JP4497025B2 - 演奏装置および演奏処理のプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、演奏装置および演奏処理のプログラムに関し、特に、演奏内容の複数の設定項目を一括して変更する機能を有する演奏装置およびその装置において実行する演奏処理のプログラムに関するものである。
電子ピアノや電子オルガンなどの演奏装置の中には、自動伴奏の種類に応じて音色やテンポ等を最適な設定に変更するワンタッチプリセット機能や、あらかじめメモリに登録した複数種類の自動伴奏の中から、1つの種類の自動伴奏を呼び出して、複数の設定項目を一括して変更するいわゆるレジストレーション機能を有するものがある。
ある提案の電子楽器および電子楽器のレジストレーション方法においては、全ての設定項目の設定が一括して変更された場合に、ユーザが意図していない自動伴奏の内容になるのを回避するために、パラメータ入力スイッチ処理ルーチンにてパラメータ番号Mのパラメータが更新されると、フィルタフラグ処理ルーチンではその最後に更新されたパラメータ(M)のフィルタフラグFFを「1」にセットする。これにより、最後に更新されたパラメータ(M)がレジストレーション呼出しの対象から外される。従って、例えばあるパラメータを更新してから、それ以外の全てのパラメータをレジストレーション登録された内容に変更したい場合には、レジストレーション呼出スイッチをオン操作するだけで済むから、ユーザの意図に沿った設定に即座に変更できる。(特許文献1参照)
ところで、一般に電子楽器などにおいては、ユーザの操作に応じて設定された演奏内容のパラメータを初期値にイニシャライズできるようになっている。例えば、イニシャライズスイッチをオンすることにより、全てのパラメータを一括して初期値にイニシャライズできる。しかし、一部のパラメータについては現在の値を維持したい場合もある。ある提案の楽音発生装置のパラメータ設定装置においては、各パラメータのスイッチのいずれかとイニシャライズスイッチとの同時操作により、そのパラメータだけが初期値にイニシャライズされる。(特許文献2参照)
さらに、別の提案の演奏装置においては、演奏情報に基づいて生成された楽音信号に対する効果処理に用いるパラメータを、選択されたレジストレーションデータ内の設定値と、音響特性の環境データとに基づいて決定する。(特許文献3参照)
特開2002−23756号公報 特公平6−7327号公報 特開2003−202861号公報
一般に、レジストレーション機能を活用する目的は、演奏が単調になって聴衆が飽きるのを回避するために、自動伴奏にバリエーションをもたせる場合が多い。しかしながら、上記特許文献1の場合のように、一部のパラメータの設定を変更するレジストレーション方法を選択した結果、現在の演奏内容とほとんど同じ状態が設定されることもあり得る。聴衆を前に演奏している場合に、このような状態になったときは、演奏者は急いで次の操作を行うことになるが、あわてているために操作誤りを冒す可能性が高くなる。
本発明は、このような従来の課題を解決するためのものであり、一部のパラメータの設定を変更するレジストレーション方法を選択した結果、現在の演奏内容とほとんど同じ状態が設定された場合でも、操作誤りを冒すことなく複数の設定項目を一括して変更するレジストレーションにスムーズに移行できるようにすることを目的とする。
請求項1に記載の演奏装置は、演奏内容の設定項目を変更する第1の操作および第2の操作を検出する検出手段と、前記検出手段によって前記第1の操作が検出されたときは複数の設定項目を一括して変更する第1のレジストレーションを行い、前記検出手段によって前記第2の操作が検出されたときは前記複数の設定項目の中からあらかじめ指定されている一部の設定項目を変更する第2のレジストレーションを行い、前記検出手段によって前記第2の操作が検出された後にさらに同一の前記第2の操作が検出されたときは前記第2の操作に基づく変更が現在設定されている設定項目の内容とほぼ同じである場合に前記第1のレジストレーションを行う設定変更手段と、を備えた構成になっている。
