JP3567294B2 - 音声発生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、音声を楽音として発生可能な音声発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電子楽器等に設けられる音声発生装置には、音声(例えばコーラスの”アー”という声)を楽音として発音できるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の音声発生装置にあっては、音声を音色の一部として捕えているのみであり、発音される音声には言葉を構成する各音声の性格や、奏法による表現の違いについてまでは考慮されておらず、人が曲を口ずさむ(ハミングする)ような発音ができず、このためより表現力の高い演奏ができないという問題点があった。
【0004】
そこで本発明は、言葉を構成する各音声にはそれぞれ強さや明るさがあることに注目し、発音させようとする強さや明るさに応じた表情を持つ音声を発音することができる音声発生装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明による音声発生装置は、母音波形データと子音波形データとを複数記憶している記憶手段と、発音を指示する操作子に対する操作の強さを検出する操作強さ検出手段と、発生される音声の明るさを指定する明るさ指定手段と、この明るさ指定手段で指定されている音声の明るさに対応して前記記憶手段に記憶されている子音波形データを選択し、前記操作強さ検出手段で検出される操作子に対する操作の強さに対応して前記記憶手段に記憶されている母音波形データを選択し、この選択した子音及び母音波形データに基づき、前記操作子の操作に応答して発音を指示する発音制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
例えば請求項2記載の発明のように、前記発音制御手段に、前記操作子に対する操作解除時にその操作されていた時間が第1の所定時間以上であったならば特定の子音波形データを前記記憶手段から選択し、前記操作解除時から次の操作開始時までの時間が第2の所定時間以上であれば前記選択した特定の子音波形データに基づく発音を指示し、第2の所定時間以下であれば前記選択した特定の子音波形データに基づく発音の指示を行わないような機能を更に持たせても良い。
【0008】
【作用】
本発明では、操作強さ検出手段により操作子に対する操作の強さが検出され、また、明るさ指定手段により音の明るさが指定される。そして、検出された操作の強さに対応する母音波形データ及び指定された音の明るさに対応する子音波形データが記憶手段に記憶された複数の音声波形データのから選択され、この選択された子音及び母音波形データに基づいた音声が、操作子の操作に応答して発音指示される
したがって、言葉を構成する各音声のように強さや明るさを表現することができ、更に奏法(操作子の操作状態)に応じた感情を持つ音声が発音できることから、より表現力の高い演奏が可能になる。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
(I)実施例1
A.実施例1の構成
図1は、本発明の実施例1による音声発生装置を具備した電子楽器の構成を示すブロック図である。この図において、1は鍵盤であり、各鍵毎の押離鍵操作および押離鍵速度(強さ)を検出してキーオン信号、キーナンバ、キーオフ信号、あるいは押離タッチを表すベロシティ等の演奏情報を出力する。2はこの電子楽器のコンソールパネルであり、各種操作スイッチと、これらスイッチ設定状態などを表示する液晶表示部とから構成される。コンソールパネル2に配設される操作スイッチの内には、図4に示す音声モードスイッチ20と音声明るさスイッチ21がある。音声モードスイッチ20は音声モードを設定するためのものであり、押す毎に音声モードと通常演奏モードが繰り返し設定される。音声モードスイッチ20の直上にはLED22が設けられており、音声モードを選択している間は点灯するようになっている。音声明るさスイッチ21は音声の明るさを3段階で設定するものであり、ツマミ21aを右側へ移動させると明るくなり、左側へ移動させると暗くなる。
