JPH0641100A - フルオロベンゾキサゾリルオキシアセトアミド - Google Patents

フルオロベンゾキサゾリルオキシアセトアミド

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JPH0641100A
JPH0641100A JP5152600A JP15260093A JPH0641100A JP H0641100 A JPH0641100 A JP H0641100A JP 5152600 A JP5152600 A JP 5152600A JP 15260093 A JP15260093 A JP 15260093A JP H0641100 A JPH0641100 A JP H0641100A
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JP5152600A
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Heinz Foerster
ハインツ・フエルスター
Stephan Boehm
シユテフアン・ベーム
Albrecht Marhold
アルブレヒト・マルホルト
Hans-Joachim Santel
ハンス−ヨアヒム・ザンテル
Klaus Dr Luerssen
クラウス・リユルセン
Robert R Schmidt
ロベルト・アール・シユミツト
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Bayer AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D263/00Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings
    • C07D263/52Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D263/54Benzoxazoles; Hydrogenated benzoxazoles
    • C07D263/58Benzoxazoles; Hydrogenated benzoxazoles with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached in position 2
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/72Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms
    • A01N43/74Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms five-membered rings with one nitrogen atom and either one oxygen atom or one sulfur atom in positions 1,3
    • A01N43/761,3-Oxazoles; Hydrogenated 1,3-oxazoles

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  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(I) 【化1】 式中、R1は例えば水素またはアルキル、アルケニル、
アルキニルもしくはアラルキル基を表わし、R2は例え
ばアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキ
ル、シクロアルケニル、アラルキル、アリール、アルコ
キシ、アルケニルオキシまたはアルキニルオキシ基を表
わすの新規なフルオロベンゾキサゾリルオキシアセトア
ミドが提供される。 【効果】 この化合物は除草剤として有効に使用するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は新規なフルオロベンゾキサゾリル
オキシアセトアミド、その製造に対する方法及び新規な
中間体、並びにその除草剤としての使用に関する。
【0002】あるベンザゾリルオキシアセトアミド例え
ばN−メチル−ベンゾチアゾリルアセトアニリドが除草
特性を有することは既に開示されている(ヨーロッパ特
許出願公開第5,501号;米国特許出願公開第4,50
9,971号及び同第4,833,243号参照)。また
除草特性を有する随時置換されていてもよいベンゾキサ
ゾリルオキシアセトアミドの範囲は従来開示されている
(例えばヨーロッパ特許出願公開第29,171号、米
国特許出願公開第4,408,055号;ヨーロッパ特許
出願公開第161,602号、米国特許出願公開第4,7
84,682号;ドイツ国特許出願公開第3,038,6
52号;同第4,133,673号;更にWO91/0
6,544号参照)。しかしながら、この化合物の除草
活性は常に十分に満足できるものではない。
【0003】一般式(I)
【0004】
【化5】
【0005】式中、R1は水素またはアルキル、アルケ
ニル、アルキニルもしくはアラルキルよりなる群からの
随時置換されていてもよい基を表わし、R2はアルキ
ル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロ
アルケニル、アラルキル、アリール、アルコキシ、アル
ケニルオキシまたはアルキニルオキシよりなる群からの
随時置換されていてもよい基を表わすか、或いはR1
びR2はこれらのものが結合する窒素原子と一緒になっ
て更にヘテロ原子を含有することができ、そしてベンゾ
基が融合し得る随時置換されていてもよい飽和もしくは
不飽和の窒素複素環を形成する、の新規なフルオロベン
ゾキサゾリルオキシアセトアミドが見い出された。
【0006】更に、一般式(II)
【0007】
【化6】
【0008】の2−クロロ−フルオロベンゾキサゾール
を適当ならば希釈剤の存在下、適当ならば酸結合剤の存
