JP2018055557A - カードリーダおよびカードリーダの制御方法 - Google Patents

カードリーダおよびカードリーダの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】挿入口へのカードの挿入を検出する検出手段の故障が原因でカードの挿入が検出されなかった場合でも、カードの処理を継続することのできるカードリーダを提供すること。【解決手段】カードリーダ1は、カード挿入口50にカード2が挿入されたことを検出する第1検出機構11と、カード2の挿入方向側Fの端部20がカード通路6の奥側F0に到達したことを検出する第2検出機構12とを有している。第1検出機構11がカード挿入口50にカード2を挿入したことを検出しなかったときでも、磁気ヘッド3が磁気信号を検出したとき、または第1検出機構11がカード挿入口50にカード2を挿入したことを検出しなかったときでも第2検出機構12がカード2の奥側F0への到達を検出したときには、カード2の処理を継続する。【選択図】図1

Description

本発明は、カードリーダおよびカードリーダの制御方法に関するものである。
情報が記録された磁気記録層を備えたカードを処理するカードリーダには、カード挿入口と、カード挿入口から延在するカード通路と、カード挿入口から挿入されたカードの情報の再生を行う磁気ヘッドとが設けられている。また、カードリーダには、カード挿入口にカードが挿入されたことを検出する第1検出手段と、カードの挿入方向側の端部がカード通路の奥側に到達したことを検出する第2検出手段とが設けられており、第1検出手段によってカードの挿入が検出された後、第2検出手段によってカードが奥まで到達したことが検出された際には、磁気ヘッドで検出された情報の処理等が行われる(例えば、特許文献1参照)。また、カードの処理が終了した後、手動でカードを引き出した際、第1検出手段によってカードが無いと検出された場合にはカードの置き忘れがないと判定することができる。
特開2011−113209号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、カード挿入口からカードを適正に挿入したにもかかわらず、第1検出手段の故障によってカードの挿入が検出されなかった場合、カードの処理が継続されないため、不便である。
以上の問題点に鑑みて、本発明に課題は、挿入口へのカードの挿入を検出する検出手段の故障が原因でカードの挿入が検出されなかった場合でも、カードの処理を継続することのできるカードリーダを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、情報が記録された磁気記録層を備えたカードが挿入されるカード挿入口と、前記カード挿入口から延在するカード通路と、前記カード挿入口から挿入された前記カードの前記磁気記録層から少なくとも情報の再生を行う磁気ヘッドとを有し、前記カードの前記カード挿入口からの挿入および排出が手動で行われるカードリーダであって、前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出する第1検出手段と、前記カードの挿入方向側の端部が前記カード通路の奥側に到達したことを検出する第2検出手段と、制御手段とを有し、前記制御手段は、前記第1検出手段が前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出しなかったときに前記磁気ヘッドが磁気信号を検出したとき、または前記第1検出手段が前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出しなかったときに前記第2検出手段が前記カードの到達を検出したときには、前記カードの処理を継続することを特徴とする。
本発明に係るカードリーダでは、第1検出手段がカード挿入口にカードが挿入されたことを検出しないときでも、磁気ヘッドが磁気信号を検出したとき、または第2検出手段がカードの到達を検出したときには、カードの処理を継続する。このため、カード挿入口からカードを適正に挿入したにもかかわらず、第1検出手段の故障によってカードの挿入が検出されなかった場合でも、カードの処理を継続することができる。
