JP2013160871A - 演奏案内装置およびプログラム - Google Patents

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Ritsuko Kawashima
立子 川島
Kanako Teshigawara
加奈子 勅使河原
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Abstract

【課題】弾くべき鍵とその鍵を弾くタイミングとをガイドする演奏案内装置を提供する。
【解決手段】CPU13は、イベントタイミング毎に歩進される読み出しアドレスに応じて曲データを読み出し、読み出した曲データがノートオンイベントの場合、当該ノートオンイベントに含まれる音高に対応する鍵に配設されるカラーLEDを赤色点灯させて弾くべき鍵をユーザにガイドすると共に、ポインタの加算に応じて歩進される読み出しアドレスに基づき先読み出ししたタイムΔT(次イベントまでの経過時間)をレジスタにセットする一方、先読み出しした次ノートオンイベントに含まれる音高(ノートナンバ)に対応する鍵に配設されるカラーLEDを、レジスタの値に応じて色テーブルから読み出される発光色で点灯させて次に弾くべき鍵とその鍵を弾くタイミングとをガイドする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザに弾くべき鍵とその鍵を弾くタイミングとをガイドする演奏案内装置およびプログラムに関する。
発音すべき音高とその発音タイミングとを表す曲データに基づき、鍵盤の各鍵に設けられたLED(発光素子)の内、発音すべき音高の鍵に配設されるLEDを発音タイミングに対応して点灯させて演奏者に弾くべき鍵をガイドする装置が知られている。この種の装置として、例えば特許文献1には、発音タイミングを過ぎてもガイドされた鍵が押鍵されない時にはそのガイドされた鍵が押鍵されるまで曲データの読み出しを停止させ、発音タイミング前にガイドされた鍵を押鍵した時にはその発音タイミングまで曲データを早送りさせる装置が開示されている。
特開2000−206965号公報
ところで、上記特許文献1に開示の装置では、弾くべき鍵の押鍵タイミングに応じて、曲データの読み出しを停止させたり曲データを早送りしたりするだけなので、ユーザに弾くべき鍵とその鍵を弾くタイミングとをガイドすることが出来ないという問題がある
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ユーザに弾くべき鍵とその鍵を弾くタイミングとをガイドすることができる演奏案内装置およびプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の演奏案内装置は、曲を構成する各音の音高及び発音タイミングから成る曲データを記憶する曲データ記憶手段と、前記曲データ記憶手段から各音の音高及び発音タイミングを順次読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段により読み出された音の音高に対応する演奏操作子を前記読み出された発音タイミングに基づいてガイドする第1のガイド手段と、前記読み出し手段により読み出された音に続く次の音の音高及び発音タイミングを前記曲データ記憶手段から先読み出しする先読み出し手段と、前記先読み出し手段により先読み出しされた次の音の音高に対応する演奏操作子をガイドするとともに、前記読み出し手段により読み出された音の発音タイミングと前記先読み出し手段により先読み出しされた次の音の発音タイミングとの差に基づき、当該ガイドの形態を制御する第2のガイド手段とを具備することを特徴とする。
本発明では、ユーザに弾くべき鍵とその鍵を弾くタイミングとをガイドすることができる。
実施の一形態による演奏案内装置100の構成を示すブロック図である。 曲データの構成を示す図である。 色テーブルCT(t)の一例を示す図である。 メインルーチンの動作を示すフローチャートである。 スイッチ処理の動作を示すフローチャートである。 ガイドSW処理の動作を示すフローチャートである。 ガイド処理の動作を示すフローチャートである。 ガイド処理の動作を示すフローチャートである。 鍵盤処理の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
