JP2000267661A - 演奏案内装置 - Google Patents

演奏案内装置

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JP2000267661A
JP2000267661A JP11066968A JP6696899A JP2000267661A JP 2000267661 A JP2000267661 A JP 2000267661A JP 11066968 A JP11066968 A JP 11066968A JP 6696899 A JP6696899 A JP 6696899A JP 2000267661 A JP2000267661 A JP 2000267661A
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light emitting
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JP11066968A
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Ritsuko Shinno
立子 新野
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鍵盤から視線を外すことなく演奏操作を案内
することができる演奏案内装置を実現する。 【解決手段】 曲データ中に、演奏形態を表わす演奏記
号とその有無を表わすフラグとを設け、曲進行に応じて
読み出される曲データに従って演奏操作を案内する際
に、前記フラグに基づき演奏記号の有無を判定し、演奏
記号が有ると判定された時には操作すべき演奏操作子に
対応して配設される発光手段の点灯形態をその演奏記号
の内容に応じて制御する。したがって、演奏記号として
押鍵強さを表わす強弱記号KJを設けておけば、例え
ば、操作すべき演奏操作子に対応して配設される発光手
段2aの点灯輝度が強弱記号KJに応じて変化するの
で、鍵盤から視線を外すことなく、弾くべき鍵とその押
鍵強さとを案内することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子ピア
ノ等の鍵盤楽器に用いて好適な演奏案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、発音すべき音高とその発音タ
イミングとを表す曲データ(演奏情報)に基づき、各鍵
に対応して配設されるガイドランプの内、押鍵すべき鍵
に対応するガイドランプを点灯させて演奏者に弾くべき
鍵を案内したり、あるいは曲データとして登録される強
弱記号に従って、LCDパネル等の表示手段に押鍵強さ
を表示して演奏者に教示するようにした演奏案内装置が
知られている。なお、この種の技術については、例え
ば、実公平8−2716号にその詳細が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の演奏
案内装置では、鍵盤から離れた別位置に、LCDパネル
等の表示手段を設けて押鍵強さを案内するので、弾き手
は演奏中に鍵盤から視線を外して表示手段に表示される
押鍵強さを見ながら鍵操作することを強いられ、この
為、鍵操作に集中することができない、という問題があ
る。そこで本発明は、このような事情に鑑みてなされた
もので、鍵盤から視線を外すことなく演奏操作を案内す
ることができる演奏案内装置を提供することを目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、演奏操作子毎に発光手
段を設けておき、発音すべき音高とその発音タイミング
とを含む曲データを曲進行順に読み出し、それに従って
操作すべき演奏操作子の発光手段を点灯させて演奏操作
を案内する演奏案内装置において、前記曲データ中に、
演奏形態を表わす演奏記号とその有無を表わすフラグと
を設け、曲進行に応じて読み出される曲データに従って
演奏操作を案内する際に、前記フラグに基づき演奏記号
の有無を判定する判定手段と、この判定手段によって演
奏記号が有ると判定された時には操作すべき演奏操作子
に対応して配設される発光手段の点灯形態をその演奏記
号の内容に応じて制御し、一方、演奏記号が無いと判定
された時には操作すべき演奏操作子に対応して配設され
る発光手段を所定形態で点灯指示する演奏形態案内手段
とを具備することを特徴とする。
【0005】上記請求項1に従属する請求項2に記載の
発明によれば、前記演奏形態案内手段は、曲データ中に
