JP2555663C - - Google Patents

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JP2555663C
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、電子楽器における種々のパラメータ、例えば、テンポを決めるパ
ラメータ、音色を決めるパラメータ、ビブラートのスピード,深さを決めるパラ メータ等を設定する場合に用いられる電子楽器のパラメータ設定装置に関する。 [従来の技術] 従来のパラメータ設定装置として、実公昭62−43359号公報に記載され
る装置が知られている。このパラメータ設定装置は、パネル面にアップスイッチ
とダウンスイッチが設けられ、アップスイッチを1回押す毎にパラメータが例え
ば0.5ずつアップし、また、アップスイッチを押し続けると、一定時間が経過
する毎にパラメータが0.5ずつ自動的にアップする。同様に、ダウンスイッチ
を1回押す毎にパラメータが0.5ずつダウンし、ダウンスイッチを押し続ける
と、一定時間が経過する毎にパラメータが0.5ずつダウンする。 [発明が解決しようとする問題点] ところで、上述した従来のパラメータ設定装置にあっては、現在のパラメータ
値と設定しようとするパラメータ値とが大きく離れていた場合に、アップ/ダウ
ンスイッチを何度も操作するか、あるいは、かなり長い時間同スイッチを押し続
けなければならず、設定操作が煩わしいという問題があった。また、上記のパラ
メータ設定装置は、パラメータの変化幅が一定(0.5)であり、このため、希
望のパラメータ値にピッタリと合わせられない場合があった。 そこでこの発明は、パラメータ値を、希望の値に短時間で、かつ、正確に合わ
せることができるパラメータ設定装置を提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] この発明は、パラメータの値の上昇を指示する第1の操作子と、パラメータ値
の下降を指示する第2の操作子と、第3および第4の操作子と、前記第1または
第2の操作子が単独で操作された第1の操作状態、前記第1,第3の操作子が共
に操作された第2の操作状態、前記第2,第3の操作子が共に操作された第3の
操作状態、前記第1,第4の操作子が共に操作された第4の操作状態、前記第2
,第4の操作子が共に操作された第5の操作状態を各々検出する検出手段と、前
記検出手段が第1の操作状態を検出した時前記記憶手段内のパラメータを第1の
変化幅で変化させ、前記検出手段が第2または第3の操作状態を検出した時前記
記憶手段内のパラメータを前記第1の変化幅よりも大きい第2の変化幅で変化さ
せ、前記検出手段が第4または第5の操作状態を検出した時前記記憶手段内のパ ラメータを前記第1の変化幅よりも小さい第3 の変化幅で変化させるパラメータ
変更手段とを具備してなるものである。 [作用] 上記構成によれば、第1の操作子を操作すると、パラメータ値が第1の変化幅
でアップし、第1,第3の操作子を共に操作するとパラメータ値が第1の変化幅
よりも大きい第2の変化幅でアップし、第1,第4の操作子を共に操作するとパ
ラメータ値が第1の変化幅よりも小さい第3の変化幅でアップする。また、第2
の操作子を操作すると、パラメータ値が第1の変化幅でダウンし、第2,第3の
操作子を共に操作するとパラメータ値が第1の変化幅よりも大きい第2の変化幅
でダウンし、第2,第4の操作子を共に操作するとパラメータ値が第1の変化幅
よりも小さい第3の変化幅でダウンする。したがって、例えば、第1の変化幅を
0.1」、第2の変化幅を「1.0、第3の変化幅を「0.01」に設定し
ておけば、第1,第3の操作子の同時操作または第2,第3の操作子の同時操作
によって従来のものより早く望みの値の近辺にパラメータ値を設定することがで
き、また、第1,第の操作子の同時操作または第2,第の操作子の同時操作
によって、望みのパラメータ値に誤差なく正確に設定することができる。 [実施例] 以下、図面を参照して、この発明の一実施例を説明する。第1図はこの発明の
一実施例によるパラメータ設定装置を適用した電子楽器の構成を示すブロック図
である。この図に示す電子楽器は、通常の電子オルガンの機能、すなわち、演奏
者による鍵盤演奏にしたがって楽音を発生し、また自動的にリズム音を発生する
