JPH0640308A - 車両の安全装置 - Google Patents

車両の安全装置

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JPH0640308A
JPH0640308A JP4215581A JP21558192A JPH0640308A JP H0640308 A JPH0640308 A JP H0640308A JP 4215581 A JP4215581 A JP 4215581A JP 21558192 A JP21558192 A JP 21558192A JP H0640308 A JPH0640308 A JP H0640308A
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value
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safety device
sensor
integrating
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Mineharu Shibata
峰東 柴田
Kenji Katsushiro
健次 勝代
Junichi Miyawaki
純一 宮脇
Etsuko Yamamoto
悦子 山本
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Naldec Corp
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Mazda Motor Corp
Naldec Corp
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • G01D1/16Measuring arrangements giving results other than momentary value of variable, of general application giving a value which is a function of two or more values, e.g. product or ratio

Abstract

(57)【要約】 【目的】エアバッグ等の安全装置の作動を適切な時期に
行なえるようにする。 【構成】GセンサGSの出力値が第1積分回路S7によ
って積分され、得られた第1積分値Aを判定回路度S8
において所定の判定レベルと比較することにより、安全
装置を作動させるか否かが判定される。第1積分回路S
7での積分に際しては、前回積分値を所定分減少させ
て、今回の積分値が得られるように行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衝突時に作動されて乗
員の保護を行なうためのエアバッグ等の安全装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最近の車両では、車両の衝突時に作動さ
れて乗員の保護を図るための安全装置を装備したものが
増加する傾向にある。この安全装置としては、衝突時に
車室内に展開されるエアバッグや、衝突時に強制的に引
張り状態(緊張状態)とされるプリテンション式シ−ト
ベルトなどがある。
【0003】上述した安全装置は、乗員の損傷が想定さ
れるような衝突時には確実に作動される一方、バンパが
若干変形する程度の軽衝突では作動しないようにするこ
とが要求される。このため、車体に取付けたGセンサ
(加速度センサ)からの出力信号を基に所定の演算を行
なって、この演算結果に基づいて安全装置を作動させる
か否かの判定を行なうことが提案されている。
【0004】特開平3−148348号公報、特開平1
14944号公報には、Gセンサの出力信号に対して積
分を行なって、積分値を所定の判定レベルと比較するこ
とが提案されている。すなわち、上記積分値に基づい
て、衝突形態や衝突エネルギをみることにより、安全装
置を作動させる必要のある衝突状態か、あるいは作動さ
せる必要のない衝突状態であるかを判定するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、安全装置に
よる乗員の適切な保護のためには、安全装置を適切な時
期に作動させることが望まれる。例えば、高速正面衝突
のようなときは低速正面衝突の場合に比してより早い時
期に安全装置を作動させることが要求される。また、車
体の一部に衝突を生じるポ−ル衝突のようなときは比較
的遅い時期に安全装置を作動させることが望まれるもの
