JPH0637439Y2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JPH0637439Y2
JPH0637439Y2 JP1987097647U JP9764787U JPH0637439Y2 JP H0637439 Y2 JPH0637439 Y2 JP H0637439Y2 JP 1987097647 U JP1987097647 U JP 1987097647U JP 9764787 U JP9764787 U JP 9764787U JP H0637439 Y2 JPH0637439 Y2 JP H0637439Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、自動演奏の演奏テンポ設定における操作性
の改良を図った自動演奏装置に関する。
[従来の技術] 自動演奏装置においては、パネル面にテンポ設定用のス
イッチが設けられ、このスイッチを操作することによっ
てテンポの設定が行なわれる(実開昭57-63397号参
照。)この場合、テンポ設定用スイッチを操作する毎
に、テンポを決めるテンポデータが所定数アップ(また
はダウン)するようになっており、または、該スイッチ
を押し続けるとテンポデータが自動的にアップ(または
ダウン)するようになっている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上述した従来の自動演奏装置にあっては、現
在の設定値から大きく離れた値にテンポを設定しようと
すると、テンポ設定用スイッチを何度も操作しなければ
ならなかったり、あるいは、同スイッチをかなり長い間
押し続けなければならなかった。
そこでこの考案は、テンポ設定操作の操作性を改善する
もので、ワンタッチで自動演奏のテンポを予め決められ
たテンポに設定することができる自動演奏装置を提供す
ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この考案は、演奏データが記憶された演奏データメモリ
と、この演奏データメモリ内の演奏データを読み出す読
出手段と、この読出手段によって読み出された演奏デー
タに基づいて楽音を発生する楽音発生手段とを具備する
自動演奏装置において、自動演奏のテンポを指示するテ
ンポデータを記憶するワーキングメモリと、単独で操作
された場合には、前記テンポデータを増加させる第1の
テンポ操作子と、単独で操作された場合には、前記テン
ポデータを減少させる第2のテンポ操作子と、テンポを
示す複数のテンポプリセットデータが、リズム種類の各
々に対応して予め記憶されたテンポプリセットデータメ
モリと、前記第1、第2のテンポ操作子が共に操作され
た場合には、選択されたリズムの種類に対応するテンポ
プリセットデータを、前記テンポプリセットデータメモ
リから読み出すとともに、前記ワーキングメモリにおけ
る前記テンポデータとして設定するデータ設定手段と、
前記ワーキングメモリからテンポデータを読み出し、こ
の読み出したテンポデータによって前記読出手段におけ
る演奏データ読出しスピードを制御する制御手段とを具
備してなることを特徴としている。
[作用] 上記構成によれば、ワーキングメモリに記憶されるテン
ポデータにしたがったテンポで自動演奏が行なわれる。
ここで、第1あるいは第2のテンポ操作子の一方が単独
で操作された場合には、その操作にしたがって、テンポ
データが増加あるいは減少する一方、第1および第2の
テンポ操作子の両者が共に操作された場合には、テンポ
データメモリに予め記憶されたテンポプリセットデータ
が、ワーキングメモリのテンポデータに置き換わる。
したがって、自動演奏におけるテンポ変更を極めて簡単
に行うことができる。
[実施例] 以下、図面を参照して、この考案の一実施例を説明す
る。第1図はこの考案の一実施例による自動演奏装置の
構成を示すブロック図である。この図に示す自動演奏装
置は、通常の電子楽器の機能、すなわち、演奏者による
鍵盤演奏にしたがって楽音を発生し、また自動的にリズ
ム音を発生する機能と、メモリ内の演奏データを読み出
し、自動的にメロディ音を発生する機能の双方の機能を
有している。
第1図において、符号1は鍵盤ユニットであり、複数の
キーと、各キーのオン/オフ状態を検出するための複数
