JPH0642218A

JPH0642218A - 自動車を搬入搬出するためのパーキングビル装置

Info

Publication number: JPH0642218A
Application number: JP5120753A
Authority: JP
Inventors: Klaus Becker; クラウス・ベッカー; Ruediger Ostholt; リュディガー・オストルト
Original assignee: Mannesmann AG
Current assignee: Vodafone GmbH
Priority date: 1992-04-24
Filing date: 1993-04-23
Publication date: 1994-02-15
Also published as: US5374150A; EP0568164A1; DE4214632C2; DE4214632A1

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】駐車ボックスの複数の平面で配置され自動車
の受取りのための櫛状配列形担持アームを有する係留装
置と、櫛状配列形担持アームを有する引渡し装置を備え
自動車の進入・退出領域と上記各平面の間を垂直に移動
可能なエレベータ装置とを具備する例えば乗用車等の自
動車を搬入搬出するためのパーキングビル装置の構造を
コンパクトにし、高さを最小化する。【構成】駐車ボックス８の中に配置されている移動用
線路１５及びエレベータ装置５の上に配置されている線
路１３の双方の線路の上に配置されている係留装置が水
平方向で移動可能であり、牽引装置により駐車ボックス
８から引き出し及び駐車ボックス８の中に押し込み可能
であり、牽引装置はエレベータ装置５に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は請求項１の上位概念に記
載の例えば乗用車等の自動車を搬入搬出するためのパー
キングビル装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】米国特許第３８９６９５５号明細書から
互いに上下に配置されている駐車階層を有する自動車用
パーキングビル装置が公知である。

【０００３】駐車させる自動車は、線路上で移動可能な
分配車が載っているプラットフォームを有するエレベー
タ装置により希望の駐車階層へ搬送される。同様に移動
用線路が敷設され自動車のための係留装置を備えている
駐車階層の中に分配車が線路上を移動して進入する前
に、分配車の上にある自動車は、持上げフォークにより
持ち上げられる。これは自動車の車輪を担持する櫛状に
整列されたアームを有する。係留場に到着すると自動車
は降ろされ、係留場内に櫛状に配置されている別の担持
アームの上に係留される。持上げフォークはさらに下降
し分配車は自動車及び担持アームの下を移動して駐車階
層から出てエレベータ搬送装置のプラットフォームに戻
る。

【０００４】このパーキングビル装置は不利であること
が分かった。何故ならば駐車階層の高さが、分配車によ
る自動車の搬入搬出により不利に大きくなるからであ
る。これにより個々の駐車階層の高さが累算されてパー
キングビル装置の空間利用度が低下する。さらに、担持
アームが不動であり突出しているので、担持アームの負
荷により発生する負荷モーメントを受けとめねばなら
ず、係留場を制限し担持アームを収容する、鋼構造を対
応して安定させて形成しなければならない。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、駐車
階層特に係留装置の構造がコンパクトであり高さが最小
化されているパーキングビル装置を提供することにあ
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題は、請求項１の
特徴部分に記載の特徴を有するパーキングビル装置によ
り解決される。請求項２から請求項１１の特徴は本発明
のパーキングビル装置の有利な実施例を示す。

【０００７】本発明では、水平に移動可能な係留装置を
駐車ボックスから引き出しそして中に押し入れるために
エレベータ装置に牽引装置を設けることにより、自動車
の引渡し又は引受け運動のための駆動装置の位置を移動
させて、駐車ボックスの高さを最小化することを可能に
するパーキングビル装置を実現する。

【０００８】エレベータ装置及び駐車ボックスの長手方
向の中央に係留装置のための線路及び移動用線路を配置
することにより、エレベータ装置の上の引受け装置の構
造が簡単になり有利である。これにより自動車及び係留
装置の負荷が線路に一様に分散される。

【０００９】さらに、桁材を介して互いに連結されてい
る櫛状担持アームを有する係留装置を形成し、かつ走行
方向で見て桁材の間に配置されている桁材の間で桁材に
ロールを配置することにより、係留装置の高さが最小化
される。

【００１０】駐車ボックスの高さは、側方へ線路を越え
て突出している桁材の下に担持アームを配置することに
より、さらに最小化される。何故ならばこれにより自動
車が既存の最低地上高の利用のもとにより低い高さに降
ろされることが可能であるからである。