含まれる演奏記号が押鍵強さを表わす場合、操作すべき
演奏操作子に対応して配設される発光手段の点灯輝度、
点灯色および点灯面積のいずれかを当該演奏記号が表わ
す押鍵強度に応じて制御することを特徴としている。
【0006】上記請求項1に従属する請求項3に記載の
発明によれば、前記演奏形態案内手段は、曲データ中に
含まれる演奏記号が押鍵速さを表わす場合、操作すべき
演奏操作子に対応して配設される発光手段の点滅周期を
当該演奏記号が表わす押鍵速さに応じて制御することを
特徴としている。
【0007】上記請求項1に従属する請求項4に記載の
発明によれば、前記演奏形態案内手段は、曲データ中に
複数の演奏記号が存在する場合、操作すべき演奏操作子
に対応して配設される発光手段について、各演奏記号の
内容に対応させて複数の点灯形態を同時制御してそれぞ
れの演奏形態を同時に案内することを特徴とする。
【0008】本発明では、曲データ中に、演奏形態を表
わす演奏記号とその有無を表わすフラグとを設け、曲進
行に応じて読み出される曲データに従って演奏操作を案
内する際に、前記フラグに基づき演奏記号の有無を判定
し、演奏記号が有ると判定された時には操作すべき演奏
操作子に対応して配設される発光手段の点灯形態をその
演奏記号の内容に応じて制御し、一方、演奏記号が無い
と判定された時には操作すべき演奏操作子に対応して配
設される発光手段を所定形態で点灯指示する。したがっ
て、演奏記号として押鍵強さを表わす強弱記号を設けて
おけば、例えば、操作すべき演奏操作子に対応して配設
される発光手段の点灯輝度が強弱記号に応じて変化する
ので、鍵盤から視線を外すことなく、弾くべき鍵とその
押鍵強さとを案内することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明による演奏案内装置は、鍵
盤を備える各種電子楽器の他、鍵盤以外の音高指定操作
子を備える電子吹奏楽器や電子弦楽器にも適用可能であ
る。以下では、本発明の実施の一形態による電子楽器を
実施例とし、これについて図面を参照して説明する。
【0010】(1)構成 図1は、本発明の実施例による電子楽器の構成を示すブ
ロック図である。この図において、1は押離鍵操作(演
奏操作)に応じたキーオン/キーオフ信号やキーコード
等の演奏情報を発生する鍵盤である。2はCPU5の制
御の下に演奏案内する押鍵ガイド部である。この押鍵ガ
イド部2は、半透明樹脂材等で形成された各鍵下部に対
向配置される発光手段2a(図示略)と、これら各鍵毎
に配設される発光手段2aを点灯駆動するドライバ2b
(図示略)とから構成され、後述するCPU5から供給
される点灯制御信号に従って、押鍵すべき鍵に対応して
配設される発光手段2aを点灯駆動してユーザーに「押
鍵位置」と「押鍵強さ」とを同時に案内する。なお、発
光手段2aは、単色発光するLED(発光素子)でも良
いし、例えば「赤色」、「青色」および「黄色」の3原
色発光するLED(発光素子)を用い、各色の発光輝度
を調整してこれら3原色以外の色を発色可能にするタイ
プでも構わない。
【0011】3はパネルスイッチ群であり、電源をオン
オフする電源スイッチの他、ファクトリープリセットさ
れる練習曲目を選択する曲選択スイッチ、あるいは演奏
案内の開始および停止を指示するナビゲートスイッチ等
が設けられている。4はLCDパネル等から構成される
表示部であり、後述するCPU5から供給される表示制
御信号に応じて楽器各部の設定状態や動作モード等を表
示する。CPU5は、上述したナビゲートスイッチがオ
ン操作された場合、曲選択スイッチにて選択された曲の
演奏情報をROM6から読み出し、これに基づいて押鍵
ガイド部2を制御してユーザーに弾くべき鍵やその押鍵
強さをナビゲートする。なお、本発明の要旨に係わる、
このナビゲート動作の詳細については後述する。また、
これ以後、演奏案内する態様を”ナビゲート”と称す
る。
【0012】6は上記CPU5にロードされる各種制御
プログラムの他、ナビゲート用の演奏情報や変換テーブ
ルTBL(後述する)を記憶するROMである。ROM
6に記憶される演奏情報は、図2(イ)に図示するよう
に、イベント順の時系列にアドレッシングされた曲デー
タ(0)〜(n−1)と、曲の終わりを表わす終了デー
タENDとから形成され、楽曲進行に応じて歩進される
ポインタレジスタADの値(読み出しアドレス)に応じ
て順次読み出される。これら曲データ(0)〜(n−
1)は、所謂、絶対時間方式によるデータ形式をなして
おり、その内容は同図(ロ)に示すように、発音タイミ
