JP2558402Y2 - 自動リズム演奏装置 - Google Patents

自動リズム演奏装置

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JP2558402Y2
JP2558402Y2 JP1996001750U JP175096U JP2558402Y2 JP 2558402 Y2 JP2558402 Y2 JP 2558402Y2 JP 1996001750 U JP1996001750 U JP 1996001750U JP 175096 U JP175096 U JP 175096U JP 2558402 Y2 JP2558402 Y2 JP 2558402Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【考案の属する技術分野】この考案は、自動リズム演奏
の演奏テンポ設定における操作性の改良を図った自動リ
ズム演奏装置に関する。 【0002】 【従来の技術】自動演奏装置では、パネル面にテンポ設
定用のスイッチが設けられ、このスイッチを操作するこ
とによってテンポの設定が行なわれる(実開昭57−6
3397号参照)。この場合、テンポ設定用スイッチを
操作する毎に、テンポを決めるテンポデータが所定数ア
ップ(またはダウン)するようになっており、または、
該スイッチを押し続けるとテンポデータが自動的にアッ
プ(またはダウン)するようになっている。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】ところで、様々なリズ
ムパターンを自動演奏する自動リズム演奏装置にあって
は、テンポの設定値を広範囲にわたって変化させる場合
があり、上述したようなテンポ設定用スイッチを用いた
ときには、現在の設定値から大きく離れた値にテンポを
設定しようとすると、テンポ設定用スイッチを何度も操
作しなければならなかったり、あるいは、同スイッチを
かなり長い間押し続けなければならず、操作が煩わしい
という問題があった。 【0004】そこでこの考案は、テンポ設定操作の操作
性を改善するもので、ワンタッチで自動リズム演奏のテ
ンポを予め決められたテンポに設定することができる自
動リズム演奏装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】この考案は、自動リズム
用のリズムパターンを複数記憶したリズムパターン記憶
手段と、このリズムパターン記憶手段内のリズムパター
ンを読み出す読出手段と、この読出手段によって読み出
されたリズムパターンに基づいて楽音を発生する楽音発
生手段とを具備する自動リズム演奏装置において、自動
リズム演奏のテンポを指示するテンポデータを記憶する
ワーキングメモリと、単独で操作された場合には、前記
テンポデータを増加させる第1のテンポ操作子と、単独
で操作された場合には、前記テンポデータを減少させる
第2のテンポ操作子と、テンポを示す複数のテンポプリ
セットデータが、リズム種類の各々に対応して予め記憶
されたテンポプリセットデータメモリと、前記第1,第
2のテンポ操作子が共に操作された場合には、選択され
たリズムの種類に対応するテンポプリセットデータを、
前記テンポプリセットデータメモリから読み出すととも
に、前記ワーキングメモリにおける前記テンポデータと
して設定するデータ設定手段と、前記ワーキングメモリ
からテンポデータを読み出し、この読み出したテンポデ
ータによって前記読出手段におけるリズムパターン読出
しスピードを制御する制御手段とを具備してなることを
特徴としている。 【0006】上記構成によれば、ワーキングメモリに記
憶されるテンポデータにしたがったテンポで自動リズム
演奏が行われる。ここで、第1あるいは第2のテンポ操
作子の一方が単独で操作された場合には、その操作にし
たがって、テンポデータが増加あるいは減少する一方、
第1及び第2のテンポ操作子の両者が共に操作された場
合には、テンポデータメモリに予め記憶されたテンポプ
リセットデータが、ワーキングメモリのテンポデータに
置き換わる。したがって、自動リズム演奏におけるテン
ポ変更を極めて簡単に行うことができる。 【0007】 【考案の実施の形態】以下、図面を参照して、この考案
の一実施例を説明する。図1はこの考案の一実施例によ
る自動演奏装置の構成を示すブロック図である。この図
に示す自動演奏装置は、通常の電子楽器の機能、すなわ
ち、演奏者による鍵盤演奏にしたがって楽音を発生し、
また自動的にリズム音を発生する機能と、メモリ内の演
