JP3399068B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP3399068B2
JP3399068B2 JP34524093A JP34524093A JP3399068B2 JP 3399068 B2 JP3399068 B2 JP 3399068B2 JP 34524093 A JP34524093 A JP 34524093A JP 34524093 A JP34524093 A JP 34524093A JP 3399068 B2 JP3399068 B2 JP 3399068B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鍵盤等の演奏操作子群
を複数の領域に分割して、各領域毎に発生する楽音の音
色を異ならせるようにした、所謂キースプリット機能を
有する電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キースプリット機能を有する電子
楽器としては、鍵盤を複数の鍵域、例えば下鍵域と上鍵
域とに分割し、下鍵域にはベース音を、上鍵域にはピア
ノ音を割り当てるものが知られている。したがって、こ
のキースプリット機能を有する電子楽器によれば、上鍵
域でメロディ演奏を行いつつ、下鍵域で伴奏演奏を行う
ことにより、ピアノ音によるメロディとベース音による
伴奏とからなる楽曲の演奏が可能となる。
【0003】このようなキースプリット機能を有する電
子楽器において、スプリット位置が固定であると、メロ
ディ演奏及び伴奏演奏が可能な鍵域も固定されてしま
い、多彩な演奏に対応することができない。そこで、ユ
ーザーの設定操作により、任意のスプリット位置を設定
できる電子楽器も提案されるに至っている(例えば、特
開昭57−155594号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メロデ
ィの音域と伴奏の音域とは、演奏する楽曲により異な
る。したがって、前記電子楽器において、正確にメロデ
ィをピアノ音により発生させ、伴奏をベース音で発生さ
せるためには、演奏する楽曲のメロディ音域や伴奏音域
を楽譜により調べてから、スプリット位置の設定を行う
必要があり、スプリット位置の設定に際して手間がかか
ってしまう。
【0005】また、スプリット位置が正しく設定されて
いないと、メロディであるにも拘わらずベース音が発生
したり、伴奏であるにも拘わらずピアノ音が発生し、ピ
アノ音によるメロディとベース音による伴奏音からなる
楽曲を、正確に演奏することができない。無論、演奏途
中で適宜スプリット位置を設定変更し直せば、ピアノ音
によりメロディとベース音により伴奏音からなる楽曲を
演奏することが可能となるが、演奏中にかかる設定変更
操作を行うことは、極めて困難であり、演奏操作の妨げ
ともなる。
【0006】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたものであり、演奏する楽曲の音域に応じて、分
割位置が自動的に設定変更される電子楽器を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、音高順に配列され、操作に応答し
て対応する音高を指定する複数の演奏操作子からなる演
奏操作子群と、該演奏操作子群に対して分割位置を指定
する分割位置指定手段と、前記演奏操作子群において、
前記分割位置から一方の領域と他方の領域とに各々異な
る音色を割り当てる割当手段と、前記演奏操作子の操作
により指定された音高と、前記割当手段により割り当て
られている音色とに基づき楽音信号を生成する楽音信号
生成手段と、前記分割位置から所定範囲における演奏操
作子の操作を検出する検出手段と、該検出手段により検
出された演奏操作子に対応する音高が分割位置よりも低
音の領域であるとき、該演奏操作子に対応する音高から
所定音高高い位置を新たな分割位置に変更し、前記検出
手段により検出された演奏操作子に対応する音高が分割
位置よりも高音の領域であるとき、該演奏操作子に対応
する音高から所定音高低い位置を新たな分割位置変更
する分割位置変更手段とを有することを要旨としてい
る。
【0008】
【作用】前記構成において、分割位置指定手段により分
割位置を指定すると、割当手段により、演奏操作子群の
指定された分割位置から一方の領域と、他方の領域とに
異なる音色が割り当てられる。この状態で演奏を開始す
ると、楽音信号生成手段は、演奏操作子の操作により指
