JP6459713B2 - 磁気カードリーダ及びユーザ認証システム - Google Patents

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Description

本発明は、磁気カードリーダ及びユーザ認証システムに関する。
磁気カードを読み込むことのできる磁気カードリーダがある。このような磁気カードリーダは、例えば、端末装置に接続されて使用され、特定のユーザを認証するために用いられることがある。
例えば、特許文献1では、光学式センサを、カード走行溝の一端に設けた磁気カードリーダが開示されている。このような磁気カードリーダでは、磁気カードをカード走行溝の一端まで挿入させると、光学式センサが磁気カードを検知する。そのため、正規ユーザの認証が済み、ログイン状態となった後で、正規ユーザが離席する場合、磁気カードをカード走行溝から取り出すだけで、正規でないユーザの使用を阻止することができる。
特開平11−296483号公報
ところで、特許文献1に開示される磁気カードリーダでは、例えば、磁気カードと殆ど同じ形状でありつつ光を遮蔽するカードをカード走行溝に挿入しつつ、磁気カードを取り除くことで、ログイン状態を維持し得る。つまり、ユーザ認証に必要な磁気カードを用いてログイン状態に至った後で、この磁気カードとは別のカードを用いても、ログイン状態を維持し得るため、セキュリティを損なうおそれがあった。したがって、このような磁気カードリーダは、セキュリティについて改善の余地を有する。
本発明は、セキュリティを損なうおそれの少ない磁気カードリーダ及びユーザ認証システムを提供する。
本発明にかかる磁気カードリーダは、
磁気カードを挿し込んで保持する磁気カード保持孔を有する筐体と、
前記磁気カード保持孔に設けられている磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドよりも前記磁気カード保持孔の底部側に設けられている磁気カード押戻手段と、
前記磁気ヘッドよりも前記磁気カード保持孔の開口部側に設けられている逆走防止部と、を備え、
前記磁気カード押戻手段は、前記磁気カードが前記磁気カード保持孔に挿し込まれた後で、前記磁気カードを押し戻し、
前記逆走防止部は、前記磁気カードが前記磁気カード保持孔に挿し込まれるときに、前記磁気カードを通過させ、前記磁気カードが前記磁気カード押戻手段によって押し戻されるときに、前記磁気カードの進行を止める。
本発明にかかるユーザ認証システムは、
磁気カードリーダと、前記磁気カードリーダに接続される端末装置と、を備え、
前記磁気カードリーダは、
磁気カードを挿し込んで保持する磁気カード保持孔を有する筐体と、
前記磁気カード保持孔に設けられている磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドよりも前記磁気カード保持孔の底部側に設けられている磁気カード押戻手段と、
前記磁気ヘッドよりも前記磁気カード保持孔の開口部側に設けられている逆走防止部と、を備え、
前記磁気カード押戻手段は、前記磁気カードが前記磁気カード保持孔に挿し込まれた後で、前記磁気カードを押し戻し、
前記逆走防止部は、前記磁気カードが前記磁気カード保持孔に挿し込まれるときに、前記磁気カードを通過させ、前記磁気カードが前記磁気カード押戻手段によって押し戻されるときに、前記磁気カードの進行を止める。
本発明によれば、セキュリティを損なうおそれの少ない磁気カードリーダ及びユーザ認証システムを提供することができる。
実施の形態1にかかる磁気カードリーダの斜視図である。 実施の形態1にかかる磁気カードリーダの断面図である。 実施の形態1にかかる磁気カードリーダの使用方法を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる磁気カードリーダの使用方法を示す図である。 実施の形態1にかかる磁気カードリーダの使用方法を示す図である。 実施の形態1にかかる磁気カードリーダの使用方法を示す図である。 磁気カードの磁気ストライプ面を示す図である。 実施の形態1にかかる磁気カードリーダの変形例の断面図である。 実施の形態1にかかる磁気カードリーダの変形例の断面図である。
実施の形態1.
