JP2010243617A - 演奏ガイド装置およびプログラム - Google Patents

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JP2010243617A JP2009089713A JP2009089713A JP2010243617A JP 2010243617 A JP2010243617 A JP 2010243617A JP 2009089713 A JP2009089713 A JP 2009089713A JP 2009089713 A JP2009089713 A JP 2009089713A JP 2010243617 A JP2010243617 A JP 2010243617A
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Abstract

【課題】演奏に躓いた状態であることをユーザに知らしめて演奏を促す演奏ガイド装置を実現する。
【解決手段】CPU12は、押鍵待ちの時間が演奏遅延時間1未満であると、演奏リクエストフラグが「1」、押鍵盤中フラグが「0」およびガイド表示指示フラグが「0」のガイド表示制御パラメータに基づき押鍵待機レベル0のガイド表示を行い、押鍵待ちの時間が演奏遅延時間1以上で演奏遅延時間2未満になると、演奏リクエストフラグが「1」、押鍵盤中フラグが「0」およびガイド表示指示フラグが「1」のガイド表示制御パラメータに基づき押鍵待機レベル1のガイド表示を行い、押鍵待ちの時間が演奏遅延時間2以上になると、演奏リクエストフラグが「1」、押鍵盤中フラグが「0」およびガイド表示指示フラグが「2」のガイド表示制御パラメータに基づき押鍵待機レベル2のガイド表示を行うので、演奏に躓いた状態であることをユーザに知らしめて演奏を促す。
【選択図】図1

Description

本発明は、鍵盤を備える電子楽器に用いて好適な演奏ガイド装置およびプログラムに関する。
発音すべき音高とその発音タイミングとを表す曲データに基づき、鍵盤の各鍵に設けられたLED(発光素子)の内、発音すべき音高の鍵に配設されるLEDを発音タイミングに対応して点灯させて演奏者に弾くべき鍵をガイドする装置が知られている。この種の装置として、例えば特許文献1には、発音タイミングを過ぎてもガイドされた鍵が押鍵されない時にはそのガイドされた鍵が押鍵されるまで曲データの読み出しを停止させる教習形態とし、発音タイミング前にガイドされた鍵を押鍵した時にはその発音タイミングまで曲データを早送りさせる教習形態とする装置、すなわち弾くべき鍵の押鍵タイミングに応じて教習形態を変化させる装置が開示されている。
また、例えば特許文献2には、鍵盤の操作を画面に表示して演奏を指示する装置において、押鍵タイミングに先立って、当該押鍵に係わる楽音の異なる音長に応じて、前記画面上で空間的に異なる画像を表示させ、これにより楽譜が読めなくとも押鍵時間を容易に認識させる技術が開示されている。
特開2006−3259号公報 特開2000−122647号公報
ところで、上記特許文献1、2に開示の装置では、ユーザが鍵操作にまごついて押鍵待ちとなった場合に、演奏に躓いた状態であることをユーザに知らしめて演奏を促すガイド表示を行うことが出来ないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ユーザが鍵操作にまごついて押鍵待ちとなった場合に、演奏に躓いた状態であることをユーザに知らしめて演奏を促すガイド表示を行うことができる演奏ガイド装置およびプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、曲を構成する各音を表す曲データに基づき、少なくとも各音の発音タイミングをガイドする演奏ガイド装置において、発音タイミングに達した音がユーザの演奏操作によって発音されるまでの演奏待機時間を計測する計測手段と、前記計測手段により計測された演奏待機時間に対応したガイド表示態様を指示する指示手段と、前記指示手段により指示されたガイド表示態様に従った表示画面を発生してユーザに演奏遅延状態をガイドする表示制御手段とを具備することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項2に記載の発明では、前記指示手段は、前記計測手段により計測された演奏待機時間の長短に応じて、指示するガイド表示態様を異ならせることを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