定された音高と前記割当手段により割り当てられている
音色とに基づき、順次楽音信号を生成して行く。
【0009】一方、検出手段は、この演奏中において、
前記分割位置から所定範囲における演奏操作子の操作を
検出している。そして、検出手段が分割位置から所定範
囲における演奏操作子の操作を検出すると、分割位置変
更手段は操作された演奏操作子に対応する音高に応じ
て、分割位置を変更する。よって、この分割位置の変更
により、操作子群において異なる音色が割り当てられて
いる領域も変化する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって説
明する。図1は、本実施例にかかる電子楽器の全体構成
を示すブロック図である。このブロック図において、C
PU1は、鍵盤9及びスイッチ部10からの操作情報及
びROM11に格納されているプログラムに基づいて、
表示部12及び音源部13を制御する。CPU1には、
TONEレジスタ2、SPレジスタ3、Cレジスタ4、
Dレジスタ5、DDレジスタ6、U TONEレジスタ
7、及びL TONEレジスタ8が設けられている。T
ONEレジスタ2は、後述する音色SWにより指定され
た音色番号を格納し、SPレジスタ3は、スプリット位
置情報として変化するスプリットキーコードを格納す
る。Cレジスタ4は、キーコード順に配列された複数の
鍵で構成される鍵盤9にて押鍵される都度そのキーコー
ドKCを格納し、Dレジスタ5は、所定のスプリットポ
イントの移動量(本実施例では5半音)を格納してい
る。DDレジスタ6は、所定の検出範囲を示す値(本実
施例では5半音)を格納している。U TONEレジス
タ7は、スプリットポイントよりも上鍵域に割り当てら
れた音色データを格納し、L TONEレジスタ8はス
プリットポイントから下鍵域に割り当てられた音色デー
タを格納する。
【0011】前記スイッチ部10には、図2に示すよう
に、スライド位置に応じて、OFF,NOR(ノーマ
ル),SET(セット),SP(スプリット)の各モー
ドを設定するモードSW14が設けられているととも
に、音色番号1〜5に対応する5個の音色SW15が設
けられている。また、前記表示部12には、同図に示す
ように、スプリットポイントであるSPの内容を示す領
域12aと、上鍵域と下鍵域とに割り当てられている音
色番号を示す第2の領域12bとが設けられている。な
お、図示の例ではスプリットポイント(SPの内容)と
して音高“B2”が表示され、“U1”により上鍵域に
音色番号1が割り当てられていることを示し、“L5”
により下鍵盤に音色番号5が割り当てられていることを
示している。また、ROM11には、前記プログラムと
ともに、音色番号1〜5毎に音色波形データが記憶され
ている。そして、鍵盤9からキーコードKCが入力され
た際にCPU1は、U TONEレジスタ7、あるいは
L TONEレジスタ8に格納されている音色番号に対
応する音色波形データの読み出しを指示し、この指示に
従ってROM11から読み出された音色波形データが音
源部13に転送される。音源部13は、この転送された
音色波形データとキーコードKCに対応する音高データ
とに基づき、楽音波形を生成し、この楽音波形はアンプ
16により増幅される。そして、この増幅された楽音波
形信号によりスピーカ17を駆動することにより、CP
U1の発音指示に従った音色であって、キーコードKC
に対応する音高の楽音がスピーカ17から放音されるよ
うに構成されている。
【0012】次に、以上の構成にかかる本実施例の動作
を図3〜8に示すフローに従って説明する。すなわち、
モードSW14をOFF以外の他のモード位置に操作す
ると、CPU1は図3に示すメインフローに従って動作
を開始し、先ずイニシャライズ処理を実行する(SA
1)。このイニシャライズ処理においては、前記各レジ
スタに初期値を設定し、このときTONEレジスタ2に
は初期値として音色番号1(ピアノ音色)を格納する。
引き続き、SW制御処理(SA2)、鍵盤処理(SA
3)、及びこのSA2及びSA3で実行される以外のそ
の他の処理(SA4)を順次実行し、モードSW14が
OFFに設定されるまで、SA2〜SA4のループを繰
り返す。
【0013】前記SW制御処理(SA2)は、図4に示
すフローに従って行われ、スイッチ部10に設けられて
いる各種SWを走査する(SB1)。そして、この走査
結果に基づき、モードSWに変化があったか否かを判別
し(SB2)、変化があったならばモードSW処理(S
B3)を実行する。さらに、音色SW15に変化があっ
たか否かを判別し(SB4)、変化があったならば音色