また、本発明は、情報が記録された磁気記録層を備えたカードが挿入されるカード挿入口と、前記カード挿入口から延在するカード通路と、前記カード挿入口から挿入された前記カードの前記磁気記録層から少なくとも情報の再生を行う磁気ヘッドとを有し、前記カードの前記カード挿入口からの挿入および排出が手動で行われるカードリーダの制御方法であって、前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出する第1検出手段で前記カードの挿入が検出されたか否かを判断する第1判断工程と、前記カードの挿入方向側の端部が前記カード通路の奥側に到達したことを検出する第2検出手段で前記カードの到達が検出されたか否かを判断する第2判断工程とを行い、前記第1判断工程で前記第2検出手段が前記カードの挿入を検出しなかったと判断したときに前記磁気ヘッドが磁気信号を検出したとき、または前記第1判断工程で前記第2検出手段が前記カードの挿入を検出しなかったと判断したときに前記第2判断工程で前記第2検出手段が前記カードの到達を検出したと判断したときには、前記カードの処理を継続することを特徴とする。
本発明に係るカードリーダの制御方法では、第1検出手段がカード挿入口にカードが挿入されたことを検出しないときでも、磁気ヘッドが磁気信号を検出したとき、または第2検出手段がカードの到達を検出したときには、カードの処理を継続する。このため、カード挿入口からカードを適正に挿入したにもかかわらず、第1検出手段の故障によってカードの挿入が検出されなかった場合でも、カードの処理を継続することができる。
本発明に係るカードリーダおよびカードリーダの制御方法において、前記第1検出手段は、前記カード挿入口に挿入された前記カードと当接して変位するセンシング用可動部材と、前記センシング用可動部材の変位を検出する光学式センサと、を有している態様を採用することができる。かかる態様を採用した場合、センシング用可動部材の摩耗等が発生した場合に、カード挿入口からカードを適正に挿入したにもかかわらず、カードが挿入されなかったとの誤検出が発生しやすいが、本発明によれば、かかる誤検出が発生してもカードの処理を継続することができる。
本発明に係るカードリーダおよびカードリーダの制御方法において、前記カードの一方面にはIC端子が形成され、前記カードの前記端部が前記カード通路の奥側に到達したときに前記IC端子に当接するIC接点が設けられている態様を採用することができる。
本発明に係るカードリーダにおいて、前記第1検出手段が前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出しないときに前記磁気ヘッドが磁気信号を検出した現象が発生した回数、前記第1検出手段が前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出しないときに前記第2検出手段が前記カードの奥側への到達を検出した現象が発生した回数、および前記第1検出手段が前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出しないときに前記磁気ヘッドが磁気信号を検出した現象および前記第2検出手段が前記カードの奥側への到達を検出した現象の少なくとも一方が発生した回数のうちの少なくとも1つを記憶しておく記憶部を有する態様を採用することができる。かかる態様によれば、第1検出手段での故障の発生を報知することができる。
本発明に係るカードリーダの制御方法において、前記第1検出手段が前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出しないときに前記磁気ヘッドが磁気信号を検出した現象が発生した回数、前記第1検出手段が前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出しないときに前記第2検出手段が前記カードの奥側への到達を検出した現象が発生した回数、および前記第1検出手段が前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出しないときに前記磁気ヘッドが磁気信号を検出した現象および前記第2検出手段が前記カードの奥側への到達を検出した現象の少なくとも一方が発生した回数のうちの少なくとも1つを記憶部に記憶しておく態様を採用することができる。かかる態様によれば、
第1検出手段での故障の発生や第1検出工程でのカードリーダ側での不具合の発生を報知することができる。
本発明に係るカードリーダおよび制御方法では、第1検出手段がカード挿入口にカードが挿入されたことを検出しないときでも、磁気ヘッドが磁気信号を検出したとき、または第2検出手段がカードの到達を検出したときには、カードの処理を継続する。このため、カード挿入口からカードを適正に挿入したにもかかわらず、第1検出手段の故障によってカードの挿入が検出されなかった場合でも、カードの処理を継続することができる。
