JP5141602B2 - 携帯情報端末 - Google Patents

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Description

本発明は、筐体の開封検知機能を有する携帯情報端末に関するものである。
従来、筐体の開封検知機能を有する携帯情報端末に関する技術として、下記特許文献1に示す製品容器開封履歴管理手段が知られている。この製品容器開封履歴管理手段は、第1のケースと第2のケースとを封止のために組み付けるとき、第1のケースの内部にて組付方向に突出するように形成された突起部分がプッシュ型コード出力スイッチを組付方向に押圧することから、このスイッチから出力される信号に応じて製品の開封を検知している。
また、下記特許文献2に示す秘密情報記憶装置では、上部キャビネットおよび下部キャビネットの係合部分近傍であって下部キャビネットに配線基板を介して検出スイッチが固定されており、両キャビネットが組み付けられる状態では検出スイッチのアクチュエータが上部キャビネットにより組付方向に押圧されている。そして、製品が開封されて上部キャビネットおよび下部キャビネットの係合が解除されると、アクチュエータが作動し検出スイッチからの出力に応じて製品の開封を検知している。
特開2000−149079号公報 実開昭61−168438号公報
しかしながら、上記特許文献1に示す構成では、スイッチが突起部分により組付方向に押圧されることから、第1ケースおよび第2ケースが組み付けられて構成される筐体において落下等の衝撃により第1ケースと第2ケースとが組付方向にずれてしまうと、突起部分による押圧が解除されてしまい、筐体が開封されていないにもかかわらず、筐体の開封を誤って検知してしまうという問題がある。この誤検知の問題は上記特許文献2に示す構成でも同様に生じる可能性がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、筐体の開封に対する誤検知を抑制し得る携帯情報端末を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1の携帯情報端末では、取得した取得情報を制御するための制御回路と、前記取得情報を記憶する記憶手段と、第1ケースおよび第2ケースを有しこれら両ケースを組み付けた組付状態にて前記制御回路および前記記憶手段を収容する筐体と、を備える携帯情報端末であって、前記第1ケースの内面側に設けられて当該第1ケースおよび前記第2ケースの組付方向に突出する突出部材と、前記第2ケースに対して一端が固定されて、この一端よりも他端側の弾性部材側接触部にて前記組付状態時における前記突出部材の突出部材側接触部に対して前記組付方向と直交する方向から弾性変形した状態で接触して押圧する弾性部材と、前記組付状態時の前記弾性部材に対して前記組付方向と直交する方向から接触し、前記突出部材との接触が解除されることにより復元した前記弾性部材に対する非接触状態を検出可能な接触センサと、前記接触センサにより検出される前記非接触状態に応じて前記筐体の開封を検知する開封検知手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の携帯情報端末において、前記接触センサは、前記組付状態時において、前記弾性部材のうち前記弾性部材側接触部よりも前記一端側にて接触することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の携帯情報端末において、前記弾性部材には、前記接触センサとの接触部位と前記弾性部材側接触部との間に湾曲部が形成されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯情報端末において、前記接触センサは、前記非接触状態時のみ電力供給されて前記弾性部材に対する非接触状態を検出することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の携帯情報端末において、前記突出部材は、前記弾性部材に対向する突出部材側対向面が前記突出部材側接触部よりも前記第2ケース側ほど前記突出部材側接触部を含む平面から離間するように形成される。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の携帯情報端末において、前記弾性部材は、前記突出部材に対向する弾性部材側対向面が前記弾性部材側接触部よりも前記第1ケース側ほど前記弾性部材側接触部を含む平面から離間するように形成される。
請求項1の発明では、第1ケースの内面側にて組付方向に突出する突出部材と、第2ケースに対して一端が固定されて組付状態時における突出部材に対して組付方向と直交する方向から弾性変形した状態で接触して押圧する弾性部材と、組付状態時の弾性部材に対して組付方向と直交する方向から接触し突出部材との接触が解除されることにより復元した弾性部材に対する非接触状態を検出可能な接触センサと、を備えている。そして、開封検知手段により、接触センサにより検出される非接触状態に応じて筐体の開封が検知される。