A.構成
図1は、実施の一形態による演奏案内装置100の構成を示すブロック図である。この図において、鍵盤10は押離鍵操作(演奏操作)に応じたキーオン/キーオフイベント、ノートナンバ(又は鍵番号)およびベロシティ等の演奏情報を発生する。
ガイド表示部11は、鍵盤10の各鍵毎に設けられるカラーLED(発光素子)と、これらカラーLEDを点灯駆動するドライバ(不図示)とから構成され、CPU13から供給される制御信号に従って指定される鍵のカラーLEDを、指定色で点灯して弾くべき鍵とその鍵を弾くタイミングとをユーザにガイドする。
操作部12は、装置パネルに配設される各種操作スイッチを有し、ユーザ操作されるスイッチ種に対応したスイッチイベントを発生する。操作部12に配設される主要なスイッチとしては、例えば装置電源をパワーオン/パワーフする電源スイッチの他、ガイド(演奏案内)の開始・停止を指示するガイドスイッチ等がある。ガイドスイッチの操作に対応した処理動作の詳細については追って述べる。
CPU13は、ガイドスイッチのオン操作によりガイドの開始が指示された場合、RAM15に格納される曲データ(後述する)に基づきユーザに弾くべき鍵とその鍵を弾くタイミングとをガイドするようガイド表示部11を表示制御すると共に、そのガイドに従ったユーザの押離鍵操作に応じて鍵盤10から出力される演奏情報に対応したイベント(ノートオン/ノートオフ)を発生して音源17に供給する。
ROM14には、CPU13にロードされる各種の制御プログラムが記憶される。各種の制御プログラムとは、後述するメインルーチン、スイッチ処理(ガイドスイッチ処理)、ガイド処理および鍵盤処理を含む。RAM15はワークエリアおよびデータエリアを備える。RAM15のワークエリアには、CPU13の処理に使用される各種レジスタ・フラグデータが一時記憶される。RAM15のデータエリアには、曲データと色テーブルCT(t)とが格納される。
図2は、RAM15のデータエリアに格納される曲データの構成を示す図である。曲を構成する各音を表す曲データは、タイムΔTとイベントEVENTとが組となって曲進行に対応した時系列のアドレス順に記憶される、いわゆる相対時間方式と呼ばれるデータ形式で形成され、その終端には曲の終わりを表すENDデータが設けられる。
タイムΔTは、前イベントEVENTからの経過時間で次イベントEVENTの実行タイミングを表す。なお、曲データ先頭のタイムΔTは、曲開始時点からの経過時間で先頭のイベントEVENTの実行タイミングを規定する。イベントEVENTは、主に発音を指示すると共に、発音音高を表すノートナンバを含むノートオンイベントあるいは消音を指示すると共に、消音音高を表すノートナンバを含むノートオフイベントから構成され、曲内容によっては例えば音色変更を指示するプログラムチェンジなどを有する。
また、RAM15のデータエリアには、図3に図示する一例の色テーブルCT(t)が格納される。色テーブルCT(t)は、曲時間tに対応したLED発光色を指定する。曲時間tは、現時点(現イベントEVENT)から次イベントEVENTの音を弾くまでの時間(ティック数)を表す。例えば曲のタイムベース(分解能)が「96」である場合に、現時点から次の音を弾くまでの時間(ティック数)が「0〜24」ならばLED発光色を「黄色」、「25〜48」ならばLED発光色を「緑色」、「49〜72」ならばLED発光色を「青色」、「73〜96(次拍タイミング)」ならばLED発光色を「紫色」をそれぞれ指定する。こうした色テーブルCT(t)を用いた処理動作については追って述べる。
表示部16は、カラーLCDパネル等から構成され、CPU13から供給される表示制御信号に応じて装置全体の動作モードや各種設定状態を表示する。音源17は、周知の波形メモリ読み出し方式によって構成され、CPU13から供給されるノートオン/ノートオフイベントに応じて楽音形成する。サウンドシステム18は、音源17から出力される楽音データをアナログ形式の楽音信号に変換した後、その楽音信号から不要ノイズを除去する等のフィルタリングを施してからレベル増幅してスピーカより発音させる。
B.動作
