JPH0644583Y2 - クランプ - Google Patents

クランプ

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JPH0644583Y2
JPH0644583Y2 JP15258388U JP15258388U JPH0644583Y2 JP H0644583 Y2 JPH0644583 Y2 JP H0644583Y2 JP 15258388 U JP15258388 U JP 15258388U JP 15258388 U JP15258388 U JP 15258388U JP H0644583 Y2 JPH0644583 Y2 JP H0644583Y2
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JP
Japan
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work
bolt
base
mouthpiece
clamp
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JP15258388U
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JPH0274136U (ja
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龍彦 早瀬
道男 氏平
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は機械加工対象部品を治具や機械設備などのベー
スに取付ける際に用いるクランプに関するものである。
〔従来の技術〕
クランプはワーク(加工対象物)を治具ベースや機械設
備のベースに取付けワーク加工時の切削荷重に耐えるよ
う保持、固定するものである。
第8図に従来のクランプの治具ベース上での使用状態に
おける断面図を示す。従来はワークの治具への保持、固
定は2個の部分に依つて行われていた。まず、ワークを
治具ベース12上にセツトしクランプ本体21を締付けボル
ト22に依つて治具ベース12に固定する。2個目にクラン
プ本体21′も同様の操作に依つて治具ベース12に固定す
る。更にセリ込みボルト23に依り口金24をワーク13に当
るまで移動させる。2個目も同様の操作を行い、セリ込
みボルト23を交互に繰返し操作(2〜3回)を行い、締
付力が均等になるようワークを固定する。
〔考案が解決しようとする課題〕 従来のクランプは2個1組でワークを挟み、締付けボル
トに依つてそれらを治具等のベースに固定し、セリ込み
ボルトによつてそれぞれの口金をセリ込んでワークを保
持固定していた。要するに従来は締付けボルト及びセリ
込みボルトの操作回数が多く、ワークの固定に要する作
業時間がかかつていた。またクランプが2個1組となつ
ており、セリ込みボルトを個々に操作するため、双方の
締付け力が均等にならない場合が多く、そのためワーク
を自然な状態で保持固定することができず、変形させる
おそれがあつた。
本考案は上記の欠点を解消して、ボルト操作回数を減ら
し、またワーク表面に対する自然な接触状態でワークを
保持固定できるクランプを提供しようとするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記課題を解決したものであつて、それぞれワ
ーク押え部を有する口金と口金本体、および同口金と同
口金本体とを重ねて貫通し治具等のベースに螺合しそれ
らを固定する本のボルトを備え、前記口金と口金本体と
の接触面は前記ボルトと前記ベースの面に対して傾斜
し、前記ボルトが貫通している口金と口金本体の穴は前
記ボルトを前記ベースに締付けた時口金と口金本体との
相互摺動を可能にする方向に長い長穴となつており、前
記ワーク押え部は前記相互摺動が行われた時に互に接近
する位置に設けられていることを特徴とするクランプに
関するものである。
〔作用〕
本考案のクランプにおいては、1本のボルトを締付ける
のみで、口金と口金本体とが相互に摺動し、ワーク押え
部が相互に接近し、ワークを均等な力で挟んで保持する
ので、口金および口金本体と共にワークを治具等のベー
スに自然な状態で固定することができる。また口金と口
金本体とは前記の1本のボルトの回りを回動することが
できる。これらの総合作用として、本考案のクランプに
おいては少いボルト操作回数で、かつワーク表面に対す
る自然な接触状態で、ワークを保持固定することができ
る。
〔実施例〕
第1図(a)に本考案のクランプの第1の実施例の平面
図、同図(b)にその断面図を示す。図において1は口
金本体、2は口金、3は口金本体1と口金2とを貫通し