請求項2に記載の演奏装置は複数種類のレジストレーションを記憶する記憶手段をさらに備え、前記設定変更手段は、前記検出手段によって前記第2の操作が検出された後にさらに同一の前記第2の操作が検出されるたびに、前記記憶手段から他の種類のレジストレーションを呼び出すことを特徴とする。
請求項3に記載の演奏装置のプログラムは演奏内容の設定項目を変更する第1の操作および第2の操作を検出するステップAと、
前記ステップAによって前記第1の操作が検出されたときは複数の設定項目を一括して変更する第1のレジストレーションを行い、前記ステップAによって前記第2の操作が検出されたときは前記複数の設定項目の中からあらかじめ指定されている一部の設定項目を変更する第2のレジストレーションを行い、前記ステップAによって前記第2の操作が検出された後にさらに同一の前記第2の操作が検出されたときは前記第2の操作に基づく変更が現在設定されている設定項目の内容とほぼ同じである場合に前記第1のレジストレーションを行うステップBと、
をコンピュータに実行させるように構成されている。
請求項4に記載の演奏装置のプログラム前記ステップBは、前記ステップAによって前記第2の操作が検出された後にさらに同一の前記第2の操作が検出されるたびに、複数種類のレジストレーションを記憶する記憶手段から他の種類のレジストレーションを呼び出すことを特徴とする。
本発明の演奏装置および演奏処理のプログラムによれば、一部のパラメータの設定を変更するレジストレーション方法を選択した結果、現在の演奏内容とほとんど同じ状態が設定された場合でも、操作誤りを冒すことなく複数の設定項目を一括して変更するレジストレーションにスムーズに移行できるという効果が得られる。
以下、本発明による演奏装置の第1実施形態ないし第4実施形態について、図1ないし図12を参照して説明する。
図1は、各実施形態における演奏装置の構成を示すブロック図である。CPU1は、システムバスを介して、ROM2、RAM3、音源装置4、スイッチ操作検出回路5、MIDIインターフェイス6、鍵盤操作検出回路7、表示回路8、および外部記憶制御回路9に接続されている。そして、音源装置4には、D/A変換回路、フィルタ回路、増幅回路、スピーカなどからなるサウンドシステム10が接続されている。スイッチ操作検出回路5には、パワーオン/オフスイッチ、曲セレクトスイッチ、スタート/ストップスイッチ、演奏モードスイッチ、音色設定スイッチなどのほかに、レジストレーションを選択するバンクスイッチを有するスイッチ11が接続されている。鍵盤操作検出回路7には鍵盤装置12が接続されている。表示回路8には表示装置13が接続されている。外部記憶制御回路9には外部記憶装置14が接続されている。
ROM2に記憶されている演奏処理のプログラムは、上記各構成要素に対応したマルチタスクのプログラムであり、音源制御2a、シーケンサ制御2b、鍵盤制御2c、スイッチ制御2d、表示制御2e、MIDI制御2f、外部記憶制御2g、操作仕様制御2hで構成されている。また、CPU1がこれらのマルチタスクを実行する際に処理するデータは、ワークエリアであるRAM3において、音源制御データ3a、シーケンサ制御データ3b、鍵盤制御データ3c、スイッチ制御データ3d、表示制御データ3e、MIDI制御データ3f、外部記憶制御データ3g、操作仕様制御データ3hに一時的に記憶される。
CPU1は、各構成要素との間でデータを授受しながらマルチタスクの演奏処理のプログラムを実行して、この演奏装置を制御する。すなわち、鍵盤装置12における操作を鍵盤操作検出回路7が検出した場合や、シーケンサ制御2b又はMIDIインターフェイス6からデータが入力された場合に、発音処理が発生したときは、音源制御データ3aに基づく音源制御2aの実行によって、音源装置4を介してサウンドシステム10により発音処理を行う。また、スイッチ11における操作をスイッチ操作検出回路5が検出した場合には、スイッチ制御データ3dに基づくスイッチ制御2dの実行、および、操作仕様制御データ3hに基づく操作仕様制御2hの実行によって、レジストレーションの処理や操作されたスイッチに対応する処理を行う。
図2は、RAM3の操作仕様制御データ3hのエリアにおけるバンク構成を示す図である。図2に示すように、音源制御データ3aのエリアは4個のバンク(BANK_A〜BANK_D)で構成され、各バンクは、4個のレジスタREG1〜REG4にレジストレーションの登録データを記憶している。各登録データは、音色系、伴奏系、エフェクト系、およびその他の系で構成されている。