、曲を構成する各音を表す曲データに基づき、少なくとも各音の発音タイミングをガイドする演奏ガイド装置に搭載されるコンピュータに、発音タイミングに達した音がユーザの演奏操作によって発音されるまでの演奏待機時間を計測する計測ステップと、前記計測ステップにより計測された演奏待機時間に対応したガイド表示態様を指示する指示ステップと、前記指示ステップにより指示されたガイド表示態様に従った表示画面を発生してユーザに演奏遅延状態をガイドする表示制御ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明では、ユーザが鍵操作にまごついて押鍵待ちとなった場合に、演奏に躓いた状態であることをユーザに知らしめて演奏を促すガイド表示を行うことができる。
実施の一形態による演奏ガイド装置100の構成を示すブロック図である。 RAM14に記憶される曲データの構成を示す図である。 RAM14に記憶されるガイド表示制御パラメータの構成を示す図である。 押鍵待機レベル0のガイド表示の一例を示す図である。 押鍵待機レベル1のガイド表示の一例を示す図である。 押鍵待機レベル2のガイド表示の一例を示す図である。 メインルーチンの動作を示すフローチャートである。 スイッチ処理の動作を示すフローチャートである。 スタート/ストップスイッチ処理の動作を示すフローチャートである。 ガイド処理の動作を示すフローチャートである。 ガイド処理の動作を示すフローチャートである。 ガイド処理の動作を示すフローチャートである。 鍵盤処理の動作を示すフローチャートである。 押鍵待機時間計測処理の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
A.構成
図1は、実施の一形態による演奏ガイド装置100の構成を示すブロック図である。この図において、鍵盤10は押離鍵操作(演奏操作)に応じたキーオン/キーオフイベント、鍵番号およびベロシティ等の演奏情報を発生する。スイッチ部11は、装置パネルに配設される各種操作スイッチを有し、ユーザ操作されるスイッチ種に対応したスイッチイベントを発生する。スイッチ部11に配設される主要なスイッチとしては、例えば装置電源をオンオフする電源スイッチや、演奏ガイド用の曲データを選択する曲選択スイッチの他、演奏ガイドの開始・停止を指示するスタート/ストップスイッチSS等がある。スタート/ストップスイッチSSの操作に対応した処理動作の詳細については追って述べる。
CPU12は、スタート/ストップスイッチSSのオン操作により演奏ガイドの開始が指示された場合、RAM14に格納される曲データ(後述する)に基づいて押鍵タイミングをユーザにガイドする。すなわち、演奏に躓いて弾くべき鍵が弾かれずに押鍵待ちの状態になった時には演奏に躓いた状態であることをユーザに知らしめて演奏を促すガイド表示を実行する。また、CPU12は、ユーザの押離鍵操作に応じて鍵盤10から出力される演奏情報に対応した各種楽音パラメータ(ノートオン/ノートオフ等)を発生して音源16に供給する。
ROM13は、プログラムエリアおよびデータエリアを備える。ROM13のプログラムエリアには、CPU12にロードされる各種の制御プログラムが記憶される。各種の制御プログラムとは、後述するメインルーチン、スイッチ処理、ガイド処理、鍵盤処理および押鍵待機時間計測処理を含む。ROM15のデータエリアには、演奏ガイド用の複数曲分の曲データが記憶される。これら曲データの内から曲選択スイッチ操作で選択される曲データがRAM14のデータエリアにコピーされる。
RAM14は、ワークエリアおよび曲データエリアを備える。RAM14のワークエリアには、CPU12の処理に使用される各種レジスタ・フラグデータの他、図3に図示するガイド表示制御パラメータが一時記憶される。RAM14のワークエリアに格納されるガイド表示制御パラメータとは、演奏リクエストフラグ、押鍵盤中フラグおよび押鍵待機カウンタの状態に応じて、ガイド表示処理(図7のステップSA5参照)の制御態様を指示するものである。
演奏リクエストフラグは、演奏ガイド用の曲データのノートオンタイミングで「1」にセットされ、ノートオフタイミングで「0」にリセットされる。押鍵盤中フラグは、鍵盤10のいずれかの鍵が押鍵された場合に「1」、離鍵に応じて「0」にリセットされる。押鍵待機カウンタは、曲データのノートオンタイミングから対応する鍵が押鍵されるまで所定時間経過毎にインクリメントされるカウンタであり、対応する鍵の押鍵時点でリセットされる。後述するように、この押鍵待機カウンタにてカウントされた押鍵待ちの時間が演奏遅延時間1未満の場合にはガイド表示指示フラグが「0」、演奏遅延時間1以上で演奏遅延時間2未満の場合にはガイド表示指示フラグが「1」、演奏遅延時間2以上の場合にはガイド表示指示フラグが「2」となる。