奏データを読み出し、自動的にメロディ音を発生する機
能の双方の機能を有している。 【0008】図1において、符号1は鍵盤ユニットであ
り、複数のキーと、各キーのオン/オフ状態を検出する
ための複数のキースイッチと、各キースイッチの出力を
バスラインBに接続するインターフェイス回路とから構
成されている。2は装置各部を制御するCPU(中央処
理装置)、3はCPU2のプログラムが記憶されたプロ
グラムメモリ、4はワーキングメモリである。このワー
キングメモリ4には予め次の各レジスタおよびフラグが
設定されている。 【0009】 一時記憶レジスタWA アドレスレジスタADR キーレジスタKEY 符長レジスタLGTH 符長計測レジスタLGTHC テンポデータレジスタTMP テンポクロックレジスタTCL オートプレイフラグAP リズムランフラグRUN 【0010】符号5は、リズム音発生の際使用されるリ
ズムパターンが記憶されたリズムパターンメモリであ
る。このリズムパターンメモリ5には、予め各リズム種
類(サンバ,スローロック等)の各々に対応してリズム
パターンが記憶されており、これらのリズムパターンの
内の1つが、バスラインBを介して供給されるリズム選
択データRSDによって選択される。また、各リズムパ
ターンは48ステップから構成され、各ステップが、バ
スラインBを介して供給されるテンポクロックデータT
CLDによって読み出される。6は操作パネルである。
この操作パネル6には、図2に示すように、リズム種類
を選択するためのリズム選択スイッチ6a、自動リズム
音のスタートを指示するためのリズムスタートスイッチ
6b、自動リズム音の停止を指示するためのリズムスト
ップスイッチ6c、テンポアップを指示するテンポアッ
プスイッチ6d、テンポダウンを指示するテンポダウン
スイッチ6e、メロディ音の自動演奏を指示するオート
プレイスイッチ6fが各々設けられている。 【0011】7はテンポ発振器であり、自動演奏音のテ
ンポの基となる一定周期のテンポパルスTPをCPU2
へ出力する。このテンポパルスTPによってCPU2に
割込みがかかる。この場合、テンポパルスTPの周期
は、ワーキングメモリ4において設定されたテンポデー
タレジスタTMP内のテンポデータに応じて決まり、こ
のテンポデータは、CPU2によって読み出されて、テ
ンポ発振器7へと供給されるようになっている。8はテ
ンポプリセットデータメモリであり、標準のテンポを指
示するテンポデータn1〜nnがリズム種類の各々に対
応して予め記憶されている。詳細には、テンポプリセッ
トデータメモリ8において、バラードにはその標準テン
ポを指示するテンポデータn1が、サンバには同様にテ
ンポデータn2が、スローロックには同様にテンポデー
タnnが、それぞれ対応して記憶されている。 【0012】9は自動演奏データメモリであり、メロデ
ィ音の自動演奏データが、図3に示すように0番地から
順次記憶されている。ここで、PD1,PD2……は楽
音の音高を示す音高データ、LD1,LD2……は楽音
の符長(音符の長さ)を示す符長データ、TD1……は
繰り返し記号等その他の記号を示すデータ、ENDは終
了を示すエンドデータである。10はリズム音形成回路
である。このリズム音形成回路10は、複数のリズム音
源を有し、リズムパターンメモリ5から読み出されたリ
ズムパターンによって各リズム音源が駆動される。各リ
ズム音源から出力されたリズム音信号はミキシングさ
れ、増幅器12へ供給される。11は楽音形成回路であ
り、鍵盤ユニット1のキー操作に基づく楽音信号を発生
すると共に、自動演奏データメモリ9から読み出された
演奏データに基づく楽音信号を発生する。この楽音形成
回路11から出力された楽音信号は、リズム音形成回路
10から出力されるリズム音信号とともに増幅器12へ
供給され、この増幅器12によって増幅され、スピーカ
13から楽音として発音される。 【0013】次に、上記構成による装置の動作を図4〜
図7に示すフローチャートを参照して説明する。図4
は、CPU2のメインルーチンを示すフローチャートで
ある。装置に電源が投入されると、まず、ステップSa
1のイニシャライズ処理が行なわれ、ワーキングメモリ
4内に設定されているレジスタ,フラグおよび装置各部
のレジスタがクリアされる。次にステップSa2へ進
み、鍵盤ユニット1の各キーのオン/オフ状態および操
作パネル6の各スイッチの操作状態が順次チェックされ
る。次にステップSa3へ進むと、キーまたはスイッチ
の操作状態にイベント(変化)があったか否かが判断さ
