JP2558402Z - - Google Patents

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JP2558402Z
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【考案の詳細な説明】 【0001】 【考案の属する技術分野】 この考案は、自動リズム演奏の演奏テンポ設定における操作性の改良を図った 自動リズム演奏装置に関する。 【0002】 【従来の技術】 自動演奏装置では、パネル面にテンポ設定用のスイッチが設けられ、このスイ
ッチを操作することによってテンポの設定が行なわれる(実開昭57−6339
7号参照)。この場合、テンポ設定用スイッチを操作する毎に、テンポを決める
テンポデータが所定数アップ(またはダウン)するようになっており、または、
該スイッチを押し続けるとテンポデータが自動的にアップ(またはダウン)する
ようになっている。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】 ところで、様々なリズムパターンを自動演奏する自動リズム演奏装置にあって
は、テンポの設定値を広範囲にわたって変化させる場合があり、上述したような
テンポ設定用スイッチを用いたときには、現在の設定値から大きく離れた値にテ
ンポを設定しようとすると、テンポ設定用スイッチを何度も操作しなければなら
なかったり、あるいは、同スイッチをかなり長い間押し続けなければならず、操
作が煩わしいという問題があった。 【0004】 そこでこの考案は、テンポ設定操作の操作性を改善するもので、ワンタッチで
自動リズム演奏のテンポを予め決められたテンポに設定することができる自動リ
ズム演奏装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】 この考案は、自動リズム用のリズムパターンを複数記憶したリズムパターン記
憶手段と、このリズムパターン記憶手段内のリズムパターンを読み出す読出手段
と、この読出手段によって読み出されたリズムパターンに基づいて楽音を発生す
る楽音発生手段とを具備する自動リズム演奏装置において、自動リズム演奏のテ
ンポを指示するテンポデータを記憶するワーキングメモリと、単独で操作された
場合には、前記テンポデータを増加させる第1のテンポ操作子と、単独で操作さ れた場合には、前記テンポデータを減少させる第2のテンポ操作子と、テンポを
示す複数のテンポプリセットデータが、リズム種類の各々に対応して予め記憶さ
れたテンポプリセットデータメモリと、前記第1,第2のテンポ操作子が共に操
作された場合には、選択されたリズムの種類に対応するテンポプリセットデータ
を、前記テンポプリセットデータメモリから読み出すとともに、前記ワーキング
メモリにおける前記テンポデータとして設定するデータ設定手段と、前記ワーキ
ングメモリからテンポデータを読み出し、この読み出したテンポデータによって
前記読出手段におけるリズムパターン読み出しスピードを制御することによって
、リズム音の自動演奏のテンポを制御する制御手段とを具備してなることを特徴
としている。 【0006】 上記構成によれば、ワーキングメモリに記憶されるテンポデータにしたがった
テンポで自動リズム演奏が行われる。 ここで、第1あるいは第2のテンポ操作子の一方が単独で操作された場合には
、その操作にしたがって、テンポデータが増加あるいは減少する一方、第1及び
第2のテンポ操作子の両者が共に操作された場合には、テンポデータメモリに予
め記憶されたテンポプリセットデータが、ワーキングメモリのテンポデータに置
き換わる。 したがって、自動リズム演奏におけるテンポ変更を極めて簡単に行うことがで
きる。 【0007】 【考案の実施の形態】 以下、図面を参照して、この考案の一実施例を説明する。図1はこの考案の一
実施例による自動演奏装置の構成を示すブロック図である。この図に示す自動演
奏装置は、通常の電子楽器の機能、すなわち、演奏者による鍵盤演奏にしたがっ
て楽音を発生し、また自動的にリズム音を発生する機能と、メモリ内の演奏デー
タを読み出し、自動的にメロディ音を発生する機能の双方の機能を有している。 【0008】 図1において、符号1は鍵盤ユニットであり、複数のキーと、各キーのオン/ オフ状態を検出するための複数のキースイッチと、各キースイッチの出力をバス
