JPH0642102A - パネル式屋根の軒天井の施工方法 - Google Patents

パネル式屋根の軒天井の施工方法

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JPH0642102A
JPH0642102A JP4155028A JP15502892A JPH0642102A JP H0642102 A JPH0642102 A JP H0642102A JP 4155028 A JP4155028 A JP 4155028A JP 15502892 A JP15502892 A JP 15502892A JP H0642102 A JPH0642102 A JP H0642102A
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Kiyoshi Hirai
清 平井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業が容易で現場作業性を向上できるパネル
式屋根の軒天井の施工方法を提供すること。 【構成】 工場等において屋根パネル10の軒先側の下面
に予め軒天井材16を取付けておく。この屋根パネル10を
建設現場に運び、建物ユニット2上の小屋組に設置して
屋根を施工する。この際、屋根パネル10には軒天井材16
が取付けられているので、屋根パネル10の設置と同時に
軒天井の施工も完了する。このため、従来のように屋根
パネル10の下側から上向き作業で軒天井材等を取付ける
必要がなく、かつ軒天井材16が取付けられた屋根パネル
10を設置するだけでよいので、軒天井の施工作業を容易
にできて現場の作業性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニット式や鉄骨軸組
式等の建物において複数の屋根パネルで構成されるパネ
ル式屋根の軒天井の施工方法に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、ユニット式建物や鉄骨軸組式建
物等において複数の屋根パネルで屋根を構成するパネル
式の屋根が知られている。このパネル式の屋根における
軒天井は、図4に示されるように、建設現場において屋
根パネル82を設置した後、そのフレーム83に吊木8
4を介して軒天井材81を取付けることで施工されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の軒天井の施工方法では、建設現場において屋
根パネル82を設置した後、吊木84を屋根パネル82
の下側から取付け、さらにこの吊木84に軒天井材81
を下側から取付けなければならなかった。このため、作
業者は吊木84や軒天井材81の取付けのために屋根パ
ネル82の下側から上向きの作業を行わなければなら
ず、取付作業が困難となって作業性が低下するという問
題があった。
【0004】本発明の目的は、作業が容易で建設現場で
の作業性を向上できるパネル式屋根の軒天井の施工方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の屋根パ
ネルによって構成されるパネル式屋根における軒天井の
施工方法であって、工場あるいは建設現場において屋根
パネルの軒先側の下面に予め軒天井材を取付け、その後
屋根パネルを建物の上に設置して屋根の施工と同時に軒
天井を設けることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】このような本発明では、工場や建設現場におい
て屋根パネルを建物に設置する前にその屋根パネルに軒
天井材を取付けているので、屋根パネルを建物上に設置
すれば同時に軒天井の施工も完了する。このため、従来
のように屋根パネル設置後に吊木を介して軒天井材を取
付けるなどの上向き作業を行って軒天井を施工する必要
がなく、現場作業が容易となって作業性が向上する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1に示すように、本実施例が適用されるユニ
ット式建物1は、ボックス状の建物ユニット2を複数組
み合わせることで居室部分が構成され、この建物ユニッ
ト2の上には鉄骨軸組による小屋組3が設けられてい
る。小屋組3は、束4、棟木5、母屋6、登り梁7、隅
木8等の鉄骨下地材を建物ユニット2上で接合すること
で構成される。
【0008】小屋組3の上には複数の屋根パネル10が
設置され、寄棟屋根を構成している。屋根パネル10
は、図2に示すように、チャンネル材で枠組みされたフ
レーム11の上面に野地板12を貼り、この野地板12
の上に図示しない防水シートおよび鼻隠し鉄板13を介
して屋根仕上材14を貼ることで構成される。なお、屋
根パネル10の軒先側は、例えば2階建てのユニット式
建物の場合、2階を構成する建物ユニット2の天井梁3
0上に固定された屋根パネル受け金物31にフレーム1
1をボルト止めすることで固定されている。
【0009】屋根パネル10の軒先端縁には、軒樋15
が鼻隠し鉄板13に接着剤や釘等で固定されている。こ
の軒樋15は、各屋根パネル10に予め取付けておき、
現場で接合してもよいし、あるいは屋根パネル10を設
置後に長尺かつ一体の軒樋15を複数の屋根パネル10
に渡って現場で取付けてもよい。
【0010】屋根パネル10の軒先の下面には、軒天井
材16が取付けられている。すなわち、屋根パネル10
のフレーム11には、吊木17を介して下地フレーム1
8が取付けられ、この下地フレーム18底面に軒天井材
16が固定されている。軒天井材16の軒先側の端縁
は、鼻隠し鉄板13に接続されて適宜防水処理が施され
ている。また、軒天井材16の外壁33側端縁も、外壁
33との隙間が生じないように適宜防水処理が施されて
いる。
【0011】次に、本実施例の施工手順の一例について
説明する。まず、工場において予め建物ユニット2、屋
根パネル10等を制作しておく。屋根パネル10は、野
地板12、屋根仕上材14や鼻隠し鉄板13を予め取付
けておくとともに、吊木17、下地フレーム18を介し
て軒天井材16を取付けておく。次いで、これらの建物
ユニット2、屋根パネル10および小屋組3を構成する
束4や母屋6等を建設現場に輸送する。この際、屋根パ
ネル10はトラックに積み重ねて輸送することができ、
屋根ユニットに比べて嵩張らないので従来に比べて輸送
に必要なトラックの台数を少なくできる。
【0012】建設現場では、建物ユニット2を組み合わ