【0010】
図1に戻り、3は楽器各部を制御する機能を具備するCPUであり、その動作については後述する。4はCPU3にロードされる各種制御プログラムや、これらプログラムで用いられる各種データなどが記憶されるROMである。また、このROM4には後述する音声グループテーブルが記憶されている。5はCPU3のワークエリアとして使用されるRAMであり、各種レジスタ/フラグデータが一時記憶される。RAM5には例えば以下に示すフラグ及びレジスタが設定される。
VF:音声モードフラグであり、音声モードスイッチ20が押される毎に反
転する。
VF=1:音声モード
VF=0:通常演奏モード
KC:キーコードレジスタであり、キーコードデータの記憶に使用される。VL:ベロシティレジスタであり、ベロシティデータの記憶に使用される。
【0011】
6は周知の波形メモリ読み出し方式で構成される音源であり、通常のメロディ演奏に応じた楽音を発生するノーマル音源と伴奏音源とを備えている。7は例えばADPCM方式により各種音色の波形データを記憶する波形メモリである。この波形メモリ7には、音声の子音に対応する子音波形データと、母音に対応する母音波形データも記憶されている。10は音源6から出力される楽音信号Wに効果音を付与するフィルタリングを施した後にD/A変換して出力するD/A変換部である。11はこのD/A変換部10から供給されるアナログの楽音信号を増幅してスピーカSPより楽音として発音させるアンプである。
上記CPU3は、コンソールパネル2の各種スイッチの操作状態をサーチし、音声モードに設定されたことを検出すると、音声明るさスイッチ21の設定値より子音波形データを波形メモリ7から読み出し、更に鍵盤1のタッチ(ベロシティ)の強さにより母音波形データを波形メモリ7から読み出す。そして、波形メモリ7から読み出した子音及び母音波形データをキーコードとベロシティデータに基づいて周波数及び振幅変換し、その結果に基づいて音源6に発音指示を行なう。
【0012】
子音波形データと母音波形データの選択は、図2に示す音声グループテーブルにしたがって行なわれる。この音声グループテーブルは、「DI、TI、PI、DA、TA、PA、DU、TU、PU」の9つの音声情報から成り、音声明るさスイッチ21の設定により「D、T、P」のそれぞれに対応する子音波形データが選択され、鍵盤1を弾いたときのタッチ(ベロシティ)の強さにより「I、A、U」のそれぞれに対応する母音波形データが選択される。なお、この図において、「ピ、パ、プ」が明るい音であり、「ディ、ダ、ドゥ」が暗い音である。
【0013】
この音声グループテーブルは次のようにして作成したものである。すなわち、声には明るさ暗さがあって、例えば「ハ」に濁点を付けると「バ」になって暗くなり、半濁点を付けると「パ」になり明るくなる。一方、「タ」の場合は、濁点を付けると「ダ」になるが、半濁点は付けられないのでこれを「パ」とする。然して、例えば音声明るさスイッチ21を中央に設定した状態で、鍵盤1を弾いたときのタッチの強さが中レベルであったときには「T」に対応する子音波形データが選択されると共に「A」に対応する母音波形データが選択される。この結果、「タ」の音声が発音される。
なお、図3は上述のようにして得られる音声の信号を示す波形図である。子音部は上記音声グループテーブルの「D、T、P」にあたり、母音部は「I、A、U」にあたる。また、母音部の後半部分は通常の鍵盤楽器のように減衰されるようになっている。
【0014】
B.実施例1の動作
次に、上記構成による実施例1の動作について図5〜図7を参照して説明する。ここでは、概略動作としてメインルーチンの動作について説明した後、同メインルーチンにおいてコールされる各種処理ルーチンの動作について順次説明する。
(a)メインルーチンの動作