ラインBに接続するインターフェイス回路とから構成されている。2は装置各部
を制御するCPU(中央処理装置)、3はCPU2のプログラムが記憶されたプ
ログラムメモリ、4はワーキングメモリである。このワーキングメモリ4には予
め次の各レジスタおよびフラグが設定されている。 【0009】 一時記憶レジスタWA アドレスレジスタADR キーレジスタKEY 符長レジスタLGTH 符長計測レジスタLGTHC テンポデータレジスタTMP テンポクロックレジスタTCL オートプレイフラグAP リズムランフラグRUN 【0010】 符号5は、リズム音発生の際使用されるリズムパターンが記憶されたリズムパ
ターンメモリである。このリズムパターンメモリ5には、予め各リズム種類(サ
ンバ,スローロック等)の各々に対応してリズムパターンが記憶されており、こ
れらのリズムパターンの内の1つが、バスラインBを介して供給されるリズム選
択データRSDによって選択される。また、各リズムパターンは48ステップか
ら構成され、各ステップが、バスラインBを介して供給されるテンポクロックデ
ータTCLDによって読み出される。6は操作パネルである。この操作パネル6
には、図2に示すように、リズム種類を選択するためのリズム選択スイッチ6a
、自動リズム音のスタートを指示するためのリズムスタートスイッチ6b、自動
リズム音の停止を指示するためのリズムストップスイッチ6c、テンポアップを
指示するテンポアップスイッチ6d、テンポダウンを指示するテンポダウンスイ
ッチ6e、メロディ音の自動演奏を指示するオートプレイスイッチ6fが各々設
けられている。 【0011】 7はテンポ発振器であり、自動演奏音のテンポの基となる一定周期のテンポパ
ルスTPをCPU2へ出力する。このテンポパルスTPによってCPU2に割込
みがかかる。この場合、テンポパルスTPの周期は、ワーキングメモリ4におい
て設定されたテンポデータレジスタTMP内のテンポデータに応じて決まり、こ
のテンポデータは、CPU2によって読み出されて、テンポ発振器7へと供給さ
れるようになっている。8はテンポプリセットデータメモリであり、標準のテン
ポを指示するテンポデータn1〜nnがリズム種類の各々に対応して予め記憶さ
れている。詳細には、テンポプリセットデータメモリ8において、バラードには
その標準テンポを指示するテンポデータn1が、サンバには同様にテンポデータ
n2が、スローロックには同様にテンポデータnnが、それぞれ対応して記憶さ
れている。 【0012】 9は自動演奏データメモリであり、メロディ音の自動演奏データが、図3に示
すように0番地から順次記憶されている。ここで、PD1,PD2……は楽音の
音高を示す音高データ、LD1,LD2……は楽音の符長(音符の長さ)を示す
符長データ、TD1……は繰り返し記号等その他の記号を示すデータ、ENDは
終了を示すエンドデータである。10はリズム音形成回路である。このリズム音
形成回路10は、複数のリズム音源を有し、リズムパターンメモリ5から読み出
されたリズムパターンによって各リズム音源が駆動される。各リズム音源から出
力されたリズム音信号はミキシングされ、増幅器12へ供給される。11は楽音
形成回路であり、鍵盤ユニット1のキー操作に基づく楽音信号を発生すると共に
、自動演奏データメモリ9から読み出された演奏データに基づく楽音信号を発生
する。この楽音形成回路11から出力された楽音信号は、リズム音形成回路10
から出力されるリズム音信号とともに増幅器12へ供給され、この増幅器12に
よって増幅され、スピーカ13から楽音として発音される。 【0013】 次に、上記構成による装置の動作を図4〜図7に示すフローチャートを参照し
て説明する。図4は、CPU2のメインルーチンを示すフローチャートである。 装置に電源が投入されると、まず、ステップSa1のイニシャライズ処理が行な
われ、ワーキングメモリ4内に設定されているレジスタ,フラグおよび装置各部
のレジスタがクリアされる。次にステップSa2へ進み、鍵盤ユニット1の各キ
ーのオン/オフ状態および操作パネル6の各スイッチの操作状態が順次チェック
される。次にステップSa3へ進むと、キーまたはスイッチの操作状態にイベン
ト(変化)があったか否かが判断される。そして、この判断結果が「NO」の場
合はステップSa2へ戻り、「YES」の場合は、イベントが生じたキーまたは
