JPH0643193B2 - 自動車のエア−スポイラ取付構造 - Google Patents

自動車のエア−スポイラ取付構造

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JPH0643193B2
JPH0643193B2 JP60240632A JP24063285A JPH0643193B2 JP H0643193 B2 JPH0643193 B2 JP H0643193B2 JP 60240632 A JP60240632 A JP 60240632A JP 24063285 A JP24063285 A JP 24063285A JP H0643193 B2 JPH0643193 B2 JP H0643193B2
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JP
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recess
air spoiler
support bracket
side wall
trunk lid
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裕 大村
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車のエアースポイラ取付構造に係り、特に
車体の後部パネルに回動可能に取付けられてなるエアー
スポイラ取付構造の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のエアースポイラの取付構造としては、例
えば、第5図および第6図に示すものが知られている
(実開昭59−32531号参照)。
これは車体の後部パネルとしてのトランクリッド1の後
端に断面略三角形状のエアースポイラ2を車幅方向に配
設し、その両側部をトランクリッド1にボルト3固定し
た支持ブラケット4に回動可能にピン5支持させたもの
である。
このようにして取付けられたエアースポイラ2は、スプ
リング力又は電気的駆動手段によって回動し、停車時又
は低速走行時には前下がりとなって前端部がトランクリ
ッド1の上面に当接してあるが、高速走行に移る時に
は、第6図での仮想線のように前端部を浮き上がらせ、
それによって走行安定性と空気抵抗の減少による燃費向
上を図ることができるようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来における自動車のエアースポイ
ラ取付構造にあっては、エアースポイラ2がトランクリ
ッド1の上面から突出しているのに加えて両側部が一対
の支持ブラケット4によって回動可能に支持されている
ことから、例えば走行振動などによって支持ブラケット
4の取付用のボルト3が緩んでしまったり、また車両の
後面衝突などによって支持ブラケット4が破損したよう
な場合、エアースポイラ2がトランクリッド1から外れ
て飛散するおそれがあった。
本発明は、上述の観点に立ってなされたものであって、
エアースポイラの取付部などが緩んだり、破損したとし
てもエアースポイラが飛散することのない自動車のエア
ースポイラ取付構造を提供することを目的とするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明による自動車のエアー
スポイラ取付構造は、自動車後部の車体パネル(7)に
車幅方向へ延びる凹所(8)を形成し、この凹所内にエ
アースポイラ(20)を配置して上記車体パネル(7)
の一部を形成させ、上記凹所(8)を形成する壁面に、
上記エアースポイラ(20)を回動可能かつ上記凹所
(8)から出没自在に動作させる駆動機構(27,2
8)を取付けた支持ブラケット(16)を止着し、上記
凹所(8)を形成する前後側壁(10,12)の、前側
壁(10)の下端部(15)と後側壁(12)の張出部
(14)との間の間隔を、上記支持ブラケット(16)
の幅よりも狭く形成して、上記支持ブラケット(16)
を車体側方から上記凹所(8)へ差し込む際のブラケッ
ト差込用ガイドを形成させたことを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
本発明による自動車のエアースポイラ取付構造は、上記
構成により、エアースポイラ(20)を車体側の凹所
(8)に取り付けている支持ブラケット(16)が、止
着させているボルトまたはネジ等の止着具が緩んだり、
破損したりして、凹所(8)の壁面から外れたとして
も、ブラケット差込用ガイドを形成させた前側壁(1
0)の下端部(15)と後側壁(12)の張出部(1
4)との間が、上記支持ブラケット(16)の幅よりも
狭い間隔に形成されているため、支持ブラケット(1
6)が凹所(8)から飛び出してエアースポイラ(2
0)を飛散させることがなく、車体側にエアースポイラ
(20)を保持させた状態を維持することができるよう
になる。
〔実施例〕
以下添付図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図乃至第4図に示す本発明の一実施例において、樹
脂製のトランクリッド7の後端部には車幅方向に延びる
凹所8が形成される。この凹所8はトランクリッド7の
成形時に一体に形成されるもので、トランクリッド7の
上面9から斜め前方に落ち込む前側壁10とトランクリ
ッド7の後面11に続く湾曲形状の後側壁12と、この
後側壁12の下端部からトランクリッド7の上面9の裏
側に当接する底壁13とで断面略三角形状に形成され
る。そして、後側壁12の下部には、凹所8内に突出形
成された張出部14が一体的に設けられており、この張
出部14および前側壁10の下端部15とで後述する支
持ブラケット16の上方移動規制用のストッパ部として
いる。また、底壁13の車幅方向の略中央部には支持ブ
ラケット16取付用の4個のボルト挿通孔17が穿設さ
れている。尚、トランクリッド7の裏面側に配設された
レインフォース18にも、上記底壁13のボルト挿通孔
17に対応した部位に作業孔19が穿設されている。一
方、上記凹所8内に配置されるエアースポイラ20は、
凹所8の溝長寸法と略同一長さの樹脂製の筒体によって
形成される。この筒体の断面形状は、凹所8の断面形状
に略対応させたものとなっていて、第2図および第3図
に示すようにエアースポイラ20をトランクリッド7の
後端部に配設したときに、その上壁21の表面がトラン
クリッド7の上面9および後面11と滑らかに接続さ
れ、トランクリッド7の一部を形成する。また、エアー