図3は、各レジスタにおけるレジストレーションの各設定項目(パラメータともいう)の内容を示す図である。音色系の設定項目には、メイン音色、レイヤー音色、スプリット音色、レイヤースプリット音色、レイヤーON/OFF、スプリットON/OFFなどがある。伴奏系の設定項目には、伴奏種類、テンポ、伴奏音量などがある。エフェクト系の設定項目には、リバーブON/OFF、リバーブタイプ、コーラスON/OFF、コーラスタイプなどがある。その他の設定項目には、チューニングすなわち調律、移調してコピーするトランスポーズなどがある。
なお、図には示さないが、現在演奏されている各設定項目の設定値を一時的に記憶するカレントエリアがRAM3に設けられている。
図4は、図1におけるスイッチ11の一部および表示装置13の一部の表示を示す図である。図4に示したスイッチ11の一部は、BANKスイッチ、REG1スイッチ〜REG4スイッチ、STOREスイッチで構成されている。また、表示装置13の一部の表示は、BANKスイッチによって現在選択されているカレントBANK(図4ではBANK_A)および現在選択されているカレントREG(図4ではREG3)を反転表示する。すなわち、BANKスイッチをオンするごとに4個のBANKの1つがサイクリックに選択され、REG1スイッチ〜REG4スイッチの1つをオンすると、そのREGが選択されて登録されているレジストレーションが呼び出される。STOREスイッチは、カレントBANKのカレントREGに現在の設定内容すなわちカレントエリアの設定内容を登録する際にオンするスイッチである。
CPU1は、単独でREGスイッチをオンする操作(これを「第1の操作」という)がされたときは、対応するレジストレーションの全ての設定項目の設定内容を一括して呼び出す。これに対して、BANKスイッチをオンしながらREGスイッチをオンする操作(これを「第2の操作」という)がされたときは、対応するレジストレーションの一部の設定項目の設定内容を呼び出す。
図5は、第2の操作によって呼び出される設定項目を選択するためのフラグを示す図である。変更/無視フラグが変更である場合には、第2の操作に応じてその設定項目の値に変更される。変更/無視フラグが無視である場合には、第2の操作がされてもその設定項目は現在の値が維持される。
次に、第1実施形態ないし第4実施形態の演奏装置の動作について、図6ないし図12のフローチャートに基づいて説明する。図6は、CPU1の各実施形態におけるメインルーチンのフローチャートである。所定のイニシャライズを行って(ステップSA1)、スイッチ処理(ステップSA2)、演奏処理(ステップSA3)、発音処理(ステップSA4)を行う。そして、ステップSA2のスイッチ処理において、レジストレーション(REG)の第1の操作又は第2の操作がされたか否かを判別し(ステップSA5)、いずれかのレジストレーションの操作がされたときは、複数設定項目の一括変更処理(n)を実行する(ステップSA5)。この後、又は、ステップSA5においてレジストレーションの操作がされない場合には、その他の処理(ステップSA6)を繰り返し実行する。なお、ステップSA5の複数設定項目の一括変更処理(n)のnは1〜4であり、第1実施形態ないし第4実施形態に対応している。
図7は、第1実施形態における複数設定項目の一括変更処理(1)のフローチャートである。次の設定項目の読み出し(ステップSB1)を行った際に、設定項目の読み出しが終了したか否かを判別し(ステップSB2)、終了していない場合には、設定値の変更/無視の判定処理を行う(ステップSB3)。
図8は、ステップSB3における第1実施形態の設定値の変更/無視の判定処理(1)のフローチャートである。まず、図6のステップSA5におけるレジストレーションの操作が第1の操作方法であるか否かを判別する(ステップSC1)。この操作が第2の操作方法である場合には、設定項目情報における変更/無視のフラグを参照する(ステップSC2)。そして、読み出している設定項目が変更すべき設定項目であるか否かを判別する(ステップSC3)。変更すべき設定項目である場合、又は、図6のステップSA5におけるレジストレーションの操作が第1の操作方法である場合には、読み出している設定項目を変更すべき設定項目と判定する(ステップSC4)。一方、ステップSC3において、設定項目が無視すべき設定項目である場合には、読み出している設定項目を無視すべき設定項目と判定する(ステップSC5)。ステップSC4又はステップSC5の判定を行った後は、図7のステップSB4に移行する。