のキースイッチと、各キースイッチの出力をバスライン
Bに接続するインターフェイス回路とから構成されてい
る。2は装置各部を制御するCPU(中央処理装置)、3
はCPU2のプログラムが記憶されたプログラムメモリ、4
はワーキングメモリである。このワーキングメモリ4に
は予め次の各レジスタおよびフラグが設定されている。
一時記憶レジスタWA アドレスレジスタADR キーレジスタKEY 符長レジスタLGTH 符長計測レジスタLGTHC テンポデータレジスタTMP テンポクロックレジスタTCL オートプレイフラグAP リズムランフラグRUN 符号5は、リズム音発生の際使用されるリズムパターン
が記憶されたリズムパターンメモリである。このリズム
パターンメモリ5には、予め各リズム種類(サンバ,ス
ローロック等)の各々に対応してリズムパターンが記憶
されており、これらのリズムパターンの内の1つが、バ
スラインBを介して供給されるリズム選択データRSDに
よって選択される。また、各リズムパターンは48ステッ
プから構成され、各ステップが、バスラインBを介して
供給されるテンポクロックデータTCLDによって読み出さ
れる。6は操作パネルである。この操作パネル6には、
第2図に示すように、リズム種類を選択するためのリズ
ム選択スイッチ6a、自動リズム音のスタートを指示する
ためのリズムスタートスイッチ6b、自動リズム音の停止
を指示するためのリズムストップスイッチ6c、テンポア
ップを指示するテンポアップスイッチ6d、テンポダウン
を指示するテンポダウンスイッチ6e、メロディ音の自動
演奏を指示するオートプレイスイッチ6fが各々設けられ
ている。7はテンポ発振器であり、自動演奏音のテンポ
の基となる一定周期のテンポパルスTPをCPU2へ出力す
る。このテンポパルスTPによってCPU2に割込みがかか
る。この場合、テンポパルスTPの周期は、ワーキングメ
モリ4において設定されたテンポデータレジスタTMP内
のテンポデータに応じて決まり、このテンポデータは、
CPU2によって読み出されて、テンポ発振器7へと供給さ
れるようになっている。8はテンポプリセットデータメ
モリであり、標準のテンポを指示するテンポデータn1〜
nnがリズム種類の各々に対応して予め記憶されている。
詳細には、テンポプリセットデータメモリ8において、
バラードにはその標準テンポを指示するテンポデータn1
が、サンバには同様にテンポデータn2が、スローロック
には同様にテンポデータnnが、それぞれ対応して記憶さ
れている。9は自動演奏データメモリであり、メロディ
音の自動演奏データが、第3図に示すように0番地から
順次記憶されている。ここで、PD1,PD2……は楽音の音
高を示す音高データ、LD1,LD2……は楽音の符長(音符
の長さ)を示す符長データ、TD1……は繰り返し記号等
その他の記号を示すデータ、ENDは終了を示すエンドデ
ータである。10はリズム音形成回路である。このリズム
音形成回路10は、複数のリズム音源を有し、リズムパタ
ーンメモリ5から読み出されたリズムパターンによって
各リズム音源が駆動される。各リズム音源から出力され
たリズム音信号はミキシングされ、増幅器12へ供給され
る。11は楽音形成回路であり、鍵盤ユニット1のキー操
作に基づく楽音信号を発生すると共に、自動演奏データ
メモリ9から読み出された演奏データに基づく楽音信号
を発生する。この楽音形成回路11から出力された楽音信
号は、リズム音形成回路10から出力されるリズム音信号
とともに増幅器12へ供給され、この増幅器12によって増
幅され、スピーカ13から楽音として発音される。
次に、上記構成による装置の動作を第4図〜第7図に示
すフローチャートを参照して説明する。第4図は、CPU2
のメインルーチンを示すフローチャートである。装置に
電源が投入されると、まず、ステップSa1のイニシャラ
イズ処理が行なわれ、ワーキングメモリ4内に設定され
ているレジスタ、フラグおよび装置各部のレジスタがク
リアされる。次にステップSa2へ進み、鍵盤ユニット1
の各キーのオン/オフ状態および操作パネル6の各スイ
ッチの操作状態が順次チェックされる。次にステップSa
3へ進むと、キーまたはスイッチの操作状態にイベント
(変化)があったか否かが判断される。そして、この判
断結果が「NO」の場合はステップSa2へ戻り、「YES」の