在下及び適当ならば触媒の存在下で一般式(III)
【0009】
【化7】 式中、R1及びR2は上記の意味を有する、のヒドロキシ
アセトアミドと反応させる場合に、式(I)の新規なフ
ルオロベンゾキサゾリルオキシアセトアミドが得られる
ことが見い出された。
【0010】最後に、一般式(I)の新規なフルオロベ
ンゾキサゾリルオキシアセトアミドは興味ある除草特性
を有することが見い出された。
【0011】驚くべきことに、そのあるものが有用作物
例えばイネと良好な適応性を有する本発明による式
(I)の化合物は化学的観点から類似である公知の化合
物N−メチル−ベンゾチアゾリルオキシアセトアニリド
より、防除するのに困難である雑草例えばイヌビエ(E
chinochloa crus galli)に対し
てかなり強い作用を示す。
【0012】本発明は好ましくはR1が水素、随時フッ
素、塩素、シアノもしくはC1〜C4−アルコキシで置換
されていてもよいC1〜C8−アルキルを表わすか、随時
フッ素及び/もしくは塩素で置換されていてもよいC2
〜C8−アルケニルを表わすか、或いはC2〜C8−アル
キニルまたはベンジルを表わし、R2が随時フッ素、塩
素、シアノもしくはC1〜C4−アルコキシで置換されて
いてもよいC1〜C8−アルキルを表わすか、随時フッ素
及び/もしくは塩素で置換されていてもよいC2〜C8
アルケニルを表わすか、C2〜C8−アルキニルを表わす
か、随時塩素及び/もしくはC1〜C3−アルキルで置換
されていてもよいC3〜C6−シクロアルキルを表わす
か、C5−またはC6−シクロアルケニルを表わすか、随
時フッ素、塩素及び/もしくはC1〜C4−アルキルで置
換されていてもよいベンジルを表わすか、随時フッ素、
塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、C1〜C4−アル
キル、トリフルオロメチル、C1〜C4−アルコキシ及び
/もしくはC1〜C4−アルキルチオで置換されていても
よいフェニルを表わすか、随時C1〜C4−アルコキシで
置換されていてもよいC1〜C8−アルコキシを表わす
か、またはC3〜C4−アルケニルオキシを表わすか、或
いはR1及びR2がこれらのものと結合する窒素原子と一
緒になって随時ベンゾ融合されていてもよく、そして随
時C1〜C3−アルキルで1〜3置換されていてもよい飽
和もしくは不飽和の5〜7員の窒素複素環を形成する式
(I)の化合物に関する。
【0013】本発明は殊にR1がC1〜C4−アルキル、
アリルまたはプロパルギルを表わし、R2がC1〜C6
アルキル、C1〜C2−アルコキシ−C1〜C2−アルキ
ル、アリル、プロパルギル、シクロペンチル、シクロヘ
キシル、シクロヘキセニル、ベンジル、フェニル(随時
フッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチ
ル、トリフルオロメチル、メトキシもしくはエトキシで
置換されていてもよい)、C1〜C6−アルコキシまたは
1〜C2−アルコキシ−C1〜C2−アルコキシを表わす
か、或いはR1及びR2がこれらのものが結合する窒素原
子と一緒になって随時メチル及び/もしくはエチルで1
〜3置換されていてもよいピペリジニルを表わすか、随
時メチル及び/もしくはエチルで1または2置換されて
いてもよいピロリジニルを表わすか、或いはパーヒドロ
アゼピニルまたは1,2,3,4−テトラヒドロ(イソ)
−キノリニルを表わす式(I)の化合物に関する。
【0014】極めて殊に好適な式(I)の化合物の群は
1及びR2が好適または殊に好適なものとして上に示さ
れた意味を有する式(IA)、(IB)及び(IC)に
より以下に表わされる。
【0015】
【化8】
【0016】一般的であるか、または好適な範囲が挙げ
られた上記の基の定義または説明に相当して最終生成物
並びに出発物質及び中間体にも適用される。これらの基
の定義は必要に応じて相互に、即ちこの好適な範囲のも
の間で結合し得る。
【0017】 C)並びに下の表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】
【表5】
【0023】
【表6】
【0024】
【表7】
【0025】
【表8】
【0026】
【表9】
【0027】
【表10】
【0028】
【表11】
【0029】
【表12】
【0030】
【表13】
【0031】出発物質として例えば2−クロロ−6−フ
ルオロ−6−ベンゾキサゾール及びN,N−ジエチル−
ヒドロキシアセトアミドを用いる場合、本発明による製
造方法における反応の経路は次式により表わし得る:
【0032】
【化9】
【0033】式(I)の化合物の製造に対する本発明に
よる方法において出発物質として用いる2−クロロフル
オロベンゾキサゾールは2−クロロ−5−フルオロ-ベ
ンゾキサゾール以外は従来文献から未知であった(WO
9106544号−Chem.Abstracts
115:92253dに引用参照)。
【0034】かくて、2−クロロ−4−フルオロベンゾ
キサゾール、2−クロロ−6−フルオロベンゾキサゾー
ル及び2−クロロ−7−フルオロ−ベンゾキサゾールは
新規であり、そしてまた新規な物質としての本発明の目
的である。
【0035】一般式(II)の2-クロロフルオロベンゾ
キサゾールは一般式(IV)
【0036】
【化10】
【0037】の2−メルカプトフルオロベンゾキサゾー
ルを適当ならば反応補助剤例えばジメチルホルムアミド
の存在下及び適当ならば希釈剤例えばクロロホルムまた
はテトラクロロメタンの存在下にて0乃至100℃間の
温度で塩素化剤例えば塩化チオニルまたは塩化ホスホリ
ルと反応させる場合に得られる(製造実施例参照)。
【0038】5-フルオロ-2-メルカプト-ベンゾキサゾ
ールを除いて[米国特許第4,476,137号;J.M
ed.Chem.10(1967)、408〜410参
照]、先駆体として必要とされる2-メルカプトフルオ
ロベンゾキサゾールは従来文献からは公知であった。
【0039】かくてまた、4−フルオロ−2−メルカプ