したがって、例えば演奏リクエストフラグが「1」、押鍵盤中フラグが「0」およびガイド表示指示フラグが「0」の場合、つまり弾くべき鍵(曲データによりガイドされる鍵)が押鍵されず、その押鍵待ちの時間が演奏遅延時間1未満ならば、図2に図示する通り、ガイド表示制御パラメータは押鍵待機レベル0のガイド表示を指示する。
また、演奏リクエストフラグが「1」、押鍵盤中フラグが「0」およびガイド表示指示フラグが「1」の場合、つまり弾くべき鍵(曲データによりガイドされる鍵)が押鍵されず、押鍵待ちの時間が演奏遅延時間1以上で演奏遅延時間2未満であると、図2に図示する通り、ガイド表示制御パラメータは押鍵待機レベル1のガイド表示を指示する。
さらに、演奏リクエストフラグが「1」、押鍵盤中フラグが「0」およびガイド表示指示フラグが「2」の場合、つまり弾くべき鍵(曲データによりガイドされる鍵)が押鍵されず、押鍵待ちの時間が演奏遅延時間2以上であると、図2に図示する通り、ガイド表示制御パラメータは押鍵待機レベル2のガイド表示を指示する。
RAM14の曲データエリアには、曲選択スイッチによりROM13からコピーされる曲データがストアされる。図3は、RAM14の曲データエリアに格納される曲データの構成を示す図である。曲を構成する各音を表す曲データは、イベントEVTとタイムTIMEとが組となって曲進行に対応した時系列のアドレス順に記憶される、いわゆる相対時間方式と呼ばれるデータ形式で形成され、その終端には曲の終わりを表す終了データENDが設けられる。
イベントEVTは、発音すべき音高(鍵番号)を指定するノートオンイベントもしくは消音すべき音高(鍵番号)を指定するノートオフイベントから構成される。タイムTIMEは、前イベントEVTからの経過時間で対応するイベントEVTの発音/消音タイミングを表す。なお、曲データ先頭のタイムTIMEは、曲開始時点からの経過時間で先頭のイベントEVTの発音タイミングを規定する。
表示部15は、LCDパネル等から構成され、CPU12から供給される表示制御信号に応じて各種設定状態を表示したり、ガイド表示画面を表示したりする。ガイド表示画面とは、CPU12が実行するガイド表示処理にて生成されるアニメーション画面である。例えば曲データが右手パートおよび左手パートに分かれている場合、それぞれのパートの押鍵タイミングを示すポインタが画面の上方から下方のタイミングバーに向かって移動し、そのポインタがタイミングバーに接触する位置に到達することで押鍵のタイミングを表現するようになっている。
ガイド表示画面は、上述したガイド表示制御パラメータの内容に応じて表示態様が変化する。例えばガイド表示制御パラメータが押鍵待機レベル0のガイド表示を指示する場合には、図4に図示する一例のように、ポインタがタイミングバーに接触して押鍵タイミングに達すると、当該ポインタの形状が楕円状に変形し始めて押鍵待ちの状態(演奏遅延時間1より短い状態)を視覚的に表現する。
また、ガイド表示制御パラメータが押鍵待機レベル1のガイド表示を指示する場合には、図5に図示する一例のように、楕円形状に変形したポインタが大きくなって振動し始め、演奏遅延時間1以上で演奏遅延時間2未満の押鍵待ちの状態であることを表現する。さらに、ガイド表示制御パラメータが押鍵待機レベル2のガイド表示を指示する場合には、図6に図示する一例のように、よりポインタの大きさが増すと同時に表示色も変化して大きく振動し始め、演奏遅延時間2以上の押鍵待ちの状態であることを表現する。
音源16は、周知の波形メモリ読み出し方式によって構成され、時分割動作する複数の発音チャンネルを備える。この音源16は、各種音色の波形データを記憶しており、これらの内、CPU12から供給される楽音パラメータに応じた波形データを読み出して楽音波形を発生する。サウンドシステム17は、音源16から出力される楽音波形をアナログ形式の楽音信号に変換した後、その楽音信号から不要ノイズを除去する等のフィルタリングを施してからレベル増幅してスピーカより発音させる。
B.動作