まず、本実施例による電子楽器に電源が投入されると、CPU3はROM4から所定の制御プログラムをロードし、図5に示すメインルーチンを実行してステップSA2に処理を進める。ステップSA2では、RAM5に設定される各種レジスタやフラグ類をリセットすると共に、音源6に対して発音チャンネルレジスタをゼロクリアするよう指示する。発音チャンネルレジスタとは、音源6内部に設けられるレジスタであって、CPU3の指示の下に各発音チャンネル毎に割り当てられる楽音パラメータを一時記憶する。
【0015】
各種レジスタ類を初期化するイニシャライズが完了すると、CPU3は次のステップSA4に処理を進め、コンソールパネル2の各種スイッチ操作に応じたスイッチ処理を行い、続いてステップSA6に進むと、鍵盤処理を行なう。次いで、ステップSA8に進むと、液晶表示部を更新表示する等、その他の処理を行う。
この後、CPU3はステップSA4に処理を戻し、以後ステップSA4〜SA8を繰り返してスイッチ操作及び鍵盤操作の内容に従って音源6に楽音発生を指示する。
【0016】
(b)スイッチ処理ルーチンの動作
まず、CPU3はステップSB2で音声モードスイッチ20が押されたか否かを判定する。この判定において、音声モードスイッチ20が押されていないと判断するとステップSB6に進む。これに対して、音声モードスイッチ20が押されたと判断するとステップSB4に進み、音声モードフラグVFの値を反転させる。この処理を行なった後、ステップSB6に進む。
ステップSB6に進むと、音声明るさスイッチ21の設定位置を検出する。次いでステップSB8で音声明るさスイッチ21の設定位置の検出結果に対応する子音波形データを選択する。例えば、音声明るさスイッチ21の設定が中レベルであれば「T」に対応する子音波形データを選択する。子音波形データを選択した後、ステップSB10でその他のスイッチ処理を行ない、その後処理を抜ける。
【0017】
(c)鍵盤処理ルーチン
上記スイッチ処理が終了した後、鍵盤処理に移行する。
まず、ステップSC2で鍵盤1の状態が変化したか否かの判定を行なう。この判定において、何も変化がないと判断するとそのまま処理を抜ける。これに対して、押鍵から離鍵に変化したと判断するとステップSC4に進み、キーコード(音高)に対応する音の消音を指示し、処理を抜ける。なお、押鍵から離鍵した際には自然に音が減衰していくので、必ずしも強制的に消音しなくても良い。他方、離鍵から押鍵であると判断するとステップSC6に進み、押鍵された鍵のキーコードをキーコードレジスタKCに格納し、またそのときのタッチの強さを表すベロシティデータをベロシティレジスタVLに格納する。
【0018】
キーコード及びベロシティデータの各レジスタへの格納を行なった後、ステップSC8に進み、音声モードフラグVFの値が「1」であるか否か、すなわち音声モードであるか否かの判定を行なう。この判定において音声モードでない、すなわち通常演奏モードであると判断するとステップSC10に進み、キーコードレジスタKC及びベロシティレジスタVLの内容に基づいた発音処理、すなわち単に鍵盤1の鍵を弾くことによる発音処理を行なう。この発音処理を行なった後、処理を抜ける。
一方、上記ステップSC8の判定において、音声モードであると判断するとステップSC12に進み、ベロシティレジスタVLの内容に基づいて母音波形データを選択する。例えばタッチが強ければ「I」に対応する母音波形データを選択する。母音波形データの選択後、ステップSC14に進み、既に選択している子音波形データ及び母音波形データをキーコードレジスタKCの内容とベロシティレジスタVLの内容に基づいて変換して発音指示を行なう。この処理を行なった後、処理を抜ける。
【0019】
このように、この実施例1によれば、音声明るさスイッチ21によって子音波形データを選択し、鍵盤1の鍵を弾くことによるタッチの強さによって母音波形データを選択し、そしてこれら選択した子音波形データと母音波形データをキーコード及びベロシティデータに基づいて周波数及び振幅変換し、発音指示を行なう。
したがって、言葉を構成する各音声のように強さや明るさを表現することができる。
【0020】
(II)実施例2
A.実施例2の構成