ト−ベンゾキサゾール、6−フルオロ−2−メルカプト
−ベンゾキサゾール及び7−フルオロ−2−メルカプト
−ベンゾキサゾールは新規な物質であり、本発明の目的
である。
【0040】一般式(IV)の2−メルカプトフルオロベ
ンゾキサゾールは一般式(V)
【0041】
【化11】
【0042】のフッ素化された2−アミノフエノールを
0乃至120℃間の温度で、希釈剤例えば水、メタノー
ル及び/またはエタノールの存在下で一般式(VI)
【0043】
【化12】 式中、Mは金属、好ましくはナトリウムまたはカリウム
を表わし、そしてRはアルキル、好ましくはメチルまた
はエチルを表わす、のキサンテートと反応させる場合に
得られる(製造実施例参照)。
【0044】先駆体として必要とされる式(V)のフッ
素化された2−アミノフェノールは公知であり、そして
/またはそれ自体公知である方法により製造し得る[ヨ
ーロッパ特許出願公開第415,641号;同第415,
642号;ヨーロッパ特許第385,644号;米国特
許第4,144,235号;Bull.Chem.So
c.Japan 47(1974)、2079〜208
0;J.Am.Chem.Soc.81(1959)、
94参照]。
【0045】出発物質として更に必要とされる式(VI)
のキサンテートは市販される公知の合成化学薬品であ
る。
【0046】式(III)は式(I)の化合物の製造に対
する本発明による方法において出発物質として更に用い
られるヒドロキシアセトアミドの一般的定義を与える。
【0047】式(III)において、R1及びR2は好まし
くは、または殊にR1及びR2に対して好適または殊に好
適なものとして本発明による式(I)の化合物の記載に
関連して既に上に記載された意味を有する。
【0048】式(III)のヒドロキシアセトアミドは公
知であり、そして/またはそれ自体公知である方法によ
り製造し得る(米国特許第4,509,971号及び同第
4,645,525号;更に同第4,334,073号、ド
イツ国特許出願公開第3,038,598号、同第3,0
38,636号、ヨーロッパ特許出願公開第37,526
号、同第348,737号及びドイツ国特許出願公開第
3,819,477号参照)。
【0049】本発明による式(I)の新規なフルオロベ
ンゾキサゾリルオキシアセトアミドの製造方法は好まし
くは希釈剤を用いて行う。これらのものには好ましくは
炭化水素例えばトルエン、キシレンまたはシクロヘキサ
ン、ハロゲノ炭化水素例えば塩化メチレン、塩化エチレ
ン、クロロホルムまたはクロロベンゼン、エーテル例え
ばジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロ
ピルエーテル、ジブチルエーテル、ジイソブチルエーテ
ル、グリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン
及びジオキサン、アルコール例えばメタノール、エタノ
ール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、
イソブタノール、sec-ブタノールまたはt−ブタノ
ール、ケトン例えばアセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソプロピルケトン及びメチルイソブチルケトン、
エステル例えば酢酸メチル及び酢酸エチル、アミド例え
ばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド及びN
-メチル-ピロリドン、ニトリル例えばアセトニトリル及
びプロピオニトリル、スルホキシド例えばジメチルスル
ホキシド並びに水または塩水溶液が含まれる。
【0050】この目的に好適に使用される塩はアルカリ
金属またはアルカリ土金属の塩化物または硫酸塩例えば
塩化ナトリウム、塩化カリウムまたは塩化カルシウムで
ある。塩化ナトリウムが殊に好ましい。
【0051】本発明による方法は酸結合剤を用いて行う
ことが有利である。使用し得る酸結合剤は好ましくは強
酸基性アルカリ金属及びアルカリ土金属化合物例えば酸
化物例えば酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化マグネ
シウム及び酸化カルシウム、水酸化物例えば水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム及び水酸
化カルシウム、アルコラート例えばナトリウムt−ブチ
ラート及びカリウムt−ブチラート並びに/または炭酸
塩例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシ
ウム及び炭酸カルシウムである。
【0052】0.01〜10重量%(用いる式(III)の
グリコールアミドを基準として)の相関移動触媒の添加
はある場合に有利であることを証明し得る。挙げ得るか
かる触媒の例には次のものがある:塩化テトラブチルア
ンモニウム、臭化テトラブチルアンモニウム、臭化トリ
ブチル−メチルホスホニウム、塩化トリメチル−C13
15−アルキル−アンモニウム、メチル硫酸ジベンジル
−ジメチル−アンモニウム、塩化ジメチル−C12/C14
−アルキル−ベンジルアンモニウム、水酸化テトラブチ
ルアンモニウム、18-クラウン-6、塩化トリエチルベ
ンジルアンモニウム、塩化トリメチルベンジルアンモニ
ウム、臭化テトラエチルアンモニウム。本発明による方
法を行う場合、反応温度は実質的な範囲内で変え得る。
一般に、本法は−50乃至110℃間、好ましくは−2
0乃至80℃間の温度で行う。本発明による方法は一般
に大気圧下で行うが、昇圧または減圧下、例えば0.1
乃至10バール間で行うこともできる。
【0053】本発明による方法を行う際に、式(II)の
クロロフルオロベンゾキサゾール1モル当り0.5〜5
モル、好ましくは0.8〜1.5モルの式(III)のヒド
ロキシアセトアミドを一般に用いる。反応成分はいずれ
かの所望の順序で配合し得る。反応混合物は各々の場合
に反応が完了するまで撹拌し、そして常法により処理を