スイッチに応じて、次に述べる各処理を行った後ステップSa2へ戻る。 【0014】 ◇キー(ステップSa4) キーオンイベントまたはキーオフイベントが検出されると、検出されたキーの
キーコードおよびオン/オフの別を示すデータが楽音形成回路11へ出力される
。 【0015】 ◇リズムスタートスイッチ6b(ステップSa5) リズムスタートスイッチ6bのオンイベントが検出されると、リズムランフラ
グRUNに“1”がセットされる。 【0016】 ◇リズムストップスイッチ6c(ステップSa6) リズムストップスイッチ6cのオンイベントが検出されると、オートプレイフ
ラグAPおよびリズムランフラグRUNがクリアされ、次いで、他のレジスタが
クリアされる。 【0017】 ◇テンポアップ/ダウンスイッチ6d,6e(ステップSa7) テンポアップ/ダウンスイッチ6d,6eのオンイベントに基づくステップS
a7の処理については後に説明する。 【0018】 ◇リズム選択スイッチ6a(ステップSa8) いずれかのリズム選択スイッチ6aが操作されると、操作されたスイッチ6a に対応するリズム選択データRSDがリズムパターンメモリ5へ出力され、これ
により、同スイッチ6aに対応するリズムパターンが選択される。 【0019】 ◇オートプレイスイッチ6f(ステップSa9) オートプレイスイッチ6fのオンイベントが検出されると、レジスタWA,A
DR,KEY,LGTH,LGTHCがクリアされ、また、フラグAPが“1”
にセットされる。 【0020】 次に、テンポアップスイッチ6d,テンポダウンスイッチ6eが操作された場
合の処理(ステップSa7の処理)を図5のフローチャートを参照して説明する
。 【0021】 スイッチ6dまたは6eのオンイベントが検出されると、CPU2の処理が、
まずステップSb1へ進み、テンポアップスイッチ6dがオンとされたか否かが
判断される。そして、この判断結果が「NO」の場合、すなわち、テンポダウン
スイッチ6eのみがオンとされた場合は、ステップSb2へ進む。ステップSb
2では、ワーキングメモリ4内のテンポデータレジスタTMP内のテンポデータ
がデクリメントされ、次いでこのテンポデータがテンポ発振器7へ出力される。
これにより、テンポパルスTPの周期が僅かに大となり、自動演奏音(自動リズ
ム音,自動メロディ音)のテンポがダウンする。上記ステップSb2の処理が終
了すると、図4のステップSa2へ戻る。 【0022】 また、図5のステップSb1の判断結果が「YES」の場合は、ステップSb
3へ進み、テンポダウンスイッチ6eがオンか否かが判断される。そして、この
判断結果が「NO」の場合、すなわち、テンポアップスイッチ6dのみがオンと
された場合は、ステップSb4へ進み、テンポデータレジスタTMP内のテンポ
データがインクリメントされ、次いでこのテンポデータがテンポ発振器7へ出力
される。これにより、テンポパルスTPの周期が僅かに小となり、自動演奏音の
テンポがアップする。また、ステップSb3の判断結果が「YES」の場合、す なわち、スイッチ6d,6eの双方がオンとされた場合は、ステップSb5へ進
む。ステップSb5では、現在設定されているリズム種類が検出される。ここで
、検出されるリズムは、図2におけるリズム選択スイッチ6aによって選択され
たリズム、すなわち、ステップSa8(図4参照)においてリズムパターンメモ
リ5に出力されたリズム選択データRSDに対応するリズムである。 【0023】 そして、この検出結果に応じてステップSb6−1〜Sb6−nのいずれかの
処理が行なわれる。すなわち、検出されたリズムがバラードであった場合は、テ
ンポプリセットデータメモリ8からバラードの標準テンポを示すテンポデータn
1が読み出され、ワーキングメモリ4内のテンポデータレジスタTMPに書き込
まれ、次いで、このレジスタTMP内のテンポデータがテンポ発振器7へ出力さ
れる。また、検出されたリズムがサンバであった場合は、テンポプリセットデー
タメモリ8からサンバの標準テンポを示すテンポデータn2が読み出され、ワー
キングメモリ4内のテンポデータレジスタTMPに書き込まれ、次いで、このレ
ジスタTMP内のテンポデータがテンポ発振器7へ出力される。他のリズムの場
合も同様である。 【0024】 このように、この実施例においては、テンポアップ/ダウンスイッチ6d,6
eの双方がオンとされた場合に、テンポブリセットデータメモリ8内の標準テン
