JPH0637520U - V型内燃機関の排気通路装置 - Google Patents

V型内燃機関の排気通路装置

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JPH0637520U
JPH0637520U JP7476792U JP7476792U JPH0637520U JP H0637520 U JPH0637520 U JP H0637520U JP 7476792 U JP7476792 U JP 7476792U JP 7476792 U JP7476792 U JP 7476792U JP H0637520 U JPH0637520 U JP H0637520U
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B75/22Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement

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Abstract

(57)【要約】 【目的】V型内燃機関の排気通路を小型軽量化を確保し
つつ取付ばらつきを吸収する。 【構成】2本の排気マニホールド13,14とこれらを連結
する連結管15との一方の接合面13a,15aは気筒配列方
向と直角方向に設け、他方の接合面14a,15bは排気マ
ニホールド14とシリンダヘッド12との接合面12aと平行
に設ける。これにより、各排気マニホールド13,14の取
付位置のばらつきの影響が他方の排気マニホールドの取
付位置に影響を及ぼすことがなく、接合面の締結用ボル
トの通し孔の余裕代を可及的に小さくでき、小型軽量化
を促進できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、V型内燃機関の排気通路装置に関し、特に小型軽量性を満たしつつ 取付位置のばらつきを良好に吸収できる構造とした技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
V型内燃機関の排気通路装置としては、例えば図4に示すように両側のシリン ダヘッド21,22の外側外壁に夫々排気マニホールド23,24を接続し、これら排気 マニホールド23、24相互をフレキシブル構造の連結管25を介して連結し、排気を 合流させる構造を有したものがある。
【0003】 このものでは、排気マニホールド23,24のシリンダヘッド21,22への装着は別 々に行われる。その場合、両排気マニホールド23,24のシリンダヘッド21,22へ の取付位置面は相互にバンク角をなしているため、取付位置ばらつきによって連 結管25の2つの接合面間の距離に相当大きなばらつきを生じる。このばらつきを 吸収するため、連結管25は伸縮性を有したフレキシブル構造のものを用いる必要 があったのであるが、そのため、コスト高につくものであった。
【0004】 また、排気マニホールドの熱変形により発生する応力を吸収するため、連結管 の2つの接合面の一方を気筒配列方向と直角方向に設け、他方は前記一方の接合 面に対して直角な上下方向に設けたものもある (特願昭56−201480号参 照) 。このものにおいては、フレキシブル構造でない連結管を使用し、接合面の 方向の設定のみで気筒配列方向及びそれと直角方向の熱変形を吸収できるもので あるが、前記取付位置ばらつきを吸収するためには接合面のフランジ部を大きく して締結用ボルトの通し孔を大きくすることで可能ではあるが、通し孔の余裕代 を相当大きくする必要があるため、全体的にかなりの重量増加となる。
【0005】 本考案は、このような従来の問題点に鑑みなされたもので、フレキシブル構造 の連結管を用いることなく、連結管の接合面の方向の設定によって、取付位置ば らつき,熱変形を良好に吸収しつつ、小型,軽量性も満足できるV型内燃機関の 排気通路装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため本考案に係るV型内燃機関の排気通路装置は、両排気マニホールドと これらを連結する連結管との接合面を、一方の接合面は該接合面に接合される排 気マニホールドのシリンダヘッド外壁との接合面に対して直角に設け、他方の接 合面は該接合面に接合される排気マニホールドのシリンダヘッド外壁との接合面 に対して平行に設けた構成とした。
【0007】
【作用】
連結管と前記他方の排気マニホールドとの接合面は、該排気マニホールドのシ リンダヘッドとの接合面と平行に設けられているため、該排気マニホールドのシ リンダヘッドへの取付位置のばらつきがあっても連結管と前記一方の排気マニホ ールドとの接合面の取付位置距離関係は変わらず、該一方の排気マニホールドの シリンダヘッドへの取付位置のばらつきのみによる影響を吸収すればよい。した がって、該ばらつきを吸収するための接合面のフランジの大型化を最小限に抑え ることができる。
【0008】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図に基づいて説明する。一実施例の構成を示す図1及 び図2において、V型内燃機関1のクランク軸線方向に2列配置される両シリン ダヘッド11及び12の外側外壁に夫々排気マニホールド13,14が接続されている。 前記一方の排気マニホールド13は、各気筒に接続されるブランチが集合する集 合部13Aが気筒配列方向に延びる部分に後述する連結管15と接合するフランジの 接合面13aを有し、該接合面13aとこれに接合する連結管15の接合面15aとは気 筒配列方向に対して垂直な方向に形成されている。