次に、図7〜図14を参照して上記構成による実施形態の動作について説明する。以下では、最初にメインルーチンの動作を説明し、続いてメインルーチンからコールされるスイッチ処理、ガイド処理および鍵盤処理の各動作を説明する。この後、所定周期毎のタイマ割り込みにより実行される押鍵待機時間計測処理の動作を説明する。なお、ここでは、説明の簡略化を図る為、一方のパートの曲データに着目した動作として例示する。
(1)メインルーチンの動作
演奏ガイド装置100がパワーオンされると、CPU12は図7に図示するメインルーチンを実行してステップSA1に処理を進め、RAM14のワークエリアに格納される各種レジスタやフラグデータをゼロリセットして、初期値セットするイニシャライズを行う。続いて、ステップSA2に進むと、例えばROM13に格納される複数曲の曲データの内から曲選択スイッチ操作に応じて選択された所望の曲データをRAM14の曲データエリアに転送して、スタート/ストップスイッチSSの操作に応じて演奏ガイドの開始あるいは停止を指示するスイッチ処理を実行する。
次いで、ステップSA3では、曲進行に応じてRAM14の曲データエリアから読み出される曲データに基づき押鍵タイミングをガイドするためのガイド表示指示を発生するガイド処理を実行する。そして、ステップSA4では、鍵盤10において押離操作された鍵の音高の楽音について発音/消音するよう音源16に指示しながら、その押離鍵操作に応じて変化するガイド表示制御パラメータに従ったガイド表示指示を発生する鍵盤処理を実行する。
続いて、ステップSA5では、上記ステップSA3のガイド処理と上記ステップSA4の鍵盤処理とで発生するガイド表示指示に従ったガイド表示画面を表示部15に表示するガイド表示処理を実行する。この後、ステップSA6に進み、例えばRAM14の曲データエリアに格納される曲データを楽譜化し、それを表示部15のガイド表示画面内に楽譜表示し、その表示された楽譜において現在ガイドされている音の音符の表示形態を変化させてユーザに報知する等の、その他の処理を実行してから上述のステップSA2に処理を戻す。以後、装置電源がパワーオフされるまで上述したステップSA2〜SA6を繰り返す。
(2)スイッチ処理の動作
次に、図8を参照してスイッチ処理の動作を説明する。上述したメインルーチンのステップSA2(図7参照)を介して本処理が実行されると、CPU12は図8に図示するステップSB1に処理を進め、曲選択スイッチの操作に応じてROM13に格納される複数の演奏ガイド用の曲データの内から選択された曲データをRAM14の曲データエリアにコピーする曲選択スイッチ処理を実行する。次いで、ステップSB2では、スタート/ストップスイッチSSの操作に応じてガイド開始又はガイド停止を指示するスタート/ストップスイッチ処理を実行する。そして、ステップSB3に進み、その他のスイッチ操作に対応した処理を実行してから本処理を終える。
(3)スタート/ストップスイッチ処理の動作
次に、図9を参照してスタート/ストップスイッチ処理の動作を説明する。上述したスイッチ処理のステップSB2(図8参照)を介して本処理が実行されると、CPU12は図9に図示するステップSC1に進み、スタート/ストップスイッチSSのオン操作の有無を判断する。スタート/ストップスイッチSSがオン操作されない場合には、判断結果が「NO」になり、本処理を終えるが、オン操作されると、判断結果は「YES」となり、ステップSC2に処理を進める。
ステップSC2では、スタートフラグSTFを反転する。スタートフラグSTFとは、「1」の場合にガイドの開始を指示するスタート状態を表し、「0」の場合にガイドの停止を指示するストップ状態を表すフラグである。すなわち、スタート/ストップスイッチSSはオン操作される毎に「ガイド開始」、「ガイド停止」を交互に指示する所謂トグルスイッチである為、オン操作される毎にスタートフラグSTFを反転させている。
そして、ステップSC3では、反転されたスタートフラグSTFが「1」、つまりスタート状態であるか否かを判断する。スタート状態であると、判断結果は「YES」になり、後述のステップSC4〜SC9を実行し、一方、ストップ状態ならば、判断結果が「NO」になり、後述のステップSC10〜SC11を実行する。以下、スタート時動作と、ストップ時動作とに分けて説明を進める。
<スタート時動作>