ステップSB4において、読み出している設定項目が変更すべき設定項目であるか否かを判別し、変更すべき設定項目である場合には、設定値の変更処理を実行する(ステップSB5)。変更処理を実行した後、又は、ステップSB4において無視すべき設定処理である場合には、ステップSB1に移行して、次の設定項目を読み出す。
図9は、第1実施形態で実行するステップSB5の設定値の変更処理(1)のフローチャートである。現在の設定値が変更値と異なるか否かを判別し(ステップSE1)、両者の値が異なる場合には、現在の設定値をレジストレーションの設定値に変更する(ステップSE2)。そして、設定変更による各種処理を実行する(ステップSE3)。
以上のように、上記第1実施形態によれば、単独でREGスイッチをオンする第1の操作であるか、又は、BANKスイッチをオンしながらREGスイッチをオンする第2の操作であるかを判定して、全ての設定項目を変更するレジストレーション、又は、一部の設定項目を変更するレジストレーションを行う。
したがって、演奏者が全ての設定項目を変更するレジストレーション、又は、一部の設定項目を変更するレジストレーションの方法を使い分けることにより、柔軟なレジストレーションを実現することができる。
次に、第2実施形態における複数設定項目の一括変更処理の動作について説明する。第2実施形態においては、図7のステップSB3の設定値の変更/無視の判定処理だけが第1実施形態と異なるだけで、他の処理については第1実施形態と同じである。したがって、第2実施形態における設定値の変更/無視の判定処理を説明し、第1実施形態と重複する説明は省略する。図10は、第2実施形態における設定値の変更/無視の判定処理(2)のフローチャートである。
まず、図6のステップSA5におけるレジストレーションの操作が第1の操作方法であるか否かを判別する(ステップSD1)。この操作が第2の操作方法である場合には、演奏状態が停止状態でないか否かを判別する(ステップSD2)。演奏状態が停止状態でない場合には、設定項目情報における変更/無視のフラグを参照する(ステップSD3)。そして、読み出している設定項目が変更すべき設定項目であるか否かを判別する(ステップSD4)。変更すべき設定項目である場合、又は、図6のステップSA5におけるレジストレーションの操作が第1の操作方法である場合、若しくは、ステップSD2において、演奏状態が停止状態である場合には、読み出している設定項目を変更すべき設定項目と判定する(ステップSD5)。一方、ステップSD4において、設定項目が無視すべき設定項目である場合には、読み出している設定項目を無視すべき設定項目と判定する(ステップSD6)。ステップSD5又はステップSD6の判定を行った後は、図7のステップSB4に移行する。
以上のように、この第2実施形態によれば、レジストレーションの操作が第2の操作方法のときは、演奏状態が停止状態でない場合に一部の設定項目を変更し、演奏状態が停止状態である場合には、全ての設定項目を変更するので、例えば、聴衆を前にして演奏中において、演奏者が意図しないレジストレーションによって、曲の雰囲気を壊すような状態を防止することができる。
次に、第3実施形態における複数設定項目の一括変更処理の動作について説明する。この第3実施形態においては、複数設定項目の一括変更処理の中に第1実施形態の複数設定項目の一括変更処理が組み込まれた構成になっている。図11は、第3実施形態における複数設定項目の一括変更処理(3)のフローチャートである。この第3実施形態では設定値の変更カウンタを用いる。まず、設定値の変更カウンタを0にクリアして(ステップSF1)、図7に示した第1実施形態と同じ複数設定項目の一括変更処理(1)を実行する(ステップSF2)。ただし、図7のステップSB5の設定値の変更処理は第1実施形態と異なる。