機能と、メモリ内の演奏データを読み出し、自動的にメロディ音を発生する自動
演奏機能の双方を有している。 第1図において、符号1は鍵盤ユニットであり、複数のキーと、各キーのオン
/オフ状態を検出するための複数のキースイッチと、各キースイッチの出力をバ
スラインBに接続するインターフェイス回路とから構成されている。2は装置各
部を制御するCPU(中央処理装置)、3はCPU2のプログラムが記憶された
プログラムメモリ、4はワーキングメモリである。このワーキングメモリ4には
予め次の各レジスタおよびフラグが設定されている。 一時記憶レジスタWA アドレスレジスタADR キーレジスタKEY 符長レジスタLGTH 符長計測レジスタLGTHC リズムパターンアドレスレジスタRHAR テンポデータレジスタTMP オートプレイフラグAP リズムランフラグRUNポーズフラグPAUSE テンポクロックレジスタTCL 符号5は、リズム音発生の際使用されるリズムパターンが記憶されたリズムパ
ターンメモリである。このリズムパターンメモリ5には、予め各リズム種類(サ
ンバ、スローロック等)の各々に対応してリズムパターンが記憶されており、こ
れらのリズムパターンの内の1つが、バスラインBを介して供給されるリズム選
択データRSDによって選択される。また、各リズムパターンは48ステップか
ら構成され、各ステップが、バスラインBを介して供給されるテンポクロックデ
ータTCLDによって読み出される。6は操作パネルである。この操作パネル6
には、第2図に示すように、リズム種類を選択するためのリズム選択スイッチR
SW、自動リズム音のスタート,自動リズム音の一時停止を指示するためのスタ
ート/ポーズスイッチSt/ps、自動リズム音の停止を指示するためのストッ
プスイッチSTP、テンポアップを指示するテンポアップスイッチUP、テンポ
ダウンを指示するテンポダウンスイッチDWN、メロディ音の自動演奏を指示す
るオートプレイスイッチAPが各々設けられている。第1図の符号7はテンポ発
振器であり、リズム音および自動演奏音のテンポの基となる一定周期のパルス信
号TPをCPU2へ出力する。このパルス信号TPによってCPU2に割込みが
かかる。この場合、パルス信号TPの周期は、CPU2からバスラインBを介し
て供給されるテンポデータTDに応じて決まる。8はテンポリセットデータメモ
リであり、リズム種類の各々に対応して、標準のテンポを指示するテンポデータ
TDが予め記憶されている。9は自動演奏データメモリであり、メロディ音の自 動演奏データが、第3図に示すように0番地から順次記憶されている。ここで、
PD1,PD2……は楽音の音高を示す音高データ、LD1,LD2……は楽音
の符長(音符の長さ)を示す符長データ、TD1,TD2……は繰り返し記号等
その他の記号を示すデータ、ENDは終了を示すエンドデータである。10はリ
ズム音形成回路である。このリズム音形成回路10は、複数のリズムの音源を有
し、リズムパターンメモリ5から読み出されたリズムパターンによって各リズム
音源が駆動される。各リズム音源から出力されたリズム音信号はミキシングされ
、増幅器12へ供給される。11は楽音形成回路であり、鍵盤ユニット1のキー
操作に基づく楽音信号を発生すると共に、自動演奏データメモリ9から読み出さ
れた演奏データに基づく楽音信号を発生する。この楽音形成回路11から出力さ
れた楽音信号は、リズム音形成回路10から出力されるリズム音信号ととも増幅
器12へ供給され、この増幅器12によって増幅され、スピーカ13から楽音と
して発音される。 次に、上記構成による装置の動作を第4図〜第9図に示すフローチャートを参
照して説明する。 (1)メインルーチン 第4図は、CPU2のメインルーチンを示すフローチャートである。装置に電
源が投入されると、まず、ステップSa1のイニシャライズ処理が行なわれ、ワ
ーキングメモリ4内に設定されているレジスタ,フラグおよび装置各部のレジス
タがクリアされる。次にステップSa2へ進み、鍵盤ユニット1の各キーのオン
/オフ状態および操作パネル6の各スイッチの操作状態が順次チェックされる。
次にステップSa3へ進むと、キーまたはスイッチの操作状態にイベント(変化
)があったか否かが判断される。そして、この判断結果が「NO」の場合はステ
ップSa2へ戻り、「YES」の場合は、イベントが生じたキーまたはスイッチ