本発明を適用したカードリーダの平面的構成の一例を模式的に示す説明図である。 図1に示すカードリーダの制御部に関連する構成を示すブロック図である。 図1に示すカードリーダにおけるカードの挿入時の制御フローの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(カードリーダ1の全体構成)
図1は、本発明を適用したカードリーダ1の平面的構成の一例を模式的に示す説明図である。図1に示すカードリーダ1は、カード挿入口50を形成するフレーム5にカード2の挿入方向側Fに入り込んだ形状のカード挿入・取出用の凹部51が設けられている。かかるカードリーダ1では、凹部51からカード2をカード挿入口50よりカード停止位置まで手動で挿入し、その後、カード2を手動で引き抜く。カードリーダ1の内部には、カード挿入口50に繋がるカード通路6が形成されている。
カードリーダ1は、フレーム5の両側でカード2を挿入する際にカード2をガイドするガイド59と、凹部51の側方に配置された磁気ヘッド3とを有している。また、カードリーダ1は、凹部51に対して磁気ヘッド3とは反対側に付勢部材7を備えており、付勢部材7は、カード2を磁気ヘッド3側のガイド59に付勢する。付勢部材7において、カード2の排出方向側Bの端部7aは、カード挿入口50よりも奥側F0(挿入方向側F)にある。このため、カード2を挿入した際、カード2は、ガイド59により両側部がガイドされるので、カード2の挿入向きを容易に適正に定めることができる。
付勢部材7は、カード2の挿入完了位置近傍を支持軸71として回転可能に支持されたレバー72と、レバー72をカード2側に付勢する付勢手段73とを備えている。付勢手段73は、たとえば、引っ張りコイルばねからなる。付勢部材7の手前側B0(排出方向側B)の端部7aは、カード挿入口50と磁気ヘッド3との間に位置している。このため、カード2を挿入して付勢部材7に当接した後に磁気ヘッド3により検出されるので、磁気ヘッド3での検出時にはカード2の移動速度は略一定となる。
カード2は、例えば、厚さが0.7〜0.8mm程度の矩形状の塩化ビニール製カード、厚さが0.18〜0.36mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)製カード、あるいは紙製カードである。カード2の一方面には、磁気情報が記録される磁気ストライプ210が磁気記録層21として形成されている。また、カード2の一方面または他方面には、ICチップ22が固定されており、かかるICチップ22にはIC端子23が接続されている。このため、カードリーダ1は、カード2の挿入方向側Fの端部20がカード通路6の奥側F0に到達したときにIC端子23に当接するIC接点4を有している。
IC接点4は、カード通路6の奥側F0(挿入方向側F)に配置されたIC接点ブロック40に固定されており、IC接点ブロック40は、付勢部材(図示せず)に付勢されている。このため、IC接点ブロック40は、カード2の端部20に押されると、IC接点4がカード2に接近する方向に移動し、IC接点4がIC端子23に当接する。そして、カード2が引き抜かれると、IC接点ブロック40は、付勢部材に付勢力によって移動する。その結果、IC接点4は、カード2から離間する方向に移動し、IC端子23から離れる。
このように構成したカードリーダ1は、カード2がカード挿入口50から挿入されたことを検出するための第1検出機構11(フロント検出機構)と、カード2がカード通路6の奥側F0に到達したことを検出するための第2検出機構12(リア検出機構)と、カードリーダ1を制御するための制御部13(図2参照)とを備えている。
(第1検出機構11の構成)
第1検出機構11は、付勢部材7を利用して構成されており、カード挿入口50からカード2が挿入されたことを検出する第1検出手段を構成している。また、カード2の処理が終了した後、手動でカード2を引き出した際、第1検出機構11によってカード2が無いと検出された場合にはカード2の置き忘れがないと判定して次の動作に移行する一方、第1検出機構11によってカード2が有ると検出された場合にはカード2の置き忘れがあると判定して、カードリーダ1は、その旨の報知等を行う。