れる。そして、この判断結果が「NO」の場合はステッ
プSa2へ戻り、「YES」の場合は、イベントが生じ
たキーまたはスイッチに応じて、次に述べる各処理を行
った後ステップSa2へ戻る。 【0014】◇キー(ステップSa4) キーオンイベントまたはキーオフイベントが検出される
と、検出されたキーのキーコードおよびオン/オフの別
を示すデータが楽音形成回路11へ出力される。 【0015】◇リズムスタートスイッチ6b(ステップ
Sa5) リズムスタートスイッチ6bのオンイベントが検出され
ると、リズムランフラグRUNに“1”がセットされ
る。 【0016】◇リズムストップスイッチ6c(ステップ
Sa6) リズムストップスイッチ6cのオンイベントが検出され
ると、オートプレイフラグAPおよびリズムランフラグ
RUNがクリアされ、次いで、他のレジスタがクリアさ
れる。 【0017】◇テンポアップ/ダウンスイッチ6d,6
e(ステップSa7) テンポアップ/ダウンスイッチ6d,6eのオンイベン
トに基づくステップSa7の処理については後に説明す
る。 【0018】◇リズム選択スイッチ6a(ステップSa
8) いずれかのリズム選択スイッチ6aが操作されると、操
作されたスイッチ6aに対応するリズム選択データRS
Dがリズムパターンメモリ5へ出力され、これにより、
同スイッチ6aに対応するリズムパターンが選択され
る。 【0019】◇オートプレイスイッチ6f(ステップS
a9) オートプレイスイッチ6fのオンイベントが検出される
と、レジスタWA,ADR,KEY,LGTH,LGT
HCがクリアされ、また、フラグAPが“1”にセット
される。 【0020】次に、テンポアップスイッチ6d,テンポ
ダウンスイッチ6eが操作された場合の処理(ステップ
Sa7の処理)を図5のフローチャートを参照して説明
する。 【0021】スイッチ6dまたは6eのオンイベントが
検出されると、CPU2の処理が、まずステップSb1
へ進み、テンポアップスイッチ6dがオンとされたか否
かが判断される。そして、この判断結果が「NO」の場
合、すなわち、テンポダウンスイッチ6eのみがオンと
された場合は、ステップSb2へ進む。ステップSb2
では、ワーキングメモリ4内のテンポデータレジスタT
MP内のテンポデータがデクリメントされ、次いでこの
テンポデータがテンポ発振器7へ出力される。これによ
り、テンポパルスTPの周期が僅かに大となり、自動演
奏音(自動リズム音,自動メロディ音)のテンポがダウ
ンする。上記ステップSb2の処理が終了すると、図4
のステップSa2へ戻る。 【0022】また、図5のステップSb1の判断結果が
「YES」の場合は、ステップSb3へ進み、テンポダ
ウンスイッチ6eがオンか否かが判断される。そして、
この判断結果が「NO」の場合、すなわち、テンポアッ
プスイッチ6dのみがオンとされた場合は、ステップS
b4へ進み、テンポデータレジスタTMP内のテンポデ
ータがインクリメントされ、次いでこのテンポデータが
テンポ発振器7へ出力される。これにより、テンポパル
スTPの周期が僅かに小となり、自動演奏音のテンポが
アップする。また、ステップSb3の判断結果が「YE
S」の場合、すなわち、スイッチ6d,6eの双方がオ
ンとされた場合は、ステップSb5へ進む。ステップS
b5では、現在設定されているリズム種類が検出され
る。ここで、検出されるリズムは、図2におけるリズム
選択スイッチ6aによって選択されたリズム、すなわ
ち、ステップSa8(図4参照)においてリズムパター
ンメモリ5に出力されたリズム選択データRSDに対応
するリズムである。 【0023】そして、この検出結果に応じてステップS
b6−1〜Sb6−nのいずれかの処理が行なわれる。
すなわち、検出されたリズムがバラードであった場合
は、テンポプリセットデータメモリ8からバラードの標
準テンポを示すテンポデータn1が読み出され、ワーキ
ングメモリ4内のテンポデータレジスタTMPに書き込
まれ、次いで、このレジスタTMP内のテンポデータが
テンポ発振器7へ出力される。また、検出されたリズム
がサンバであった場合は、テンポプリセットデータメモ
リ8からサンバの標準テンポを示すテンポデータn2が
読み出され、ワーキングメモリ4内のテンポデータレジ
スタTMPに書き込まれ、次いで、このレジスタTMP
内のテンポデータがテンポ発振器7へ出力される。他の
リズムの場合も同様である。 【0024】このように、この実施例においては、テン
ポアップ/ダウンスイッチ6d,6eの双方がオンとさ
れた場合に、テンポブリセットデータメモリ8内の標準
