JP2595697Y2 - ワーク取付け装置 - Google Patents
ワーク取付け装置Info
- Publication number
- JP2595697Y2 JP2595697Y2 JP1993068446U JP6844693U JP2595697Y2 JP 2595697 Y2 JP2595697 Y2 JP 2595697Y2 JP 1993068446 U JP1993068446 U JP 1993068446U JP 6844693 U JP6844693 U JP 6844693U JP 2595697 Y2 JP2595697 Y2 JP 2595697Y2
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- JP
- Japan
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- work
- positioning
- adapter
- groove
- jig
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばワイヤソーにお
いて、テーブルにワークを２方向位置決め状態で取り付
けるワーク取付け装置に関する。
いて、テーブルにワークを２方向位置決め状態で取り付
けるワーク取付け装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のワーク取付け装置は、テーブル下
面にＴ溝を設け、このＴ溝内にアダプタを挿入し、この
アダプタに、既にワークを垂下させて保持したジグを２
方向のネジにより締め付けて固定する構造となってい
る。
面にＴ溝を設け、このＴ溝内にアダプタを挿入し、この
アダプタに、既にワークを垂下させて保持したジグを２
方向のネジにより締め付けて固定する構造となってい
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記ワーク取
付け装置では、ワークの取付けに際し、一方のネジの螺
合によりジグの上下方向の仮止めを行い、この仮止めの
ジグを他方のネジの螺進によりＴ溝の幅方向に移動させ
て位置決めし、その後、双方のネジの堅締めを行う必要
があった。このため、ワークの取付けに手間と時間を要
し、取付の作業性が悪いという問題があった。
付け装置では、ワークの取付けに際し、一方のネジの螺
合によりジグの上下方向の仮止めを行い、この仮止めの
ジグを他方のネジの螺進によりＴ溝の幅方向に移動させ
て位置決めし、その後、双方のネジの堅締めを行う必要
があった。このため、ワークの取付けに手間と時間を要
し、取付の作業性が悪いという問題があった。
【０００４】
【考案の目的】本考案の目的は、ワークの取付けを容易
にし、取付時の作業性を向上させることのできるワーク
取付け装置を提供することにある。
にし、取付時の作業性を向上させることのできるワーク
取付け装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は、ワーク取付け
装置において、一方にテーパ案内面を有し、他方に角形
案内面を有するＴ溝をテーブルの下方に形成し、このＴ
溝の前記角形案内面側の開口壁にワークをＴ溝の幅方向
に位置決めする第１の位置決め面を形成し、テーブル下
面にワークを前記幅方向と直交する上下方向に位置決め
する第２の位置決め面を形成したテーブルと、このテー
ブルのＴ溝内に設けられ、一方にテーパ案内面と係合す
るテーパ部を有し、他方に角形案内面と係合する角形部
を有するアダプタと、このアダプタの下面に対し嵌合さ
れるとともにネジを介して上下方向に相対移動可能に結
合され、このネジの締付けにより前記第１、第２の位置
決め面に当接する当たり面を有し、ワークを保持するジ
グとを備えた構造としたものである。テーブルのＴ溝内
にアダプタを挿入し、このアダプタに、既にワークを保
持したジグを嵌合しネジにより締付けると、アダプタの
テーパ部とＴ溝のテーパ案内面との係合により、ジグは
アダプタとともにＴ溝の幅方向に移動し、当たり面で第
１の位置決め面に当たって移動が規制され、ワークはＴ
溝の幅方向に位置決めされる。これと同時に、ジグはア
ダプタに迫るように上昇し、当たり面で第２の位置決め
面に当たって上昇が規制され、ワークは上下方向に位置