に応じて、次に述べる各処理を行った後ステップSa2へ戻る。 ◇キー(ステップSa4) キーオンイベントまたはキーオフイベントが検出されると、検出されたキーの
キーコードおよびオン/オフの別を示すデータが楽音形成回路11へ出力される
。 ◇スタート/ポーズスイッチSt/Ps(ステップSa5) スイッチSt/Psのオンイエントが検出されると、以後、CPU2によって
第5図の処理が行なわれる。なお、この第5図に示す処理については後に説明す
る。 ◇ストップスイッチSTP(ステップSa6) スイッチSTPのオンイベントが検出されると、以後、CPU2によって第6
図の処理が行なわれる。 ◇テンポアップ/ダウンスイッチUP,DWN(ステップSa7) テンポアップスイッチUPまたはテンポダウンスイッチDWNのオンイベント
が検出されると、以後、CPU2によって第7図の処理が行なわれる。 ◇リズム選択スイッチRSW(ステップSa8) いずれかのリズム選択スイッチRSWが操作されると、操作されたスイッチR
SWに対応するリズム選択データRSDがリズムパターンメモリ5へ出力され、
これにより、同スイッチRSWに対応するリズムパターが選択される。 ◇オートプレイスイッチAP(ステップSa9) スイッチAPのオンイベントが検出されると、レジスタWA,ADR,KEY
,LGTH,LGTHCがクリアされ、また、フラグAPFが“1”にセットさ
れる。 (2)スタート/ポーズ処理 次に、第5図の処理について説明する。スタート/ポーズスイッチSt/ps
が押されると、まず、第5図のステップSe1へ進み、リズムランフラグRUN
が“1”が否かが判断される。ここで、リズムランフラグRUNはリズム演奏が
行なわれている時に“1”、行なわれていない時“0”となるフラグである。そ
して、このステップSe1の判断結果が「YES」の場合はステップSed2へ
進む。ステップSe2では、テンポアップスイッチUPがオンとされているか否
かが判断される。そして、この判断結果が「YES」の場合、ずなわち、スイッ
チSt/Psの操作と同時にスイッチUPが操作された場合は、ステップSe5
へ進み、テンポデータレジスタTMP内のデータに「1」が加算される。そして
、ステップSa2(第4図)へ戻る。また、ステップSe2の判断結果が「NO 」の場合は、ステップSe3へ進む。ステップSe3では、テンポダウンスイッ
チDWNがオンとされているか否かが判断される。そして、この判断結果が「Y
ES」の場合、ずなわち、スイッチSt/Psの操作と同時にスイッチDWNが
操作された場合は、ステップSe6へ進み、テンポデータレジスタTMP内のデ
ータから「1」が減算される。そして、ステップSa2へ戻る。また、ステップ
Se3の判断結果が「NO」の場合は、ステップSe4へ進む。ステップSe4
では、リズムランフラグRUNが“1”に、ポーズフラグPAUSEが“0”に
セットされる。そして、ステップSa2へ戻る。 一方、前述したステップSe1の判断結果が「NO」の場合、すなわち、リズ
ム演奏が行なわれていない場合は、ステップSe7へ進む。ステップSe7では
、テンポアップスイッチUPがオンか否かが判断される。そして、この判断結果
が「YES」の場合は上述したステップSe5を実行した後ステップSa2へ戻
り、「NO」の場合はステップSe8へ進む。ステップSe8では、テンポダウ
ンスイッチDWNがオンか否かが判断される。そして、この判断結果が「YES
」の場合は上述したステップSe6を実行した後ステップSa2へ戻り、「NO
」の場合はステップSe9へ進む。ステップSe9では、リズムランフングRU
Nが“1”に、ポーズフラグPAUSEが“0”にセットされる。そして、ステ
ップSa2へ戻る。 このように、スタート/ポーズスイッチSt/Psがオンとされると、同時に
スイッチUP,DWNがオンとされない場合において、ステップSe4またはS
e9の処理が行なわれ、同時にスイッチまたはDWNがオンとされた場合は、ス
テップSe5またはSe6の処理が行なわれる。 (3)ストップスイッチ処理 次に、第6図のストップスイッチ処理について説明する。ストップスイッチS
TPのオンイベントが検出されると、CPU2の処理が、まず、第6図のステッ
プSf1へ進み、テンポアップスイッチUPがオンとされているか否かが判断さ
れる。そして、この判断結果が「YES」の場合、すなわち、ストップスイッチ