テンポを示すテンポデータが読み出され、テンポ発振器
7に設定される。すなわち、この実施例においては、メ
ロディ音,リズム音の自動演奏のテンポを標準のテンポ
に設定する場合に、ワンタッチで設定することができ
る。 【0025】次に、テンポ発振器7からCPU2へ、テ
ンポパルスTPが割込信号として供給された場合の動作
を、図6に示すフローチャートを参照して説明する。テ
ンポパルスTPがCPU2へ供給されると、CPU2の
処理が、まず、ステップSc1へ進む。このステップS
c1では、リズムランフラグRUNが“1”か否かが判
断される。そして、この判断結果が「NO」の場合、す
なわち、リズムスタートスイッチ6bが未だオンとされ
ていない場合は、図4のメインルーチンへ戻る。また、
ステップSc1の判断結果が「YES」の場合は、ステ
ップSc2へ進む。 【0026】ステップSc2では、ワーキングメモリ4
内のテンポクロックレジスタTCLがインクリメントさ
れる。次いでステップSc3へ進むと、テンポクロック
レジスタTCL内のデータが「48」か否かが判断され
る。そして、この判断結果が「YES」の場合は、ステ
ップSc4へ進み、テンポクロックレジスタTCLがク
リアされ、また、「NO」の場合はステップSc4をジ
ャンプしてステップSc5へ進む。 【0027】ステップSc5では、オートプレイフラグ
APが“1”か否かが判断される。そして、この判断結
果が「YES」の場合は、オートプレイサブルーチンA
P−SUBが実行され、また、「NO」の場合はステッ
プSc6へ進む。なお、オートプレイサブルーチンAP
−SUBについては後に説明する。ステップSc6へ進
むと、テンポクロックレジスタTCL内のデータがテン
ポクロックデータTCLDとしてリズムパターンメモリ
5へ出力され、次いで、同データTCLDに基づいて読
み出されたリズムパターンがリズム音形成回路10へ供
給される。そして、このリズムパターンによってリズム
音形成回路10内の各リズム音源が駆動される。そし
て、上述したステップSc6の処理が終了すると、CP
U2の処理が図4のメインルーチンへ戻る。 【0028】しかして、テンポ発振器7からテンポパル
スTPが出力される毎に、上述した処理が行なわれ、こ
れにより、リズム音形成回路10内のリズム音源が駆動
される。またこの時、オートプレイフラグAPが“1”
の場合は、オートプレイサブルーチンAP−SUBによ
って、メロディ音の自動演奏のための処理も行なわれ
る。 【0029】次に、オートプレイサブルーチンAP−S
UBについて、図7を参照して説明する。なお、図3に
示す自動演奏データメモリ9の記憶内容を例にとって説
明する。まず、ステップSd1へ進むと、ワーキングメ
モリ4内に設定されているアドレスレジスタADR内の
データが、自動演奏データメモリ9ヘアドレスデータと
して出力され、次いで該アドレスデータによって自動演
奏データメモリ9から読み出された演奏データがワーキ
ングメモリ4内の一時記憶レジスタWA内に書き込まれ
る。オートプレイフラグAPが“1”にセットされた直
後においては、アドレスレジスタADRがクリアされて
おり(図4のステップSa9参照)、したがって、上記
のステップSd1が実行されると、自動演奏データメモ
リ9の0番地内の音高データPD1(図3)が読み出さ
れ、一時記憶レジスタWA内に書き込まれる。 【0030】次に、ステップSd2へ進むと、レジスタ
WA内のデータが音高データか否かが判断される。この
場合、判断結果が「YES」となり、ステップSd3へ
進む。ステップSd3では、レジスタWA内のデータP
D1が同ワーキングメモリ4内に設定されているキーレ
ジスタKEY内に書き込まれる。次に、ステップSd4
へ進むと、キーレジスタKEY内の音高データPD1が
楽音形成回路11へ出力される。これにより、楽音形成
回路11において、同音高データPD1に対応する音高
の楽音信号が形成され、形成された楽音信号が増幅器1
2を介してスピーカ13へ出力され、スピーカ13から
楽音が発生する。次に、ステップSd5へ進むと、アド
レスレジスタADR内のデータ「0」がインクリメント
され、「1」となる。そして、ステップSd1へ戻る。 【0031】ステップSd1では、アドレスレジスタA
DR内のデータ「1」が自動演奏データメモリ9へ出力
され、これにより、同メモリ9の1番地内の符長データ
LD1が読み出され、この読み出された符長データLD
1が一時記憶レジスタWAに書き込まれる。次いで、ス
テップSd2では、レジスタWA内のデータが音高デー