以下、図1及び図2を参照して実施の形態1にかかる磁気カードリーダについて説明する。図1は、実施の形態1にかかる磁気カードリーダの斜視図である。図2は、実施の形態1にかかる磁気カードリーダの断面図である。
図1及び図2に示すように、磁気カードリーダ10は、筐体1と、バネ3と、磁気ヘッド4と、逆走防止部5と、ローラ付き板バネ6と、フォトインタラプタ7と、制御部8とを有する。
筐体1は、磁気カード保持孔2と、検知部内蔵室2cとを有する筐体である。具体的には、筐体1は、直方体状の筐体であり、その側面には磁気カード保持孔2が開口している。磁気カードリーダ10は、ユーザが手等を用いることによって、磁気カードを磁気カード保持孔2内に出し入れする手動式のカードリーダである。
磁気カード保持孔2は、磁気カードを保持することができるように、磁気カードの形状を包むような形状、具体的には、磁気カードの形状に倣った形状を有する。磁気カード保持孔2は、筐体1の奥行き方向(ここでは、X方向)に延びる。磁気カード保持孔2は、筐体1の側面で開口している開口部2aと、底部2bとを有する。なお、磁気カード保持孔2が磁気カードを保持した際に、磁気カードの主面と対向する磁気カード保持孔2の壁面を、磁気カード保持孔2の主壁面と呼ぶ。ここでは、磁気カード保持孔2の主壁面は、XY平面に沿う壁面である。
検知部内蔵室2cは、磁気カード保持孔2の隣に設けられており、磁気カード保持孔2の主壁面において開口しており、拡大する空間である。検知部内蔵室2cは、その内側に磁気カードを検知する構成要素として、フォトインタラプタ7を内蔵している。
バネ3は、磁気カード保持孔2の底部2bに設置されており、磁気カード保持孔2の深さ方向(ここで、X方向)に伸縮する。なお、バネ3の代わりに、磁気カード保持孔2に挿し込まれた磁気カードを押し戻す技術的な手段を用いてもよい。このような技術的な手段は、磁気カードを押し当てると、その磁気カードを押し戻す押戻手段であればよい。このような技術的な手段として、例えば、ゴムなどの弾性体や、ソレノイドなどのアクチュエータが挙げられる。
磁気ヘッド4は、磁気カード保持孔2の底部2bと開口部2aとの間には配置されており、具体的には、磁気カード保持孔2に挿し込まれる磁気カードのストライプ部と接触する位置又はその近傍の位置に配置されている。磁気ヘッド4は、磁気ヘッド4近傍を通過する磁気カードのストライプ部の情報を読み取り、読み取られた情報を制御部8に送信する。
逆走防止部5は、磁気カード保持孔2の開口部2aと磁気ヘッド4との間に配置されている。逆走防止部5は、撓むことのできる部材であり、具体的には、磁気カード保持孔2の主壁面に関して実質的に垂直な方向(ここでは、Z方向)に縮むことのできる部材である。
より具体的には、逆走防止部5は、三角柱であり、逆走防止部5は、その側面5aが磁気カード保持孔2の主壁面に対向して突き合わせるように、設けられている。逆走防止部5は、開口部2a側に面する側面5bと、磁気ヘッド4側に面する側面5cとを含む。側面5aと側面5bとが交差して成す角度は、側面5aと側面5cとが交差して成す角度と比較して小さい。側面5aと側面5bとが交差して成す角度は、鋭角であり、側面5aと側面5cとが交差して成す角度は、鈍角又は直角である。このような部材として、例えば、ゴムや合成樹脂などの弾性体からなる部材が挙げられる。また、逆走防止部5は、磁気カード保持孔2の主壁面上にバネを介して接続された板状体を用いることによって、形成されてもよい。
逆走防止部5は、外部から力を与えられていない時、磁気カード保持孔2を閉塞している。しかし、磁気カード等のカードが、磁気カード保持孔2の開口部2a側から逆走防止部5を通過しようとして、逆走防止部5の側面5bに押し当たると、逆走防止部5の側面5bを側面5a側(ここでは、Z方向)に押して撓ませる。さらに磁気カード等のカードが底部2b側へ進行するにつれて、磁気カード等のカードが側面5bを側面5a側にさらに押し上げて撓ませる。さらに磁気カード等のカードの進行が進むと、磁気カード保持孔2が開くため、磁気カード保持孔2が逆走防止部5を通過することができる。一方、磁気カード等のカードが、磁気カード保持孔2の底部2b側から逆走防止部5を通過しようとして、逆走防止部5の側面5cに押し当たると、逆走防止部5が撓まないので、磁気カード保持孔2を閉塞したままである。したがって、磁気カードの進行が止まり、磁気カードは磁気カード保持孔2に保持されたままである。なお、必要に応じて、磁気カードを磁気カード保持孔2から出すために、逆走防止部5は、磁気カード保持孔2を開くような機構を備えてもよい。