第1検出機構11は、レバー72がカード2に押圧された際の変位を監視する機械式の検出手段である。従って、レバー72は、センシング用可動部材として利用されている。第1検出機構11は第1センサ111を有している。第1センサ111は、レバー72の変位を検出する光学式センサであり、発光素子および受光素子(図示せず)を備えている。
かかる第1検出機構11においては、例えば、カード挿入口50からカード2が挿入されていないとき、レバー72に設けた遮光板が第1センサ111の発光素子と受光素子との間を遮っていない。これに対して、カード挿入口50からカード2が挿入されて、レバー72が変位すると、レバー72の遮光板は、第1センサ111の発光素子と受光素子との間を遮る。従って、第1検出機構11では、第1センサ111での検出結果に基づいてカード挿入口50からカード2が挿入されたか否かが検出される。その際、磁気ヘッド3は、第1検出機構11の検出結果にかかわらず、カード挿入口50からカード2が挿入された際には、カード2が磁気ヘッド3に対して摺動するので、磁気ヘッド3に磁気信号が入力される。
(第2検出機構12の構成)
第2検出機構12は、カード2の端部20がカード通路6の奥側F0に到達したことを検出する第2検出手段を構成している。本形態において、第2検出機構12は、IC接点ブロック40がカード2の端部20に押圧された際の変位を監視する機械式の検出手段であり、第2センサ121を有している。第2センサ121は、IC接点ブロック40の変位を検出する光学式センサであり、発光素子および受光素子(図示せず)を備えている。
かかる第2検出機構12においては、カード2の端部20がカード通路6の奥側F0に到達していないときには、IC接点ブロック40と一体に変位する遮光板が第2センサ121の発光素子と受光素子との間を遮っていない。これに対して、カード2の端部20がカード通路6の奥側F0に到達して、IC接点ブロック40が変位すると、IC接点ブロック40の遮光板は、第2センサ121の発光素子と受光素子との間を遮る。従って、第
2検出機構12では、第2センサ121での検出結果に基づいてカード2の端部20がカード通路6の奥側F0に到達したか否かが検出される。
(制御部13の構成)
図2は、図1に示すカードリーダ1の制御部13に関連する構成を示すブロック図である。図2に示すように、カードリーダ1には、カードリーダ1を制御する制御手段である制御部13が設けられている。制御部13には、磁気ヘッド3、およびIC接点4が接続されている。また、制御部13には、第1センサ111と第2センサ121とが接続されており、第1センサ111からの出力信号と第2センサ121からの出力信号とが入力される。さらに、制御部13には、カードリーダ1が搭載される上位装置を制御する上位制御部10が接続されている。また、制御部13には、後述する縮退動作を行った回数を記憶しておく記憶部14が接続しており、記憶部14は不揮発メモリ140からなる。
(カードリーダ1の正常時の基本動作)
図2において、制御部13は、第1検出機構11の第1センサ111からの出力を定期的に監視し、第1検出機構11がカード2のカード挿入口50への挿入を検出したか否かを判断する。かかる工程が、本発明における第1判断工程である。また、制御部13は、第2検出機構12の第2センサ121からの出力を定期的に監視し、第2検出機構12がカード通路6の奥側へのカード2の到達を検出したか否かを判断する。かかる工程が、本発明における第2判断工程である。
ここで、第1検出機構11に不具合が発生していなければ、第1検出機構11では、カード2のカード挿入口50への挿入によってレバー72が変位するので、制御部13は、第1センサ111からの出力に基づいて、第1検出機構11がカード2のカード挿入口50への挿入を検出したと判断する。その際、カード2は、挿入時の移動によって磁気ヘッド3に対して摺動するので、制御部13は、磁気ヘッド3を制御し、カード2の磁気記録層21から情報を再生させる。
一方、カード2を奥側F0まで押し込むと、第2検出機構12では、IC接点ブロック40が変位するので、制御部13は、第2センサ121からの出力に基づいて、第2検出機構12がカード通路6の奥側F0へのカード2の到達を検出したことを判断する。その際、IC接点4がIC端子23に当接するので、制御部13は、IC接点4を介してカード2のICチップ22との通信を実行する。
(カードリーダ1の異常時の縮退動作)
図3は、図1に示すカードリーダ1における縮退動作の一例を示すフローチャートである。本形態のカードリーダ1では、第1検出機構11に不具合が発生している場合、図3に示す縮退動作を行う。
