JP3667387B2 - 電子楽器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、電子楽器に関し、特に、自動伴奏機能を有する電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポータブルキーボードは、自動伴奏機能付き電子楽器の一種として普及している。自動伴奏は、自動リズム演奏と自動ベースコード演奏を含む。自動リズム演奏は、例えばパーカッションによるリズムを自動演奏する。自動ベースコード演奏は、ベース音およびコード音を自動演奏する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の自動伴奏機能付き電子楽器は、自動ベースコード演奏において、ベース音の音色とコード音の音色の組み合わせが、必ずしも適切ではなかった。
【0004】
本発明の目的は、ベース音の音色とコード音の音色を適切に組み合わせ、より自然な自動伴奏を行う自動伴奏機能付き電子楽器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子楽器は、ユーザが音高を指示し、該指示された音高に対応する音高情報を含む演奏情報を生成するための複数の操作子と、ユーザによる音色の指示に応じて、該指示された音色をコード音色として設定し、該コード音色が設定されたときに、該コード音色に基づいてベース音色を設定する音色設定手段と、前記操作子で指示された音高から、和音を検出してコード音とベース音を決定する和音検出手段と、自動ベースコード演奏のオン・オフを選択するためのモード選択手段と、コード音とベース音を発音する発音手段であって、前記モード選択手段で自動ベースコード演奏がオフになっているときは、前記音高情報が示す音高の音を前記音色設定手段で設定されたコード音色で発音し、前記モード選択手段で自動ベースコード演奏がオンになっているときは、前記音高情報から前記和音検出手段で和音を検出してコード音とベース音を決定し、該決定されたコード音を前記音色設定手段で設定されたコード音色で発音させるとともに、該決定されたベース音を前記音色設定手段で設定されたベース音色で発音させるものとを有する。
【0006】
【作用】
コード音の音色とベース音の音色の適切な組み合わせを記憶することにより、演奏者がコード音の音色を設定すると、適切なベース音の音色を自動的に設定することができる。自動伴奏モードがオフのときには、コード音とベース音の楽音は発生せず、自動伴奏モードがオンのときには、コード音とベース音の楽音が所定の音色の組み合わせで発生する。
【0007】
【実施例】
図1は、本発明の実施例による自動伴奏機能付き電子楽器の回路構成を示すブロック図である。
【0008】
CPU1は、バス13を介して、プログラムメモリ2、ワーキングメモリ3、音色テーブルメモリ4、鍵盤5、スイッチ群8、自動伴奏装置9および音源10に接続される。
【0009】
プログラムメモリ2は、ROMであり、コンピュータプログラムを記憶する。CPU1は、プログラムメモリ2に記憶されているコンピュータプログラムに従い、各種処理を行う。ワーキングメモリ3は、RAMであり、CPU1が処理する上でのワーキングメモリであり、バッファやレジスタ等を有する。
【0010】
鍵盤5は、例えば88鍵の複数の鍵を有し、全音域の鍵は左鍵域6と右鍵域7に分けることができる。左鍵域6と右鍵域7の境界は、スイッチ群8に設けられるスイッチにより変更可能である。
【0011】
図2は、図1のスイッチ群8の構成を示す図である。
スイッチ群8は、右鍵域音色設定スイッチ8a、左鍵域音色設定スイッチ8b、スタイル設定スイッチ8c、自動リズムスタート/ストップスイッチ8dおよび自動ベースコードスタート/ストップスイッチ8eを有する。
【0012】
右鍵域音色設定スイッチ8aは、鍵盤5(図1)の右鍵域7の音色を設定するためのスイッチである。右鍵域7は、主にメロディ演奏するための鍵域であり、例えば、バイオリンやトランペット等の音色が設定される。
【0013】
