JPH0643954Y2 - マイクロスイッチ - Google Patents

マイクロスイッチ

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JPH0643954Y2
JPH0643954Y2 JP1989023903U JP2390389U JPH0643954Y2 JP H0643954 Y2 JPH0643954 Y2 JP H0643954Y2 JP 1989023903 U JP1989023903 U JP 1989023903U JP 2390389 U JP2390389 U JP 2390389U JP H0643954 Y2 JPH0643954 Y2 JP H0643954Y2
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均 山本
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神明電機株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、スナップアクション機構を有する可動接点ば
ねを備えたマイクロスイッチに係り、特に固定端子にそ
の端子面よりも接点の接触面が突出するよう固定接点を
溶接等で固着する構造のマイクロスイッチにおいて、可
動接点ばねの組立性を改良したものに関する。
(従来の技術) マイクロスイッチの固定接点の構造には、固定端子の表
面のメッキ等を施したものや固定端子の端子面と接点の
接触面とに段差が生じないよう接点を一体的に配設した
(インレー方式)もの(特開昭53−95287号公報,実開
昭49−53264号公報参照)と、第7図に示すように常閉
端子104に固定接点110を溶接したものがある。
前述のメッキやインレー方式の構造では固定端子と固定
接点の接触面との間に段差が生じないが、メッキ厚さ,
固定接点の厚さに制約があるため、開閉する電力の容量
に応じて固定接点を一体的に形成した固定端子を複数種
類準備しておかなければならない。また、メッキやイン
レー方式の構造では、接点部の厚さが制約されているの
で、接点消耗によって耐用期間の長期化(長寿命化)に
限界がある。
これに対し、固定接点を溶接等で固着する構造のもの
は、接点溶接工程等が必要ではあるが、要求される接点
容量や寿命に応じて適切な固定接点を選択使用すること
ができるので、固定端子を共通化できる。
しかしながら、固定接点110の接触面は常閉接点104等の
固定端子の端子面よりも突出する構造となる。
第7図は固定接点を溶接等で固着する構造の従来のマイ
クロスイッチにおける可動接点ばねの装着を示す説明図
である。
従来のマイクロスイッチでは、導電性ばね材から形成さ
れたスナップアクション機構を有する可動接点ばね101
を、ボディ102に固定された共通端子103に装着する際、
第7図に想像線で示すように可動接点ばね101を常閉端
子104側(図において右側)に位置させて、可動接点ば
ね101の圧縮板ばね部105の先端(図において左端)を、
共通端子103の上方右側部の受部106に係止させてから、
第7図の矢印Aで示す方向(図において左側)へ移動さ
せて、係止孔107を共通端子103の左側上部の係止部108
に係止させて装着している。
(考案が解決しようとする課題) この場合、可動接点ばね101は、圧縮ばね部105の作用に
よって上方へ付勢されるので、可動接点ばね101の略先
端に固定された可動接点109は、常閉端子104の固定接点
110の側方に位置している。このため、可動接点ばね101
を矢印A方向へ移動するときに、両接点110,109が当接
し、接点110,109を変形させたり、接点表面に傷等の損
傷を与える場合があり、組付作業が困難であった。
本考案はこのような課題を解決するためなされたもの
で、固定端子に固定接点を溶接等で固着する構造のマイ
クロスイッチにおいて、可動接点の組付性に優れ、接点
に損傷を与えるおそれのないマイクロスイッチを提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するため本考案に係るマイクロスイッチ
は、導電性ばね材料からなりスナップアクション機構を
備えた可動ばねに可動接点を設けた可動接点ばねを共通
端子に取着し、可動接点の切り替わりを電気信号として
取り出す固定接点および固定端子を備えたものにおい
て、 固定端子に固定接点の表面(接触面)を固定端子よりも
突出させて固着するとともに、 固定接点の側方に、可動接点ばねの取着時において可動
接点が固定接点の表面高さよりも上方へ位置するのを規
制するガイド部を設けたことを特徴とする。
(作用) 可動接点ばねの可動接点は、ガイド部に当接して固定接
点の表面高さより上方への移動を規制されているので、
可動接点ばねを横方向へ移動しても、可動接点は固定接
点の側部等に当接することなく固定接点の表面へ位置す
ることができる。
(実施例) 以下に、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図は、本考案に係るアクチュエータを備えたマイク
ロスイッチの外観斜視図であって、マイクロスイッチ1
は、スイッチ本体2とレバー形のアクチュエータ3から
なる。
スイッチ本体2は、端子4a,4b,4cを備えたボディ5と、
押しボタン6を備えたケース7から構成される。ケース
7は、ケース7の左右側面7aに形成した係合孔7bが、ボ
ディ5の係止突起5aに係止されて、ボディ5に結合され
る。
アクチュエータ3の基端部3a,3aは、ケース7の上面側
部に形成されたアクチュエータ取付部8の側壁に穿設さ
れた一対の軸孔9に、揺動自在に取り付けられている。
そして、このアクチュエータ3を下方に揺動させること
で、ケースの上面7cより突出する上下動自在な押しボタ