行う(製造実施例参照)。
【0054】本発明による活性化合物は、落葉剤、乾燥
剤、広葉樹の破壊剤及び、ことに殺雑草剤として使用す
ることができる。雑草とは、最も広い意味において、植
物を望まない場所に生長するすべての植物を意味する。
本発明による物質は、本質的に使用量に依存して完全除
草剤または選択的除草剤として作用する。
【0055】本発明による化合物は、例えば、次の植物
に関連して使用することができる:次の属の双子葉雑草 :カラシ属(Sinapis)、マ
メグンバイナズナ属(Leipidium)、ヤエムグ
ラ属(Galium)、ハコベ属(Stellari
a)、シカギク属(Matricaria)、カミツレ
モドキ属(Anthemis)、ガリンソガ属(Gal
insoga)、アカザ属(Chenopodiu
m)、イラクサ属(Urtica)、キオン属(Sen
ecio)、ヒユ属(Amaranthus)、スベリ
ヒユ属(Portulaca)、オナモミ属(Xant
hium)、ヒルガオ属(Convolvulus)、
サツマイモ属(Ipomoea)、タデ属(Polyg
onum)、セスバニア属(Sesbania)、オナ
モミ属(Ambrosia)、アザミ属(Cirsiu
m)、ヒレアザミ属(Carduus)、ノゲシ属(S
onchus)、ナス属(Solanum)、イヌガラ
シ属(Rorippa)、キカシグサ属(Rotal
a)、アゼナ属(Lindernia)、ラミウム属
(Lamium)、クワガタソウ属(Veronic
a)、イチビ属(Abutilon)、エメクス属(E
mex)、チョウセンアサガオ属(Datura)、ス
ミレ属(Viola)、チシマオドリコ属(Galeo
psis)、ケシ属(Papaver)及びセンタウレ
ア属(Centaurea)。
【0056】次の属の双子葉栽培植物:ワタ属(Gos
sypium)、ダイズ属(Glycine)、フダン
ソウ属(Beta)、ニンジン属(Daucus)、イ
ンゲンマメ属(Phaseolus)、エンドウ属(P
isum)、ナス属(Solanum)、アマ属(Li
num)、サツマイモ属(Ipomoea)、ソラマメ
属(Vicia)、タバコ属(Nicotiana)、
トマト属(Lycopersicon)、ラッカセイ属
(Arachis)、アブラナ属(Brassic
a)、アキノノゲシ属(Lactuca)、キユウリ属
(Cucumis)及びウリ属(Cucurbit
a)。
【0057】次の属の単子葉雑草:ヒエ属(Echin
ochloa)、エノコログサ属(Setaria)、
キビ属(Panicum)、メヒシバ属(Digita
ria)、アワガリエ属(Phleum)、スズメノカ
タビラ属(Poa)、ウシノケグサ属(Festuc
a)、オヒシバ属(Eleusine)、ブラキアリア
属(Brachiaria)、ドクムギ属(Loliu
m)、スズメノチャヒキ属(Bromus)、カラスム
ギ属(Avena)、カヤツリグサ属(Cyperu
s)、モロコシ属(Sorghum)、カモジグサ属
(Agropyron)、シノドン属(Cynodo
n)、ミズアオイ属(Monocharia)、テンツ
キ属(Fimbristylis)、オモダカ属(Sa
gittaria)、ハリイ属(Eleochari
s)、ホタルイ属(Scirpus)、パスパルム属
(Paspalum)、カモノハシ属(Ischaem
um)、スフエノクレア属(Sphenoclea)、
ダクチロクテニウム属(Dactylocteniu
m)、ヌカボ属(Agrostis)、スズメノテッポ
ウ属(Alopecurus)及びアペラ属(Aper
a)。
【0058】次の属の単子葉栽培植物:イネ属(Ory
za)、トウモロコシ属(Zea)、コムギ属(Tri
ticum)、オオムギ属(Hordeum)、カラス
ムギ属(Avena)、ライムギ属(Secale)、
モロコシ属(Sorghum)、キビ属(Panicu
m)、サトウキビ属(Saccharum)、アナナス
属(Ananas)、クサスギカズラ属(Aspara
gus)およびネギ属(Allium)。
【0059】しかしながら、本発明による活性化合物の
使用はこれらの属にまったく限定されず、同じ方法で他
の植物に及ぶ。
【0060】化合物は、濃度に依存して、例えば工業地
域及び鉄道線路上、樹木が存在するかあるいは存在しな
い道路及び広場上の雑草の完全防除に適する。同等に、
化合物は多年生栽培植物、例えば造林、装飾樹木、果樹
園、ブドウ園、かんきつ類の木立、クルミの果樹園、バ
ナナの植林、コーヒーの植林、茶の植林、ゴムの木の植
林、油ヤシの植林、カカオの植林、小果樹の植え付け及
びホップの栽培植物の中の雑草の防除に、そして1年生
栽培植物中の雑草の選択的防除に使用することができ
る。
【0061】本発明による式(I)の化合物は栽培され
たイネにおける単子葉の雑草を選択的に防除する際に殊
に適する。
【0062】本活性化合物は普通の組成物例えば、溶
液、乳液、水和剤、懸濁剤、粉末、粉剤、塗布剤、可溶
性粉末、顆粒、懸濁−乳液濃厚剤、活性化合物を含浸さ
せた天然及び合成物質、並びに重合物質中の極く細かい
カプセルに変えることができる。
【0063】これらの組成物は公知の方法において、例
えば活性化合物を伸展剤、即ち液体溶媒及び/または固
体の担体と随時表面活性剤、即ち乳化剤及び/または分
散剤及び/または発泡剤と混合して製造される。
【0064】また伸展剤として水を用いる場合、例えば
補助溶媒として有機溶媒を用いることもできる。液体溶
媒として、主に、芳香族炭化水素例えばキシレン、トル
エンもしくはアルキルナフタレン、塩素化された芳香族
もしくは塩素化された脂肪族炭化水素例えばクロロベン
ゼン、クロロエチレンもしくは塩化メチレン、脂肪族炭
化水素例えばシクロヘキサン、またはパラフイン例えば
鉱油留分、鉱油及び植物油、アルコール例えばブタノー
ルもしくはクリコール並びにそのエーテル及びエステ
ル、ケトン例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトンもしくはシクロヘキサノン、強い有
極性溶媒例えばジメチルホルムアミド及びジメチルスル
ホキシド並びに水が適している。
【0065】固体の担体として、例えばアンモニウム塩
及び粉砕した天然鉱物、例えばカオリン、クレイ、タル
ク、チョーク、石英、アタパルジャイト、モントモリロ
ナイト、またはケイソウ土並びに粉砕した合成鉱物例え
ば高度に分散性ケイ酸、アルミナ及びシリケートが適し
ている;粒剤に対する固体の担体として、粉砕し且つ分
別した天然岩、例えば方解石、大理石、軽石、海泡石及
び白雲石並びに無機及び有機のひきわり合成顆粒及び有
機物質の顆粒例えばおがくず、やしがら、トウモロコシ
穂軸及びタバコ茎が適している;乳化剤及び/または発
泡剤として非イオン性及び陰イオン性乳化剤例えばポリ
オキシエチレン‐脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
脂肪族アルコールエーテル例えばアルキルアリールポリ
グリコールエーテル、アルキルスルホネート、アルキル
スルフェート、アリールスルホネート並びにアルブミン
加水分解生成物が適している;分散剤として、例えばリ
グニンスルファイト廃液及びメチルセルロースが適して
いる。
【0066】接着剤例えばカルボキシメチルセルロース
並びに粉状、粒状またはラテックス状の天然及び合成重
合体例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコール及びポ
リビニルアセテート並びに天然リン脂質例えばセファリ
ン及びレシチン、及び合成リン脂質を組成物に用いるこ
とができる。更に添加物は鉱油及び植物油であることが
できる。
【0067】着色剤例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸
化チタン及びプルシアンブルー並びに有機染料例えばア
リザリン染料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料、
及び微量の栄養剤例えば鉄、マンガン、ホウ素、銅、コ
バルト、モリブテン及び亜鉛の塩を用いることができ
る。
【0068】調製物は一般に活性化合物0.1乃至95
重量%間、好ましくは0.5乃至90重量%間を含有す
る。
【0069】また本発明による活性化合物は、そのまま
或いはその調製物の形態において、公知の除草剤との混
合物として雑草を防除するために用いることもでき、仕
上げた配合物または槽混合が可能である。
【0070】混合物に適する除草剤は公知の除草剤例え
ばアニリド例えばジフルフェニカン及びプロパニル;ア
リールカルボン酸例えばジクロロピコリン酸、ジカンバ
及びピクロラム;アリールオキシアルカノン酸例えば
2,4D、2,4DB、2,4DP、フルロキシピル、M
CPA、MCPP及びトリクロピル;アリールオキシ-
フェノキシ−カルカノン酸エステル例えばジクロホップ
−メチル、フェノキサプロップ−エチル、フルアジホッ
プ−ブチル、ハロキシホップ−メチル及びキザロホップ
−エチル;アジノン例えばクロリダゾル及びノルフルラ
ゾン;カルバメート例えばクロルプロファム、デスメジ
ファム、フェンメジファム及びプロファム;クロロアセ
トアニリド例えばアラクロル、アセトクロル、ブタクロ
ル、メタザクロル、メトラクロル、プレチラクロル及び
プロパクロル;ジニトロアニリン例えばオリザリン、ペ
ンジメタリン及びトリフルラリン;ジフェニルエーテル
例えばアシフルオルフェン、ビフェノックス、フルオロ
グリコフェン、ホメサフェン、ハロサフェン、ラクトフ
ェン及びオキシフルオルフェン;ウレア例えばクロルト
ルロン、ジウロン、フルオメツロン、イソプロツロン、
リヌロン及びメタベンズチアズロン;ヒドロキシシルア
ミン例えばアロキシジム、クレトジム、シクロキシジ
ム、セトキシジム及びトラルコオキシジム;イミダゾリ
ノン例えばイマゼタピル、イマザメタベンズ、イマザピ
ル及びイマザキン;ニトリル例えばブロモキシニル、ジ
クロベニル及びイオキシニル;オキシアセトアミド例え
ばメフェナセット;スルホニルウレア例えばアミドスル
フロン、ベンスルフロン−メチル、クロリムロン−エチ
ル、クロルスルフロン、シノスルフロン、メトスルフロ
ン−メチル、ニコスルフロン、プリミスルフロン、ピラ
ゾスルフロン−エチル、チフエンスルフロン−メチル、
トリアスルフロン及びトリベヌロン−メチル;チオカル
バメート例えばブチレート、シクロエート、ジ−アレー
ト、EPTC、エスプロカーブ、モリネート、プロスル
フオカーブ、チオベンカーブ及びトリ−アレート;トリ
アジン例えばアトラジン、シアナジン、シマジン、シメ
トリン、ターブトリン及びターブチラジン;トリアジノ
ン例えばヘキサジノン、メタミトロン及びメトリブジ
ン;他のもの例えばアミノトリアゾール、ベンフレセー
ト、ベンダゾン、シンメチリン、クロマゾン、クロピル
アリド、ジフェンゾリアット、ジチオピル、エトフメセ
ート、フルオロクロリドン、グルフオンネート、グリフ
オセート、イソキサベン、ピリデート、キンクロラッ
ク、キンメラック、スルホセート及びトリジフアンであ
る。
【0071】また他の公知の活性化合物、例えば殺菌・
殺カビ剤(fungicides)、殺昆虫剤(ins
ecticides)、殺ダニ剤(acaricide
s)、殺線虫剤(nematicides)、小鳥忌避
剤、植物栄養剤及び土壌改良剤との混合物が可能であ
る。
【0072】本活性化合物はそのままで、或いはその配
合物の形態またはその配合物から更に希釈して調製した
使用形態、例えば調製済液剤、懸濁剤、乳剤、粉剤、塗
布剤及び粒剤の形態で使用することができる。これらの
ものは普通の方法で、例えば、液剤散布(wateri
ng)、スプレー、アトマイジング(atomisin
g)または粒剤散布(scattering)によって
施用される。
【0073】本発明による活性化合物は植物の発芽の前
または後に施用することができる。また本化合物は種子
をまく前に土壌中に混入することができる。
【0074】本活性化合物の使用量は実質的な範囲内で
変えることができる。この量は本質的に所望の効果の特