ローラ付き板バネ6は、支点60と、板バネ61と、ローラ62とを含む。支点60は、検知部内蔵室2cに設置されており、板バネ61を回動可能に支持する。板バネ61は、回動方向に蓄勢可能なバネであり、ローラ62を支持する。ローラ62は、板バネ61の磁気カード保持孔2側に設けられている。ローラ62に負荷がかかっていないとき、ローラ62の一部は、磁気カード保持孔2に位置する。
フォトインタラプタ7は、発光素子7aと、受光素子7bとを含む。発光素子7aは電流を光に変換して発光する。受光素子7bは、光を電流に変換する。受光素子7bは、制御部8に電気的に接続されており、変換した電流を磁気カード検知信号として送信する。フォトインタラプタ7は、検知部内蔵室2cに設置されている。受光素子7bは、発光素子7aが発する光を受けることができる位置に設置される。具体的には、フォトインタラプタ7は、板バネ61が検知部内蔵室2c側に回動して、板バネ61の少なくとも先端が発光素子7aと受光素子7bとの間に入り込むように、検知部内蔵室2cに設置されている。フォトインタラプタ7は、電源(図示略)に電気的に接続されて、発光するための電流を供給される。
例えば、発光素子7aと受光素子7bとの間に遮蔽物として板バネ61が侵入し、発光素子7aから受光素子7bに向かう光が遮断される場合、フォトインタラプタ7はON状態となり、磁気カードが磁気カード保持孔2に保持されていることを示す磁気カード有検知信号を生成し、この磁気カード有検知信号を制御部8に送信する。一方、発光素子7aと受光素子7bとの間に板バネ61が侵入しておらず、発光素子7aから受光素子7bに向かう光がそのまま受光素子7bに到達する。すると、フォトインタラプタ7はOFF状態となり、磁気カードが磁気カード保持孔2に保持されていないことを示す磁気カード無検知信号を生成し、この磁気カード無検知信号を制御部8に送信する。ローラ付き板バネ6とフォトインタラプタ7とが、磁気カード検知手段として機能する。
制御部8は、判定部8aと、磁気ヘッド指令部8bとを含む。磁気ヘッド指令部8bは、フォトインタラプタ7からの磁気カード検知信号に基づいて、磁気ヘッド4の動作を制御する。具体的には、磁気ヘッド指令部8bは、フォトインタラプタ7からの磁気カード無検知信号を受信すると、通常読み取りモードで、磁気ヘッド4によって読み取らせる。通常読み取りモードでは、磁気ヘッド指令部8bは、常時読み取り可能なように、磁気ヘッド4を動作させる、又は、磁気ヘッド4によって読み取った情報を常時取得する。
一方、磁気ヘッド指令部8bは、フォトインタラプタ7から磁気カード有検知信号を受信すると、保持時読み取りモードで、磁気ヘッド4によって読み取らせる。保持時読み取りモードでは、磁気ヘッド指令部8bは、所定の時間が経過した毎に、磁気ヘッド4に読み取らせる、又は、磁気ヘッド4によって読み取らせた情報を取得する。
また、判定部8aは、通常読み取りモードで磁気ヘッド4によって読み取らせた情報と、保持時読み取りモードで磁気ヘッド4に読み取らせた情報とを比較する。さらに、判定部8aは、この比較によって、保持時読み取りモードで磁気ヘッド4に読み取らせた情報が、通常読み取りモードで磁気ヘッド4によって読み取らせた情報の一部と同じか否かを判定する。
制御部8は、ハードウェア構成として、例えば、CPU(Central Processing Unit)を有する演算回路と、プログラムメモリやデータメモリその他のRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等を有する記憶装置等を備えてもよい。また、制御部8は、電源(図示略)に接続されて、磁気ヘッド4やフォトインタラプタ7を動作させるための電流を供給してもよい。
磁気カードリーダ10は、例えば、ユーザ認証システムの一つの構成として使用される。具体的には、磁気カードリーダ10は、パーソナルコンピュータなどの端末装置A1(図示略)に接続されて、入力部として用いられる。端末装置A1は、各種情報を表示する表示部A2(図示略)を備え、表示部A2は、ユーザが認証している否かを表示する。この表示は、例えば、ユーザの認証が完了したログイン状態、又は、ユーザの認証ができていないログアウト状態を示すメッセージである。端末装置A1は、磁気カードリーダ10からのカード有検知信号を受け付けると、現在の状態がログイン状態であることを示し、カード無検知信号を受け付けると、現在の状態がログアウト状態であることを示す。
使用方法.
