示され
ない図面左側に位置するもう一方の挾持部材との
間で被固定物を両側から挾持し工作プレート面2
上に固定させるためのものである。
載置部材10は、工作プレート面2上に載置さ
れ、締着部材20によつて締着される。締着部材
20は、一方端が工作プレートに固定されている
真直ぐなボルト21と、該ボルト21の他方端か
ら嵌め合わされるナツト22と、該ナツト22と
載置部材10との間に位置するよう設けられる座
金23とから構成されている。載置部材10に
は、ボルト21を通すための溝孔13が第7図の
参照符号15で示す位置まで切欠かれるようにし
て形成されている。溝孔13の上方には、締着し
た際座金23と当接する台座面14が、工作プレ
ート面2と平行に延びるようにして形成されてい
る。
第7図の従来の取付具を用いて挾持部材1を取
付けるには、まずボルト21の一方端が工作プレ
ートに固定される。この固定方法としては、従来
から色々な方法が用いられているが、たとえば工
作プレートに設けられたねじ孔にボルト21の一
方端のねじを差し込んで固定させることができ
る。次に、載置部材10の溝孔13内にボルト2
1を嵌め入れるようにして載置部材10を工作プ
レート面2上に載置する。この際、溝孔13内に
ボルト21が位置する範囲内で、載置部材10を
溝孔13に沿う方向に移動させることができる。
この移動によつて取付具の取付位置を調整させる
ことができる。被固定物に応じた適当な位置に載
置部材10が位置するよう移動してセツトし、ボ
ルト21に座金23を嵌め入れナツト22で締着
する。以上のようにして、載置部材10は、座金
23を介してナツト22により工作プレート面2
に押しつけられて固定される。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、挾持部材1、および被固定物を介し
て反対側に位置するもう一方の挾持部材のいずれ
か一方には、被固定物を挾みつけるための押圧手
段が設けられており、被固定物を挾持する際、載
置部材10は第7図に矢印3で示す方向に押圧手
段の反発力を受ける。従来の取付具においては、
載置部材10の位置を溝孔13の範囲内において
移動可能なようにされているため、締着部材20
による締着にもかかわらず、上述のような大きな
反発力が載置部材10に働く場合には、載置部材
10の位置が矢印3の方向にずれてしまうという
欠点を有していた。また、このような欠点は押圧
手段として優れている押圧力の高いものを用いる
場合に特に顕著な問題となつた。
それゆえに、この考案の目的は、かかる欠点を
解消し、被固定物を確実に挾持して固定すること
ができるよう挾持部材を工作プレートに取付可能
にする工作プレート用取付具を提供することにあ
る。
[問題点を解決するための手段] この考案の工作プレート用取付具は、挾持部材
を保持するように工作プレート上に載置される載
置部材と、締着により該載置部材を工作プレート
側に押しつけて固定できるよう一方端が工作プレ
ートに固定される締着部材とを備えており、載置
部材が締着部材と当接する部分には、被固定物側
に近づくにつれて隆起する所定の角度で傾斜した
傾斜面が形成され、締着部材が該傾斜面と当接す
る部分には、該傾斜面とほぼ同じ角度で傾斜して
当接するような当接面が形成されている。
[作用] この考案の工作プレート用取付具では、載置部
材が締着部材と当接する部分に、被固定物側に近
づくにつれて隆起する所定の角度で傾斜した傾斜
面が形成されており、載置部材を締着部材で締着
する際、締着部材の当接面が該傾斜面とほぼ同じ
角度で傾斜して該傾斜面と当接する。したがつ
て、載置部材が被固定物から遠ざかる方向に移動
しようとしても、載置部材の傾斜面が締着部材の
当接面に当たるため、載置部材が移動せず、押圧
手段の反発力による位置ずれが有効に防止され
る。
[実施例] 第1図は、この考案の一実施例を示す正面図で
あり、従来の取付具の第7図に相当する図であ
る。また、第2図は第1図の実施例の平面図であ
る。以下、第1図および第2図に沿つて実施例を
説明する。
載置部材10には、締着部材20のボルト21
を通すための溝孔13が、端部15に至るまで切
欠くようにして形成されている。溝孔13上方の
締着部材20が当接する部分には、被固定物側
(第1図および第2図において図面左側)に近づ
くにつれて隆起する所定の角度で傾斜した傾斜面
12が形成されている。
締着部材20は、一方端を工作プレートに固定
した際工作プレート面2に対して直立して固定さ
れる真直ぐなボルト21、該ボルト21の他方端
から嵌め合わされるナツト22、および該ナツト
22と載置部材10との間に介在する座金23か
ら構成されている。座金23についてさらに説明