SW処理(SB5)を実行する。
【0014】前記モードSW処理(SB3)は、図5に
示すフローに従って行われ、モードSW14がSP,N
OR,SETのいずれに変化したか否かを判別する(S
C1)。そして、モードSW14がNORに設定された
場合には、スプリットフラグSPFとセットフラグSF
とをリセットした後(SC2)、U TONEレジスタ
7にTONEレジスタ2の内容を格納し(SC3)、さ
らに表示部12に表示されていたSPの内容を消去する
(SC4)。また、モードSW14がSETに設定され
た場合には、セットフラグSFをセットした後(SC
5)、スプリットフラグSPFをリセットし(SC
6)、さらに表示部12にSPの内容を表示する(SC
7)。
【0015】また、モードSW14がSPに設定された
場合には、U TONEレジスタ7にTONEレジスタ
2の内容を格納し(SC8)、スプリットフラグSPF
をセットする(SC9)。さらに、セットフラグSFを
リセットし(SC10)、表示部12にSPの内容を表
示する(SC11)。なお、このフローにおいてSC7
とSC11で表示部12に表示されるSPの内容につい
ては、図7のフローにおいて後述する。
【0016】一方、前記音色SW処理(SB5)は、図
6に示すフローに従って行われ、TONEレジスタ2
に、音色SW15の操作により設定された音色番号を格
納する(SD1)。次に、スプリットフラグSPFがセ
ット状態にあるか否かを判別する(SD3)。この判別
の結果SPF=1であって、SPモードが設定されてい
る場合には、SD1でTONEレジスタ2に格納した音
色番号をL TONEレジスタ8に格納する(SD
3)。したがって、SPモードを設定した状態で、音色
SW15を操作することにより、L TONEレジスタ
8に格納される音色番号、つまりスプリットポイントか
ら下鍵域に割り当てられる音色を任意に指定することが
できる。
【0017】また、SPF=0であって、NORモード
又はSETモードが設定されている場合には、SD1で
TONEレジスタ2に格納した音色番号をU TONE
レジスタ7に格納する(SD4)。したがって、NOR
モード又はSETモードを設定した状態で、音色SW1
5を操作することにより、U TONEレジスタ7に任
意の音色番号を格納させることができる。
【0018】他方、図3のメインフローにおける鍵盤処
理(SA3)は、図7,8に示す一連のフローに従って
行われる。すなわち、鍵盤9を走査して(SE1)、こ
の走査結果に基づき鍵盤9の状態を判別し(SE2)、
鍵盤9の状態に変化がなかったならば、このフローを通
過する。また、鍵盤9においてOFFからONへの変化
があった場合、つまり押鍵があった場合には、セットフ
ラグSFがセット状態にあるか否かを判別する(SE
3)。この判別の結果、SF=1であれば、図5のSC
5で説明したように、SETモードが設定されている状
態にある。
【0019】そして、SETモードが設定されている場
合には、押鍵された鍵のキーコードをSPレジスタ3に
格納し(SE4)、SPレジスタ3の内容に基づき表示
部12を表示変更する(SE5)。したがって、図9の
楽譜に示す楽曲を演奏するに際して、SETモードを設
定して、例えば音高B2に対応する鍵を押鍵すると、同
図の下部にスプリットポイント(初期値)として示し、
かつ、図10(A)にも示すように、SPレジスタ3に
はその内容として“B2”が格納される。また、図2に
示すように、表示部12の領域12aには“B2”が表
示される。
【0020】また、SE3の判別の結果、SF=0であ
れば、図5のSC2とSC10で説明したように、NO
RモードとSPモードとの何れかが設定されている場合
である。そして、この両モードの何れかが設定されてい
る場合には、押鍵された鍵のキーコードKCをCレジス
タ4に格納する(SE6)。しかる後に、スプリットフ
ラグSPFがセット状態にあるか否かを判別するが(S
E7)、ここでSPF=0であればNORモードが設定
状態にある。このNORモードが設定されている場合に
は、Cレジスタ4とU TONEレジスタ7の内容を音
源部13に送出し(SE8)、音源部13に発音を指示
する(SE9)。よって、音源部16は、Cレジスタ4
に格納されているキーコードに対応する音高であって、
U TONEレジスタ7に格納されている音色番号の楽
音波形を生成し、スピーカ17から当該音高及び音色の
楽音が発生する。つまり、NORモードが設定されてい
る場合には、スプリットポイントよりも上鍵域で押鍵を