まず、制御部13は、ステップST1において、第1検出機構11の第1センサ111からの出力を定期的に監視するとともに、第2検出機構12の第2センサ121からの出力を定期的に監視する。そして、ステップST2(第1判断工程)において、制御部13は、第1検出機構11がカード2のカード挿入口50への挿入を検出したか否かを判断する。
かかるステップST2での判断において、制御部13が、第1検出機構11がカード2の挿入を検出したと判断したとき(第1センサ111がオン)、制御部13は、カード2のカード挿入口50への挿入があったとして、ステップST3において、磁気ヘッド3によるカード2の磁気記録層21からの情報の再生や、IC接点4によるカード2のICチップ22との通信等の内部制御を行うとともに、その内容を上位の制御手段に通知する等
、カード2に対する処理を継続する。
これに対して、ステップST2(第1判断工程)での判断において、制御部13が、第1検出機構11がカード2の挿入を検出したと判断しなかったとき(第1センサ111がオフ)、制御部13は、ステップST4において、磁気ヘッド3に磁気信号が入力されているかを判断する。
かかるステップST4での判断において、制御部13が、磁気ヘッド3に磁気信号が入力されていると判断したとき、制御部13は、ステップST3において、第1検出機構11によってカード2のカード挿入口50への挿入が検出されたとみなして、磁気ヘッド3によるカード2の磁気記録層21からの情報の再生や、IC接点4によるカード2のICチップ22との通信等の内部制御を行うとともに、その内容を上位の制御手段に通知する等、カード2に対する処理を継続する。
これに対して、ステップST4での判断において、制御部13が、磁気ヘッド3に磁気信号が入力されていると判断しなかったときには、制御部13は、ステップST5(第2判断工程)において、第2検出機構12がカード通路6の奥側F0へのカード2の到達を検出したか否かを判断する。
かかるステップST5での判断において、制御部13が、第2検出機構12がカード通路6の奥側F0へのカード2の到達を検出したと判断したときには(第2センサ121がオン)、制御部13は、ステップST3において、第1検出機構11によってカード2のカード挿入口50への挿入が検出されたとみなして、磁気ヘッド3によるカード2の磁気記録層21からの情報の再生や、IC接点4によるカード2のICチップ22との通信等の内部制御を行うとともに、その内容を上位の制御手段に通知する等、カード2に対する処理を継続する。
これに対して、ステップST5での判断において、制御部13が、第2検出機構12がカード通路6の奥側F0へのカード2の到達を検出したと判断しなかったときには(第2センサ121がオフ)、制御部13は、ステップST6において、カード2の磁気記録層21から情報を再生させる等の内部制御を行わず、その旨を上位の制御手段に通知する。
上記の動作を繰り返し行った際、制御部13は、第1検出機構11がカード挿入口50にカード2が挿入されたことを検出しないときに、磁気ヘッド3が磁気信号を検出する現象、および第2検出機構12がカード2の奥側への到達を検出する現象の少なくとも一方が発生した回数を記憶部14(図2参照)に記憶させておく。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、第1検出機構11がカード挿入口50にカード2が挿入されたことを検出しないときでも、磁気ヘッド3が磁気信号を検出したとき、または第2検出機構12がカード2の奥側F0への到達を検出したときには、カード2の処理を継続する。このため、カード挿入口50からカード2を適正に挿入したにもかかわらず、第1検出機構11でのレバー72の摩耗や第1センサ111での断線等の故障によってカード2の挿入が検出されなかった場合でも、カード2の処理を継続することができる。
特に本形態において、第1検出機構11は、カード2が接触するレバー72を利用した機械式の検出手段である。そのため、発光素子と受光素子との間をカード2が遮ることでカード2を検出する光学式の検出手段では検出が困難な透明なカード2、角が丸くなっているカード2、規格外のカード2等であっても、第1検出機構11で適切に検出することが可能になる。その一方、カード2に接触するレバー72は、カード2との接触によって
摩耗するため、第1検出機構11に異常が生じやすくなるが、本形態では、上述のように、第1検出機構11の異常に対して適切な縮退動作を行うことができる。
