JP3237455B2 - 演奏指示装置 - Google Patents

演奏指示装置

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JP3237455B2
JP3237455B2 JP10261395A JP10261395A JP3237455B2 JP 3237455 B2 JP3237455 B2 JP 3237455B2 JP 10261395 A JP10261395 A JP 10261395A JP 10261395 A JP10261395 A JP 10261395A JP 3237455 B2 JP3237455 B2 JP 3237455B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鍵盤楽器の練習等をす
る際に演奏者に押鍵の指示をする押鍵指示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子鍵盤楽器には、演奏者の演奏を補助
するため、押鍵指示装置を有するものがある。鍵盤上の
各鍵には、発光ダイオード(以下、LEDという)等の
押鍵指示ランプが備えられている。LEDは、自動演奏
データに従い、順次押鍵すべき鍵に対応するものが点灯
する。演奏者は、LEDが点灯しているランプの鍵を押
鍵すれば、所望の曲を滑らかに演奏することができる。
押鍵指示装置は、演奏者が所望の曲を演奏練習する目的
に適する。
【0003】押鍵指示装置では、種々のガイド方式が提
案されている。ガイド方式とは、LEDの点灯方式等で
ある。例えば、初心者用として、次に押鍵する鍵の他、
その後に押鍵する鍵のLEDをも表示するものがある。
上級者用としては、次に押鍵する鍵のLEDのみを点灯
するものがある。
【0004】押鍵指示装置は、単一のガイド方式を有す
るだけでは、ある演奏レベル層の演奏者にしか対応する
ことができない。他の演奏レベルの演奏者にとっては、
適切なガイド方式とは言えず、快適な演奏練習を行うこ
とができない。
【0005】そこで、複数のガイド方式を有し、その中
から各演奏者のレベルに合ったガイド方式を選択できる
ものが好ましい。しかし、演奏者が、複数のガイド方式
の中から、演奏者の自己の判断で1つのガイド方式を選
択することは困難であり、適切なガイド方式が選択され
にくい。また、操作も煩雑である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の押鍵指示装置
は、所定の演奏レベルの演奏者を対象とした単一のガイ
ド方式しか有していない。また、複数のガイド方式を有
している場合であっても、演奏者の判断により、いずれ
かのガイド方式を選択していたため、適切なガイド方式
が選択されにくく、選択のための操作も煩雑である。
【0007】本発明の目的は、適切なガイド方式を自動
的に選択することができる押鍵指示装置を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明の一観点によれ
ば、演奏指示装置は、それぞれに演奏情報とガイド方式
情報とを含む複数の楽曲情報を記憶する記憶手段と、前
記複数の楽曲情報から1つの楽曲情報を選択する選択手
段と、前記演奏情報に対応する演奏者の演奏レベルを判
定するレベル判定手段と、前記演奏レベルの判定結果に
応じて、複数の異なるガイド方式の中から1つを選択
し、前記選択された楽曲情報のガイド方式情報を前記選
択されたガイド方式に従い書き換えるガイド方式設定手
段と、前記選択された楽曲情報の演奏情報とガイド方式
情報とに基づき、押鍵すべき鍵盤の鍵を指示する押鍵指
示手段とを有する。
【0009】
【0010】
【作用】楽曲に対応したガイド方式情報が、該楽曲を構
成する演奏情報と対で供給されるので、演奏者がガイド
方式を選択しなくても、その楽曲に適したガイド方式で
演奏指示が行われる。
【0011】また、演奏者の演奏レベルを判定し、その
演奏レベルに応じたガイド方式を自動設定することによ
り、演奏者の演奏レベルに適したガイド方式で演奏指示
が行われる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の実施例による押鍵指示装置
を適用した電子楽器の構成を示すブロック図である。
【0013】CPU1は、CPUバス13を介して、各
種装置を制御する。プログラムメモリ3は、ROMであ
り、CPU1が制御を行うための制御プログラムを記憶
する。ワーキングメモリ4は、RAMであり、CPU1
が各種処理を行う際に用いるレジスタ、フラグ、キーイ
ベントバッファおよびスイッチイベントバッファ等を有
する。
【0014】タイマ2は、所定時間をカウントし、所定
時間が経過する毎に、CPU1に割り込みパルスを供給
する。CPU1は、割り込みパルスを受けると、割り込
み処理を開始する。
【0015】鍵盤7は、複数の鍵を有する。演奏者が鍵
盤7の鍵を押鍵または離鍵等すると、CPU1はキーイ
ベントを検出する。LED群8は、複数のLEDからな
り、各LEDは、鍵盤7上の各鍵に対応して設けられて
いる。LEDは、演奏者に押鍵を指示するためのランプ
である。
【0016】スイッチ(SW)群9は、ロードスイッチ
および自動演奏スタートスイッチ等を有する。演奏者が
ロードスイッチを押すと、ディスク10に記憶されてい
る楽曲情報が、インターフェース11を介して、演奏情
報メモリ12にデータ転送される。演奏情報メモリ12
は、RAMであり、自動演奏を行うための楽曲情報を記
憶する。
【0017】スイッチ群9内の自動演奏スタートスイッ
チを演奏者が押すと、演奏情報メモリ12の楽曲情報に
従い、LED群8における所定の音高のLEDが順次点
灯する。LEDの点灯方式を決めるガイドモードの種類
は5つある。各ガイドモードについては、後に説明す
る。
【0018】演奏者の押鍵操作により、CPU1がキー
オンイベントを検出すると、発音指示情報および音高情
報等が音源5に供給される。また、演奏情報メモリ12
に記憶されている楽曲情報のうちの伴奏データが、自動
演奏のテンポに従い、音源5に供給される。
【0019】音源5は、供給される演奏情報に応じて、
楽音信号を生成する。サウンドシステム6は、アンプお
よびスピーカを有し、音源5により生成される楽音信号
を入力して、楽音を発音する。
【0020】本実施例の演奏指示装置は、以下の5つの
ガイドモードを有する。 (1).ガイドモード1 ガイドモード1は、演奏者が次に押鍵すべき鍵のみLE
D表示を行うモードである。
【0021】(2).ガイドモード2 ガイドモード2は、演奏者が次に押鍵すべき鍵の他、さ
らに次の鍵もLED表示するモードである。ガイドモー
ド2の詳細は、特公昭60−30950号公報の実施例
に開示されている。
【0022】(3).ガイドモード3 ガイドモード3は、同じフレーズ内の音高の鍵を同時に
LED表示するモードである。全く知らない曲について
は、演奏が困難であるが、ある程度知っている曲であれ
ば、よい演奏練習になる。ガイドモード3の詳細は、特
公昭63−18752号公報の実施例に開示されてい
る。
【0023】ガイドモード1、2、3は、いずれも、演
奏者が誤った鍵を押鍵し、押鍵した鍵と自動演奏情報と
が一致しないときには、その時点で自動演奏は中断す
る。演奏者が正しい鍵を押鍵し直すと、自動演奏は再開
する。
【0024】(4).ガイドモード4 ガイドモード4は、演奏者が誤った鍵を押鍵しても、直
ぐに自動演奏を中断せず、1小節先までは自動演奏およ
びLED表示を続けるモードである。演奏を誤った時点
で、直ちに自動演奏を中断するのは、不自然であるた
め、切れのよい1小節先までは自動演奏を続ける。ガイ
ドモード4の詳細は、特開平6−75568号公報の実
施例に開示されている。
【0025】(5).ガイドモード5 ガイドモード5は、演奏者が誤った鍵を押鍵した場合、
その所定演奏区間の終わりまでLED表示すると共に押
鍵すべき音を発音するモードである。LED表示の他に
発音をも行う点で、初心者には非常に親切なモードであ
る。演奏者が該所定演奏区間内の全ての音を正しく演奏
するまで、演奏者が誤って演奏した箇所から所定演奏区
間の終わりまで、押鍵すべき音の発音とLED表示を行
う。
【0026】演奏者は、以上の5つのガイドモードの中
から、スイッチ群9を用いて、所望のガイドモードをマ
ニュアルで選択入力することができる。しかし、演奏者
が自分の演奏レベルに合ったガイドモードを選択するこ
とは、必ずしも容易ではない。ガイドモード1、2、3
の中では、一般的に、数が小さいモードほど上級者用の
ガイドモードである。
【0027】そこで、本実施例では、上記の課題を解決
するため、ガイドモードを自動選択する方法を示す。よ
り具体的には、2つの自動選択方法がある。1つは、楽
曲情報のヘッダ部分に、その楽曲に合った演奏モードを
予め設定しておく方法である。演奏情報メモリ12に
は、図2に示すように、楽曲情報が記憶される。楽曲情
報は、通常の自動演奏データ16と伴奏データ17の他
に、ガイドモードを含むヘッダ15を有する。
【0028】楽曲情報が初心者用の楽曲である場合に
は、例えばガイドモード1の初心者用のガイドモードを
設定しておく。また、ガイドモード3は、同じフレーズ
内の音高の鍵を同時にLED表示するモードであるの
で、和音の多い楽曲には適さない。和音の多い楽曲につ
いては、ガイドモード3以外のモードを設定することが
好ましい。
【0029】以上のように、その楽曲に合ったガイドモ
ードを予め設定しておくことにより、演奏者は、ガイド
モードの選択に迷うことなく適切なガイドモードで演奏
練習を行うことができる。
【0030】もう1つは、演奏者の演奏レベルを判定
し、演奏レベルに合ったガイドモードを自動設定する方
法である。演奏者は、LEDの指示に従い、通常の演奏
練習を行う。その際に、正しく押鍵できた数と誤って押
鍵してしまった数を検出し、演奏レベルを判定する。押
鍵の誤りが少ないほど、演奏レベルは高いと判定され
る。判定されたレベルに基づいて、例えばガイドモード
1〜3の中の1つのレベルが選択される。この判定され
たレベルに対応するガイドモードコードは楽曲情報のヘ
ッダに記憶され、次回の練習時にはこのガイドモードコ
ードに対応するガイドモードが選択される。
【0031】次に、以上の演奏指示を行うため、CPU
1(図1)が制御する処理手順を示す。図3は、CPU
1が制御するメインルーチンの処理を示すフローチャー
トである。
【0032】ステップSA1では、レジスタやフラグ等
の初期設定を行う。ステップSA2では、キーイベント
があるか否かをチェックする。鍵盤7上で鍵操作が行わ
れると、キーイベントが発生し、キーイベントありと判
定されて、ステップSA3へ進む。ステップSA3で
は、キーイベントの種類に応じて、発音処理等のキーイ
ベント処理を行う。その後、ステップSA4へ進む。キ
ーイベントがないときには、キーイベント処理を行わず
に、そのままステップSA4へ進む。
【0033】ステップSA4では、ガイドモードの設定
処理を行う。ガイドモードの設定方法は、上述のように
2種類あるが、いずれも自動的に設定が行われる。自動
設定を行うことにより、演奏者は選択に迷うことなく、
適切なガイドモードを設定することができる。詳細は、
後に別のフローチャートを参照しながら説明する。
【0034】ステップSA5では、スイッチ群9(図
1)に備えられているスタート/ストップスイッチのオ
ンイベントがあるか否かをチェックする。スタート/ス
トップスイッチは、自動演奏のスタートまたはストップ
を指示するための反転スイッチである。該スイッチのオ
ンイベントがあるときには、ステップSA6へ進む。
【0035】ステップSA6では、フラグRUNを反転
する。フラグRUNは、自動演奏のスタートまたはスト
ップのいずれかを示すフラグであり、1のときにはスタ
ートを示し、0のときにはストップを示す。初期設定
(ステップSA1)では、フラグRUNは0に設定され
ている。フラグRUNは、スタート/ストップスイッチ
が押される毎に、0または1のいずれかに反転する。
【0036】ステップSA7では、フラグRUNが1で
あるか否かをチェックする。フラグRUNが1であると
きには、自動演奏のスタートが指示されたことを示すの
で、ステップSA8へ進み、自動演奏スタートのために
必要な設定処理を行う。その後、ステップSA10へ進
む。自動演奏自体の処理は、後に説明する割り込み処理
において行われる。
【0037】フラグRUNが0であるときには、自動演
奏のストップが指示されたことを示すので、ステップS
A9へ進み、自動演奏ストップのために必要な設定処理
を行う。その後、ステップSA10へ進む。
【0038】ステップSA5において、スタート/スト
ップスイッチのオンイベントがないときには、自動演奏
のスタートまたはストップのいずれも指示されていない
ので、スタート/ストップスイッチのための処理を行わ
ずに、ステップSA10へ進む。
【0039】ステップSA10では、その他必要な処理
を行う。例えば、スイッチ群9(図1)のセーブスイッ
チが押されたときには、演奏情報メモリ12に記憶され
ている楽曲情報をディスク10にデータ転送する。その
後、ステップSA2へ戻り、以上の処理を繰り返す。
【0040】図4は、図3のステップSA4のガイドモ
ード設定処理の詳細を示すフローチャートである。2種
類あるガイドモード設定方法のうち、図2に示したよう
に、楽曲情報のヘッダにガイドモードを予め設けておく
方法について説明する。
【0041】ステップSB1では、ロードスイッチのオ
ンイベントがあるか否かをチェックする。ロードスイッ
チは、スイッチ群9(図1)に設けられている。オンイ
ベントがあるときには、ロード処理を行うため、ステッ
プSB2へ進む。
【0042】ステップSB2では、ディスク10に記憶
されている楽曲情報を読み出し、読み出した楽曲情報を
演奏情報メモリ12に書き込む。ディスク10に複数の
楽曲情報が記憶されている場合には、演奏者は、任意の
1つの楽曲情報を選択して、ロードすることができる。
【0043】ステップSB3では、演奏情報メモリ12
に記憶されている楽曲情報のヘッダを読み出す。ヘッダ
には、ガイドモードコードが含まれている。ガイドモー
ドコードは、ガイドモードの番号を示すコードであり、
レジスタGMODに格納される。以上で、ガイドモード
設定処理は終了し、メインルーチン(図3)の処理へ戻
る。
【0044】以後、レジスタGMODに格納されたガイ
ドモードに応じて、演奏ガイドが行われる。演奏者は、
ディスク10からの楽曲情報ロードを指示さえすれば、
その楽曲に適したガイドモードが自動的に設定される。
【0045】ステップSB1において、ロードスイッチ
のオンイベントがないときには、ロードスイッチのため
の処理を行わずに、メインルーチン(図3)の処理へ戻
る。図5は、CPU1へ供給される割り込みパルスに応
じて行われる割り込み処理を示すフローチャートであ
る。タイマ2は、例えば96分音符長毎に割り込みパル
スをCPU1に供給する。CPU1は、割り込みパルス
を受けると、以下に示す処理を行う。
【0046】ステップSC1では、フラグRUNが1で
あるか否かをチェックする。フラグRUNが1であれ
ば、自動演奏のスタートが指示されている状態なので、
ステップSC2へ進む。
【0047】ステップSC2では、待ち状態でなければ
伴奏の再生処理を行う。伴奏の再生処理を行うことによ
り、次の伴奏に進む。待ち状態とは、LED表示をして
から、LED表示した鍵の正しい押鍵がなされるまでの
間の状態である。伴奏の再生処理は、演奏情報メモリ1
2に記憶されている伴奏データ17(図2)を音源5に
供給することにより行われる。
【0048】ステップSC3では、演奏情報メモリ12
から演奏情報データ16(図2)を読み出す。読み出さ
れた演奏情報データ16は、後に説明するが、LEDを
点灯する際に用いられたり、演奏者が押鍵を行った際に
それが正しい押鍵か否かを判断する際に用いられる。
【0049】ステップSC4では、レジスタGMODに
格納されているガイドモードの番号をチェックする。そ
して、ガイドモードの番号に応じて、各ガイドモードの
処理を行う。ガイドモードGMODが1であるときに
は、ステップSC5へ進む。ガイドモードGMODが2
であるときには、ステップSC6へ進む。ガイドモード
GMODが3であるときには、ステップSC7へ進む。
ガイドモードGMODが4であるときには、ステップS
C8へ進む。ガイドモードGMODが5であるときに
は、ステップSC9へ進む。
【0050】ステップSC5では、ガイドモード1の処
理を行う。ガイドモード1では、次に押鍵すべき鍵のL
EDを点灯し、待ち状態とする。その後、割り込み処理
を終了し、割り込み前の処理に戻る。
【0051】ステップSC6では、ガイドモード2の処
理を行う。ガイドモード2では、次に押鍵すべき鍵と共
に、さらに先行する音の鍵のLEDを点灯し、待ち状態
とする。その後、割り込み処理を終了し、割り込み前の
処理に戻る。
【0052】ステップSC7では、ガイドモード3の処
理を行う。ガイドモード3では、次に押鍵すべき音を含
むフレーズ内の全ての音のLEDを同時に表示し、待ち
状態とする。フレーズとは、例えばキーオフ(離鍵)時
間が所定時間以上の楽譜位置を区切りとすればよい。そ
の後、割り込み処理を終了し、割り込み前の処理に戻
る。
【0053】ステップSC8では、ガイドモード4の処
理を行う。ガイドモード4では、LED表示による押鍵
指示から一定の時間内の押鍵は許容し、一定時間内に押
鍵されなかったときには正しい押鍵がなされなかったも
のとみなす。また、押鍵した鍵が演奏情報データと一致
しないとき、すなわち、正しい押鍵が行われないときに
は、直ちに待ち状態とせず、誤った押鍵をした音から1
小節分まではLED表示をし、その後に、待ち状態とす
る。その後、割り込み処理を終了し、割り込み前の処理
に戻る。
【0054】ステップSC9では、ガイドモード5の処
理を行う。ガイドモード5では、次に押鍵すべき鍵のL
EDを点灯する。ただし、押鍵した鍵が演奏情報データ
と一致しないときには、フレーズの終わりまでLED表
示と共にその音の発音を行い、待ち状態にする。その
後、フレーズ内の演奏情報データと演奏者の演奏が全て
一致するまで、演奏者が演奏を誤った箇所からフレーズ
の終わりまでの演奏データに対応して順次LED表示と
その音の発音を行う。その後、割り込み処理を終了し、
割り込み前の処理に戻る。
【0055】ステップSC1において、フラグRUNが
0であるときには、自動演奏スタートの状態ではないの
で、自動演奏のための処理は行わずに、割り込み前の処
理に戻る。
【0056】図6は、図3のステップSA3のキーイベ
ント処理の詳細を示すフローチャートである。ステップ
SD1では、発生したキーイベントがキーオンイベント
か否かをチェックする。キーオンイベントであるときに
は、ステップSD2へ進む。ステップSD2では、発音
を開始させるためのキーオン処理を行う。
【0057】ステップSD3では、フラグRUNが1で
あり、かつ、待ち状態の条件を満たすか否かをチェック
する。条件を満たす場合には、演奏者による押鍵が正し
い演奏か否かをチェックするため、ステップSD4へ進
む。ステップSD4では、演奏者により押鍵された音と
演奏情報データとを比較する。
【0058】ステップSD5では、演奏者による押鍵と
演奏情報データが一致するか否かをチェックする。一致
するときには、正しい押鍵であると判断し、ステップS
D6へ進む。ステップSD6では、一致した押鍵の数を
累算する。最終的には、1曲の演奏練習の中で、正しく
押鍵された数がカウントされる。ステップSD7では、
次の演奏に進むため、待ち状態を解除する。その後、キ
ーイベントの処理を終了し、メインルーチン(図3)の
処理へ戻る。
【0059】ステップSD5において、演奏者による押
鍵と演奏情報データが一致しないときには、誤った押鍵
がなされたと判断し、ステップSD9へ進む。ステップ
SD9では、一致しなかった押鍵の数を累算する。最終
的には、1曲の演奏練習の中で、誤って押鍵された数が
カウントされる。その後、キーイベントの処理を終了