ングを示す実行時間ET、発音すべき音高を示すノート
ナンバNN、強弱記号KJの有無を表わす強弱フラグK
JF、押鍵強さを指定する強弱記号KJおよび音符長を
示す符長SLからなる。
【0013】ROM6に記憶される変換テーブルTBL
とは、上記曲データ中に設けられる強弱記号KJを駆動
データDLに変換するテーブルである。例えば、強弱記
号KJが「pp(ピアニッシモ)」である場合、このテ
ーブルTBLを参照読み出しすることにより、前述した
発光手段2aを「102」レベルで点灯駆動する駆動デ
ータDLに変換される。本実施例の場合、発光手段2a
は、0〜255の256段階でその発光輝度がレベル制
御されるようになっており、強弱記号KJに対応させて
発光輝度を変化させることで押鍵強さをナビゲートす
る。
【0014】次に、再び図1を参照して実施例の構成に
ついて説明を進める。図1において、7はCPU5のワ
ークエリアとして用いられるRAMであり、各種レジス
タ・フラグデータが一時記憶される。8は周知の波形メ
モリ読み出し方式によって構成され、時分割動作する複
数の発音チャンネルを備える音源である。この音源8
は、各種音色の波形データを記憶しており、これらの
内、CPU5が供給する楽音パラメータに応じた波形デ
ータを読み出して楽音波形Wを発生する。9はD/A変
換回路であり、上記音源8の出力をアナログ波形信号に
変換して次段のサウンドシステム10に供給する。サウ
ンドシステム10は、例えば、前段から供給されるアナ
ログ波形信号に対して不要ノイズを除去する等のフィル
タリングを施した後、これを増幅してスピーカSPから
発音する。
【0015】(2)動作 次に、図4〜図10を参照して上記構成による実施例の
動作について説明する。以下では、最初に全体動作とし
て、図4を参照してメインルーチンの動作について説明
し、その後にメインルーチンにおいてコールされる各処
理ルーチンの動作について説明して行く。 メインルーチンの動作 まず実施例に電源が投入されると、CPU5はROM6
から所定の制御プログラムを読み出して自身にロード
し、図4に示すメインルーチンを実行してステップSA
1に処理を進め、RAM7に格納される各種レジスタや
フラグ類をリセットしたり初期値をセットするイニシャ
ライズを行う。
【0016】次いで、ステップSA2に進むと、CPU
5はパネルスイッチ群3が発生するスイッチイベントに
基づき、対応するスイッチ処理を実行する。例えば、曲
選択スイッチ操作に応じてナビゲートする曲を選択した
り、ナビゲートスイッチのオン操作に応じてナビゲート
開始を指示する処理を実行する。そして、ステップSA
3では、押離鍵操作に対応して音源8に発音・消音指示
する鍵盤処理を行い、続くステップSA4では選択され
た曲の演奏情報に従って演奏案内するナビゲート処理を
行い、これ以後、電源がオフされる迄、ステップSA2
〜SA4を繰り返す。
【0017】タイマインタラプト処理ルーチンの動作 ナビゲートスイッチがオン操作された場合、CPU5は
後述するナビゲートスイッチ処理により割込みマスクを
解除し、ナビゲートするタイミングを計るべく一定周期
毎に図5に示すタイマインタラプト処理を実行し、ステ
ップSB1においてタイマカウンタTを歩進させて計時
を開始する。
【0018】ナビゲートスイッチ処理ルーチンの動作 上述したステップSA2を介して図6に示すナビゲート
スイッチ処理ルーチンが実行されると、CPU5はステ
ップSC1に処理を進め、ナビゲートスイッチがオンイ
ベントを発生したか否か、すなわち、スイッチ操作がな
されたかどうかを判断する。ここで、ナビゲートスイッ
チが操作されなければ、オンイベントは発生せず、判断
結果が「NO」となり、何も処理せずに本ルーチンを完
了させる。これに対し、ナビゲートスイッチが操作され
ると、オンイベント発生により判断結果が「YES」と
なり、ステップSC2に処理を進める。
【0019】ステップSC2では、レジスタSTFに格
納されるスタートフラグをビット反転する。このスター
トフラグとは、ナビゲート動作を開始させるか否を表わ
すものであって、「1」の時に開始を表わし、「0」の
時に終了を表わす。そして、ステップSC3では、レジ
スタSTFに格納されるスタートフラグが「1」、つま
り、ナビゲート動作の開始を表わしているか否かを判断
する。ここで、スタートフラグが「0」の時には、判断
結果が「NO」となり、ステップSC4に処理を進め、
前述したタイマインタラプト処理を禁止させるため、割