【００１１】これにより、パーキングビル装置内の移動
用線路が配置されている高さ領域だけを自動車の預け入
れのための利用面としてあけておくだけでよくなる。

【００１２】互いに平行にかつ長手方向で互いに間隔を
おいて配置されている担持アームを有する係留装置が形
成され、自動車の前輪の収容のための２本の担持アーム
と、自動車の後輪の収容のための多数の担持アームとが
設けられていることにより係留装置は特に軽量になる。

【００１３】さらに、自動車の車輪が担持アームにより
確実に保持される。何故ならば車輪は担持アームの間に
押し入るからである。これにより、係留された自動車の
ハンドブレーキを引っ張ることは不要となる。

【００１４】係留装置のエレベータ装置に面する端部に
フック素子を牽引装置のための作用点として設けること
により、各係留装置のために高コストの駆動装置を設け
ることが不要となる。

【００１５】牽引装置を設けることにより係合部材を介
して係留装置を強制案内することが可能となり、この結
果、係留装置の高コストの終位置検出用リミットスイッ
チが不要となる。

【００１６】さらに、線路及び移動用線路を互いに平行
かつ互いに間隔をおいて配置することにより、中央で案
内されているにもかかわらず、確実に無傾動の自動車載
置面を係留装置が形成することが実現される。

【００１７】移動用線路のエレベータ装置に面している
端部及び線路の駐車ボックスに面している両端部は、線
路と移動用線路が同一の高さにある場合に両線路が間隙
維持のもとに互いに相補的形状であり係留装置の移動方
向で見て重畳するように凹部が設けられていることによ
り、係留装置が線路と移動用線路の間の突き当たり個所
を確実に越えて走行することが保証される。

【００１８】エレベータ装置の中を垂直に案内され持上
げ装置により駆動され櫛状整列アームを備えている担持
枠として引渡し装置を形成することにより引渡し装置の
構造は特にコンパクトになる。

【００１９】係留装置が進入しアーム付き引渡し装置が
係留装置と同一の高さに移動すると、担持アームと担持
枠が間隙維持のもとに互いに補足的に組み合わされるよ
うに担持アームが担持枠に配置されていることにより、
自動車の確実な引渡し又は引受けが保証される。

【００２０】

【実施例】図１（ａ）ないし図２（ｂ）は自動車の格納
過程の異なる段階の本発明のパーキングビル装置の一部
の側面図を示す。これらの側面図に基づいて格納過程を
説明する。

【００２１】図１（ａ）はパーキングビル装置の側面図
を示す。パーキングビル利用者は自動車２を係留装置３
の上に載せると、プラットフォーム４を通って進入領域
１から去る。

【００２２】次いで、係留装置３を包囲するプラットフ
ォーム４が降ろされ、これにより自動車２は係留装置３
により受け取られ、次いで係留装置３は自動車１と一緒
にエレベータ装置３の中に水平方向に進入する。

【００２３】図１（ｂ）からエレベータ装置５が自動車
２のための受取り装置６を備えていることが分かる。受
取り装置６は、エレベータ装置５に配置されている持上
げ装置７を介してエレベータ装置５に対して昇降可能で
ある。

【００２４】係留装置３の下に降ろされた位置から出発
し係留装置３の上の高さで終わる持上げ運動により、引
渡し装置６が自動車２を受け取る。

【００２５】次いで空の係留装置３は進入領域１の中に
戻されて別の自動車を受け取ることが可能な状態とな
る。

【００２６】図２（ａ）には空いて駐車階層に移動後の
鎖錠状態で停止位置にあるエレベータ装置５が示されて
いる。引受け装置６は持上げ状態では係留装置３の高さ
よりやや上にある。次いで空の係留装置３が駐車ボック
ス８からエレベータ装置５の中に引き込まれる。

【００２７】図２（ｂ）では、係留装置３への自動車１
の引渡しのために、引渡し装置６が係留装置３より下の
高さに降ろされる。次いで自動車を載せた係留装置３は
駐車ボックス８の中に押し戻される。

【００２８】図３はエレベータ装置５及びこれに接続す
る駐車ボックス８とともに駐車階層の一部の上面図を示
す。

【００２９】エレベータ装置５の上にある引渡し装置６
は矩形担持枠９から成る。矩形担持枠９はその隅領域内
でエレベータ装置５の枠１０に沿って垂直に案内されて
いる。