図12は、第3実施形態における設定値の変更処理(3)のフローチャートである。現在の設定値が変更値と異なるか否かを判別し(ステップSE1)、両者の値が異なる場合には、現在の設定値をレジストレーションの設定値に変更する(ステップSE2)。そして、設定変更による各種処理を実行する(ステップSE3)。ここまでは図9に示した第1実施形態の動作と同じであるが、第3実施形態においては、ステップSE3の後に、設定値の変更カウンタの値をインクリメントする(ステップSE4)。すなわち、図11のステップSF1において0にクリアした変更カウンタの値は、図12において設定値の変更があると1以上の値になる。なお、変更カウンタの代わりに、設定値の変更によってセットされるフラグを用いてもよい。
図11のステップSF2の後、スイッチ操作検出回路5によって検出されたスイッチ11の操作が第1の操作方法であるか否かを判別する(ステップSF3)。操作が第1の操作方法である場合には、ステップSF2で示される図7のステップSB3、すなわち、図8のフローチャートのステップSC4において全ての設定項目の変更が既に行われているので、図11では設定項目の変更を行うことなくメインルーチンに戻る。
一方、図11のステップSF3において、操作が第2の操作方法である場合には、設定値の変更カウンタの値が0でないか否かを判別する(ステップSF4)。変更カウンタの値が0でない場合には、図8のフローチャートのステップSC4において一部の設定項目の変更が既に行われているので、図11では設定項目の変更を行うことなくメインルーチンに戻る。
しかし、図11のステップSF4において、設定値の変更カウンタの値が0である場合には、図8のフローチャートのステップSC4において設定項目の変更が行われていない。すなわち、演奏者が設定項目の設定値を変更するために第2の操作を行ったにもかかわらず、全ての設定項目の値が操作前と同じになっている。この場合には、所定時間内に第2の操作方法で同じ操作がされたか否かを判別し(ステップSF5)、その時間内に同じ操作がされたときは、その第2の操作方法を第1の操作方法に変更する(ステップSF6)。そして、図7に示した第1実施形態と同じ複数設定項目の一括変更処理(1)を実行する(ステップSF7)。
以上のように、この第3実施形態によれば、CPU1は、スイッチ操作検出回路5によって、演奏内容の設定項目を変更する第1の操作および第2の操作を検出し、第1の操作が検出されたときは複数の設定項目を一括して変更する第1のレジストレーションを行い、第2の操作が検出されたときは複数の設定項目の中からあらかじめ指定されている一部の設定項目を変更する第2のレジストレーションを行い、第2の操作が検出された後にさらに同一の第2の操作が検出されたときは第1のレジストレーションを行う。
したがって、一部の設定項目の設定を変更する第2のレジストレーション方法を選択した結果、現在の演奏内容と同じ状態が設定された場合でも、同じ操作を繰り返すだけで全部の設定項目の設定を変更する第1のレジストレーション方法に自動的に移行するので、操作誤りを冒すことなく複数の設定項目を一括して変更するレジストレーションにスムーズに移行できる。
この場合において、設定値の変更カウンタの値が0である場合に、さらに同一の第2の操作が検出されたときは第1のレジストレーションを行うようにしたが、設定値の変更カウンタの値が0でない場合でも、演奏者の意志によって第2の操作が検出された後にさらに同一の第2の操作が検出されたときも、第1のレジストレーションを行う構成にしてもよい。したがって、現在の演奏内容と全く同じではないが、ほとんど同じ状態が設定された場合でも、同様に、操作誤りを冒すことなく複数の設定項目を一括して変更するレジストレーションにスムーズに移行できる。
さらにこの場合において、あらかじめ指定されている一部の設定項目を変更する第2のレジストレーションを行う場合には、第2実施形態のように、現在の演奏状態に応じて変更する設定項目を選択するような構成にしてもよい。
この構成によれば、演奏者が意図しないレジストレーションによって、曲の雰囲気を壊すような状態を防止することができる。