質に依存する。一般に、施用量は土壌表面1ヘクタール
当り活性化合物10g乃至10kg間、好ましくは50
g乃至5kg/ha間である。
【0075】本発明による活性化合物の製造及び使用は
次の実施例から知り得る。
【0076】
〔実施例1〕
【0077】
【化13】
【0078】N−メチル−N−フェニルヒドロキシアセ
トアミド2.4g(15ミリモル)、カリウムt−ブチ
ラート1.7g(15ミリモル)、アセトニトリル11
ml及びt−ブタノール30mlの混合物を0℃に冷却
し、そしてアセトニトリル4ml中の2−クロロ−7−
フルオロ−ベンゾキサゾール2.6g(15ミリモル)
の溶液を0〜5℃で滴下しながら加えた。反応混合物を
0〜5℃で12時間撹拌し、次に水でその容量の約2倍
に希釈し、そして結晶状で得られた生成物を吸引濾過に
より単離した。
【0079】融点150℃のN−メチル−N−フェニル
−α−(7−フルオロベンゾキサゾル−2−イル−オキ
シ)−アセトアミド3.3g(理論値の73%)が得ら
れた。
【0080】実施例1と同様に、そして本発明による製
造方法の一般的記録に従って製造し得る式(I)の化合
物の他の例は下の表2に示すものである。
【0081】
【表14】
【0082】
【表15】
【0083】
【表16】
【0084】
【表17】
【0085】
【表18】
【0086】
【表19】
【0087】式(II)の出発物質: 〔実施例(II−1)〕
【0088】
【化14】
【0089】塩化チオニル60mlを7−フルオロ−2
−メルカプトベンゾキサゾール56g(0.33モル)
及びジメチルホルムアミド12mlの混合物に少量ずつ
加え、次に混合物を70℃に加熱した。次に更に塩化チ
オニル123mlを内部温度が70℃を越えないように
1時間にわたって滴下しながら加えた。完全な反応混合
物を2時間還流し、次に減圧下で濃縮した。残渣をシク
ロヘキサン800ml中に取り入れ、そして活性炭を用
いて精製した。混合物を水流ジエットの真空下で濃縮
し、次に残渣中に残った生成物をオイルポンプの真空下
での蒸留により精製した。
【0090】0.4ミリバールで沸点50℃の2−クロ
ロ−7−フルオロ−ベンゾキサゾール25g(理論値の
45%)が得られた。
【0091】〔実施例(II−2)〕
【0092】
【化15】
【0093】塩化チオニル100mlを6−フルオロ−
2−メルカプトベンゾキサゾール102g(0.60モ
ル)及びジメチルホルムアミド18mlの混合物に少量
ずつ加え、次に混合物を70℃に加熱した。次に更に塩
化チオニル300mlを内部温度が70℃を越えないよ
うに1時間にわたって滴下しながら加えた。完全な反応
混合物を2時間還流し、次に減圧下で濃縮した。残渣を
シクロヘキサン500ml中に取り入れ、そして活性炭
を用いて精製した。混合物を水流ジエットの真空下で濃
縮し、次に残渣中に残った生成物をオイルポンプの真空
下での蒸留により精製した。
【0094】1ミリバールで沸点55℃の2−クロロ−
6−フルオロ−ベンゾキサゾール83g(理論値の81
%)が得られた。
【0095】式(IV)の出発物質: 〔実施例(IV−1)〕
【0096】
【化16】
【0097】2−アミノ−6−フルオロ−フェノール4
8g(0.38モル)、エチルキサンチン酸カリウム6
4g(0.40モル)及び水200mlの混合物を3時
間還流した。続いて水600ml及び濃塩酸100ml
を加え、そして結晶状で得られた生成物を吸引濾過によ
り単離した。
【0098】融点216℃の7−フルオロ−2−メルカ
プトベンゾキサゾール56.7g(理論値の89%)が
得られた。
【0099】〔実施例(IV−2)〕
【0100】
【化17】
【0101】水200ml中のエチルキサンチン酸カリ
ウム302g(1.88モル)の溶液を2−アミノ−5
−フルオロ−フェノール218g(1.71モル)及び
エタノール1.7lの混合物に加え、そして完全な混合
物を4.5時間還流した。アルコールの殆んどは順次留
去し、そして残渣を水4リットルで処理し、酢酸で酸性
に調整した。結晶状で得られた生成物を吸引濾過により
単離した。
【0102】融点245℃の6−フルオロ−2−メルカ
プトベンゾキサゾール261g(理論値の100%)が
得られた。
【0103】使用例:次の使用例において、比較物質と
して下記の化合物を用いた:
【0104】
【化18】
【0105】N−メチル−ベンゾチアゾル−2−イル−
オキシ−アセトアニリド(ヨーロッパ特許出願公開第
5,501号、実施例1に開示)。
【0106】〔実施例A〕栽培されたイネにおける発芽
前水表面処理 施用に適する調製物を製造するために、活性化合物1部
をアセトン5部に溶解し;次に乳化剤としてベンジルオ
キシ-ポリグリコールエーテル1部を加えた。次にこの
ものを水で所望の濃度に調整した。2葉の段階のイネを
土壌で満たしたポット中に植えた。試験植物の種をまい
た(1cmの深さ)。2日後、ポットに水を3cmの深
さで満たした。続いて活性化合物の調製物を水表面に施
用した。4週間後、除草作用及び処理した植物の損傷を
未処理植物と比較して肉眼で%で評価した。0%は作用
なしを意味し、100%は完全撲滅を意味する。
【0107】この試験はイネにおける本発明による活性
化合物、殊に製造実施例1、2、3、4、5、6、7、
8、9、10、11、12及び13の適用性がある場合
に極めて良好であり、一方雑草、殊にイヌビエ(Ech
inochloacrusgalli)に対する活性が
公知の化合物(A)と比較してかなり強いことを示す。
その結果を表Aに示す。
【0108】
【表20】
【0109】
【表21】
【0110】
【表22】
【0111】本発明の主なる特徴及び態様は以下のとお
りである。
【0112】1.一般式(I)
【0113】
【化19】
【0114】式中、R1は水素またはアルキル、アルケ
ニル、アルキニルもしくはアラルキルよりなる群からの
随時置換されていてもよい基を表わし、R2はアルキ
ル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロ
アルケニル、アラルキル、アリール、アルコキシ、アル
ケニルオキシまたはアルキニルオキシよりなる群からの
随時置換されていてもよい基を表わすか、或いはR1
びR2はこれらのものが結合する窒素原子と一緒になっ
て更にヘテロ原子を含有することができ、そしてベンゾ
基が融合し得る随時置換されていてもよい飽和もしくは
不飽和の窒素複素環を形成する、のフルオロベンゾキサ
ゾリルオキシアセトアミド。
【0115】2.R1が水素、随時フッ素、塩素、シア
ノもしくはC1〜C4−アルコキシで置換されていてもよ
いC1〜C8−アルキルを表わすか、随時フッ素及び/も
しくは塩素で置換されていてもよいC2〜C8−アルケニ
ルを表わすか、或いはC2〜C8−アルキニルまたはベン
ジルを表わし、R2が随時フッ素、塩素、シアノもしく
はC1〜C4−アルコキシで置換されていてもよいC1
8−アルキルを表わすか、随時フッ素及び/もしくは
塩素で置換されていてもよいC2〜C8−アルケニルを表
わすか、C2〜C8−アルキニルを表わすか、随時塩素及
び/もしくはC1〜C3−アルキルで置換されていてもよ
いC3〜C6−シクロアルキルを表わすか、C5−または
6−シクロアルケニルを表わすか、随時フッ素、塩素
及び/もしくはC1〜C4−アルキルで置換されていても
よいベンジルを表わすか、随時フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素、シアノ、ニトロ、C1〜C4−アルキル、トリフル
オロメチル、C1〜C4−アルコキシ及び/もしくはC1
〜C4−アルキルチオで置換されていてもよいフェニル
を表わすか、随時C1〜C4−アルコキシで置換されてい
てもよいC1〜C8−アルコキシを表わすか、またはC3
〜C4−アルケニルオキシを表わすか、或いはR1及びR
2がこれらのものと結合する窒素原子と一緒になって随
時ベンゾ融合されていてもよく、そして随時C1〜C3
アルキルで1〜3置換されていてもよい飽和もしくは不
飽和の5〜7員の窒素複素環を形成することを特徴とす
る、上記1に記載の一般式(I)のフルオロベンゾキサ
ゾリルオキシアセトアミド。
【0116】3.R1がC1〜C4−アルキル、アリルま
たはプロパルギルを表わし、R2がC1〜C6−アルキ
ル、C1〜C2−アルコキシ-C1〜C2−アルキル、アリ
ル、プロパルギル、シクロペンチル、シクロヘキシル、
シクロヘキセニル、ベンジル、フェニル(随時フッ素、
塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、トリフ
ルオロメチル、メトキシもしくはエトキシで置換されて
いてもよい)、C1〜C6−アルコキシまたはC1〜C2
アルコキシ-C1〜C2−アルコキシを表わすか、或いは
1及びR2がこれらのものが結合する窒素原子と一緒に
なって随時メチル及び/もしくはエチルで1〜3置換さ
れていてもよいピペリジニルを表わすか、随時メチル及
び/もしくはエチルで1または2置換されていてもよい
ピロリジニルを表わすか、或いはパーヒドロアゼピニル
または1,2,3,4−テトラヒドロ(イソ)−キノリニ
ルを表わすことを特徴とする、上記1に記載の一般式
(I)のフルオロベンゾキサゾリルオキシアセトアミ
ド。
【0117】4.上記1〜3のいずれかに記載の式(I
C)、(IA)または(IB)
【0118】
【化20】
【0119】の4−フルオロ−、6−フルオロ−及び7
−フルオロ−ベンゾキサゾリルオキシアセトアミド。
【0120】5.式(II)
【0121】
【化21】
【0122】の2−クロロ-フルオロベンゾキサゾール
を適当ならば希釈剤の存在下、適当ならば酸結合剤の存
在下及び適当ならば触媒の存在下で一般式(III)
【0123】
【化22】 式中、R1及びR2は上記1に記載の意味を有する、のヒ
ドロキシアセトアミドと反応させることを特徴とする、
上記1に記載の式(I)のフルオロベンゾキサゾリルオ
キシアセトアミドの製造方法。
【0124】6.少なくとも1つの上記1に記載の式
(I)の化合物を含有することを特徴とする除草剤。
【0125】7.望ましくない植物の生長を防除する際
の上記1に記載の一般式(I)の化合物の使用。
【0126】8.請求項1に記載の一般式(I)の化合
物を雑草またはその環境上に作用させることを特徴とす
る、雑草の防除方法。
【0127】9.上記1に記載の一般式(I)の化合物
を増量剤及び/または表面活性剤と混合することを特徴
とする、除草剤の製造方法。
【0128】10.2−クロロ−4−フルオロ−ベンゾ
キサゾール、2−クロロ−6−フルオロ−ベンゾキサゾ
ール、2−クロロ−7−フルオロ−ベンゾキサゾール、
4−フルオロ−2−メルカプト−ベンゾキサゾール、6
−フルオロ−2−メルカプト−ベンゾキサゾール及び7
−フルオロ−2−メルカプト−ベンゾキサゾールの化合
物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルブレヒト・マルホルト ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルクー ゼン・カール−ドウイスベルク−シユトラ ーセ329 (72)発明者 ハンス−ヨアヒム・ザンテル ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルクー ゼン・グリユンシユトラーセ9アー (72)発明者 クラウス・リユルセン ドイツ連邦共和国デー5060ベルギツシユ− グラートバツハ2・アウグスト−キールス ペル−シユトラーセ145 (72)発明者 ロベルト・アール・シユミツト ドイツ連邦共和国デー5060ベルギツシユ− グラートバツハ2・イムバルトビンケル 110

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 式中、R1は水素またはアルキル、アルケニル、アルキ
    ニルもしくはアラルキルよりなる群からの随時置換され
    ていてもよい基を表わし、R2はアルキル、アルケニ