【0009】 これに対し、他方の排気マニホールド14は、各気筒に接続されるブランチが集 合して気筒配列方向に延びる第1の集合部14Aと、前記排気マニホールド13に連 結管15を介して接続する第2の集合部14Bと、それら第1の集合部14Aと第2の 集合部14Bとが更に一本に集合する第3の集合部14Cとを備え、該第3の集合部 14Cの下流端が下流側の排気管16と接続されるようになっている。そして排気マ ニホールド14と連結管15の各フランジの接合面14a,15bは該排気マニホールド 14とシリンダヘッド12との接合面と平行な方向に設けられている。尚、第3の集 合部14Cと排気管16の各フランジの接合面14b,16aは排気管の軸方向と直角方 向に設けられている。
【0010】 尚、各シリンダヘッド11,12の内側外壁には各気筒に接続するインテークマニ ホールド17が接続されている。 次にかかる構成を有した本実施例装置の作用を説明する。 シリンダヘッド11,12の排気マニホールド13,14取付面相互はバンク角 (例え ば60°) を有しているため、排気マニホールド13,14を夫々装着した場合、前後 (クランク軸線方向) 、上下及び左右方向にばらつきを生じる。そこで、前後方 向のばらつきは前後方向に対して平行となる接合面14a,15b相互の接合位置を 調整して吸収し、上下及び左右方向のばらつきは上下及び左右方向に平行となる 接合面13a,15a相互の接合位置を調整して吸収することができる。具体的には 各接合面のボルト通し孔をボルトの径に対して大きめに余裕を持たせることで吸 収できるが、本考案では、該余裕代を可及的に小さくすることができる。
【0011】 即ち、図3に示すように前記排気マニホールド14の連結管15との接合面14aは 、該排気マニホールド14とシリンダヘッド12との接合面12aと平行に設けられて いるので、該排気マニホールド14のシリンダヘッド11への取付位置にばらつきδ があっても、連結管15との接合面14aは、図示点線で示すように当該接合面14a と同一面内に位置ずれを生じるだけであるから、連結管15の接合面15aとの間の 距離関係は変化しない。
【0012】 したがって、前記ばらつきδは、他方の排気マニホールド14とシリンダヘッド 15との取付面に影響を及ぼすことがないので、接合面14a,15b相互については 、ばらつきδ分だけを吸収できる余裕代を持たせるだけで済み、その結果、他方 の接合面13a,15a相互についても排気マニホールド13とシリンダヘッド11との 取付面のばらつきを吸収できる余裕代を持たせるだけで済む。
【0013】 その結果、フランジ及びその周辺部の重量増加を極力抑えることができ、フレ キシブル構造の連結管を使用する必要もないため、コスト軽減,軽量化及び連結 管周辺の耐熱性を向上させることができる。 これを、前記特願昭56−201480号に開示されているものと比較すると 、前記同様のばらつきδを生じた場合、上下方向に垂直な接合面14a’,15b’ が左右方向にずれを生じる (L1→L2) 。このずれ分を排気マニホールド13’ をシリンダヘッド11の接合面方向にずらして吸収しようとすると図示δ’分だけ ずらす必要がある。つまり、それだけ他方の取付面に影響を及ぼすことになり、 排気マニホールド13のシリンダヘッド11への取付位置のばらつきに前記影響分を 加えて大きな余裕代を設ける必要があり、それだけ重量増加を伴う。
【0014】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、V型内燃機関の2つの排気マニホー ルドとそれらを連結する連結管の接合面の方向を適切に設定する構成により、フ レキシブル構造の連結管を使用することなく、小さな余裕代で取付位置のばらつ きを良好に吸収でき、以て、コスト軽減,軽量化及び連結管周辺の耐熱性を向上 させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示す平面図
【図2】同上実施例の正面図
【図3】同上実施例の取付位置のばらつきの影響を従来
と比較して説明するための図
【図4】従来例を示す平面図
【符号の説明】
1 V型内燃機関 11,12 シリンダヘッド 13,14 排気マニホールド 13a,14a,15a,15b 接合面 15 連結管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク軸線方向に2列配置される両シリ
    ンダヘッドの外側外壁に夫々排気マニホールドが接続さ
    れ、これら排気マニホールド相互を連結管を介して連結
    し排気を合流させる構造を有したV型内燃機関の排気通
    路装置において、前記連結管と各排気マニホールドとの
    接合面を、一方の接合面は該接合面に接合される排気マ
    ニホールドのシリンダヘッド外壁との接合面に対して直
    角に設け、他方の接合面は該接合面に接合される排気マ
    ニホールドのシリンダヘッド外壁との接合面に対して平
    行に設けたことを特徴とするV型内燃機関の排気通路装
    置。
JP7476792U 1992-10-27 1992-10-27 V型内燃機関の排気通路装置 Expired - Lifetime JP2591438Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6719084B2 (en) 2001-01-23 2004-04-13 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Exhaust system for vehicular two-cylinder engine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6719084B2 (en) 2001-01-23 2004-04-13 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Exhaust system for vehicular two-cylinder engine

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