JP2816400B2 - 電磁波シールド用導電シート - Google Patents
電磁波シールド用導電シートInfo
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- H—ELECTRICITY
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電線をシールドして外部からの電磁波から
電線を保護し、あるいは電線から発生する電磁波を外部
に漏洩することを防止する電磁波シールド用導電シート
に関する。
電線を保護し、あるいは電線から発生する電磁波を外部
に漏洩することを防止する電磁波シールド用導電シート
に関する。
[従来の技術] 従来、外部からの電磁波から内部の電線を保護した
り、電線から発生する電磁波を外部に漏洩することを防
止する電磁波シールド部材としては、導電性を有するア
ルミ箔等の金属箔や金属線で編んだ筒状の編成物と絶縁
性を有する合成樹脂のシートとを積層したものが知られ
ている。
り、電線から発生する電磁波を外部に漏洩することを防
止する電磁波シールド部材としては、導電性を有するア
ルミ箔等の金属箔や金属線で編んだ筒状の編成物と絶縁
性を有する合成樹脂のシートとを積層したものが知られ
ている。
[発明が解決しようとする課題] 電線のシールドに要求される1つの条件はシールド性
である。電線を電磁波から保護したり、電線から発生す
る電磁波の漏洩を防止するためには、電線を導電性を有
する層で巻き、導電性の両端を電気的に接触させ、かつ
導電層を接地しなければならない。
である。電線を電磁波から保護したり、電線から発生す
る電磁波の漏洩を防止するためには、電線を導電性を有
する層で巻き、導電性の両端を電気的に接触させ、かつ
導電層を接地しなければならない。
しかしながら、従来の電磁波シールド部材は、付加的
な手段なしに導電層の両端を電気的に接触することはで
きない。即ち、金属線で編成した筒状の編物の場合、形
態保持性に乏しいため、巻き付けた形状から元の形状に
戻ろうとするので、巻き付けた形状のまま保持しづら
く、またアルミ箔等のような金属箔の場合は、硬いため
両端の接触部の面積が大きくとれないのである。
な手段なしに導電層の両端を電気的に接触することはで
きない。即ち、金属線で編成した筒状の編物の場合、形
態保持性に乏しいため、巻き付けた形状から元の形状に
戻ろうとするので、巻き付けた形状のまま保持しづら
く、またアルミ箔等のような金属箔の場合は、硬いため
両端の接触部の面積が大きくとれないのである。
一方、電線のシールド部材として要求されるもう一つ
の条件はフレキシビリティに富むこと、特に電線と同じ
方向にフレキシビリティを有することである。しかし、
金属箔や金属線で編んだ筒状の編成物と合成樹脂シート
を積層したものでは、電線と同じ方向のフレキシビリテ
ィは決して良好とはいえない。
の条件はフレキシビリティに富むこと、特に電線と同じ
方向にフレキシビリティを有することである。しかし、
金属箔や金属線で編んだ筒状の編成物と合成樹脂シート
を積層したものでは、電線と同じ方向のフレキシビリテ
ィは決して良好とはいえない。
そこで、本発明は上記課題を解決することを目的と
し、導電シートの両端を良好に電気的に接触させること
ができ、かつ電線と同じ方向にフレキシビリティに富む
導電シートを提供することにある。
し、導電シートの両端を良好に電気的に接触させること
ができ、かつ電線と同じ方向にフレキシビリティに富む
導電シートを提供することにある。
[課題を解決するための手段] かかる目的を解決すべく、本発明は課題を解決するた
めの手段として次の構成をとった。即ち、請求項1に記
載の発明は、電線の電磁波シールド用導電シートにおい
て、 前記電線と同じ方向の縦糸の少なくとも大多数を、繊
維の表面に金属をメッキした柔軟性を有する導電糸で構
成し、 前記電線と直交する方向の横糸の少なくとも大多数
を、塑性変形する金属線で構成し、 前記縦糸と横糸を編み合わせたことを特徴とする。
めの手段として次の構成をとった。即ち、請求項1に記
載の発明は、電線の電磁波シールド用導電シートにおい
て、 前記電線と同じ方向の縦糸の少なくとも大多数を、繊
維の表面に金属をメッキした柔軟性を有する導電糸で構
成し、 前記電線と直交する方向の横糸の少なくとも大多数
を、塑性変形する金属線で構成し、 前記縦糸と横糸を編み合わせたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電
磁波シールド用導電シートにおいて、 前記金属線は、前記縦糸の金属と接触した際に、接触