次に、図4〜図9を参照して上記構成による実施形態の動作について説明する。以下では、CPU13が実行するメインルーチン、スイッチ処理、ガイド処理および鍵盤処理の各動作について述べる。
(1)メインルーチンの動作
図4はメインルーチンの動作を示すフローチャートである。演奏案内装置100がパワーオンされると、CPU13は図4に図示するメインルーチンを実行してステップSA1に処理を進め、RAM15のワークエリアに格納される各種レジスタやフラグデータをゼロリセットしたり、初期値セットするイニシャライズを行う。
イニシャライズが完了すると、CPU13はステップSA2に進み、スイッチ処理を実行する。スイッチ処理では、後述するように、ガイドスイッチのオン操作に応じてガイドの開始が指示された場合には、RAM15に格納される曲データの内、最初のノートオンイベントに含まれる音高(ノートナンバ)に対応した鍵に配設されるカラーLEDを赤色点灯させて最初に弾くべき鍵をガイドすると共に、最小単位時間(ティック)を計時するタイマインタラプトをスタートさせ、一方、ガイドスイッチのオン操作に応じてガイドの停止が指示された場合には、各鍵に配設される全てのカラーLEDを消灯させると共に、タイマインタラプトを停止させる。
続いて、ステップSA3では、ガイド処理を実行する。ガイド処理では、後述するように、イベントタイミング毎に、歩進された読み出しアドレスGADに応じて曲データを読み出し、読み出した曲データがノートオンイベントの場合、前回先読み出しされてレジスタNEXTNOTEにストアされた音高(ノートナンバ)を、レジスタNOTEにストアし、レジスタNOTEにストアされた音高(ノートナンバ)に対応する鍵に配設されるカラーLEDを赤色点灯させることで弾くべき鍵をユーザにガイドすると共に、ポインタmの加算に応じて歩進される読み出しアドレス(GAD+m)に基づき先読み出ししたタイムΔT(次イベントまでの経過時間)をレジスタtにセットする一方、先読み出しした次ノートオンイベントに含まれる音高(ノートナンバ)に対応する鍵に配設されるカラーLEDを、レジスタtの値に応じて色テーブルCT(t)(図3参照)から読み出される発光色で点灯させることで次に弾くべき鍵とその鍵を弾くタイミングとをユーザにガイドする。
そして、ステップSA4では、鍵盤処理を実行する。鍵盤処理では、後述するように、押鍵操作に応じたキーオンイベントが発生すると、押鍵された鍵のノートナンバを含むノートオンイベント作成して音源17に供給し、押鍵された鍵の音高の楽音を発音させた後、ガイドされた鍵が押鍵されたどうかを判断し、ガイドされた鍵が押鍵されたならば、タイマインタラプトの禁止を解除して前述のガイド処理を進行させ、一方、ガイドされた鍵とは異なる鍵が押鍵されたら、タイマインタラプトの禁止を解除せずに前述のガイド処理の進行を止める。また、離鍵操作に応じたキーオフイベントが発生すると、離鍵された鍵のノートナンバを含むノートオフイベント作成して音源17に供給し、離鍵された鍵の音高の楽音を消音させる。
次いで、ステップSA5では、例えば発生楽音にエフェクトを付加する等の、その他の処理を実行した後、上記ステップSA2に処理を戻す。以後、演奏案内装置100がパワーオフされるまで上記ステップSA2〜SA5の各処理を順次繰り返し実行する。
(2)スイッチ処理の動作
次に、図5を参照してスイッチ処理の動作を説明する。上述したメインルーチンのステップSA2(図4参照)を介して本処理が実行されると、CPU13は図5に図示するスイッチ処理を実行し、ステップSB1を介してガイドスイッチ処理(後述する)を実行し、続くステップSB2では、例えば音色選択スイッチ操作に応じて発生楽音の音色を変更する等の、その他のスイッチ処理を実行する。
(3)ガイドスイッチ処理の動作
図6は、ガイドスイッチ処理の動作を示すフローチャートである。上記スイッチ処理のステップSB1(図5参照)を介して本処理が実行されると、CPU13は図6に図示するステップSC1に処理を進め、ガイドスイッチがオン操作されたか否かを判断する。ガイドスイッチがオン操作されなければ、判断結果は「NO」になり、本処理を終えるが、オン操作されると、判断結果が「YES」となり、次のステップSC2に進む。