実施例2の構成は上述した実施例1の構成と同様であるので図1に代えるものとする。但し、RAM5には例えば以下に示すフラグ、レジスタ及びカウンタが設定される。
VF:音声モードフラグであり、音声モードスイッチ20が押される毎に反
転する。
VF=1:音声モード
VF=0:通常演奏モード
【0021】
KC:キーコードレジスタであり、キーコードデータの記憶に使用される。
VL:ベロシティレジスタであり、ベロシティデータの記憶に使用される。
T:最後の押鍵から今回の離鍵までの時間をカウントするカウンタ
t:最後の離鍵から今回の押鍵までの時間をカウントするカウンタ
また、Aは4分音符長に対応するデータであり、bはスラー判別時間に対応するデータである。
【0022】
上記実施例1では、音声明るさスイッチ21と鍵盤1の鍵のタッチ(ベロシティ)の強さによって発音させる音声を指定するようにしたが、この実施例2では更に奏法によって発音させる音を変えるようにしたものである。
ここで、図8は音声グループテーブルを示す図であり、この図に示すように「DI、TI、PI、RI、DA、TA、PA、RA、DU、TU、PU、RU」の12の音声情報から成る。この音声グループテーブルはROM4に記憶されている。
この音声グループテーブルに基づいて、音声明るさスイッチ21の設定により「D、T、P、R」のそれぞれに対応する子音波形データが選択され、また鍵盤1を弾いたときのタッチの強さにより「I、A、U」のそれぞれに対応する母音波形データが選択される。更に、奏法によって子音波形データのいずれか一方が選択される。すなわち、「D」か「R」、「T」か「R」又は「P」か「R」のいずれか一方が選択される。
【0023】
ここで、例えば、音声明るさスイッチ21の設定が中レベルで「T及びR」の子音波形データを選択している状態で、最初に押鍵したときのタッチの強さが中レベルであれば「A」の母音波形データが選択される。このとき「TA」となり、「タ」が発音される。そして、離鍵された後、次にスラー判別時間bを超えて再び押鍵されると「TA」となり、「タ」が発音される。この場合、前の押鍵からその後の離鍵までの時間が4分音符長以下例えば8分音符や16分音符の場合はそのまま「タ」になるが、前の押鍵からその後の離鍵までの時間が4分音符長以上の場合は「タ」の後に「ン」の発音が付加えられる。また、和音のような離鍵が介在しない連続打鍵の場合は、例えば「TA、TA、TA」となり、略同時に「タタタ」と発音される。一方、一回離鍵されて次に押鍵されるまでの時間がスラー判別時間b以内であれば「T」の子音波形データが選択されるのではなく、「R」の子音波形データが選択されて「RA」となり、「ラ」が発音される。
【0024】
図9に示すように、前の押鍵から離鍵までの時間が8分音符長で、次の押鍵までの時間がスラー判別時間bを超え、次の押鍵から離鍵までの時間が8分音符長の場合は「タタ」と発音される。
また、前の押鍵から離鍵までの時間が4分音符長で、次の押鍵までの時間がスラー判別時間bを超え、次の押鍵から離鍵までの時間が4分音符長の場合は「タンタン」と発音される。
また、前の押鍵から離鍵までの時間が2分音符長で、次の押鍵までの時間がスラー判別時間bを超え、次の押鍵から離鍵までの時間が4分音符長の場合は「タ〜ンタン」と発音される。
【0025】
また、前の押鍵から離鍵までの時間が4分音符長で、次の押鍵までの時間がスラー判別時間bを超え、次の押鍵から離鍵までの時間が2分音符長の場合は「タンタ〜ン」と発音される。
また、押鍵から離鍵までの時間が8分音符長で、離鍵が介在しない略同時の連続打鍵の場合は略同時に「タタタ」と発音される。
また、前の押鍵から離鍵までの時間が8分音符長で、次の押鍵までの時間がスラー判別時間b以内で、次の押鍵から離鍵までの時間が8分音符長の場合は「タラ」と発音される。
また、前の押鍵から離鍵までの時間が4分音符長で、次の押鍵までの時間がスラー判別時間b以内で、次の押鍵から離鍵までの時間が4分音符長の場合は「タラン」と発音される。
【0026】
また、前の押鍵から離鍵までの時間が4分音符長で、次の押鍵までの時間がスラー判別時間b以内で、次の押鍵から離鍵までの時間が8分音符長の場合は「タ〜ラ」と発音される。