次に、図3を参照しつつ、図4〜図7を用いて実施の形態1にかかる磁気カードリーダ10の使用方法について説明する。ここでは、磁気カードリーダ10は、端末装置A1(図示略)に接続されて使用される。図3は、実施の形態1にかかる磁気カードリーダの使用方法を示すフローチャートである。図4〜図6は、実施の形態1にかかる磁気カードリーダの使用方法を示す図である。図7は、磁気カードの磁気ストライプ面を示す図である。
まず、図4に示すように、磁気カードC1を磁気カード保持孔2へ挿入して、ログイン状態にさせる(ログイン開始ステップS1)。図7に示すように、磁気カードC1は、各種情報を記憶する記憶部、例えば、磁気ストライプ部C2を主面に有するカードである。具体的には、磁気ストライプ部C2は、カード挿入方向(ここではX方向)に相当する磁気カードC1の長手方向に延びる帯状部であり、複数の磁性体粒子を有する。これらの複数の磁性体粒子は、磁気カードC1に記憶される情報に対応するように、異なる磁性を有する。磁気ストライプ部C2は、読み取り開始地点を示すスタートマークC2aと、ユーザに関する情報を記憶する記憶部C2bと、読み取り終了地点を示すエンドマークC2cとを含む。
次いで、図5に示すように、引き続き磁気カードC1を磁気カード保持孔2の底部2b側に押し入れて、磁気ヘッド4によって磁気カードC1の磁気ストライプ部C2を読み取らせる(カード順方向読取ステップS2)。磁気カードC1が磁気ヘッド4を通過し、磁気ストライプ部C2が全て磁気ヘッド4によって読み取られる。具体的には、スタートマークC2aと、記憶部C2bと、エンドマークC2cとが、この順に磁気ヘッド4に読み取られる。なお、磁気カード保持孔2の底部2b側に向かう方向は、カード挿入方向(ここで、X方向)の順方向である。
次いで、引き続き磁気カードC1を磁気カード保持孔2の底部2b側に押し入れて、磁気カードC1を検知する(カード有検知ステップS3)。具体的には、磁気カードC1をローラ62に押し当てることによって、板バネ61が検知部内蔵室2c側へ回動し、板バネ61の先端が発光素子7aと受光素子7bとの間に入り込む。これによって、フォトインタラプタ7の光を遮り、磁気カードC1の存在を検知する。
次いで、引き続き磁気カードC1を磁気カード保持孔2の底部2bまで押し入れることによって、バネ3が縮んで、蓄勢する。磁気カードC1を押し入れる力を解除すると、図6に示すように、バネ3の復元力によって、磁気カードC1を磁気カード保持孔2の開口部2a側に押し返して、再び磁気カードC1の磁気ストライプ部C2を読み取らせる(カード逆方向読取ステップS4)。エンドマークC2cと、記憶部C2bとは、この順に磁気ヘッド4に読み取られる。エンドマークC2cのみを読み取っても構わない。なお、磁気カード保持孔2の開口部2a側に向かう方向は、カード挿入方向(ここで、X方向)の逆方向である。
次いで、ユーザの認証が完了したため、ユーザが端末装置においてログインした状態となる(ログイン状態ステップS5)。ユーザがログインしたことにより、ユーザは端末装置を用いて、様々なリソースにアクセスして、各種作業を行うことができる。
次いで、予め設定された所定の時間が経過するごとに、磁気ヘッド4を用いて、磁気カードC1が磁気カード保持孔2によって保持されているか否かを検知する(カード無検知ステップS6)。具体的には、磁気ストライプ部C2の一部を磁気ヘッド4によって読み取り、読み取った情報と、カード順方向読取ステップS2で読み取られた情報の一部とが同じか否かを判定する。
これらの情報が同じである場合、磁気カードC1が保持されていると判定し(NO:カード無検知ステップS6)、ログイン状態ステップS5に戻る。
一方、これらの情報が否である場合、磁気カードC1が保持されていないと判定し(YES:カード無検知ステップS6)、端末装置にログアウト状態を表示させる(ログアウトステップS7)。最後に、磁気カードリーダ10の使用を終了する。なお、ユーザの判断に応じて、再びログイン開始ステップS1に戻ってもよい。