せて居室部を構成し、この居室部の上に束4等で小屋組
3を構成する。また、2階の建物ユニット2の外周側の
天井梁30には、適宜屋根パネル受け金物31を取付け
ておく。
【0013】次に、図3に示すように、小屋組3および
屋根パネル受け金物31の上に屋根パネル10を順次設
置して寄棟屋根を構成する。この際、屋根パネル10に
は軒天井材16も取付けられているので、屋根パネル1
0の設置とともに軒天井の施工も完了する。その後、屋
根パネル10のジョイント部等の必要箇所にコーキング
等で防水処理を行って屋根面を仕上げ、これによりユニ
ット式建物1の屋根が完成する。
【0014】このような本実施例によれば、次のような
効果がある。すなわち、屋根パネル10に予め軒天井材
16が取付けられているので、建設現場において屋根パ
ネル10を小屋組3上に設置するだけで軒天井を施工で
きる。このため、従来のように建設現場で屋根パネル8
2に吊木84を介して軒天井材81を取付ける必要がな
く、作業が簡単になって建設現場での作業性を向上でき
る。特に、従来のように屋根パネル82の設置後に軒天
井材81を取付ける場合には、作業者は屋根パネル82
の下で上向き作業によって吊木84や軒天井材81を取
付けなければならず、極めて作業性が悪かったが、本実
施例によれば、現場において軒天井材16の取付作業を
行う必要がないので、現場作業性を極めて向上できる。
【0015】また、軒天井材16が予め屋根パネル10
に取付けられているので、軒天井材16と屋根パネル1
0、具体的には鼻隠し鉄板13との接合部を工場等にお
いて確実に防水処理をすることができ、かつ現場での防
水処理作業が不要となるので作業性をより向上できる。
さらに、軒天井材16と外壁33との間の防水は現場で
行う必要があるが、軒天井材16は外壁33の側面部分
に接続され、外壁33は軒天井材16の端部よりも上方
まで延長されているので、仮に軒天井材16と外壁33
との間に雨水が侵入しても、外壁33に沿って上方まで
移動しなければ建物ユニット2内まで侵入できない。こ
のため、外壁33および軒天井材16間の防水も確実に
でき、軒天井全体として高い防水性能を維持できる。
【0016】また、外壁33を建物ユニット2の上端面
まで設けることができるので、耐火性能を向上できると
ともに、1階用の建物ユニット2と同じ外壁33や梁3
0を用いることができて建物ユニット2の共通化が図れ
て生産性も向上できる。
【0017】また、屋根パネル10によって屋根を構成
しているので、屋根ユニットを用いた場合に比べてコス
トを低減できる。特に、屋根ユニットは嵩張るため輸送
費が高くなるが、屋根パネル10を用いれば積み重ねて
輸送できるため輸送費を著しく低減できる。
【0018】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、前
記実施例では、軒天井材16を予め工場で屋根パネル1
0に取付けていたが、例えば軒天井材16と屋根パネル
10とを別々に建設現場に輸送し、屋根パネル10を小
屋組3上に設置する前に軒天井材16を取付けてもよ
く、要するに軒天井材16は小屋組3上に設置される前
の屋根パネル10に取付ければよい。但し、軒天井材1
6を工場で取付けておけば現場作業をより少なくできて
作業性を向上できるという利点がある。
【0019】また、軒天井材16の取付け構造は、前記
実施例にように吊木17、下地フレーム18を用いたも
のに限らず、他の構造でもよく、要するに屋根パネル1
0に予め軒天井材16を取付けられる構造であればよ
い。さらに、軒天井材16等の形状等は前記実施例のも
のに限らず、外壁33や屋根パネル10の形状、納まり
等に応じて適宜設定すればよい。
【0020】また、本発明は、前記実施例のような屋根
パネル10によって構成される寄棟屋根の軒天井に限ら
ず、切妻屋根、入り母屋屋根、片流れ屋根等の種々の形
状の屋根の軒天井に広く利用できる。さらに、前記実施
例では屋根パネル10を小屋組3等で支持していたが、
例えばフレームユニットを建物ユニット2上に設置し、
このフレームユニットで支持してもよく、屋根パネル1
0の支持構造は実施にあたって適宜選択すればよい。ま
た、本発明が用いられる建物は前記実施例のように建物
ユニット2等で構成されるユニット式建物1に限らず、
鉄骨軸組等で構成される建物等でもよい。
【0021】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の軒天井の
施工方法によれば、作業が容易で建設現場での作業性を
向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が用いられるユニット式建物
を示す概略斜視図である。
【図2】本実施例の屋根の軒先部分を示す断面図であ
る。
【図3】本実施例の屋根の軒先部分の施工手順を示す斜
視図である。
【図4】本発明の従来例を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 ユニット式建物 2 建物ユニット 3 小屋組 10 屋根パネル 16 軒天井材 17 吊木 18 支持フレーム 30 天井梁 31 屋根パネル受け金物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の屋根パネルによって構成されるパ
    ネル式屋根における軒天井の施工方法であって、工場あ
    るいは建設現場において屋根パネルの軒先側の下面に予
    め軒天井材を取付け、その後屋根パネルを建物の上に設
    置して屋根の施工と同時に軒天井を設けることを特徴と
    するパネル式屋根の軒天井の施工方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5650015U (ja) * 1979-09-27 1981-05-02
JPH02304152A (ja) * 1989-05-18 1990-12-17 Sekisui House Ltd 軒裏野縁を取付けた屋根パネル

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5650015U (ja) * 1979-09-27 1981-05-02
JPH02304152A (ja) * 1989-05-18 1990-12-17 Sekisui House Ltd 軒裏野縁を取付けた屋根パネル

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