左鍵域音色設定スイッチ8bは、鍵盤5(図1)の左鍵域6の音色を設定するためのスイッチである。左鍵域6は、主にコード演奏するための鍵域であり、例えば、ギターやピアノ等の音色が設定される。
【0014】
自動リズムスタート/ストップスイッチ8dは、自動リズム演奏をスタートまたはストップさせるためのスイッチであり、例えば押す毎にスタート状態とストップ状態が反転する反転スイッチである。自動リズム演奏は、自動伴奏装置9(図1)により行われる自動演奏であり、パーカッション等によるリズムの自動演奏である。
【0015】
自動ベースコードスタート/ストップスイッチ8eは、自動ベースコード演奏をスタートまたはストップさせるためのスイッチであり、例えばスタートとストップの反転スイッチである。自動ベースコード演奏は、自動伴奏装置9または音源10のいずれかを介して行われる演奏であり、コード音とベース音の演奏である。コード音の演奏は、ギターやピアノ等によるコード演奏であり、ベース音の演奏は、ベース等による演奏である。
【0016】
スタイル設定スイッチ8cは、自動リズム演奏等の演奏スタイルを設定するためのスイッチである。演奏スタイルは、例えばロック、ワルツ、ボサノバ等である。
【0017】
図1において、自動伴奏装置9は、各演奏スタイルのリズムパターンを記憶し、自動リズムスイッチ8dがスタート状態にあると、スタイル設定スイッチ8cにより設定される演奏スタイルに応じて、自動リズム演奏の楽音信号を生成する。
【0018】
CPU1は、演奏者が鍵盤5を鍵操作すると、キーオン/オフやキーコード等の演奏情報を検出し、音色設定スイッチ8a,8b(図2)で設定された音色情報と共に演奏情報を音源10に供給する。音源10は、供給される演奏情報等に応じて楽音信号を生成する。
【0019】
音色テーブルメモリ4は、ROMであり、コード音の音色とベース音の音色を対応付けたテーブルを記憶する。
自動ベースコードスイッチ8eがスタート状態であり、かつ、自動リズムスイッチ8dがストップ状態であると、CPU1は、鍵盤5の左音域6の押鍵パターンを基に和音検出を行い、コード音とベース音の楽音パラメータを生成する。その際、演奏者が左鍵域音色設定スイッチ8b(図2)を用いて設定したコード音の音色に適合したベース音の音色を音色テーブルメモリ4から読み出し、楽音パラメータの1つに含めて音源10へ供給する。音源10は、当該楽音パラメータに応じて、コード音とベース音の楽音信号を生成する。
【0020】
自動ベースコードスイッチ8eがスタート状態であり、かつ、自動リズムスイッチ8dがスタート状態であると、CPU1は、鍵盤5の左音域6の押鍵パターンより和音検出を行う。自動伴奏装置9は、伴奏パターンを記憶しており、和音検出された和音に応じて、所定の音高、音色、タイミングでコード音とベース音の楽音信号を生成する。
【0021】
ミキサ11は、音源10により生成される楽音信号と、自動伴奏装置9により生成される楽音信号を合成し、サウンドシステム12に出力する。サウンドシステム12は、D/A変換器とアンプとスピーカを有し、D/A変換器により楽音信号をアナログ信号に変換し、アンプにより信号増幅した後、スピーカから楽音を発音する。
【0022】
自動リズム演奏と自動ベースコード演奏は、スイッチ8d,8e(図2)の操作により、各々をオンまたはオフにすることができる。各組み合わせにおける演奏方法を次に説明する。なお、右鍵域の押鍵については、自動伴奏があるか否かにかかわらず、右鍵域音色設定スイッチ8aに応じて、常に右鍵域音色で押鍵音をそのまま発音するので、以下、左鍵域の音について説明する。
【0023】
(1).自動リズム演奏がオフ、自動ベースコード演奏がオフの場合
・自動リズム演奏をしない。
・押鍵タイミングと同じタイミングで発音する。
・押鍵音と同じ音高で発音する。
・左鍵域の押鍵は左鍵域音色で発音する。左鍵域音色は、左鍵域音色設定スイッチ8bにより設定される音色である。
【0024】
(2).自動リズム演奏がオン、自動ベースコード演奏がオフの場合