STPとテンポアップスイッチUPとが同時に押された場合は、ステップSf2
へ進み、テンポデータレジスタTMP内のデータに「0.01」が加算される。 そして、ステップSa2へ戻る。また、ステップSf1の判断結果が「NO」の
場合は、ステップSf3へ進む。ステップSf3では、テンポダウンスイッチD
WNがオンとされているか否かが判断される。そして、この判断結果が「YES
」の場合、すなわち、ストップスイッチSTPとテンポダウンスイッチDWNと
が同時にオンとされた場合は、ステップSf4へ進む。ステップSf4ではテン
ポデータレジスタTMP内のデータから「0.01」が減算される。そして、ス
テップSa2へ戻る。また、ステップSf3の判断結果が「NO」の場合、すな
わち、ストップスイッチSTPがオンとされ、テンポアップスイッチUP、テン
ポダウンスイッチDWNが共にオンとされていない場合は、ステップSf5へ進
む。ステップSf5では、オートプレイフラグAP、リズムランフラグRUN、
ポーズフラグPAUSEがリセットされ、テンポクロックレジスタTCLがクリ
アされ、また、他のレジスタがクリアされる。そしてステップSa2へ戻る。 (3)テンポスイッチ処理 次に、第7図の処理について説明する。テンポアップスイッチUPまたはテン
ポダウンスイッチDWNのオンイベントが検出されると、CPU2の処理が、ま
ず、第7図のステップSb1へ進み、テンポアップスイッチUPがオンとされた
か否かが判断される。そして、この判断結果が「NO」の場合、すなわち、テン
ポダウンスイッチDWNのみがオンとされた場合は、ステップSb2へ進む。ス
テップSb2では、テンポデータレジスタTMP内のデータから「0.1」が減
算される。また、ステップSb1の判断結果が「YES」の場合はステップSb
3へ進む。ステップSb3では、テンポダウンスイッチDWNがオンとされてい
るか否かが判断される。そして、この判断結果が「NO」の場合、すなわち、テ
ンポアップスイッチUPのみがオンとされた場合は、ステップSb4へ進み、テ
ンポデータレジスタTMPのデータに「0.1」が加算される。またステップS
b3の判断結果が「YES」の場合、すなわち、テンポアップ/ダウンスイッチ
UP,DWNが共にオンとされた場合は、ステップSb5へ進む。ステップSb
5では、現在設定されているリズム種類が検出される。そして、この検出結果に
応じてステップSb6−1〜Sb6−nのいずれかの処理が行なわれる。すなわ
ち、検出されたリズムがバラードであった場合は、テンポプリセットデータメモ リ8からバラードの標準テンポを示すテンポデータが読み出され、ワーキングメ
モリ4内のテンポデータレジスタTMPに書き込まれる。また、検出されたリズ
ムがサンバであった場合は、テンポプリセットデータメモリ8からサンバの標準
テンポを示すテンポデータが読み出され、ワーキングメモリ4内のテンポデータ
レジスタTMPに書き込まれる。他のリズムの場合も同様である。 次に、ステップSb7へ進むと、テンポデータレジスタTEMP内のテンポデ
ータがテンポ発振器7へ出力される。これにより、テンポ発振器7の出力パルス
信号TPの周期が、該テンポデータに対応する値に変更される。 以上のように、この実施例においては、テンポアップスイッチUPまたはテン
ポダウンスイッチDWNを単独で押した場合は、押す毎にテンポデータレジスタ
TMP内のデータが「0.1」ずつ変化し、テンポアップスイッチUPまたはテ
ンポダウンスイッチDWNとスタート/ポーズスイッチSt/Psを同時に押す
と、テンポデータレジスタTMP内のデータが「1」ずつ変化し、テンポアップ
スイッチVPまたはテンポダウンスイッチDWNとストップスイッチSTPを同
時に押すと、テンポデータレジスタTMP内のデータが「0.01」ずつ変化す
る。 (4)リズムインタラプト処理 次に、テンポ発振器7からCPU2へ、パルス信号TPが割込信号として供給
された場合の動作を、第8図に示すフロチャートを参照して説明する。パルス信
号TPがCPU2へ供給されると、CPU2の処理が、まず、ステップSc1へ
進む。このステップSc1では、リズムランフラグRUNが“1”が否かが判断
される。そして、この判断結果が「NO」の場合、すなわち、リズム演奏が行な
われていない場合は、第4図のメインルーチンへ戻る。また、ステップSc1の