である。
【0006】しかしながら、積分手段による積分を、遅
い時期に安全装置を作動させる要求に合せて設定した際
は、急激なGセンサ出力があった際にすみやかに安全装
置を作動させるという要求を十分に満足させることがで
きず、逆に、安全装置を早く作動させるように設定した
ときは、遅い時期に安全装置を作動させるという要求を
十分に満足させることがむずかしくなる。
【0007】したがって、本発明の目的は、安全装置を
適切な時期に作動し得るようにした車両の安全装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にあっては次のような構成としてある。すな
わち、車体に取付けられたGセンサと、前回の積分値を
所定分小さくして今回の積分値を得るように前記Gセン
サの出力値を積分する積分手段と、前記積分手段で得ら
れた積分値に基づいて、乗員保護用の安全装置を作動さ
せるか否かを判定する判定手段と、を備えた構成として
ある。
【0009】前記積分手段が、第1積分手段と第2積分
手段との2種類の積分手段とされて、第1積分手段の方
が第2積分手段に比して、前回の積分値を小さくする度
合が大きくなるように設定することができる。
【0010】前記判定手段が、第1積分手段で得られた
第1積分値に基づいて判定を行なう第1判定手段と、前
記第2積分手段で得られた第2積分値に基づいて判定を
行なう2種類の判定手段とされ、上記2種類の判定手段
の少なくとも一方で安全装置を作動させると判定された
ときに、安全装置が作動させることができる。
【0011】前記第1積分手段で積分される前に、前記
Gセンサの出力値から低周波成分を除去する第1ハイパ
スフィルタと、前記第2積分手段で積分される前に、前
記Gセンサの出力値から前記第1ハイパスフィルタより
も高い周波数の低周波成分を除去する第2ハイパスフィ
ルタと、をさらに備えた構成とすることができる。
【0012】前記第1積分手段で積分される前に、前記
Gセンサの出力値を該出力値が大きときは小さいときに
比して大きな増幅率で増幅する増幅手段をさらに備えた
構成とすることができる。
【0013】
【発明の効果】請求項1に記載された本発明によれば、
衝突当初からの衝撃量を積分値によってみることにより
遅い時期に安全装置を作動させるような衝突に対応しつ
つ、最新のGセンサ出力値をより重視した積分値を得
て、早く安全装置を作動させるという要求にも対応でき
ることになる。
【0014】請求項2に記載したような構成とすること
により、安全装置を早い時期に作動させるという要求と
遅い時期に作動させるという要求とに対して、2つの積
分手段によって機能分担することによってより確実に対
応することができる。
【0015】請求項3に記載したように、判定手段を2
つの積分手段に対応して個々独立して設けることによ
り、例えば2つの積分値を加算してこの加算値に基づい
て判定する場合に比して、安全装置を早い時期に作動さ
せる要求と遅い時期に作動させるという要求に対してよ
り精度よく対応できることになる。
【0016】請求項4に記載したように、2種類の積分
に合せてGセンサからの出力値を個々別々にフィルタ処
理することによって、より一層明確に、安全装置の早い
時期の作動と遅い時期の作動という要求に対応すること
ができる。
【0017】請求項5に記載したような構成とすること
により、早い時期での安全装置の作動という要求に対し
てより一層明確に対応できるものとなる。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例を添付した図面に基づい
て説明する。図1の説明 図1において、1、2はそれぞれエアバッグを膨張、展
開させるためのガス圧を得るためのインフレ−タであ
り、1は運転席エアバッグ用、2は助手席エアバッグ用
とされている。3はバッテリ、4はイグニッションスイ
ッチであり、イグニッションスイッチ4を経た後のバッ
テリ電圧が、昇圧回路5によって昇圧される。昇圧回路
5で昇圧された電圧は、インフレ−タ1、2の起爆用と
して用いられるもので、昇圧回路5からインフレ−タ
1、2に対する給電経路には、互いに直列に、スイッチ
イングトランジスタ6と7および低Gスイッチ8が接続
されている。
【0019】低Gスイッチ8は、Gボ−ルを利用した機
械的な構成とされて車体に固定設置されており、常時は
OFFとされる一方、車体に比較的小さなG例えば重力
加速度の4倍の加速度となる4Gが発生したときにON
とされるものである。これにより、イグニッションスイ
ッチ4がONされていることを条件として、各スイッチ