ン6を押下して、スイッチを作動させる構造としてい
る。
なお、ボディ5を貫通する孔5b,5bは、本スイッチ1を
ねじ等で図示しない機器等へ実装するときの取付用孔で
ある。
スイッチ1の内部構造を第2図の縦断面図、および第3
図の横断面図に示す。
共通端子4c、常開端子4aおよび常閉端子4bは、ボディ5
にインサート成形で一体的に固定されている。
共通端子4cには、導電性ばね材料から形成され、スナッ
プアクション機構を備えた可動接点ばね10が取り付けら
れている。可動接点ばね10の略先端部(第2図において
右側)には、可動接点11,11が上・下面に溶接等で取り
付けられている。常開端子4aおよび常閉端子4bには、可
動接点12,12がそれぞれ取り付けられている。押しボタ
ン6の下端は、可動接点ばね10の上面に当接している。
共通端子4cは上方が分岐され、第2図において上部右側
には圧縮板ばね部10の受け部13が、上部左側には、可動
接点ばね10を係止する係止部14が形成されている。
可動接点ばね10は、第3図に示すように、平面視略矩形
の板ばね本体10aの略中央部を横倒U字状に打ち抜い
て、その残部で形成された圧縮板ばね部10bと、図にお
いて、板ばね本体10aの左側略中央部を略三角形に打ち
抜いて形成した係止孔10cを備えている。圧縮板ばね部1
0bの左端略中央部には、共通端子4cの受け部13に係合す
る係止凹部10dが形成されている。可動接点11は、固定
接点12より幅の広い接点を用いており、可動接点の側部
(図において上側)が端子4bの端面に当接するよう固定
されている。
そして、第4図の要部拡大図に示したように、常閉端子
4bの固定接点12取り付け部の共通端子4cと反対側(図に
おいて右側)には、常閉端子4bの下端を下方に延出させ
た略台形形状のガイド部を端子4bと一体に形成してい
る。このガイド部15の下端15aの高さは、固定接点12の
接点表面12aの高さと略同一、もしくは、接点表面12aよ
りガイド部15の下端15aが下方へ突出するように形成し
ている。また、ガイド部15の固定接点12側の側端15b
と、固定接点15の右側面12bとの間隔は、可動接点12の
接点表面11aの図示における左右方向の幅寸法より小さ
く形成されている。
したがって、可動接点ばね10を共通端子4cに装着すると
きには前述した圧縮板ばね部10bの作用により、可動接
点ばね10は上方へ付勢されているが、第4図の実線で示
すように可動接点11の接点表面11aがガイド部15の下端1
5aに当接して、上方位置を規制するので、図示矢印の方
向(左側)へ可動接点ばね10を移動させて、可動接点11
を固定接点12の接点表面12a上へ位置させることができ
る。
第5図は、可動接点ばね10を図示しない共通端子4cに装
着した状態の要部斜視図である。
なお、第4図および第5図で符号16は、端子4bのボディ
5より上方へ突出した部分を周囲から覆って、端子4b上
部の位置ずれを防止する支持部16で、この支持部16はボ
ディ5と一体に形成されている。
第6図は、ガイド部17を支持部16と一体に形成した実施
例を示す。
第6図では、支持部16と一体に外形が略直方体状のガイ
ド部17を端子12の側方に形成している。
なお、ガイド部17の形状は任意であって、ガイド部17の
下面17aの高さと、ガイド部17bの側面17bと固定端子12
との間隔が前述した条件を満足していればよい。また、
必ずしも支持部16と一体的に形成する必要はなく、別体
のガイド部材を端子4bまたは支持部16に固着する構成で
あってもよい。
(考案の効果) 以上説明したように本考案に係るマイクロスイッチは、
固定端子に固定接点の表面(接触面)を固定端子よりも
突出させて固着する構造のものにおいて、固定接点の側
方に、可動接点ばねの取着時において可動接点が固定接
点の表面高さよりも上方へ位置するのを規制するガイド
部を設けたので、可動接点ばね組付時において、可動接
点の上方位置がガイド部によって規制されるので、取付
時に可動接点と固定接点とが緩衝して作業性が低下した
り、もしくは接点を損傷させることがなく、作業性に優
れ、量産に適するマイクロスイッチを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るマイクロスイッチの外観斜視図、
第2図は同スイッチの縦断面図、第3図は第2図のIII
−III線断面図、第4図は可動接点と常閉側端子の固定
接点との位置関係を示す説明図、第5図は第4図と同様
な要部斜視図、第6図は本考案の他の実施例を示す要部
斜視図、第7図は従来のマイクロスイッチの要部および
可動接点ばねの組付を示す説明図である。 なお、図面中、1はマイクロスイッチ、4aは常開端子、
4bは常閉端子、4cは共通端子、5はボディ、10は可動接
点ばね、11は可動接点、12は固定接点、15,17はガイド
部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性ばね材料からなりスナップアクショ
    ン機構を備えた可動ばねに可動接点を設けた可動接点ば
    ねを共通端子に取着し、可動接点の切り替わりを電気信
    号として取り出す固定接点および固定端子を備えたもの
    において、 固定端子に固定接点の表面を固定端子よりも突出させて
    固着するとともに、 固定接点の側方に、可動接点ばねの取着時において可動
    接点が固定接点の表面高さよりも上方へ位置するのを規
    制するガイド部を設けたことを特徴とするマイクロスイ
    ッチ。
JP1989023903U 1989-03-02 1989-03-02 マイクロスイッチ Expired - Fee Related JPH0643954Y2 (ja)

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