判断結果が「YES」の場合は、ステップSc2へ進む。ステップSc2では、
ワーキングメモリ4内のテンポクロックレジスタTCLがインクリメントされる
。次いでステップSc3へ進むと、テンポクロックレジスタTCL内のデータが
「48」が否かが判断される。そして、この判断結果が「YES」の場合は、ス
テップSc4へ進み、テンポクロックレジスタTCLがクリアされ、また、「N
O」の場合はステップSc4をジャンプしてステップSc5へ進む。ステップS c5では、オートプレイフラグAPが“1”が否かが判断される。そして、この
判断結果が「YES」の場合は、オートプレイサブルーチンAP−SUBが実行
され、また、「NO」の場合はステップSc6へ進む。なお、オートプレイサブ
ルーチンAP−SUBについて後に説明する。ステップSc6へ進むと、テンポ
クロックレジスタTCL内のデータがテンポクロックデータTCLDとしてリズ
ムパターンメモリ5へ出力される。これにより、リズムパターンメモリ5から同
データTCLDに対応するリズムパターンが読み出され、リズム音形成回路10
へ供給される。そして、このリズムパターンによってリズム音形成回路10内の
各リズム音源が駆動される。上述したステップSc6の処理が終了すると、CP
U2の処理が第4図はメインルーチンへ戻る。 しかして、テンポ発振器7からパルス信号TPが出力される毎に、上述した処
理が行なわれ、これにより、リズム音形成回路10内のリズム音源が駆動される
。また、オートプレイフラグAPが“1”の時は、オートプレイサブルーチンA
P−SUBによって、メロディ音の自動演奏のための処理が行なわれる。 (5)オートプレイサブルーチン 次に、オートブレイサブルーチンAP−SUBについて、第9図を参照して説
明する。なお、第3図に示す自動演奏データメモリ9の記憶内容を例にとって説
明する。まず、ステップSd1へ進むと、ワーキングメモリ4内に設定されてい
るアドレスレジスタADR内のデータが、自動演奏データメモリ9へアドレスデ
ータとして出力され、次いで該アドレスデータによって自動演奏データメモリ9
から読み出された演奏データがワーキングメモリ4内の一時記憶レジスタWA内
に書き込まれる。オートプレイフラグAPが“1”にセットされた直後において
は、アドレスレジスタADRがクリアされており(第4図のステップSa9参照
)、したがって、上記のステップSd1が実行されると、自動演奏データメモリ
9の0番地内の音高データPD1(第3図)が読み出され、一時記憶レジスタW
A内に書き込まれる。次に、ステップSd2へ進むと、レジスタWA内のデータ
が音高データか否かが判断される。この場合、判断結果が「YES」となり、ス
テップSd3へ進む。ステップSd3では、レジスタWA内のデータPD1が同
ワーキングメモリ4内に設定されているキーレジスタKEY内に書き込まれる。 次に、ステップSd4へ進むと、キーレジスタKEY内の音高データPD1が楽
音形成回路11へ出力される。これにより、楽音形成回路11において、同音高
データPD1に対応する音高の楽音信号が形成され、形成された楽音信号が増幅
器12を介してスピーカ13へ出力され、スピーカ13から楽音が発生する。次
に、ステップSd5へ進むと、アドレスレジスタADR内のデータ「0」がイン
クリメントされ、「1」となる。そして、ステップSd1へ戻る。 ステップSd1では、アドレスレジスタADR内のデータ「1」が自動演奏デ
ータメモリ9へ出力され、これにより、同メモリ9の1番地内の符長データLD
1が読み出され、この読み出された符長データLD1が一時記憶レジスタWAに
書き込まれる。次いで、ステップSd2では、レジスタWAのデータが音高デー
タか否かが判断され、この場合判断結果が「NO」であることから、ステップS
d6へ進む。ステップSd6では、レジスタWA内のデータが符長データか否か
が判断される。この場合、判断結果が「YES」となり、ステップSd7へ進む
。ステップSd7では、レジスタWA内の符長データLD1をワーキングメモリ
4内に設定されている符長レジスタLGTHに書き込む。次にステップSd8へ
進むと、ワーキングメモリ4内の符長計測レジスタLGTHC内のデータ(この
場合「0」)がインクリメントされ、「1」となる。次いでステップSd9へ進
むと、レジスタLGTHC内のデータ「1」とレジスタLGTH内の符長データ