また、前の押鍵から離鍵までの時間が8分音符長で、次の押鍵までの時間がスラー判別時間b以内で、次の押鍵から離鍵までの時間が4分音符長の場合は「タラン」と発音される。
また、前の押鍵から離鍵までの時間が2分音符長で、次の押鍵までの時間がスラー判別時間b以内で、次の押鍵から離鍵までの時間が4分音符長の場合は「タ〜ラン」と発音される。
また、前の押鍵から離鍵までの時間が4分音符長で、次の押鍵までの時間がスラー判別時間b以内で、次の押鍵から離鍵までの時間が2分音符長の場合は「タラ〜ン」と発音される。
【0027】
B.実施例2の動作
次に、本実施例2の動作について図11〜図13を参照して説明する。ここでは、メインルーチンの概略動作については実施例1と同様であるので実施例1での説明に代えるものとし、実施例1と異なる処理ルーチンすなわちスイッチ処理ルーチン、鍵盤処理ルーチン及びインタラプト処理ルーチンの動作について順次説明する。
【0028】
(a)スイッチ処理ルーチンの動作
まず、CPU3はステップSD2で音声モードスイッチ20が押されたか否かを判定する。この判定において、音声モードスイッチ20が押されていないと判断するとステップSD6に進む。これに対して、音声モードスイッチ20が押されたと判断するとステップSD4に進み、音声モードフラグVFの値を反転させる。この処理を行なった後、ステップSD6に進む。
ステップSD6に進むと、音声明るさスイッチ21の設定位置を検出する。次いでステップSD8で音声明るさスイッチ21の設定位置の検出結果に対応する1組の子音波形データを選択する。例えば、音声明るさスイッチ21の設定が中レベルであれば「TとR」に対応する子音波形データをそれぞれ選択する。
子音波形データを選択した後、ステップSD10でその他のスイッチ処理を行ない、その後処理を抜ける。
【0029】
(b)鍵盤処理ルーチン
上記スイッチ処理が終了した後、鍵盤処理に移行する。
まず、ステップSE2で鍵盤1の状態が変化したか否かの判定を行なう。この判定において、何も変化がないと判断するとそのまま処理を抜ける。これに対して、押鍵から離鍵に変化したと判断するとステップSE4に進み、音声モードフラグVFの値が「1」であるか否か、すなわち音声モードであるか否かの判定を行なう。この判定において、音声モードでないすなわち通常演奏モードであると判断すると、ステップSE6に進み、キーコードに対応する音の消音を指示する。すなわち、今まで発音している音を消音させる。この処理を行なった後、処理を抜ける。なお、押鍵から離鍵した際には自然に音が減衰していくので、必ずしも強制的に消音しなくても良い。
【0030】
上記ステップSE4の判定において、音声モードであると判断すると、ステップSE8に進み、最後に行なわれた押鍵から今回の離鍵までの時間Tが4分音符長よりも長いか否かの判定を行なう。この判定において、最後の押鍵から今回の離鍵までの時間Tが4分音符長よりも長くない場合、例えば8分音符や16分音符長であると判断すると、ステップSE6に進む。これに対して、最後の押鍵から今回の離鍵までの時間Tが4分音符長よりも長いと判断すると、ステップSE10に進み、「ン(N)」の波形データを選択する。この処理を行なった後、ステップSE6に進む。
【0031】
上記ステップSE2の判定において、新たに押鍵された判断するとステップSE12に進み、押された鍵のキーコードをキーコードレジスタKCに格納すると共に、ベロシティデータをベロシティレジスタVLに格納する。この処理を行なった後、ステップSE14に進み、音声モードであるか否かの判定を行なう。この判定において、音声モードでない、すなわち通常演奏モードであると判断するとステップSE16に進み、キーコードレジスタKC及びベロシティレジスタVLの内容に基づいた発音処理、すなわち、単に鍵盤1のキーを弾くことによる発音処理を行なう。この発音処理を行なった後、処理を抜ける。
【0032】
