JPH0228156Y2 - - Google Patents

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JPH0228156Y2
JPH0228156Y2 JP1984196991U JP19699184U JPH0228156Y2 JP H0228156 Y2 JPH0228156 Y2 JP H0228156Y2 JP 1984196991 U JP1984196991 U JP 1984196991U JP 19699184 U JP19699184 U JP 19699184U JP H0228156 Y2 JPH0228156 Y2 JP H0228156Y2
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JP
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bracket
cover
rear wheel
caliper
disc
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動二輪車のデイスクブレーキのカバ
ー構造のうち、特に後輪を制動するデイスクブレ
ーキのカバー構造に関する。
(従来の技術) 自動二輪車の制動装置として従来からドラムブ
レーキとデイスクブレーキが知られている。デイ
スクブレーキは車輪ととも回転するデイスクの両
面をキヤリパーのパツドにて押えつけることで摩
擦力をを発生し、これによつて制動をなすもので
あるが、デイスクが外部に露出しているためデイ
スクの冷却効果に優れる反面、泥等が付着しやす
いという欠点があり、特に後輪にデイスクブレー
キを採用した場合には、前輪の回転によつて泥等
が後方に向つて跳ね上げられるため、上記の欠点
が更に助長される。
このため、特開昭56−52632号或いは特開昭57
−929号の如きカバー構造が提案される。これら
はいずれもデイスク全体をカバーにて覆つたもの
である。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した従来のカバー構造は、デイスク全体を
カバーにて覆つており、このようにすれば確かに
泥等の付着を防止できるのであるが、放熱の面に
おいて不利が生じる。即ち、デイスク全体をカバ
ーで覆うと制動時の摩擦熱がカバー内に篭るとい
う問題が生じる。
また、従来にあつてはカバーをスイングアーム
等に取付けていたため、ドライブチエーンの張力
調整のために、車体に対してリヤアクスル軸を移
動させると、デイスクとカバーとの間の隙間も変
化し、泥の付着及び放熱の両面において問題が生
じる。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題を解決すべく本考案は、スイングア
ームの後端部に形成した長孔に前後位置調整可能
に後輪車軸を支持し、この後輪車軸上に後輪と一
体に回転するデイスクを有し、このデイスクを挟
圧制動するキヤリパーを備えてなる自動二輪車の
デイスクブレーキにおいて、前記キヤリパーを保
持するブラケツトを設け、このブラケツト後部を
前記後輪車軸に支持し、前記ブラケツト前部と前
記スイングアームとの間にブラケツト回転阻止用
の係合部を形成し、前記ブラケツト前部でこの係
合部より上方部に前記キヤリパーを結合するとと
もに、前記デイスクを前方から覆つて後方へ開放
するカバーを設け、このカバーを前記ブラケツト
前部で前記係合部より下方部に結合したことを特
徴とする。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図は本考案に係るカバー構造を適用した自
動二輪車の概略側面図であり、自動二輪車1のフ
レーム2はヘツドチユーブ2aの上端から後方に
メインチユーブ2bを延出し、このメインチユー
ブ2bの後端から後下方へセンターチユーブ2c
を延出し、またヘツドチユーブ2aの下端から後
下方へダウンチユーブ2dを延出し、このダウン
チユーブ2d下端と前記センターチユーブ2c下
端とをロアーチユーブ2eで連結し、これらメイ
ンチユーブ2b、センターチユーブ2c、ダウン
チユーブ2d及びロアーチユーブ2eで形成され
る空間にエンジン3を搭載している。またヘツド
チユーブ2aにはフロントフオークの上部を支持
し、このフロントフオーク下端にて前輪4を回転
自在に支承する。
一方、メインチユーブ2b上には燃料タンク5
が跨設され、メインチユーブ2b後部から後方へ
延出されたシートレール6上にはシート7が取付
けられ、シートレール6の後端と前記センターチ
ユーブ2c下端間に斜めにリヤチユーブ8が架設
され、前記シートレール6にリヤフエンダ9が取
付けられる。
またセンターチユーブ2cとロアーチユーブ2
eの連結部近傍にはピボツト軸10を設け、この
ピボツト軸10にてスイングアーム11の前端部
を揺動自在に支持し、スイングアーム11の後端
にて後輪12を回転自在に支承する。
後輪12にはデイスクブレーキ13が設けられ
ている。このデイスクブレーキ13の構造は第1
図の一部拡大図である第2図、第2図のA−A
線、B−B線、C−C線断面図である第3図乃至
第5図に示す。
即ち、デイスクブレーキ13は第4図に示すよ
うに、後輪車軸に対しベアリング14を介してリ
ヤホイールハブ15を回転自在に取付け、このリ
ヤホイールハブ15にリヤホイールスポーク16
の一端を挿着するとともに、外周部にボルト17
を用いてデイスク18を固着している。
また、リヤホイールハブ15よりも外側の後輪
車軸端部にはブラケツト19の後部に形成した結
合ボス部19aを取付けている。このブラケツト
19は第2図に示すように、スイングアーム11
の内側に沿つて前方に延び、その前部にはスイン
グアーム11の長さ方向に沿つて溝部20が形成
され、この溝部20はスイングアーム11の内側
面に設けたストツパ21(第3図参照)に摺動自
在に嵌合する。尚、スイングアーム11の後端部
には長孔22が形成され、この長孔22において
後輪車軸を支持している。即ち、後輪12はスイ
ングアーム11に対して前後位置調整可能に支持
され、前後位置を調整することでドライブチエー
ンの張り具合を調整する。そして、後輪12の前
後位置調整につれ、ブラケツト19も一体的に移
動するが、このときのガイドをブラケツト19の
回転阻止用の係合部を兼ねた溝部20及びストツ
パ21により行う。
また、前記ブラケツト19の前部で前記係合部
を構成する溝部20より下方部に垂設した結合ボ
ス部19b,19bにはカバー23をリベツト止
めしている。このカバー23は前縁部が内方に湾
曲し、側面には開口23a…が形成され、このカ
バー23によつてデイスク18の車両進行方向の
前方の略下半部が覆われる。
更に、ブラケツト19の前記溝部20より上方
部に起設した結合ボス部19c,19cにはブレ