行った場合及び下鍵域で押鍵を行った場合の何れであっ
ても、U TONEレジスタ7に格納されている音色番
号に対応する音色で楽音を発生させる。
【0021】また、SE7の判別の結果SPF=1であ
れば、SPモードが設定されている状態にある。そし
て、この場合には、Cレジスタ4の内容がSPレジスタ
3の内容以下であるか否か、つまり押鍵された鍵のキー
コードが示す音高がスプリットポイントに対応する音高
以下であるか否かを判別する(SE10)。この判別の
結果SP≧Cであって、押鍵がスプリットポイントから
下鍵域であれば、Cレジスタ4とL TONEレジスタ
8の内容を音源部13に送出し(SE11)、音源部1
3に発音を指示する(SE12)。
【0022】これに対し、SE11の判別の結果SP<
Cであって、押鍵がスプリットポイントよりも上鍵域で
あれば、Cレジスタ4とU TONEレジスタ7の内容
を音源部13に送出し(SE13)、音源部13に発音
を指示する(SE12)。したがって、図10(A)に
示すように、SPが“B2”であって、U TONEレジ
スタ7にピアノ音色が格納され、L TONEレジスタ
8にウッドベース音色が格納されていたとすると、B2
以下の下鍵域で押鍵を行った場合には、押鍵に対応する
音高であってウッドベース音色の楽音が発生する。ま
た、B2を超える上鍵域で押鍵を行った場合には、押鍵
に対応する音高であってピアノ音色の楽音が発生するこ
ととなる。
【0023】また、図7のSE12に続く図8のSE1
4では、SPレジスタ3に格納されている値とCレジス
タ4に格納されている値の差の絶対値│SP−C│が、
DDレジスタ5の内容未満であるか否かを判別する。こ
こで、DDレジスタ5には、前述のように所定の検出範
囲が格納されており、本実施例では5半音である。よっ
て、図10(A)に示すように、SP=B2であるとす
ると、DDに対応する検出範囲はF2♯〜E3である。そ
して、│SP−C│≧DDであって、押鍵された鍵のキ
ーコードが前記検出範囲以外である場合には、後述する
SE16やSE18で実行されるSPレジスタ3の書き
変えを行うことなく、このフローを抜ける。したがっ
て、図9に示した楽譜の1小節目における2拍目までの
4,F4,E4,D4を右手で押鍵した場合のように、S
P=B2のときF2♯〜E3の範囲外で押鍵を行っている
場合には、SPの内容に変更はない。
【0024】しかし、│SP−C│≦DDであって、押
鍵された鍵のキーコードが前記検出範囲である場合に
は、SE14からSE15に進んで、SP≧Cであるか
否かを判別する。この判別の結果、SP≧Cであれば、
押鍵は前記検出範囲内であって、かつ、スプリットポイ
ントSPより下鍵域であることを意味する。そして、か
かる場合には、Cレジスタ4の内容にDレジスタ5の内
容を加算して、これをSPレジスタ3に格納する(SE
16)。ここで、Dレジスタ5は、所定のスプリットポ
イントの移動量である5半音が格納されていることか
ら、SPレジスタ3には今回の押鍵に対応するキーコー
ドより5半音高いキーコードが格納されることとなる。
【0025】つまり、図9及び図10(A)に示すよう
に、SP=B2の状態で、音高A2に対応する押鍵を左手
で行った場合には、当該押鍵が検出範囲F2♯〜E3であ
ることから、SE14はYESとなる。また、B2≧A2
であることから、SE15がYESとなって、SE15
からSE16に進む。このSE16において、C+D=
2+5半音=D3となって、D3に対応するキーコード
がSPレジスタ3に格納される。引き続き、SE17で
SPレジスタ3の内容に基づいて、表示部12の表示が
変更されることにより、領域12aの表示が“B2”か
ら“D3”に変化する。また、このようにSPレジスタ
3の内容が変更されると、SE14の判別で用いられる
DDに対応する検出範囲は、図10(B)に示すよう
に、A2〜G3に変更される。
【0026】また、SE15の判別の結果、SP<Cで
あれば、押鍵は前記検出範囲内であって、かつ、スプリ
ットポイントSPよりも上鍵域であることを意味する。
そして、かかる場合には、Cレジスタ4の内容からDレ
ジスタ5の内容を減算して、これをSPレジスタ3に格
納する(SE18)。よって、SPレジスタ3には今回
の押鍵に対応するキーコードより5半音低いキーコード
が格納されることとなり、また、前述と同様にして、S
E17でSPレジスタ3の内容に基づいて、表示部12
の表示を変更する。
【0027】したがって、以上のSE14〜SE18の
処理が実行されることにより、検出範囲内であって、S