ステップSE14の判定において音声モードであると判断すると、ステップSE18に進み、ベロシティレジスタVLの内容に基づいて母音波形データを選択する。例えば押鍵の強さが中レベルであれば「A」に対応する母音波形データを選択する。この処理を行なった後、ステップSE20に進み、最後に行なわれた離鍵から今回の押鍵までの時間tがスラー判別時間bよりも長いか否かの判定を行なう。この判定において、離鍵から押鍵までの時間tがスラー判別時間bよりも長いと判断すると、ステップSE22に進み、ステップSE18で選択した母音波形データと、スイッチ処理ルーチンにて選択した子音波形データの一方とをキーコードレジスタKC及びベロシティレジスタVLの内容に基づいて変換し、発音指示を行なう。これにより、例えば「TA」が発音される。この処理を行なった後、処理を抜ける。
【0033】
上記ステップSE20の判定において、離鍵から押鍵までの時間tがスラー判別時間bよりも短いと判断すると、ステップSE24に進み、「ン」の波形データの選択を解除する。すなわち、スラーであれば「ン」の発音を行なわないようにする。この処理を行なった後、ステップSE26に進み、ステップSE18で選択した母音波形データと、スイッチ処理ルーチンにて選択した子音波形データの他方とをキーコードレジスタKC及びベロシティレジスタVLの内容に基づいて変換し、発音指示を行なう。これにより、例えば「RA」が発音される。この処理を行なった後、処理を抜ける。
【0034】
(c)インタラプト処理ルーチン
メインルーチンが1回行なわれている最中に複数回このインタラプト処理ルーチンが行なわれる。
まず、ステップSF2で音声モードであるか否かの判定を行なう。この判定において音声モードでないと判断するとそのまま処理を抜ける。これに対して、音声モードであると判断するとステップSF4に進み、鍵の状態を判定する。この判定において、鍵の状態が初期状態、すなわちどの鍵も押されていないと判断するとそのまま処理を抜ける。これに対して、新たなキーオンであると判断するとステップSF6に進み、押鍵から離鍵までの時間Tのカウント値を「0」にする。その後処理を抜ける。
【0035】
また、ステップSF4の判定において、新たなキーオフであると判断するとステップSF8に進み、離鍵から押鍵までの時間tのカウント値を「0」にする。その後処理を抜ける。また、ステップSF4の判定において、キーオン中であると判断すると、ステップSF10に進み、押鍵から離鍵までの時間Tのカウント値を「1」増加させて処理を抜ける。
【0036】
また、ステップSF4の判定において、キーオフ中であると判断すると、ステップSF12に進み、離鍵から押鍵までの時間tのカウント値を「1」増加させる。次いで、ステップSF14に進み、離鍵から押鍵までの時間tのカウント値とスラー判別時間bの値が等しいか否かの判定を行なう。この判定において、離鍵から押鍵までの時間tのカウント値とスラー判別時間bの値が等しくないと判断するとそのまま処理を抜ける。これに対して、離鍵から押鍵までの時間tのカウント値とスラー判別時間bの値が等しいと判断するとステップSF16に進み、「ン」の波形データが選択されているか否かの判定を行なう。この判定において、「ン」の波形データが選択されていないと判断するとそのまま処理を抜ける。これに対して、「ン」の波形データが選択されていると判断すると、ステップSF18に進み、「ン」の波形データに基づいて発音指示を行なう。
【0037】
ここで、更に図10を参照しながら、この実施例の動作について説明する。なお、この場合、音声明るさスイッチ21は中レベルに設定されているものとする。
(イ)鍵盤1の各鍵が単発的に押された場合
まず、弱い力で押鍵されると「トゥ」が発音される。そして、4分音符長以下の時間で離鍵されると「ン」の選択は行なわれず、次の押鍵まで待機する。離鍵されたときからスラー判別時間bに達するまでに新たな押鍵がなく、その後、強い力で押鍵されると「ティ」が発音される。この押鍵状態が4分音符長を超えて離鍵されると「ン」が選択される。
【0038】