これにより、組付状態では、接触センサは弾性部材に接触しており筐体が振動等する場合でもその振動等が弾性部材に吸収されるので、筐体の振動等に起因して接触センサが弾性部材に対して非接触状態にならず当該接触センサによるを誤検出を防止することができる。このように正確に筐体の開封を検知できるので、記憶手段に記憶された取得情報を消去等することにより、取得情報の不正使用を確実に防止することができる。
特に、組付状態時では弾性変形した弾性部材が組付方向と直交する方向にて突出部材に接触するので、落下による衝撃等が筐体に作用して第1ケースおよび第2ケースが組付方向にずれることで突出部材と弾性部材とが組付方向にずれても、当該突出部材との接触による弾性部材の弾性変形状態が維持される。このように組付状態時では弾性部材の弾性変形状態が維持されるので、この弾性部材に対して組付方向と直交する方向から接触センサを接触させてその接触状態を検出することで、上述のように第1ケースおよび第2ケースが組付方向にずれる場合でも弾性部材に対する接触センサの接触状態が維持されるので、落下による衝撃等に起因する接触センサの誤検出を抑制することができる。
したがって、筐体の開封に対する誤検知を抑制することができる。
請求項2の発明では、接触センサは、組付状態時において、弾性部材のうち弾性部材側接触部よりも一端側にて接触するため、接触センサが弾性部材側接触部よりも他端側にて接触する場合と比較して、接触センサと接触する弾性部材の接触部位が振動しにくくなり突出部材を介した接触センサへの振動等の伝達が抑制されるので、接触センサの誤検出を確実に抑制することができる。
請求項3の発明では、弾性部材には、接触センサとの接触部位と弾性部材側接触部との間に湾曲部が形成されるため、この湾曲部にて突出部材を介した振動等が抑制されるので、接触センサの誤検出を確実に抑制することができる。
請求項4の発明では、接触センサは、非接触状態時のみ電力供給されて弾性部材に対する非接触状態を検出するため、接触状態時すなわち組付状態時には電力供給がなされないので、接触状態時のみに電力供給する場合と比較して、省電力化を図ることができる。
請求項5の発明では、突出部材は、弾性部材に対向する突出部材側対向面が突出部材側接触部よりも第2ケース側ほど突出部材側接触部を含む平面から離間するように形成されるため、両ケースを組み付ける場合には、突出部材が突出部材側対向面にて弾性部材を押圧することにより当該突出部材側対向面が案内面の役割を果たし弾性部材が接触センサに近接する方向に徐々に弾性変形していく。これにより、突出部材側対向面の突出部材側接触部よりも第2ケース側が突出部材側接触部を含む平面に沿うように形成される場合と比較して、弾性部材がスムーズに弾性変形し両部材間の摩擦も抑制されることから、両ケースを組み付ける作業をさらに容易にすることができる。
請求項6の発明では、弾性部材は、突出部材に対向する弾性部材側対向面が弾性部材側接触部よりも第1ケース側ほど弾性部材側接触部を含む平面から離間するように形成されるため、両ケースを組み付ける場合には、突出部材が弾性部材側対向面を押圧することにより当該弾性部材側対向面が案内面の役割を果たし弾性部材が接触センサに近接する方向に徐々に弾性変形していく。これにより、弾性部材側対向面の弾性部材側接触部よりも第1ケース側が弾性部材側接触部を含む平面に沿うように形成される場合と比較して、弾性部材がスムーズに弾性変形し両部材間の摩擦も抑制されることから、両ケースを組み付ける作業をさらに容易にすることができる。
本実施形態に係る携帯情報端末10を示す一部断面図である。 図1の2−2線相当の切断面による一部断面図である。 図3(A)は、組み付け前のリブ14と板ばね部材22との位置関係を示す一部断面図であり、図3(B)は、組み付け後のリブ14と板ばね部材22との位置関係を示す一部断面図である。 図4(A)は、図3(A)の4A−4A線相当の切断面による一部断面図であり、図4(B)は、図3(B)の4B−4B線相当の切断面による一部断面図である。 本実施形態に係る携帯情報端末10の変形例を示す一部断面図である。
以下、本発明の携帯情報端末を具現化した一実施形態について図を参照して説明する。携帯情報端末10は、例えばICカード等を読み取る決済端末、或いはバーコードリーダ、二次元コードリーダ等の光学的情報読取装置などとして構成されるものである。なお、以下では本発明を決済端末に適用した場合を例に挙げて説明するが、光学的情報読取装置等の他種の携帯情報端末でも同様に構成できる。