込みマスクをかけ、続くステップSC5では押鍵ガイド
部2の発光手段2aを消灯させてナビゲート動作を終了
させる。
【0020】一方、スタートフラグが「1」の時には、
上記ステップSC3の判断結果が「YES」となり、次
のステップSC6に処理を進め、ポインタレジスタAD
をゼロリセットした後、続くステップSC7においてポ
インタレジスタADの値に応じてROM6から曲データ
(0)を読み出し、当該曲データ(0)を形成する各デ
ータ(ET、NN、KJF、KJおよびSL)を、それ
ぞれ対応するテンポラリレジスタET(AD)、NN
(AD)、KJF(AD)、KJ(AD)およびSL
(AD)にストアする。この後、CPU5は図7に示す
ステップSC8に処理を進め、レジスタKJF(AD)
にストアした強弱フラグKJFが「1」であるか否か、
つまり、強弱記号KJの有無を判断する。
【0021】そして、強弱フラグKJFが「0」であれ
ば、ここでの判断結果は「NO」となり、ステップSC
9に処理を進めてレジスタDLに所定値の駆動データを
セットする。すなわち、曲データ中に強弱記号KJが無
い場合には、強弱記号KJに応じた押鍵強さを案内せ
ず、一定レベルで発光手段2aを駆動する駆動データを
発生する。これに対し、強弱フラグKJFが「1」であ
ると、上記ステップSC8の判断結果は「YES」とな
り、この場合、曲データ中に強弱記号KJが有るので、
ステップSC10に処理を進め、前述した変換テーブル
TBLを参照してレジスタKJ(AD)にストアされた
強弱記号KJに対応する駆動レベルをレジスタDLにセ
ットする。例えば、強弱記号KJが「f(フォルテ)」
の時には、変換テーブルTBL(図3参照)を参照して
対応する駆動レベル値「216」を読み出してレジスタ
DLにセットする。
【0022】こうして、強弱フラグKJFに応じた駆動
レベルが定まると、CPU5はステップSC11に処理
を進め、レジスタNN(AD)に格納されるノートナン
バに対応する鍵に配置される発光手段2aを、レジスタ
DLにセットされた駆動レベル値に基づき点灯指示す
る。次いで、ステップSC12では、タイマカウンタT
をゼロリセットした後、続くステップSC13にてタイ
マインタラプト禁止を解除する。これにより、前述した
タイマインタラプト処理(図5参照)が一定周期毎に実
行され、以後、タイマカウンタTの値に同期したナビゲ
ート処理が実行される。以上のように、ナビゲートスイ
ッチ処理では、選択された曲の先頭曲データ(0)に対
応する鍵について、強弱記号KJが有る時には強弱記号
KJに対応した輝度で押鍵強さおよび押鍵位置をナビゲ
ートし、強弱記号KJが無い時には一定輝度で押鍵位置
のみナビゲートするようになっている。
【0023】鍵盤処理ルーチンの動作 前述したステップSA3(図4参照)を介して図8に示
す鍵盤処理ルーチンが実行されると、CPU5はステッ
プSD1に処理を進めてキーイベントを検出すべく鍵走
査を行い、続くステップSD2では、この鍵走査の結果
に基づきキーイベントの有無を判別する。ここで、キー
イベントが発生していない時、つまり、鍵操作が行われ
ていない時には何も処理せずに本ルーチンを完了させ
る。一方、キーイベントが発生し、それが押鍵操作によ
るキーオンイベントであった場合には、ステップSD3
に処理を進め、押鍵された鍵のキーナンバをレジスタT
Nにストアし、続くステップSD4では当該レジスタT
Nに格納されたキーナンバの音高で楽音を発生するよう
音源8に指示する発音処理を行う。これに対し、発生し
たキーイベントが離鍵操作によるキーオフイベントであ
る場合には、ステップSD5に処理を進め、レジスタT
Nに離鍵された鍵のキーナンバをセットし、続くステッ
プSD6では、そのキーナンバの音高の楽音を消音させ
るよう音源7に指示する消音処理を行う。
【0024】ナビゲート処理ルーチンの動作 前述したステップSA4(図4参照)を介して図9に示
すナビゲート処理を実行すると、CPU5はステップS
E1に処理を進め、レジスタSTFに格納されるスター
トフラグが「1」、つまり、ナビゲート進行中であるか
否を判断する。ここで、ナビゲート処理が停止していれ
ば、判断結果は「NO」となり、何も処理せずに本ルー
チンを完了するが、ナビゲート進行中であると、判断結
果は「YES」となり、次のステップSE2に処理を進
める。ステップSE2では、レジスタSL(AD)に格
納される符長に相当するナビゲート期間が経過したか否
かを判断する。ここで、ナビゲート期間中であれば、判
断結果は「NO」となり、一旦、本ルーチンを完了させ