場合は、イベントが生じたキーまたはスイッチに応じ
て、次に述べる各処理を行った後ステップSa2へ戻る。
◇キー(スイッチSa4) キーオンイベントまたはキーオフイベントが検出される
と、検出されたキーのキーコードおよびオン/オフの別
を示すデータが楽音形成回路11へ出力される。
◇リズムスタートスイッチ6b(ステップSa5) リズムスタートスイッチ6bのオンイベントが検出される
と、リズムランフラグRUNに“1"がセットされる。
◇リズムストップスイッチ6c(ステップSa6) リズムストップスイッチ6cのオンイベントが検出される
と、オートプレイフラグAPおよびリズムランフラグRUN
がクリアされ、次いで、他のレジスタがクリアされる。
◇テンポアップ/ダウンスイッチ6d,6e(ステップSa7) テンポアップ/ダウンスイッチ6d,6eのオンイベントに
基づくステップSa7の処理については後に説明する。
◇リズム選択スイッチ6a(ステップSa8) いずれかのリズム選択スイッチ6aが操作されると、操作
されたスイッチ6aに対応するリズム選択データRSDがリ
ズムパターンメモリ5へ出力され、これにより、同スイ
ッチ6aに対応するリズムパターンが選択される。
◇オートプレイスイッチ6f(ステップSa9) オートプレイスイッチ6fのオンイベントが検出される
と、レジスタWA,ADR,KEY,LGTH,LGTHCがクリアされ、ま
た、フラグAPが“1"にセットされる。
次に、テンポアップスイッチ6d,テンポダウンスイッチ6
eが操作された場合の処理(ステップSa7の処理)を第5
図のフローチャートを参照して説明する。
スイッチ6dまたは6eのオンイベントが検出されると、CP
U2の処理が、まずステップSb1へ進み、テンポアップス
イッチ6dがオンとされたか否かが判断される。そして、
この判断結果が「NO」の場合、すなわち、テンポダウン
スイッチ6eのみがオンとされた場合は、ステップSb2へ
進む。ステップSb2では、ワーキングメモリ4内のテン
ポデータレジスタTMP内のテンポデータがデクリメント
され、次いでこのテンポデータがテンポ発振器7へ出力
される。これにより、テンポパルスTPの周期が僅かに大
となり、自動演奏音(自動リズム音,自動メロディ音)
のテンポがダウンする。上記ステップSb2の処理が終了
すると、第4図のステップSa2へ戻る。
また、第5図のステップSb1の判断結果が「YES」の場合
は、ステップSb3進み、テンポダウンスイッチ6eがオン
か否かが判断される。そして、この判断結果が「NO」の
場合、すなわち、テンポアップスイッチ6dのみがオンと
された場合は、ステップSb4へ進み、テンポデータレジ
スタTMP内のテンポデータがインクリメントされ、次い
でこのテンポデータがテンポ発振器7へ出力される。こ
れにより、テンポパルスTPの周期が僅かに小となり、自
動演奏音のテンポがアップする。また、ステップSb3の
判断結果が「YES」の場合、すなわち、スイッチ6d,6eの
双方がオンとされた場合は、ステップSb5へ進む。ステ
ップSb5では、現在設定されているリズム種類が検出さ
れる。ここで、検出されるリズムとは、第2図における
リズム選択スイッチ6aによって選択されたリズム、すな
わち、ステップSa8(第4図参照)においてリズムパタ
ーンメモリ5に出力されたリズム選択データRSDに対応
するリズムである。そして、この検出結果に応じてステ
ップSb6−1〜Sb6−nのいずれかの処理が行なわれる。
すなわち、検出されたリズムがバラードであった場合
は、テンポプリセットデータメモリ8からバラードの標
準テンポを示すテンポデータn1が読み出され、ワーキン
グメモリ4内のテンポデータレジスタTMPに書き込ま
れ、次いで、このレジスタTMP内のテンポデータがテン
ポ発振器7へ出力される。また、検出されたリズムがサ
ンバであった場合は、テンポプリセットデータメモリ8
からサンバの標準テンポを示すテンポデータn2が読み出
され、ワーキングメモリ4内のテンポデータレジスタTM
Pに書き込まれ、次いで、このレジスタTMP内のテンポデ
ータがテンポ発振器7へ出力される。他のリズムの場合
も同様である。
このように、この実施例においては、テンポアップ/ダ
ウンスイッチ6d,6eの双方がオンとされた場合に、テン
ポプリセットデータメモリ8内の標準テンポを示すテン