図1に示すように、携帯情報端末10は、表側ケース12および裏側ケース13からなる筐体11内に制御基板20等の各種電気部品や図略の電源等が収容されるように構成されている。この筐体11内の電気的構成は、公知のカードリーダとほぼ同様の構成とすることができる。なお、筐体11、表側ケース12および裏側ケース13は、特許請求の範囲に記載の「筐体」、「第1ケース」および「第2ケース」の一例に相当する。
表側ケース12の内面側には、平板状のリブ14が表側ケース12と裏側ケース13とを組み付ける方向(以下、組付方向という)に突出するように形成されている。このリブ14は、図1にて左右方向(以下、当接方向という)の一側が符号14aにて示す部位(以下、リブ側接触部14aという)よりも先端側(裏側ケース13側)の面ほどリブ側接触部14aを含む平面から離間するように形成されている。なお、図中、右側を一側、左側を他側ともいう。なお、リブ14およびリブ側接触部14aは、特許請求の範囲に記載の「突出部材」および「突出部材側接触部」の一例に相当する。
具体的には、リブ14は、当接方向の幅が、リブ側接触部14aよりも先端側ほど徐々に狭くなり、先端部位では根元部位の半分程度になるように形成されている。ここで、リブ14のうち、徐々に狭くなる部位の当接方向の一側を傾斜部14bと定義し、先端部位の当接方向の一側を先端部14cと定義する。そして、リブ14は、当接方向の一側が先端側から先端部14c、傾斜部14b、リブ側接触部14aとして形成され、リブ側接触部14aと傾斜部14bとの連結面、傾斜部14bと先端部14cとの連結面、先端部14cと先端側端部との連結面が、それぞれ曲面的に連結するように形成されている(図1参照)。
制御基板20は、裏側ケース13の内面側に固定されており、この制御基板20に実装される図略の制御回路は、ICカード等から取得した決済関連のデータを所定のプログラムを実行することにより処理して、図略のメモリ等に記憶する。なお、制御基板20の制御回路およびメモリは、特許請求の範囲に記載の「制御回路」および「記憶手段」の一例に相当する。
制御基板20には、筐体11の開封に応じて信号を上記制御回路に出力する接触スイッチ21が実装されるとともに、板ばね部材22がその一端22aにて固定されている。なお、制御回路は、接触スイッチ21からの信号に応じて開封検知手段として機能する。
板ばね部材22は、表側ケース12と裏側ケース13とを組み付けた組付状態において、弾性変形した状態でばね側接触部22bにてリブ14のリブ側接触部14aに対して当接方向一側から押圧するように形成されている。そして、板ばね部材22は、筐体11が開放されてリブ14との接触が解除されると、当接方向に変形して復元する。この復元状態では、ばね側接触部22bが、組付時のリブ14の先端部14cに接触するように位置する。なお、板ばね部材22およびばね側接触部22bは、特許請求の範囲に記載の「弾性部材」および「弾性部材側接触部」の一例に相当する。
また、板ばね部材22のばね側接触部22bの上端側(表側ケース12側)にはガイド部22cが設けられている。このガイド部22cは、上面(リブ14に対向する対向面)がばね側接触部22bよりも上側ほどばね側接触部22bを含む平面から離間するように傾斜して形成されている。
接触スイッチ21は、リブ14を押圧して弾性変形した板ばね部材22のうちばね側接触部22bよりも一端22a側にて当接方向一側から接触する(図2参照)。そして、接触スイッチ21は、復元状態の板ばね部材22に対する非接触状態を検出するように配置されている。この接触スイッチ21は、非接触状態時のみ電力供給されて非接触状態を検出してこの非接触状態に応じた信号を制御回路に出力するように構成されており、接触スイッチ21の例としては、押すとオフ状態になるノーマルクローズタイプのものが挙げられる。なお、接触スイッチ21は、リブ14を押圧して弾性変形した板ばね部材22のうちばね側接触部22bよりも他端側にて当接方向一側から接触してもよい。
次に、このように構成される携帯情報端末10において、表側ケース12と裏側ケース13との組付工程について図3および図4を用いて説明する。
まず、接触スイッチ21や板ばね部材22等を取り付けた制御基板20を用意し、この制御基板20を裏側ケース13に固定する。そして、この裏側ケース13と表側ケース12とを組み付けるために表側ケース12を裏側ケース13に対して組付方向から近づける。このとき、図3(A)および図4(A)に示すように、板ばね部材22がそのガイド部22cにてリブ14に接触して組付方向一側へ案内されるように弾性変形することで、板ばね部材22のばね側接触部22bが対向するリブ14の先端部14cに接触する。このとき、接触スイッチ21は、板ばね部材22との接触状態を検出していない。
さらに表側ケース12と裏側ケース13とを組付方向に近づけると、板ばね部材22がそのガイド部22cにて対向するリブ14の傾斜部14bに接触してさらに組付方向一側へ案内されるように弾性変形する。そして、表側ケース12および裏側ケース13の組み付けが完了すると、図3(B)および図4(B)に示すように、板ばね部材22のばね側接触部22bが対向するリブ14のリブ側接触部14aに接触する。このとき、接触スイッチ21は、板ばね部材22に組付方向一側から接触してその接触状態を検出することとなる。