イングトランジスタ6、7および低Gスイッチがそれぞ
れONされたときに、昇圧回路5からの高い電圧がイン
フレ−タ1、2に印加されて当該インフレ−タ1、2が
起爆され、対応するエアバッグが車室内に膨張、展開さ
れることになる。
【0020】インフレ−タ1、2に対する起爆用電源と
して、コンデンサを利用したバックアップ電源9が構成
され、スイッチイングトランジスタ10がONされるこ
とにより、イグニッションスイッチ3がOFFされてい
てもしばらくの間は、当該バックアップ電源からインフ
レ−タ1、2に対して起爆用電圧が給電可能とされてい
る。
【0021】Uはマイクロコンピュ−タを利用して構成
された制御ユニットで、そのCPUが符号11で示され
る。このCPU11には、車体に取付けたGセンサ(加
速度センサ)GS、モニタ回路12、13からの信号が
入力される。また、CPU11からは、前記昇圧回路
5、スイッチイングトランジスタ6、7、10の他、警
報ランプ14、警報ブザ−15に対して出力される。上
記モニタ回路12は、インフレ−タ1、2の給電回路の
断線等の異常を検出するものである。モニタ回路13は
警報ランプ14への給電経路の断線等の異常を検出する
ものであり、警報ランプ14が作動しないときに、CP
U11はブザ−15を作動させる。そして、CPU11
の異常がウオッチドッグタイマ16により監視される。
【0022】図2の説明 制御ユニットUすなわちCPU11による制御内容の概
略を図2に基づいて説明する。先ず、P(ステップ−以
下同じ)1において、200μsec毎の所定タイミン
グであるか否かが判別される。このP1の判別でYES
のときは、P2において、GセンサGSからの信号が取
込まれ、この後P3において、GセンサGSによって4
G以上の加速度が検出されたか否かが判別される。
【0023】P3の判別でYESのときは、P4におい
て、後述する出力波形のための計算が行なわれる。そし
て、P5において、P4での計算結果が、所定の判定値
以上であるか否かが判別される。P5の判別でYESの
ときは、P6において、スイッチイングトランジスタ
6、7をONすることによりにインフレ−タ1、2を起
爆させる。この後、P7において、P6でのスイッチイ
ングトランジスタ6、7のON開始後300msecが
経過したか否かが判別される。このP7の判別でNOの
ときはP6へ戻って、スイッチイングトランジスタ6、
7がON作動され続ける。P7の判別でYESとなる
と、スイッチイングトランジスタ6、7がOFFされ
て、これ以上のインフレ−タ1、2への起爆動作が停止
される。
【0024】前記P5の判別でNOのときは、P9にお
いて、4Gの加速度検出から200msec経過したか
否かが判別される。この200msecは、4Gの加速
度検出からエアバッグを展開させるのに要求される最長
時間よりも長い時間、すなわちエアバッグを展開させる
必要性のないことが確認された後の時間となる。このP
9の判別でYESのときは、P10において各種パラメ
−タがクリアされる。
【0025】P3の判別でNOのときは、P11におい
て、モニタ回路12、13等を利用した制御系の故障診
断が行なわれる。P1の判別でNOのときは、P12に
おいて、昇圧回路5に対する昇圧のための制御が行なわ
れる。
【0026】図3の説明 次に、図3を参照しつつ、図2のP4とP5とについて
詳述する。先ず、GセンサGSからの出力信号(出力
値)が、ロ−パスフィルタS1を通過されて、不用な高
周波成分が除去される。この後、高速対応を重視した処
理(S5〜S8)と、低速対応を重視した処理(S2〜
S4)とが、個々別々に行なわれる。
【0027】高速対応を重視した処理においては、先ず
ハイパスフィルタS5において、1HZ以上の高周波成
分のみが通過される。次いで、増幅回路S6において、
Gセンサ出力値の増幅が行なわれる。増幅回路SBでの
増幅は、実施例では図3に示す増幅回路SBに付記した
式にしたがって指数関数的に行なうようにしてある。こ
の式においては、20Gのところで増幅率が1となり、
20Gを越える大きいGが入力されたときは入力値が大
きいほど増幅率が大きくされる(ピ−ク値の強調)。ま
た、入力値が20Gよりも小さいときは増幅率が1より
も小さくて、入力値が小さいほど増幅率も小さくなる
(実質的にこの領域は減衰となる)。
【0028】上記20Gの設定は、悪路走行等でノイズ
として単発的にあらわれるピ−ク値が10G前後である
ことを勘案して、このノイズが増幅されないようするた
めに設定されている。したがって、上記式中の20は、
10〜20程度の範囲で適宜設定し得るものである。勿