    ル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、
    アラルキル、アリール、アルコキシ、アルケニルオキシ
    またはアルキニルオキシよりなる群からの随時置換され
    ていてもよい基を表わすか、或いはR1及びR2はこれら
    のものが結合する窒素原子と一緒になって更にヘテロ原
    子を含有することができ、そしてベンゾ基が融合し得る
    随時置換されていてもよい飽和もしくは不飽和の窒素複
    素環を形成する、のフルオロベンゾキサゾリルオキシア
    セトアミド。
  2. 【請求項2】 R1が水素、随時フッ素、塩素、シアノ
    もしくはC1〜C4-アルコキシで置換されていてもよい
    1〜C8−アルキルを表わすか、随時フッ素及び/もし
    くは塩素で置換されていてもよいC2〜C8−アルケニル
    を表わすか、或いはC2〜C8−アルキニルまたはベンジ
    ルを表わし、R2が随時フッ素、塩素、シアノもしくは
    1〜C4−アルコキシで置換されていてもよいC1〜C8
    −アルキルを表わすか、随時フッ素及び/もしくは塩素
    で置換されていてもよいC2〜C8−アルケニルを表わす
    か、C2〜C8−アルキニルを表わすか、随時塩素及び/
    もしくはC1〜C3−アルキルで置換されていてもよいC
    3〜C6−シクロアルキルを表わすか、C5−またはC6
    シクロアルケニルを表わすか、随時フッ素、塩素及び/
    もしくはC1〜C4−アルキルで置換されていてもよいベ
    ンジルを表わすか、随時フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、
    シアノ、ニトロ、C1〜C4−アルキル、トリフルオロメ
    チル、C1〜C4−アルコキシ及び/もしくはC1〜C4
    アルキルチオで置換されていてもよいフェニルを表わす
    か、随時C1〜C4−アルコキシで置換されていてもよい
    1〜C8−アルコキシを表わすか、またはC3〜C4−ア
    ルケニルオキシを表わすか、或いはR1及びR2がこれら
    のものと結合する窒素原子と一緒になって随時ベンゾ融
    合されていてもよく、そして随時C1〜C3−アルキルで
    1〜3置換されていてもよい飽和もしくは不飽和の5〜
    7員の窒素複素環を形成することを特徴とする、請求項
    1に記載の一般式(I)のフルオロベンゾキサゾリルオ
    キシアセトアミド。
  3. 【請求項3】 R1がC1〜C4−アルキル、アリルまた
    はプロパルギルを表わし、R2がC1〜C6−アルキル、
    1〜C2−アルコキシ−C1〜C2−アルキル、アリル、
    プロパルギル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シク
    ロヘキセニル、ベンジル、フェニル(随時フッ素、塩
    素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、トリフル
    オロメチル、メトキシもしくはエトキシで置換されてい
    てもよい)、C1〜C6−アルコキシまたはC1〜C2−ア
    ルコキシ−C1〜C2−アルコキシを表わすか、或いはR
    1及びR2がこれらのものが結合する窒素原子と一緒にな
    って随時メチル及び/もしくはエチルで1〜3置換され
    ていてもよいピペリジニルを表わすか、随時メチル及び
    /もしくはエチルで1または2置換されていてもよいピ
    ロリジニルを表わすか、或いはパーヒドロアゼピニルま
    たは1,2,3,4−テトラヒドロ(イソ)−キノリニル
    を表わすことを特徴とする、請求項1に記載の一般式
    (I)のフルオロベンゾキサゾリルオキシアセトアミ
    ド。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の式(I
    C)、(IA)または(IB) 【化2】 の4−フルオロ−、6−フルオロ−及び7−フルオロ-
    ベンゾキサゾリルオキシアセトアミド。
  5. 【請求項5】 式(II) 【化3】 の2−クロロ−フルオロベンゾキサゾールを適当ならば
    希釈剤の存在下、適当ならば酸結合剤の存在下及び適当
    ならば触媒の存在下で一般式(III) 【化4】 式中、R1及びR2は請求項1に記載の意味を有する、の
    ヒドロキシアセトアミドと反応させることを特徴とす
    る、請求項1に記載の式(I)のフルオロベンゾキサゾ
    リルオキシアセトアミドの製造方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの請求項1に記載の式
    (I)の化合物を含有することを特徴とする除草剤。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の一般式(I)の化合物
    を雑草またはその環境上に作用させることを特徴とす
    る、雑草の防除方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の一般式(I)の化合物
    を増量剤及び/または表面活性剤と混合することを特徴
    とする、除草剤の製造方法。
  9. 【請求項9】 2−クロロ−4−フルオロ−ベンゾキサ
    ゾール、2−クロロ−6−フルオロ-ベンゾキサゾー
    ル、2−クロロ−7−フルオロ−ベンゾキサゾール、4
    −フルオロ−2−メルカプト−ベンゾキサゾール、6−
    フルオロ−2−メルカプト−ベンゾキサゾール及び7−
    フルオロ−2−メルカプト−ベンゾキサゾールの化合
    物。
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Cited By (1)

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