JPH0641028U - シールド付きワイヤーハーネス - Google Patents
シールド付きワイヤーハーネスInfo
- Publication number
- JPH0641028U JPH0641028U JP8154892U JP8154892U JPH0641028U JP H0641028 U JPH0641028 U JP H0641028U JP 8154892 U JP8154892 U JP 8154892U JP 8154892 U JP8154892 U JP 8154892U JP H0641028 U JPH0641028 U JP H0641028U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- wire harness
- metal foil
- mesh
- shield
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- Pending
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- Insulated Conductors (AREA)
- Communication Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この考案は、安価なシールド付きワイヤーハ
ーネスを提供できるようにすることを目的とする。 【構成】 PET層に金属箔を貼着した金属箔テープ1
1を、束ねられた電線1全体に巻き付けてシールドする
ものである。 【効果】 従って、従来のメッシュテープ,粘着性メッ
シュテープ,編組チューブよりコストの低い金属箔テー
プを用いることによって、安価でかつメッシュのような
隙間がなくシールド効果の高いシールド付きワイヤーハ
ーネスを提供することができる。
ーネスを提供できるようにすることを目的とする。 【構成】 PET層に金属箔を貼着した金属箔テープ1
1を、束ねられた電線1全体に巻き付けてシールドする
ものである。 【効果】 従って、従来のメッシュテープ,粘着性メッ
シュテープ,編組チューブよりコストの低い金属箔テー
プを用いることによって、安価でかつメッシュのような
隙間がなくシールド効果の高いシールド付きワイヤーハ
ーネスを提供することができる。
Description
【0001】
この考案は、電子機器,コピー機,ファクシミリ,自動車等に用いられるシー ルド付きワイヤーハーネスに関する。
【0002】
自動車等に用いられるワイヤーハーネスは、一般に図3に示すように複数本の 電線1がテープ等により束ねられ、その両端にコネクタ2が接続されて構成され ており、自動車内部等で発生するノイズの影響を抑制するために、図4に示すよ うに、束ねられた電線1の全体にメッシュテープ3を巻き付けてシールドし、巻 き付けたメッシュテープ3の上から更に粘着テープを巻き付けてメッシュテープ 3がはずれないようにすることが行われている。
【0003】 このとき、メッシュテープ3は、図5に示すように、金属素線を編み一定幅で 長尺に形成したものであり、静電シールド効果を有する。
【0004】 また、図6に示すように、図5に示すメッシュテープ3の一面に粘着層4を形 成した粘着性メッシュテープ5を電線1全体に巻き付けることも行われている。
【0005】 さらに、実開平3−120624号公報に開示されている如く、図7に示すよ うに各電線1にコネクタ2を接続したのち、編組チューブ6を束ねられた電線1 に被せてシールドすることも行われている。
【0006】
しかし、従来ワイヤーハーネスのシールドに用いられているメッシュテープ3 ,粘着性メッシュテープ5や編組チューブ6は、いずれも製造コスト,材料コス トが高く、その結果製造されたシールド付きワイヤーハーネス自体が高価になり 、しかもメッシュテープ3,5や編組チューブ6が編目状であるため、隙間があ るため、その密度が小さいとシールド効果が低いという問題点がある。
【0007】 また、図8に示すような分岐を有するワイヤーハーネスの場合には、図9に示 すように幹線部分7だけしかメッシュテープ3,5編組チューブ6等によりシー ルドできず、枝線部分8が露出するという不都合があった。
【0008】 そこでこの考案は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、安 価でかつシールド効果の高いシールド付きワイヤーハーネスを提供できるように することを目的とする。
【0009】
この考案に係るシールド付きワイヤーハーネスは、束ねられた複数本の電線か ら成るシールド付きワイヤーハーネスであって、前記各電線全体に、樹脂基材に 金属箔を貼着したシールド用金属箔テープを巻き付けたことを特徴としている。
【0010】
この考案においては、樹脂基材に金属箔を貼着した金属箔テープを、束ねられ た電線全体に巻き付けてシールドするため、従来用いられているメッシュテープ ,粘着性メッシュテープ,編組チューブに比べて製造,材料コストの低い金属箔 テープを用いることによって、安価でかつ従来のような隙間がなくシールド効果 の高いシールド付きワイヤーハーネスの提供が可能となる。
【0011】
図1はこの考案のシールド付きワイヤーハーネスの一実施例の概略構成の説明 図、図2は図1の一部の断面図である。
【0012】 ただし、図1において、図3と同一符号は同一のもの若しくは相当するものを 示す。
【0013】 図1に示すように、テープ等により束ねられその両端にコネクタ2が接続され た複数本の電線1全体に、シールド用金属箔テープ11が巻き付けられ、シール ド付きワイヤーハーネスが形成される。
【0014】 この金属箔テープ11は、図2に示すように、樹脂基材であるポリエチレンテ レフタレート(以下PETという)層12の一面にアルミニウム(Al),銅( Cu),鉄(Fe)などの金属箔13が貼着されて形成されており、このときの PET層12の厚さは約12μm,静電シールド効果が得られるように金属箔1 3の厚さは約7〜9μmであり、巻き付け後のワイヤーハーネスの可撓性を確保 できるように、金属箔テープ11全体の厚さが20μm程度になるように各々の 厚さが設定される。
【0015】 そして、PET層12の他面に粘着層が設けられている場合には金属箔テープ 11を巻き付けるだけで金属箔テープ11が電線1に固着し、粘着層が設けられ ていない場合にはビニールテープ等によって金属箔テープ11が固定される。