ステップSC2では、ガイドフラグGFを反転する。ガイドフラグGFとは、「1」の場合にガイド(演奏案内)の開始を表し、「0」の場合にガイドの停止を表すフラグである。すなわち、ガイドスイッチはオン操作される毎に「ガイドの開始」、「ガイドの停止」を交互に指示する所謂トグルスイッチである為、オン操作される毎にガイドフラグGFを反転させるようになっている。
そして、ステップSC3では、反転されたガイドフラグSTFが「1」、つまりガイドの開始であるか否かを判断する。ガイドの開始ならば、判断結果は「YES」になり、後述のステップSC6〜SC13を実行し、一方、ガイドの停止であると、判断結果が「NO」になり、後述のステップSC4〜SC5を実行する。以下、ガイドの停止が指示された場合と、ガイドの開始が指示された場合とに分けて動作説明を進める。
<ガイドの停止が指示された場合>
ガイドの停止が指示されると、上記ステップSC3の判断結果は「NO」になり、ステップSC4に進み、鍵盤10の各鍵に配設される全てのカラーLEDを消灯するようガイド表示部11に指示する。そして、ステップSC5では、所定周期毎にタイマクロックをカウントするタイマインタラプトを禁止して本処理を終える。なお、CPU13では、図示していないタイマインタラプト(タイマ割り込み処理)によりタイマクロックをカウントして最小単位時間(ティック)を計時するようになっている。
<ガイドの開始が指示された場合>
一方、ガイドの開始が指示されると、上記ステップSC3の判断結果は「YES」になり、ステップSC6に進み、RAM15のデータエリアに格納された曲データ(図2参照)の開始アドレスをレジスタGADにストアする。以下、レジスタGADの内容を読み出しアドレスGADと称す。次いで、ステップSC7では、読み出しアドレスGADに応じて読み出される曲データ、すなわち先頭データであるタイムΔTをレジスタTにストアする。
そして、ステップSC8に進むと、ポインタmに初期値「1」をセットし、続くステップSC9では、ポインタmを加算した読み出しアドレス(GAD+m)に応じて先読み出しされる曲データがノートオンイベントであるか否かを判断する。先読み出しされた曲データがノートオンイベントでなければ、判断結果は「NO」になり、ステップSC10に進み、ポインタmをインクリメントして歩進させた後、上記ステップSC9に処理を戻す。
一方、先読み出しされた曲データがノートオンイベントであると、上記ステップSC9の判断結果は「YES」になり、ステップSC11に進み、読み出されたノートオンイベントに含まれる音高(ノートナンバ)を、レジスタNOTEおよびレジスタNEXTNOTEにストアする。次いで、ステップSC12では、レジスタNOTEにストアされた音高(ノートナンバ)に対応する鍵に配設されるカラーLEDを赤色点灯するようガイド表示部11に指示する。これにより、最初に弾くべき鍵がガイドされる。この後、ステップSC13に進み、タイマインタラプト禁止を解除して、最小単位時間(ティック)を計時するタイマインタラプトをスタートさせる。
このように、ガイドスイッチ処理では、ガイドスイッチのオン操作に応じてガイドの開始が指示された場合には、RAM15に格納される曲データの内、最初のノートオンイベントに含まれる音高(ノートナンバ)に対応した鍵に配設されるカラーLEDを赤色点灯させて最初に弾くべき鍵をガイドすると共に、最小単位時間(ティック)を計時するタイマインタラプトをスタートさせ、一方、ガイドスイッチのオン操作に応じてガイドの停止が指示された場合には、各鍵に配設される全てのカラーLEDを消灯させると共に、タイマインタラプトを停止させる。
(4)ガイド処理の動作
次に、図7〜図8を参照してガイド処理の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA3(図4参照)を介して本処理が実行されると、CPU13は図7に図示するステップSD1に進み、ガイドフラグGFが「1」、つまりガイドの開始であるか否かを判断する。ガイドの停止(ガイドフラグGFが「0」)ならば、判断結果は「NO」になり、本処理を終えるが、ガイドの開始であると、判断結果は「YES」になり、ステップSD2に進む。