論、増幅率の変更は、線形的に行なうこともできる。
【0029】この後、第1積分回路S7において、後述
するように積分が行なわれて、第1積分値Aが得られ
る。この後、判定回路S8において、第1積分値Aが所
定の判定レベル(実施例では一定値)よりも大きくなっ
た時点で、インフレ−タ1、2起爆させる起爆信号が出
力される。
【0030】低速対応を重視した処理においては、先ず
ハイパスフィルタS2によって、40HZ以上の高周波
成分のみが通過される。この後、後述するように第2積
分回路S3によって積分が行なわれて、第2積分値Bが
算出される。そして、判定回路S4によって、第2積分
値Bが所定の判定レベル(実施例では一定値)を越えた
時点で、インフレ−タ1、2を起爆させる起爆信号が出
力される。
【0031】前記第1積分回路S7での積分は、図4に
示すように行なわれる。先ずP(ステップで以下同じ)
1において、今回のGセンサ出力値がG(n)として読
込まれる。この後、P2において、今回出力値G(n)
を前回の積分値に加算することにより、今回の積分値が
算出される。
【0032】P2の後P3において、今回の積分値が前
回の積分値として更新されるが、この更新に際して、次
のようにして今回積分値を小さくする処理が行なわれ
る。すなわち、P2で得られた今回積分値に対して所定
の減少係数α(0<α<1)が乗算されて、前回積分値
として更新される。このような減少係数αを用いる代り
に、減少値a(>0)をP2で得られた今回積分値から
差し引いてもよい。
【0033】なお、減少値aを用いるときは、そのとき
の積算値の大きさにかかわらず当該減少値a分だけ差し
引かれてしまうので、安定した減少を行なうという点か
らは減少係数αを用いるのが好ましい。もっとも、減少
値aを、時間の経過と共に徐々に大きくしていくように
すれば、安定した減少を得る上で好ましいものとなる。
【0034】第2積分回路S3での積分も、図4に示す
ようにして行なわれるが、用いられる減少係数がαの代
りにβとされて(aの代りにbとされる)、0<α<β
≦1(あるいは0≦b<a)とされる。
【0035】上述の説明から既に明らかなように、各積
分回路S7、S3では、前回積分値が所定分減少される
ことになるが、この減少度合は、第1積分回路S7の方
が第2積分回路S3よりも大きくなる(第2積分回路S
3では、β=1あるいはb=0とすることにより、実質
的に減少を行なわないことも可能)。
【0036】高速対応重視のS5〜S8の処理では、第
1積分回路S7で得られる第1積分値Aが、今回値G
(n)を重視した格好となるので、Gセンサからの出力
値が急激に大きくなったようなときにすみやかに対応し
て第1積分値Aがすみやかに大きくなり、安全装置とし
てのエアバッグをすみやかに作動させることが可能とな
る。勿論、積分を行なっているので、衝突当初からの衝
撃量も第1積分値Aに反映されて、低速衝突時には比較
的遅い時期に安全装置としてのエアバッグが作動される
ことになる。
【0037】上述のことは、低速衝突対応重視のS2〜
S4でも同じであるが、第2積分回路S3が、第1積分
回路S7に比して、第2積分値Bに占める今回値G
(n)の反映度合をより小さくしてあるので、遅い時期
に安全装置を作動させる場合により適したものとなって
いる。
【0038】以上に加えて、ハイパスフィルタS5で
は、S2に比して、通過する高周波成分が低周波分をよ
り多く含むもの、すなわち第1積分値Aが大きくなる傾
向を助長するものとなって、早い時期に安全装置を作動
させるのにより適したものとなる(S2を含む処理では
この逆の関係となる)。
【0039】さらに、増幅回路S6では、Gセンサ出力
値のピ−ク値をより重視した第1積分値Aが得られるの
で、この場合も早い時期に安全装置を作動させるのに適
したものとなる(増幅回路S6を有しない低速対応重視
の処理ではこの逆の関係となる)。
【0040】さらにまた、判定回路S8、S4というよ
うに、個々別々に設けてあるので、第1積分値Aと第2
積分値Bとを加算して1つの判定回路で判定する場合に
比して、安全装置の作動時期をより適切に行なうことが
できる。
【0041】ここで、第1積分回路S7で得られる第1
積分値Aは、車体の一部が衝突したいわゆるポ−ル衝突
に対応するのにも好適となっている。この点を詳述する
と、ポ−ル衝突の際は、GセンサGSからの出力値は、
一旦比較的大きなピ−ク値を示した後、車体変形が進行
している間は小さな出力値を示し、車体変形が限界にき
た時点で再び比較的大きなピ−ク値があらわれる。この
場合、再びあらわれる比較的大きなピ−ク値に基づいて
