JPH0112938Y2 - - Google Patents

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JPH0112938Y2
JPH0112938Y2 JP19011883U JP19011883U JPH0112938Y2 JP H0112938 Y2 JPH0112938 Y2 JP H0112938Y2 JP 19011883 U JP19011883 U JP 19011883U JP 19011883 U JP19011883 U JP 19011883U JP H0112938 Y2 JPH0112938 Y2 JP H0112938Y2
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JP
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clamp
clamp body
bolt
actuator
fixture
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JP19011883U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は工作機械や金属加工機械においてワー
クや工具等(以下、ワーク等という)を固定する
ためのクランプ具に関し、特に、テーブルやワー
クパレツト等の表面に形成されたT溝を利用して
固定し、クランプボルトの締込みによりクランプ
作動具をクランプ方向に移行させる形式のクラン
プに関する。
従来、この種のクランプは第4図に示すよう
に、工作機械のテーブルやワークパレツト等の固
定盤41の表面42にクランプ本体44を配置す
るとともに、固定盤41の表面42に開口するよ
うに固定盤1に凹設したT溝43内に固定具46
を配置し、固定具46とクランプ本体44に相対
移動可能に支持させたクランプ作動具45とクラ
ンプボルト47で連結し、T溝43の両側肩部の
固定盤41の肉壁部48を固定具46とクランプ
本体44とで挟持する構造になつていた。
ところが、この種のクランプでは、クランプ操
作時にクランプボルト47を締込むと、クランプ
作動具45は受金具51で受け止められているワ
ーク等49によりその移動を拘束されることか
ら、その後の締付力は一部が固定具引上げ力とし
て作用し、この固定具引上げ力によりT溝43の
両側肩部の肉壁部48が片持ち支持状となつてい
ることとあいまつて、第4図に仮想線で示すよう
に、クランプボルト47の軸心方向にクランプ本
体44側へ隆起するという問題がある。
しかるに、従来のクランプではクランプ本体4
4の底面50が固定盤41の表面42に沿う平面
状に形成されていることから、T溝43の両側肩
部の肉壁部48が隆起すると、クランプ本体44
が全体として傾き出してしまい、ワーク等の固定
位置に狂いを生じさせ、加工精度を悪化させると
いう欠点があつた。
本考案はこのような点に鑑み提案されたもの
で、クランプボルトの締付力によつてT溝の両側
肩部の固定盤の肉壁部が隆起しても、クランプ本
体が傾くことがないように、クランプ本体の底面
におけるクランプボルト挿通孔の外周周辺に位置
する部分に、上記肉壁部の隆起分を吸収する凹陥
部を形成したことを特徴としている。
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図は傾斜面倍力式クランプの縦断正面図、
第2図はその側面図を示す。
この傾斜面倍力式クランプは、工作機械Mのテ
ーブルやボルスター、ワークパレツト等の固定盤
1の表面2に開口するように固定盤1に形成され
たT溝3を利用して、固定盤1の表面2に移設自
在に固定され、クランプ本体4の傾斜面12に面
接当しているクランプ爪5と受金具(図示略)と
の間にワークW等を配置して固定するものであ
り、このクランプはクランプ本体4、このクラン
プ本体4の傾斜面12に面接当するクランプ作動
具Pとしてのクランプ爪5、固定盤1のT溝3内
のクランプ本体4の下方に配置された固定具6、
クランプ本体4と固定具6とを連結する固定ボル
ト7、クランプ爪5と固定具6とを連結するクラ
ンプボルト8及びクランプ爪5を上向きに押上げ
付勢する押上げバネ9とからなる。
クランプ本体4は、図上左側に位置する厚肉部
10と右側に位置する薄肉部11とからなり、厚
肉部10の上半部の右側部には60〜70度の急な傾
斜面12が右方下りに形成されており、厚肉部1
0に固定ボルト7の挿通孔13を縦向きに透設す
るとともに、薄肉部11にクランプボルト8の挿
通孔14が縦向きに透設してある。クランプ本体
4の底面15は固定盤1の表面2に面接当してお
り、この底面15のうちクランプボルト挿通孔1
4の下端外周の周辺部分には、クランプボルト挿
通孔14と同心状にクランプ本体4側へ凹入した
凹陥部16を形成してあり、この凹陥部16でク
ランプボルト締込時におけるT溝3の両側肩部の
固定盤1の肉壁部17の変形量を吸収するように
してある。上記クランプ本体4の薄肉部11の右
端部の上面にはワークWの端部を載置支持するワ
ーク支持部4aを形成し、薄肉部11の左半部に
は上面からバネ収容部4bが立向きにクランプボ
ルト挿通孔14と同心状に形成してある。
固定具6は、断面逆T字状に形成されており、
固定ボルト挿通孔13と対応する個所に固定ボル
ト螺着孔18が、またクランプボルト挿通孔14
と対応する個所にクランプボルト螺着孔19がそ
れぞれ形成してあり、下半の広幅部上面20がT
溝3の両側肩部の肉壁部17の下面に接当できる
ようになつている。
クランプ爪5はその左端面をクランプ本体4の
傾斜面12(これが、傾斜案内部に相当する)と
対応する右下がりの受動傾斜面21に形成すると
ともに、右端面をワーク押付面22(これが、ク
ランプ作動部に相当する)に形成してある。ま
た、クランプ爪5の中央部にはクランプボルト8
の頭部8aを収容する頭部収容部23aとクラン
プボルト挿通孔23が立向きに透設されている。
この頭部収容部23aとクランプボルト挿通孔2
3は左右方向に長い長円孔として形成され、クラ
ンプボルト挿通孔23の上端周縁部にクランプボ
ルト8の頭部8aを受止める締付面24が形成し
てある。
クランプ本体4に形成したバネ収容部4bの底
部のうちクランプボルト挿通孔14の上周縁外周
部とクランプ爪5に形成したクランプボルト挿通
孔23の下周縁外周部には押上げバネ9の受面2
5がそれぞれ形成してあり、上記バネ収容部4b
に収容され上記1対の受面25間においてクラン
プボルト8に外装された押上げバネ9によつてク
ランプ爪5をクランプ本体4に対して浮上状態に
し、その間に生じる隙間をクランプ爪5の遊動隙
間26に形成してある。
固定具6をT溝3内に配置し、クランプ本体4
と固定具6とを固定ボルト7で緩く結合するとと
もに、クランプ爪5に形成したクランプボルト挿
通孔23に上方から挿入したクランプボルト8を
クランプ本体4のクランプボルト挿通孔14を経
て固定具6のクランプボルト螺着孔19に緩く螺
合させた状態で、クランプ本体4を固定盤1上の
所定位置に配置し、固定ボルト7を締付けて固定
する。そして、図外の受金具とクランプ爪5のワ
ーク押付面22との間にワークWを配置してワー
ク支持部4aで支持し、クランプボルト8を締込
むと、クランプ爪5の受動傾斜面21がクランプ
本体4の傾斜面12に接当しつつ案内されて、ク
ランプ爪5が下降しながら受金具側つまりワーク
W側に進出する。このため、ワークWには斜め下
向きの押圧力が作用し、ワークWが浮き上ること
なくワーク支持部4aに固定される。また、クラ
ンプボルト8の締付けにより、固定具6に引上げ
力が作用し、固定盤1の片持ち状に突出している
肉壁部17が上方に膨出変形するが、クランプ本
体4の底面15に凹陥部16が形成されているこ
とから、肉壁部17の隆起分が凹陥部16で吸収
されてクランプ本体4の底面15を押上げること
がなく、クランプ本体4が傾き出すことはない。
第3図は本考案の別実施例を示すもので、この
実施例では、クランプ本体4の上方にクランプ腕
27を位置させ、クランプ腕27とクランプ本体
4の下側に配置した固定具6とをクランプボルト
8で連結し、クランプボルト8の頭部8aとクラ
ンプ腕27との間に下面が部分球面をなす座金2
8を介装して、クランプ腕27をクランプ本体4
に対して昇降揺動並びに水平旋回可能とし、クラ
ンプ本体4の左端部にクランプ腕27の左端部下
面と接当する立向きの支点ボルト29(これの上
端が支点部に相当する)を出退可能に螺着してい
る。そして、クランプ本体8の底面15にはクラ
ンプボルト挿通孔13を取り囲む状態で凹陥部1
6が形成してある。
なお、この実施例においては、クランプボルト
8が固定ボルトを兼ね、前記実施例と同一機能の
ものに同一符号を付して説明を省略する。
本実施例でクランプボルト8を締込むと、クラ
ンプ腕27はその左端部下面を支点として下降揺
動し、クランプ腕27の右端部の作用点部27a
の下面とクランプ本体8の右端部上面に形成した
ワーク支持部4aとでワークWを挟持固定する。
この場合、クランプボルト8による締付力はク
ランプ腕27の左端部と右端部とに分配されて支
点ボルト29とワークWとに下向きの力として作
用する一方、クランプ腕27の中央部で固定具引
上げ力として作用するため、T溝3の両側肩部の
肉壁部17が隆起する状態に変形するが、クラン