LD1とが一致しているか否かが判断される。そして、この判断結果が「NO」
の場合は、第4図のメインルーチンへ戻る。 次に、テンポ発振器7から再びパルス信号TPが出力されると、この時レジス
タWA内のデータが符長データLD1であることから、上述したステップSd1
,Sd2,Sd6,Sd7が順次実行され、これにより、符長データLD1が再
びレジスタLGTHに書き込まれる。次にステップSd8へ進むと、レジスタL
GTHC内のデータが「2」となり、次いで、ステップSd9の判断結果が「N
O」の場合はメインルーチンへ戻る。以後、テンポ発振器7からパルス信号が出
力される毎に、レジスタLGTHC内のデータが「1」づつ増加し、そして、同
レジスタLGTHC内のデータとレジスタLGTH内の符長データLD1とが一
致すると、ステップSd9の判断結果が「YES」となり、ステップSd10へ 進む。ステップSd10では、レジスタLGTHC内のデータがクリアされる。
次いで、ステップSd5へ進むと、アドレスレジスタADR内のデータ(この場
合「1」)がインクリメントされて「2」となる。次に、ステップSd1へ戻る
と、自動演奏データメモリ9の2番地内の音高データPD2が読み出され、レジ
スタWA内に書き込まれる。次いで、ステップSd2,Sd3を介してステップ
Sd4へ進み、音高データPD2が楽音形成回路11へ出力される。これにより
、前述した音高データPD1に基づく楽音が停止し、上記の音高データPD2に
基づく楽音が発生する。次に、ステップSd5へ進むと、アドレスレジスタAD
R内のデータが「3」となり、次いでステップSd1が実行されると、レジスタ
WA内に符長データLD2が書き込まれる。以後、前述した場合と同様にして符
長データLD2が示す時間の計測が行なわれる。そして、その時間が経過すると
、再びメモリ9から音高データPD3が読み出され、以下、上記の過程の繰り返
しによりメロディ音の自動演奏が行なわれる。 次に、メモリ9から音高データまたは符長データ以外のデータが読み出された
場合は、ステップSd2,Sd6の判断結果がいずれも「NO」となり、ステッ
プSd11へ進む。ステップSd11では、レジスタWA内のデータがエンドデ
ータENDであるか否かが判断される。そして、この判断結果が「NO」の場合
は、ステップSd12へ進み、その他の処理(繰り返しのための処理等)が行な
われる。また、ステップSd11の判断結果が「YES」の場合は、ステップS
d13へ進む。ステップSd13では、ワーキングメモリ4内の各レジスタおよ
びオートプレイフラグAP,リズムランフラグRUNが各々クリアされる。これ
により、メロディ音の自動演奏およびリズム音の自動演奏が共に終了する。 以上がこの発明の一実施例の詳細である。上述したように、この実施例におい
ては、テンポアップスイッチUP(またはテンポダウンスイットDWN)のみを
押した場合と、テンポアップスイッチUP(またはスイッチDWN)およびスタ
ート/ポーズスイッチSt/Psを同時に押した場合と、テンポアップスイッチ
UP(またはスイッチDWN)およびストップスイッチSTPを同時に押した場
合とで、テンポデータレジスタTMP内のテンポデータの変化幅が異なる。した
がって、上記3つの操作方法を組み合わせることにより、テンポデータを短時間 で正確に望みの値に設定することが可能となる。例えば、現在「50.00」に
設定されているテンポデータを「56.23」に変更したい場合は、まず、スイ
ッイUPとSt/Psを同時に6回押し、次にスイッチUPを2回押し、次にス
イッチUPとSTPを同時に3回押せばよい。テンポデータを下げる場合も同様
である。 なお、上記実施例においては、スイッチSt/Ps,STP,UP,DWNの
構成を第2図に示すようにしたが、例えば第10図のようにしてもよい。また、
スイッチの数を第11図(イ)に示すように、3個としてもよく、また、(ロ)
に示すように、5個としてもよい。(イ)の場合は、スイッチUP(DWN)の
みを押した場合と、スイッチUP(DWN)およびスタート/ストップスイッチ
SRT/STPを同時に押した場合とで変化幅が異なるよにすればよい。また、
(ロ)の場合は、スチッチUP(DWN)とスイッチSとを同時に押した場合に
、第4の変化幅となるようにすればよい。 また、上記実施例においては、リズムのテンポを決めるパラメーターであるテ