・スイッチ8c(図2)により設定される演奏スタイルで自動リズム演奏をする。
・押鍵タイミングと同じタイミングで発音する。
・押鍵音と同じ音高で発音する。
・左鍵域の押鍵は左鍵域音色で発音する。
【0025】
(3).自動リズム演奏がオフ、自動ベースコード演奏がオンの場合
・自動リズム演奏をしない。
【0026】
a).コード音演奏
・押鍵タイミングと同じタイミングで発音する。
・和音検出された和音に対応する音高で発音する。ただし、音高はコード音の1オクターブ音域内の音高である。
・左鍵域の押鍵は左鍵域音色で発音する。
【0027】
b).ベース音演奏
・押鍵タイミングと同じタイミングで発音する。
・和音検出された和音に対応する音高で発音する。ただし、音高はベース音の1オクターブ音域内の音高である。
・音色テーブルメモリ4(図1)に応じてa)のコード音の音色に対応するベース音の音色で発音する。
【0028】
(4).自動リズム演奏がオン、自動ベースコード演奏がオンの場合
・スイッチ8c(図2)により設定される演奏スタイルで自動リズム演奏をする。
【0029】
a).コード音演奏
・自動伴奏装置9(図1)に記憶される伴奏パターンのタイミングで発音する。
・自動伴奏装置9に記憶される伴奏パターンの音高で発音する。
・スイッチ8c(図2)により設定される演奏スタイルに対応するコード音色で発音する。
【0030】
b).ベース音演奏
・自動伴奏装置9(図1)に記憶される伴奏パターンのタイミングで発音する。
・自動伴奏装置9に記憶される伴奏パターンの音高で発音する。
・スイッチ8c(図2)により設定される演奏スタイルに対応するベース音色で発音する。
【0031】
図3は、図1のCPU1が処理するメインルーチンのフローチャートである。
ステップSA1では、各種レジスタやバッファの初期化等の初期設定を行う。ステップSA2では、右鍵域音色設定スイッチ8a(図2)のオンイベントがあるか否かをチェックする。
【0032】
右鍵域音色設定スイッチ8aのオンイベントがあるときには、ステップSA3へ進み、右鍵域音色設定スイッチ8aにより設定された音色番号を右鍵域音色レジスタMTCに格納する。右鍵域音色は、例えばメロディ演奏用の音色である。その後、ステップSA4へ進む。右鍵域音色設定スイッチ8aのオンイベントがないときには、右鍵域音色レジスタMTCに音色番号を格納せず、ステップSA4へ進む。
【0033】
ステップSA4では、左鍵域音色設定スイッチ8b(図2)のオンイベントがあるか否かをチェックする。左鍵域音色設定スイッチ8bのオンイベントがあるときには、ステップSA5へ進む。
【0034】
ステップSA5では、左鍵域音色設定スイッチ8bにより設定された音色番号をコード音色レジスタCTC(1)に格納する。レジスタCTC(1)は、自動ベースコード演奏時のコード音の音色を記憶するレジスタである。
【0035】
ステップSA6では、コード音色レジスタCTC(1)に対応する音色番号を音色テーブルメモリ4(図1)から読み出し、ベース音色レジスタBTC(1)に格納する。その後、ステップSA7へ進む。ベース音色レジスタBTC(1)は、自動ベースコード演奏時のベース音の音色を記憶するレジスタである。
【0036】
ステップSA4において、左鍵域音色設定スイッチ8bのオンイベントがないと判断されたときには、コード音色レジスタCTC(1)とベース音色レジスタBTC(1)の値を変更せず、ステップSA7へ進む。
【0037】
ステップSA7では、自動リズムスタート/ストップスイッチ8d(図2)のオンイベントがあるか否かをチェックする。自動リズムスイッチ8dのオンイベントがあるときには、自動リズムのスタートまたはストップの処理を行うため、ステップSA8へ進む。
【0038】
ステップSA8では、自動リズムフラグRRUNを反転する。自動リズムフラグRRUNは、1であるとき自動リズム演奏がスタート状態であることを示し、0であるとき自動リズム演奏がストップ状態であることを示す。
【0039】
ステップSA9では、自動リズムフラグRRUNが1であるか否かをチェックする。自動リズムフラグRRUNが1であるときには、自動リズム演奏をスタート状態に設定するため、ステップSA10へ進む。
