JP3021404U - 締付クランプ - Google Patents

締付クランプ

Info

Publication number
JP3021404U
JP3021404U JP1995005762U JP576295U JP3021404U JP 3021404 U JP3021404 U JP 3021404U JP 1995005762 U JP1995005762 U JP 1995005762U JP 576295 U JP576295 U JP 576295U JP 3021404 U JP3021404 U JP 3021404U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tightening
members
clamp
wedge member
springs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995005762U
Other languages
English (en)
Inventor
孝久 政井
Original Assignee
株式会社スーパーストロング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社スーパーストロング filed Critical 株式会社スーパーストロング
Priority to JP1995005762U priority Critical patent/JP3021404U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3021404U publication Critical patent/JP3021404U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】締付クランプの操作性を良好なものとすること
を目的とする。 【構成】 反対側の側面に2つの傾斜側面3,4を有す
る楔部材5と、上記据付けテーブル2上に載置され、楔
部材5の各傾斜側面3,4に密着して当接する当接面
6,7を有する2個の締付部材8,9と、上記両締付部
材8,9の間に、両締付部材8,9の側面部にその両端
部を取り付けて設けられ、両締付部材8,9を互いに近
づける方向に付勢するスプリング10,11とを備えた
締付クランプ20において、上記スプリング10,11
を締付部材8,9の側面に設けた凹溝12,13に収納
すると共に、上記楔部材5にはスプリング10,11を
覆う覆部22,23を設けて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ワークを据付テーブルに固定するための締付クランプに係り、特に 楔部材と、この楔部材の両側に2個配置した締付部材と、上記両締付部材間に両 締付部材を互いに近づける方向に付勢するスプリングとを備えた締付クランプに 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような用途に用いる締付クランプとして、以下のようなものがある 。 この締付クランプ50は中央部に孔51を設けた1個の楔部材52を備え、こ の楔部材52は反値側の側面に傾斜面53,54を形成している。そして、上記 楔部材52の両側には2個の締付部材55,56を配置している。この2つの締 付部材55,56の内面である当接面57,58は傾斜しており、その傾斜は上 記楔部材52の傾斜面53,54に対応している。
【0003】 さらに、締付部材55,57の当接面57,58は上下方向に沿って断面凹字 状として案内溝59,60形成し、また、楔部材52は上下方向に沿って断面凸 字状として上記当接面の案内溝59,60に嵌まり込む嵌合部61,62を備え るものとしている。
【0004】 そして、また両締付部材55,56は楔部材52を挟む両側部において、スプ リング63,64で互いに連結されている。スプリング63,64はコイルスプ リングを環状としたものであり、両締付部材55,56に立設したピンに架け渡 すようにして設けられ、2つの締付部材55,56を互いに引つ張るようにして いる。
【0005】 この例による締付クランプ50を使用する場合には、該締付クランプ50を据 付けテーブル2に固定しようとする2個のワーク65,66の間に嵌め込む。そ して、据付けテーブル62のネジ孔にボルト67をねじ込んで楔部材52を下向 きに押しこむことにより締付部材55,56が外方へ移動して互いに離れ、これ により締付部材55,56は、2つのワーク65,66を、据付けテーブル上に 固定されたストッパ67,68押しつけクランプする。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の締付クランプ50にあっては、ワークを据付けテー ブルから取り外す際に、スプリング63,64の戻りが正常でなくなり、スムー ズなアンクランプを行えなず操作性が悪いという問題があった。
【0007】 これは、上述したように、2つの締付部材の間に渡されているスプリング63 ,64が締付クランプ50の表面に露出しているため、クランプ時のスプリング 63,64が延びた状態のとき、切粉等の異物が、延びた状態のスプリングに挟 まり、アンクランプ時にスプリングが戻りきらず操作性が悪くなるためである。
【0008】 また、ワークのクランプ、アンクランプ時において、露出したスプリング63 ,64がワーク等の他の部材に接触して、操作性が悪いという問題がある。 そこで、本考案は、操作性が良好な締付クランプを提供することを目的とする 。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の技術的課題を解決するため、本考案に係る締付クランプは、図1に示す ように、反対側る側面に2つの傾斜側面3,4を有する楔部材5と、上記据付け テーブル上に載置され、楔部材5の各傾斜側面3,4に密着して当接する当接面 6,7を有する2個の締付部材8,9と、上記両締付部材8,9の間に、締付部 材8,9の側面部にその両端部を取り付けて設けられ、両締付部材8,9を互い に近づける方向に付勢するスプリング10,11とを備えた締付クランプ20に おいて、上記スプリング10,11は締付部材8,9の側面に設けた凹溝12, 13に収納すると共に、上記楔部材5にはスプリング10,11を覆う覆部22 ,23を設けた締付クランプである。