このように、表側ケース12および裏側ケース13の組付時には、板ばね部材22が、そのガイド部22cとリブ14の先端部14cおよび傾斜部14bとに案内されて、ばね側接触部22bにてリブ側接触部14aに接触するので、板ばね部材22がスムーズに組付方向に弾性変形し、板ばね部材22およびリブ14間の摩擦を抑制することができる。
上述のように表側ケース12および裏側ケース13が組み付けられた携帯情報端末10では、筐体11が開封されてリブ14による板ばね部材22への押圧が解除されると、板ばね部材22が組付方向他側へ変形する。このため、接触スイッチ21により復元状態の板ばね部材22に対する非接触状態に応じた信号が出力され、この信号に基づいて制御基板20の制御回路より筐体11の開封が検出される。
一方、組付状態の携帯情報端末10では、筐体11が振動等する場合でもその振動等が板ばね部材22に吸収されるので、筐体11の振動等に起因して接触スイッチ21が板ばね部材22に対する非接触状態を誤検出することを防止することができる。
さらに、組付状態時では弾性変形した板ばね部材22が当接方向にてリブ14に接触するので、落下による衝撃等が筐体11に作用して表側ケース12および裏側ケース13が組付方向にずれることでリブ14と板ばね部材22とが組付方向にずれても、当該リブ14との接触による板ばね部材22の弾性変形状態が維持される。これにより、板ばね部材22に対する接触スイッチ21の接触状態が維持されるので、落下による衝撃等に起因する接触スイッチ21の誤検出を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る携帯情報端末10では、表側ケース12の内面側にて組付方向に突出するリブ14と、裏側ケース13に組み付けられる制御基板20に対して一端22aが固定されて組付状態時におけるリブ14に対して当接方向から弾性変形した状態で接触して押圧する板ばね部材22と、組付状態時の板ばね部材22に対して当接方向から接触しリブ14との接触が解除されることにより復元した板ばね部材22に対する非接触状態を検出可能な接触スイッチ21と、を備えている。そして、制御回路により、接触スイッチ21により検出される非接触状態に応じて筐体11の開封が検知される。
これにより、組付状態では、接触スイッチ21は板ばね部材22に接触しており筐体11が振動等する場合でもその振動等が板ばね部材22に吸収されるので、筐体11の振動等に起因して接触スイッチ21が板ばね部材22に対して非接触状態にならず当該接触スイッチ21によるを誤検出を防止することができる。このように正確に筐体11の開封を検知できるので、メモリ等に記憶された決済関連のデータなどの取得情報を消去等することにより、取得情報の不正使用を確実に防止することができる。
特に、組付状態時では弾性変形した板ばね部材22が当接方向にてリブ14に接触するので、落下による衝撃等によりリブ14と板ばね部材22とが組付方向にずれても、当該リブ14との接触による板ばね部材22の弾性変形状態が維持される。このように組付状態時では板ばね部材22の弾性変形状態が維持されるので、この板ばね部材22に対して当接方向から接触スイッチ21を接触させてその接触状態を検出することで、上述のように表側ケース12および裏側ケース13が組付方向にずれる場合でも板ばね部材22に対する接触スイッチ21の接触状態が維持されるので、落下による衝撃等に起因する接触スイッチ21の誤検出を抑制することができる。
したがって、筐体11の開封に対する誤検知を抑制することができる。
また、本実施形態に係る携帯情報端末10では、接触スイッチ21は、組付状態時において、板ばね部材22のうちばね側接触部22bよりも一端22a側にて接触するため、接触スイッチ21がばね側接触部22bよりも他端側にて接触する場合と比較して、接触スイッチ21と接触する板ばね部材22の接触部位が振動しにくくなりリブ14を介した接触スイッチ21への振動等の伝達が抑制されるので、接触スイッチ21の誤検出を確実に抑制することができる。
さらに、本実施形態に係る携帯情報端末10では、接触スイッチ21は、非接触状態時のみ電力供給されて板ばね部材22に対する非接触状態を検出するため、接触状態時すなわち組付状態時には電力供給がなされないので、接触状態時のみに電力供給する場合と比較して、省電力化を図ることができる。
また、本実施形態に係る携帯情報端末10では、リブ14は、板ばね部材22に対向する対向面が当該リブ側接触部14aよりも裏側ケース13側の部位(傾斜部14bおよび先端部14c)ほどリブ側接触部14aを含む平面から離間するように形成されるため、両ケース12,13を組み付ける場合には、リブ14が傾斜部14bおよび先端部14cにて板ばね部材22を押圧することによりこれら傾斜部14bおよび先端部14cの対向面が案内面の役割を果たし板ばね部材22が接触スイッチ21に近接する方向に徐々に弾性変形していく。これにより、板ばね部材22がスムーズに弾性変形し当該板ばね部材22およびリブ14間の摩擦も抑制されることから、両ケース12,13を組み付ける作業をさらに容易にすることができる。