するため第4図を示す。
第4図aは座金23の正面図であり、bは同じ
く平面図である。座金23の中央部には、ボルト
21を通すための穴23bが形成されており、座
金23の上面は該穴23bの貫通方向に対して垂
直な面を形成している。これに対し、座金23の
下面は、上面に対し傾斜した面形状を有してい
る。したがつて、締着部材20を組立てた際、被
固定物側に近い端部23cの厚みが薄く、被固定
物側から遠い端部23dの厚みが厚くなるよう形
成されている。また、端部23cと端部23dを
結ぶ直線に対し垂直方向に位置する両端には、面
取りがされており、ガイド面23aがそれぞれ形
成されている。このガイド面23aは、第2図に
示すように、載置部材10と当接した際傾斜面1
2の端から立ち上がるように設けられている側面
12aと相対し、座金23が載置部材10に対し
一定方向に向くよう位置決めする役割を果たす。
ここで第1図に戻り、以上説明した座金23を
有する締着部材20の作用について説明する。第
1図に示すように、載置部材10を締着部材20
によつて押しつけて固定するためには、まずボル
ト21の一方端を工作プレートに固定する。次
に、該ボルト21に載置部材10の溝孔13を嵌
め入れた状態で、被固定物や挾持部材に応じた適
当な位置となるよう載置部材10を工作プレート
面2の上に載置する。載置部材10を締着するた
め、座金23をボルト21に通し、さらにその上
からナツト20を嵌め合わせ締着する。このと
き、座金23は、その下面の傾斜が締着部材10
の傾斜面12に沿うような方向で取付けられる。
締着部材20の当接面となる座金23の下面は、
載置部材10の傾斜面12とほぼ同じ角度で傾斜
しているため、座金23の上面は工作プレート面
と平行となり、ナツト22による締着の際ナツト
22の下面に沿つて密着する。
第1図の実施例では、矢印3の方向に押圧手段
の反発力が働いて載置部材10がその方向に移動
しようとしても、載置部材10の傾斜面12が座
金23の下面に当たるため、載置部材10の移動
が妨げられる。また、傾斜面12のどの位置に座
金23の下面が当接していても、同様の効果が得
られるので、従来と同様に溝孔13内にボルト2
1が位置する範囲内において載置部材10を移動
して取付位置を調整することができる。
第3図は、この考案の他の実施例を示す正面図
である。第3図において、載置部材10は第1図
の実施例と同様にして構成されている。締着部材
20は、第1図の実施例と同様に、ボルト21、
ナツト22および座金23から構成されるが、ボ
ルト21および座金23の形状が第1図の実施例
と異なつている。座金23は、一般に用いられる
形状のものであり、その上面と下面とが平行なも
のである。ボルト21は、第5図に示すように中
央部21bの部分で所定の角度に折曲げられた形
状を有している。一方端側には工作プレートのね
じ穴に嵌め合わされる固定ねじ部21cが形成さ
れており、他方端側にはナツト22が嵌め合わさ
れる締着ねじ部21aが形成されている。該締着
ねじ部21aは、固定ねじ部21cに対し、載置
部材10の傾斜面12とほぼ同じ角度で傾斜して
いる。
ここで第3図に戻り、この実施例の締着部材2
0の作用について説明する。ボルト21の締着ね
じ部21aが傾斜しているため、この締着ねじ部
21aに嵌め合わされる座金23およびナツト2
2も同様に傾斜して締着される。ボルト21の傾
斜角が、載置部材10の傾斜角12とほぼ同じ角
度であるため、ボルト21に嵌め合わされた座金
23の下面は傾斜面12と同じ角度で傾斜し、傾
斜面12と密着するように当接する。したがつ
て、押圧手段の反発力により、載置部材10が矢
印3の方向に移動しようとしても、載置部材10
の傾斜面12が座金23の下面に当たるため、そ
の移動が妨げられ、載置部材10の位置ずれを生
じることはない。
また、第5図のボルト21の中央部21bの直
径を溝孔13の幅よりも大きくし、該溝孔13の
側壁13a(第2図参照)に沿う部分のみを溝孔
13に嵌め入れることのできるように面取りし
て、ボルト21が載置部材10に対し常に一定方
向で位置決めされるようにしてもよい。
第6図は、この考案のさらに他の実施例に用い
られる座金付ナツトを示す。第6図に示す座金付
ナツト24は、第1図の実施例で示した座金とボ
ルトを一体化したものである。座金付ナツト24
は、傾斜した下面を有する座金部24bと、ナツ
ト部24aと該ナツト部24aと座金部24bと
の間に介在しナツト部24aを回動自在にするベ
アリング24cとから構成されている。このよう
な座金付ナツトを用いた場合にも、第1図の実施
例と同様にして作用するため、この考案の効果が
発揮される。