【0010】 本考案の他の手段は、上記手段の楔部材は、上記楔部材は、互いに先端を対向 させて対称に配置した2つの楔部材26,27とし、上記各締付部材28,29 には、両楔部材26,27の各傾斜側面30,31、32,33に密着して当接 する各2つの当接面35,36、37,38を形成し、上記覆い部を少なくとも 一方の楔部材26に形成した締付クランプである。
【0011】
【作用】
上記手段によれば、締付部材8、9への設置個所においては、スプリング10 ,11は、締付部材8,9に設けられた凹溝12,13内で、締付部材8,9の 表面より内側に収納され、さらに、両締付部材8,9の間に位置する部分におい ても、スプリング10,11は覆い板22,23で覆われ表面には露出しない。
【0012】 したがって、スプリングに異物が挟まれて、アンクランプ時にスプリングの戻 らないといった事態を防止できるほか、スプリングが他の部材に接触して、締付 クランプの操作性を低下させることはなくなる。
【0013】
【実施例】
以下本考案に係る締付クランプの実施例を図面に基づいて説明する。 図1乃至、図5は本考案にかかる締付クランプの第1の実施例を示すものであ る。
【0014】 本実施例において、締付クランプは、図1に示すように、1つの楔部材5と、 2つの締付部材8,9と、2つのスプリング10,11とから構成されている。 上記楔部材5は、相対する側に2つの傾斜側面3,4を形成する他、段16a 付きの孔16を開設して、取付部材であるボルト1で据付けテーブル2に取り付 けられるものとしている。この孔16の段16aより下の部分の直径は上記ボル ト1の首下部の直径より大きいものとなっており、クランプするワークの寸法誤 差を吸収できるものとしている。
【0015】 上記締付部材8,9は上記楔部材5の各傾斜側面3,4に密着して当接する傾 斜した当接面6,7と、この当接面と反対側にワークとの接触面8a,9aを形 成した部材である。
【0016】 そして、本実施例では、締付部材8,9の当接面6,7は上下方向に沿って断 面凹字状として案内溝17形成し、また、楔部材5は上下方向に沿って断面凸字 状として上記当接面の案内溝17に嵌まり込む嵌合部18を備えるものとして、 楔部材5が締付部材8,9に対して楔として作用する一方向に沿ってのみ摺動で きるものとしている。
【0017】 また、2つのスプリングであるコイルスプリング10,11は、上記両締付部 材8,9間に、上記楔部材5をはさむ方向両側にそれぞれ設けられ、両締付部材 8,9を互いに近づける方向に付勢する。本実施例では、締付部材8,9の側面 には、図1に示すように、凹溝12,13を形成しており、コイルスプリング1 0,11は凹溝12,13に内に立設したピン19にその両端が取り付けられて いる。そして、コイルスプリング10,11は、この溝内に収納され、締付部材 8,9の表面から外には出張らない
【0018】 そして、本実施例では、楔部材5は、図1(2)に示すように、上記傾斜面3 ,4を形成した両辺と直交する辺をなす側に上記スプリング10,11より外側 に張出部5aを形成して、この張出部の先端から板状の覆部22,23を形成し ている。ここで、覆部22,23と楔部材5との間には溝部14,15が形成さ れることとなる。
【0019】 次に、本実施例に係る締付クランプの作動を説明する。 本実施例の締付クランプでワークを据付けテーブルに固定するには、図4、図 5に示すように、据付けテーブル2上の2つのストッパ65,66に接触させた 2つのワーク63,64の間に締付クランプ20を配置する。そして、ボルト1 をワーク据付けテーブル2にねじ込むことにより、楔部材5を据付けテーブル側 に近づける。すると、2個の締付部材8,9は楔部材5の楔作用により、外側に 移動して、2個のワークに接触し、各ワーク63,64を締付クランプ20とス トッパ65,66の間で締め付けることができる。
【0020】 このとき、本実施例によれば、図4(1),(2)に示すように、スプリング 10,11は、締付部材8,9に設けられた凹溝12,13内で、締付部材8, 9の表面より内側に収納されている。そして、上記スプリング10,11のうち 、2つの締付部材8,9の間に位置する部分に(図4中A,A’で示した)は溝 部14,15内に収納され、かつ、その外側を覆部22,23で覆い隠すことが できる。
【0021】 従って、本実施例に係る締付クランプによれば、締付クランプのスプリングは 凹溝12,13に配置されると共に、凹溝に配置されない部分も楔部材の溝部1 4,15内に収納され、かつ、その外側を覆で覆い隠され、スプリングが締付ク ランプの表面に露出することがないので、スプリングに異物が挟まれて、アンク ランプ時にスプリングの戻らないといった事態や、締付クランプのスプリングが 他の部材に接触して、締付クランプの操作性を低下させることはなくなる。
【0022】 次に本発明の締付クランプの第2の実施例について説明する。 図6(1),(2)、図7は本考案にかかる締付クランプの第2の実施例を示 すものである。
【0023】 本実施例に係る締付クランプ25は上記第1の締付クランプ20を上下に2段 重ね合わせたものである。 本実施例において、締付クランプ25は、それぞれ2つの傾斜側面30,31 、32,33を有する2つの楔部材26,27を、ボルト1で据付けテーブル2 上に垂直に先端を対向させて対称に配置している。
