JPH064433B2 - 二輪車のデイスクブレ−キ装置 - Google Patents

二輪車のデイスクブレ−キ装置

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Publication number
JPH064433B2
JPH064433B2 JP60013086A JP1308685A JPH064433B2 JP H064433 B2 JPH064433 B2 JP H064433B2 JP 60013086 A JP60013086 A JP 60013086A JP 1308685 A JP1308685 A JP 1308685A JP H064433 B2 JPH064433 B2 JP H064433B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
caliper
rear arm
caliper bracket
reaction force
brake device
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60013086A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61171681A (ja
Inventor
孝信 伏見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動二輪車の後輪用ディスクブレーキ装置に係
り、特にそのキャリパの支持構造に関する。
〔従来技術〕
この種の後輪用ディスクブレーキ装置において、そのブ
レーキパッドを収容してキャリパは、従来例えば実公昭
50−26117号公報に示されるように、後輪の車軸
上に枢支したキャリパブラケットに支持されている。
ところが、このような構造では、後輪の脱着の毎にキャ
リパも取り外さねばならず、分解、組み立てに手間を要
していた。
このようなことから、最近本出願人はキャリパブラケッ
トの一部をリヤアームの内側面に直接ボルト締めし、車
軸をリヤアームから引き抜いた場合でも、キャリパをリ
ヤアームに保持させておくようにしたディスクブレーキ
装置を開発し、既に特開昭58−234083号として
出願を完了している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、制動時にあっては、キャリパブラケットをブ
レーキディスクの回転方向に回そうとする制動反力が加
わるが、上記先行技術の場合、この制動反力はボルトを
介してリヤアーム側に伝えられるので、このボルトには
制動の毎に曲げ力が作用することになる。したがって、
ボルトにかかる荷重負担が大きくなり、剛性の高い太く
大きなボルトを用いる必要があった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明においては、キャリパブラケットをリヤ
アーム自体に対して上下方向から直接重ね合わせ、これ
らキャリパブラケットとリヤアームとの重合部を締付け
具を介して締付け固定したことを特徴とする。
〔作用〕
このような構成によれば、制動反力は本来的に高剛性な
リヤアームが直接受けるので、従来に比べて締付け具に
かかる荷重負担が少なくなり、このため、強度的に有利
となって締付け具の小形軽量化が可能となる。
〔発明の実施例〕
以下本発明を、図面に示す一実施例にもとづいて説明す
る。
図中1,1は前端がフレームに枢支された左右一対のリ
ヤアームであり、角形断面をなしている。リヤアーム
1,1の後端部両側面には、前後方向の長孔2,2が開
設され、これら長孔2,2間に架設した車軸3には、後
輪4のハブ5が回転自在に軸支されている。そして、後
輪4はチェーン駆動されるとともに、この後輪4には本
発明に係るディスクブレーキ装置6が設けられている。
このディスクブレーキ装置6は、上記ハブ5の一側面に
ボルト締めされたブレーキディスク7と、このブレーキ
ディスク7を挟圧する一対のパッド8,8を収容したキ
ャリパ9とを備え、このキャリパ9はキャリパブラケッ
ト10を介して上記車軸3に支持されている。すなわち、
キャリパブラケット10は上記車軸3上に回動自在に枢支
されたボス部10aと、このボス部10aから前方斜め上方に
延びるアーム部10bとからなり、このアーム部10bのリヤ
アーム1よりも上方に導出された先端部にキャリパ9が
ボルト締めされている。したがって、キャリパ9は一方
のリヤアーム1の上方に位置されている。
上記アーム部10bの先端部には、車軸3の前方において
一方のリヤアーム1の上面1aと対面される板状の衝合部
11が形成され、この衝合部11はリヤアーム1の上面1aに
溶接した取り付け座12に対し面接触状態で直接重ね合わ
されている。この衝合部11には前後方向の通孔13が開設
されているとともに、取り付け座12上には通孔13を貫通
するスタッドボルト14が突設され、このスタッドボルト
14の貫通端をナット15で締付けることにより、上記衝合
部11とリヤアーム1とが固定されている。したがって、
本実施例の場合はスタッドボルト14およびナット15が締
付け具を構成している。
このような構成によれば、前進走行中、ブレーキディス
ク7をパッド8,8で挟み込んで後輪4を制動すると、