Pから下鍵域で押鍵があった場合には、当該押鍵された
鍵のキーコードより5半音高い位置にスプリットポイン
トが設定変更され、また、このスプリットポイントから
上下5半音が検出範囲となる。また、検出範囲内であっ
て、SPよりも上鍵域で押鍵があった場合には、当該押
鍵された鍵のキーコードより5半音低い位置にスプリッ
トポイントが設定変更され、また、このスプリットポイ
ントから上下5半音が検出範囲となる。よって、図9に
示すように、スプリットポイントがB2であるときA2
押鍵された場合には、スプリットポイントがD3に変化
し、スプリットポイントがD3であるときD3が押鍵され
た場合には、スプリットポイントがG3に変化する・・
・等、楽曲の進行に応じてスプリットポイントが変化し
て行くこととなる。
【0028】他方、図7のSE2の判別において鍵盤の
状態がONからOFFに変化し、離鍵があった場合に
は、当該離鍵された鍵のキーコードをCレジスタ4にセ
ットした後(SE19)、音源部13にCレジスタ4の
内容に対応する音色の音を消音指示する(SE20)。
これにより、スピーカ17から発生していた離鍵に対応
する楽音が減衰して、消音される。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、演奏操作
子群の分割位置から所定範囲における演奏操作子の操作
があった場合には、当該演奏操作子に対応する音高に応
じて、前記分割位置を変更するようにした。したがっ
て、演奏する楽曲の音域に応じて、分割位置が自動的に
変化することから、演奏する楽曲に応じて正確に分割位
置を設定する必要がなく、これにより分割位置の設定が
容易となる。また、困難な演奏途中での変更操作を伴う
ことなく、自動的な分割位置の変更を伴いつつ容易に演
奏を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる電子楽器の全体構造
を示すブロック図である。
【図2】スイッチ部及び表示部の詳細を示す平面図であ
る。
【図3】同実施例のメインフローを示すフローチャート
である。
【図4】SW制御処理の内容を示すフローチャートであ
る。
【図5】モードSW処理の内容を示すフローチャートで
ある。
【図6】音色SW処理の内容を示すフローチャートであ
る。
【図7】鍵盤処理の内容を示すフローチャートである。
【図8】図7に続くフローチャートである。
【図9】本実施例で演奏に用いられた楽曲を示す楽譜
と、スプリットポイントの変化とを示す図である。
【図10】同実施例のSPと検出範囲の変化状態を示す
図である。
【符号の説明】
1 CPU 3 SPレジスタ 4 Cレジスタ 5 Dレジスタ 6 DDレジスタ 7 U TONEレジスタ 8 L TONEレジスタ 9 鍵盤

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音高順に配列され、操作に応答して対応
    する音高を指定する複数の演奏操作子からなる演奏操作
    子群と、 該演奏操作子群に対して分割位置を指定する分割位置指
    定手段と、 前記演奏操作子群において、前記分割位置から一方の領
    域と他方の領域とに各々異なる音色を割り当てる割当手
    段と、 前記演奏操作子の操作により指定された音高と、前記割
    当手段により割り当てられている音色とに基づき楽音信
    号を生成する楽音信号生成手段と、 前記分割位置から所定範囲における演奏操作子の操作を
    検出する検出手段と、 該検出手段により検出された演奏操作子に対応する音高
    が分割位置よりも低音の領域であるとき、該演奏操作子
    に対応する音高から所定音高高い位置を新たな分割位置
    に変更し、前記検出手段により検出された演奏操作子に
    対応する音高が分割位置よりも高音の領域であるとき、
    該演奏操作子に対応する音高から所定音高低い位置を新
    たな分割位置変更する分割位置変更手段と、 を有することを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】 前記所定範囲とは、前記分割位置から高
    音域側と低音域側とに各々5半音であることを特徴とす
    る請求項1記載の電子楽器。
  3. 【請求項3】 前記所定音高とは、前記演奏操作子に対
    応する音高から5半音であることを特徴とする請求項1
    記載の電子楽器。
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