タか否かが判断され、この場合判断結果が「NO」であ
ることから、ステップSd6へ進む。ステップSd6で
は、レジスタWA内のデータが符長データか否かが判断
される。この場合、判断結果が「YES」となり、ステ
ップSd7へ進む。ステップSd7では、レジスタWA
内の符長データLD1をワーキングメモリ4内に設定さ
れている符長レジスタLGTHに書き込む。 【0032】次にステップSd8へ進むと、ワーキング
メモリ4内の符長計測レジスタLGTHC内のデータ
(この場合「0」)がインクリメントされ、「1」とな
る。次いでステップSd9へ進むと、レジスタLGTH
C内のデータ「1」とレジスタLGTH内の符長データ
LD1とが一致しているか否かが判断される。そして、
この判断結果が「NO」の場合は、図4のメインルーチ
ンへ戻る。 【0033】次に、テンポ発振器7から再びパルス信号
TPが出力されると、この時レジスタWA内のデータが
符長データLD1であることから、上述したステップS
d1,Sd2,Sd6,Sd7が順次実行され、これに
より、符長データLD1が再びレジスタLGTHに書き
込まれる。次にステップSd8へ進むと、レジスタLG
THC内のデータが「2」となり、次いで、ステップS
d9の判断結果が「NO」の場合はメインルーチンへ戻
る。 【0034】以後、テンポ発振器7からパルス信号が出
力される毎に、レジスタLGTHC内のデータが「1」
づつ増加し、そして、同レジスタLGTHC内のデータ
とレジスタLGTH内の符長データLD1とが一致する
と、ステップSd9の判断結果が「YES」となり、ス
テップSd10へ進む。ステップSd10では、レジス
タLGTHC内のデータがクリアされる。次いで、ステ
ップSd5へ進むと、アドレスレジスタADR内のデー
タ(この場合「1」)がインクリメントされて「2」と
なる。次に、ステップSd1へ戻ると、自動演奏データ
メモリ9の2番地内の音高データPD2が読み出され、
レジスタWA内に書き込まれる。次いで、ステップSd
2,Sd3を介してステップSd4へ進み、音高データ
PD2が楽音形成回路11へ出力される。これにより、
前述した音高データPD1に基づく楽音が停止し、上記
の音高データPD2に基づく楽音が発生する。 【0035】次に、ステップSd5へ進むと、アドレス
レジスタADR内のデータが「3」となり、次いでステ
ップSd1が実行されると、レジスタWA内に符長デー
タLD2が書き込まれる。以後、前述した場合と同様に
して符長データLD2が示す時間の計測が行なわれる。
そして、その時間が経過すると、再びメモリ9から音高
データPD3が読み出され、以下、上記の過程の繰り返
しによりメロディ音の自動演奏が行なわれる。 【0036】次に、メモリ9から音高データまたは符長
データ以外のデータが読み出された場合は、ステップS
d2,Sd6の判断結果がいずれも「NO」となり、ス
テップSd11へ進む。ステップSd11では、レジス
タWA内のデータがエンドデータENDであるか否かが
判断される。そして、この判断結果が「NO」の場合
は、ステップSd12へ進み、その他の処理(繰り返し
のための処理等)が行なわれる。また、ステップSd1
1の判断結果が「YES」の場合は、ステップSd13
へ進む。ステップSd13では、ワーキングメモリ4内
の各レジスタおよびオートプレイフラグAP,リズムラ
ンフラグRUNが各々クリアされる。これにより、メロ
ディ音の自動演奏およびリズム音の自動演奏が共に終了
する。 【0037】なお、上記実施例は、テンポアップ/ダウ
ンスイッチ6d,6eの双方が操作された時、自動リズ
ム音のテンポを標準テンポに自動設定するようにした
が、これに代えて、自動メロディ音のテンポを自動設定
するようにしてもよい。この場合、テンポプリセットデ
ータメモリ8内に予め第1曲目〜第N曲目の標準テンポ
を示すテンポデータを記憶させておき、テンポアップ/
ダウンスイッチ6d,6eの双方がオンとされた場合
に、現在自動演奏中の曲目の番号を示すデータに基づい
てテンポプリセットデータメモリ8からテンポデータを
読み出し、この読み出したデータをテンポデータレジス
タTMP内に設定し、次いでそのデータをテンポ発振器
7へ出力するようにする。この場合の処理の要部を図8
に示す。 【0038】また、上記実施例はメロディ音およびリズ
ム音を自動演奏するものであるが、この考案は、和音
(伴奏音),ベース音等の自動演奏装置にも勿論適用す
ることができる。 【0039】また、上記実施例はリズム音の自動演奏が