キャリパブラケット10には第1図中矢印で示したよう
に、キャリパ9を通じてブレーキディスク7の回転方向
に回そうとする制動反力が加わる。そして、この制動反
力はキャリパブラケット10の衝合部11を介して一方のリ
ヤアーム1に伝達され、このリヤアーム1自体で受けら
れる。すなわち、衝合部11は車軸3に対しブレーキディ
スク7の回転方向前方側でリヤアーム1の上面1aに重ね
合わされているので、制動反力が加わると、衝合部11は
取り付け座12に押し付けられ、この制動反力は本来的に
高剛性なリヤアーム1で受けられることになる。したが
って、制動時にスタッドボルト14やナット15には制動反
力が加わらずに済むから、荷重負担が軽減され、その
分、スタッドボルト14の小径化やナット15の小形化が可
能となる。
また、後退時に制動した場合には、ブレーキディスク7
の回転方向が逆向きとなるので、衝合部11を取り付け座
12から引き離そうとする制動反力が作用するが、一般に
自動二輪車が後退するのは人が押して歩く時ぐらいであ
って、その後退速度も極めて遅いことから、当然制動反
力も前進中の制動時に比べて格段に小さいものである。
したがって、スタッドボルト14やナット15に加わる荷重
負担も小さく、上記のようにスタッドボルト14やナット
15を小形化しても、実際上は何等の支障も生じない。
なお、上述した実施例ではキャリパをリヤアームの上方
に設けたが、これとは逆にリヤアームの下方に設置して
も良く、この場合にはキャリパブラケットのアーム部が
下方に延びるので、リヤアームの下面に衝合させれば良
い。
〔発明の効果〕
以上詳述した本発明によれば、締め付け具の荷重負担が
軽減されるので、その分、強度的に有利となり、したが
って、締め付け具の小形軽量化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は一部断面した
側面図、第2図は第1図中II線方向から見た矢視図、第
3図は第1図中III−III線に沿う断面図である。 1…リヤアーム、3…車軸、4…後輪、5…ハブ、7…
ブレーキディスク、8…パッド、9…キャリパ、10…キ
ャリパブラケット、14,15…締め付け具(スタッドボル
ト、ナット)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対のリヤアームの後端部間に車軸を
    介して後輪を軸支し、この後輪のハブにブレーキディス
    クを取り付けるとともに、上記車軸上にキャリパブラケ
    ットを軸回り方向に回動可能に支承し、このキャリパブ
    ラケットにブレーキディスクを挟圧する一対のパッドを
    収容したキャリパを取り付けてなる二輪車のディスクブ
    レーキ装置において、 上記キャリパブラケットを、リヤアーム自体に対して上
    下方向から直接重ね合わせ、ブレーキディスクの回転方
    向に沿う制動反力が作用した際に、この反力を上記リヤ
    アームで受けるとともに、このキャリパブラケットとリ
    ヤアームとの重合部を締付け具を介して締付け固定した
    ことを特徴とする二輪車のディスクブレーキ装置。
JP60013086A 1985-01-26 1985-01-26 二輪車のデイスクブレ−キ装置 Expired - Lifetime JPH064433B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP60013086A JPH064433B2 (ja) 1985-01-26 1985-01-26 二輪車のデイスクブレ−キ装置

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JP60013086A JPH064433B2 (ja) 1985-01-26 1985-01-26 二輪車のデイスクブレ−キ装置

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Publication Number Publication Date
JPS61171681A JPS61171681A (ja) 1986-08-02
JPH064433B2 true JPH064433B2 (ja) 1994-01-19

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ID=11823353

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JP60013086A Expired - Lifetime JPH064433B2 (ja) 1985-01-26 1985-01-26 二輪車のデイスクブレ−キ装置

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JP2764738B2 (ja) * 1989-04-14 1998-06-11 ヤマハ発動機株式会社 デイスクブレーキ

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JPS61171681A (ja) 1986-08-02

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