腐蝕の発生しない組合わせのものを使用することを特徴
とする。
磁波シールド用導電シートにおいて、 前記金属線は、前記縦糸の金属と接触した際に、接触
腐蝕の発生しない組合わせのものを使用することを特徴
とする。
[作用] 前述の縦糸と横糸を編み合せた電磁波シールド用導電
シートを電線に巻きシールドする。電磁波シールド用導
電シートを両端が僅かに重ね合う状態で電線に巻き付け
た後、僅かな力で圧縮することにより、電磁波シールド
用シートの両端が電気的に接触し、力を除去してもその
状態を保持する。また、縦糸が、電線と同じ方向に沿っ
て電線に巻き付く。縦糸は、フレキシビリティに富む繊
維で構成されているため電線に密着しやすい。特に、請
求項2に記載の電磁波シールド用導電シートでは、導電
シートの縦糸を構成する金属と横糸を構成する金属が接
触しても、その組合わせにより接触腐蝕が発生しない。
シートを電線に巻きシールドする。電磁波シールド用導
電シートを両端が僅かに重ね合う状態で電線に巻き付け
た後、僅かな力で圧縮することにより、電磁波シールド
用シートの両端が電気的に接触し、力を除去してもその
状態を保持する。また、縦糸が、電線と同じ方向に沿っ
て電線に巻き付く。縦糸は、フレキシビリティに富む繊
維で構成されているため電線に密着しやすい。特に、請
求項2に記載の電磁波シールド用導電シートでは、導電
シートの縦糸を構成する金属と横糸を構成する金属が接
触しても、その組合わせにより接触腐蝕が発生しない。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
電磁波シールド用導電シート10は、電線1をシールド
した際、電線1と同じ方向になる縦糸を導電糸12で、電
線1と直交する方向になる横糸を金属線14で編み合せて
形成されている。
した際、電線1と同じ方向になる縦糸を導電糸12で、電
線1と直交する方向になる横糸を金属線14で編み合せて
形成されている。
導電糸12は、柔軟性を有する合成繊維の表面に、例え
ば銅や錫等の導電性を有する金属をメッキしたものであ
る。このメッキの厚さは、電磁波シールド用導電シート
10を電線1を巻き付ける方向に屈曲させるために柔軟性
に富み、しかも電磁波を遮蔽する必要から、0,5〜10μ
で、好ましくは1〜5μである。また、金属線14は、例
えば導電性を有する銅等を針金状にしたもので、電磁波
シールド用導電シート10を電線1に巻き付ける方向に屈
曲した際、簡単に元に戻らず、その形状を保持するため
導電糸12に比べて塑性変形し易いものである。
ば銅や錫等の導電性を有する金属をメッキしたものであ
る。このメッキの厚さは、電磁波シールド用導電シート
10を電線1を巻き付ける方向に屈曲させるために柔軟性
に富み、しかも電磁波を遮蔽する必要から、0,5〜10μ
で、好ましくは1〜5μである。また、金属線14は、例
えば導電性を有する銅等を針金状にしたもので、電磁波
シールド用導電シート10を電線1に巻き付ける方向に屈
曲した際、簡単に元に戻らず、その形状を保持するため
導電糸12に比べて塑性変形し易いものである。
このように、縦糸は柔軟性を有し、しかも電磁波を遮
蔽できるものであるため、導電糸12が少なくとも大多数
で構成されている必要があるが、前記のような柔軟性を
有すればよく、導電糸12と若干の金属線14で構成しても
よい。また、横糸は形状を保持し、電磁波を遮蔽できる
ものであるため、少なくとも金属線14が大多数である必
要があるが、前記のような保持性を有し、遮蔽ができる
ものであれば、金属線14と若干の導電糸12、またはそれ
以外の繊維で構成してもよい。縦糸、横糸に使用される
金属線14の径は、前記の性質上、50〜500μmφ、金属
線14の本数は横糸方向が10〜50本/cm、縦糸方向が5〜3
0本/cmであることが好ましい。
蔽できるものであるため、導電糸12が少なくとも大多数
で構成されている必要があるが、前記のような柔軟性を
有すればよく、導電糸12と若干の金属線14で構成しても
よい。また、横糸は形状を保持し、電磁波を遮蔽できる
ものであるため、少なくとも金属線14が大多数である必
要があるが、前記のような保持性を有し、遮蔽ができる
ものであれば、金属線14と若干の導電糸12、またはそれ
以外の繊維で構成してもよい。縦糸、横糸に使用される
金属線14の径は、前記の性質上、50〜500μmφ、金属
線14の本数は横糸方向が10〜50本/cm、縦糸方向が5〜3
0本/cmであることが好ましい。
縦糸と横糸に使用される導電糸12のメッキされた金属
や金属線14の金属は、共に導電性を有し、その接点にお
いて一定電圧以上の電圧が生じると接触腐蝕が発生する
ので、この接触腐蝕を防ぐため、適当な組合わせを選択
しなければならない。実験の結果、接触点における両金
属の電位差が0,2V以下であれば、実用上問題となる腐蝕
が起こらないことがわかった。そこで、本実施例では導
電糸12のメッキされた金属と金属線14に使用される金属
とを接触腐蝕が発生しない0,2V以下とするため、第1表
に示すような金属の組合せにしている。
や金属線14の金属は、共に導電性を有し、その接点にお
いて一定電圧以上の電圧が生じると接触腐蝕が発生する
ので、この接触腐蝕を防ぐため、適当な組合わせを選択
しなければならない。実験の結果、接触点における両金
属の電位差が0,2V以下であれば、実用上問題となる腐蝕
が起こらないことがわかった。そこで、本実施例では導
電糸12のメッキされた金属と金属線14に使用される金属
とを接触腐蝕が発生しない0,2V以下とするため、第1表
に示すような金属の組合せにしている。
第1表において、左欄は金属線14に使用される金属、
右欄は導電糸12に使用される金属を表している。
右欄は導電糸12に使用される金属を表している。
上記のようにして形成された電磁波シールド用導電シ
ート10の両面には、電磁波シールド用導電シート10を第
4図に示すように、電線1の束である電線束の形状に合
せて円筒状に屈曲させた際、その形状を完全に保持する
ための止め具である面ファスナー20が設けられている。
この面ファスナー20は、両面の上下の面に夫々設けら
れ、円筒状に屈曲した際に合致させる。このように、本
実施例では面ファスナー20を使用しているが、この止め
具は導電シート10が円筒状の形状になった際、その形状
を完全に保持できるものであればよく、例えばホック等
を両面に備えてもよく、あるいは電磁波シールド用導電
シート10と別体のクリップ等でもよい。
ート10の両面には、電磁波シールド用導電シート10を第
4図に示すように、電線1の束である電線束の形状に合
せて円筒状に屈曲させた際、その形状を完全に保持する
ための止め具である面ファスナー20が設けられている。
この面ファスナー20は、両面の上下の面に夫々設けら
れ、円筒状に屈曲した際に合致させる。このように、本
実施例では面ファスナー20を使用しているが、この止め
具は導電シート10が円筒状の形状になった際、その形状
を完全に保持できるものであればよく、例えばホック等
を両面に備えてもよく、あるいは電磁波シールド用導電
シート10と別体のクリップ等でもよい。
電磁波シールド用導電シート10の片面には、絶縁性を
有し、水や油を防ぐ防水布25が備えら、電磁波シールド
用導電シート10と防水布25はその端部が糸にて縫いあわ
されている。このように、本実施例では、電磁波シール
ド用導電シート10の片面に防水布25を設けたが、この防
水布25は必ずしも設ける必要はなく、電磁波シールド用
導電シート10のみの構成でもよい。また、電磁波シール
ド用導電シート10の端部には、電磁波シールド用導電シ
ート10がひろった電磁波を逃がすためのアース端子30が
設けられ、このアース端子30にアース用電線32が半田付
けにて接続されている。尚、本実施例ではアースを取る
ための構成を上記のようにしたが、アース用電線32を電
磁波シールド用導電シート10に直接半田付けしてもよ
い。
有し、水や油を防ぐ防水布25が備えら、電磁波シールド
用導電シート10と防水布25はその端部が糸にて縫いあわ
されている。このように、本実施例では、電磁波シール
ド用導電シート10の片面に防水布25を設けたが、この防
水布25は必ずしも設ける必要はなく、電磁波シールド用
導電シート10のみの構成でもよい。また、電磁波シール
ド用導電シート10の端部には、電磁波シールド用導電シ
ート10がひろった電磁波を逃がすためのアース端子30が
設けられ、このアース端子30にアース用電線32が半田付
けにて接続されている。尚、本実施例ではアースを取る
ための構成を上記のようにしたが、アース用電線32を電
磁波シールド用導電シート10に直接半田付けしてもよ
い。
以上のような電磁波シールド用導電シート10の作動に
ついて説明する。
ついて説明する。
まず、第4図に示すように複数の電線1が束になった
電線束に、防水布25が外側になるようにして電磁波シー
ルド用導電シート10を円筒状にして巻く。しかる後、僅
かな力を加えて圧縮することにより横糸が電線1に直交
する方向に曲げられ、元の形状に戻らないよう形状を保
持する。また、縦糸は電線1と同じ方向に沿って密着す
る。したがって、電磁波シールド用導電シート10は、電
線1に巻かれた状態のままの形状を保持するので、器具