【００３０】担持枠９の長辺には自動車２の車輪引受け
のための多数の担持アーム１１、１１′が配置されてい
る。各長辺の担持アーム１１、１１′はその長辺に対し
て直角であり水平に位置し互いに対して平行であり互い
に間隔をおいて配置され、従って各長辺の担持アーム１
１、１１′は櫛の歯に類似に整列されている。

【００３１】さらに、各長辺に自動車２の前輪の受取り
のための１本の担持アーム１１と、自動車１の最も通常
の長軸間距離を考慮して自動車２の後輪を受け取るため
の１群の担持アーム１１′が設けられている。

【００３２】担持アーム１１と担持アーム群１１′と担
持枠９により形成されている中間室は、担持アーム１
１、１１′に平行に配置されている担持板１２により充
填されている。担持板１２は担持アーム１１、１１′か
ら間隔をおいて位置する。担持板１２は担持アーム１
１、１１′より高く配置され、従ってただ１本の担持ア
ーム１１の上に載っている前輪は係留装置３の移動方向
で見て前部及び後部で担持板１２により支持されてい
る。これにより担持アーム１１の上の前輪のセンタリン
グが行われる。

【００３３】担持板１２は担持１１′の上の後輪のため
の載置面の制限にも用いられる。

【００３４】担持アーム１１、１１′の長さは、互いに
対向して位置する側におけるそれらの自由端の間に担持
枠９の幅の約１／３に対応の中間室が残るように選択さ
れる。この中間室は、枠１０の長手方向で互いに平行に
走行する２本の線路１３を配置するのに用いられる。

【００３５】線路１３の端部領域は、枠１０の間に固定
されている横桁材１４の上に配置されている。線路１３
は枠１０の長手方向で見て前方及び後方へ向かって枠１
０及び横桁材１４を越えて突出している。

【００３６】線路１３の端部には凹部２７が、駐車ボッ
クス２７′の中に配置され凹部２７に対して相補的形状
である凹部２７′を有する移動用線路１５と線路１３が
間隙を維持しながら係合するように、設けられている。
線路１３及び移動用線路１４の上で、係留装置３は水平
方向に移動可能である。

【００３７】係留装置３も、櫛状に配置されているアー
ム１７、１７′から成る。アーム１７、１７′は、線路
１３、１５の上を移動する移動装置１６に結合されてい
る。

【００３８】係留装置３のアーム１７、１７′の櫛状構
造と受取り装置６の担持アーム１１、１１′の櫛状構造
は、自動車の引渡し動作の際に相補的に組み合わせられ
るように互いに整合され、この時、垂直方向で相互に通
り抜けることを可能にする間隙が担持アーム１１とアー
ム１７、１７′の間に残るように形成されている。

【００３９】図４には、隣接する移動用線路１５を有す
る空の駐車ボックス８の前での、引渡し位置のエレベー
タ装置５の側面図が示されている。

【００４０】エレベータ装置５は枠１０から実質的に成
る。枠１０は持上げ綱に吊られ、枠１０の中で引渡し装
置６の担持枠９が案内される。引渡し装置６の担持枠９
は持上がり位置で示されている。

【００４１】さらに、係留装置３を駐車ボックス８から
引き出すか又は駐車ボックス８の中に押し戻すために、
枠１０に牽引装置１８が配置されているのが分かる。

【００４２】牽引装置１８は、枠１０に配置され回転牽
引手段２０を駆動する歯車付き電動機１９から成る。牽
引手段２０は、係留装置３の移動方向で見て枠１０の前
方及び後方の端部にそれぞれ配置され、水平軸の回りを
回転する２つの方向変換ロール２１を介して方向変換さ
れている。

【００４３】牽引手段２０には係合部材２２が配置され
ている。係合部材２２は、係留装置３に配置されている
フック素子２３と係合している。さらに、駐車ボックス
８の中にある別の係留装置３が破線により示されてい
る。

【００４４】図５には、図４の歯車付き電動機１９及び
係留装置３の領域の一部が拡大されて示されている。

【００４５】歯車付き電動機１９は、例えば歯付ベルト
として形成されている牽引手段を介して方向変換ロール
２１を駆動する。これは回転牽引手段２０が巻かれて案
内されている水平軸の回りを回転する。

【００４６】方向変換ロール２１は枠１０の輪郭の外部
にかつ線路１３の凹部２７の下に配置されている。

【００４７】係留装置３を駐車ボックス８から引き出す
ために歯車付き電動機１９が作動され、これにより係合
部材２２が方向変換ロール２１における図示の最下位位
置から方向変換ロール２１と一緒に上方へ動かされ、最
上位位置到達直前に係留装置３に配置されているフック
素子２３の中に係合する。