【0040】
ステップSA10では、自動リズムスタート信号を自動伴奏装置9(図1)に出力し、ステップSA12へ進む。自動伴奏装置9は、スタイル設定スイッチ8c(図2)により設定される演奏スタイルに応じた自動リズム演奏を開始する。
【0041】
ステップSA9において、自動リズムフラグRRUNが0であるときには、自動リズム演奏をストップ状態に設定するため、ステップSA11へ進む。ステップSA11では、自動リズムストップ信号を自動伴奏装置9に出力し、ステップSA12へ進む。自動伴奏装置9は、自動リズム演奏を終了する。
【0042】
ステップSA7において、自動リズムスイッチ8dのオンイベントがないと判断されたときには、自動リズムのスタートまたはストップの処理を行わずに、ステップSA12へ進む。
【0043】
ステップSA12では、スタイル設定スイッチ8c(図2)のオンイベントがあるか否かをチェックする。スタイル設定スイッチ8cのオンイベントがあるときには、演奏スタイルの設定を行うため、ステップSA13へ進む。
【0044】
ステップSA13では、スタイル設定スイッチ8cにより設定されるスタイル番号をスタイルレジスタSTYLに格納する。ステップSA14では、スタイルレジスタSTYLの値を自動伴奏装置9に出力し、ステップSA15へ進む。自動伴奏装置9には、演奏スタイルSTYLが設定される。
【0045】
ステップSA12において、スタイル設定スイッチ8cのオンイベントがないと判断されたときには、演奏スタイルの設定を行わずに、ステップSA15へ進む。
【0046】
ステップSA15では、自動ベースコードスタート/ストップ処理を行う。自動ベースコードスタート/ストップ処理は、自動ベースコードスタート/ストップスイッチ8e(図2)に応じて、自動ベースコード演奏のスタートまたはストップの処理を行う。詳細は、後に別のフローチャートを参照しながら説明する。
【0047】
ステップSA16では、キーイベント処理を行う。キーイベント処理は、演奏者が鍵盤5(図1)を鍵操作することにより生じるキーイベントに応じた処理である。詳細は、後に説明する。
【0048】
ステップSA17では、その他必要な処理を行う。その後、ステップSA2へ戻り、以上述べた処理を繰り返す。
図4は、図3のステップSA15の自動ベースコードスタート/ストップ処理の詳細を示すフローチャートである。
【0049】
ステップSB1では、自動ベースコードスタート/ストップスイッチ8e(図2)のオンイベントがあるか否かをチェックする。自動ベースコードスタート/ストップスイッチ8eのオンイベントがないときには、何もせず、メインルーチンの処理(図3)へ戻る。
【0050】
自動ベースコードスタート/ストップスイッチ8eのオンイベントがあるときには、自動ベースコード演奏のスタートまたはストップの処理を行うため、ステップSB2へ進む。
【0051】
ステップSB2では、自動ベースコードフラグARUNを反転する。フラグARUNが1であるときには0にし、フラグARUNが0であるときには1にする。フラグARUNは、1であるとき自動ベースコード演奏がスタート状態であることを示し、0であるとき自動ベースコード演奏がストップ状態であることを示す。
【0052】
ステップSB3では、根音レジスタRTをクリアするため、根音レジスタRTに和音不検出コードを格納する。根音レジスタRTは、鍵盤5(図1)の左鍵域6から検出される和音の根音を格納するためのレジスタである。
【0053】
ステップSB4では、キーコードリストKCLSTをクリアする。キーコードリストKCLSTは、発音中の音高リストを格納するためのリストである。
ステップSB5では、自動リズムフラグRRUNが1であるか否かをチェックする。自動リズムフラグRRUNが1であるときには、自動リズム演奏中であるので、ステップSB6へ進む。
【0054】
ステップSB6では、自動ベースコードフラグARUNが1であるか否かをチェックする。自動ベースコードフラグARUNが1であるときには、自動ベースコード演奏中であるので、ステップSB7へ進む。