ているボルトである。前記口金本体1と口金2はその接
触面Xがボルトおよび口金本体底面に対して傾斜してい
る。またボルト3が貫通しているそれぞれのボルト穴1
A、2Aは長穴となつている。したがつて、ボルト3を、
口金本体1の下部に露出しているねじ部によつて、図示
されていない治具ベースのねじ穴にねじ込んで締付けた
時、口金本体1と口金2とは接触面Xで相互に摺動し、
それぞれの押え部1Bと2Bとが互に接近する。4は口金2
にボルト5によつて固定されているブラケツト、6は口
金本体1に固定され、ブラケツト4の端部の穴にゆるや
かに嵌装してあるガイドピン、7は同ガイドピンに装着
してあるコイルバネである。ボルト3を弛めた時、この
コイルバネ7の作用によつて押え部1B、2Bの間隔が開
く。すなわち、これは元の状態への戻り機構である。以
上の符号1〜7を付した部分によつて1個のクランプ11
が構成される。
第2図は上述のクランプ11によつて治具ベース12上に置
かれたワーク13が保持されている状態を示す平面図であ
る。図示のワーク13は板状部13Aの周縁の上下にフラン
ジ13B、中央部の上下の複数のリブ13Cが突出し、全体と
して一体となり、断面形がH字状(第3図(a)に示
す)をなす、一種の箱形部品である。14は治具ベース12
に固定され、上記板状部を貫通している位置決めピンで
ある。
第3図(a)に第2図のA−A断面図を、同図(b)に
同図(a)のB矢視図を示す。この図はクランプがワー
クを治具ベース上に保持固定している状態を示してい
る。第3図(a)において、ワーク13の加工面はフラン
ジ13Bの外側面、その上面、その内側面、リブ13Cの側
面、および板状部13Aの上面であり、加工機械はNCフラ
イス盤である。図において15はそのカツターを示す。ワ
ークの治具ベースへの位置決めは、ワークの板状部13A
に設けられた2箇所の基準穴にピン14を挿入して水平方
向を規制し、上下方向は板状部13Aの下面で受けて取付
位置を決める。クランプ11はこのように位置決めされた
ワーク13をフランジ部13B上の4箇所の位置で保持固定
するために用いられる。第3図(a)の8は治具ベース
12の溝に挿入してあるストツパーピンである。
クランプによる保持固定の順序は次の通りである。ま
ず、口金本体1を各々ストツパーピン8で止まる迄内側
に移動させる。口金2はコイルバネ6に依つて後退して
いる。次にワークを前述のように位置決めをして装着
し、各々のクランプのボルト3を締付ける。ボルトの締
付けに依つて口金2が口金本体1の接触面Xを摺動して
ワークのクランプ面に当つて止まる。更にボルトを締め
ることに依つて、今度は口金本体1が治具ベース12の表
面を摺動してワークの内側のクランプ面に当つてワーク
の取付基準である板状部13Aの下面に、セリ込み式でク
ランプすると同時に治具ベースに口金本体1及び口金2
を固定しワークの締付けが完了する。第3図(b)の矢
印Yは上述の口金本体と口金の前後移動範囲を示す。さ
らに本クランプ11は同図の矢印Zの範囲でボルト3のま
わりを回動し、ワークのクランプ面で傾斜することな
く、押え部1B、2Bがワークのクランプ面に全面的に接触
して、正しい姿勢でワークを保持するようになつてい
る。
以上詳述したように、本実施例のクランプにおいては、 (1)ボルト1本の操作でワークの保持固定が可能であ
るため、ワーク保持固定のための作業時間が短縮され
る。
(2)口金本体と口金とが、それぞれ前後移動および回
動をなしうるようになつているので、均等な締付力が得
られ、ワークを自然な状態で保持固定することができ、
クランプによる保持固定によるワークの変形が生じな
い。
(3)クランプ方法がセリ込み方式のため、加工中にワ
ークの浮き上りが生じない。
等の効果がある。
第4図(a)に第2の実施例の平面図、同図(b)にそ
の断面図を示す。本実施例は、前述の第1実施例のクラ
ンプから戻り機構(符号4〜7を付した部分)を除去し
たもので、簡易型のクランプである。
第5図(a)に第3の実施例の平面図、同図(b)にそ
の側面図を示す。本実施例は口金本体1と口金2のそれ
ぞれの押え部に、爪8および10をシヨルダースクリユー
9によつて回動可能に装着したものであつて、ワークの
クランプ面が傾斜している場合でも、自然な接触を保ち
得るようにしたもので、角度自在タイプのクランプであ
る。
第6図に第4の実施例の側面図を示す。本実施例は上述
の第3実施例のクランプから、戻り機構を除去したもの
で、簡易型の角度自在タイプのクランプである。
第7図に第5の実施例の側面図を示す。本実施例は、押
え部の接触面を傾斜させたもので、角度固定タイプのク
ランプである。
以上に述べた第2〜第5の実施例においても、第1実施