を使用して巻かれた状態を保持するために押え付けてお
く必要がない。そして、両面に備付けられた面ファスナ
ー25で電磁波シールド用導電シート10の両面を接合した
状態で完全に保持する。
電線束に、防水布25が外側になるようにして電磁波シー
ルド用導電シート10を円筒状にして巻く。しかる後、僅
かな力を加えて圧縮することにより横糸が電線1に直交
する方向に曲げられ、元の形状に戻らないよう形状を保
持する。また、縦糸は電線1と同じ方向に沿って密着す
る。したがって、電磁波シールド用導電シート10は、電
線1に巻かれた状態のままの形状を保持するので、器具
を使用して巻かれた状態を保持するために押え付けてお
く必要がない。そして、両面に備付けられた面ファスナ
ー25で電磁波シールド用導電シート10の両面を接合した
状態で完全に保持する。
この状態で、電磁波シールド用導電シート10が電磁波
をひろい、アース用電線32から電磁波を逃がす。
をひろい、アース用電線32から電磁波を逃がす。
このように、本実施例では、電磁波シールド用導電シ
ート10の縦糸と横糸を夫々上記のような構成にし、両面
に面ファスナー25を備えたので、導電シート10は容易に
電気的な接触をとることができる。また、縦糸に繊維を
使用しているので、電磁波シールド用導電シート10の電
線方向は非常にフレキシビリティに富む。さらに、電磁
波シールド用導電シート10の縦糸に使用される繊維の表
面の金属と横糸に使用される金属との接点の電位差を一
定電圧以下にし、しかも電磁波シールド用導電シート10
を円筒状にした際、外側になる面に防水布25を設けたの
で、電磁波シールド用導電シート10が腐蝕するおそれが
ない。さらに、アース用電線32を電磁波シールド用導電
シート10に取付けたので、電磁波を逃がすことができ
る。
ート10の縦糸と横糸を夫々上記のような構成にし、両面
に面ファスナー25を備えたので、導電シート10は容易に
電気的な接触をとることができる。また、縦糸に繊維を
使用しているので、電磁波シールド用導電シート10の電
線方向は非常にフレキシビリティに富む。さらに、電磁
波シールド用導電シート10の縦糸に使用される繊維の表
面の金属と横糸に使用される金属との接点の電位差を一
定電圧以下にし、しかも電磁波シールド用導電シート10
を円筒状にした際、外側になる面に防水布25を設けたの
で、電磁波シールド用導電シート10が腐蝕するおそれが
ない。さらに、アース用電線32を電磁波シールド用導電
シート10に取付けたので、電磁波を逃がすことができ
る。
尚、本発明はその要旨を逸脱しない限り、種々なる改
良は自由である。
良は自由である。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明の電磁波シールド用導電
シートによると、電線方向はフレキシビリティに富むの
で、電線の形状に合せて屈曲させ易く、かつ電線と直交
する方向は形状保持性が良好なので、僅かな力を加えて
変形させるだけで、容易に電気的な接点、いわゆる導電
層のリンクを作ることが可能である。
シートによると、電線方向はフレキシビリティに富むの
で、電線の形状に合せて屈曲させ易く、かつ電線と直交
する方向は形状保持性が良好なので、僅かな力を加えて
変形させるだけで、容易に電気的な接点、いわゆる導電
層のリンクを作ることが可能である。
また、特に、請求項2に記載の電磁波シールド用導電
シートでは、縦糸と横糸に使用される金属の接点におけ
る金属の電位差が一定電圧以下になるように金属を選択
しているので、縦糸と横糸が接触した点において実用上
問題となるような腐蝕が発生しない。
シートでは、縦糸と横糸に使用される金属の接点におけ
る金属の電位差が一定電圧以下になるように金属を選択
しているので、縦糸と横糸が接触した点において実用上
問題となるような腐蝕が発生しない。
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第1図は導
電糸と金属線を編み合せた状態の模式図、第2図は電磁
波シールド用導電シートの斜視図、第3図は電磁波シー
ルド用導電シートの断面図、第4図は電線束をシールド
した状態を示す断面図である。 1……電線、10……電磁波シールド用導電シート 12……導電糸、14……金属線 20……面ファスナー、25……防水布 30……アース端子、32……アース用電線
電糸と金属線を編み合せた状態の模式図、第2図は電磁
波シールド用導電シートの斜視図、第3図は電磁波シー
ルド用導電シートの断面図、第4図は電線束をシールド
した状態を示す断面図である。 1……電線、10……電磁波シールド用導電シート 12……導電糸、14……金属線 20……面ファスナー、25……防水布 30……アース端子、32……アース用電線
Claims (2)
- 【請求項1】電線の電磁波シールド用導電シートにおい
て、 前記電線と同じ方向の縦糸の少なくとも大多数を、繊維
の表面に金属をメッキした柔軟性を有する導電糸で構成
し、 前記電線と直交する方向の横糸の少なくとも大多数を、
塑性変形する金属線で構成し、 前記縦糸と横糸を編み合わせたことを特徴とする電磁波
シールド用導電シート。 - 【請求項2】前記金属線は、前記縦糸の金属と接触した
際に、接触腐蝕の発生しない組合わせのものを使用する
ことを特徴とする請求項1に記載の電磁波シールド用導
電シート。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2314886A JP2816400B2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | 電磁波シールド用導電シート |
US07/766,046 US5209964A (en) | 1990-11-20 | 1991-09-26 | Conductive sheet for shielding electromagnetic waves |
DE4132985A DE4132985C2 (de) | 1990-11-20 | 1991-10-04 | Leitfähige Matte zur Abschirmung elektromagneticher Wellen |
DE9112362U DE9112362U1 (de) | 1990-11-20 | 1991-10-04 | Leitfähige Matte zur Abschirmung elektromagnetischer Wellen |
GB9122896A GB2250855B (en) | 1990-11-20 | 1991-10-29 | Conductive sheet for shielding electromagnetic waves |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2314886A JP2816400B2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | 電磁波シールド用導電シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04184998A JPH04184998A (ja) | 1992-07-01 |
JP2816400B2 true JP2816400B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=18058811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2314886A Expired - Fee Related JP2816400B2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | 電磁波シールド用導電シート |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5209964A (ja) |
JP (1) | JP2816400B2 (ja) |
DE (2) | DE4132985C2 (ja) |
GB (1) | GB2250855B (ja) |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE9408490U1 (de) * | 1994-05-25 | 1995-09-28 | Ernst Fehr technische Vertretungen und Beratung, Goldach | Strahlenschirmschutzauflage |
DE9409806U1 (de) * | 1994-06-17 | 1994-09-08 | Siemens AG, 80333 München | Schirmband |
DE4431046B4 (de) * | 1994-09-01 | 2005-12-29 | Empac Verpackungs-Gmbh | Kunststoffverpackungsbehälter mit verbesserter elektrostatischer Ableitfähigkeit |
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