決めされる。このように、１方向のネジの締付けだけ
で、２方向の位置決めを同時に行い、ワークを取り付け
ることができる。したがって、ワークの取付けを容易に
し、取付時の作業性を向上させることができる。
装置において、一方にテーパ案内面を有し、他方に角形
案内面を有するＴ溝をテーブルの下方に形成し、このＴ
溝の前記角形案内面側の開口壁にワークをＴ溝の幅方向
に位置決めする第１の位置決め面を形成し、テーブル下
面にワークを前記幅方向と直交する上下方向に位置決め
する第２の位置決め面を形成したテーブルと、このテー
ブルのＴ溝内に設けられ、一方にテーパ案内面と係合す
るテーパ部を有し、他方に角形案内面と係合する角形部
を有するアダプタと、このアダプタの下面に対し嵌合さ
れるとともにネジを介して上下方向に相対移動可能に結
合され、このネジの締付けにより前記第１、第２の位置
決め面に当接する当たり面を有し、ワークを保持するジ
グとを備えた構造としたものである。テーブルのＴ溝内
にアダプタを挿入し、このアダプタに、既にワークを保
持したジグを嵌合しネジにより締付けると、アダプタの
テーパ部とＴ溝のテーパ案内面との係合により、ジグは
アダプタとともにＴ溝の幅方向に移動し、当たり面で第
１の位置決め面に当たって移動が規制され、ワークはＴ
溝の幅方向に位置決めされる。これと同時に、ジグはア
ダプタに迫るように上昇し、当たり面で第２の位置決め
面に当たって上昇が規制され、ワークは上下方向に位置
決めされる。このように、１方向のネジの締付けだけ
で、２方向の位置決めを同時に行い、ワークを取り付け
ることができる。したがって、ワークの取付けを容易に
し、取付時の作業性を向上させることができる。
【０００６】
【実施例】図１〜図４に示すように、本実施例に係るワ
ーク取付け装置１は、ワイヤソー２２に組み込まれ、テ
ーブル８と、アダプタ１０と、ジグ１３とを備えてい
る。前記テーブル８は、コラム１７にフィードユニット
１８を介して例えば上下方向に摺動自在に設けられてい
る。テーブル下面にＴ溝４が形成され、このＴ溝４は一
方にテーパ案内面２を有し、他方に角形案内面３を有す
る。また、Ｔ溝４の開口壁には、テーパ案内面２と対向
する位置に第１の位置決め面６が形成され、この第１の
位置決め面６は、ワーク１２をＴ溝４の幅方向に位置決
めする。テーブル下面１４には、テーパ案内面２と対向
する箇所に第２の位置決め面７が形成され、この第２の
位置決め面７は、ワーク１２を幅方向と直交する方向す
なわち上下方向に位置決めする。
ーク取付け装置１は、ワイヤソー２２に組み込まれ、テ
ーブル８と、アダプタ１０と、ジグ１３とを備えてい
る。前記テーブル８は、コラム１７にフィードユニット
１８を介して例えば上下方向に摺動自在に設けられてい
る。テーブル下面にＴ溝４が形成され、このＴ溝４は一
方にテーパ案内面２を有し、他方に角形案内面３を有す
る。また、Ｔ溝４の開口壁には、テーパ案内面２と対向
する位置に第１の位置決め面６が形成され、この第１の
位置決め面６は、ワーク１２をＴ溝４の幅方向に位置決
めする。テーブル下面１４には、テーパ案内面２と対向
する箇所に第２の位置決め面７が形成され、この第２の
位置決め面７は、ワーク１２を幅方向と直交する方向す
なわち上下方向に位置決めする。
【０００７】前記Ｔ溝４内にアダプタ１０が設けられ、
このアダプタ１０は、一方にテーパ案内面２と係合する
テーパ部９を有し、他方に角形案内面３と係合する角形
部１５を有する。また、アダプタ１０の下面に突起部２
１が形成され、この突起部２１は、ジグ１３の上面に形
成した溝部２０と嵌合する。このアダプタ１０にジグ１
３を挿通したネジ１１が螺合され、このネジ１１を介し
てアダプタ１０とジグ１３が上下方向に相対移動可能に
結合される。このジグ１３は、ネジ１１の締付けによっ
て第２の位置決め面７に当接する当たり面５、第１、第
２の位置決め面６、７に当接するＬ字状の当たり面１４
を有し、下面側でシリコンインゴットなどのワーク１２
を接着などの固着手段により垂下させて保持する。ま
た、テーブル８の側端面にサイドプレート１６がネジ１
９、１９ａのアダプタ１０への螺合により押し付けら
れ、このサイドプレート１６は、Ｔ溝４内で、アダプタ
１０の溝方向の位置決めを行う。
このアダプタ１０は、一方にテーパ案内面２と係合する
テーパ部９を有し、他方に角形案内面３と係合する角形