ステップSD2では、最小単位時間(ティック)が経過したかどうかを判断する。最小単位時間(ティック)が経過していなければ、判断結果は「NO」になり、本処理を終えるが、最小単位時間(ティック)が経過していると、判断結果は「YES」になり、ステップSD3に進む。ステップSD3では、レジスタTの値(タイムΔT)をデクリメントする。そして、ステップSD4では、デクリメントされたレジスタTの値が「0」以下であるか否か、つまりイベントタイミングに達したかどうかを判断する。イベントタイミングに達していなければ、判断結果は「NO」となり、本処理を終える。
これに対し、イベントタイミングに達していれば、上記ステップSD4の判断結果は「YES」になり、ステップSD5に進み、読み出しアドレスGADを歩進させ、続くステップSD6では、歩進された読み出しアドレスGADに応じて読み出される曲データの種類、すなわちタイムΔT、イベントEVENTおよび曲の終わりを表すENDデータの何れであるかを判別する。以下、歩進された読み出しアドレスGADに応じて読み出される曲データが「イベントEVENT」、「タイムΔT」および「ENDデータ」の各場合に分けて動作説明を進める。
<イベントEVENTの場合>
歩進された読み出しアドレスGADに応じて読み出される曲データがイベントEVENTであると、ステップSD7に進み、当該イベントEVENTがノートオンイベントであるか否かを判別する。ノートオンイベントであると、判断結果は「YES」になり、ステップSD8に進み、レジスタNEXTNOTEにストアされた音高(ノートナンバ)を、レジスタNOTEにストアする。次いで、ステップSD9に進むと、レジスタNOTEにストアされた音高(ノートナンバ)に対応する鍵に配設されるカラーLEDを赤色点灯するようガイド表示部11に指示する。これにより、弾くべき鍵がガイドされる。
この後、図8に図示するステップSD10に進み、ポインタmに初期値「1」をセットすると共に、レジスタtをゼロリセットする。そして、ステップSD11に進むと、ポインタmを加算した読み出しアドレス(GAD+m)に応じて先読み出しされる曲データが「タイムΔT」、「ノートオンイベント」および「その他」の何れであるかを判別する。
先読み出しされた曲データが「タイムΔT」や「ノートオンイベント」以外の「その他」の場合には、ステップSD15に進み、タイマインタラプトを禁止した後、上述したステップSD5(図7参照)に処理を戻す。また、先読み出しされた曲データが「タイムΔT」の場合には、ステップSD12に進み、レジスタtにタイムΔTを加算すると共に、ポインタmをインクリメントして歩進させた後、上記ステップSD11に処理を戻す。
先読み出しされた曲データが「ノートオンイベント」の場合には、ステップSD13に進み、当該ノートオンイベントに含まれる音高(ノートナンバ)をレジスタNEXTNOTEにストアする。続いて、ステップSD14では、レジスタNEXTNOTEにストアされた音高(ノートナンバ)に対応する鍵に配設されるカラーLEDを、レジスタtの値に応じて色テーブルCT(t)(図3参照)から読み出される発光色で点灯するようガイド表示部11に指示する。
具体的には、現押鍵タイミングから次押鍵タイミングまでの時間が、例えば16分音符長に相当する「24ティック」であると、次に弾くべき鍵に配設されるカラーLEDが黄色点灯される。また、8分音符長に相当する「48ティック」ならば緑色点灯され、8分音符長+16分音符長に相当する「72ティック」ならば青色点灯され、一拍(4分音符長)に相当する「96ティック」ならば紫色点灯される。これにより、次に弾くべき鍵とその鍵を弾くタイミングとをユーザにガイドすることが可能になる。こうして、次に弾くべき鍵とその鍵を弾くタイミングとをガイドすると、ステップSD15に進み、タイマインタラプトを禁止した後、上述したステップSD5(図7参照)に処理を戻す。
さて一方、歩進された読み出しアドレスGADに応じて読み出される曲データがイベントEVENTであって、かつ当該イベントEVENTがノートオンイベントでなければ、上記ステップSD7の判断結果は「NO」になり、ステップSD16に進み、ノートオフイベントであるか否かを判断する。ノートオフイベントでなければ、判断結果は「NO」になり、上述したステップSD10(図8参照)に処理を進める。