ポを示すテンポデータが読み出され、テンポ発振器7に設定される。すなわち、
この実施例においては、メロディ音,リズム音の自動演奏のテンポを標準のテン
ポに設定する場合に、ワンタッチで設定することができる。 【0025】 次に、テンポ発振器7からCPU2へ、テンポパルスTPが割込信号として供
給された場合の動作を、図6に示すフローチャートを参照して説明する。テンポ
パルスTPがCPU2へ供給されると、CPU2の処理が、まず、ステップSc
1へ進む。このステップSc1では、リズムランフラグRUNが“1”か否かが
判断される。そして、この判断結果が「NO」の場合、すなわち、リズムスター
トスイッチ6bが未だオンとされていない場合は、図4のメインルーチンへ戻る 。また、ステップSc1の判断結果が「YES」の場合は、ステップSc2へ進
む。 【0026】 ステップSc2では、ワーキングメモリ4内のテンポクロックレジスタTCL
がインクリメントされる。次いでステップSc3へ進むと、テンポクロックレジ
スタTCL内のデータが「48」か否かが判断される。そして、この判断結果が
「YES」の場合は、ステップSc4へ進み、テンポクロックレジスタTCLが
クリアされ、また、「NO」の場合はステップSc4をジャンプしてステップS
c5へ進む。 【0027】 ステップSc5では、オートプレイフラグAPが“1”か否かが判断される。
そして、この判断結果が「YES」の場合は、オートプレイサブルーチンAP−
SUBが実行され、また、「NO」の場合はステップSc6へ進む。なお、オー
トプレイサブルーチンAP−SUBについては後に説明する。ステップSc6へ
進むと、テンポクロックレジスタTCL内のデータがテンポクロックデータTC
LDとしてリズムパターンメモリ5へ出力され、次いで、同データTCLDに基
づいて読み出されたリズムパターンがリズム音形成回路10へ供給される。そし
て、このリズムパターンによってリズム音形成回路10内の各リズム音源が駆動
される。そして、上述したステップSc6の処理が終了すると、CPU2の処理
が図4のメインルーチンへ戻る。 【0028】 しかして、テンポ発振器7からテンポパルスTPが出力される毎に、上述した
処理が行なわれ、これにより、リズム音形成回路10内のリズム音源が駆動され
る。またこの時、オートプレイフラグAPが“1”の場合は、オートプレイサブ
ルーチンAP−SUBによって、メロディ音の自動演奏のための処理も行なわれ
る。 【0029】 次に、オートプレイサブルーチンAP−SUBについて、図7を参照して説明
する。なお、図3に示す自動演奏データメモリ9の記憶内容を例にとって説明す る。まず、ステップSd1へ進むと、ワーキングメモリ4内に設定されているア
ドレスレジスタADR内のデータが、自動演奏データメモリ9へアドレスデータ
として出力され、次いで該アドレスデータによって自動演奏データメモリ9から
読み出された演奏データがワーキングメモリ4内の一時記憶レジスタWA内に書
き込まれる。オートプレイフラグAPが“1”にセットされた直後においては、
アドレスレジスタADRがクリアされており(図4のステップSa9参照)、し
たがって、上記のステップSd1が実行されると、自動演奏データメモリ9の0
番地内の音高データPD1(図3)が読み出され、一時記憶レジスタWA内に書
き込まれる。 【0030】 次に、ステップSd2へ進むと、レジスタWA内のデータが音高データか否か
が判断される。この場合、判断結果が「YES」となり、ステップSd3へ進む
。ステップSd3では、レジスタWA内のデータPD1が同ワーキングメモリ4
内に設定されているキーレジスタKEY内に書き込まれる。次に、ステップSd
4へ進むと、キーレジスタKEY内の音高データPD1が楽音形成回路11へ出
力される。これにより、楽音形成回路11において、同音高データPD1に対応
する音高の楽音信号が形成され、形成された楽音信号が増幅器12を介してスピ
ーカ13へ出力され、スピーカ13から楽音が発生する。次に、ステップSd5
へ進むと、アドレスレジスタADR内のデータ「0」がインクリメントされ、「
1」となる。そして、ステップSd1へ戻る。 【0031】 ステップSd1では、アドレスレジスタADR内のデータ「1」が自動演奏デ
ータメモリ9へ出力され、これにより、同メモリ9の1番地内の符長データLD
1が読み出され、この読み出された符長データLD1が一時記憶レジスタWAに