部１５を有する。また、アダプタ１０の下面に突起部２
１が形成され、この突起部２１は、ジグ１３の上面に形
成した溝部２０と嵌合する。このアダプタ１０にジグ１
３を挿通したネジ１１が螺合され、このネジ１１を介し
てアダプタ１０とジグ１３が上下方向に相対移動可能に
結合される。このジグ１３は、ネジ１１の締付けによっ
て第２の位置決め面７に当接する当たり面５、第１、第
２の位置決め面６、７に当接するＬ字状の当たり面１４
を有し、下面側でシリコンインゴットなどのワーク１２
を接着などの固着手段により垂下させて保持する。ま
た、テーブル８の側端面にサイドプレート１６がネジ１
９、１９ａのアダプタ１０への螺合により押し付けら
れ、このサイドプレート１６は、Ｔ溝４内で、アダプタ
１０の溝方向の位置決めを行う。
【０００８】次に、本実施例の作用を説明する。ワーク
１２の取付けを行う場合、まず、テーブル８のＴ溝４内
にアダプタ１０を挿入し、このアダプタ１０に、既にワ
ーク１２を保持したジグ１３を嵌合しネジ１１により締
付ける。次いで、テーブル８の側端面にサイドプレート
１６をネジ１９、１９ａのアダプタ１０への螺合により
押し付ける。
１２の取付けを行う場合、まず、テーブル８のＴ溝４内
にアダプタ１０を挿入し、このアダプタ１０に、既にワ
ーク１２を保持したジグ１３を嵌合しネジ１１により締
付ける。次いで、テーブル８の側端面にサイドプレート
１６をネジ１９、１９ａのアダプタ１０への螺合により
押し付ける。
【０００９】前記アダプタ１０にジグ１３を嵌着する
際、アダプタ１０のテーパ部９とＴ溝４のテーパ案内面
２との係合により、ジグ１３はアダプタ１０とともにＴ
溝４の幅方向に移動し、当たり面１４の一方の面で第１
の位置決め面６に当たって移動が規制され、ワーク１２
はＴ溝４の幅方向に位置決めされる。これと同時に、ジ
グ１３はアダプタ１０に迫るように上昇し、当たり面５
および当たり面１４の他方の面で第２の位置決め面７に
当たって上昇が規制され、ワーク１２は上下方向に位置
決めされる。このように、１方向のネジ１１の締付けだ
けで、２方向の位置決めを同時に行い、ワーク１２を取
り付けることができる。したがって、ワーク１２の取付
けを容易にし、取付時の作業性を向上させることができ
る。
際、アダプタ１０のテーパ部９とＴ溝４のテーパ案内面
２との係合により、ジグ１３はアダプタ１０とともにＴ
溝４の幅方向に移動し、当たり面１４の一方の面で第１
の位置決め面６に当たって移動が規制され、ワーク１２
はＴ溝４の幅方向に位置決めされる。これと同時に、ジ
グ１３はアダプタ１０に迫るように上昇し、当たり面５
および当たり面１４の他方の面で第２の位置決め面７に
当たって上昇が規制され、ワーク１２は上下方向に位置
決めされる。このように、１方向のネジ１１の締付けだ
けで、２方向の位置決めを同時に行い、ワーク１２を取
り付けることができる。したがって、ワーク１２の取付
けを容易にし、取付時の作業性を向上させることができ
る。
【００１０】
【他の実施例】前記実施例において、アダプタ１０とジ
グ１３との間にシート状の弾性体を設け、その付勢力に
より予圧を与え、ネジ１１の弛み止めを行うこともでき
る。また、ワーク取付け装置１の組み込み方向は、実施
例のものに限定されない。
グ１３との間にシート状の弾性体を設け、その付勢力に
より予圧を与え、ネジ１１の弛み止めを行うこともでき
る。また、ワーク取付け装置１の組み込み方向は、実施
例のものに限定されない。
【００１１】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、以下の効果が得られる。すなわち、１方向の
ネジの締付けだけで、２方向の位置決めを同時に行い、
ワークを取り付けることができる。したがって、ワーク
の取付けを容易にし、取付性を向上させることができ
る。
によれば、以下の効果が得られる。すなわち、１方向の
ネジの締付けだけで、２方向の位置決めを同時に行い、
ワークを取り付けることができる。したがって、ワーク
の取付けを容易にし、取付性を向上させることができ
る。
【図１】実施例に係るワーク取付け装置を備えたワイヤ
ソーを示す側面図である。
ソーを示す側面図である。
【図２】図１のワーク取付け装置を拡大して示す側面図
である。
である。
【図３】図２のワーク取付け装置を示す正面図である。
【図４】図３のＡ−Ａ線断面図である。