ーキキヤリパー24が固着される。このキヤリパ
ー24はその本体25がスライドピン26(第4
図参照)によつてブラケツト19に取付けられ、
本体25内にはシリンダユニツト27が組付けら
れ、ブレーキホース28を介して送られた作動油
によつてこのシリンダユニツト27が作動し、デ
イスク18の両面にパツド29,29が押し付け
られ、制動を行う。そして、キヤリパー本体25
の前部25aはデイスク18の車両進行方向前方
を横切り、デイスク18の前方を覆う。
また、第2図に示すよにキヤリパー本体25の
上端部には上部カバー30を取付けている。この
上部カバー30はキヤリパー本体25から後方に
延出され、その構造は第5図に示す通りである。
即ち、上部カバー30は樹脂製であり、キヤリパ
ー本体25からの熱影響を少なくするため、キヤ
リパー本体25と上部カバー30との間には断熱
材31を介在させてリベツト32によつて取付け
ている。
(考案の効果) 以上に説明したように本考案によれば、デイス
クの車両進行方向前方の略下半部がカバー23に
よつて覆われ、略上半部がキヤリパー24によつ
て覆われるため、前輪4の回転によつて後方に跳
ね上げられた泥等がデイスク18に付着すること
がなく、一方前輪4からの泥を考慮しなくてもよ
いデイスクの後半部は外部に露出しているため、
冷却効果を高めることができる。
また、スイングアーム11の後端部に形成した
長孔22に前後位置調整可能に支持される後輪車
軸にキヤリパー24のブラケツト19後部を支持
し、このブラケツト19前部にカバー23を結合
しているため、ドライブチエーンの張り具合等を
調整すべく後輪車軸を前後に移動させた場合であ
つても、常にデイスク18とカバー23との隙間
は一定に保持され、泥等の侵入又は冷却効果が低
下する不利がない。
そしてブラケツト19は、後部で後輪車軸に支
持され、スイングアーム11との間の回転阻止用
係合部20,21を有する前部にキヤリパー24
を結合しているため、制動時に受けるキヤリパー
24からの制動トルクによるブラケツト19への
曲げ応力が少ないものとなつており、従つてブラ
ケツト19自体の高剛性化を少なくでき、小型・
軽量化が可能となる。
更にブラケツト19前部の回転阻止用係合部2
0,21の上下にキヤリパー24及びカバー23
との結合部を設けているため、これら上下のキヤ
リパー24及びカバー23との結合部がスイング
アーム11との係合部20,21の補強となると
ともに、成形も容易となり、ブラケツト19自体
の小型・軽量化の面でも有利である。
しかもブラケツト19前部で係合部20,21
より下方部にカバー23を結合しているため、デ
イスク18前部の略下半部のみを覆うだけとして
カバー23の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るカバー構造を適用した自
動二輪車の概略側面図、第2図は第1図の一部拡
大側面図、第3図は第2図のA−A線断面図、第
4図は第2図のB−B線断面図、第5図は第2図
のC−C線断面図である。 尚、図面中1は自動二輪車、4は前輪、11は
スイングアーム、12は後輪、13はデイスクブ
レーキ、18はデイスク、19はブラケツト、2
0は溝部、21はストツパ、23はカバー、24
はキヤリパー、25はキヤリパー本体、30は上
部カバー、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スイングアームの後端部に形成した長孔に前後
    位置調整可能に後輪車軸を支持し、この後輪車軸
    上に後輪と一体に回転するデイスクを有し、この
    デイスクを挟圧制動するキヤリパーを備えてなる
    自動二輪車のデイスクブレーキにおいて、 前記キヤリパーを保持するブラケツトを設け、 このブラケツト後部を前記後輪車軸に支持し、 前記ブラケツト前部と前記スイングアームとの
    間にブラケツト回転阻止用の係合部を形成し、 前記ブラケツト前部でこの係合部より上方部に
    前記キヤリパーを結合するとともに、 前記デイスクを前方から覆つて後方へ開放する
    カバーを設け、 このカバーを前記ブラケツト前部で前記係合部
    より下方部に結合したことを特徴とするデイスク
    ブレーキのカバー構造。
JP1984196991U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH0228156Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984196991U JPH0228156Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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JP1984196991U JPH0228156Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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Publication Number Publication Date
JPS61113088U JPS61113088U (ja) 1986-07-17
JPH0228156Y2 true JPH0228156Y2 (ja) 1990-07-27

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ID=30754950

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JP1984196991U Expired JPH0228156Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2625122B2 (ja) * 1987-07-02 1997-07-02 ヤマハ発動機株式会社 ディスクブレーキのカバー装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5039574U (ja) * 1973-08-06 1975-04-23
JPS5652632A (en) * 1979-10-04 1981-05-11 Yamaha Motor Co Ltd Disk brake

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5039574U (ja) * 1973-08-06 1975-04-23
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JPS61113088U (ja) 1986-07-17

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