ポデータが読み出され、テンポ発振器7に設定される。
すなわち、この実施例においては、メロディ音,リズム
音の自動演奏のテンポを標準のテンポに設定する場合
に、ワンタッチで設定することができる。
次に、テンポ発振器7からCPU2へ、テンポパルスTPが割
込信号として供給された場合の動作を、第6図に示すフ
ローチャートを参照して説明する。テンポパルスTPがCP
U2へ供給されると、CPU2の処理が、まず、ステップSc1
へ進む。このステップSc1では、リズムランフラグRUNが
“1"か否かが判断される。そして、この判断結果が「N
O」の場合、すなわち、リズムスタートスイッチ6bが未
だオンとされていない場合は、第4図のメインルーチン
へ戻る。また、ステップSc1の判断結果が「YES」の場合
は、ステップSc2へ進む。ステップSc2では、ワーキング
メモリ4内のテンポクロックレジスタTCLがインクリメ
ントされる。次いでステップSc3へ進むと、テンポクロ
ックレジスタTCL内のデータが「48」か否かが判断され
る。そして、この判断結果が「YES」の場合は、ステッ
プSc4へ進み、テンポクロックレジスタTCLがクリアさ
れ、また、「NO」の場合はステップSc4をジャンプして
ステップSc5へ進む。ステップSc5では、オートプレイフ
ラグAPが“1"か否かが判断される。そして、この判断結
果が「YES」の場合は、オートプレイサブルーチンAP−S
UBが実行され、また、「NO」の場合はステップSc6へ進
む。なお、オートプレイサブルーチンAP−SUBについて
は後に説明する。ステップSc6へ進むと、テンポクロッ
クレジスタTCL内のデータがテンポクロックデータTCLD
としてリズムパターンメモリ5へ出力され、次いで、同
データTCLDに基づいて読み出されたリズムパターンがリ
ズム音形成回路10へ供給される。そして、このリズムパ
ターンによってリズム音形成回路10内の各リズム音源が
駆動される。そして、上述したステップSc6の処理が終
了すると、CPU2の処理が第4図のメインルーチンへ戻
る。
しかして、テンポ発振器7からテンポパルスTPが出力さ
れる毎に、上述した処理が行なわれ、これにより、リズ
ム音形成回路10内のリズム音源が駆動される。またこの
時、オートプレイフラグAPが“1"の場合は、オートプレ
イサブルーチンAP−SUBによって、メロディ音の自動演
奏のための処理も行なわれる。
次に、オートプレイサブルーチンAP−SUBについて、第
7図を参照して説明する。なお、第3図に示す自動演奏
データメモリ9の記憶内容を例にとって説明する。ま
ず、ステップSd1へ進むと、ワーキングメモリ4内に設
定されているアドレスレジスタADR内のデータが、自動
演奏データメモリ9へアドレスデータとして出力され、
次いで該アドレスデータによって自動演奏データメモリ
9から読み出された演奏データがワーキングメモリ4内
の一時記憶レジスタWA内に書き込まれる。オートプレイ
フラグAPが“1"にセットされた直後においては、アドレ
スレジスタADRがクリアされており(第4図のステップS
a9参照)、したがって、上記のステップSd1が実行され
ると、自動演奏データメモリ9の0番地内の音高データ
PD1(第3図)が読み出され、一時記憶レジスタWA内に
書き込まれる。次に、ステップSd2へ進むと、レジスタW
A内のデータが音高データか否かが判断される。この場
合、判断結果が「YES」となり、ステップSd3へ進む。ス
テップSd3では、レジスタWA内のデータPD1が同ワーキン
グメモリ4内に設定されているキーレジスタKEY内に書
き込まれる。次に、ステップSd4へ進むと、キーレジス
タKEY内の音高データPD1が楽音形成回路11へ出力され
る。これにより、楽音形成回路11において、同音高デー
タPD1に対応する音高の楽音信号が形成され、形成され
た楽音信号が増幅器12を介してスピーカ13へ出力され、
スピーカ13から楽音が発生する。次に、ステップSd5へ
進むと、アドレスレジスタADR内のデータ「0」がイン
クリメントされ、「1」となる。そして、ステップSd1
へ戻る。
ステップSd1では、アドレスレジスタADR内のデータ
「1」が自動演奏データメモリ9へ出力され、これによ
り、同メモリ9の1番地内の符長データLD1が読み出さ
れ、この読み出された符長データLD1が一時記憶レジス