これに対し、ノートオフイベントであると、上記ステップSD16の判断結果は「YES」になり、ステップSD17に進み、レジスタNOTEにストアされた音高(ノートナンバ)と、当該ノートオフイベントに含まれる音高(ノートナンバ)とが一致するかどうかを判断する。一致しなければ、判断結果は「NO」になり、上述したステップSD5(図7参照)に処理を戻すが、レジスタNOTEにストアされた音高(ノートナンバ)と、当該ノートオフイベントに含まれる音高(ノートナンバ)とが一致すると、判断結果は「YES」になり、ステップSD18に進む。
そして、ステップSD18では、レジスタNOTEにストアされた音高(ノートナンバ)に対応する鍵に配設されるカラーLEDを消灯するようガイド表示部11に指示する。次いで、ステップSD19では、レジスタNEXTNOTEにストアされた音高(ノートナンバ)をレジスタNOTEにストアした後、上述したステップSD10(図8参照)に処理を進める。
<タイムΔTの場合>
歩進された読み出しアドレスGADに応じて読み出される曲データがタイムΔTであると、ステップSD20に進み、当該タイムΔTをレジスタTにストアして本処理を終える。
<ENDデータの場合>
歩進された読み出しアドレスGADに応じて読み出される曲データがENDデータであると、ステップSD21に進み、鍵盤10の各鍵に配設される全てのカラーLEDを消灯するようガイド表示部11に指示する。次いで、ステップSD22では、タイマインタラプトを禁止し、続くステップSD23では、ガイドフラグGFをゼロリセットして本処理を終える。
このように、ガイド処理では、イベントタイミングになる毎に、歩進された読み出しアドレスGADに応じて曲データを読み出し、読み出した曲データがノートオンイベントの場合、前回先読み出しされてレジスタNEXTNOTEにストアされた音高(ノートナンバ)を、レジスタNOTEにストアし、レジスタNOTEにストアされた音高(ノートナンバ)に対応する鍵に配設されるカラーLEDを赤色点灯させることで弾くべき鍵をユーザにガイドすると共に、ポインタmの加算に応じて歩進される読み出しアドレス(GAD+m)に基づき先読み出ししたタイムΔT(次ノートオンイベントまでの経過時間)をレジスタtにセットする一方、先読み出しした次ノートオンイベントに含まれる音高(ノートナンバ)に対応する鍵に配設されるカラーLEDを、レジスタtの値に応じて色テーブルCT(t)(図3参照)から読み出される発光色で点灯させることで次に弾くべき鍵とその鍵を弾くタイミングとをユーザにガイドする。
(5)鍵盤処理の動作
次に、図9を参照してガイド処理の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA4(図4参照)を介して本処理が実行されると、CPU13は図9に図示するステップSE1に進み、鍵盤10を鍵走査し、続くステップSE2では、その鍵走査の結果に基づき鍵変化を判定する。押離鍵操作が為されず鍵変化が無い場合には本処理を終えるが、押鍵操作に応じたキーオンイベントが発生した場合には、ステップSE3〜SE7を実行し、離鍵操作に応じたキーオフイベントが発生した場合には、ステップSE8〜SE10を実行する。以下、押鍵操作された場合と、離鍵操作された場合とに分けて動作説明を進める。
<押鍵操作された場合>
押鍵操作に応じたキーオンイベントが発生すると、ステップSE3に進み、押鍵された鍵のノートナンバをレジスタKEYにストアする。次いで、ステップSE4〜SE5では、レジスタKEYにストアされたノートナンバを含むノートオンイベント作成し、作成したノートオンイベントを音源17に供給して押鍵された鍵の音高の楽音を発音させる。続いて、ステップSE6では、レジスタKEYにストアされたノートナンバが、レジスタNOTEにストアされた音高(ノートナンバ)に一致するか否か、つまりガイドされた鍵が押鍵されたどうかを判断する。
ガイドされた鍵が押鍵された場合には、判断結果が「YES」になり、ステップSE7に進み、タイマインタラプトの禁止を解除して本処理を終える。一方、ガイドされた鍵とは異なる鍵が押鍵された場合には、上記ステップSE6の判断結果が「NO」となり、本処理を終える。この場合、タイマインタラプトの禁止を解除しない為、前述したガイド処理の進行が停止する。つまり、ガイドされた鍵が正しく押鍵されないと、ガイド処理が進行しないようになっている。