【0055】
ステップSB7では、スタイルレジスタSTYLに対応するコード音色をコード音色レジスタCTC(0)に格納し、スタイルレジスタSTYLに対応するベース音色をベース音色レジスタBTC(0)に格納する。コード音色レジスタCTC(0)とベース音色レジスタBTC(0)は、それぞれ自動リズム演奏がオンであり、かつ、自動ベースコード演奏がオンであるときのコード音色とベース音色を記憶するためのレジスタである。
【0056】
ステップSB8では、コード音およびベース音用チャンネル番号と共に、コード音色CTC(0)とベース音色BTC(0)を自動伴奏装置9に出力する。チャンネル番号は、コード音用とベース音用が別々に割り当てられている。自動伴奏装置9には、コード音色CTC(0)とベース音色BTC(0)が設定される。
【0057】
ステップSB9では、根音RTと共に自動ベースコードスタート信号を自動伴奏装置9に出力し、メインルーチン(図3)の処理へ戻る。自動伴奏装置9は、ベースコードのパターンを記憶しており、根音RTに応じた自動ベースコード演奏の楽音信号生成を開始する。
【0058】
ステップSB6において、自動ベースコードフラグARUNが0であると判断されたときには、自動ベースコード演奏をストップするため、ステップSB10へ進む。ステップSB10では、自動ベースコードストップ信号を自動伴奏装置9に出力し、メインルーチン(図3)の処理へ戻る。自動伴奏装置9は、自動ベースコード演奏の楽音信号生成を終了する。
【0059】
ステップSB5において、自動リズムフラグRRUNが0であるときには、自動リズム演奏の設定を行わずに、メインルーチン(図3)の処理へ戻る。
図5は、図1のステップSA16のキーイベント処理の詳細を示すフローチャートである。
【0060】
ステップSC1では、キーイベントがあるか否かをチェックする。キーイベントは、鍵盤5(図1)上の鍵操作により発生する。キーイベントがないときには、何もせず、メインルーチン(図3)の処理へ戻る。キーイベントがあるときには、ステップSC2へ進む。
【0061】
ステップSC2では、キーイベントが鍵盤5の左鍵域6におけるものか否かをチェックする。左鍵域でのキーイベントであるときには、ステップSC3へ進む。
【0062】
ステップSC3では、自動ベースコードフラグARUNが1であるか否かをチェックする。自動ベースコードフラグARUNが1であるときには、自動ベースコード演奏の処理を行うため、ステップSC4へ進む。
【0063】
ステップSC4では、左鍵域で押鍵された音高の組み合わせを基に、和音検出を行う。和音検出は、和音根音と和音タイプとベース音を検出する。和音根音は、例えばC、D、E等であり、和音タイプはメジャー、マイナー等である。
【0064】
ステップSC5では、和音を検出することができたか否かをチェックする。左鍵域での押鍵がない場合等には、和音を検出できず、ステップSC5へ進む。和音を検出できたときには、ステップSC6へ進む。
【0065】
ステップSC6では、旧根音レジスタORTに新根音レジスタRTの値を格納し、旧タイプレジスタOTPに新根音レジスタTPの値を格納し、旧ベース音レジスタOBSに新ベース音レジスタBSの値を格納する。新レジスタRT,TP,BSは、それぞれ和音検出により得られる和音根音、和音タイプ、ベース音を格納するためのレジスタであり、初期時にはクリアされている。旧レジスタORT,OTP,OBSは、前回和音検出された情報を退避させておくためのレジスタである。
【0066】
ステップSC7では、検出された和音根音をレジスタRTに格納し、検出された和音タイプをレジスタTPに格納し、検出されたベース音をレジスタBSに格納する。
【0067】
ステップSC8では、旧レジスタORT,OTP,OBSの値と対応する新レジスタRT,TP,BSの値が全て同じであるか否かをチェックする。旧レジスタORTと新レジスタRTの値が同じであり、かつ、旧レジスタOTPと新レジスタTPの値が同じであり、かつ、旧レジスタOBSと新レジスタBSの値が同じであれば、前回の和音検出結果と今回の和音検出結果が同じであるので、現在の自動伴奏を変更することなく、メインルーチン(図3)の処理へ戻る。