ところで、ログイン状態ステップS5で、磁気カードC1と殆ど同じ形状の磁気カードC9(図示略)を磁気カード保持孔2に挿し込んだ後に、磁気カードC1を磁気カード保持孔2から取り出す。カード無検知ステップS6では、磁気カードC1が保持されていないと判定し(YES:カード無検知ステップS6)、端末装置にログアウト状態を表示させる(ログアウトステップS7)。
以上、実施の形態1にかかる磁気カードリーダによれば、ログイン状態で、磁気カードとほとんど同じ形状のカードを用いても、このカードと磁気カードとの差異を判定することができる。したがって、セキュリティを損なうおそれが少ない。
また、実施の形態1にかかる磁気カードリーダによれば、磁気カードのエンドマークに加えて、記憶部の少なくとも一部も読み取る。また、記憶部から読み取られた情報と、すでに読み取った情報とを比較して、ログイン開始時での磁気カードとログイン状態での磁気カードとが同じか否かを判定することができる。すなわち、ログイン状態で、ログインするときに用いた磁気カードとは別の磁気カードを用いても、その別の磁気カードと磁気カードとの差異を判定することができる。したがって、セキュリティを損なうおそれがさらに少ない。
ところで、磁気カードをカード保持孔内において自動的に搬送することで、出し入れする自動搬送式の磁気カードリーダがある。自動搬送式の磁気カードリーダは、ログイン状態で、磁気カードをカード保持孔内から取り出せないように、カード保持孔内に収納している。そのため、磁気カードと殆ど同じ形状の磁気カードを用いることで、ログイン状態を誤って継続するおそれが殆ど無い。したがって、自動搬送式のカードリーダは、一般的に使用される手動式の磁気カードリーダ、例えば、特許文献1に開示される磁気カードリーダと比較して、高いセキュリティを有する。しかし、自動搬送式の磁気カードリーダは、一般的に使用される手動式の磁気カードリーダと異なり、磁気カードを自動的に搬送させるための部品を必要とするため、手動式の磁気カードリーダと比較して、格段に高いコストを要する。
一方、実施の形態1にかかる磁気カードリーダは、手動式であるため、自動搬送式の磁気カードリーダと比較して、格段に低いコストで製造される。それでいながら、実施の形態1にかかる磁気カードリーダは、自動搬送式の磁気カードリーダと同様に、ログイン状態で、磁気カードとほとんど同じ形状のカードを用いても、そのカードと磁気カードとの差異を判定することができる。そのため、実施の形態1にかかる磁気カードリーダは、自動搬送式の磁気カードリーダと同様に、一般的に使用される手動式の磁気カードリーダと比較して、高いセキュリティを有する。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
例えば、実施の形態1にかかる磁気カードリーダでは、フォトインタラプタ7は検知部内蔵室2cに設けられたが、図8に示すように、フォトインタラプタ7はカード保持孔における磁気ヘッド4とバネ3との間に配置されてもよい。図8は、実施の形態1にかかる磁気カードリーダの変形例の断面図である。図8に示す磁気カードリーダ20では、磁気カードC1を磁気カード保持孔2に挿し込むと、磁気カードC1が発光素子7aから受光素子7bまでの光を直接遮蔽する。また、ローラ付き板バネ6は、省いてもよい。
また、実施の形態1にかかる磁気カードリーダは、ローラ付き板バネ6を備えたが、図9に示すように、ローラ付きバネ26を備えてもよい。図9は、実施の形態1にかかる磁気カードリーダの変形例の断面図である。図9に示す磁気カードリーダ30では、ローラ付きバネ26は、磁気カード挿入方向(ここで、X方向)に関して垂直な方向(ここで、Z方向)に、移動可能に保持されている。磁気カードC1を磁気カード保持孔2に挿し込むと、ローラ付きバネ26は、検知部内蔵室2cに向かって動き、発光素子7aから受光素子7bまでの光を遮蔽する。フォトインタラプタ7は、ローラ付きバネ26の移動に応じて、検知部内蔵室2cに設けられている。
また、実施の形態1にかかる磁気カードリーダは、フォトインタラプタを備えたが、フォトカプラ、又は、カードの有無を物理的に検知するセンサを用いてもよい。このようなセンサとして、例えば、磁気カードに押し当てられることで、磁気カードの有無を検知するスイッチが挙げられる。このようなスイッチは、例えば、バネ3(図2参照)と底部2bとの間に設けられる。