また、この第3実施形態の変形例として、第2の操作が検出された後にさらに同一の第2の操作が何度も検出されたときは、その同一の第2の操作ごとに、カレントBANKのカレントREG以外の他のREGのレジストレーション、又は、カレントBANK以外の他のBANKのレジストレーションを呼び出して、全ての設定項目を変更する構成にしてもよい。
この場合には、変更したレジストレーションでは変化が乏しいと演奏者によって判断されたときに、演奏者が気に入るようなレジストレーションを簡単な操作で捜すことができる。
次に、第4実施形態における複数設定項目の一括変更処理の動作について説明する。図13は、第4実施形態における設定値の変更/無視の判定処理(4)のフローチャートである。この第4実施形態においては、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせて、いずれか一方の動作モードで複数設定項目の一括変更処理を実行する。
まず、図6のステップSA5におけるレジストレーションの操作が第1の操作方法であるか否かを判別する(ステップSG1)。この操作が第2の操作方法である場合には、演奏条件があるか否かを判別する(ステップSG2)。演奏条件がある場合には、第2実施形態の動作モードとなり、演奏状態が停止状態でないか否かを判別する(ステップSG3)。演奏状態が停止状態でない場合には、設定項目情報における変更/無視のフラグを参照する(ステップSG4)。一方、演奏条件がない場合には、第1実施形態の動作モードとなり、無条件に設定項目情報における変更/無視のフラグを参照する(ステップSG4)。そして、読み出している設定項目が変更すべき設定項目であるか否かを判別する(ステップSG5)。変更すべき設定項目である場合、又は、図6のステップSA5におけるレジストレーションの操作が第1の操作方法である場合、若しくは、ステップSG3において、演奏状態が停止状態である場合には、読み出している設定項目を変更すべき設定項目と判定する(ステップSG6)。一方、ステップSG5において、設定項目が無視すべき設定項目である場合には、読み出している設定項目を無視すべき設定項目と判定する(ステップSG7)。ステップSG6又はステップSG7の判定を行った後は、図7のステップSB4に移行する。
以上のように、上記第4の実施形態によれば、動作モードに従って第1実施形態および第2実施形態のいずれも実行することにより、第1実施形態の効果および第2実施形態の効果を得ることができる。
なお、上記実施形態においては、ROM2にあらかじめ記憶された演奏処理のプログラムをCPU1が実行する装置の発明について説明したが、フレキシブルディスク(FD)、CD、MDなどの外部記憶媒体に記録されている演奏処理のプログラムをハードディスクやフラッシュROMなどの書き込み可能な不揮発性メモリに外部記憶装置14を介してインストールしたり、インターネットなどのネットワークからダウンロードした演奏処理のプログラムをインストールして、そのプログラムをCPU1が実行することも可能である。この場合には、プログラムの発明やそのプログラムを記録した記録媒体の発明を実現できる。
すなわち、本発明による演奏処理のプログラムは、演奏内容の設定項目を変更する第1の操作および第2の操作を検出するステップAと、前記ステップAによって前記第1の操作が検出されたときは複数の設定項目を一括して変更する第1のレジストレーションを行い、前記ステップAによって前記第2の操作が検出されたときは前記複数の設定項目の中からあらかじめ指定されている一部の設定項目を変更する第2のレジストレーションを行い、前記ステップAによって前記第2の操作が検出された後にさらに同一の前記第2の操作が検出されたときは前記第1のレジストレーションを行うステップBと、をコンピュータに実行させる。
前記ステップBは、前記第2のレジストレーションを行う場合には、現在の演奏状態に応じて変更する設定項目を選択する。
前記ステップBは、前記ステップAによって前記第2の操作が検出された後にさらに同一の前記第2の操作が検出されたときは、前記第2の操作に基づく変更が現在設定されている設定項目の内容とほぼ同じである場合に前記第1のレジストレーションを行う。
前記ステップBは、前記ステップAによって前記第2の操作が検出された後にさらに同一の前記第2の操作が検出されるたびに、複数種類のレジストレーションを記憶する記憶手段から他の種類のレジストレーションを呼び出す。