１ ワーク取付け装置 ２ テーパ案内面 ３ 角形案内面 ４ Ｔ溝 ５ 当たり面 ６ 第１の位置決め面 ７ 第２の位置決め面 ８ テーブル ９ テーパ部 １０ アダプタ １１ ネジ １２ ワーク １３ ジグ １４ 当たり面 １５ 角形部 １６ サイドプレート １７ コラム １８ フィードユニット １９ ネジ １９ａ ネジ ２０ 溝部 ２１ 突起部 ２２ ワイヤソー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B23Q 3/06
Claims (1)
- 【請求項１】 一方にテーパ案内面（２）を有し、他方
に角形案内面（３）を有するＴ溝（４）をテーブル
（８）の下方に形成し、このＴ溝（４）の前記角形案内
面（３）側の開口壁にワーク（１２）をＴ溝（４）の幅
方向に位置決めする第１の位置決め面（６）を形成し、
テーブル下面（１４）にワーク（１２）を前記幅方向と
直交する上下方向に位置決めする第２の位置決め面
（７）を形成したテーブル（８）と、このテーブル
（８）のＴ溝（４）内に設けられ、一方にテーパ案内面
（２）と係合するテーパ部（９）を有し、他方に角形案
内面（３）と係合する角形部（１５）を有するアダプタ
（１０）と、このアダプタ（１０）の下面に対し嵌合さ
れるとともにネジ（１１）を介して上下方向に相対移動
可能に結合され、このネジ（１１）の締付けにより前記
第１、第２の位置決め面（６、７）に当接する当たり面
（５、１４）を有し、ワーク（１２）を保持するジグ
（１３）とを備えたことを特徴とするワーク取付け装置
（１）。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993068446U JP2595697Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | ワーク取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993068446U JP2595697Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | ワーク取付け装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0733540U JPH0733540U (ja) | 1995-06-20 |
| JP2595697Y2 true JP2595697Y2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=13373945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993068446U Expired - Fee Related JP2595697Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | ワーク取付け装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2595697Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103189157A (zh) * | 2010-10-29 | 2013-07-03 | 梅耶博格公司 | 一种用于夹持线锯切割机夹具工装的装置 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP1993068446U patent/JP2595697Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103189157A (zh) * | 2010-10-29 | 2013-07-03 | 梅耶博格公司 | 一种用于夹持线锯切割机夹具工装的装置 |
| CN103189157B (zh) * | 2010-10-29 | 2016-09-28 | 梅耶博格公司 | 一种用于夹持线锯切割机夹具工装的装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0733540U (ja) | 1995-06-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |