JP4170549B2 - 電子楽器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の鍵が配列された鍵盤を備えた電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、鍵盤の各鍵をソレノイドで駆動する電子楽器が知られている。このような電子楽器では、外部のシーケンサ等から楽音の発音開始指示および発音停止指示を入力し、入力された発音開始指示,発音停止指示に基づいてソレノイドをオン,オフすることにより鍵を駆動するとともに、その鍵の、ソレノイドのストローク等の機械的な応答遅れによる遅延時間を見込んで、所定時間遅延された楽音指示情報で音源を駆動するということが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ある鍵の動作中に、その鍵に関し、比較的短い時間で発音開始情報と発音停止情報とがあった場合、その鍵が完全に押鍵される前に離鍵が開始されたり、あるいはその鍵が完全に離鍵される前に押鍵が開始されるため、鍵の動きが不完全に再現されるという不都合がある。
【0004】
特に、トリル奏法のように、ある鍵が動作中に、その鍵に関し、比較的短い時間で発音開始情報と発音停止情報とが複数回あった場合、その鍵が完全に押鍵される前に離鍵が開始される動作と、その鍵が完全に離鍵される前に押鍵が開始される動作とが短時間で繰り返し行なわれるため、その鍵が短いストロークでブルブルと震える状態になり非常にぎごちなく見苦しい動作をしてしまう。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑み、ある鍵の動作中に、その鍵に関し、比較的短い時間で発音開始情報と発音停止情報があった場合でも、聴者を視覚的に満足させることのできる電子楽器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の電子楽器は、上下に動作可能な鍵が複数配列されている鍵盤と、押鍵指示に応じて対応する鍵を押鍵動作させ、離鍵指示に応じて対応する鍵を離鍵動作させる鍵駆動手段を備え、その鍵駆動手段は、押鍵指示に応じて対応する鍵を押鍵動作している途中であって、その鍵が完全な押鍵状態となる前にその鍵に対する離鍵指示があった場合、離鍵指示があったことを記憶し、その鍵が完全に押鍵状態となった後、その記憶に基づいて離鍵動作に移行するよう鍵を駆動するものであることを特徴とする。
【0007】
本発明の電子楽器では、押鍵指示に応じて対応する鍵を押鍵動作している途中であって、その鍵が完全な押鍵状態となる前にその鍵に対する離鍵指示があった場合、離鍵指示があったことを記憶し、その鍵が完全に押鍵状態となった後、その記憶に基づいて離鍵動作に移行するよう鍵を駆動するものであるため、鍵が完全に押鍵されてから離鍵動作を開始することができる。従って、従来の電子楽器のように、鍵が完全に押鍵される前に離鍵動作が開始されて鍵の動きが小さくなり非常にぎごちなく見苦しい動作を行なうというようなことはなく、鍵の動きが自然であり聴者を視覚的に満足させることができる。
【0008】
ここで、本発明の電子楽器は、以下のように把握することもできる。すなわち、本発明の電子楽器は、
(1)上下に動作可能な鍵が複数配列されてなる鍵盤
(2)各鍵それぞれに対応した各楽音の発音開始指示および発音停止指示を取得する発音指示取得手段
(3)上記発音指示取得手段からの発音開始指示および発音停止指示に応じて、それぞれ、その発音開始指示に応じた鍵を押鍵動作させ、およびその発音停止指示に応じた鍵を離鍵動作させる鍵駆動手段
(4)鍵が駆動されている途中でその駆動されている鍵に関する新たな発音開始指示あるいは発音停止指示があった場合に、その新たな発音開始指示あるいは発音停止指示を記憶する記憶手段
(5)動作中の鍵の一回の押鍵動作あるいは離鍵動作が終了したタイミングにおける上記記憶手段に記憶されている内容に応じて、その鍵の次の動作を制御する鍵駆動制御手段
を備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明の電子楽器は、鍵が駆動中に新たな発音開始情報あるいは発音停止情報があった場合、その新たな発音開始指示あるいは発音停止指示を記憶しておき、動作中の鍵の一回の押鍵動作あるいは離鍵動作が終了したタイミングにおける上記記憶手段に記憶されている内容に応じて、その鍵の次の動作を制御するものであるため、押鍵動作が終了したタイミングで離鍵動作を行なったり、あるいは離鍵動作が終了したタイミングで押鍵動作を行なったりすることができる。従って、鍵が動作中に、比較的短い時間で発音開始情報と発音停止情報があった場合でも、鍵が完全に押鍵され、あるいは鍵が完全に離鍵されてから、その鍵に関する次の動作が行なわれる。
【0010】
ここで、本発明の電子楽器において、上記鍵駆動制御手段は、動作中の鍵の一回の押鍵動作あるいは離鍵動作が終了した時点でのその鍵に関する最終の指示が発音開始指示あるいは発音停止指示であった場合に、その鍵が、それぞれ押鍵状態あるいは離鍵状態で停止するようにその鍵の次の動作を制御するものであることが好ましい。
【0011】
鍵駆動制御手段が、動作中の鍵を、上記のように制御するものであると、鍵が押鍵動作中に複数回の発音開始指示および発音停止指示があり最終の指示が発音停止指示であった場合、その鍵に関し押鍵動作を完全に終了してから離鍵動作を開始させることができる。また、鍵が離鍵動作中に複数回の発音開始指示および発音停止指示があり最終の指示が発音開始指示であった場合、その鍵に関し離鍵動作を完全に終了してから押鍵動作を開始させることができる。従って、トリル奏法に代表されるように、比較的短い時間で発音開始情報と発音停止情報とが複数回あった場合であっても、鍵が完全に押鍵される前に離鍵が開始される動作と、鍵が完全に離鍵される前に押鍵が開始される動作とが短時間で繰り返し行なわれるようなことはなく、聴者を視覚的に満足させることができる。
【0012】
また、本発明の電子楽器において、上記鍵駆動制御手段は、動作中の鍵に関しその動作開始後所定時間経過したことをもってその鍵の一回の押鍵動作あるいは離鍵動作が終了したものとみなして、その鍵に関する次の動作を制御するものであることも好ましい態様である。
【0013】
鍵の動作時間は、その鍵を駆動する鍵駆動手段固有の特性に応じて定まるため、その特性に基づいて所定時間を測定しておき、動作中の鍵に関しその動作開始後その所定時間経過したことをもって、その鍵に関する次の動作を制御すると、制御を簡単に行なうことができる。
【0014】
さらに、本発明の電子楽器において、上記鍵盤が、各鍵の押鍵動作および離鍵動作完了を検出するセンサを備え、
上記鍵駆動制御手段は、動作中の鍵に関し、その動作開始後のセンサの動作完了検出状態に基づいてその鍵の一回の押鍵動作あるいは離鍵動作が終了したことを認識して、その鍵に関する次の動作を制御するものであってもよい。
【0015】
このように構成すると、動作中の鍵に関し、その鍵の一回の押鍵動作および離鍵動作完了に基づいて、その鍵に関する次の動作を制御することができる。
【0016】
また、本発明の電子楽器において、上記鍵盤が、各鍵の押鍵動作を検出するセンサを備え、
上記鍵駆動制御手段が、各鍵の押鍵動作がその各鍵の発音開始指示の有無と上記センサの検出状態とに応じて、その各鍵が発音開始指示に応じて行なわれたものか否かを判定し、その各鍵が発音開始指示によらずに押鍵されていたときはその各鍵の駆動を停止するものであってもよい。
【0017】
このようにすると、発音開始指示による鍵動作よりも演奏者により押鍵される鍵動作の方を優先させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0019】
図1は、本発明の電子楽器の一実施例の回路ブロック図である。
【0020】
図1に示す電子楽器10には、ROM11と、RAM12と、CPU13と、MIDIインターフェース14と、鍵盤装置20と、鍵駆動制御部15と、発音制御部16と、スピーカ17とが備えられている。ROM11,RAM12,CPU13,MIDIインターフェース14,鍵盤装置20,鍵駆動制御部15,発音制御部16は、バス18によって互いに接続されている。また、鍵駆動制御部15には鍵盤装置20が接続され、発音制御部16にはスピーカ17が接続されている。
【0021】
ROM11には、この図1に示す電子楽器10全体の制御を行なうためのプログラムが格納されている。
【0022】
RAM12は、後述するテーブルを記憶する領域や、上述のプログラム等を実行する際に必要な作業領域を有する。
【0023】
CPU13は、ROM11に格納されたプログラムを読み出して実行することによりこの電子楽器10全体の制御を行なう。
【0024】
MIDIインターフェース14は、外部のシーケンサから出力される、後述する各鍵21それぞれに対応した各楽音の発音開始指示および発音停止指示を取得する。取得された発音開始指示および発音停止指示は、CPU13で実行されるプログラムを介してRAM12に格納され、あるいは発音制御部16に入力される。
【0025】
鍵盤装置20には、鍵盤21と、鍵操作検出部22と、ソレノイド23とが備えられている。
【0026】
鍵盤21には、上下に動作可能な鍵21aが複数配列されている。また、この鍵盤21には、各鍵21aの押鍵動作および離鍵操作完了を検出する鍵スイッチ21bが備えられている。
【0027】
鍵操作検出部22は、各鍵21aの押鍵,離鍵の各タイミングおよび各速度を検出して、バス18を経由してCPU13に通知する。
【0028】
ソレノイド23は、本発明にいう鍵駆動手段に相当し、MIDIインターフェース14からの発音開始指示および発音停止指示に応じて、それぞれ、発音開始指示に応じた鍵21aを押鍵動作させ、および発音停止指示に応じた鍵21aを離鍵動作させる。
【0029】
鍵駆動制御部15は、詳細は後述するが、動作中の鍵21aの、その鍵21aの次の動作を制御する。
【0030】
発音制御部16には、図示しない音源が備えられており、この音源では発音制御部16に入力された発音開始指示および発音停止指示に基づいて楽音が生成される。生成された楽音は、図示しない増幅器により増幅された後スピーカ17から放音され、これにより自動演奏が行なわれる。この自動演奏時には、発音開始指示および発音停止指示が鍵駆動制御部15にも入力され、鍵駆動制御部15は、入力された発音開始指示,発音停止指示に基づいてソレノイド23への電力の供給,遮断を行なうことによりそのソレノイド23をオン,オフさせる。このようにして、スピーカ17からの楽音の放音とタイミングを合わせて鍵21aが自動操作される。
【0031】
図2は、図1に示す鍵盤のある1つの鍵における、押鍵動作および離鍵動作を示す図である。
【0032】
図2の横軸は時間を示し、縦軸は鍵の上下の高さを示す。鍵21aは、時刻t1以前では完全な離鍵状態にある。時刻t1において発音開始指示があると、鍵駆動制御部15は、ソレノイド23を駆動させて鍵21aを押下する。時刻t1から押鍵動作が開始された鍵21aは、ソレノイド23のストローク等によるタイムラグにより、図2の実線Aで示すように完全な押鍵状態に向けて押下されていく。ここで、鍵21aが押下されている途中の時刻t2においてその鍵21aに関する新たな発音停止指示があった場合に、鍵駆動制御部15は、その鍵21aに関する時刻t1における発音開始指示に応じた動作終了時刻t3を待って、その鍵21aに、時刻t2における新たな発音停止指示に応じた動作を行なわせる。従って、鍵21aは、時刻t3で完全に押鍵状態にされてから離鍵動作が開始される。完全に押鍵状態になった鍵の位置が、本発明における「所定の位置」に相当する。
【0033】
時刻t3で離鍵動作が開始された鍵21aは、やはりソレノイド23のストローク等によるタイムラグにより、図2の実線Aで示すように完全な離鍵状態に向けて上方に移動していく。ここで、時刻t2における発音停止指示に応じて鍵21aが上方に移動している途中の時刻t4においてその鍵21aに関する新たな発音開始指示があった場合に、鍵駆動制御部15は、その鍵21aに関する時刻t2における発音停止指示に応じた動作終了時刻t5を待って、その鍵21aに、時刻t4における新たな発音開始指示に応じた動作を行なわせる。従って、鍵21aは、時刻t5で完全に離鍵状態にされてから押鍵動作が開始される。
【0034】
一方、従来の電子楽器では、破線Bに示すように、時刻t1で押鍵動作が開始された鍵21aは、完全に押鍵される前に時刻t2で離鍵動作が開始されるため、鍵21aの動きが小さくなり非常にぎごちなく見苦しい動作をしてしまう。本実施形態では、鍵21aが完全に押鍵されてから離鍵が開始され、また鍵21aが完全に離鍵されてから押鍵が開始されるため、鍵21aの動きが自然であり聴者を視覚的に満足させることができる。
【0035】
図3は、ある鍵の押鍵動作中に、発音開始指示と発音停止指示があった場合の、その鍵の押鍵動作および離鍵動作を示す図である。
【0036】
図3に示す時刻t1における発音開始指示により、鍵21aは、実線Aで示すように押鍵状態に向けて押下されていく。ここで、鍵21aが押下されている途中の時刻t2において発音停止指示があり、次いで時刻t3において発音開始指示がある。鍵駆動制御部15では、押鍵中の鍵21aの一回の押鍵動作が終了した時点での鍵21aに関する最終の指示が発音開始指示であるため、鍵21aが、押鍵状態で停止するように鍵21aの次の動作を制御する。一方、従来の電子楽器では、破線Bに示すように、時刻t1で押鍵動作が開始された鍵21aは、完全に押鍵される前に時刻t2で離鍵動作が開始され、次いで時刻t3で押鍵動作が開始するため、鍵21aが小さな動きを行ない見た目に悪い。
【0037】
尚、図3に示す例では、発音開始指示→発音停止指示→発音開始指示の3つの指示の場合であるが、5つ以上の指示の場合(押鍵動作中に、複数の発音開始指示および発音停止指示があり、最終の指示が発音開始指示であった場合は、必ず奇数の指示となる)であっても、全ての指示には追従することなく、最終の発音開始指示に従って押鍵状態で停止するように鍵21aの次の動作が制御される。このように、本実施形態では、ある鍵21aの押鍵動作中に、複数の発音開始指示および発音停止指示があり、最終の指示が発音開始指示であった場合は、その鍵21aが完全に押鍵状態になるように、その鍵21aの次の動作が制御される。従って、その鍵21aの動きは自然であり聴者を視覚的に満足させることができる。
【0038】
図4は、ある鍵の押鍵動作中に、複数の発音開始指示および発音停止指示があり、最終の指示が発音停止指示であった場合の、その鍵の押鍵動作および離鍵動作を示す図である。
【0039】
図4に示す時刻t1における発音開始指示により、鍵21aは、実線Aで示すように押鍵状態に向けて押下されていく。ここで、鍵21aが押下されている途中の時刻t2において発音停止指示があり、次いで時刻t3において発音開始指示があり、さらに時刻t4において発音停止指示がある。鍵駆動制御部15では、押鍵中の鍵21aの一回の押鍵動作が終了した時点での鍵21aに関する最終の指示が発音停止指示であるため、その鍵21aの一回の押鍵動作が終了したタイミングから、鍵21aの離鍵状態が開始するようにその鍵21aの次の動作を制御する。一方、従来の電子楽器では、破線Bに示すように、時刻t1で押鍵動作が開始された鍵21aは、完全に押鍵される前に時刻t2で離鍵動作が開始され、さらに時刻t3で今度は押鍵動作が開始され、次いで時刻t4で再び離鍵動作が開始されるため、鍵21aが短いストロークでブルブルと震えて非常にぎごちなく見苦しい動作となってしまう。
【0040】
尚、図4に示す例では、発音開始指示→発音停止指示→発音開始指示→発音停止指示の4つの指示の場合であるが、6つ以上の指示の場合(押鍵動作中に、複数の発音開始指示および発音停止指示があり、最終の指示が発音停止指示であった場合は、必ず偶数の指示となる)であっても、全ての指示には追従することなく、最終の発音停止始指示に従って離鍵状態が開始するように鍵21aの次の動作が制御される。従って、鍵21aの押鍵動作中に、複数の発音開始指示および発音停止指示があった場合であっても、従来の電子楽器のように、その鍵21aが短いストロークでブルブルと震えるという不自然な状態になることが防止されて、聴者を視覚的に満足させることができる。
【0041】
図5は、図1に示すRAMのワーキングエリアに記憶されるテーブルを示す図である。
【0042】
RAM12のワーキングエリアには、各鍵番号に対応して、発音指示フラグ1,発音指示フラグ2,停止フラグ,演奏者押鍵フラグが記憶される。
【0043】
発音指示フラグ1は、鍵21aが動作中か否かを示すフラグであり、この発音指示フラグ1がセット(‘1’)されている場合は鍵21aが動作中であることを示す。
【0044】
発音指示フラグ2は、動作中の鍵21aを最終的に押鍵状態にすることを示すフラグであり、この発音指示フラグ2がセット(‘1’)されている場合、動作中の鍵21aは最終的に押鍵状態にされる。
【0045】
停止指示フラグは、動作中の鍵21aを最終的に離鍵状態にすることを示すフラグであり、この停止指示フラグがセット(‘1’)されている場合、動作中の鍵21aは最終的に離鍵状態にされる。
【0046】
演奏者押鍵フラグは、演奏者により鍵21aが押鍵されているか否かを示すフラグであり、この演奏者押鍵フラグがセット(‘1’)されている場合は演奏者により鍵21aが押鍵されていることを示す。
【0047】
図6は、発音開始イベントが発生した場合に起動されるルーチンのフローチャートである。
【0048】
外部のシーケンサから発音開始イベント(発音開始指示)が送られてくると、このルーチンが起動される。
【0049】
先ず、ステップS100において、RAM12のワーキングエリアを参照し、送られてきた発音開始イベントの鍵番号に対応する演奏者押鍵フラグがセットされているか否かが判定される。演奏者押鍵フラグがセットされていると判定された場合は、その鍵21aは演奏者によって既に押鍵されており、鍵駆動制御部15でその鍵21aをさらに押鍵する必要もないため、何もせずこのルーチンを終了する。一方、演奏者押鍵フラグがリセットされていると判定された場合は、ステップS102に進む。
【0050】
ステップS102では、RAM12のワーキングエリアを参照し、発音指示フラグ1がセットされているか否かが判定される。発音指示フラグ1がセットされていると判定された場合は、鍵21aの動作が開始されており、その鍵21aに対する発音開始指示であるため、ステップS110に進み、最終的に押鍵状態にするための発音指示フラグ2をセットして、このルーチンを終了する。一方、発音指示フラグ1がリセットされていると判定された場合は、ステップS104に進む。
【0051】
ステップS104では、停止指示フラグがセットされているか否かが判定される。停止指示フラグがセットされていると判定された場合は、鍵21aを最終的に離鍵状態にするために、このルーチンを終了する。一方、停止指示フラグがリセットされていると判定された場合は、ステップS106に進む。
【0052】
ステップS106では、鍵21aの動作が開始されていることを示すための発音指示フラグ1をセットして、鍵駆動制御部15を駆動させて鍵21aの押鍵動作を実行する。次に、ステップS108において、発音指示を実行してこのルーチンを終了する。
【0053】
図7は、発音停止イベントが発生した場合に発生するルーチンのフローチャートである。
【0054】
外部のシーケンサから発音停止イベント(発音停止指示)が送られてくると、このルーチンが起動される。
【0055】
先ず、ステップS200において、RAM12のワーキングエリアを参照し、送られてきた発音停止イベントの鍵番号に対応する演奏者押鍵フラグがセットされているか否かが判定される。演奏者押鍵フラグがセットされていると判定された場合は、その鍵21aは演奏者によって既に押鍵されているため、何もせずこのルーチンを終了する。一方、演奏者押鍵フラグがリセットされていると判定された場合は、ステップS202に進む。
【0056】
ステップS202では、鍵21aが最終的に押鍵状態にされることを防止するために発音指示フラグ2をリセットする。次に、ステップS204に進む。
【0057】
ステップS204では、鍵番号に対応する停止指示フラグがセットされているか否かが判定される。停止指示フラグがセットされていると判定された場合は、何もせずこのルーチンを終了する。一方、停止指示フラグがリセットされていると判定された場合は、ステップS206に進み、動作中の鍵21aを最終的に離鍵状態にするために停止指示フラグをセットする。
【0058】
次に、ステップS207において、鍵番号に対応する発音指示フラグ1がセットされているか否かが判定される。発音指示フラグ1がセットされていると判定された場合は、何もせずこのルーチンを終了する。一方、発音指示フラグ1がリセットされていると判定された場合は、ステップS208において停止指示を実行してこのルーチンを終了する。これにより、鍵駆動制御部15が駆動して鍵21aの離鍵動作が実行される。
【0059】
図8は、鍵盤押下イベントが発生した場合に起動されるルーチンのフローチャートである。
【0060】
鍵盤押下イベントは、演奏者、もしくは鍵駆動制御部15によりソレノイド23を経由して鍵21aの鍵スイッチ21bがオンされた場合に発生する。
【0061】
先ず、ステップS300において、RAM12のワーキングエリアを参照し、押鍵された鍵21aの鍵番号に対応する発音指示フラグ1がセットされているか否かが判定される。発音指示フラグ1がリセットされていると判定された場合は、シーケンサから発音指示がされていないのにもかかわらず、その鍵21aの鍵スイッチ21bがオンされたため、演奏者により押鍵とみなしてステップS302に進む。ステップS302では、鍵番号に対応する演奏者押鍵フラグをセットしてこのルーチンを終了する。
【0062】
一方、ステップS300において、発音指示フラグ1がセットされていると判定された場合は、シーケンサによる発音指示によって鍵21aが駆動され、その結果鍵スイッチ21bがオンしたため、その鍵21aが完全に押鍵されたものと見なしてステップS304に進み、鍵21aが動作中であることを示す発音指示フラグ1をリセットする。次に、ステップS306に進む。
【0063】
ステップS306では、鍵番号に対応する停止指示フラグがセットされているか否かが判定される。停止指示フラグがリセットされていると判定された場合は、何もせずこのルーチンを終了する。一方、停止指示フラグがセットされていると判定された場合は、ステップS308において停止指示を実行してこのルーチンを終了する。これにより、鍵駆動制御部15が駆動して鍵21aの離鍵動作が実行される。
【0064】
図9は、鍵盤離鍵イベントが発生した場合に起動されるルーチンのフローチャートである。
【0065】
尚、ここでは、鍵21aの離鍵中に新たな発音開始情報があったものとして説明する。
【0066】
鍵盤離鍵イベントは、演奏者、もしくは鍵駆動制御部15によりソレノイド23を経由して鍵21aの鍵スイッチ21bがオフされた場合に発生する。
【0067】
先ず、ステップS400において、RAM12のワーキングエリアを参照し、押鍵された鍵21aの鍵番号に対応する停止指示フラグがセットされているか否かが判定される。停止指示フラグがリセットされていると判定された場合は、シーケンサから発音停止指示がされていないのにもかかわらず、その鍵21aの鍵スイッチ21bがオフされたため、演奏者により離鍵されたものとみなしてステップS402に進み、演奏者押鍵フラグをリセットしてこのルーチンを終了する。
【0068】
一方、ステップS400において、停止指示フラグがセットされていると判定された場合は、シーケンサからの発音停止指示によって鍵21aが離鍵が開始され、その結果鍵スイッチ21bがオフしたため、鍵21aが完全に離鍵されたものと見なしてステップS404に進み、停止指示フラグをリセットしてステップS406に進む。
【0069】
ステップS406では、鍵番号に対応する発音指示フラグ2がセットされているか否かが判定される。発音指示フラグ2がリセットされていると判定された場合は、何もせずこのルーチンを終了する。一方、発音指示フラグ2がセットされていると判定された場合は、ステップS408に進む。ステップS408では、発音指示フラグ2をリセットし、また鍵21aの離鍵中に新たな発音開始指示があったため発音指示フラグ1をセットする。次に、ステップS410に進み、発音指示を実行してこのルーチンを終了する。このようにして、鍵駆動制御部15により鍵21aの離鍵動作が完全に実行され、次いで新たな発音開始指示によりその鍵21aの押鍵動作が行われる。
【0070】
上述した、図6〜図9に示す各ルーチンは、それぞれ、発音開始イベント,発音停止イベント,鍵盤押下イベント,鍵盤離鍵イベントにより制御されるものである。つまり押鍵動作および離鍵動作が完了したか否かの判定を、鍵21aの鍵スイッチ21bによって検出して制御するものであり、本発明にいう、動作中の鍵に関し、その動作開始後のセンサの動作完了検出状態に基づいてその鍵の一回の押鍵動作あるいは離鍵動作が終了したことを認識して、その鍵に関する次の動作を制御するものに相当する。
【0071】
ここで、鍵21aの、ソレノイド23のストローク等により定まる機械的な動作特性を予め測定しておき、その測定結果に基づいて、鍵駆動制御部15が、動作中の鍵21aに関し、その鍵21aに関する次の動作を制御するものであってもよい。即ち、本発明にいう、鍵駆動制御手段が、動作中の鍵に関し、その動作開始後所定時間経過したことをもってその鍵の一回の押鍵動作あるいは離鍵動作が終了したものとみなして、その鍵に関する次の動作を制御するものであってもよい。このようにすると、各鍵スイッチ21bのオン,オフを検出するためのスキャンニングが不要になる。以下、詳細に説明する。尚、発音開始イベント,発音停止イベントが発生した場合に起動されるルーチンは、前述した図6,図7に示すものと同じであるため、説明は省略し、ここでは、鍵盤押下イベントおよび鍵盤離鍵イベントが発生した場合に起動されるルーチンについて説明する。
【0072】
仮に押鍵駆動開始から押鍵完了までに時間ΔT_ONだけかかるとし、離鍵駆動開始から離鍵完了までに、時間ΔT_OFFだけかかるとすると、シーケンサから送られてくるノートオン(発音開始指示)を時間ΔT_ONだけ遅延させ、その遅延させたイベント(遅延発音実行イベントと称する)が発生した際に、以下に説明する図10のルーチンを実行し、またノートオフ(発音停止指示)を時間ΔT_OFFだけ遅延させ、その遅延させたイベント(遅延発音停止イベントと称する)が発生した際に、以下に説明する図11のルーチンを実行すればよい。
【0073】
図10は、鍵盤押下イベントおよび遅延発音実行イベントが発生した場合に起動されるルーチンのフローチャートである。
【0074】
先ず、ステップS500において、押鍵された鍵21aの鍵番号に対応する発音指示フラグ1がセットされているか否かが判定される。発音指示フラグ1がリセットされていると判定された場合は、演奏者による押鍵とみなしてステップS502に進む。ステップS502では、鍵番号に対応する演奏者押鍵フラグをセットしてこのルーチンを終了する。
【0075】
一方、ステップS500において、発音指示フラグ1がセットされていると判定された場合は、シーケンサからの発音開始指示によりその鍵21aが動作中であり、後述する遅延発音実行イベントを待つためにこのルーチンを終了する。
【0076】
ここで、シーケンサから送られてくる発音開始指示が時間ΔT_ONだけ遅延されてなる遅延発音実行イベントが発生する。すると、先ずステップS504において、その鍵21aが動作中であることを示す発音指示フラグ1をリセットしてステップS506に進む。
【0077】
ステップS506では、鍵番号に対応する停止指示フラグがセットされているか否かが判定される。停止指示フラグがリセットされていると判定された場合は、動作中の鍵21aを最終的に離鍵する必要もないため、何もせずこのルーチンを終了する。一方、停止指示フラグがセットされていると判定された場合は、ステップS508において停止指示を実行してこのルーチンを終了する。これにより、鍵駆動制御部15が駆動して鍵21aの離鍵動作が実行される。
【0078】
図11は、鍵盤離鍵イベントおよび遅延発音停止イベントが発生した場合に起動されるルーチンのフローチャートである。
【0079】
尚、ここでは、鍵21aの離鍵中に新たな発音開始情報があったものとして説明する。
【0080】
先ず、ステップS600において、押鍵された鍵21aの鍵番号に対応する停止指示フラグがセットされているか否かが判定される。停止指示フラグがリセットされていると判定された場合は、演奏者による離鍵とみなしてステップS602に進む。ステップS602では、鍵番号に対応する演奏者押鍵フラグをリセットしてこのルーチンを終了する。一方、ステップS600において、停止指示フラグがセットされていると判定された場合は、シーケンサから既に発音停止指示があり、後述する遅延発音停止実行イベントを待つためにこのルーチンを終了する。