【0068】
旧レジスタORT,OTP,OBSの値と対応する新レジスタRT,TP,BSの値が全て同じでないときには、前回の和音検出結果と今回の和音検出結果が異なることを示すので、ステップSC9へ進む。
【0069】
ステップSC9では、和音の変更処理を行う。具体的には、前回検出された和音情報の自動伴奏を終了し、今回新しく検出された和音情報の自動伴奏を開始する。詳細は、後に別のフローチャートを参照しながら説明する。
【0070】
ステップSC5において、押鍵されたなかったり、または誤った和音が押鍵された等により、和音が検出されなかったときには、ステップSC12へ進む。ステップSC12では、キーコードリストKCLSTに記憶されているキーコードと共に、それぞれキーオフ信号を音源10(図1)に出力し、メインルーチン(図3)の処理へ戻る。キーコードリストKCLSTには、発音中のキーコードが格納されている。音源10は、キーオフ信号を受け、現在発音している音をキーオフ処理する。
【0071】
ステップSC3において、自動ベースコードフラグARUNが0であるときには、左鍵域で押鍵された音をそのまま発音処理するため、ステップSC11へ進む。ステップSC11では、押鍵キーコードを音色CTC(1)で発音または消音処理を行い、メインルーチン(図3)の処理へ戻る。検出されたキーイベントが、キーオンイベントであるときには発音処理を行い、キーオフイベントであるときには消音処理を行う。音色CTC(1)は、図3のステップSA5において、左鍵域音色として設定された音色である。
【0072】
ステップSC2において、キーイベントが右鍵域のものであると判断されたときには、ステップSC10ヘ進む。ステップSC10では、押鍵キーコードを音色MTCで発音または消音処理し、メインルーチン(図3)の処理へ戻る。音色MTCは、図3のステップSA3において、右鍵域音色として設定された音色である。
【0073】
図6は、図5のステップSC9の和音変更処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップSD1では、自動リズムフラグRRUNが0であるか否かをチェックする。自動リズムフラグRRUNが1であるときには、自動リズム演奏を設定するため、ステップSD9へ進む。ステップSD9では、和音根音RTと和音タイプTPを自動伴奏装置9に出力し、図5のキーイベント処理へ戻る。自動伴奏装置9は、和音根音RTと和音タイプTPに応じた自動リズム演奏を行う。
【0074】
自動リズムフラグRRUNが0であるときには、自動リズム演奏がオフ、自動ベースコード演奏がオンであるときの処理を行うため、ステップSD2へ進む。ステップSD2では、キーコードリストKCLSTに記憶されているキーコードと共に、それぞれキーオフ信号を音源10へ出力する。音源10は、現在発音している音のキーオフ処理を行う。
【0075】
ステップSD3では、和音根音RTと和音タイプTPに対応する和音構成音の音名を求める。和音構成音は、例えば3音または4音である。音名は、1オクターブ内の音名であり、絶対音高までは限定しない。
【0076】
ステップSD4では、求めた音名をコード音のキーコードに変換する。つまり、求めた音名をコード音域(1オクターブ)内のキーコードとして求める。
ステップSD5では、ベース音の音名BSをキーコードに変換する。つまり、ベース音の音名BSをベース音域(1オクターブ)内のキーコードとして求める。
【0077】
ステップSD6では、例えば3音からなるコード音のキーコードを、それぞれキーオン信号とコード音色CTC(1)と共に、音源10へ出力する。コード音色CTC(1)は、左鍵域音色として設定されている音色である。音源10は、コード音の楽音信号を生成する。
【0078】
ステップSD7では、ベース音のキーコードを、キーオン信号とベース音色BTC(1)と共に、音源10へ出力する。ベース音色BTC(1)は、音色テーブルメモリ4(図1)から、コード音色CTC(1)に応じて読み出された音色である。音源10は、ベース音の楽音信号を生成する。
【0079】
ステップSD8では、コード音とベース音のキーコードの集合をキーコードリストKCLSTに記憶し、図5のキーイベント処理へ戻る。キーコードリストKCLSTは、前述のように、現在発音中の音を消音するために用いるものである。
【0080】
音色テーブルメモリ4は、コード音色CTC(1)とベース音色BTC(1)の好適な組み合わせを記憶している。自動ベースコード演奏がオン、自動リズム演奏がオフであるとき、演奏者が、所望のコード音色CTC(1)を設定すると、コード音色CTC(1)に適したベース音色BTC(1)が音色テーブルメモリ4から読み出される。自動伴奏は、演奏者の音色設定に応じて、自然なコード音色とベース音色の組み合わせで行われる。
【0081】
また、自動ベースコード演奏がオン、自動リズム演奏がオンであるときには、演奏者の演奏スタイル設定に応じて、予め設定されている自動伴奏パターンに従い、自然なコード音色とベース音色の組み合わせで自動伴奏が行われる。
【0082】
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、自動伴奏モードがオンのときには、コード音とベース音の楽音が適切な音色の組み合わせで発生するので、自然な自動伴奏が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による自動伴奏機能付き電子楽器の回路構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のスイッチ群の構成を示す図である。
【図3】 図1のCPUが処理するメインルーチンのフローチャートである。
【図4】 図3のステップSA15の自動ベースコードスタート/ストップ処理の詳細を示すフローチャートである。
【図5】 図1のステップSA16のキーイベント処理の詳細を示すフローチャートである。
【図6】 図5のステップSC9の和音変更処理の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU、 2 プログラムメモリ、 3 ワーキングメモリ、 4音色テーブルメモリ、 5 鍵盤、 6 左鍵域、 7 右鍵域、 8 スイッチ群、 8a 右鍵域音色設定スイッチ、 8b 左鍵域音色設定スイッチ、 8c スタイル設定スイッチ、 8d 自動リズムスタート/ストップスイッチ、 8e 自動ベースコードスタートストップスイッチ、9 自動伴奏装置、 10 音源、 11 ミキサ、 12 サウンドシステム

Claims (1)

  1. ユーザが音高を指示し、該指示された音高に対応する音高情報を含む演奏情報を生成するための複数の操作子と、
    ユーザによる音色の指示に応じて、該指示された音色をコード音色として設定し、該コード音色が設定されたときに、該コード音色に基づいてベース音色を設定する音色設定手段と、
    前記操作子で指示された音高から、和音を検出してコード音とベース音を決定する和音検出手段と、
    自動ベースコード演奏のオン・オフを選択するためのモード選択手段と、
    コード音とベース音を発音する発音手段であって、
    前記モード選択手段で自動ベースコード演奏がオフになっているときは、前記音高情報が示す音高の音を前記音色設定手段で設定されたコード音色で発音し、
    前記モード選択手段で自動ベースコード演奏がオンになっているときは、前記音高情報から前記和音検出手段で和音を検出してコード音とベース音を決定し、該決定されたコード音を前記音色設定手段で設定されたコード音色で発音させるとともに、該決定されたベース音を前記音色設定手段で設定されたベース音色で発音させるものと
    を有することを特徴とする電子楽器。
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