そして、離鍵された時点からスラー判定時間bに達するまでに新たな押鍵がなければスラー判定時間bに達した時で「ン」が発音される。次いで、スラー判定時間bを超えた後、中位の力で押鍵されると「タ」が発音される。この押鍵状態が4分音符長を超えて離鍵されると「ン」が選択される。そして、離鍵された時点からスラー判定時間bに達するまでに新たな押鍵がなければ、スラー判定時間bに達した時で「ン」が発音される。次いで、スラー判定時間bを超えた後、中位の力で押鍵されると「タ」が発音される。この押鍵状態が4分音符長を超えて離鍵されると「ン」が選択される。そして、離鍵された時点からスラー判定時間bに達するまでに新たな押鍵がなければ、スラー判定時間bに達した時で「ン」が発音される。
【0039】
(ロ)鍵盤1を各鍵が連続して押された場合
まず、中位の力で押鍵されると「タ」が発音される。そして、離鍵の判定が行なわれる以前に、連続して中位の力で2回押鍵されると「タ、タ」が発音される。この場合、最後の押鍵から離鍵までの時間が略8分音符長であるので、「ン」の選択は行なわれない。
そして、スラー判定時間bを超えた後、中位の力で略同時に3回押鍵されると「タ、タ、タ」が略同時に発音される。この場合、押鍵から最後の離鍵までの時間が4分音符長を超えるので「ン」の選択が行なわれる。したがって、離鍵されたときからスラー判定時間bに達したときに「ン」が発音される。
【0040】
「ン」の発音が行なわれた後、強い力で押鍵されると「ティ」が発音される。「ティ」が発音されてから、続いて中位の力で押鍵されると「タ」が発音される。そして、「タ」が発音されてから、更に続いて弱いタッチで押鍵されると「トゥ」が発音される。その後に、「ティ」を発音させた鍵が離鍵されると、これは最後の押鍵がなされてから4分音符長を超えているので、スラー判別時間bが経過すると「ン」が発音される。続いて、「タ」と「トゥ」を発音させた押鍵が同時に離鍵されると、最後の押鍵から離鍵までの時間が共に4分音符長を超えるので、離鍵されたときからスラー判定時間bに達したときに「ン」が発音される。
【0041】
(ハ)鍵盤1の各鍵が滑らかに押された場合
まず、中位の力で押鍵されると「タ」が発音される。そして、4分音符長を超えて離鍵されると「ン」が選択される。そして、離鍵されたときからスラー判定時間b以内に新たに中位の力で押鍵されると「ラ」が発音され、「ン」が破棄される。この押鍵状態が4分音符長を超えて離鍵されると「ン」が選択される。「ラ」を発音させた押鍵が離鍵される前に、弱い力で押鍵されると、「トゥ」が発音される。その後、4分音符長を超えて離鍵されると同時に新たに弱い力で押鍵されると「ル」が発音され、「ン」が破棄される。この場合、新たな押鍵が前回の押鍵の離鍵よりも少しでも早ければ「トゥ」が発音される。弱い力で押鍵された後、4分音符長以下の時間で離鍵されると「ン」の選択は行なわれない。その後、新たに強い力で押鍵されると「ティ」が発音され、この押鍵状態が4分音符長を超えて離鍵されると「ン」が選択されて離鍵からスラー判定時間bに達したときに「ン」が発音される。
【0042】
このように、この実施例2によれば次のように処理するようにしたので、音符の長さ、スラー、スタッカート、和音等の奏法の違いにより発音音声を変化させることが可能になる。
(イ)スラー奏法又は和音以外で、最後の押鍵から今回の離鍵までの時間が4分音符以上のときは離鍵時に「ン」を発音させる。
(ロ)離鍵から次の押鍵までの時間がスラー判別時間b以内あれば次に「ラ、リ又はル(押鍵の強さによって変わる)」を発音させる。
(ハ)離鍵から次の押鍵までの時間がスラー判別時間bより長ければ、「ン」の発音は通常通り行なわれる。
【0043】
なお、上記各実施例の音声グループテーブルの内容はあくまでも一例であって、これに限定されるものではない。また、音声情報の数もこれに限定されるものではない。更に、1つの音声グループテーブルではなく、内容の異なる複数の音声グループテーブルを持たせ、所望のものを自由に選択できるようにしても良い。
また、実施例2では、離鍵時に「ン」を発音させる条件として前回の押鍵から今回の離鍵までの時間が4分音符以上とし、更に「ラ、リ又はル」を発音させる条件として離鍵から次の押鍵までの時間がスラー判別時間b以内としたが、これら条件も限定されるものではなく任意に決定して良い。好ましくは、これらの条件を任意に設定できるようにすると良い。