【００４８】例えばボルトとして形成されている係合部
材２２はフック素子２３と係合しているので係留装置３
は駐車ボックス８から出て牽引手段２０に平行にエレベ
ータ装置５に向かって動かされる。

【００４９】第１の係合部材２２に続いてさらに別の第
２及び第３の係合部材２２がフック素子２３における別
の開口の中に係合し、これにより確実な牽引のための接
続が保証される。

【００５０】第２の方向変換ロール２１に到達すると次
いで第３の係合部材２２がフック素子２３から出て被駆
動方向変換ロール２１の領域内に戻される。

【００５１】図６は、空の係留装置３が進入した駐車ボ
ックス８の上面図を示す。

【００５２】係留装置３は、複数の互いに平行に配置さ
れているアーム１７、１７′から成る。

【００５３】２つのアーム１７は自動車の前輪の受取り
のために、多数のアーム１７′は後輪の受取りのために
配置されている。

【００５４】移動方向で見て移動用線路１５の右側及び
左側にそれぞれ配置されているアーム１７、１７′は、
桁材２４を介して係留装置３の移動装置１６に接続され
ている。

【００５５】移動装置１６は、係留装置３の移動方向で
見てアーム１７、１７′の前方及び後方にそれぞれ配置
されている多数のロール２５から形成されている。

【００５６】ロール２５は、Ｉ形桁材として形成されて
いる移動用線路１５の表面をころがる。

【００５７】付加的に移動装置１６は側方案内ロール２
６を有する。

【００５８】側方案内ロール２６は、Ｉ形桁材として実
施されている移動用線路１５の上部フランジの側面に沿
って係留装置３を案内する。

【００５９】さらに図６から線路１３と移動用線路１５
の係合を可能にする凹部２７、２７′の矩形形状が分か
る。この係合状態で線路１３、１５の間に間隙が残り移
動用線路１５と線路１３の重畳が移動方向で行われる。

【００６０】図７では切断線Ａ−Ａによる図６の拡大横
断面が示されている。

【００６１】アーム１７、１７′が桁材２４の下に配置
されているのが分かる。これによりアーム１７、１７′
の上への自動車２の車輪の載置高さが移動用線路１５の
表面の高さにほぼ等しくなるまで下降され、その際に下
降の程度は自動車の平均最低地上高に整合されている。