るが、ナビゲート期間が経過した場合には判断結果が
「YES」となり、次のステップSE3に処理を進め、
点灯中の発光手段2aについて消灯指示を与えた後、ス
テップSE4に進み、ポインタレジスタADを1インク
リメントして歩進させる。
【0025】次いで、ステップSE5では、この歩進さ
れたポインタレジスタADに応じて読み出される曲デー
タが曲の終わりを表わす終了データENDであるか否か
を判断する。終了データENDが読み出された場合に
は、判断結果が「YES」となり、ナビゲート動作を完
了させるべく、ステップSE6に処理を進め、割込みマ
スクをかけてタイマインタラプト処理を禁止させてか
ら、続くステップSE7においてスタートフラグSTF
をゼロリセットして本ルーチンを完了させる。一方、曲
の終わりに達していない時には、上記ステップSE5の
判断結果が「NO」となり、図10に示すステップSE
8に処理を進め、歩進されたポインタレジスタADに応
じて、次のイベントに対応する曲データ(AD)を読み
出し、当該曲データ(AD)を形成する各データ(E
T、NN、KJF、KJおよびSL)を、それぞれ対応
するテンポラリレジスタET(AD)、NN(AD)、
KJF(AD)、KJ(AD)およびSL(AD)にス
トアする。
【0026】次いで、ステップSE9では、レジスタK
JF(AD)にストアした強弱フラグKJFが「1」で
あるか否か、つまり、強弱記号KJの有無を判断し、強
弱記号KJが無い場合には判断結果が「NO」となり、
ステップSE10に処理を進めてレジスタDLに所定値
の駆動データをセットする。一方、強弱記号KJが有る
時には、上記ステップSE9の判断結果が「YES」と
なり、ステップSE11に処理を進め、前述した変換テ
ーブルTBLを参照してレジスタKJ(AD)にストア
された強弱記号KJに対応する駆動レベル値をレジスタ
DLにセットする。この後、CPU5はステップSE1
2に処理を進め、レジスタNN(AD)に格納されるノ
ートナンバに対応する鍵に配置される発光手段2aをレ
ジスタDLにセットされた駆動レベル値に基づき点灯指
示する。
【0027】以上のように、本実施例によれば、発音す
べき音高とその発音タイミングとを表わす曲データ中
に、押鍵強さを案内する為の強弱記号KJおよびその有
無を表わす強弱フラグKJFを設けておき、曲進行に応
じて読み出される曲データに従って弾くべき鍵をナビゲ
ートする際に、強弱フラグKJFに基づき強弱記号KJ
の有無を判断し、強弱記号KJが有る時には、そのナビ
ゲートされる鍵に配設される発光手段2aの点灯輝度を
強弱記号KJに応じて制御するようにしたので、弾き手
は鍵盤から視線を外すことなく弾くべき鍵とその押鍵強
さとを視認でき、的確な演奏操作を案内することが可能
になっている。
【0028】なお、上述した実施例では、強弱記号KJ
に応じて点灯輝度を制御することにより押鍵強さを案内
する態様について説明したが、案内する態様としてはこ
れに限定されず、例えば、強弱記号KJに応じて点灯色
を制御したり、あるいは強弱記号KJに応じて点灯面積
を制御するようにしても良い。また、案内する演奏操作
も強弱記号KJに対応した押鍵強さに限定されず、「ア
ンダンテ」や「モデラート」等の速度標語に従って押鍵
速さを案内したり、「スラー」等の演奏記号に従って奏
法を案内するようにしても良い。
【0029】これら強弱記号、速度標語および演奏記号
からなる演奏形態を案内する態様としては、例えば、速
度標語に対応させて点滅速度を変化させたり、点灯輝度
や点灯色あるいは点灯面積を異ならせることも可能であ
るし、更に、点滅速度および点灯輝度の両者を制御して
押鍵速さと押鍵強さとを同時に案内する等、複数の発光
形態を同時に制御することにより複数の演奏形態を案内
するようにしても良く、このようにすれば、より的確な
演奏案内が可能になる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、曲データ
中に、演奏形態を表わす演奏記号とその有無を表わすフ
ラグとを設け、曲進行に応じて読み出される曲データに
従って演奏操作を案内する際に、前記フラグに基づき演
奏記号の有無を判定し、演奏記号が有ると判定された時
には操作すべき演奏操作子に対応して配設される発光手
段の点灯形態をその演奏記号の内容に応じて制御するの
で、演奏記号として押鍵強さを表わす強弱記号を設けて
おけば、例えば、操作すべき演奏操作子に対応して配設
される発光手段の点灯輝度が強弱記号に応じて変化する
結果、鍵盤から視線を外すことなく、弾くべき鍵とその