【0081】
ここで、シーケンサから送られてくる発音停止指示が時間ΔT_OFFだけ遅延されてなる遅延発音停止イベントが発生する。すると、先ずステップS604において、停止指示フラグをリセットしてステップS606に進む。
【0082】
ステップS606では、鍵番号に対応する発音指示フラグ2がセットされているか否かが判定される。発音指示フラグ2がリセットされていると判定された場合は、何もせずこのルーチンを終了する。一方、発音指示フラグ2がセットされていると判定された場合は、ステップS608においてその発音指示フラグ2をリセットし、また鍵21aの離鍵中に新たな発音開始指示があったため発音指示フラグ1をセットする。次に、ステップS610に進み、発音指示を実行してこのルーチンを終了する。このようにして、鍵21aの離鍵動作が完全に実行され、次いで新たな発音開始指示によりその鍵21aの押鍵動作が行なわれる。
【0083】
尚、本実施形態では、互いに異なる時間ΔT_ONと時間ΔT_OFFだけ遅延させた遅延発音実行イベント,遅延発音停止イベントの例で説明したが、ともに同じ時間だけ遅延させた遅延発音実行イベント,遅延発音停止イベントを発生させて図10、図11に示すルーチンを実行してもよい。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ある鍵の動作中に、その鍵に関し、比較的短い時間で発音開始情報と発音停止情報があった場合でも、聴者を視覚的に満足させることのできる電子楽器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子楽器の一実施例の回路ブロック図である。
【図2】図1に示す鍵盤のある1つの鍵における、押鍵動作および離鍵動作を示す図である。
【図3】ある鍵の押鍵動作中に、発音開始指示と発音停止指示があった場合の、その鍵の押鍵動作および離鍵動作を示す図である。
【図4】ある鍵の押鍵動作中に、複数の発音開始指示および発音停止指示があり、最終の指示が発音停止指示であった場合の、その鍵の押鍵動作および離鍵動作を示す図である。
【図5】図1に示すRAMのワーキングエリアに記憶されるテーブルを示す図である。
【図6】発音開始イベントが発生した場合に起動されるルーチンのフローチャートである。
【図7】発音停止イベントが発生した場合に発生するルーチンのフローチャートである。
【図8】鍵盤押下イベントが発生した場合に起動されるルーチンのフローチャートである。
【図9】鍵盤離鍵イベントが発生した場合に起動されるルーチンのフローチャートである。
【図10】鍵盤押下イベントおよび遅延発音実行イベントが発生した場合に起動されるルーチンのフローチャートである。
【図11】鍵盤離鍵イベントおよび遅延発音停止イベントが発生した場合に起動されるルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
10 電子楽器
11 ROM
12 RAM
13 CPU
14 MIDIインターフェース
15 鍵駆動制御部
16 発音制御部
17 スピーカ
20 鍵盤装置
21 鍵盤
21a 鍵
21b 鍵スイッチ
22 鍵操作検出部
23 ソレノイド

Claims (1)

  1. 上下に動作可能な鍵が複数配列されている鍵盤と、
    押鍵指示に応じて対応する鍵を押鍵動作させ、離鍵指示に応じて対応する鍵を離鍵動作させる鍵駆動手段を備え、
    該鍵駆動手段は、押鍵指示に応じて対応する鍵を押鍵動作している途中であって、その鍵が完全な押鍵状態となる前にその鍵に対する離鍵指示があった場合、離鍵指示があったことを記憶し、該鍵が完全に押鍵状態となった後、該記憶に基づいて離鍵動作に移行するよう鍵を駆動するものであることを特徴とする電子楽器。
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