スポイラ20は、上記の上壁21と共に凹所8の前側壁
10、後側壁12および底壁13の各壁面に沿う前部側
壁22、後部側壁23および下壁24とで閉断面を形成
するが、下壁24の略中央部分には切欠部25が形成さ
れており、この切欠部25に前述したエアースポイラ2
0取付用の支持ブラケット16が配置される。この支持
ブラケット16は矩形状の板からなり、上記凹所8のボ
ルト挿通孔17に対応して4箇所の隅部にネジ孔26が
設けられている。そして、支持ブラケット16の上面に
は駆動機構としてのモータ27と可変ギヤ部28とが設
置され、この可変ギヤ部28の伝達軸部29にエアース
ポイラ20の裏面に沿って設けられたレインフォース3
0の一端部を回動可能に支持させている。
このようにして支持ブラケット16に取付けられた状態
でエアースポイラ20をトランクリッド7の凹所8に配
設するには、トランクリッド7の側端部から凹所8内に
エアースポイラ20を差し込み、更に支持ブラケット1
6を凹所8の底壁13に沿って中央部分まで差し込む。
この場合、凹所8では、底壁13と後側壁12に形成さ
れた張出部14との間および底壁13と前側壁10の下
端部15との間が支持ブラケット16差込用のガイドと
して機能し、この差し込みがスムーズに行なえる。次に
支持ブラケット16のネジ孔26と底壁13のボルト挿
通孔17とを位置合わせし、インナレインフォース18
の作業孔19からボルト挿通孔17内に挿入した取付ボ
ルト31を支持ブラケット16のネジ孔26に螺合させ
て支持ブラケット16を底壁13に固定する。
このようにして取付けられたエアースポイラ20は、第
2図に示すように、トランクリッド7閉時には、その左
右両側端部の開口がリヤフェンダ32によって隠される
ため、トランクリッド7の一部を形成する場合の一体感
が高められる他、高速走行時には駆動機構を作動させる
ことによって上方に回動し、第3図に仮想線で示すよう
にトランクリッド7の上面9から突出して走行安定性を
高めることができる。また、第4図に示すように走行振
動などによる取付ボルト31の緩みや、車両後面衝突な
どによる衝撃力によって取付ボルト31が脱落してしま
ったとしても、支持ブラケット16は、その上方に設定
されている張出部14および前側壁10の下端部15に
突き当たることによって上方への移動が規制されるの
で、エアースポイラ20が凹所8から飛び出すといった
こともなく、安全性が確保される。尚、エアースポイラ
20の前縁部および後縁部の隙間33,34から凹所8
内に浸入した雨水等は凹所8の両側端部から車外に排出
される。
上記実施例では支持ブラケット16のストッパ部を凹所
8の長手方向全体に設けた例につき説明したが、このス
トッパ部は少なくとも支持ブラケット16の配設部位の
みに形成されていてもよく、また別部材を取付けたもの
であってもよい。また、トランクリッド7は鋼板製のも
のであってもよく、更にバックドアに取付けられるエア
ースポイラにも適用できることは勿論である。
〔効果〕 以上説明したように、本発明に係るエアースポイラ取付
構造によれば、走行振動による止着具の緩み、車両衝突
等によってエアースポイラ取付用の支持ブラケット(1
6)が凹所(8)の壁面から外れたとしても、ブラケッ
ト差込用ガイドを形成させた前側壁(10)の下端部
(15)と後側壁(12)の張出部(14)との間が、
支持ブラケット(16)の幅よりも狭い間隔に形成され
ているため、支持ブラケット(16)が凹所(8)から
飛び出してエアースポイラ(20)を飛散させるような
ことがなく、車体側にエアースポイラ(20)を保持さ
せた状態を維持することができ、エアースポイラ(2
0)を装備した車両の安全性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動車のエアースポイラ取付構造
の一実施例を示す分解斜視図、第2図はエアースポイラ
取付状態を示す自動車後部の斜視図、第3図は第2図中
III−III線断面図、第4図は取付ボルト離脱時の状態を
示す第3図と同様の断面図、第5図は従来における自動
車のエアースポイラ取付構造の一例を示す自動車後部の
斜視図、第6図は第5図中VI−VI線断面図である。 1,7……トランクリッド(車体パネル) 2,20……エアースポイラ 4,16……支持ブラケット 8……凹所 10……前側壁 12……後側壁 13……底壁 14……後側壁の張出部 15……前側壁の下端部 27……モータ(駆動機構) 28……可変ギヤ部(駆動機構)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車後部の車体パネル(7)に車幅方向
    へ延びる凹所(8)を形成し、 この凹所内にエアースポイラ(20)を配置して上記車
    体パネル(7)の一部を形成させ、 上記凹所(8)を形成する壁面に、上記エアースポイラ
    (20)を回動可能かつ上記凹所(8)から出没自在に
    動作させる駆動機構(27,28)を取付けた支持ブラ
    ケット(16)を止着し、 上記凹所(8)を形成する前後側壁(10,12)の、
    前側壁(10)の下端部(15)と後側壁(12)の張
    出部(14)との間の間隔を、上記支持ブラケット(1
    6)の幅よりも狭く形成して、上記支持ブラケット(1
    6)を車体側方から上記凹所(8)へ差し込む際のブラ
    ケット差込用ガイドを形成させた ことを特徴とする自動車のエアースポイラ取付構造。
JP60240632A 1985-10-29 1985-10-29 自動車のエア−スポイラ取付構造 Expired - Lifetime JPH0643193B2 (ja)

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DE4427196A1 (de) * 1994-08-01 1996-02-15 Porsche Ag Luftleitvorrichtung im Heckbereich eines Kraftfahrzeuges
JP2007222449A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Samii Kk 弾球遊技機
DE102008036188B4 (de) * 2008-08-02 2017-08-31 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Fahrzeugaufbau für ein Kraftfahrzeug

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