例と同じく、 (1)1本のボルトの操作でワークの保持固定ができ、
作業時間が短縮される。
(2)前後移動および回動ができるので、均等な締付力
が得られ、ワークを自然な状態で保持固定することがで
きる。
(3)クランプ方法がセリ込み方式のため、加工中にワ
ークの浮き上りが生じない。
等の効果がある。
〔考案の効果〕
本考案のクランプにおいては、それぞれワーク押え部を
有する口金と口金本体、および同口金と同口金本体とを
重ねて貫通し治具等のベースに螺合しそれらを固定する
1本のボルトを備え、前記口金と口金本体との接触面は
前記ボルトと前記ベースの面に対して傾斜し、前記ボル
トが貫通している口金と口金本体の穴は前記ボルトを前
記ベースに締付けた時口金と口金本体との相互摺動を可
能にする方向に長い長穴となつており、前記ワーク押え
部は前記相互摺動が行われた時に互に接近する位置に設
けられていることによつて、少いボルト操作回数で、か
つワーク表面に対する自然な状態で均等に挟んで、ワー
クを治具等のベースに保持固定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の第1の実施例の平面図、同図
(b)はその断面図、第2図は上記実施例の使用状態の
平面図、第3図(a)は第2図のA−A断面図、同図
(b)は同図(a)のB矢視図、第4図(a)は本考案
の第2の実施例の平面図、同図(b)はその断面図、第
5図(a)は本考案の第3の実施例の平面図、同図
(b)はその側面図、第6図は本考案の第4の実施例の
側面図、第7図は本考案の第5の実施例の側面図、第8
図は従来技術の断面図である。 1…口金本体、1A…口金本体のボルト穴、 1B…口金本体の押え部、2…口金、 2A…口金のボルト穴、 2B…口金の押え部、 3…六角穴付きボルト、4…ブラケツト、 5…ボルト、6…ガイドピン、 7…コイルバネ、8…爪、 9…シヨルダースクリユー、10…爪、 11…クランプ、13…治具ベース、 13…ワーク、13A…板状部、 13B…フランジ、13C…リブ、 14…位置決めピン、15…カツター、 21…クランプ本体、22…締付けボルト、 23…セリ込みボルト、24…口金、 X…接触面、Y…前後移動の方向、 Z…回動の方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれワーク押え部を有する口金と口金
    本体、および同口金と同口金本体とを重ねて貫通し治具
    等のベースに螺合しそれらを固定する1本のボルトを備
    え、前記口金と口金本体との接触面は前記ボルトと前記
    ベースの面に対して傾斜し、前記ボルトが貫通している
    口金と口金本体の穴は前記ボルトを前記ベースに締付け
    た時口金と口金本体との相互摺動を可能にする方向に長
    い長穴となつており、前記ワーク押え部は前記相互摺動
    が行われた時に互に接近する位置に設けられていること
    を特徴とするクランプ。
JP15258388U 1988-11-25 1988-11-25 クランプ Expired - Lifetime JPH0644583Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15258388U JPH0644583Y2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25 クランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15258388U JPH0644583Y2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25 クランプ

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Publication Number Publication Date
JPH0274136U JPH0274136U (ja) 1990-06-06
JPH0644583Y2 true JPH0644583Y2 (ja) 1994-11-16

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ID=31427643

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JP15258388U Expired - Lifetime JPH0644583Y2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25 クランプ

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