タWAに書き込まれる。次いで、ステップSd2では、レジ
スタWA内のデータが音高データか否かが判断され、この
場合判断結果が「NO」であることから、ステップSd6へ
進む。ステップSd6では、レジスタWA内のデータが符長
データか否かが判断される。この場合、判断結果が「YE
S」となり、ステップSd7へ進む。ステップSd7では、レ
ジスタWA内の符長データLD1をワーキングメモリ4内に
設定されている符長レジスタLGTHに書き込む。次にステ
ップSd8へ進むと、ワーキングメモリ4内の符長計測レ
ジスタLGTHC内のデータ(この場合「0」)がインクリ
メントされ、「1」となる。次いでステップSd9へ進む
と、レジスタLGTHC内のデータ「1」とレジスタLGTH内
の符長データLD1とが一致しているか否かが判断され
る。そして、この判断結果が「NO」の場合は、第4図の
メインルーチンへ戻る。
次に、テンポ発振器7から再びパルス信号TPが出力され
ると、この時レジスタWA内のデータが符長データLD1で
あることから、上述したステップSd1,Sd2,Sd6,Sd7が順
次実行され、これにより、符長データLD1が再びレジス
タLGTHに書き込まれる。次にステップSd8へ進むと、レ
ジスタLGTHC内のデータが「2」となり、次いで、ステ
ップSd9の判断結果が「NO」の場合はメインルーチンへ
戻る。以後、テンポ発振器7からパルス信号が出力され
る毎に、レジスタLGTHC内のデータが「1」づつ増加
し、そして、同レジスタLGTHC内のデータとレジスタLGT
H内の符長データLD1とが一致すると、ステップSd9の判
断結果が「YES」となり、ステップSd10へ進む。ステッ
プSd10では、レジスタLGTHC内のデータがクリアされ
る。次いで、ステップSd5へ進むと、アドレスレジスタA
DR内のデータ(この場合「1」)がインクリメントされ
て「2」となる。次に、ステップSd1へ戻ると、自動演
奏データメモリ9の2番地内の音高データPD2が読み出
され、レジスタWA内に書き込まれる。次いで、ステップ
Sd2,Sd3を介してステップSd4へ進み、音高データPD2が
楽音形成回路11へ出力される。これにより、前述した音
高データPD1に基づく楽音が停止し、上記の音高データP
D2に基づく楽音が発生する。次に、ステップSd5へ進む
と、アドレスレジスタADR内のデータが「3」となり、
次いでステップSd1が実行されると、レジスタWA内に符
長データLD2が書き込まれる。以後、前述した場合と同
様にして符長データLD2が示す時間の計測が行なわれ
る。そして、その時間が経過すると、再びメモリ9から
音高データPD3が読み出され、以下、上記の過程の繰り
返しによりメロディ音の自動演奏が行なわれる。
次に、メモリ9から音高データまたは符長データ以外の
データが読み出された場合は、ステップSd2,Sd6の判断
結果がいずれも「NO」となり、ステップSd11へ進む。ス
テップSd11では、レジスタWA内のデータがエンドデータ
ENDであるか否かが判断される。そして、この判断結果
が「NO」の場合は、ステップSd12へ進み、その他の処理
(繰り返しのための処理等)が行なわれる。また、ステ
ップSd11の判断結果が「YES」の場合は、ステップSd13
へ進む。ステップSd13では、ワーキングメモリ4内の各
レジスタおよびオートプレイフラグAP,リズムランフラ
グRUNが各々クリアされる。これにより、メロディ音の
自動演奏およびリズム音の自動演奏が共に終了する。
なお、上記実施例は、テンポアップ/ダウンスイッチ6
d,6eの双方が操作された時、自動リズム音のテンポを標
準テンポに自動設定するようにしたが、これに代えて、
自動メロディ音のテンポを自動設定するようにしてもよ
い。この場合、テンポプリセットデータメモリ8内に予
め第1曲目〜第N曲目の標準テンポを示すテンポデータ
を記憶させておき、テンポアップ/ダウンスイッチ6d,6
eの双方がオンとされた場合に、現在自動演奏中の曲目
の番号を示すデータに基づいてテンポプリセットデータ
メモリ8からテンポデータを読み出し、この読み出した
データをテンポデータレジスタTMP内に設定し、次いで
そのデータをテンポ発振器7へ出力するようにする。こ
の場合の処理の要部を第8図に示す。
また、上記実施例はメロディ音およびリズム音を自動演
