JPH0638322B2 - 走水防止電力用電線、ケーブル - Google Patents

走水防止電力用電線、ケーブル

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JPH0638322B2
JPH0638322B2 JP63043074A JP4307488A JPH0638322B2 JP H0638322 B2 JPH0638322 B2 JP H0638322B2 JP 63043074 A JP63043074 A JP 63043074A JP 4307488 A JP4307488 A JP 4307488A JP H0638322 B2 JPH0638322 B2 JP H0638322B2
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cables
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cable
compound
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幸次郎 石瀬
茂俊 佐々木
顕治 石橋
茂樹 大沢
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、走水防止電力用電線、ケーブル、詳しくは電
力用電線、ケーブルの導体素線間の走水を防止し、ケー
ブル端末からの水の浸入、あるいはケーブル長さ方向の
温度分布による導体内の局部的な水分の凝縮を防止する
ものに関する。
「従来の技術」 高電圧のプラスチック絶縁電線、ケーブルとしては現在
架橋ポリエチレンを絶縁体としたCVケーブルが広く使
用されている。しかしながらCVケーブルに於いては、
絶縁体中に水分が浸入すると水ツリー現象により絶縁体
の劣化が促進され、寿命を著しく低下させるという問題
がある。
この様な問題を解決すべく、絶縁体外側からの水浸入に
対しては、金属層等のバリヤーを施こす、又導体側から
の水浸入に対しては導体の走水防止を行なう等の方法が
とられている。
この導体の走水防止については従来、ポリブテン等の高
粘度の液体や、ブチルゴム等のゴムを導体素線間に充填
するという方法が採用されてきた。充填する方法として
は撚線時に圧入する、あるいは撚線の各層間に被覆する
等の方法がとられている。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、この方法では、充填するコンパウンドが
柔らかく、コンパウンド自体の形状保持が出来ない為に
導体最外層にコンパウンドがにじみ出し、絶縁被覆の工
程で、絶縁層にコンパウンドが流れ込む、内部半導電層
を押出被覆する場合には内部半導電層の不整が発生する
等の問題が生じる。これを防止する為には導体上にテー
プを巻いてにじみ出しの影響を抑える必要があり、コス
トアップとなるという問題もでてくる。
上記に鑑み、本発明はこのような問題点を解消するため
開発されたものである。
「課題を解決するための手段」 即ち本発明は、第1図(本発明の電力用電線、ケーブル
の導体部分の詳細断面図)及び第2図(通常の電力用電
線、ケーブルの概略断面図)に例示する様に、結晶性を
有し、なおかつ融点が80℃以下のポリオレフインにカー
ボンブラックを添加した導電性コンパウンド(15)を導体
(1)の素線(16)間に充填して、導体素線間の走水を防止
することを特徴とする電力用電線、ケーブルである。
なお第1図中、(1)は導体、(2)は半導電性テープ、(3)
及び(5)は半導電性混和物、(4)は絶縁体(例えば架橋ポ
リエチレン絶縁体)、(6)は半導電性テープ、(7)はしや
へいテープ(例えば軟銅テープ)、(8)は押えテープ
(例えば布テープ)、(9)はシース(例えばビニルシー
ス、ポリエチレンシース)、(10)及び(11)は半導電層、
(12)は介在物(例えば介在ジユート)である。
以下に本発明を実施例をも用いて更に説明する。
本発明は、走水防止用のコンパウンドとして、結晶性を
有するポリオレフインにカーボンブラックを添加したコ
ンパウンドを採用する事により、前述のコンパウンドの
にじみ出しが無く、導体上にテープを施こさなくても、
押出内部半導電層の不整も生じない導体走水防止電力用
電線、ケーブルを提供するものである。
「作用」 本発明の電力用電線、ケーブルは導体走水防止コンパウ
ンドとして結晶性を有するポリマーを使用し、例えば押
出機を用いて複数本数の素線を撚り合わされて成る導体
に充填もしくは被覆される。結晶性を有するポリマーを
使用している為に押出後、導体によって冷やされ、充填
と同時に固化する為に導体上へにじみ出す等の問題がな
く、内部半導電層や絶縁層を押出しする際にも不整、流
れ込みが生じない。
又、このポリマーとしては半導電層や絶縁層との接着を
良くする為にポリオレフインが使用される。更に、ポリ
マーの融点が高いと、充分に充填しない内に固化し、水
密性能が低下する。従って水密性を維持するには融点を
80℃以下にする事が望ましい。又、高圧ケーブルは導
体上に半導電層を施こしており、導体と半導電層の接触
を考えると、コンパウンドは導電性である事が望まし
い。このコンパウンドのベースポリマーとしてはエチレ
ン酢酸ビニル共重合体、エチレンエチルアクリレート共
重合体、エチレンプロピレン共重合体、エチレンαオレ
フイン共重合体等のポリオレフインが使用され、導電性
を付与する為にカーボンブラックが配合されてなり、必
要に応じて加工助剤、老化防止剤、架橋剤、粘着付与剤
等が添加される。
コンパウンドを充填する方法としては押出機の外、ギヤ
ーポンプ等で圧入してもよく、テープ状に成形してこれ
を挿入する等の方法をとってもよい。
「実施例」 以下に本発明の実施例を比較例と共に述べる、たゞし本
発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
各種の導電性コンパウンドを作成し、押出機、又はギヤ
ーポンプにより導体撚線時に素線間にコンパウンドを圧
入して、2.6mmφの銅線を7本撚り合わせた導体を作
成した。
この導体上に内部半導電層1mm厚、架橋ポリエチレン絶
縁3.0mm厚を被覆した電線を作って評価した。この結
果は第1表の通りであり、本発明になる電線が走水防止
効果も良く、内部半導電層の不整もない事を確認した。
以上本発明を特にCVケーブルについて説明したが、本
発明はCVケーブルのほか導体の走水防止を必要とする
電力用電線、ケーブルに摘要できる。
「発明の効果」 以上の様に本発明によれば、導体の走水防止のため導体
素線間に充填するコンパウンドの導体最外層へのにじみ
出し、ひいては絶縁工程で絶縁層にコンパウンドの流れ
込み、内部半導電層を押出被覆する場合には内部半導電
層の不整等の問題が生せず、耐電圧の優れた電力用電
線、ケーブルが、しかも安価に得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の走水防止電力用電線、ケーブルの導体
部分の詳細断面図を、又第2図(a)、(b)、(c)は通常の
電力用電線、ケーブルの概略断面図を夫々例示してい
る。 (1)……導体、(2)……半導電性テープ、 (3)……半導電性混和物、(4)……絶縁体(架橋ポリエチ
レン等)、 (9)……シース(ビニル、ポリエチレン等)、(10)……半
導電層、 (15)……防水コンパウンド、(16)……導体素線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大沢 茂樹 大阪府大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電気工業株式会社大阪製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−157615(JP,A) 実開 昭59−93016(JP,U) 実開 昭51−112074(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結晶性を有し、なおかつ融点が80℃以下
    のポリオレフインにカーボンブラックを添加した導電性
    コンパウンドを電線、ケーブルの導体素線間に充填し
    て、導体素線間の走水を防止することを特徴とする走水
    防止電力用電線、ケーブル。
JP63043074A 1988-02-24 1988-02-24 走水防止電力用電線、ケーブル Expired - Lifetime JPH0638322B2 (ja)

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JPH01217803A JPH01217803A (ja) 1989-08-31
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