書き込まれる。次いで、ステップSd2では、レジスタWA内のデータが音高デ
ータか否かが判断され、この場合判断結果が「NO」であることから、ステップ
Sd6へ進む。ステップSd6では、レジスタWA内のデータが符長データか否
かが判断される。この場合、判断結果が「YES」となり、ステップSd7へ進
む。ステップSd7では、レジスタWA内の符長データLD1をワーキングメモ リ4内に設定されている符長レジスタLGTHに書き込む。 【0032】 次にステップSd8へ進むと、ワーキングメモリ4内の符長計測レジスタLG
THC内のデータ(この場合「0」)がインクリメントされ、「1」となる。次
いでステップSd9へ進むと、レジスタLGTHC内のデータ「1」とレジスタ
LGTH内の符長データLD1とが一致しているか否かが判断される。そして、
この判断結果が「NO」の場合は、図4のメインルーチンへ戻る。 【0033】 次に、テンポ発振器7から再びパルス信号TPが出力されると、この時レジス
タWA内のデータが符長データLD1であることから、上述したステップSd1
,Sd2,Sd6,Sd7が順次実行され、これにより、符長データLD1が再
びレジスタLGTHに書き込まれる。次にステップSd8へ進むと、レジスタL
GTHC内のデータが「2」となり、次いで、ステップSd9の判断結果が「N
O」の場合はメインルーチンへ戻る。 【0034】 以後、テンポ発振器7からパルス信号が出力される毎に、レジスタLGTHC
内のデータが「1」づつ増加し、そして、同レジスタLGTHC内のデータとレ
ジスタLGTH内の符長データLD1とが一致すると、ステップSd9の判断結
果が「YES」となり、ステップSd10へ進む。ステップSd10では、レジ
スタLGTHC内のデータがクリアされる。次いで、ステップSd5へ進むと、
アドレスレジスタADR内のデータ(この場合「1」)がインクリメントされて
「2」となる。次に、ステップSd1へ戻ると、自動演奏データメモリ9の2番
地内の音高データPD2が読み出され、レジスタWA内に書き込まれる。次いで
、ステップSd2,Sd3を介してステップSd4へ進み、音高データPD2が
楽音形成回路11へ出力される。これにより、前述した音高データPD1に基づ
く楽音が停止し、上記の音高データPD2に基づく楽音が発生する。 【0035】 次に、ステップSd5へ進むと、アドレスレジスタADR内のデータが「3」
となり、次いでステップSd1が実行されると、レジスタWA内に符長データL D2が書き込まれる。以後、前述した場合と同様にして符長データLD2が示す
時間の計測が行なわれる。そして、その時間が経過すると、再びメモリ9から音
高データPD3が読み出され、以下、上記の過程の繰り返しによりメロディ音の
自動演奏が行なわれる。 【0036】 次に、メモリ9から音高データまたは符長データ以外のデータが読み出された
場合は、ステップSd2,Sd6の判断結果がいずれも「NO」となり、ステッ
プSd11へ進む。ステップSd11では、レジスタWA内のデータがエンドデ
ータENDであるか否かが判断される。そして、この判断結果が「NO」の場合
は、ステップSd12へ進み、その他の処理(繰り返しのための処理等)が行な
われる。また、ステップSd11の判断結果が「YES」の場合は、ステップS
d13へ進む。ステップSd13では、ワーキングメモリ4内の各レジスタおよ
びオートプレイフラグAP,リズムランフラグRUNが各々クリアされる。これ
により、メロディ音の自動演奏およびリズム音の自動演奏が共に終了する。 【0037】 なお、上記実施例は、テンポアップ/ダウンスイッチ6d,6eの双方が操作
された時、自動リズム音のテンポを標準テンポに自動設定するようにしたが、こ
れに代えて、自動メロディ音のテンポを自動設定するようにしてもよい。この場
合、テンポプリセットデータメモリ8内に予め第1曲目〜第N曲目の標準テンポ
を示すテンポデータを記憶させておき、テンポアップ/ダウンスイッチ6d,6
eの双方がオンとされた場合に、現在自動演奏中の曲目の番号を示すデータに基
づいてテンポプリセットデータメモリ8からテンポデータを読み出し、この読み
出したデータをテンポデータレジスタTMP内に設定し、次いでそのデータをテ
ンポ発振器7へ出力するようにする。この場合の処理の要部を図8に示す。 【0038】 また、上記実施例はメロディ音およびリズム音を自動演奏するものであるが、