スタート時には、上記ステップSC3の判断結果が「YES」になり、ステップSC4に進み、RAM14の曲データエリアに格納された曲データ(図2参照)の先頭データ、すなわち先頭イベントEVT中のノートナンバを読み出す。次いで、ステップSC5では、その読み出したノートナンバをレジスタNOTEにストアする。そして、ステップSC6では、次データであるタイムTIMEを読み出し、続くステップSC7では、その読み出したタイムTIMEをレジスタTにストアする。こうして、曲データ先頭のイベントEVTおよびタイムTIMEを読み出し終えると、CPU12はステップSC8に進み、ガイド表示開始指示を発生する。次いで、ステップSC11では、イベントEVTの発音タイミングを計時するタイマをスタートさせて本処理を終える。
<ストップ時動作>
一方、ストップ時には、上記ステップSC3の判断結果が「NO」になり、ステップSC10に進み、ガイド表示停止指示を発生し、続くステップSC11では、タイマを停止して本処理を終える。
(4)ガイド処理の動作
次に、図10〜図12を参照してガイド処理の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA3(図7参照)を介して本処理が実行されると、CPU12は図10に図示するステップSD1に進み、スタートフラグSTFが「1」、つまりスタート状態であるか否かを判断する。ストップ状態であると、判断結果は「NO」になり、何も行わずに本処理を終えるが、スタート状態ならば、判断結果が「YES」になり、ステップSD2に進む。
ステップSD2では、タイマ停止中か否かを判断する。タイマ停止中であると、判断結果が「YES」になり、本処理を終えるが、タイマ起動中ならば、判断結果は「NO」になり、ステップSD3に進む。ステップSD3では、演奏ガイドする曲のテンポ値に応じた最小単位時間が経過したか否かを判断する。最小単位時間が経過していなければ、判断結果が「NO」となり、一旦本処理を完了させる。
一方、最小単位時間が経過していると、判断結果は「YES」となり、次のステップSD4に進む。ステップSD4では、レジスタTの値(タイムTIME)をデクリメントする。そして、ステップSD5では、デクリメントされたレジスタTの値が「0」以下であるか否か、つまり現在ガイドされているイベントEVTの押鍵タイミングに達したかどうかを判断する。押鍵タイミングに達していなければ、判断結果は「NO」となり、本処理を完了させる。
これに対し、イベントEVTの押鍵タイミングに達すると、上記ステップSD5の判断結果は「YES」になり、ステップSD6に進む。ステップSD6では、押鍵待機カウンタをクリアするとともに、ガイド表示指示フラグを「0」にする。同時に演奏リクエストフラグを「1」にセットする。そして、図11に図示するステップSD7に進み、RAM14の曲データエリアから次のデータを読み出す。次いで、ステップSD8では、読み出したデータが曲終端を表す終了データENDであるか否かを判断する。読み出したデータが終了データENDならば、ここでの判断結果は「YES」になり、ステップSD9に進み、ガイド表示停止指示を発生する。次いで、ステップSD10に進み、タイマを停止し、続くステップSD11では、スタートフラグSTFをゼロリセットして本処理を終える。
一方、読み出したデータが終了データENDでなければ、上記ステップSD8の判断結果は「NO」になり、ステップSD12に進み、読み出したデータがタイムTIMEであるかどうかを判断する。読み出したデータがタイムTIMEであると、ステップSD12の判断結果は「YES」になり、ステップSD13に進み、タイムTIMEをレジスタTにストアして一旦本処理を終える。
読み出したデータがタイムTIMEでなければ、上記ステップSD12の判断結果は「NO」になり、図12に図示するステップSD14に進む。ステップSD14では、読み出したデータがノートオンイベントであるか否かを判断する。ノートオンイベントであると、判断結果は「YES」になり、ステップSD15に進み、そのノートオンイベントに含まれるノートナンバをレジスタNOTEをストアする。
次いで、ステップSD16では、押鍵中フラグが「1」であるか否かを判断する。押鍵中フラグとは、レジスタNOTEで指定されるノートナンバ(音高)に対応する鍵が押鍵されている場合に「1」、押鍵されていない場合に「0」にセットされるフラグである。したがって、このステップSD16では、押鍵タイミングに達した、レジスタNOTEで指定される音高の鍵が押鍵されているかどうかを判断する。押鍵されていなければ、判断結果は「NO」となり、ステップSD17に進み、押鍵盤中フラグを「0」、演奏リクエストフラグを「1」にセットしたガイド表示制御パラメータ(図2参照)に応じたガイド表示指示を発生して本処理を終える。なお、ガイド表示制御パラメータを構成する押鍵待機カウンタの値は、後述の押鍵待機計測処理にて生成される。