ンポデータの設定を例にとって説明したが、この発明は、テンポデータに限らず
、例えば音色パラメータ、ビブラートのスピード,深さを決めるパラエータ等種
々のパラメータの設定に利用可能である。また、上記実施例においては、変化幅
が「1」,「0.1」,「0.01」であったが、この変化幅を他の値としても
よいことは勿論である。また、上記実施例においては、スイッチを押す毎にテン
ポデータがアップまたはダウンするようになっているが、スイッチを押し続ける
と自動的にテンポデータが変化していくようにしてもよい。また、テンポアップ
スイッチUPまたはテンポダウンスイッチDWNと共に操作されるスイッチは、
常時は全く別の用途に用いられるスイッチを兼用してもよい。 [発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、パラメータ値の上昇を指示する第1
の操作子と、パラメータ値の下降を指示する第2の操作子と、第3および第4
操作子と、前記第1または第2の操作子が単独で操作された第1の操作状態、前
記第1,第3の操作子が共に操作された第2の操作状態、前記第2,第3の操作
子が共に操作された第3の操作状態、前記第1,第4の操作子が共に操作された 第4の操作状態、前記第2,第4の操作子が共に操作された第5の操作状態 を各
々検出する検出手段と、前記検出手段が第1の操作状態を検出した時前記記憶手
段内のパラメータを第1の変化幅で変化させ、前記検出手段が第2または第3の
操作状態を検出した時前記記憶手段内のパラメータを前記第1の変化幅よりも大
きい第2の変化幅で変化させ、前記検出手段が第4または第5の操作状態を検出
した時前記記憶手段内のパラメータを前記第1の変化幅よりも小さい第3の変化
幅で変化させるパラメータ変更手段とを具備しているので、パラメータの望みの
値に、短時間で、誤差なく正確に設定することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図、第2図は同実施例にお
ける操作パネル6の要部を示す図、第3図は同実施例における自動演奏データメ
モリ9の記憶内容を示す図、第4図〜第9図は同実施例の動作を説明するための
フローチャート、第10図,第11図は各々第2図に示すスイッチSt/Ps,
STP,UP,DWNの他の構成例を示す図である。 2……CPU,3……プログラムメモリ、4……ワーキングメモリ、UP……テ
ンポアップスイッチ、DWN……テンポダウンスイッチ、St/Ps……スター
ト/ポーズスイッチ、STP……ストップスイッチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】記憶手段内にパラメータを設定するパラメータ設定装置において
    、 パラメータ値の上昇を指示する第1の操作子と、 パラメータ値の下降を指示する第2の操作子と、 第3および第4の操作子と、 前記第1または第2の操作子が単独で操作された第1の操作状態、前記第1,
    第3の操作子が共に操作された第2の操作状態、前記第2,第3の操作子が共に
    操作された第3の操作状態、前記第1,第4の操作子が共に操作された第4の操
    作状態、前記第2,第4の操作子が共に操作された第5の操作状態を各々検出す
    る検出手段と、 前記検出手段が第1の操作状態を検出した時前記記憶手段内のパラメータを第
    1の変化幅で変化させ、前記検出手段が第2または第3の操作状態を検出した時
    前記記憶手段内のパラメータを前記第1の変化幅よりも大きい第2の変化幅で変
    化させ、前記検出手段が第4または第5の操作状態を検出した時前記記憶手段内
    のパラメータを前記第1の変化幅よりも小さい第3の変化幅で変化させるパラメ
    ータ変更手段と、 を具備してなる電子楽器のパラメータ設定装置。 【請求項2】前記第1〜第3の操作子を隣接配置してなる特許請求の範囲第1
    項記載の電子楽器のパラメータ設定装置。 【請求項3】前記第3の操作子はパラメータ変更の用途およびそれ以外の用途
    に共用されることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の電子楽
    器のパラメータ設定装置。

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