【0016】 従って、従来のメッシュテープ,粘着性メッシュテープ,編組チューブ等に比 べ製造,材料コストの低い金属箔テープ11を用いることによって、安価でかつ メッシュのような隙間がなくシールド効果の高いシールド付きワイヤーハーネス を提供することができる。
【0017】 また、図8のような分岐を有するワイヤーハーネスであっても、枝線部分にも 容易に金属箔テープ11を巻くことができ、枝線部分のシールドが可能となる。
【0018】 なお、金属箔テープ11は上記した構成以外に、Al/PET/Alのように PET層の他面にもAl箔を貼着したものや、スズ(Sn)めっきしたCu箔を PET層に貼着したものであってもよく、これら以外にシールド効果を発揮しう る金属箔を樹脂基材に貼着した構成であればよい。
【0019】 また、Cu,Al等の静電シールド効果のある金属箔テープ、鉄(Fe)等の 電磁シールド効果のある金属箔テープ、及び両者を貼り合わせて複合シールド効 果のある複合金属箔テープを用いてもよい。
【0020】 さらに、シールド効果を高める為に金属箔の厚みを増したり、金属箔テープを 2層以上巻いてもよいのは言うまでもない。
【0021】
以上のように、この考案によれば、従来シールドに用いられていたメッシュテ ープ,粘着性メッシュテープ,編組チューブよりもコストの低い金属箔テープを 用いたため、安価でかつシールド効果の高いシールド付きワイヤーハーネスを提 供することができ、電子機器,自動車等のワイヤーハーネスとして好適である。
【図1】この考案のシールド付きワイヤーハーネスの一
実施例の概略構成の説明図である。
実施例の概略構成の説明図である。
【図2】図1の金属箔テープの断面図である。
【図3】一般のワイヤーハーネスの説明図である。
【図4】従来のシールド付きワイヤーハーネスの一例の
説明図である。
説明図である。
【図5】図4のメッシュテープの平面図である。
【図6】従来の他のシールド付きワイヤーハーネスに用
いられる粘着性メッシュテープの断面図である。
いられる粘着性メッシュテープの断面図である。
【図7】従来のシールド付きワイヤーハーネスのさらに
他の例の説明図である。
他の例の説明図である。
【図8】従来の分岐を有するワイヤーハーネスの説明図
である。
である。
【図9】図8のワイヤーハーネスをシールドした状態の
説明図である。
説明図である。
1 電線 11 金属箔テープ 12 PET層(樹脂基材) 13 金属箔
Claims (1)
- 【請求項1】 束ねられた複数本の電線から成るシール
ド付きワイヤーハーネスであって、前記各電線全体に、
樹脂基材に金属箔を貼着したシールド用金属箔テープを
巻き付けたことを特徴とするシールド付きワイヤーハー
ネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8154892U JPH0641028U (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | シールド付きワイヤーハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8154892U JPH0641028U (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | シールド付きワイヤーハーネス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0641028U true JPH0641028U (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=13749353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8154892U Pending JPH0641028U (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | シールド付きワイヤーハーネス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0641028U (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07312126A (ja) * | 1994-03-25 | 1995-11-28 | M I C Kk | ケーブル圧接ハーネスの製造方法 |
JP2008243724A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Yazaki Corp | 電線保護材及びワイヤーハーネス |
WO2009038099A1 (ja) * | 2007-09-18 | 2009-03-26 | Autonetworks Technologies, Ltd. | ワイヤーハーネスおよびその製造方法ならびに絶縁電線の接続方法 |
JP2009146850A (ja) * | 2007-12-18 | 2009-07-02 | Autonetworks Technologies Ltd | シールド電線 |
WO2011096478A1 (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-11 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
JP2017188197A (ja) * | 2016-04-01 | 2017-10-12 | 日立金属株式会社 | 差動信号伝送用ケーブル |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP8154892U patent/JPH0641028U/ja active Pending
Cited By (7)
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---|---|---|---|---|
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WO2011096478A1 (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-11 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
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