また、上記各実施例では電子楽器に適用した例であったが、この他にミュージックソフトによるコンピュータミュージックに適用しても良い。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、操作の強さ及び音の明るさに応じた表情を持つ音声を発音できるようにし、更に音符の長さ、スラー、スタッカート又は和音等の奏法の違いによって発音する音声を変化させることもできるようにしたので、言葉を構成する各音声のように強さや明るさを表現することができると共に、奏法(操作子の操作状態)に応じた感情を持つ音声が発音できる。この結果、より表現力の高い演奏が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による音声発生装置を具備した電子楽器の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例1における音声情報グループテーブルを説明する図である。
【図3】同実施例1における音声信号を示す波形図である。
【図4】同実施例1における音声モードスイッチと音声明るさスイッチの外観を示す図である。
【図5】同実施例1におけるメインルーチンの動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】同実施例1におけるスイッチ処理ルーチンの動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】同実施例1における鍵盤処理ルーチンの動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の実施例2による音声発生装置を具備した電子楽器における音声情報グループテーブルを説明する図である。
【図9】同実施例2における動作を説明する図である。
【図10】同実施例2における動作を説明する図である。
【図11】同実施例2におけるスイッチ処理ルーチンの動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】同実施例2における鍵盤処理ルーチンの動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】同実施例2におけるインタラプト処理ルーチンの動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 鍵盤
2 コンソールパネル
3 CPU
4 ROM
5 RAM
6 音源
7 波形メモリ
10 D/A変換器
11 アンプ

Claims (2)

  1. 母音波形データと子音波形データとを複数記憶している記憶手段と、
    発音を指示する操作子に対する操作の強さを検出する操作強さ検出手段と、
    発生される音声の明るさを指定する明るさ指定手段と、
    この明るさ指定手段で指定されている音声の明るさに対応して前記記憶手段に記憶されている子音波形データを選択し、前記操作強さ検出手段で検出される操作子に対する操作の強さに対応して前記記憶手段に記憶されている母音波形データを選択し、この選択した子音及び母音波形データに基づき、前記操作子の操作に応答して発音を指示する発音制御手段と、
    を備えたことを特徴とする音声発生装置。
  2. 前記発音制御手段は、更に、前記操作子に対する操作解除時にその操作されていた時間が第1の所定時間以上であったならば特定の子音波形データを前記記憶手段から選択し、前記操作解除時から次の操作開始時までの時間が第2の所定時間以上であれば前記選択した特定の子音波形データに基づく発音を指示し、第2の所定時間以下であれば前記選択した特定の子音波形データに基づく発音の指示を行わないことを特徴とする請求項1記載の音声発生装置。
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