これに対し、押鍵タイミングに達した、レジスタNOTEで指定される音高の鍵が押鍵されていると、上記ステップSD16の判断結果は「YES」になり、ステップSD18に進む。ステップSD18では、押鍵盤中フラグを「1」、演奏リクエストフラグを「1」にセットしたガイド表示制御パラメータ(図2参照)に応じたガイド表示指示を発生して本処理を終える。なお、この場合には、押鍵待機中表示は行われないが、押鍵した鍵をユーザに報知するガイド表示を行うようにしても構わない。
さて一方、読み出したデータがノートオンイベントでない場合には、上記ステップSD14の判断結果は「NO」となり、ステップSD19に進み、読み出したデータがノートオフイベントであるかどうかを判断する。ノートオフイベントであると、判断結果は「YES」になり、ステップSD20に進み、そのノートオンイベントに含まれるノートナンバをレジスタNOTEをストアする。次いで、ステップSD21では、演奏リクエストフラグをゼロセットしたガイド表示制御パラメータ(図2参照)に応じたガイド表示指示を発生して本処理を終える。
なお、読み出したデータがノートオフイベント以外の、その他のデータを読み出した場合、例えば音色変更を指示するイベントデータを読み出した場合には、上記ステップSD19の判断結果が「NO」になり、ステップSD22に進み、当該イベントに従って音色変更を音源16に指示する「他の処理」を実行した後、本処理を終える。
(5)鍵盤処理の動作
次に、図13を参照して鍵盤処理の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA4(図7参照)を介して本処理が実行されると、CPU12は図13に図示するステップSE1に進み、鍵盤10を鍵走査した結果に基づき鍵変化を判定する。ステップSE1において、ユーザによる押離鍵操作が行われず鍵変化が生じない場合には、何も行わずに本処理を終える。
一方、ステップSE1において、押鍵操作に応じたキーオンイベントが発生した場合には、ステップSE2〜SE5を実行し、離鍵操作に応じたキーオフイベントが発生した場合には、ステップSE6〜SE9を実行する。以下、押鍵操作された場合の動作と、離鍵操作された場合の動作とに分けて説明する。
<押鍵操作された場合>
押鍵操作に応じたキーオンイベントが発生すると、ステップSE2に進み、押鍵された鍵の鍵番号をレジスタKEYにストアする。次いで、ステップSE3では、レジスタKEYにストアされた鍵番号に対応する音高の楽音の発音を音源16に指示する。続いて、ステップSE4では、押鍵盤中フラグを「1」にセットする。そして、ステップSE5では、現在の押鍵盤中フラグと演奏リクエストフラグとを含むガイド表示制御パラメータ(図2参照)に応じたガイド表示指示を発生して本処理を終える。
<離鍵操作された場合>
押鍵操作に応じたキーオフイベントが発生すると、ステップSE6に進み、離鍵された鍵の鍵番号をレジスタKEYにストアし、続くステップSE7では、レジスタKEYにストアされた鍵番号に対応する音高の楽音の消音を音源16に指示する。次いで、ステップSE8では、押鍵盤中フラグをゼロリセットする。そして、ステップSE5では、現在の押鍵盤中フラグと演奏リクエストフラグとを含むガイド表示制御パラメータ(図2参照)に応じたガイド表示指示を発生して本処理を終える。
(6)押鍵待機時間計測処理の動作
次に、図14を参照して押鍵待機時間計測処理の動作を説明する。押鍵待機時間計測処理は、タイマ割り込みにより所定周期毎に実行される。実行タイミングになると、ステップSF1に進み、演奏リクエストフラグが「1」の鍵が有るか否か、つまり押鍵待ちの鍵の有無を判断する。押鍵待ちの鍵が無ければ、判断結果は「NO」となり、本処理を終えるが、押鍵待ちの鍵が有ると、判断結果は「YES」になり、ステップSF2に進む。
ステップSF2では、押鍵待機カウンタをインクリメントして歩進させ、続くステップSF3では、歩進された押鍵待機カウンタにてカウントされた押鍵待ちの時間が演奏遅延時間1未満であるかどうかを判断する。押鍵待機カウンタにてカウントされた押鍵待ちの時間が演奏遅延時間1未満ならば、判断結果は「YES」となり、本処理を終える。これに対し、このカウントされた押鍵待ちの時間が演奏遅延時間1を超えていると、上記ステップSF3の判断結果は「NO」になり、ステップSF4に進む。ステップSF4では、押鍵待ちの時間が演奏遅延時間1以上かつ演奏遅延時間2未満であるか否かを判断する。