第1積分値Aが大きくなって、車体の変形限界がきた適
切な時期に安全装置を作動させることができる。
【0042】ちなみに、安全装置を作動させない極低速
正面衝突の際は、衝突当初に比較的起きなピ−ク値が出
現するものの、その後は大きなピ−ク値があらわれない
ので、この極低速正面衝突として区別してポ−ル衝突の
際に安全装置を確実に作動させる上でもの好ましいもの
となる。このような利点は、増幅回路S6によるピ−ク
値を強調した増幅によって、さらに助長されるものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す制御系統図。
【図2】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図3】Gセンサ出力に基づく演算部分と判定部分とを
ブロック図的に示す図。
【図4】積分方法の一例を示すフロ−チャ−ト。
【符号の説明】
1,2:インフレ−タ(エアバッグ用) 6,7:スイッチングトランジスタ(起爆用) 11:CPU U:制御ユニット S2:ハイパスフィルタ S3:第2積分回路 S4:第2判定回路 S5:第1ハイパスフィルタ S6:増幅回路 S7:第1積分回路 S8:第1判定回路 α:減少係数 β:減少係数 a:減少値 b:減少値 G(n):Gセンサ出力の今回値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮脇 純一 広島県安芸郡府中町新地3番1号 ナルデ ック株式会社内 (72)発明者 山本 悦子 広島県安芸郡府中町新地3番1号 ナルデ ック株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に取付けられたGセンサと、 前回の積分値を所定分小さくして今回の積分値を得るよ
    うに前記Gセンサの出力値を積分する積分手段と、 前記積分手段で得られた積分値に基づいて、乗員保護用
    の安全装置を作動させるか否かを判定する判定手段と、
    を備えていることを特徴とする車両の安全装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記積分手段が、第1積分手段と第2積分手段との2種
    類の積分手段とされて、第1積分手段の方が第2積分手
    段に比して、前回の積分値を小さくする度合が大きくな
    るように設定されているもの。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記判定手段が、第1積分手段で得られた第1積分値に
    基づいて判定を行なう第1判定手段と、前記第2積分手
    段で得られた第2積分値に基づいて判定を行なう2種類
    の判定手段とされ、 上記2種類の判定手段の少なくとも一方で安全装置を作
    動させると判定されたときに、安全装置が作動されるも
    の。
  4. 【請求項4】請求項2において、 前記第1積分手段で積分される前に、前記Gセンサの出
    力値から低周波成分を除去する第1ハイパスフィルタ
    と、 前記第2積分手段で積分される前に、前記Gセンサの出
    力値から前記第1ハイパスフィルタよりも高い周波数の
    低周波成分を除去する第2ハイパスフィルタと、をさら
    に備えているもの。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記第1積分手段で積分される前に、前記Gセンサの出
    力値を該出力値が大きときは小さいときに比して大きな
    増幅率で増幅する増幅手段をさらに備えているもの。
JP4215581A 1992-07-21 1992-07-21 車両の安全装置 Pending JPH0640308A (ja)

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US08/093,894 US5402343A (en) 1992-07-21 1993-07-20 Safety device for an automobile vehicle
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DE4324511A DE4324511A1 (de) 1992-07-21 1993-07-21 Sicherheitseinrichtung für ein selbstfahrendes Fahrzeug

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