【0024】 また、締付部材29は、上記第1の実施例にかかる締付部材を2つ一体とした 形状のもので、1つの締付部材29(30)に上記上下に配置した2つの楔部材 26,27の2つの傾斜側面に接触する当接面35,36(37,38)を略く 字状に設けているものである。
【0025】 さらに、2本のスプリング10,11は、図6(2)に示すように、締付部材 29(30)の当接面35,36(37,38)が合致する中央部付近に凹溝4 0,41を形成して、スプリング10,11が締付部材29(30)の表面より 内部に収納しされた状態で、両締付部材を付勢するものとしている。
【0026】 そして、本実施例に係る締付クランプ25では、上側の楔部材26にのみ覆部 44,45を設けており、覆部44,45は、図6に示すように、上部の楔部材 26の本体部26aの寸法より大きく形成されている。
【0027】 従って、この実施例においても、締付クランプのスプリングは凹溝内に配置さ れると共に、凹溝内に配置されない部分も楔部材の溝部内に収納され、かつ、そ の外側を覆で覆い隠され、スプリングが締付クランプの表面に露出することがな いので、スプリングに異物が挟まれて、アンクランプ時にスプリングの戻らない といった事態や、締付クランプのスプリングが他の部材に接触して、締付クラン プの操作性を低下させることはなくなる。
【0028】 なお、各実施例において、案内溝を凹字状、嵌合部を凸字状として説明したが 、これらの形状はこれらに限定されるものではなく、山形等の他の形状であって もよい。 また、上記第2の実施例において、覆部を一方の楔部材にのみ設けるようにし たが、これらは両方の楔状部に設けてもよい。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る締付クランプによれば、締付部材の上記ス プリング取付個所に上記スプリングが上記締付部材の表面位置より内側に収納す る凹溝を設けると共に、スプリングを覆う覆部を設けものとしたから、締付クラ ンプのスプリングは、締付部材への取付個所においては凹溝に配置されると共に 、両締付部材の間においても楔部材の溝部内に収納され、かつ、その外側を覆部 で覆い隠され、スプリングが締付クランプの表面に露出することがないので、ス プリングに異物が挟まれて、アンクランプ時にスプリングの戻らないといった事 態や、締付クランプのスプリングが他の部材に接触して、締付クランプの操作性 を低下させることはなくなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る締付クランプの第1の実施例を示
す図であり、(1)は側面図、(2)は平面図である。
【図2】図1に示した締付クランプの図1(1)中II−
II線に相当する断面図である。
【図3】図1に示した締付クランプの構成を示す一部を
切欠いた斜視図である。
【図4】図1に示した締付クランプの作用を示す図であ
る。
【図5】図1に示した締付クランプでワークを締付る状
態を示す図である。
【図6】本考案に係る締付クランプの第2の実施例を示
す概略図であり、(1)は正面図、(2)は(1)中ii
−ii線に相当する断面図である。
【図7】図6に示した締付クランプの構成を示す一部を
切り欠いた斜視図である。
【図8】従来の締付クランプの構成を示す正面図であ
る。
【図9】従来の締付クランプの構成を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 取付部材 2 据付けテーブル 3 傾斜側面 4 傾斜側面 5 楔部材 6 当接面 7 当接面 8 締付部材 9 締付部材 10 スプリング 11 スプリング 12 張出部 13 張出部 14 溝部 15 溝部 16 孔 17 案内溝 18 嵌合部 22 覆部 23 覆部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】反対側の側面に2つの傾斜側面(3,4)
    を有する楔部材(5)と、 上記据付けテーブル(2)上に載置され、楔部材(5)
    の各傾斜側面(3,4)に密着して当接する当接面
    (6,7)を有する2個の締付部材(8,9)と、 上記両締付部材(8,9)の間に、両締付部材(8,
    9)の側面部にその両端部を取り付けて設けられ、両締
    付部材(8,9)を互いに近づける方向に付勢するスプ
    リング(10,11)とを備えた締付クランプ(20)
    において、 上記スプリング(10,11)を締付部材(8,9)の
    側面に設けた凹溝(12,13)に収納すると共に、 上記楔部材(5)にはスプリング(10,11)を覆う
    覆部(22,23)を設けた締付クランプ。
  2. 【請求項2】上記楔部材は、互いに先端を対向させて対
    称に配置した2つの楔部材(26,27)とし、 上記各締付部材(28,29)には、両楔部材(26,
    27)の各傾斜側面(30,31)(32,33)に密
    着して当接する各2つの当接面(35,36)(37,
    38)を形成し、 上記覆い部を少なくとも一方の楔部材(26)に形成し
    た請求項1記載の締付クランプ。
JP1995005762U 1995-06-12 1995-06-12 締付クランプ Expired - Lifetime JP3021404U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995005762U JP3021404U (ja) 1995-06-12 1995-06-12 締付クランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995005762U JP3021404U (ja) 1995-06-12 1995-06-12 締付クランプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3021404U true JP3021404U (ja) 1996-02-20