押鍵待ちの時間が演奏遅延時間1以上かつ演奏遅延時間2未満ならば、判断結果は「YES」になり、ステップSF5に進み、ガイド表示指示フラグを「1」とするとともに、押鍵待機レベル1のガイド表示指示を発生して本処理を終える。一方、押鍵待ちの時間が演奏遅延時間2以上であると、上記ステップSF4の判断結果は「NO」になり、ステップSF6に進み、ガイド表示指示フラグを「2」とするとともに、押鍵待機レベル2のガイド表示指示を発生して本処理を終える。
以上のように、本実施形態では、弾くべき鍵(曲データによりガイドされる鍵)が押鍵されず、その押鍵待ちの時間が演奏遅延時間1未満であると、演奏リクエストフラグが「1」、押鍵盤中フラグが「0」およびガイド表示指示フラグが「0」のガイド表示制御パラメータに基づき押鍵待機レベル0のガイド表示指示を発生する。すると、図4に図示する一例のように、押鍵待ちを示すポインタの形状が楕円状に変形し始めて押鍵待ちの状態(演奏遅延時間1より短い状態)を視覚的に表現するガイド表示画面が表示部15に表示される。
そして、押鍵待ちの時間が演奏遅延時間1以上で演奏遅延時間2未満になると、演奏リクエストフラグが「1」、押鍵盤中フラグが「0」およびガイド表示指示フラグが「1」のガイド表示制御パラメータに基づき押鍵待機レベル1のガイド表示指示を発生する。すると、図5に図示する一例のように、楕円形状に変形したポインタが大きくなって振動し始め、演奏遅延時間1以上で演奏遅延時間2未満の押鍵待ちの状態であることを表現するガイド表示画面が表示部15に表示される。
さらに、押鍵待ちの時間が演奏遅延時間2以上になると、演奏リクエストフラグが「1」、押鍵盤中フラグが「0」およびガイド表示指示フラグが「2」のガイド表示制御パラメータに基づき押鍵待機レベル2のガイド表示指示を発生する。すると、図6に図示する一例のように、よりポインタの大きさが増すと同時に表示色も変化して大きく振動し始め、演奏遅延時間2以上の押鍵待ちの状態であることを表現するガイド表示画面が表示部15に表示される。この結果、ユーザが鍵操作にまごついて押鍵待ちとなった場合に、演奏に躓いた状態であることをユーザに知らしめて演奏を促すガイド表示を行うことができる。また、押鍵待ちの状態をアニメーションで表現する為、演奏に不慣れな子供が視覚的に楽しめるという効果も奏する。
なお、本発明の要旨は、図4〜図6に図示したガイド表示例に限定されるものではなく、例えば光鍵盤表示における押鍵待機表示、楽譜表示における押鍵待機表示および運指表示における押鍵待機表示などの演奏ガイド形態にも勿論適用可能であることは言うまでもない。
10 鍵盤
11 スイッチ部
12 CPU
13 ROM
14 RAM
15 表示部
16 音源
17 サウンドシステム
100 演奏ガイド装置

Claims (3)

  1. 曲を構成する各音を表す曲データに基づき、少なくとも各音の発音タイミングをガイドする演奏ガイド装置において、
    発音タイミングに達した音がユーザの演奏操作によって発音されるまでの演奏待機時間を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測された演奏待機時間に対応したガイド表示態様を指示する指示手段と、
    前記指示手段により指示されたガイド表示態様に従った表示画面を発生してユーザに演奏遅延状態をガイドする表示制御手段と
    を具備することを特徴とする演奏ガイド装置。
  2. 前記指示手段は、前記計測手段により計測された演奏待機時間の長短に応じて、指示するガイド表示態様を異ならせることを特徴とする演奏ガイド装置。
  3. 曲を構成する各音を表す曲データに基づき、少なくとも各音の発音タイミングをガイドする演奏ガイド装置に搭載されるコンピュータに、
    発音タイミングに達した音がユーザの演奏操作によって発音されるまでの演奏待機時間を計測する計測ステップと、
    前記計測ステップにより計測された演奏待機時間に対応したガイド表示態様を指示する指示ステップと、
    前記指示ステップにより指示されたガイド表示態様に従った表示画面を発生してユーザに演奏遅延状態をガイドする表示制御ステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
JP2009089713A 2009-04-02 2009-04-02 演奏ガイド装置およびプログラム Pending JP2010243617A (ja)

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