以上の実施例では、下面の傾斜した座金あるい
は折曲げられた形状を持つボルトを用いることに
より、載置部材の傾斜面と当接する当接面を傾斜
させているが、この考案では、以上の実施例の手
段に限定されることはなく、その他の手段によつ
て当接面を傾斜した形状で締着部材に形成させて
もよい。
また、この考案の取付具が保持する挾持部材
は、被固定物を押圧するような押圧手段を設けた
挾持部材であつてもよいし、そのような押圧手段
を設けていない単に被固定物を支持するのみの挾
持部材であつてもよい。
[考案の効果] 以上の説明のように、この考案の工作プレート
用取付具は、載置部材を締着部材で締着し取付け
た際、載置部材の傾斜面と締着部材の当接面とが
互いに密着して当接し、また該傾斜面および当接
面の傾斜が被固定物と反対側への載置部材の移動
を妨げる向きに傾斜しているため、押圧手段の反
発力による載置部材の移動を有効に防止できる。
したがつて、従来の取付具では載置部材の位置ず
れを生じるおそれがあるため、取付けて用いるこ
とのできなかつた押圧力の大きい押圧手段をも取
付可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す正面図で
ある。第2図は、第1図に示す実施例の平面図で
ある。第3図は、この考案の他の実施例を示す正
面図である。第4図のaは、第1図の実施例に用
いられる座金を示す正面図であり、bは同じく平
面図である。第5図は、第3図の実施例に用いら
れるボルトを示す正面図である。第6図は、この
考案のさらに他の実施例に用いられる座金付ナツ
トを示す正面図である。第7図は、従来の取付具
を示す正面図である。 図において、1は挾持部材、2は工作プレート
面、10は載置部材、12は傾斜面、20は締着
部材、21はボルト、22はナツト、23は座金
を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 工作プレート上で被固定物を工作プレート面
    とほぼ平行な方向で両側から挾持して固定する
    1対の挾持部材の少なくとも一方を工作プレー
    トに取付けるための工作プレート用取付具であ
    つて、 前記挾持部材を保持するように工作プレート
    上に載置される載置部材と、締着により該載置
    部材を工作プレート側に押しつけて固定できる
    よう一方端が工作プレートに固定される締着部
    材とを備え、 前記載置部材が前記締着部材と当接する部分
    には、前記被固定物側に近づくにつれて隆起す
    る所定の角度で傾斜した傾斜面が形成され、前
    記締着部材が該傾斜面と当接する部分には、該
    傾斜面とほぼ同じ角度で傾斜して当接するよう
    な当接面が形成されており、前記載置部材を締
    着部材で締着した際、前記傾斜面と当接面の当
    接により該載置部材が被固定物と反対側には移
    動せぬよう係止されていることを特徴とする、
    工作プレート用取付具。 (2) 前記締着部材が、一方端が工作プレートに固
    定される真直ぐなボルトと、該ボルトの他方端
    から嵌め合わされて前記載置部材を締着するナ
    ツトと、該ナツトと該載置部材の傾斜面との間
    に介在し締着の際該傾斜面とほぼ同じ角度で傾
    斜する当接面が形成されている座金とから構成
    されていることを特徴とする、実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の工作プレート用取付具。 (3) 前記締着部材が、所定の角度に折曲げられた
    形状を有しかつ一方端が工作プレートに固定さ
    れるボルトと、該ボルトの他方端から嵌め合わ
    されて前記載置部材を直接にまたは座金を介し
    て締着するナツトとを備えており、前記ボルト
    が折曲げられた形状を有していることにより、
    前記ナツトまたは座金が締着の際前記載置部材
    の傾斜面とほぼ同じ角度で傾斜して当接するこ
    とを特徴とする、実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の工作プレート用取付具。
JP1986022661U 1986-02-18 1986-02-18 Expired JPH0243634Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986022661U JPH0243634Y2 (ja) 1986-02-18 1986-02-18

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