本発明の実施形態における演奏装置のブロック図。 図1におけるRAMの操作仕様制御データのエリアにおけるバンク構成を示す図。 図2のバンクの各レジスタにおけるレジストレーションの各設定項目の内容を示す図。 図1におけるスイッチおよび表示装置の一部を示す図。 スイッチの第2の操作によって呼び出される設定項目を選択するためのフラグを示す図。 本発明の各実施形態におけるCPUのメインルーチンのフローチャート。 第1実施形態における複数設定項目の一括変更処理(1)のフローチャート。 第1実施形態の設定値の変更/無視の判定処理(1)のフローチャート。 第1実施形態で実行する設定値の変更処理(1)のフローチャート。 第2実施形態における設定値の変更/無視の判定処理(2)のフローチャート。 第3実施形態における複数設定項目の一括変更処理(3)のフローチャート。 第3実施形態における設定値の変更処理(3)のフローチャート。 第4実施形態における設定値の変更/無視の判定処理(4)のフローチャート。
符号の説明
1 CPU
2 ROM
3 RAM
4 音源装置
5 スイッチ操作検出回路
6 MIDIインターフェイス
7 鍵盤操作検出回路
8 表示回路
9 外部記憶制御回路
10 サウンドシステム
11 スイッチ
12 鍵盤装置
13 表示装置
14 外部記憶装置

Claims (4)

  1. 演奏内容の設定項目を変更する第1の操作および第2の操作を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって前記第1の操作が検出されたときは複数の設定項目を一括して変更する第1のレジストレーションを行い、前記検出手段によって前記第2の操作が検出されたときは前記複数の設定項目の中からあらかじめ指定されている一部の設定項目を変更する第2のレジストレーションを行い、前記検出手段によって前記第2の操作が検出された後にさらに同一の前記第2の操作が検出されたときは前記第2の操作に基づく変更が現在設定されている設定項目の内容とほぼ同じである場合に前記第1のレジストレーションを行う設定変更手段と、
    を備えた演奏装置。
  2. 複数種類のレジストレーションを記憶する記憶手段をさらに備え、前記設定変更手段は、前記検出手段によって前記第2の操作が検出された後にさらに同一の前記第2の操作が検出されるたびに、前記記憶手段から他の種類のレジストレーションを呼び出すことを特徴とする請求項1に記載の演奏装置。
  3. 演奏内容の設定項目を変更する第1の操作および第2の操作を検出するステップAと、
    前記ステップAによって前記第1の操作が検出されたときは複数の設定項目を一括して変更する第1のレジストレーションを行い、前記ステップAによって前記第2の操作が検出されたときは前記複数の設定項目の中からあらかじめ指定されている一部の設定項目を変更する第2のレジストレーションを行い、前記ステップAによって前記第2の操作が検出された後にさらに同一の前記第2の操作が検出されたときは前記第2の操作に基づく変更が現在設定されている設定項目の内容とほぼ同じである場合に前記第1のレジストレーションを行うステップBと、
    をコンピュータに実行させる演奏処理のプログラム。
  4. 前記ステップBは、前記ステップAによって前記第2の操作が検出された後にさらに同一の前記第2の操作が検出されるたびに、複数種類のレジストレーションを記憶する記憶手段から他の種類のレジストレーションを呼び出すことを特徴とする請求項に記載の演奏処理のプログラム。
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JPH0816166A (ja) * 1994-06-29 1996-01-19 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd リズム選択装置
JPH08314458A (ja) * 1995-05-16 1996-11-29 Roland Corp 電子楽器の操作処理装置

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