開始されないと、メロディ音の自動演奏も開始されず
(図6のステップSc1参照)、一方、メロディ音の自
動演奏が終了すると同時にリズム音の自動演奏も終了す
るようになっているが(図7のステップSd13参
照)、リズム音の自動演奏とメロディ音の自動演奏とを
全く独立としてもよい。 【0040】 【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、自動リズム用のリズムパターンを複数記憶したリズ
ムパターン記憶手段と、このリズムパターン記憶手段内
のリズムパターンを読み出す読出手段と、この読出手段
によって読み出されたリズムパターンに基づいて楽音を
発生する楽音発生手段とを具備する自動リズム演奏装置
において、自動リズム演奏のテンポを指示するテンポデ
ータを記憶するワーキングメモリと、単独で操作された
場合には、前記テンポデータを増加させる第1のテンポ
操作子と、単独で操作された場合には、前記テンポデー
タを減少させる第2のテンポ操作子と、テンポを示す複
数のテンポプリセットデータが、リズム種類の各々に対
応して予め記憶されたテンポプリセットデータメモリ
と、前記第1,第2のテンポ操作子が共に操作された場
合には、選択されたリズムの種類に対応するテンポプリ
セットデータを、前記テンポプリセットデータメモリか
ら読み出すとともに、前記ワーキングメモリにおける前
記テンポデータとして設定するデータ設定手段と、前記
ワーキングメモリからテンポデータを読み出し、この読
み出したテンポデータによって前記読出手段におけるリ
ズムパターン読出しスピードを制御する制御手段とを設
けたので、ワンタッチで自動リズム演奏のテンポを予め
決められたテンポに設定することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】この考案の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。 【図2】同実施例における操作パネル6の要部を示す図
である。 【図3】同実施例における自動演奏データメモリ9の記
憶内容を示す図である。 【図4】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
トである。 【図5】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
トである。 【図6】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
トである。 【図7】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
トである。 【図8】図5の処理の変形例を示すフローチャートであ
る。 【符号の説明】 6d……テンポアップスイッチ、6c……テンポダウン
スイッチ、8……テンポプリセットデータメモリ、10
……リズム音形成回路。

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 1.自動リズム用のリズムパターンを複数記憶したリズ
    ムパターン記憶手段と、 このリズムパターン記憶手段内のリズムパターンを読み
    出す読出手段と、 この読出手段によって読み出されたリズムパターンに基
    づいて楽音を発生する楽音発生手段とを具備する自動リ
    ズム演奏装置において、 自動リズム演奏のテンポを指示するテンポデータを記憶
    するワーキングメモリと、 単独で操作された場合には、前記テンポデータを増加さ
    せる第1のテンポ操作子と、 単独で操作された場合には、前記テンポデータを減少さ
    せる第2のテンポ操作子と、 テンポを示す複数のテンポプリセットデータが、リズム
    種類の各々に対応して予め記憶されたテンポプリセット
    データメモリと、 前記第1,第2のテンポ操作子が共に操作された場合に
    は、選択されたリズムの種類に対応するテンポプリセッ
    トデータを、前記テンポプリセットデータメモリから読
    み出すとともに、前記ワーキングメモリにおける前記テ
    ンポデータとして設定するデータ設定手段と、 前記ワーキングメモリからテンポデータを読み出し、こ
    の読み出したテンポデータによって前記読出手段におけ
    るリズムパターン読出しスピードを制御する制御手段と
    を具備してなる自動リズム演奏装置。
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