Family

ID=43156748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995005762U Expired - Lifetime JP3021404U (ja) 1995-06-12 1995-06-12 締付クランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3021404U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190057597A (ko) * 2017-11-20 2019-05-29 팬텍주식회사 공작기계용 지그 어셈블리
KR102300715B1 (ko) * 2020-06-05 2021-09-10 유에 다르 인더스트리 컴퍼니 리미티드 금속가공기계의 제로 포지셔닝 메카니즘

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190057597A (ko) * 2017-11-20 2019-05-29 팬텍주식회사 공작기계용 지그 어셈블리
KR102300715B1 (ko) * 2020-06-05 2021-09-10 유에 다르 인더스트리 컴퍼니 리미티드 금속가공기계의 제로 포지셔닝 메카니즘

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5131780A (en) C-clamp
CN1171319A (zh) 机床夹具
JPS6011161B2 (ja) レ−ル固定器
US6126159A (en) Machinable workpiece clamp
JP3021404U (ja) 締付クランプ
JPS61111888A (ja) 機械万力
JPH0630534Y2 (ja) 板状体開口閉成用蓋体構造
JP3615851B2 (ja) 遮音板
JPH0112938Y2 (ja)
JPH0248164Y2 (ja)
JPH0243634Y2 (ja)
US20230052596A1 (en) Triple Vice Machining Fixture
CN218575564U (zh) 一种车床夹具工装
JPH1085903A (ja) 挟持装置
JPH0649707Y2 (ja) 棟板等の取付装置
JPH0712600Y2 (ja) 肘壺への扉取付構造
JPH0524744Y2 (ja)
JP3020742U (ja) 型枠締め付け金具
JP2541267Y2 (ja) 倣い削り用のクランプバイト
JPS6042038Y2 (ja) ワ−ククランプ装置
JPS62198552A (ja) 車体保持装置
JPH0512480U (ja) 移動体のレール締付け装置
JP2686716B2 (ja) 製図機の付属部品取付装置
JPH0644583Y2 (ja) クランプ
JP2556470Y2 (ja) スローアウェイチップ用ホルダー