また、制御部13は、第1検出機構11がカード挿入口50にカード2が挿入されたことを検出しないときに、磁気ヘッド3が磁気信号を検出する現象、および第2検出機構12がカード2の奥側F0への到達を検出する現象の少なくとも一方が発生した回数を記憶部14に記憶させておく。従って、記憶部14に記憶されている回数が、例えば予め設定されている回数に到達した際には、第1検出機構11に不具合が発生している可能性が高いと判断することができる。なお、制御部13は、第1検出機構11がカード挿入口50にカード2が挿入されたことを検出しないときに磁気ヘッド3が磁気信号を検出する現象が発生した回数、および第1検出機構11がカード挿入口50にカード2が挿入されたことを検出しないときに第2検出機構12がカード2の奥側F0への到達を検出する現象が発生した回数の各々を記憶部14に記憶させてもよい。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
例えば、上記実施の形態では、カード2のカード挿入口50への挿入があったとした場合、磁気ヘッド3によってカード2の磁気記録層21から情報を再生させる等の内部制御を行うとともに、その内容を上位の制御手段に通知したが、カード2のカード挿入口50への挿入があったとした場合にIC接点4での検出結果を上位の制御手段に通知するような構成の場合に本発明を適用してもよい。
上記の実施の形態において、第1検出機構11および第2検出機構12は、機械式の検出手段であったが、第1検出機構11および第2検出機構12の一方または双方が、発光素子と受光素子との間をカード2が遮ることでカード2を検出する光学式の検出手段であってもよい。また、上記の実施の形態では、第1検出機構11および第2検出機構12は、光センサを用いた検出手段であったが、第1検出機構11および第2検出機構12の一方または双方が、レバーやマイクロスイッチ等の機械式のセンサであってもよい。
上記の実施の形態において、カードリーダ1は、カード2が内部に挿入されたことを検出するための第1検出機構11および第2検出機構12の2個の検出機構を備えている。この他にもたとえば、カードリーダ1は、カード2が内部に挿入されたことを検出するための3個以上の検出機構を備えていてもよい。
上記の実施の形態において、カードリーダ1は、所定の上位装置に搭載されて使用されていたが、カードリーダ1は、いわゆるスタンドアローン型のカードリーダ(すなわち、上位装置に搭載されずに使用されるカードリーダ)であってもよい。
上記の実施の形態において、カード2には、磁気記録層21およびICチップ22が設けられていたが、ICチップ22が設けられておらず、磁気記録層21のみが設けられていてもよい。また、カード2には、通信用のアンテナが内蔵されてもよいし、カード2の表面に印字が行われていてもよい。
1…カードリーダ、2…カード、3…磁気ヘッド、4…IC接点、5・・・フレーム、6…カード通路、7…付勢部材、10…上位制御部、11…第1検出機構、12…第2検出機構、13…制御部、14…記憶部、20…端部、21…磁気記録層、22…ICチップ、23…IC端子、50…カード挿入口、51…凹部、40…IC接点ブロック、72
…レバー(センシング用可動部材)、111…第1センサ、121…第2センサ、140…不揮発メモリ、210…磁気ストライプ、B…排出方向側、B0…手前側、F…挿入方向側、F0…奥側

Claims (8)

  1. 情報が記録された磁気記録層を備えたカードが挿入されるカード挿入口と、前記カード挿入口から延在するカード通路と、前記カード挿入口から挿入された前記カードの前記磁気記録層から少なくとも情報の再生を行う磁気ヘッドとを有し、前記カードの前記カード挿入口からの挿入および排出が手動で行われるカードリーダであって、
    前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出する第1検出手段と、
    前記カードの挿入方向側の端部が前記カード通路の奥側に到達したことを検出する第2検出手段と、
    制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記第1検出手段が前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出しなかったときに前記磁気ヘッドが磁気信号を検出したとき、または前記第1検出手段が前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出しなかったときに前記第2検出手段が前記カードの到達を検出したときには、前記カードの処理を継続することを特徴とするカードリーダ。