<離鍵操作された場合>
離鍵操作に応じたキーオフイベントが発生すると、ステップSE8に進み、離鍵された鍵のノートナンバをレジスタKEYにストアする。次いで、ステップSE9では、レジスタKEYにストアされたノートナンバを含むノートオフイベントを作成する。そして、ステップSE10では、作成したノートオフイベントを音源17に供給して離鍵された鍵の音高の楽音を消音させて本処理を終える。
このように、鍵盤処理では、押鍵操作に応じたキーオンイベントが発生すると、押鍵された鍵のノートナンバを含むノートオンイベント作成して音源17に供給し、押鍵された鍵の音高の楽音を発音させた後、ガイドされた鍵が押鍵されたどうかを判断し、ガイドされた鍵が押鍵されていれば、タイマインタラプトの禁止を解除して前述のガイド処理を進行させ、一方、ガイドされた鍵とは異なる鍵が押鍵されたら、タイマインタラプトの禁止を解除せずに前述のガイド処理の進行を止める。また、離鍵操作に応じたキーオフイベントが発生すると、離鍵された鍵のノートナンバを含むノートオフイベント作成して音源17に供給し、離鍵された鍵の音高の楽音を消音させる。
以上のように、本実施形態では、イベントタイミング毎に歩進される読み出しアドレスGADに応じて、曲を構成する各音を表す曲データを読み出し、読み出した曲データがノートオンイベントの場合、前回先読み出しされてレジスタNEXTNOTEにストアされた音高(ノートナンバ)を、レジスタNOTEにストアし、レジスタNOTEにストアされた音高(ノートナンバ)に対応する鍵に配設されるカラーLEDを赤色点灯させることで弾くべき鍵をユーザにガイドすると共に、ポインタmの加算に応じて歩進される読み出しアドレス(GAD+m)に基づき先読み出ししたタイムΔT(次イベントまでの経過時間)をレジスタtにセットする一方、先読み出しした次ノートオンイベントに含まれる音高(ノートナンバ)に対応する鍵に配設されるカラーLEDを、レジスタtの値に応じて色テーブルCT(t)(図3参照)から読み出される発光色で点灯させるので、次に弾くべき鍵とその鍵を弾くタイミングとをユーザにガイドすることができる。また、次に弾くべき鍵とその鍵を弾くタイミングとがガイドされることによって、ユーザ自らそのタイミングを狙って演奏するという能動的な学習態度になり、これ故、楽しい気分で演奏練習することが出来、学習効果の向上を期待できる効果も奏する。
なお、上述した実施形態では、次の音を弾くまでの時間間隔に応じて発光色を変化させるようにしたが、これに替えて、例えば次の音を弾くまでの時間間隔に応じて発光色を変化させると共に、次の音を弾くまでの時間間隔に応じて発光輝度を変化させたり、点滅発光する間隔を変化させたりすることによって次の音を弾くタイミングをより一層判りやすくガイドすることが出来る。
以上、本発明の実施の一形態について説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下では、本願出願当初の特許請求の範囲に記載された各発明について付記する。
(付記)
[請求項1]
曲を構成する各音の音高及び発音タイミングから成る曲データを記憶する曲データ記憶手段と、
前記曲データ記憶手段から各音の音高及び発音タイミングを順次読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段により読み出された音の音高に対応する演奏操作子を前記読み出された発音タイミングに基づいてガイドする第1のガイド手段と、
前記読み出し手段により読み出された音に続く次の音の音高及び発音タイミングを前記曲データ記憶手段から先読み出しする先読み出し手段と、
前記先読み出し手段により先読み出しされた次の音の音高に対応する演奏操作子をガイドするとともに、前記読み出し手段により読み出された音の発音タイミングと前記先読み出し手段により先読み出しされた次の音の発音タイミングとの差に基づき、当該ガイドの形態を制御する第2のガイド手段と
を具備する演奏案内装置。
[請求項2]
前記演奏案内装置はさらに、前記演奏操作子の夫々に発光手段が設けられ、