し、メインルーチン(図3)の処理へ戻る。
【0060】ステップSD3において、フラグRUNが
1でない場合、または待ち状態でない場合には、演奏者
による押鍵が正しいものか否かをチェックせずに、メイ
ンルーチン(図3)の処理へ戻る。
【0061】ステップSD1において、キーイベントが
キーオンイベントでないと判断されたときには、キーオ
フイベントであるので、ステップSD8へ進む。ステッ
プSD8では、消音させるためのキーオフ処理を行う。
その後、メインルーチン(図3)の処理へ戻る。
【0062】図7は、図3のステップSA4のガイドモ
ード設定処理の他の例を示すフローチャートである。前
述では、2種類あるガイドモード設定方法のうち、楽曲
情報のヘッダにガイドモードを予め設けておく方法につ
いて説明した。ここでは、他方のガイドモード設定処理
の方法を説明する。この方法は、演奏レベル判定を行う
ことによりガイドモードを自動設定する方法である。
【0063】ステップSE1では、ロードスイッチのオ
ンイベントがあるか否かをチェックする。オンイベント
があるときには、ロード処理を行うため、ステップSE
2へ進む。ステップSE2では、ディスク10に記憶さ
れている楽曲情報を読み出し、読み出した楽曲情報を演
奏情報メモリ12に書き込み、ステップSE2−1へ進
む。ステップSE2−1では、演奏情報メモリ12に記
憶されている楽曲情報ヘッダを読み出す。ヘッダの内容
は前述と同様である。ヘッダ内のガイドモードコードを
レジスタGMODに格納する。その後、ステップSE3
へ進む。一方、ロードスイッチのオンイベントがないと
きには、ロードスイッチのための処理を行わずに、ステ
ップSE3へ進む。
【0064】ステップSE3では、フラグRUNが0で
あるか否かをチェックする。初期設定(図3のステップ
SA1)では、フラグRUNは0に設定される。初期時
には、フラグRUNは0であり、演奏レベル判定を行う
ため、ステップSE4へ進む。
【0065】ステップSE4では、演奏者の演奏レベル
判定を行う。演奏判定は、前述のガイドモード1〜5の
いずれかのモードによる演奏練習を行い、正しい押鍵数
と誤った押鍵数に応じて、レベル判定を行う。誤った押
鍵数が多いほど、レベルは低いと判定する。正しい押鍵
数と誤った押鍵数は、前述の図6のステップSD6およ
びステップSD9においてカウントされる。
【0066】ステップSE5では、判定されたレベルに
応じて、ガイドモードを決定する。レベルが高いときに
は、高レベルのガイドモードを決定し、レベルが低いと
きには、低レベルのガイドモードを決定する。ガイドモ
ードは、モード1〜3のうち番号が小さいほど高レベル
のモードである。ガイドモードが決定されると、それに
対応するガイドモードコードがレジスタGMODに格納
される。その後、ステップSE5−1に進み、ディスク
の楽曲情報ヘッダの対応する領域にレジスタGMODに
格納されているデータを書き込むことにより、演奏者が
到達したレベルを記憶しておく。以上で、ガイドモード
設定処理は終了し、メインルーチン(図3)の処理へ戻
る。
【0067】以後、レジスタGMODに格納されたガイ
ドモードに応じて、演奏ガイドが行われる。演奏者は、
レベル判定のための演奏を行うことにより、演奏者のレ
ベルに適したガイドモードが自動的に設定される。
【0068】ステップSE3において、フラグRUNが
0でないときには、自動演奏中であることを示すので、
レベル判定を行わずに、メインルーチン(図3)の処理
へ戻る。
【0069】なお、レベル判定は、電子楽器の電源投入
後の最初の1回だけ行って、ガイドモードを自動設定し
てもよい。また、自動演奏を行う毎に、レベル判定を行
い、ガイドモードを更新して行ってもよい。
【0070】以上のように、本実施例によれば、複数の
ガイドモードを有するので、各演奏者に適したガイドモ
ードを設定することが可能である。また、演奏者が自分
に適したガイドモードがどれであるのか迷うことなく、
適切なガイドモードを設定することができ、最適な演奏
ガイドによる演奏練習を行うことができる。