  2. 前記第1検出手段は、前記カード挿入口に挿入された前記カードと当接して変位するセンシング用可動部材と、前記センシング用可動部材の変位を検出する光学式センサと、を有していることを特徴とする請求項1に記載のカードリーダ。
  3. 前記カードの一方面にはIC端子が形成され、
    前記カードの前記端部が前記カード通路の奥側に到達したときに前記IC端子に当接するIC接点が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のカードリーダ。
  4. 前記第1検出手段が前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出しないときに前記磁気ヘッドが磁気信号を検出した現象が発生した回数、前記第1検出手段が前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出しないときに前記第2検出手段が前記カードの奥側への到達を検出した現象が発生した回数、および前記第1検出手段が前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出しないときに前記磁気ヘッドが磁気信号を検出した現象および前記第2検出手段が前記カードの奥側への到達を検出した現象の少なくとも一方が発生した回数のうちの少なくとも1つを記憶しておく記憶部を有することを特徴とする請求項1から3までの何れか一項に記載のカードリーダ。
  5. 情報が記録された磁気記録層を備えたカードが挿入されるカード挿入口と、前記カード挿入口から延在するカード通路と、前記カード挿入口から挿入された前記カードの前記磁気記録層から少なくとも情報の再生を行う磁気ヘッドとを有し、前記カードの前記カード挿入口からの挿入および排出が手動で行われるカードリーダの制御方法であって、
    前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出する第1検出手段で前記カードの挿入が検出されたか否かを判断する第1判断工程と、
    前記カードの挿入方向側の端部が前記カード通路の奥側に到達したことを検出する第2検出手段で前記カードの到達が検出されたか否かを判断する第2判断工程と
    を行い、
    前記第1判断工程で前記第2検出手段が前記カードの挿入を検出しなかったと判断したときに前記磁気ヘッドが磁気信号を検出したとき、または前記第1判断工程で前記第2検出手段が前記カードの挿入を検出しなかったと判断したときに前記第2判断工程で前記第2検出手段が前記カードの到達を検出したと判断したときには、前記カードの処理を継続することを特徴とするカードリーダの制御方法。
  6. 前記第1検出手段は、前記カード挿入口に挿入された前記カードと当接して変位するセ
    ンシング用可動部材と、前記センシング用可動部材の変位を検出する光学式センサと、を有していることを特徴とする請求項5に記載のカードリーダの制御方法。
  7. 前記カードの一方面にはIC端子が形成され、
    前記カードの前記端部が前記カード通路の奥側に到達したときに前記IC端子に当接するIC接点が設けられていることを特徴とする請求項5または6に記載のカードリーダの制御方法。
  8. 前記第1検出手段が前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出しないときに前記磁気ヘッドが磁気信号を検出した現象が発生した回数、前記第1検出手段が前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出しないときに前記第2検出手段が前記カードの奥側への到達を検出した現象が発生した回数、および前記第1検出手段が前記カード挿入口に前記カードが挿入されたことを検出しないときに前記磁気ヘッドが磁気信号を検出した現象および前記第2検出手段が前記カードの奥側への到達を検出した現象の少なくとも一方が発生した回数のうちの少なくとも1つを記憶部に記憶しておくことを特徴とする請求項5から7までの何れか一項に記載のカードリーダの制御方法。
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