また、実施の形態1にかかる磁気カードリーダは、フォトインタラプタ及びローラ付き板バネを備えたが、適宜、フォトインタラプタ及びローラ付き板バネを省略しても構わない。実施の形態1にかかる磁気カードリーダは、これらを省略した構成であっても、上記したように、ログイン状態で、磁気カードとほとんど同じ形状のカードを用いても、このカードと磁気カードとの差異を判定することができる。したがって、セキュリティを損なうおそれが少ない。
10、20、30 磁気カードリーダ
1 筐体 2 磁気カード保持孔
2a 開口部 2b 底部
3 バネ 4 磁気ヘッド
5 逆走防止部
C1 磁気カード

Claims (4)

  1. 磁気カードを挿し込んで保持する磁気カード保持孔を有する筐体と、
    前記磁気カード保持孔に設けられている磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドよりも前記磁気カード保持孔の底部側に設けられている磁気カード押戻手段と、
    前記磁気ヘッドよりも前記磁気カード保持孔の開口部側に設けられている逆走防止部と、を備え、
    前記磁気カードは、スタートマークと、記憶部と、エンドマークとを含み、
    前記磁気カード押戻手段は、前記磁気カードが前記磁気カード保持孔に挿し込まれた後で、前記磁気カードを押し戻し、
    前記逆走防止部は、前記磁気カードが前記磁気カード保持孔に挿し込まれるときに、前記磁気カードを通過させ、前記磁気カードが前記磁気カード押戻手段によって押し戻されるときに、前記磁気カードの進行を止め
    前記磁気ヘッドは、前記磁気カードが前記磁気カード保持孔に挿し込まれるときに、前記スタートマークと、前記記憶部と、前記エンドマークとを、この順に読み取り、
    前記磁気ヘッドは、前記磁気カードが前記磁気カード押戻手段によって押し戻されるときに、少なくとも前記エンドマークを読み取
    磁気カードリーダ。
  2. 前記磁気ヘッドは、前記磁気カードが前記磁気カード押戻手段によって押し戻されるときに、前記エンドマークと、前記記憶部の少なくとも一部と、を読み取る
    ことを特徴とする請求項に記載の磁気カードリーダ。
  3. 判定部をさらに含み、
    前記判定部は、
    前記磁気カードが前記磁気カード保持孔に挿し込まれるときに前記磁気ヘッドに読み取られた前記記憶部の情報の一部と、
    前記磁気カードが前記磁気カード押戻手段によって押し戻されるときに前記磁気ヘッドに読み取られた前記記憶部の情報の少なくとも一部が同じか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の磁気カードリーダ。
  4. 磁気カードリーダと、前記磁気カードリーダに接続される端末装置と、を備え、
    前記磁気カードリーダは、
    磁気カードを挿し込んで保持する磁気カード保持孔を有する筐体と、
    前記磁気カード保持孔に設けられている磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドよりも前記磁気カード保持孔の底部側に設けられている磁気カード押戻手段と、
    前記磁気ヘッドよりも前記磁気カード保持孔の開口部側に設けられている逆走防止部と、を備え、
    前記磁気カードは、スタートマークと、記憶部と、エンドマークとを含み、
    前記磁気カード押戻手段は、前記磁気カードが前記磁気カード保持孔に挿し込まれた後で、前記磁気カードを押し戻し、
    前記逆走防止部は、前記磁気カードが前記磁気カード保持孔に挿し込まれるときに、前記磁気カードを通過させ、前記磁気カードが前記磁気カード押戻手段によって押し戻されるときに、前記磁気カードの進行を止め
    前記磁気ヘッドは、前記磁気カードが前記磁気カード保持孔に挿し込まれるときに、前記スタートマークと、前記記憶部と、前記エンドマークとを、この順に読み取り、
    前記磁気ヘッドは、前記磁気カードが前記磁気カード押戻手段によって押し戻されるときに、少なくとも前記エンドマークを読み取
    ユーザ認証システム。
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