この考案は、和音(伴奏音),ベース音等の自動演奏装置にも勿論適用すること
ができる。 【0039】 また、上記実施例はリズム音の自動演奏が開始されないと、メロディ音の自動
演奏も開始されず(図6のステップSc1参照)、一方、メロディ音の自動演奏
が終了すると同時にリズム音の自動演奏も終了するようになっているが(図7の
ステップSd13参照)、リズム音の自動演奏とメロディ音の自動演奏とを全く
独立としてもよい。 【0040】 【考案の効果】 以上説明したように、この考案によれば、自動リズム用のリズムパターンを複
数記憶したリズムパターン記憶手段と、このリズムパターン記憶手段内のリズム
パターンを読み出す読出手段と、この読出手段によって読み出されたリズムパタ
ーンに基づいて楽音を発生する楽音発生手段とを具備する自動リズム演奏装置に
おいて、自動リズム演奏のテンポを指示するテンポデータを記憶するワーキング
メモリと、単独で操作された場合には、前記テンポデータを増加させる第1のテ
ンポ操作子と、単独で操作された場合には、前記テンポデータを減少させる第2
のテンポ操作子と、テンポを示す複数のテンポプリセットデータが、リズム種類
の各々に対応して予め記憶されたテンポプリセットデータメモリと、前記第1,
第2のテンポ操作子が共に操作された場合には、選択されたリズムの種類に対応
するテンポプリセットデータを、前記テンポプリセットデータメモリから読み出
すとともに、前記ワーキングメモリにおける前記テンポデータとして設定するデ
ータ設定手段と、前記ワーキングメモリからテンポデータを読み出し、この読み
出したテンポデータによって前記読出手段におけるリズムパターン読み出しスピ
ードを制御することによって、リズム音の自動演奏のテンポを制御する制御手段
とを設けたので、ワンタッチで自動リズム演奏のテンポを予め決められたテンポ
に設定することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】この考案の一実施例の構成を示すブロック図である。 【図2】同実施例における操作パネル6の要部を示す図である。 【図3】同実施例における自動演奏データメモリ9の記憶内容を示す図であ
る。 【図4】同実施例の動作を説明するためのフローチャートである。 【図5】同実施例の動作を説明するためのフローチャートである。 【図6】同実施例の動作を説明するためのフローチャートである。 【図7】同実施例の動作を説明するためのフローチャートである。 【図8】図5の処理の変形例を示すフローチャートである。 【符号の説明】6d……テンポアップスイッチ、6c……テンポダウンスイ
ッチ、8……テンポプリセットデータメモリ、10……リズム音形成回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 自動リズム用のリズムパターンを複数記憶したリズムパターン
    記憶手段と、 このリズムパターン記憶手段内のリズムパターンを読み出す読出手段と、 この読出手段によって読み出されたリズムパターンに基づいて楽音を発生する
    楽音発生手段と を具備する自動リズム演奏装置において、 自動リズム演奏のテンポを指示するテンポデータを記憶するワーキングメモリ
    と、 単独で操作された場合には、前記テンポデータを増加させる第1のテンポ操作
    子と、 単独で操作された場合には、前記テンポデータを減少させる第2のテンポ操作
    子と、 テンポを示す複数のテンポプリセットデータが、リズム種類の各々に対応して
    予め記憶されたテンポプリセットデータメモリと、 前記第1,第2のテンポ操作子が共に操作された場合には、選択されたリズム
    の種類に対応するテンポプリセットデータを、前記テンポプリセットデータメモ
    リから読み出すとともに、前記ワーキングメモリにおける前記テンポデータとし
    て設定するデータ設定手段と、 前記ワーキングメモリからテンポデータを読み出し、この読み出したテンポデ
    ータによって前記読出手段におけるリズムパターン読み出しスピードを制御する
    ことによって、リズム音の自動演奏のテンポを制御する制御手段と を具備してなる自動リズム演奏装置。

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