さらに、本実施形態に係る携帯情報端末10では、板ばね部材22は、そのガイド部22cがばね側接触部22bよりも上側(表側ケース12側)ほどばね側接触部22bを含む平面から離間するように傾斜して形成されるため、両ケース12,13を組み付ける場合には、リブ14がガイド部22cを押圧することにより当該ガイド部22cが案内面の役割を果たし板ばね部材22が接触スイッチ21に近接する方向に徐々に弾性変形していく。これにより、板ばね部材22がスムーズに弾性変形し当該板ばね部材22およびリブ14間の摩擦も抑制されることから、両ケース12,13を組み付ける作業をさらに容易にすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、上記実施形態と同等の作用・効果が得られる。
(1)図5に示すように、本実施形態に係る携帯情報端末10の変形例として、板ばね部材22には、接触スイッチ21との接触部位と、ばね側接触部22bとの間に、湾曲部22dが形成されてもよい。これにより、この湾曲部22dにてリブ14を介した振動等が抑制されるので、接触スイッチ21の誤検出を確実に抑制することができる。
(2)リブ14は、傾斜部14bおよび先端部14cが形成されることなく、例えば、当接方向の幅が先端部位と根元部位とで等しくなるように平板状に形成されてもよい。この場合、リブ14との接触において板ばね部材22がスムーズに弾性変形しないものの、リブ14の形状が単純になり当該リブ14を成形しやすくなる。
10…携帯情報端末
11…筐体
12…表側ケース(第1ケース)
13…裏側ケース(第2ケース)
14…リブ(突出部材)
14a…リブ側接触部(突出部材側接触部)
14b…傾斜部
14c…先端部
20…制御基板(制御回路,記憶手段,開封検知手段)
21…接触スイッチ(接触センサ)
22…板ばね部材(弾性部材)
22a…一端
22b…ばね側接触部(弾性部材側接触部)
22c…ガイド部
22d…湾曲部

Claims (6)

  1. 取得した取得情報を制御するための制御回路と、
    前記取得情報を記憶する記憶手段と、
    第1ケースおよび第2ケースを有しこれら両ケースを組み付けた組付状態にて前記制御回路および前記記憶手段を収容する筐体と、
    を備える携帯情報端末であって、
    前記第1ケースの内面側に設けられて当該第1ケースおよび前記第2ケースの組付方向に突出する突出部材と、
    前記第2ケースに対して一端が固定されて、この一端よりも他端側の弾性部材側接触部にて前記組付状態時における前記突出部材の突出部材側接触部に対して前記組付方向と直交する方向から弾性変形した状態で接触して押圧する弾性部材と、
    前記組付状態時の前記弾性部材に対して前記組付方向と直交する方向から接触し、前記突出部材との接触が解除されることにより復元した前記弾性部材に対する非接触状態を検出可能な接触センサと、
    前記接触センサにより検出される前記非接触状態に応じて前記筐体の開封を検知する開封検知手段と、
    を備えることを特徴とする携帯情報端末。
  2. 前記接触センサは、前記組付状態時において、前記弾性部材のうち前記弾性部材側接触部よりも前記一端側にて接触することを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末。
  3. 前記弾性部材には、前記接触センサとの接触部位と前記弾性部材側接触部との間に湾曲部が形成されることを特徴とする請求項2に記載の携帯情報端末。
  4. 前記接触センサは、前記非接触状態時のみ電力供給されて前記弾性部材に対する非接触状態を検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯情報端末。
  5. 前記突出部材は、前記弾性部材に対向する突出部材側対向面が前記突出部材側接触部よりも前記第2ケース側ほど前記突出部材側接触部を含む平面から離間するように形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の携帯情報端末。
  6. 前記弾性部材は、前記突出部材に対向する弾性部材側対向面が前記弾性部材側接触部よりも前記第1ケース側ほど前記弾性部材側接触部を含む平面から離間するように形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の携帯情報端末。
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