押鍵強さとを案内することができる。請求項2に記載の
発明によれば、曲データ中に含まれる演奏記号が押鍵強
さを表わす場合、操作すべき演奏操作子に対応して配設
される発光手段の点灯輝度、点灯色および点灯面積のい
ずれかを当該演奏記号が表わす押鍵強度に応じて制御す
るので、鍵盤から視線を外すことなく、弾くべき鍵とそ
の押鍵強さとを案内することができる。請求項3に記載
の発明によれば、曲データ中に含まれる演奏記号が押鍵
速さを表わす場合、操作すべき演奏操作子に対応して配
設される発光手段の点滅周期を当該演奏記号が表わす押
鍵速さに応じて制御するので、鍵盤から視線を外すこと
なく、弾くべき鍵とその押鍵速さとを案内することがで
きる。請求項4に記載の発明によれば、曲データ中に複
数の演奏記号が存在する場合、操作すべき演奏操作子に
対応して配設される発光手段について、各演奏記号の内
容に対応させて複数の点灯形態を同時制御してそれぞれ
の演奏形態を同時に案内するので、木目細かな演奏案内
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】ROM6に記憶される曲データの構成を示す図
である。
【図3】ROM6に記憶される変換テーブルTBLの一
例を示す図である。
【図4】メインルーチンの動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】タイマインタラプト処理ルーチンの動作を示す
フローチャートである。
【図6】ナビゲートスイッチ処理ルーチンの動作を示す
フローチャートである。
【図7】ナビゲートスイッチ処理ルーチンの動作を示す
フローチャートである。
【図8】鍵盤処理ルーチンの動作を示すフローチャート
である。
【図9】ナビゲート処理ルーチンの動作を示すフローチ
ャートである。
【図10】ナビゲート処理ルーチンの動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 鍵盤 2 押鍵ガイド部 2a 発光手段 2b ドライバ 3 パネルスイッチ群 4 表示部 5 CPU(判定手段、演奏形態案内手段) 6 ROM 7 RAM 8 音源 9 D/A変換回路 10 サウンドシステム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各演奏操作子毎に発光手段を設けてお
    き、発音すべき音高とその発音タイミングとを含む曲デ
    ータを曲進行順に読み出し、それに従って操作すべき演
    奏操作子の発光手段を点灯させて演奏操作を案内する演
    奏案内装置において、 前記曲データ中に、演奏形態を表わす演奏記号とその有
    無を表わすフラグとを設け、 曲進行に応じて読み出される曲データに従って演奏操作
    を案内する際に、前記フラグに基づき演奏記号の有無を
    判定する判定手段と、 この判定手段によって演奏記号が有ると判定された時に
    は操作すべき演奏操作子に対応して配設される発光手段
    の点灯形態をその演奏記号の内容に応じて制御し、一
    方、演奏記号が無いと判定された時には操作すべき演奏
    操作子に対応して配設される発光手段を所定形態で点灯
    指示する演奏形態案内手段とを具備することを特徴とす
    る演奏案内装置。
  2. 【請求項2】 前記演奏形態案内手段は、曲データ中に
    含まれる演奏記号が押鍵強さを表わす場合、操作すべき
    演奏操作子に対応して配設される発光手段の点灯輝度、
    点灯色および点灯面積のいずれかを当該演奏記号が表わ
    す押鍵強度に応じて制御することを特徴とする請求項1
    記載の演奏案内装置。
  3. 【請求項3】 前記演奏形態案内手段は、曲データ中に
    含まれる演奏記号が押鍵速さを表わす場合、操作すべき
    演奏操作子に対応して配設される発光手段の点滅周期を
    当該演奏記号が表わす押鍵速さに応じて制御することを
    特徴とする請求項1記載の演奏案内装置。
  4. 【請求項4】 前記演奏形態案内手段は、曲データ中に
    複数の演奏記号が存在する場合、操作すべき演奏操作子
    に対応して配設される発光手段について、各演奏記号の
    内容に対応させて複数の点灯形態を同時制御してそれぞ
    れの演奏形態を同時に案内することを特徴とする請求項
    1記載の演奏案内装置。
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