プ本体4の底面15には凹陥部16が形成してあ
ることから、その変形を凹陥部16で吸収するこ
とができる。
以上述べたように、本考案では固定盤のT溝を
利用して取付けるネジ締付式クランプにおいて、
クランプ本体の底面のうちのクランプボルト挿通
孔の外周周辺部に凹陥部を形成しているので、ク
ランプボルトの締付けによる固定具引上げ力でT
溝の両側肩部の肉壁部が持上げられることがあつ
ても、その変形が凹陥部で吸収されて、T溝の両
側肩部の肉壁部の変形による影響がクランプ本体
に表われることがなく、クランプ本体が傾斜する
ことはない。これにより、ワーク等の固定位置を
正確に保持することができ、加工精度を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の実施例を示し、第
1図はネジ締付式クランプの縦断正面図、第2図
は同側面図、第3図は別実施例のネジ締付式クラ
ンプの縦断正面図、第4図は従来例の縦断正面図
である。 1……固定盤、2……1の表面、3……T溝、
4……クランプ本体、4a……ワーク支持部、5
……クランプ爪、6……固定具、8……クランプ
ボルト、9……押上げバネ、12……傾斜面、1
4……クランプボルト挿通孔、15……4の底
面、16……凹陥部、17……肉壁部、19……
クランプボルト螺着孔、2……ワーク押付面、2
3……クランプボルト挿通孔、27……クランプ
腕、27a……作用点部、29……支点ボルト、
M……工作機械、P……クランプ作動具、W……
ワーク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 工作機械の固定盤の表面に底面を面接当状態
    にして配設されたクランプ本体と、 固定盤の表面に開口するように固定盤に凹設
    されたT溝内にクランプ本体に対応させて配設
    された断面逆T字型の固定具と、 クランプ本体に対して固定具と反対側におい
    てクランプ本体に相対移動可能に支持され且つ
    一端部がクランプ本体の傾斜案内部又は支点部
    に接当状に保持されたクランプ作動具と、 クランプ本体に対してクランプ作動具を離間
    する方向に付勢する押上げバネと、 固定盤の表面に直交する方向に向けられて頭
    部がクランプ作動具に係止され且つクランプ作
    動具とクランプ本体のクランプボルト挿通孔を
    挿通してT溝内へ延び先端側部分が固定具のク
    ランプボルト螺着孔に螺合されたクランプボル
    トとを備え、 上記クランプ本体のうちのクランプ作動具の
    他端側にはワークを載置支持するワーク支持部
    が形成され、上記クランプ作動具の他端部には
    ワークを少なくともワーク支持部に押圧するク
    ランプ作動部が形成され、上記クランプ本体の
    底面のうちクランプボルト挿通孔の外周周辺部
    にはクランプ本体側へ凹入した凹陥部が形成さ
    れ、上記クランプボルトを締込んでクランプ作
    動部でワークをワーク支持部に固定したときに
    T溝の両側肩部の固定盤の肉壁部の隆起分が凹
    陥部で吸収されるように構成したことを特徴と
    するネジ締付式クランプ。 (2) クランプ本体に対して傾斜面接当し、固定盤
    の表面と平行な平面方向に移動するクランプ爪
    でクランプ作動具を構成した実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のネジ締付式クランプ。 (3) クランプ本体に対して昇降揺動可能なクラン
    プ腕でクランプ作動具を構成した実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載のネジ締付式クラン
    プ。
JP19011883U 1983-12-08 1983-12-08 ネジ締付式クランプ Granted JPS6097234U (ja)

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JP19011883U JPS6097234U (ja) 1983-12-08 1983-12-08 ネジ締付式クランプ

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JPS6097234U JPS6097234U (ja) 1985-07-02
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JPS6097234U (ja) 1985-07-02

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