【0071】楽曲情報のヘッダにガイドモードを設ける
ことにより、その楽曲に適したガイドモードを設定する
ことができるので、演奏者がガイドモードを選択するた
めの煩わしい操作なしで、適したガイドモードを設定す
ることができる。
【0072】また、演奏者の演奏レベルを判定し、演奏
レベルに応じたガイドモードを設定することにより、演
奏者が自分の演奏レベルを把握していなくても、各演奏
者の演奏レベルに適したガイドモードを設定することが
できる。
【0073】なお、複数のガイドモードの中から任意の
1つを、演奏者がスイッチ群9(図1)を用いて、マニ
ュアルで選択入力することもできる。以上実施例に沿っ
て本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるも
のではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等
が可能なことは当業者に自明であろう。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ガイド方式情報を各楽曲に対応させて自動設定するの
で、演奏者にとって煩わしい選択操作なく、楽曲に適し
たガイド方式で演奏指示を行うことができる。
【0075】また、演奏者の演奏レベルを判定し、その
演奏レベルに応じたガイド方式を自動設定することによ
り、演奏者の演奏レベルに適したガイド方式で演奏指示
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による押鍵指示装置を適用し
た電子楽器の構成を示すブロック図である。
【図2】 楽曲情報の構成を示す図である。
【図3】 CPUが制御するメインルーチンの処理を示
すフローチャートである。
【図4】 図3のステップSA4のガイドモード設定処
理の詳細を示すフローチャートである。
【図5】 CPUへ供給される割り込みパルスに応じて
行われる割り込み処理を示すフローチャートである。
【図6】 図3のステップSA3のキーイベント処理の
詳細を示すフローチャートである。
【図7】 図3のステップSA4のガイドモード設定処
理の他の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU、 2 タイマ、 3 プログラムメモ
リ、 4 ワーキングメモリ、 5 音源、 6
サウンドシステム、 7 鍵盤、 8LED群、
9 スイッチ(SW)群、 10 ディスク、
11 インターフェース、 12 演奏情報メモ
リ、 13 CPUバス、 15ガイドモード、
16 自動演奏データ、 17 伴奏データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 101 - 102 G10G 1/00 - 1/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれに演奏情報とガイド方式情報と
    を含む複数の楽曲情報を記憶する記憶手段と、 前記複数の楽曲情報から1つの楽曲情報を選択する選択
    手段と、 前記演奏情報に対応する演奏者の演奏レベルを判定する
    レベル判定手段と、 前記演奏レベルの判定結果に応じて、複数の異なるガイ
    ド方式の中から1つを選択し、前記選択された楽曲情報
    のガイド方式情報を前記選択されたガイド方式に従い書
    き換えるガイド方式設定手段と、 前記選択された楽曲情報の演奏情報とガイド方式情報と
    に基づき、押鍵すべき鍵盤の鍵を指示する押鍵指示手段
    とを有する演奏指示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の演奏指示装置と、複数の
    鍵を含む鍵盤とを有し、前記押鍵指示手段は、押鍵すべ
    き鍵盤の鍵を発光により指示する発光手段を含む電子楽
    器。
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