【００６２】さらにアーム１７、１７′は移動用線路１
５の下部フランジを越えて下方へ突出しておらず、従っ
てこの下にある駐車ボックスの高さを損なわない。

【図面の簡単な説明】

【図１】自動車の駐車動作の異なる段階におけるパーキ
ングビル装置の一部の側面図である。

【図２】自動車の駐車動作の異なる段階におけるパーキ
ングビル装置の一部の側面図である。

【図３】駐車階層の一部の上面図である。

【図４】隣接の係留装置のエレベータ装置の側面図であ
る。

【図５】牽引駆動装置の領域からの図４の拡大部分図で
ある。

【図６】自動車のための係留装置の上面図である。

【図７】図６の拡大横断面図Ａ−Ａである。

【符号の説明】

１進入領域２自動車３係留装置４プラットフォーム５エレベータ装置６引渡し装置７持上げ装置８駐車ボックス９担持枠１０枠１１、１１′ 担持アーム１２担持板１３線路１４横桁材１５移動用線路１６移動装置１７、１７′ アーム１８牽引装置１９歯車付き電動機２０牽引手段２１方向変換ロール２２係合部材２３フック素子２４桁材２５ロール２６側方案内ロール２７、２７′ 凹部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】駐車ボックスの複数の平面に配置され自
動車の受取りのための櫛状配列形担持アームを有する係
留装置と、自動車の進入・退出領域と上記各平面の間を
垂直に移動可能なエレベータ装置を具備し、上記エレベ
ータ装置が上記自動車の進入・退出領域と上記各係留装
置の間の自動車の移送のための櫛状配列形担持アームを
有する引渡し装置を備え、この引渡し装置は自動車を上
記係留装置との間で受渡しするための持上げ装置を備え
る自動車を搬入搬出するためのパーキングビル装置にお
いて、駐車ボックス（８）の中に配置されている移動用
線路（１５）及びエレベータ装置（５）の上に配置され
ている線路（１３）の双方の線路の上に配置されている
係留装置（３）が水平方向で移動可能であり、牽引装置
（１８）により駐車ボックス（８）から引き出しあるい
は駐車ボックス（８）の中に押し込み可能であり、牽引
装置（１８）がエレベータ装置（５）に配置されている
ことを特徴とする自動車を搬入搬出するためのパーキン
グビル装置。
【請求項２】線路（１３）及び移動用線路（１５）が
エレベータ装置（５）と駐車ボックス（８）の中央にそ
れぞれ配置されていることを特徴とする請求項１に記載
の自動車を搬入搬出するためのパーキングビル装置。
【請求項３】移動方向で見て両側で線路（１３、１
５）の隣に配置されている係留装置（３）の担持アーム
（１１、１１′）が桁材（２４）を介して互いに連結さ
れ、線路（１３、１５）の上をころがるロール（２６）
が桁材（２４）に配置されていることを特徴とする請求
項１又は２に記載の自動車を搬入搬出するためのパーキ
ングビル装置。
【請求項４】ロール（２６）が移動方向で見て桁材
（２６）の間に配置され線路（１３、１５）へ向かって
桁材（２６）の輪郭から突出していることを特徴とする
請求項１から３のうちのいずれか１項に記載の自動車を
搬入搬出するためのパーキングビル装置。
【請求項５】線路（１３、１５）を越えて側方へ突出
している桁材（２６）の下に担持アーム（１１、１
１′）が、担持アーム（１１、１１′）により形成され
ている載置面が線路（１３、１５）の上面の高さにほぼ
等しい高さに位置するように固定されていることを特徴
とする請求項１から４のうちのいずれか１項に記載の自
動車を搬入搬出するためのパーキングビル装置。
【請求項６】担持アーム（１１、１１′）が互いに平
行にかつ係留装置（３）の長手方向で互いに間隔をおい
て配置され、自動車（２）の前輪の収容のための２本の
担持アーム（１１）と、自動車（２９）の後輪の収容の
ための多数の担持アーム（１７）とが設けられているこ
とを特徴とする請求項１から５のうちのいずれか１項に
記載の自動車を搬入搬出するためのパーキングビル装
置。
【請求項７】係留装置（３）へ牽引装置（１８）の駆
動力を伝達するためのフック素子（２３）が係留装置
（３）のエレベータ装置（５）に面している端部に配置
されていることを特徴とする請求項１から７のうちのい
ずれか１項に記載の自動車を搬入搬出するためのパーキ
ングビル装置。
【請求項８】互いに平行にかつ互いに間隔をおいて配
置されている２本の線路（１３）と移動用線路（１５）
とが各駐車ボックス（８）のために設けられていること
を特徴とする請求項１から７のうちのいずれか１項に記
載の自動車を搬入搬出するためのパーキングビル装置。
【請求項９】移動用線路（１５）のエレベータ装置
（５）に面している端部及び線路（１３）の駐車ボック
ス（８）に面している両端部が、線路（１３）と移動用
線路（１５）が同一の高さにある場合に両線路（１３、
１５）が間隙維持のもとに互いに相補的形状であり係留
装置（３）の移動方向で見て重畳するように凹部（２
７、２７′）が設けられていることを特徴とする請求項
１から８のうちのいずれか１項に記載の自動車を搬入搬
出するためのパーキングビル装置。
【請求項１０】引渡し装置（６）が担持枠（９）とこ
れに配置されているアーム（１７、１７′）から成り、
担持アーム（９）がエレベータ装置（５）の中を垂直に
案内され、エレベータ装置（５）に配置され引渡し装置
（６）の持上げ及び下降のために用いられる持上げ装置
（７）に担持アーム（９）が接続されていることを特徴
とする請求項１から９のうちのいずれか１項に記載の自
動車を搬入搬出するためのパーキングビル装置。
【請求項１１】係留装置（３）が進入しアーム（１
７、１７′）付き引渡し装置（６）が係留装置（３）と
同一の高さに移動すると担持アーム（１１、１１′）と
担持枠（９）が間隙維持のもとに互いに補足的に組み合
わせられるように担持アーム（１１、１１′）が担持枠
（９）に配置されていることを特徴とする請求項１から
１０のうちのいずれか１項に記載の自動車を搬入搬出す
るためのパーキングビル装置。