奏するものであるが、この考案は、和音(伴奏音),ベ
ース音等の自動演奏装置にも勿論適用することができ
る。
また、上記実施例はリズム音の自動演奏が開始されない
と、メロディ音の自動演奏も開始されず(第6図のステ
ップSc1参照)、一方、メロディ音の自動演奏が終了す
ると同時にリズム音の自動演奏も終了するようになって
いるが(第7図のステップSd13参照)、リズム音の自動
演奏とメロディ音の自動演奏とを全く独立としてもよ
い。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、演奏データが
記憶された演奏データメモリと、この演奏データメモリ
内の演奏データを読み出す読出手段と、この読出手段に
よって読み出された演奏データに基づいて楽音を発生す
る楽音発生手段とを具備する自動演奏装置において、自
動演奏のテンポを指示するテンポデータを記憶するワー
キングメモリと、単独で操作された場合には、前記テン
ポデータを増加させる第1のテンポ操作子と、単独で操
作された場合には、前記テンポデータを減少させる第2
のテンポ操作子と、テンポを示す複数のテンポプリセッ
トデータが、リズム種類の各々に対応して予め記憶され
たテンポプリセットデータメモリと、前記第1、第2の
テンポ操作子が共に操作された場合には、選択されたリ
ズムの種類に対応するテンポプリセットデータを、前記
テンポプリセットデータメモリから読み出すとともに、
前記ワーキングメモリにおける前記テンポデータとして
設定するデータ設定手段と、前記ワーキングメモリから
テンポデータを読み出し、この読み出したテンポデータ
によって前記読出手段における演奏データ読出しスピー
ドを制御する制御手段とを設けたので、ワンタッチで自
動演奏のテンポを予め決められたテンポに設定すること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の構成を示すブロック図、
第2図は同実施例における操作パネル6の要部を示す
図、第3図は同実施例における自動演奏データメモリ9
の記憶内容を示す図、第4図〜第7図は同実施例の動作
を説明するためのフローチャート、第8図は第5図の処
理の変形例を示すフローチャートである。 6d……テンポアップスイッチ、6e……テンポダウンスイ
ッチ、8……テンポプリセットデータメモリ、10……リ
ズム音形成回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】演奏データが記憶された演奏データメモリ
    と、 この演奏データメモリ内の演奏データを読み出す読出手
    段と、 この読出手段によって読み出された演奏データに基づい
    て楽音を発生する楽音発生手段と を具備する自動演奏装置において、 自動演奏のテンポを指示するテンポデータを記憶するワ
    ーキングメモリと、 単独で操作された場合には、前記テンポデータを増加さ
    せる第1のテンポ操作子と、 単独で操作された場合には、前記テンポデータを減少さ
    せる第2のテンポ操作子と、 テンポを示す複数のテンポプリセットデータが、リズム
    種類の各々に対応して予め記憶されたテンポプリセット
    データメモリと、 前記第1、第2のテンポ操作子が共に操作された場合に
    は、選択されたリズムの種類に対応するテンポプリセッ
    トデータを、前記テンポプリセットデータメモリから読
    み出すとともに、前記ワーキングメモリにおける前記テ
    ンポデータとして設定するデータ設定手段と、 前記ワーキングメモリからテンポデータを読み出し、こ
    の読み出したテンポデータによって前記読出手段におけ
    る演奏データ読出しスピードを制御する制御手段と を具備してなる自動演奏装置。
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JPS59124381A (ja) * 1982-12-30 1984-07-18 株式会社河合楽器製作所 自動リズムテンポ制御装置

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JPS644498U (ja) 1989-01-11

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