前記第1のガイド手段は、前記読み出された音の音高に対応する演奏操作子に設けられた発光手段を発光させ、
前記第2のガイド手段は、前記先読み出された次の音の音高に対応する演奏操作子に設けられた発光手段を発光させるとともに、当該発光手段の発光色、発光輝度及び発光間隔の少なくともひとつを変更することにより、発光形態を制御する、請求項1記載の演奏案内装置。
[請求項3]
曲を構成する各音の音高及び発音タイミングから成る曲データを記憶する曲データ記憶手段を有するコンピュータに、
前記曲データ記憶手段から各音の音高及び発音タイミングを順次読み出す読み出しステップと、
前記読み出された音の音高に対応する演奏操作子を前記読み出された発音タイミングに基づいてガイドする第1のガイドステップと、
前記読み出された音に続く次の音の音高及び発音タイミングを前記曲データ記憶手段から先読み出しする先読み出しステップと、
前記先読み出しされた次の音の音高に対応する演奏操作子をガイドするとともに、前記読み出された音の発音タイミングと前記先読み出しされた次の音の発音タイミングとの差に基づき、当該ガイドの形態を制御する第2のガイドステップと、
を実行させるプログラム。
10 鍵盤
11 ガイド表示部
12 操作部
13 CPU
14 ROM
15 RAM
16 表示部
17 音源
18 サウンドシステム
100 演奏案内装置

Claims (3)

  1. 曲を構成する各音の音高及び発音タイミングから成る曲データを記憶する曲データ記憶手段と、
    前記曲データ記憶手段から各音の音高及び発音タイミングを順次読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出された音の音高に対応する演奏操作子を前記読み出された発音タイミングに基づいてガイドする第1のガイド手段と、
    前記読み出し手段により読み出された音に続く次の音の音高及び発音タイミングを前記曲データ記憶手段から先読み出しする先読み出し手段と、
    前記先読み出し手段により先読み出しされた次の音の音高に対応する演奏操作子をガイドするとともに、前記読み出し手段により読み出された音の発音タイミングと前記先読み出し手段により先読み出しされた次の音の発音タイミングとの差に基づき、当該ガイドの形態を制御する第2のガイド手段と
    を具備する演奏案内装置。
  2. 前記演奏案内装置はさらに、前記演奏操作子の夫々に発光手段が設けられ、
    前記第1のガイド手段は、前記読み出された音の音高に対応する演奏操作子に設けられた発光手段を発光させ、
    前記第2のガイド手段は、前記先読み出された次の音の音高に対応する演奏操作子に設けられた発光手段を発光させるとともに、当該発光手段の発光色、発光輝度及び発光間隔の少なくともひとつを変更することにより、発光形態を制御する、請求項1記載の演奏案内装置。
  3. 曲を構成する各音の音高及び発音タイミングから成る曲データを記憶する曲データ記憶手段を有するコンピュータに、
    前記曲データ記憶手段から各音の音高及び発音タイミングを順次読み出す読み出しステップと、
    前記読み出された音の音高に対応する演奏操作子を前記読み出された発音タイミングに基づいてガイドする第1のガイドステップと、
    前記読み出された音に続く次の音の音高及び発音タイミングを前記曲データ記憶手段から先読み出しする先読み出しステップと、
    前記先読み出しされた次の音の音高に対応する演奏操作子をガイドするとともに、前記読み出された音の発音タイミングと前記先読み出しされた次の音の発音タイミングとの差に基づき、当該ガイドの形態を制御する第2のガイドステップと、
    を実行させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018077319A (ja) * 2016-11-09 2018-05-17 ヤマハ株式会社 鍵盤楽器
WO2024057766A1 (ja) * 2022-09-16 2024-03-21 ヤマハ株式会社 演奏システム、制御システムおよび制御方法

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